JPH09220537A - 苗判別用センシングコンベア - Google Patents

苗判別用センシングコンベア

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JPH09220537A
JPH09220537A JP3106496A JP3106496A JPH09220537A JP H09220537 A JPH09220537 A JP H09220537A JP 3106496 A JP3106496 A JP 3106496A JP 3106496 A JP3106496 A JP 3106496A JP H09220537 A JPH09220537 A JP H09220537A
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JP
Japan
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seedling
cell
conveyor
seedlings
cup
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Pending
Application number
JP3106496A
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English (en)
Inventor
Takashi Onosaka
孝志 小野坂
Kenji Tomomitsu
健二 友光
Kenji Okuno
健治 奥野
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 育苗後のセル成形苗の良否を判定するため
に、判別装置へ搬送する搬送装置のセル成形苗を収納す
るカップは、セル成形苗の抜取、載置でうまく行かなか
った。 【解決手段】 搬送チェーン20上にセル成形苗Gの根
鉢Gaを挿入するカップ9・9・・・を一定間隔をあけ
て配置して苗判別センシングコンベアCを構成し、該コ
ンベアCを、一方のセル成形苗の搬送経路上と他方の正
常なセル成形苗の搬送経路上を通過するように配置し、
その両搬送経路の間にセル成形苗の良否を判別する苗判
別装置Fを設けるとともに、前記カップの上部に形成さ
れた凹部を、セル成形苗の根鉢の形状に合わせた挿入穴
9dとし、該カップの搬送方向と平行な側面にチャック
爪5が通過できる切欠9eを設けた。また、前記搬送チ
ェーン上の隣接するカップとカップの間に搬送方向と直
角な仕切り板6を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、花卉や野菜等の種
をセル成形苗トレーに播種し、発芽した後のセル成形苗
のうち、規定の大きさに育ったセル成形苗のみを別の苗
トレーに整列して移し替えるためのコンベアの構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、碁盤の目状に凹部(ポット)を形
成した苗トレーの各凹部に花卉や野菜等の種子を播種
し、育苗して発芽後の葉が2〜6枚程度の大きさとなる
と、苗トレーの凹部よりやや大きい凹部を有する仮植ト
レーや仮植ポット(ビニポット)に仮植して、更に育苗
して機械植えを可能としたり、仮植ポットで出荷したり
していた。前記仮植装置は例えば特開平7−75450
号の技術の如く、苗トレーで育苗したセル成形苗を順次
搬送して、それぞれの苗トレーの上方よりCCDカメラ
等によって苗トレーを映し出し、苗トレーの全部または
半分または一列ずつ画像処理して、欠苗や萎縮苗等を検
出して、適正なセル成形苗のみを装填ロボットによって
取り出し、仮植ポットに一つずつ仮植し、この仮植ポッ
トを碁盤の目状に載置するカゴへ収納するように構成し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
苗トレーの全部または半分または一列ずつ画像処理し
て、欠苗や萎縮苗等を検出して、正常と判別したセル成
形苗は装填ロボットによって一本ずつ仮植ポットに植え
替えていたので、一つのセル成形苗トレイを仮植ポット
へ移しかえるには大変長い時間を要していたのである。
また、上方よりカメラでセル成形苗の良否を判定する
と、隣の苗の葉が交錯して正確に判別できない。そこ
で、苗トレーから仮植ポットへ抜き取った爪で直接搬送
し、その搬送途中で良否の判別を行おうとすると、チャ
ック爪が邪魔となり、正確に判別できない。これを回避
するためには別の搬送装置を設けて、その搬送途中で苗
判別を行うと、その搬送装置から仮植カップへ搬送する
