JPH09269580A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH09269580A
JPH09269580A JP1900997A JP1900997A JPH09269580A JP H09269580 A JPH09269580 A JP H09269580A JP 1900997 A JP1900997 A JP 1900997A JP 1900997 A JP1900997 A JP 1900997A JP H09269580 A JPH09269580 A JP H09269580A
Authority
JP
Japan
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tank
photosensitive material
processing
color developing
processing apparatus
Prior art date
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Application number
JP1900997A
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English (en)
Inventor
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料の搬送性及び磁気情報の読み取り精
度を向上する。 【解決手段】 発色現像槽12内の空間12Cが発色現
像槽12のガイド部12Bによってスリット状に形成さ
れる。発色現像槽12のタンク容量をVミリリットルと
し、発色現像液にカラーネガフィルムFが接触し始める
位置から発色現像液内よりカラーネガフィルムFが排出
される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたと
きに、V/Lの値が25以下とされる。発色現像槽12
内にカラーネガフィルムFの搬送経路Tに沿って所定の
間隔で膨らんだ空間である膨出部28が5個所配置され
る。膨出部28内に一対の搬送ローラ30が相互に対向
してそれぞれ回転可能に配置される。従って、一対の搬
送ローラ30が回転されると、カラーネガフィルムFが
発色現像槽12内の搬送経路Tに沿って搬送されること
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を処理す
る処理液の貯留量を少なくした感光材料処理装置に関
し、写真用のネガフィルムの現像処理に好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀感光材料である写真用のネ
ガフィルムは撮影後に現像処理する必要がある。この
為、発色現像液、漂白定着液及び水洗水等の処理液をそ
れぞれ処理槽に貯留したネガフィルム現像用の処理装置
内に、撮影済のネガフィルムを送り込んで、発色現像
液、漂白定着液及び水洗水にこのネガフィルムを順次漬
けて現像処理していた。そして、確実な現像処理をする
ために、この処理装置に内蔵された従来の各処理槽に
は、それぞれ多量の処理液が貯留されていた。
【0003】また、酸化等により処理液の劣化が進行す
るので、一日当たりのネガフィルムの処理量が少ない場
合においてもネガフィルムの現像品質を良好に保つため
に、多量の処理液に合わせて多量の補充液を処理液に補
充して、処理液の特性を常時一定に維持しなければなら
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上より、前述の処理
装置では多量の処理液が必要となるので、処理液の安定
化の為に補充液も多量に必要となって処理装置のランニ
ングコストが増大すると共に、多量の処理液を貯留する
為に処理槽が大型化するのに伴って、処理装置が大型化
していた。
【0005】この為、処理槽を小型化して処理液を少量
化することでこれらを改善することが考えられるが、処
理槽を小型化するのに伴って、ネガフィルムが処理槽の
内壁面に接し易くなってネガフィルムの搬送性が低下す
る虞が生じる。
【0006】また近年、ネガフィルム上に磁気記録層を
配置して、ネガフィルムの処理情報等をネガフィルム内
に記録できるものが存在するようになったが、ネガフィ
