JPH0662672A - ポットシート自動洗浄装置 - Google Patents

ポットシート自動洗浄装置

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JPH0662672A
JPH0662672A JP4242638A JP24263892A JPH0662672A JP H0662672 A JPH0662672 A JP H0662672A JP 4242638 A JP4242638 A JP 4242638A JP 24263892 A JP24263892 A JP 24263892A JP H0662672 A JPH0662672 A JP H0662672A
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pot
sheet
pot sheet
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貞夫 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟弱合成樹脂のポットシートの洗浄作業の機
械化。 【構成】 合成樹脂により縦横にポット2を多数形成し
たポットシート1と、該ポットシート1を載置する透孔
64を有する載置板27と、載置板27に載置したポッ
トシート1を複数枚上下に段積した一組の段積ポットシ
ート1を数組載置しうる段積ポットシート補給装置6
と、該補給装置6の段積ポットシート1を一枚ずつ積下
すポットシート自動供給装置8と、該自動供給装置8か
ら一枚ずつ供給された前記ポットシート1を自動洗浄す
るポットシート洗浄装置7と、洗浄された前記ポットシ
ート1を一枚ずつ積上げるポットシート積上げ装置11
と、積上げた段積ポットシート1を取出す段積ポットシ
ート取出装置10からなるポットシート自動洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポットシート自動洗浄
装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、合成樹脂により縦横にポットを多数
形成した使用済みのプラグポット苗用ポットシートを、
手作業で洗浄して再使用することは、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、小さい
多数のポット内を手作業にて洗浄するので大変である。
即ち、プラグポット苗用ポットシートは、軟弱で所謂腰
がないといわれる程、薄い合成樹脂により形成している
ため、ローラコンベア等により移送することができず、
洗浄を機械化できない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、洗浄作業を機械化して自動的
に行なえるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、合成
樹脂により縦横にポット2を多数形成したポットシート
1と、該ポットシート1を載置する透孔64を有する載
置板27と、載置板27に載置したポットシート1を複
数枚上下に段積した一組の段積ポットシート1を数組載
置しうる段積ポットシート補給装置6と、該補給装置6
の段積ポットシート1を一枚ずつ積下すポットシート自
動供給装置8と、該自動供給装置8から一枚ずつ供給さ
れた前記ポットシート1を自動洗浄するポットシート洗
浄装置7と、洗浄された前記ポットシート1を一枚ずつ
積上げるポットシート積上げ装置11と、積上げた段積
ポットシート1を取出す段積ポットシート取出装置10
からなるポットシート自動洗浄装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例について図により説明する
と、1はナス、トマト等の野菜や花等のプラグポット苗
を育苗するプラグポット苗用ポットシート(苗箱)であ
り、合成樹脂等の材料で前後左右に所定間隔を置いて多
数のポット2を形成する。ポット2は下部に小径の透孔
3を形成し、上方に至るに従い大径に形成され、各ポッ