ときにセル成形苗の根鉢(苗トレーのポットに挿入した
培地部分)が傷められ、崩れたりすることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、搬送チェーン上にセル成形
苗の根鉢を挿入するカップを一定間隔をあけて配置して
コンベアを構成し、該コンベアを、一方のセル成形苗の
搬送経路上と他方の正常なセル成形苗の搬送経路上を通
過するように配置し、その両搬送経路の間にセル成形苗
の良否を判別する苗判別装置を設けるとともに、前記カ
ップの上部に形成された凹部を、セル成形苗の根鉢の形
状に合わせた逆四角錐台状の挿入穴とし、該カップの搬
送方向と平行な側面にチャック爪が通過できる切欠を設
けた。また、前記搬送チェーン上の隣接するカップとカ
ップの間に搬送方向と直角な仕切り板を設けたものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に実施例を説明する。図1は本
発明の苗判別センシングコンベアを装備した鉢上げロボ
ットの全体正面図、図2は同じく鉢上げロボットの全体
平面図、図3は同じく鉢上げロボットの左側面図、図4
は苗判別センシングコンベアCの正面図、図5は苗抜取
部側のチャック装置の開閉機構を示す側面図一部断面
図、図6は同じく正面図、図7はカップの正面図、図8
は同じく平面図、図9は図8におけるY−Y矢視図、図
10はカップよりセル成形苗を取り上げる状態を示す
図、図11は苗装填部側のチャック装置の開閉機構を示
す側面図一部断面図である。
【0006】図1、図2、図3において、本発明の苗判
別センシングコンベアを装備した自動鉢上げロボットの
全体的な構成から説明する。枠組みしたフレーム台Hの
下部には移動用のキャスター輪を配置し、該フレーム台
H上部に前後方向に一対のコンベアが左右平行に配置さ
れており、一方は育苗後のセル成形苗を収容した苗トレ
ーPを搬送する供給コンベア10とし、他方は判別後に
正常なセル成形苗のみ収容する補完トレーSを搬送する
補完コンベア11として配設されている。該供給コンベ
ア10の後部左側にコントローラを収納し、操作パネル
を有する制御盤1が配置され、苗トレーPの大きさやセ
ル成形苗の大きさの設定等ができ、後述するセル成形苗
の移し替えの制御を行うようにしている。前記フレーム
台Hの前後略中央部において、供給コンベア10と補完
コンベア11の両コンベアの上方を直角(左右)方向に
横切って跨ぐ本発明の苗判別センシングコンベアCが配
設され、該苗判別センシングコンベアCの左右中央部に
苗判別装置Fが配置されている。
【0007】前記苗トレーPには種子を育苗した後のセ
ル成形苗Gが収容され、該苗トレーPが前記供給コンベ
ア10の後部に順次載置されて前方へ苗抜取部Bの駆動
と同期して搬送される。該供給コンベア10と補完コン
ベア11は平ベルトより構成されて図示しないモーター
によって駆動される。補完コンベア11は補完トレーS
を載置して前部より後方へ、苗判別センシングコンベア
Cの駆動に同期して搬送される。なお、鉢上げロボット
では苗トレーPと補完トレーSは全く同一のものが使用
され、セル成形苗Gを抜き取った後の苗トレーPを補完
トレーSとして利用できるが、そのとき病気の感染を防
止するために洗浄する必要がある。また、仮植ポットに
移植するときには補完トレーSの代わりに仮植ポットを
載置したトレーが載置され、後述するピッチも変更され
る。
【0008】前記苗判別センシングコンベアCと供給コ
ンベア10が交差する上方には、苗抜取部Bが設けら
れ、供給コンベア10により搬送された苗トレーPと苗
判別センシングコンベアC上のカップ9との間で、苗抜
取部Bが前後上下同時に移動して、苗トレーP上のセル
成形苗を抜き取り、カップ9に移載するようにしてい
る。また、苗判別センシングコンベアCと補完コンベア
11が交差する上方には苗装填部Eが設けられ、カップ
9と、補完コンベア11によって搬送された苗補完トレ
ーSとの間で、苗装填部Eが前後上下同時に移動して、
カップ9内のセル成形苗を把持して苗補完トレーSのポ
ットに移し替えるようにしている。
【0009】前記苗抜取部Bは苗判別センシングコンベ
アC後側の供給コンベア10の前工程側からカップ9へ
セル成形苗Gを搬送するように配置し、苗装填部Eは苗
判別センシングコンベアCのカップ9から後側の補完コ
ンベア11上の苗補完トレーSへセル成形苗Gを後工程
側へ搬送するように配置して、トレイ上の苗が苗判別セ
ンシングコンベアCの下部を通過してセル成形苗Gが当
たらないようにして、チェーン20上部の高さを、供給
コンベア10及び補完コンベア11の上面にできるだけ
近づけて、高さを抑えて低重心となるように構成してい