ルム上の磁気記録層が処理槽の内壁面に接することによ
り、傷等が生じて磁気情報の読み取り精度が低下する虞
を有する。
【0007】さらに、処理槽を小型化するのに伴って、
処理槽のメンテナンスが困難となり、結果として、処理
装置のメンテナンス性等が悪化する欠点を有する。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、感光材料の搬
送性を向上すると共に磁気情報の読み取り精度を向上し
得る感光材料処理装置を得ることを第1の目的とし、メ
ンテナンス性等を向上し得る感光材料処理装置を得るこ
とを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1による感光材料
処理装置は、ハロゲン化銀感光材料を処理する処理液が
貯留される処理槽を有した感光材料処理装置であって、
結晶性樹脂により前記処理槽が形成され且つ、前記処理
槽のタンク容量をVミリリットルとし、前記処理槽内の
処理液にハロゲン化銀感光材料が接触し始める位置から
この処理液内よりハロゲン化銀感光材料が排出される位
置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたときに、V
/Lの値が25以下とされた構造に前記処理槽が形成さ
れた、ことを特徴とする。
【0010】請求項2による感光材料処理装置は、請求
項1に係る感光材料処理装置において、前記ハロゲン化
銀感光材料の支持体がポリエチレンナフタレートで形成
され、この支持体上に磁気記録層が配置されたことを特
徴とする。
【0011】請求項3による感光材料処理装置は、請求
項1に係る感光材料処理装置において、前記ハロゲン化
銀感光材料の支持体の厚みが100μm以下であること
を特徴とする。
【0012】請求項4による感光材料処理装置は、請求
項1に係る感光材料処理装置において、結晶性樹脂を射
出成形してそれぞれリブを有する複数の槽構成部材をそ
れぞれ形成し、この槽構成部材のリブ同士を締結部材で
締結して組み合わせることで、前記処理槽が組み立てら
れることを特徴とする。
【0013】請求項1に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。ハロゲン化銀感光材料を処理する処理
液を貯留した処理槽が、処理槽のタンク容量をVミリリ
ットルとし、処理槽内の処理液にハロゲン化銀感光材料
が接触し始める位置からこの処理液内よりハロゲン化銀
感光材料が排出される位置までの搬送距離であるパス長
をLcmとしたときに、V/Lの値を25以下とした構造
とされる。そして、この処理槽は結晶性樹脂により形成
されている。
【0014】従って、V/Lの値が25以下とされるよ
うな細長い処理槽であっても、結晶性樹脂により形成さ
れているので、処理槽内でのハロゲン化銀感光材料の滑
り性が高まってハロゲン化銀感光材料の処理槽内におけ
る搬送性が向上する。
【0015】以上より、処理液の少量化が図れ、処理液
の特性を維持するために多量の補充液を必要とすること
がない。また、処理液を少量化することにより、処理液
を貯留する処理槽の小型化が図れ、これに伴って感光材
料処理装置の小型化が図れる。
【0016】請求項2に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏
する。但し、本請求項では、ハロゲン化銀感光材料の支
持体がポリエチレンナフタレートで形成され、この支持
体上に磁気記録層が配置される構造となっている。
【0017】この為、ハロゲン化銀感光材料の搬送性が
向上するだけでなく、高強度のポリエチレンナフタレー
トによりハロゲン化銀感光材料の支持体が形成されてい
るので、ハロゲン化銀感光材料上に傷が着きにくくな
り、これに伴って磁気記録層上の磁気情報の読み取り精
度が向上することになる。
【0018】請求項3に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏
する。但し、本請求項では、ハロゲン化銀感光材料の支
持体の厚みが100μm以下とされる。この為、支持体
が薄くされた分だけハロゲン化銀感光材料の撓み性が向
上し、V/Lの値が25以下とされるような細長い処理
槽内でも、ハロゲン化銀感光材料が屈曲してより一層問
題なく搬送できるようになる。
【0019】請求項4に係る感光材料処理装置の作用を