ト2の上面を連結部4により連結して1枚状のポットシ
ート1を構成する。前記プラグポット苗用ポットシート
1は、軟弱で所謂腰がないといわれる状態であるから載
置板27に載置した状態で播種装置に供給し、各ポット
2に床土を供給し、種子を播種し、覆土、潅水等を行な
って育苗する。この育苗された苗の根がポット2の形状
に合せて逆円錐形状に絡み合っているので、当業者はプ
ラグポット苗と呼び、育苗されたプラグポット苗はプラ
グポット苗用ポットシート1のポット2より抜いて、直
接圃場またはコップ形状の合成樹脂製育苗ポット(ポリ
ポット)に移植するが、使用済のプラグポット苗用ポッ
トシート1は洗浄して再使用する。前記載置板27は、
平板状の長四角形状に形成した載置部34と、載置部3
4の長さ方向の両端部に形成した取手31と、載置部3
4の幅方向の側縁に上方に起立するように形成した突条
63とにより形成され、少なくとも載置部34は網体に
より形成し、材質は合成樹脂のほかラス網のようなもの
でも良い。本実施例の載置板27はラス網を切断屈曲さ
せて一体的に形成し、また、四隅を切り欠いて軽量化を
図っているが、どちらも要件ではない。また、図2は載
置板27の第2実施例であり、全体を合成樹脂により形
成し、載置部34に所望形状の透孔64を形成してい
る。
【0007】しかして、5は自動苗箱洗浄装置全体を示
し、載置板27に載置した1 を複数枚上下に段積された
段積ポットシート1を一組とし、数組の段積ポットシー
ト1を載置しうる段積ポットシート補給装置6と、該段
積ポットシート補給装置6からのポットシート1を載置
板27ごと一枚ずつポットシート洗浄装置7に自動供給
するポットシート自動供給装置8と、前記ポットシート
洗浄装置7にて洗浄されたポットシート1を乾燥させる
乾燥装置9と、乾燥させたポットシート1を段積ポット
シート取出装置10に引継ぐポットシート積上げ装置1
1とから構成する。前記段積ポットシート補給装置6
は、複数組の段積ポットシート1を移送する移送方向に
載置しうる長さを有する補充用移送台12に移送モータ
13を取付けて構成する(長さは任意)。補充用移送台
12の終端部下方には、該補充用移送台12より低く形
成した前記ポットシート自動供給装置8の供給移送台1
4の始端部を重合するように臨ませ、補充用移送台12
の終端部より前側の供給移送台14の上方位置にはフレ
ーム体15を設ける。フレーム体15は、左右方向の前
フレーム16と前後方向の左右フレーム17からなる平
面視「コ」の字型形状を呈して底抜けに形成し、前記フ
レーム体15の上方には上下方向に段積ポットシート1
を収容しうる段積収容空間18を形成する。19は案内
用の縦支柱である。
【0008】前記前フレーム16内にはソレノイド21
により左右に移動する左右方向のロッド20を設け、ロ
ッド20の左右両端にはアーム22の先端をそれぞれ取
付け、各アーム22の基部は前記左右フレーム17内に
軸装されている作動回転軸23の端部にそれぞれ固定す
る。左右フレーム17内に軸装された部分の各作動回転
軸23には係合アーム24の基部をそれぞれ固定し、各
係合アーム24の回動端には左右方向の移動軸25に形
成した係合ピン26をそれぞれ係止させる。各移動軸2
5の内端部は前記左右フレーム17より内側に突出さ
せ、該突出部に左右一対の支持爪28をそれぞれ設け
る。支持爪28は略垂直の取付板29の下縁に内側に突
出する爪部30を一体または別体に取付けて形成し、取
付板29の部分を移動軸移動軸25の先端にネジ32等
の所望の手段で着脱自在に固する。即ち、また、前記支
持爪28はポットシート1を載置した載置板27の取手
31の下面に係合して支持するが、前記取手31の形状
および高さ位置に応じて支持爪28自体の形状および相
対的高さ位置等を変更しうるように各種形状のものを用
意して、適宜交換使用する。しかして、ポットシート供
給移送台14は、前後方向の左右一対の前後フレーム3
3、33を左右に所定の間隔を置いて設けて構成し、前
記支持爪28が支持しているポットシート1を載置した
載置板27を受け止め、かつ、前記支持爪28が離脱し