る。
【0010】前記フレーム台H上の供給コンベア10と
補完コンベア11と間の前後には柱2・2・・・が立設
されて、該柱2・2・・・の上端間に横フレーム3・3
が横設されて、該左側の横フレーム3の側面に前記苗抜
取部Bが配置され、右側の横フレーム3の側面に苗装填
部Eが配置される。該苗抜取部B及び苗装填部Eの構成
は略同じ構成なので、苗抜取部Bについて説明する。苗
抜取部Bの前後昇降機構は、図3に示すように、前記柱
2・2上部の間に前後方向に横設した横フレーム3の側
面に、側面視で円弧状に構成したローラーガイドと前後
方向にガイドレールが配置され、該ローラーガイドに苗
取り支持体21に付設したローラーを嵌合し、前記ガイ
ドレールと苗取り支持体21との間に前後上下摺動自在
にスライダを嵌合し、該苗取り支持体21と柱2との間
に移動シリンダー16を介装している。
【0011】よって、前記移動シリンダー16を伸縮さ
せることによって、苗取りローラーガイド及びガイドレ
ールに沿って苗取り支持体21が平行に斜め上下方向に
移動して、苗抜取部Bが上下動と前後動が同時に行われ
て、苗判別センシングコンベアCの上方と、苗トレーP
の上方の間を往復動できるようにしている。なお、移動
シリンダー16の縮小位置と伸長位置はセンサーによっ
て検知され、苗抜取時と苗仮置き時を検知するようにし
ている。
【0012】そして、前記苗取り支持体21にピッチ変
更機構や苗取り用のチャック装置等を装着している。該
チャック装置の構成を図5、図6にて説明する。チャッ
ク装置は苗トレーPの一列のポット数と同数または半分
または数分の1の数だけ横方向に配置され、ピッチ変更
機構13によって苗トレーPのポットのピッチ及び苗判
別センシングコンベアCのカップ9のピッチに合わせら
れるように構成している。ピッチ変更機構13は昇降シ
リンダー17のピストンロッド先端に取り付けられ、該
昇降シリンダー17は苗取り支持体21に固定される。
また、ピッチ変更機構13のピッチに合わせて摺動する
それぞれのヘッド支持体に取付プレート41・41・・
・が固定され、該取付プレート41にチャック開閉シリ
ンダー49が固定され、該チャック開閉シリンダー49
のケース下部に爪取付体51・51が開閉支点軸50・
50を中心に揺動自在に取り付けられ、チャック開閉シ
リンダー49のピストンロッド49a先端に爪取付体5
1・51の一端が枢結されている。なお、爪開閉機構に
おける開閉シリンダー49はバネ53によって常時縮小
状態に付勢されている。
【0013】そして、爪取付体51・51の他側、つま
り、前後方向外側にそれぞれ上下シリンダー42・42
が立設され、該上下シリンダー42・42のピストンロ
ッド42a・42a先端に、それぞれ二本のチャック爪
5・5が上下シリンダー42の伸縮方向と平行に一体的
に取り付けられている。前後一側において、該チャック
爪5・5の中途部は支持プレート52に摺動自在に支持
され、チャック爪5・5の下部は支持プレート52より
下方へ延設した支持杆47下端に設けた苗押さえ46に
よって昇降摺動自在に支持されている。
【0014】また、苗装填部Eはチャック装置の支持構
成が異なり、図11に示すように、ピッチ変更機構13
に固設した支持プレート41上に、チャック昇降シリン
ダー19が上下方向に固設され、該チャック昇降シリン
ダー19のピストンロッド先端にチャック開閉シリンダ
ー49が固設され、該チャック昇降シリンダー19はガ
イドロッド63・63によって振れないようにガイドさ
れて、チャック開閉シリンダー49の下部の構成は前記
苗抜取部Bと同様の構成としている。
【0015】本発明の苗判別センシングコンベアCは図
1〜図4に示すように、前記フレーム台Hの上部に支持
フレーム36を横架して、一側(左側)に従動スプロケ
ット34・34を回転自在に枢支し、他側(右側)に駆
動スプロケット35と従動スプロケット34を配置し、
該駆動スプロケット35はモーター7によって回動駆動
され、前記従動スプロケット34・34・34と駆動ス
プロケット35の間にチェーン(又はベルト)20を巻
回し、該チェーン20の外周囲上にカップ9・9・・・
を一定間隔をおいて固定している。該苗判別センシング
コンベアCは供給コンベア10と補完コンベア11の両
コンベアの上方を、垂直方向に配置して左右方向に回動
するようにしている。そして、供給コンベア10と補完
コンベア11の間に判別装置Fを配置し、該判別装置F
は二組のCCDカメラ等よりなるカメラ55からの映像
信号を画像処理装置によって処理して、セル成形苗の良
否を判定している。
【0016】前記チェーン20外周に配置したカップ9
の構成は、図7、図8、図9に示すごとくであり、チェ