以下に説明する。本請求項も請求項1と同様な作用を奏
する。但し、本請求項では、結晶性樹脂を射出成形して
複数の槽構成部材をそれぞれ形成し、槽構成部材のリブ
同士を締結部材で締結して組み合わせることで、処理槽
が組み立てられる。この為、各処理槽のみを単独で取り
外せるようなユニット構成となるので、感光材料処理装
置の能力アップの為の改造や感光材料処理装置のメンテ
ナンスが容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の感光材料処理装置に係る
一実施の形態を図面に示し、これらの図に基づき本実施
の形態を説明する。
【0021】図1に示すように、本実施の形態に係る感
光材料処理装置10は、結晶性樹脂によりU字状に形成
される発色現像槽12に、同じく結晶性樹脂によりU字
状に形成される漂白定着槽14が連結材18Aを介して
繋がり、さらに、それぞれ結晶性樹脂によりU字状に形
成されつつ一列に連結材18C、18Dにより連結され
た3つの安定槽16が、漂白定着槽14に連結材18B
を介して繋がった構造となっている。そして、発色現像
槽12内には発色現像液が貯留され、漂白定着槽14内
には漂白定着液が貯留され、3つの安定槽16内には、
それぞれ水洗水が貯留されている。
【0022】従って、この感光材料処理装置10の発色
現像槽12の開放端側から撮影済のカラーネガフィルム
Fが挿入されると、処理槽であるこれら発色現像槽1
2、漂白定着槽14及び3つの安定槽16に順にカラー
ネガフィルムFが漬けられてカラーネガフィルムFの現
像処理がされる。
【0023】また、最後の安定槽16の開放端側には乾
燥ファン22が配置されており、この乾燥ファン22に
安定槽16内から出てきたカラーネガフィルムFが挿入
されて乾燥されることになる。さらに、この感光材料処
理装置10には、各処理槽を全体的に覆うような図示し
ないカバーが取り付けられている。
【0024】一方、現像処理されるカラーネガフィルム
Fとしては、図7に示す厚みtが100μm以下で70
μm以上、好ましくは95μm以下で80μm以上であ
ってポリエチレンナフタレートで形成された支持体FB
上に、ハロゲン化銀感光層FH及び磁気記録層FMが塗
布されて配置されたものを用いることとする。尚、この
カラーネガフィルムFの幅寸法は30mm以下とする。
【0025】また、上記処理槽の内の例えば発色現像槽
12を図2に拡大して示し、発色現像槽12の横断面を
図3に表す。この図3に示すように、発色現像槽12内
の空間12Cは、発色現像槽12の内壁面の一部である
ガイド部12BによりカラーネガフィルムFが案内され
つつ搬送されるように、このガイド部12Bによってス
リット状に形成されている。
【0026】つまり、発色現像槽12内の空間12Cの
幅方向の長さがカラーネガフィルムFの幅寸法より若干
大きくされ、この空間12Cの厚みがカラーネガフィル
ムFの厚みより若干厚くされたスリット状に、この空間
12Cがガイド部12Bにより形成されている。この
為、このガイド部12Bが、U字状のカラーネガフィル
ムFの搬送経路Tを構成することにもなる。また、発色
現像槽12の幅方向の中央部の壁部12Aには、図3
上、上下面とも窪みとなる凹部26が搬送経路Tに沿っ
て溝状に形成されており、カラーネガフィルムFの画像
形成部分には発色現像槽12の内壁面が接しないように
されている。
【0027】以上より、発色現像槽12はスリット状の
タンクとされていて、図6に示すように、この発色現像
槽12のタンク容量をVミリリットルとし、発色現像液
にカラーネガフィルムFが接触し始める位置から発色現
像液内よりカラーネガフィルムFが排出される位置まで
の搬送距離であるパス長をLcmとしたときに、V/Lの
値が25以下とされて発色現像液の少量化が図られてい
る。
【0028】尚ここで、タンク容量には、循環系の液量
や発色現像液の温調のために用いられることがあるサブ
タンク等の容量は除外する。
【0029】さらに、漂白定着槽14及び安定槽16等
の他の処理槽の内部にも同様にスリット状の空間が形成
されており、また、上記の連結材18A、18B、18
C、18Dも発色現像槽12と同様に、内部にスリット
状の通路を有したU字状に形成され、発色現像槽12、
漂白定着槽14及び3つの安定槽16と接合されるよう
に、それぞれ逆U字状に配置される。
【0030】図2及び図4に示すように、発色現像槽1