たポットシート1を載置板27ごとそのまま下降させる
下降供給機構Xを設ける。37は、左右一対の側板3
5、35の下部を底枠36により連結して形成した下降
供給機構Xの上下動フレームであり、各側板35の上部
には前後に所定間隔を置いて複数の回転軸38を軸装
し、各回転軸38に支持兼移送ローラ39を固定し、各
回転軸38には歯車40をそれぞれ固定し、各歯車40
をチエン41により連結し、各回転軸38の支持兼移送
ローラ39を同時に回転させる(一部の支持兼移送ロー
ラ39を回転させてもよい)。42は任意の回転軸38
に固定の受動歯車であり、該受動歯車42と移送モータ
43の回転軸44の駆動歯車45との間にチエン46を
掛け回す。前記移送モータ43は前記側板35に固定す
る。
【0009】各側板35には縦方向のガイド溝47、4
7をそれぞれ形成し、左右のガイド溝47、47には、
ブッシュ48を介して左右方向の回転軸49を挿通し、
回転軸49の左右両端は前記供給移送台14に軸装し、
回転軸49には軸心方向の所定の厚みを有するカム円板
50を固定し、カム円板50の周面の上面には前記側板
35に設けた位置不動ローラ51を当接させ、カム円板
50の作用により上下動フレーム37を上下させる。5
2は前記ブッシュ48を介してガイド溝47、47に挿
通したガイド軸、53は前記回転軸49を回転させる上
下用モータである。前記回転軸49には円板55を固定
し、該円板55の周囲には、スイッチ群を設ける。56
は上下用モータ53の下方停止スイッチ、57は同上方
停止スイッチ、58は支持爪28を引込ませる引込みス
イッチ、59は前記円板55に形成した引込みスイッチ
58のオン状態を保持する保持山部、60は前記上方停
止スイッチ57と引込みスイッチ58とをオンさせる接
触突起である。また、前記前フレーム16にはポットシ
ート1を感知する有無感知スイッチ61を設け、供給移
送台14にはポットシート1が載置板27ごと支持兼移
送ローラ39より移送されたことを検知する移送検知ス
イッチ62を設ける。
【0010】しかして、前記支持爪28と前記上下動フ
レーム37(支持兼移送ローラ39)との関係は、上下
用モータ53により支持兼移送ローラ39を上昇させて
支持爪28により支持されている最下段のポットシート
1の載置板27の下面に当接させると、引込みスイッチ
58が保持山部59に乗り上げてオンとなって支持爪2
8を引き込ませ、次に支持兼移送ローラ39が段積ポッ
トシート1全体を下降させ(実際は、カム円板50の作
用により最上方位置は通過点であり、支持兼移送ローラ
39は停止することなく上昇して下降する)、最下段の
ポットシート1を載置した載置板27の取手31が支持
爪28を通過すると引込みスイッチ58が保持山部59
より降りてオフとなって支持爪28を突出させて下から
二段目のポットシート1を載置した載置板27の取手3
1の下方に位置し、支持兼移送ローラ39が最下段のポ
ットシート1のみを最下方位置にまで下降させると、下
方停止スイッチ56がオンになって上下用モータ53を
停止させ、次に移送モータ43をオンにしてポットシー
ト1を載置板27ごと移送し、移送されたポットシート
1の後端が移送検知スイッチ62に至ると、移送モータ
43を停止させ、再び上下用モータ53をオンにして支
持兼移送ローラ39を上昇させて最下段となったポット
シート1を載置した載置板27の下面に当接させて支持
し、前記作業を反復する。そして、段積収容空間18内
の最後のポットシート1が載置板27ごと下降して、有
無感知スイッチ61がポットシート1の無いことを感知
し、このポットシート1が移送されて移送検知スイッチ
62がこれを確認すると、移送検知スイッチ62の確認
により上下用モータ53が回転するが、円板55の接触
突起60が引込みスイッチ58に接触すると、支持兼移
送ローラ39は補充用移送台12と同じ高さの最上方位
置に達したとき上下用モータ53の回転が停止させられ
て待機し、次に移送モータ13に通電して、段積ポット
シート補給装置6の段積ポットシート1を段積収容空間
18内に供給し、有無感知スイッチ61がこの旨感知す