ーン20に固定するために、下部に側面視T字状の取付
台9bを形成し、該取付台9bの両側に取付孔9c・9
cを開口してネジ等でチェーン20に固定するようにし
ている。該取付台9bはチェーン20の上回転時におい
て、位置ズレが生じないように、前後両側よりガイド板
45・45(図4)によってガイドされる。カップ9の
上部9aに形成される凹部は、セル成形苗Gの根鉢Ga
を上方より挿入するための挿入穴9dとし、該挿入穴9
dの形状は根鉢Gaの形状に合わせて、上方へ開放する
逆四角錐台状に形成している。
【0017】また、該上部9aの搬送方向と平行な両側
面(前後面)には、上から下方向に向かって前記チャッ
ク爪5・5の間隔及び幅に合わせて、挿入穴9dと同じ
深さに切欠9e・9eを設けており、前記左右二対のチ
ャック爪5・5が前後方向に通過できるようにして、チ
ャック爪5・5を苗判別センシングコンベアCの下方へ
伸長して閉じたときに、セル成形苗Gの根鉢Gaを前後
方向からチャック爪5・5によって挟持できるようにし
ている。つまり、チャック爪5・5の開閉方向に合わせ
て切欠9e・9eが形成されている。なお、左右側面に
切欠9e・9eを設けると、チャック爪5・5を左右方
向に開くことになり、左右ピッチを広くしなければなら
なくなり、チャック爪間隔が広がり、複数爪の支持体が
大きくなり過ぎるのである。。
【0018】また、図4、図7に示すように、カップ9
の左右一側面に仕切り板6が搬送方向と直角に設けられ
ており、該仕切り板6が隣接するカップ9・9の中間位
置に立設するように配置することで、カップ9内にセル
成形苗Gを挿入して苗判別装置Fで良否の判別を行う時
に、隣のセル成形苗Gが判別しているカップ上に位置し
て二つの苗が混在しないようにして、確実に一つのセル
成形苗を判別できるようにしている。
【0019】このような構成において、苗トレーPから
セル成形苗Gを抜き取るときには、チャック爪5・5を
セル成形苗Gの上方に位置させ、開閉シリンダー49は
縮小状態のまま、昇降シリンダー17を伸長して、苗押
さえ46がポットの上部に位置され、上下シリンダー4
2を伸長させると、チャック爪5・5は支持プレート5
1・51及び苗押さえ46・46にガイドされて、苗ト
レーPのポット形状に合わせた角度で、セル成形苗Gの
外側に突き刺す、この状態で昇降シリンダー17を縮小
すると、セル成形苗Gの根鉢Ga側面を突き刺して挟持
した状態で持ち上げられ、移動シリンダー16を伸長し
て、苗判別センシングコンベアCのカップ9の上方へ移
動することができる。
【0020】そして、カップ9の上方位置で昇降シリン
ダー17を伸長させ、セル成形苗Gが下降されてカップ
9内に入り、この状態で上下シリンダー42を縮小する
と、チャック爪5が上昇され、この時、セル成形苗Gの
根鉢Gaがチャック爪5に付着して上昇しょうとする
が、苗押さえ46によって押さえられて、セル成形苗G
はカップ9内に残り、チャック爪5・5は抜ける。次に
開閉シリンダー49を伸長してチャック爪5・5を開く
と、根鉢Gaから完全に離れ仮置きが完了する。そし
て、昇降シリンダー17を縮小して前記同様の操作を繰
り返して苗トレーPからセル成形苗を苗判別センシング
コンベアCのカップ9へ移載する。
【0021】そして、仮置きされたセル成形苗は苗判別
センシングコンベアCで搬送されて、その途中で苗の良
否の判別がされて、苗装填部Eにおいて正常な苗のみが
チャックされてカップ9から補完トレーSに移しかえら
れる。つまり、前記苗判別センシングコンベアCから適
正なセル成形苗Gを補完トレーSに移載する場合、移動
シリンダーを伸長して苗装填部Eを苗判別センシングコ
ンベアC上方に位置させて、苗判別センシングコンベア
Cによって搬送されるセル成形苗が正常な場合には、開
閉シリンダー49を伸長してチャック爪5・5を開き、
上下シリンダー42も伸長してチャック爪5・5を突出
し、その状態で、チャック昇降シリンダー19を伸長し
て、図10のように、カップ9の側部にチャック爪5・
5の下部を位置させ、開閉シリンダー49を縮小させる
と、チャック爪5・5が挟む方向に回動されて、チャッ
ク爪5の下端が前記切欠9e・9eを通過してセル成形
苗Gの根鉢Gaを掴む。そして、昇降シリンダー19を
縮小させるとセル成形苗Gが持ち上げられる。複数のチ
ャック装置がそれぞれ独立して上下する為、不適正なセ
ル成形苗が存在すると、正常なセル成形苗が先頭にくる
まで順次送られ、搬送下手側から正常な苗のみが各チャ
ック装置毎にチャックされる。
【0022】そして、全てのチャックにセル成形苗を掴
むと、移動シリンダーを縮小して補完トレーS上方に位