2内には、U字状のカラーネガフィルムFの搬送経路T
に沿って所定の間隔で膨らんだ空間である膨出部28が
5個所配置されている。これらの膨出部28内には、両
端部にそれぞれ駆動輪30Aを有した搬送手段である一
対の搬送ローラ30が相互に対向してそれぞれ回転可能
に配置されている。
【0031】従って、一対の搬送ローラ30が回転され
ると、一対の搬送ローラ30の駆動輪30A間にカラー
ネガフィルムFの両サイド部分が挟持されつつ、カラー
ネガフィルムFが発色現像槽12内の搬送経路Tに沿っ
て搬送されることになる。
【0032】そして、これら搬送ローラ30の駆動輪3
0Aの内の一方には、周方向に沿って並ぶように磁極が
配置された円板状の磁石32が、取り付けられている。
これら一対の搬送ローラ30の磁石32と発色現像槽1
2の壁部12Aを介して対向する発色現像槽12の外側
の部分には、一対の伝達ローラ34が配置されている。
この一対の伝達ローラ34の一端側である磁石32と対
向する側には、搬送ローラ30の駆動輪30Aと同様に
周方向に沿って磁極が並ぶように配置された円板状の磁
石36がそれぞれ設置されており、一対の伝達ローラ3
4の他端側には、相互に噛み合うギヤ38がそれぞれ取
り付けられている。
【0033】さらに、一方の伝達ローラ34の他端側よ
り突出した回転軸40の先端部にスプロケット42が取
り付けられている。また、漂白定着槽14及び安定槽1
6等の他の処理槽にも同様に一対の搬送ローラ30を内
蔵した膨出部28がそれぞれ複数形成されており、これ
らの膨出部28にも、スプロケット42を有した一対の
伝達ローラ34がそれぞれ配置されている。そして、感
光材料処理装置10全体にわたって各スプロケット42
にチェーン44が巻き掛けられており、感光材料処理装
置10に配置されたモータ46によりこのチェーン44
が駆動回転されることになる。
【0034】以上より、チェーン44がモータ46によ
り回転されるのに伴って、スプロケット42を有した一
方の伝達ローラ34がそれぞれ回転され、これに合わせ
て、ギヤ38で噛み合っている他方の伝達ローラ34も
回転される。この結果、一対の伝達ローラ34の磁石3
6と発色現像槽12の壁部12Aを介して対向する搬送
ローラ30の磁石32が磁力の影響を受け、磁石32を
有した一対の搬送ローラ30が一対の伝達ローラ34と
共に回転することになる。
【0035】他方、図2に示すように、発色現像槽12
の最下部である中央部と、発色現像槽12の導入及び排
出側寄りの部分との間を繋ぐように、配管52が配置さ
れている。この配管52の途中には、発色現像槽12の
中央部から発色現像槽12の導入側寄りの部分及び発色
現像槽12の排出側寄りの部分へ発色現像液を送るため
のポンプ54が、設置されている。さらに、配管52の
ポンプ54の下流側の位置には、ポンプ54により送ら
れる発色現像液を所定の温度に加熱するヒータ56が設
置されている。
【0036】このヒータ56には、配管52内を流れる
発色現像液の温度を検出するための図示しないセンサが
内蔵されていて、ヒータ56の作動状態をセンサによる
発色現像液の検出温度に基づき調整可能となっている。
また、この配管52のヒータ56の下流側の位置で、発
色現像槽12の導入側寄りの部分及び発色現像槽12の
排出側寄りの部分へ繋がれるように、配管52が枝分か
れしている。
【0037】このポンプ54の上流側の配管52の部分
には配管58の一端側が接続されており、この配管58
の他端側が補充液を貯留した補充タンク60に接続され
ている。この配管58の途中には、補充タンク60内の
補充液を配管52に送り込むためのポンプ62が配置さ
れている。従って、ヒータ56はこのポンプ62により
送られた補充液をも加熱することになる。
【0038】本実施の形態はカラーネガフィルムの例を
説明したが、白黒フィルムの処理も現像槽12、定着槽
14とすれば同様に実施可能である。また、APSフィ
ルム、カラーリバーサルフィルム等の処理も可能であ
る。
【0039】次に本実施の形態の感光材料処理装置10
の組立てを説明する。まず、図5に示すように、それぞ
れU字状に形成されると共に、幅方向の中央部であって
長手方向に沿って溝状に延びる凹部26がそれぞれ形成
される一対の槽構成部材72A、72Bを、射出成形に
より作製する。
【0040】さらに、これら一対の槽構成部材72A、