ると、再び上下用モータ53に通電して前記作業を反復
するように構成する。
【0011】しかして、前記供給移送台14の終端に
は、前記ポットシート洗浄装置7を設ける。ポットシー
ト洗浄装置7は、床上に載置される台枠70の上方に左
右側板71および天板72で包囲された箱洗浄室73と
ポット洗浄室74とを形成し、シート洗浄室73の始端
部には供給口75を、ポット洗浄室74の終端部に排出
口76をそれぞれ形成する。前記シート洗浄室73とポ
ット洗浄室74の間の下方には前記ポットシート1を載
置した載置板27を移送する移送ローラ77を前後に所
定間隔を置いて並設し、移送ローラ77の上方には案内
フリーローラ80を上下動自在に設ける。78は取付
板、79はアームであり、各アーム79はバネ(図示省
略)により下方回動するように付勢されている。81は
左右方向の回転洗浄ブラシであり、該回転洗浄ブラシ8
1の上方には左右一対のブラシ82付き回転板83を設
ける。ブラシ82と供給口75の間には、上下一対の左
右方向の中空部材により形成されたシート洗浄パイプ8
4を設け、シート洗浄パイプ84には左右に所定間隔を
置いてシート洗浄噴出ノズル85を設ける。
【0012】回転洗浄ブラシ81およびブラシ82の前
側にはシート洗浄室73とポット洗浄室74とを仕切る
縦方向の仕切板86を設け、仕切板86の上端には弾性
部材により形成して移送ローラ77の上面と同じか稍高
く位置させ、シート洗浄室73内の泥水がポット洗浄室
74内に入るのを防止する。ポット洗浄室74内の上方
位置には前側ポット用パイプ90と後側ポット用パイプ
91を並設し、パイプ方0、91の一端は前記左右側板
側板71より側方に突出させ、アーム92の上部に軸着
した軸筒93にそれぞれ固定し、ポンプ94(水道から
のホースも可)にそれぞれ接続する。90の他端は
「く」の字形状の前側作動アーム95の上端に軸着した
軸筒96に固定する。97は上部軸である。前側作動ア
ーム95の中間部は軸98により前記左右側板側板71
側に軸着し、前側作動アーム95の下端部には前側ロー
ラ99を設ける。後側ポット用パイプ91の他端も前記
前側作動アーム95と同様に「く」の字形状に形成した
後側作動アーム100の上端に軸着した軸筒96に固定
し、後側作動アーム100の下端部には後側ローラ10
1を設ける。前記前側ローラ99および後側ローラ10
1は、前側カム体102と後側カム体103の外周に当
接させ、カム体102、103は前記左右側板側板71
に回転のみ自在に軸装した前後方向の作動軸104に固
定し、前記前側ポット用パイプ90と後側ポット用パイ
プ91とを互いに反対方向に移動させる。105は作動
軸104に固定のベベルギヤ、106はベベルギヤ10
5に噛合うベベルギヤである。
【0013】前記パイプ90、91のそれぞれには、左
右に所定間隔を置いて複数の噴出ノズル107、108
を設けるが、前側噴出ノズル107と後側噴出ノズル1
08は、傾斜させて設け、互いに反対方向斜めに水を噴
出するように構成され、ハの字状またはV状に噴出し、
ポット2内の前面および後面の両方に噴射できるように
する。前記ポット洗浄室74の下部には、傾斜底板11
0およびストレーナ111を設け、ストレーナ111の
下方には貯水タンク112を形成し、貯水タンク112
の水をポンプ113により前記シート洗浄パイプ84に
供給する。87はモータ、114は底板、115は排水
口、116は前記移送ローラ77の移送モータであり、
可変速モータとし、移送速度を変更して洗浄能力を変更
している。しかして、前記ポットシート洗浄装置7の排
出口76には、ポットシート1を乾燥させる前記乾燥装
置9の移送台120の始端部を臨ませ、移送台120の
上方には送風ブロワー121の台122の前端を軸着
し、台122の後端は上下調節装置123を介して取付
け、送風ブロワー121の吹出口124の高さを調節自
在とする。乾燥装置9は使用しないこともあり、独立し
た移送台120に設けている。乾燥装置9の移送台12
0の終端部には、ポットシート1を段積ポットシート取
出装置10に引継ぐポットシート積上げ装置11の移送