置させ、再びチャック昇降シリンダー19を伸長して補
完トレーSのポット内にセル成形苗Gを挿入し、上下シ
リンダー42を縮小させると、チャック爪5・5が抜き
取られて、セル成形苗Gの根鉢Gaは苗押さえ46によ
って押さえられて、セル成形苗Gは補完トレーSのポッ
ト内に装填される。また、不適正なセル成形苗はエアで
吹き飛ばす等の手段で排出される。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、カップの上部に形
成された凹部を、セル成形苗の根鉢の形状に合わせた挿
入穴としたので、セル成形苗をカップに移しかえたとき
に、根鉢がカップに丁度入り、位置ズレすることがなく
安定して搬送することができ、苗判別を行うときにも、
ブレることがなく、セル成形苗を判別するときの条件が
同一となり、判別のバラツキをなくして正確な判定がで
きる。
【0024】また、カップの搬送方向と平行な側面にチ
ャック爪が通過できる切欠を設けたので、セル成形苗の
根鉢をチャック爪によって挟持するときに、チャック爪
が外側から根鉢を挟んでチャックでき、根鉢を傷めた
り,崩したりすることなく挟持することができる。そし
て、チャック爪は搬送方向に対して直角方向に開閉する
ことになり、複数のチャック装置を間隔を狭めて配置す
ることができる。
【0025】また、搬送チェーン上の隣接するカップと
カップの間に搬送方向と直角な仕切り板を設けたので、
カップ上のセル成形苗を、カップ毎に確実に分離できる
ようになり、セル成形苗の良否の判別時に隣のカップの
セル成形苗の葉が入り込むことがなくなり、正確に良否
を判別できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉢上げロボットの全体正面図である。
【図2】同じく鉢上げロボットの全体平面図である。
【図3】同じく鉢上げロボットの左側面図である。
【図4】苗判別センシングコンベアの正面図である。
【図5】苗抜取部側のチャック装置の開閉機構を示す側
面図一部断面図である。
【図6】同じく正面図である。
【図7】カップの正面図である。
【図8】同じく平面図である。
【図9】図8におけるY−Y矢視図である。
【図10】カップよりセル成形苗を取り上げる状態を示
す図である。
【図11】苗装填部側のチャック装置の開閉機構を示す
側面図一部断面図である。
【符号の説明】
B 苗抜取部 C 苗判別センシングコンベア E 苗装填部 F 苗判別装置 G セル成形苗 Ga 根鉢 P 苗トレー 5 チャック爪 6 仕切り板 9 カップ 9d 挿入穴 9e 切欠 10 供給コンベア 11 補完コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 健治 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送チェーン上にセル成形苗の根鉢を挿
    入するカップを一定間隔をあけて配置してコンベアを構
    成し、該コンベアを、一方のセル成形苗の搬送経路上と
    他方の正常なセル成形苗の搬送経路上を通過するように
    配置し、その両搬送経路の間にセル成形苗の良否を判別
    する苗判別装置を設けるとともに、前記カップの上部に
    形成された凹部を、セル成形苗の根鉢の形状に合わせた
    挿入穴とし、該カップの搬送方向と平行な側面にチャッ
    ク爪が通過できる切欠を設けたことを特徴とする苗判別
    用センシングコンベア。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の苗判別用センシングコン
    ベアにおいて、前記搬送チェーン上の隣接するカップと
    カップの間に搬送方向と直角な仕切り板を設けたことを
    特徴とする苗判別用センシングコンベア。
JP3106496A 1996-02-19 1996-02-19 苗判別用センシングコンベア Pending JPH09220537A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110508504A (zh) * 2019-08-24 2019-11-29 湖南荣圭科技有限公司 餐具清洗线上餐具自动分类设备
CN114367455A (zh) * 2021-11-26 2022-04-19 山东安信种苗股份有限公司 蔬菜苗智能分级设备
CN114367455B (zh) * 2021-11-26 2024-05-14 山东安信种苗股份有限公司 蔬菜苗智能分级设备

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