72Bの膨出部28となる膨らんだ部分に一対の搬送ロ
ーラ30をそれぞれ入れた状態で、凹部26側を相互に
対向してこれら一対の槽構成部材72A、72Bを接着
しつつ接合することにより、U字状の発色現像槽12が
完成される。
【0041】また、漂白定着槽14及び安定槽16も上
記と同様に完成され、連結材18A、18B、18C、
18Dも、同様に射出成形により作製された図示しない
一対の部材を接合することにより、完成される。
【0042】この後、これら発色現像槽12、漂白定着
槽14、安定槽16及び連結材18A、18B、18
C、18Dを組み立て、膨出部28に対応して伝達ロー
ラ34を配置すると共に、チェーン44を各伝達ローラ
34のスプロケット42に巻き掛ける。さらに、発色現
像槽12への配管52、58と同様に、発色現像槽1
2、漂白定着槽14及び安定槽16にそれぞれ配管を接
合して、発色現像液等の処理液の循環及び補充液の追加
を可能とすることにより、感光材料処理装置10が完成
する。
【0043】次に本実施の形態の作用を説明する。発色
現像液を貯留した発色現像槽12が、発色現像槽12の
タンク容量をVミリリットルとし、発色現像槽12内の
発色現像液にカラーネガフィルムFが接触し始める位置
からこの発色現像液内よりカラーネガフィルムFが排出
される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたと
きに、V/Lの値を25以下とした構造とされる。そし
て、この発色現像槽12は結晶性樹脂により形成されて
いる。
【0044】従って、V/Lの値が25以下とされるよ
うなスリット状の細長い発色現像槽12であっても、結
晶性樹脂により発色現像槽12は形成されているので、
発色現像槽12内において、カラーネガフィルムFを案
内しつつカラーネガフィルムFの搬送経路Tを構成する
ガイド部12Bと、ハロゲン化銀感光材料であるカラー
ネガフィルムFと、の間の滑り性が高まって、カラーネ
ガフィルムFの発色現像槽12内における搬送性が向上
する。そして、搬送ローラ30がこのカラーネガフィル
ムFを搬送経路Tに沿って搬送することになる。
【0045】さらに、V/Lの値が25以下とされたの
で、従来の発色現像槽12と比較して発色現像液の少量
化が図れ、発色現像液の特性を維持するために多量の補
充液を必要とすることがなく、感光材料処理装置10の
ランニングコストが低減される。また、上記の構造で発
色現像液を少量化することにより、発色現像液を貯留す
る発色現像槽12の小型化が図れ、これに伴って感光材
料処理装置10の小型化が図れる。
【0046】そして、本実施の形態では、カラーネガフ
ィルムFの支持体FBがポリエチレンナフタレートで形
成され、この支持体FB上に磁気記録層FMが配置され
る構造となっている。この為、上記のようにカラーネガ
フィルムFの搬送性が向上するだけでなく、高強度のポ
リエチレンナフタレートによりカラーネガフィルムFの
支持体FBが形成されているので、カラーネガフィルム
F上に傷が着きにくくなり、これに伴って磁気記録層F
M上の磁気情報の読み取り精度が向上することになる。
【0047】さらに、カラーネガフィルムFの支持体F
Bの厚みtが100μm以下と薄くされた為、支持体F
Bが薄くされた分だけカラーネガフィルムFの撓み性が
向上し、V/Lの値が25以下とされるような細長い発
色現像槽12内でも、カラーネガフィルムFが屈曲して
より一層問題なく搬送できるようになる。
【0048】一方、漂白定着槽14及び安定槽16等の
他の処理槽も上記と同様にV/Lの値が25以下とされ
ていて、上記と同様に作用することになる。
【0049】尚、ここで発色現像液の温度は45度であ
り、漂白定着液及び水洗水の温度は40度であり、各処
理液に60秒づつカラーネガフィルムFが漬かるように
カラーネガフィルムFの処理速度を調整する。そして例
えば、搬送速度を毎分0.1mから毎分5mの間とし、
図6に示す発色現像槽12等の処理槽の内部の隙間D
を、0.1cmから10cmの間とすることとする。
【0050】ここで処理槽を形成する結晶性樹脂として
は、次のものが考えられる。つまり、PE(ポリエチレ
ン)、PP(ポリプロピレン)、PA(ポリアミド)、
POM(ポリアセタール)、PBT(ポリブチレンテレ
フタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、フッ素