台125を接続する。ポットシート積上げ装置11は、
前記ポットシート自動供給装置8と略同一構造により構
成し、共通する部分は同一符号を付して説明する。
【0014】移送台125は前記移送台120と同一高
さに形成され、移送台125には移送台120より搬送
されたポットシート1を引継ぐ最下方位置から前記段積
ポットシート取出装置10の移送台126と同一高さの
搬送位置の間上下する上昇取出機構Yを設ける。上昇取
出機構Yは、下降供給機構Xと同一構成の上下動フレー
ム37と、支持爪28を有するフレーム体15を設けて
構成し、上昇取出機構Yと下降供給機構Xとが相違する
のは、フレーム体15と移送台126とを連続して構成
することと、前記支持爪28と前記支持兼移送ローラ3
9との関係と、円板55の周囲のスイッチ群の作動順序
であり、前記移送台125の終端にはポットシート1を
感知する有無感知スイッチ61を設ける。127はポッ
トシート1が所定量段積されたことを検知する移送検知
スイッチ、128は移送台125のモータ、129は移
送台126のモータ、130は移送台126の前側に設
けたフリーロール、131は全装置停止センサである。
モータ128は常時駆動状態とし、上下動フレーム37
の前記側板35、35の前後幅はポットシート1と同一
とし、モータ128が移送台125を駆動させてポット
シート1を載置板27ごと送ると、ポットシート1を載
置した載置板27は支持兼移送ローラ39に乗り移って
有無感知スイッチ61をオンにして上下用モータ53を
回転させ、ポットシート1を載置板27ごと上昇させ、
支持爪28は保持山部59から引込みスイッチ58が離
脱することにより突出して段積された最下段のポットシ
ート1を載置した載置板27の取手31に係合して支持
し、次に支持兼移送ローラ39が上昇させたポットシー
ト1の上面を支持爪28により既に支持されている段積
ポットシート1の下面に当接させると、支持爪28は保
持山部59に引込みスイッチ58が乗り上げることによ
り退避し、支持兼移送ローラ39は段積ポットシート1
全体を上昇させ、最下段のポットシート1を載置した載
置板27の取手31が支持爪28を通過すると、保持山
部59より引込みスイッチ58が離脱して支持爪28を
突出させて最下段のポットシート1を載置した載置板2
7の取手31に係合して支持し、支持兼移送ローラ39
は下降して次のポットシート1を上昇させる。これを反
復してポットシート1が所定量となると、移送検知スイ
ッチ127がオンになって、円板55の接触突起60が
上方停止スイッチ57に接触したとき、上下用モータ5
3を停止させ、次に移送モータ43を駆動させて段積ポ
ットシート1を移送台126に移送する。
【0015】
【作用】次に作用を述べる。使用済の土で汚れたプラグ
ポット苗用ポットシート1を載置板27に嵌合させた状
態で後述するポットシート積上げ装置11に1枚づつ供
給すると、段積ポットシート取出装置10の移送台12
6上に複数枚上下に段積されたポットシート1となり、
数組段積された段積ポットシート1を段積ポットシート
補給装置6の補充用移送台12上に載置し、制御部のメ
インスイッチをオンにすると、有無感知スイッチ61と
移送検知スイッチ62はポットシート1を感知してない
ので移送モータ13に通電し、補充用移送台12は段積
収容空間18内に段積ポットシート1を供給し、段積ポ
ットシート1が下降供給機構Xの支持兼移送ローラ39
上に至ると有無感知スイッチ61に接触し、移送モータ
13への通電を切って上下用モータ53に通電し、上下
用モータ53が回転軸49を回転させてカム円板50を
回転させ、カム円板50の回転作用によって下降供給機
構Xの上下動フレーム37は下降し、最下段のポットシ
ート1を載置した載置板27の取手31が支持爪28を
通過するとき回転軸49の回転により回転する円板55
の保持山部59から引込みスイッチ58が外れて、ソレ
ノイド21への通電が切れてソレノイド21のバネ作用
によりロッド20を牽引し、ロッド20はアーム22を
介して作動回転軸23を回転させ、作動回転軸23は係
合アーム24と係合ピン26を介して移動軸25を内側
移動させ、支持爪28を突出させて下から二段目のポッ
トシート1を載置した載置板27の取手31の下方に位
置し、支持兼移送ローラ39が最下段のポットシート1
のみを最下方位置にまで下降させると、下方停止スイッ
チ56に接触突起60が接触してオンになって上下用モ
ータ53を停止させ、次に移送モータ43をオンにして
ポットシート1を載置板27ごと供給移送台14に移送
し、供給移送台14に移送されたポットシート1の後端
が移送検知スイッチ62に至ると、移送モータ43を停
止させ、再び上下用モータ53をオンにして支持兼移送
ローラ39を上昇させて最下段となったポットシート1
を載置した載置板27の下面に当接させて支持し、前記
作業を反復する。そして、段積収容空間18内の最後の
ポットシート1が下降して、有無感知スイッチ61がポ
ットシート1の無いことを感知し、このポットシート1
が移送されて移送検知スイッチ62がこれを確認する
と、移送検知スイッチ62の確認により上下用モータ5
3が回転するが、支持兼移送ローラ39が補充用移送台
12と同じ高さの最上方位置に達したとき、円板55の
接触突起60が上方停止スイッチ57に接触して上下用
モータ53の回転を停止させて、支持兼移送ローラ39
を受入れ位置にて待機し、次に移送モータ13に通電し
て、段積ポットシート補給装置6の段積ポットシート1
を段積収容空間18内に供給し、有無感知スイッチ61
がこの旨感知すると、再び上下用モータ53に通電して
前記作業を反復する。
【0016】しかして、供給移送台14に移送されたポ
ットシート1は、供給口75よりポットシート洗浄装置
7のシート洗浄室73内に入り、移送ローラ77と案内
フリーローラ80により上下側から挾持されて搬送さ
れ、上下一対のシート洗浄パイプ84のシート洗浄噴出
ノズル85から噴射される水と回転する回転洗浄ブラシ
81によりポットシート1の底面が洗浄される。この場
合、載置板27は載置部34が網体で形成され、または
透孔64を形成しているから、下から噴出する水および
前記回転洗浄ブラシ81を疎外しない。そして、移送中
のポットシート1の左右両側には回転する回転板83に
設けたブラシ82が接触して洗浄される。そして、更に
前進したポットシート1は、前側ポット用パイプ90の
前側噴出ノズル107から斜め前方に噴射される水がプ
ラグポット苗用ポットシート1のポット2内の移送方向
前側面に激しく斜めに衝突して洗浄し、つぎに、後側ポ
ット用パイプ91の後側噴出ノズル108から斜め後側
に噴射される水がポット2内の移送方向後側面に激しく
斜めに衝突して洗浄する。この場合、移送ローラ77の
軸の回転がベベルギヤ106とベベルギヤ105を介し
て作動軸104に伝達され、作動軸104に固定のカム
体102、103が回転し、カム体102、103の回
転によりローラ99、101が交互に押され、前側作動
アーム95および後側作動アーム100を軸98を中心
に回動させ、前側ポット用パイプ90と後側ポット用パ
イプ91は左右方向に移動させ、前側ポット用パイプ9
0の前側噴出ノズル107と後側ポット用パイプ91の
後側噴出ノズル108は、プラグポット苗用ポットシー
ト1の移送方向と交差する左右方向に往復移動し、プラ
グポット苗用ポットシート1のポット2内の移送方向左
右両側面に激しく斜めに衝突することになって洗浄す
る。また、カム体102、103は交互に前側作動アー
ム95および後側作動アーム100を押して軸98を中
心に回動させ、前側ポット用パイプ90と後側ポット用
パイプ91とを互いに反対方向に移動させるので、装置
全体が振動するのを防止している。
【0017】しかして、ポットシート洗浄装置7にて洗
浄されたポットシート1は、載置板27に載置された状
態でポットシート洗浄装置7の排出口76より乾燥装置
9の移送台120に乗り移り、送風ブロワー121の吹
出口124より噴出する噴風により乾燥され、ポットシ
ート積上げ装置11の移送台125に乗り移る。モータ
128が移送台125を駆動させてポットシート1を送
ると、ポットシート1を載置した載置板27は上昇取出
機構Yの支持兼移送ローラ39に乗り移って有無感知ス