樹脂(PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PF
A(ポリテトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキ
ルビニルエーテル共重合体)、FEP(ポリテトラフル
オロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、
ETFE(エチレン/ポリテトラフルオロエチレン共重
合体)、PCTFE(ポリクロライドテトラフルオロエ
チレン)、ECTFE(エチレン/ポリクロライドテト
ラフルオロエチレン共重合体)、PvdF(ポリフッ化
ビニリデン)、PvF(ポリフッ化ビニル))等であ
る。
【0051】そして、特にガイド部12Bや処理液(例
えば、発色現像液)が析出し易い液界面部分などにこれ
らの樹脂材料は適している。また、射出成形等によりこ
れらの樹脂材料自身で処理槽を製作しても良く、上記の
フッ化物をPPEなどの他の材質へのコーティング、ラ
イニングなどの表面処理材として使用しても良く、これ
によっても効果を発揮することになる。
【0052】以上の通り、LVTT(ローボリュウムシ
ンクタンク)タイプの処理槽を有する感光材料処理装置
である写真現像機は、処理液量が少なくかつ酸化、蒸発
などの劣化因子に対して耐久性が高いだけでなく、処理
能力に比べ、タンク寸法を小さく出来るので、写真現像
機本体の小型化に寄与することになる。
【0053】従来、処理槽のタンクは、材質の耐久性な
どの観点より、塩化ビニール樹脂、PPOなどの非結晶
性樹脂によるものが多用されている。しかし、本発明に
よるLVTTタイプのタンクではタンク寸法が小さくな
り、結晶性樹脂を使用しても、ひけ、そりなどの寸法変
化が小さくなり、実用的なタンクを製作する上で許容で
きるレベルになってきた。そして、金型も小さくなり、
精密な金型製作も容易になり、合わせて寸法精度の向上
が図られ、タンク肉厚も薄くできるようになり、従来、
困難であった外部よりのマグネットカップリングによる
駆動伝達の機構の実用化や、ローラ部品のタンク部材へ
の組付け組み込みなども可能となった。
【0054】このように写真現像機のタンクにLVTT
タイプの少液量のタンクを採用することで、写真性の維
持管理が向上するだけでなく、写真現像機の設計製作面
で極めて有効な効果が生じることが分かる。
【0055】また従来、摩擦とか擦り傷に対して良好で
あったが、寸法精度、製作性などで使用出来なかった結
晶性の樹脂が使用出来る様になり、擦り傷対策が向上す
るだけでなく、写真現像機のタンク製作面でも、極めて
効果的である。
【0056】次に、図8を参照して、各槽の第1の変形
例の製作及び組付けについて説明する。図8は、隣合う
膨出部28の間の部分、即ち、凹部26に対応する部分
の横断面図である。
【0057】各槽の内の例えば発色現像槽12を一対の
槽構成部材172A、172Bが構成しており、一対の
槽構成部材172A、172Bの幅方向の両端部から外
方へそれぞれ突出するリブ173を槽構成部材172
A、172Bはそれぞれ備えている。
【0058】尚、その他の形状については、図5の槽構
成部材72A、72Bと同様である。そして、これらの
槽構成部材172A、172Bも図5の槽構成部材72
A、72Bを形成する場合と同様に射出成形される。ま
た、それぞれの槽構成部材72A、72Bのリブ173
には、その長手方向に沿って所定間隔で相互に対向して
貫通孔が形成される。
【0059】槽構成部材172A、172Bの組付け
は、槽構成部材172A、172Bの凹部26側同士を
対向させると共に、必要に応じて槽構成部材172A、
172Bの間にパッキンを介在させ、前述の貫通孔に挿
入されるボルト173A及びナット173Bで槽構成部
材172A、172B間を締結することにより、行われ
る。
【0060】一方、上記第1の変形例の膨出部28内に
配置されてカラーネガフィルムFを搬送するローラの駆
動方式は、図4で示された方式が使用され得る。即ち、
図9を参照して第1の変形例の場合を説明する。なお、
図9において、図4と同様な部材、部品については、図
4で用いられた参照番号と同じ参照番号を付して、それ
らの説明を省略する。
【0061】ここで、一対の搬送ローラ130は、リブ
173が存在するために、図4の場合よりもより大きく
互いに離間されなければならない。従って、搬送ローラ
130の駆動輪130Aは、図4の駆動輪30Aよりも
大径となっている。また、同様にギヤ138も図4のギ
ヤ38よりも大径となっている。他の構成は、図4の場
合と同様である。
【0062】次に、図10及び図11を参照して、各槽
の第2の変形例の製作及び組付けについて説明する。図
10は、隣合う膨出部28の間の部分、即ち、凹部26
に対応する部分の幅方向の断面図である。
【0063】各槽の内の例えば発色現像槽12を一対の
槽構成部材272A、272Bが構成しており、一対の
槽構成部材272A、272Bの幅方向の両端部から外
方へそれぞれ突出するリブ273を槽構成部材272
A、272Bはそれぞれ備えている。
【0064】各リブ273は、上記第1の変形例とは異
なり、先端部に向かってテーパ状となっている。その他
の形状については、図5の槽構成部材72A、72Bと
同様であり、これらの槽構成部材272A、272Bも
図5の槽構成部材72A、72Bを形成する場合と同様
に射出成形される。
【0065】一方、本変形例では、これらの槽構成部材
272A、272Bを締着するために複数のブラケット
280も必要となるが、各ブラケット280は、図11
に示されるように略矩形の板状であり、ブラケット28
0の長手方向中央部に、幅方向に沿って延出する凹部2
80Aが、屈曲形成されている。
【0066】この凹部280Aの横断面は、一対の槽構
成部材272A、272Bが組み合わされて対となるリ
ブ273が挿入された場合にこれらのリブ273を挟持
するように、略V字形状となっている。また、各ブラケ
ット280には、ボルト挿通用の孔280Bも形成され
ている。
【0067】そして、槽構成部材272A、272Bの
組付けは次のように行われる。つまり、槽構成部材27
2A、272Bの凹部26側を対向させ、さらに、必要
に応じて槽構成部材272A、272Bにパッキンを挟
持させる。次に、槽構成部材272A、272Bの幅方
向両端のリブ273に夫々ブラケット280を対応させ
て軸部が長いボルト282とナット284とでブラケッ
ト280同士を締結することで、槽構成部材272A、
272Bが相互に組付けられる。
【0068】尚、図9に示す駆動方式の構造は第2の変
形例にも適用できる。また、上記第1及び第2の変形例
において、リブは槽構成部材の長手方向全体にわたるよ
うに形成されても良いし、長手方向に適宜間隔で形成さ
れても良い。
【0069】また、上記図5で示される構造及び、第1
と第2の変形例において、槽構成部材は、例えば、図1
に示される複数の膨出部28の内の最も上部の膨出部2
8より上で切断されるような構造とすることが、好まし
い。
【0070】更に、図12及び図13を参照して、各槽
の第3の変形例の製作及び組付けについて説明する。
【0071】図12に示されるように、カラーネガフィ
ルムFを搬送するための搬送経路を構成する槽構成部材
372は、隣合う膨出部28の夫々の真中で切断される
ような構造である。即ち、槽構成部材372の横断面は
略矩形で略筒状であり、槽構成部材372の長手方向に
沿う中間部によって、溝状に延出する凹部26が形成さ
れている。この槽構成部材372の長手方向両端部は、
膨出部28に対応して略半長円形の拡径部28Aとなっ
ている。
【0072】また、各拡径部28Aの端縁には、外方へ
突出するリブ28Bが形成されており、リブ28Bの各
辺に対応して4個の締結部材28Cが使用されることに
なる。これら締結部材28Cには、長手方向の各端部に
ボルト挿通用の開口を備える凸部28Dがそれぞれ設け
られている。
【0073】次に、これらの槽構成部材372の組付け
について説明する。まず、上下に2個の槽構成部材37
2がパッキン28Eを介して互いに押圧される。そし
て、リブ28Bの各辺に締結部材28Cが外嵌され、ボ
ルト28F及びナット28Gにより、互いに隣合う締結
部材28Cが締結される。
【0074】また、2個の槽構成部材372の組付け前
に、図13に示される一対の搬送ローラ130が、膨出
部28の内周面に沿う形状のブラケット28Hに組付け
られた状態で、膨出部28内に配置される。尚、これら
の搬送ローラ130の軸部材の一方の端部には、磁石3
2が取り付けられている。
【0075】上記の各変形例では、成形された各構成部