イッチ61をオンにして上下用モータ53を回転させて
上昇させ、保持山部59に引込みスイッチ58が乗って
引込んでいる支持爪28の間を更に上昇し、ポットシー
ト1を載置した載置板27の取手31が支持爪28の側
方に至ると、支持爪28が突出して最下段のポットシー
ト1を載置した載置板27の取手31に係合して支持
し、支持兼移送ローラ39は下降して次のポットシート
1が乗り移ると、再び上昇し、上昇させたポットシート
1の上面が支持爪28により支持されている段積ポット
シート1の下面に当接するとき、支持爪28は引込みス
イッチ58が保持山部59に乗り上げて退避し、支持兼
移送ローラ39は段積ポットシート1全体を上昇させ、
最下段のポットシート1を載置した載置板27の取手3
1が支持爪28を通過すると、保持山部59より引込み
スイッチ58が離脱して支持爪28を突出させて最下段
のポットシート1を載置した載置板27の取手31に係
合して支持し、支持兼移送ローラ39は下降して次のポ
ットシート1を上昇させる。これを反復してポットシー
ト1が所定量となると、移送検知スイッチ127がオン
になって、円板55の接触突起60が上方停止スイッチ
57に接触すると、上下用モータ53を停止させ、次に
移送モータ43を駆動させて段積ポットシート1を移送
台126に移送する。移送台126に段積ポットシート
1が搬送され、移送検知スイッチ62がオンになると、
移送台126のモータ129は停止して、前記作業を反
復する。また、移送台126の終端部にはフリーロール
130が設けられ、フリーロール130上に洗浄済の段
積ポットシート1が載置され、移送台126により移送
されてくる段積ポットシート1により押されて終端部の
段積ポットシート1が全装置停止センサ1取手31に接
触すると、全装置が停止して、段積ポットシート1を移
送台126より下す。このとき、全装置停止センサ13
1はカウンタと兼用すると、洗浄枚数がすぐにわかる。
【0018】
【効果】本発明は、合成樹脂により縦横にポット2を多
数形成したポットシート1と、該ポットシート1を載置
する透孔64を有する載置板27と、載置板27に載置
したポットシート1を複数枚上下に段積した一組の段積
ポットシート1を数組載置しうる段積ポットシート補給
装置6と、該補給装置6の段積ポットシート1を一枚ず
つ積下すポットシート自動供給装置8と、該自動供給装
置8から一枚ずつ供給された前記ポットシート1を自動
洗浄するポットシート洗浄装置7と、洗浄された前記ポ
ットシート1を一枚ずつ積上げるポットシート積上げ装
置11と、積上げた段積ポットシート1を取出す段積ポ
ットシート取出装置10からなるポットシート自動洗浄
装置としたものであるから、合成樹脂製の軟弱なポット
シート1であっても、段積ポットシート1とし、これら
を一枚ずつ自動供給して洗浄し、洗浄したポットシート
1を段積することができ、ポットシート1の再使用に要
する洗浄作業が頗る容易に行なえるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プラグポット苗用ポットシートの斜視図。
【図2】 プラグポット苗用ポットシートの斜視図。
【図3】 載置板27の斜視図。
【図4】 同第2実施例の斜視図。
【図5】 自動洗浄装置の全体側面図。
【図6】 ポットシート自動供給装置8の要部斜視
図。
【図7】 同断面図。
【図8】 同断面図。
【図9】 支持爪交換状態斜視図。
【図10】 作用状態正面図。
【図11】 上下動フレームの斜視図。
【図12】 同伝動機構斜視図。
【図13】 段積ポットシート補給装置6とポットシー
ト自動供給装置8の側面図。
【図14】 上下動フレームの側面図。
【図15】 同側面図。
【図16】 スイッチ機構説明図。
【図17】 ポットシート自動供給装置の作用状態連続
図。
【図18】 洗浄装置の断面図。
【図19】 斜視図。
【図20】 斜視図。
【図21】 作用状態図。
【図22】 ポットシート積上げ装置11と段積ポット
シート取出装置10の側面図。
【図23】 スイッチ機構説明図。
【図24】 ポットシート積上げ装置の作用状態連続
図。
【符号の説明】
1…プラグポット苗用ポットシート、2…ポット、3…
透孔、4…床土、5…自動苗シート洗浄装置、6…段積
ポットシート補給装置、7…ポットシート洗浄装置、8
…ポットシート自動供給装置、9…乾燥装置、10…段
積ポットシート取出装置、11…ポットシート積上げ装
置、12…補充用移送台、13…移送モータ、14…供
給移送台、15…フレーム体、16…前フレーム、17
…左右フレーム、18…段積収容空間、19…縦支柱、
20…ロッド、21…ソレノイド、22…アーム、23
…作動回転軸、24…係合アーム、25…移動軸、26
…係合ピン、27…載置板27、28…支持爪、29…
取付板、30…爪部、31…取手、32…ネジ、33…
フレーム、34…載置部、35…側板、36…底枠、3
7…上下動フレーム、38…回転軸、39…支持兼移送
ローラ、40…歯車、41…チエン、42…受動歯車、
43…移送モータ、44…回転軸、45…駆動歯車、4
6…チエン、47…ガイド溝、48…ブッシュ、49…
回転軸、50…カム円板、51…位置不動ローラ、52
…ガイド軸、53…上下用モータ、55…円板、56…
下方停止スイッチ、57…同上方停止スイッチ、58…
引込みスイッチ、59…保持山部、60…接触突起、6
1…有無感知スイッチ、62…移送検知スイッチ、63
…突条、64…透孔、70…台枠、71…左右側板、7
2…天板、73…シート洗浄室、74…ポット洗浄室、
75…供給口、76…排出口、77…移送ローラ、78
…取付板、79…アーム、80…案内フリーローラ、8
1…回転洗浄ブラシ、82…ブラシ、83…回転板、8
4…シート洗浄パイプ、85…シート洗浄噴出ノズル、
86…仕切板、87…モータ、90…前側ポット用パイ
プ、91…後側ポット用パイプ、92…アーム、93…
軸筒、94…ポンプ、95…前側作動アーム、96…軸
筒、97…上部軸、98…軸、99…前側ローラ、10
0…後側作動アーム、101…後側ローラ、102…前
側カム体、103…後側カム体、104…作動軸、10
5、106…ベベルギヤ、107…前側噴出ノズル、1
08後側噴出ノズル、110…傾斜底板、111…スト
レーナ、112…貯水タンク、113…ポンプ、114
…底板、115…排水口、116…移送モータ、120
…移送台、121…送風ブロワー、122…台、123
…上下調節装置、124…吹出口、125…移送台、1
26…移送台、127…移送検知スイッチ、128、1
29…モータ、130…フリーロール、131…全装置
停止センサ、X…下降供給機構、Y…上昇取出機構。
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂により縦横にポット2を多数形
    成したポットシート1と、該ポットシート1を載置する
    透孔64を有する載置板27と、載置板27に載置した
    ポットシート1を複数枚上下に段積した一組の段積ポッ
    トシート1を数組載置しうる段積ポットシート補給装置
    6と、該補給装置6の段積ポットシート1を一枚ずつ積
    下すポットシート自動供給装置8と、該自動供給装置8
    から一枚ずつ供給された前記ポットシート1を自動洗浄
    するポットシート洗浄装置7と、洗浄された前記ポット
    シート1を一枚ずつ積上げるポットシート積上げ装置1
    1と、積上げた段積ポットシート1を取出す段積ポット
    シート取出装置10からなるポットシート自動洗浄装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101623386B1 (ko) * 2015-11-19 2016-06-07 박기혁 경작기의 안전장치

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KR101623386B1 (ko) * 2015-11-19 2016-06-07 박기혁 경작기의 안전장치

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