材のリブが利用され、締結部材により構成部材同士が締
結されて組み立てが完了する。締結部材として、上記変
形例では、ボルト、ナット及び締結部材28C等が利用
されているが、クリップ等の他の締結部材を構成部材同
士の締結に利用しても良い。
【0076】以上より、装置の各槽がユニット構成とな
っているので、装置の能力アップの為の改造や装置のメ
ンテナンスが容易となる。
【0077】本発明の実施の形態に係る感光材料処理装
置10である処理機は、本実施の形態以外の各種搬送方
式を用いることができ、以下に各種搬送方式等を説明す
る。
【0078】カラーフィルムの搬送機構としては、対向
ローラー、千鳥ローラー等により、ローラーのニップ力
で感光材料を搬送するローラー搬送型処理機が知られて
いる(写真工業2月号(1975)の第71ページに記
載)。
【0079】この方法は小さい装置の作り易さから本発
明に好ましく使用できる。また、特開平4−95953
号記載のように、感光材料が通過するような溝を設け
て、搬送ルートを制御する方法を加えて用いると、なお
好ましい。この方法では、一般に支持体が厚い感光材料
の場合の搬送に適性があり、薄い支持体の場合には対向
ローラー型が好ましい。
【0080】更に薄い支持体の場合には、搬送ローラで
ある対向ローラーの対をたくさん設置するとか、厚い支
持体(タブリーダーとも言う)の後端に感光材料を接合
させて処理するのが好ましい。場合によっては処理槽挿
入部に動力伝達機構を介して動力が伝達されるフィード
機構(挿入機構)を設けても良い。
【0081】一方、本発明のLVTTタイプのような場
合、タンクの断面は極めて小さく、そこに駆動系のチェ
ーンや歯車などの動力伝達機構を組み入れるのは極めて
困難で、動力伝達機構をタンク外に設置すると、LVT
Tの目的にも合致する。
【0082】この場合、液中のローラのシャフトは液外
と液中を貫通する必要があり、液シールが必要となる。
しかし、写真処理液の雰囲気中での液シールは材料構造
が極めて難しく、タンクを挟んだ駆動伝達は上記実施の
形態のマグネットカップリングが最適である。このマグ
ネットカップリングによれば、駆動伝達系は液外、搬送
ローラは液中で、非接触で駆動伝達され、本発明に応用
されると、極めて効果的である。
【0083】また、感光材料を処理する時に、予め処理
槽に前通ししてあるリーダーの後端に露光済み感光材料
を接合して、このリーダーを巻き取る等の駆動を加えて
感光材料を処理する方法があるが、この方式は撮影感光
材料では一般にシネ式現像、プリント感光材料ではリー
ダートレーラー搬送現像と言われている(写真工業3月
号(1975)の第70ページ、同4月号(1975)
の第40ページ、同5月号(1975)の第36ページ
及び、同6月号(1975)の第41ページに記載)。
【0084】これらの処理方式は感光材料の前後のいわ
ゆる長尺のリーダーを接合して処理する必要であるが、
プリント材料のように多量に生産する必要がある場合に
は、適した方法である。
【0085】これと類似した搬送法として、エンドレス
リーダーベルト方式、エンドレスチェーン方式が知られ
ている(写真工業5月号(1975)の第36ページや
同6月号(1975)の第41ページに記載)。
【0086】しかし、これらの方法は液持ちだし、液持
込みが多く本発明には適さない。上述した予め処理槽に
前通ししてあるリーダーの後端に露光済み感光材料を接
合する方式でリーダーが長尺でなく短い物を使い、この
リーダー(ショートリーダーとも言う)を特別な駆動で
移動させる事により結果として、感光材料を搬送する方
法も最近用いられ、本発明に適用することができ、好ま
しい態様の1つである。
【0087】この方法は、ショートリーダーに付けられ
た穴に対応する凸部を多数有するベルト(タイミングベ
ルト)の回転移動でショートリーダーを動かし、その結
果感光材料を処理する方法である。
【0088】他の方法として、ショートリーダーに付け
られた穴に対応する凸部を有するギヤ(スプロケット)
の回転でショートリーダーを移動させ、感光材料を処理
する方法が知られている。例えば特開平4−10113
9に記載の方法である。
【0089】この方法は好ましい搬送方式の1つであ
る。特にスプロケットで搬送する方法は好ましい。
【0090】本発明のような小液量の処理方式として、
ベルト搬送方式、エンドレスベルト方式、磁気搬送方式
及びスプロケット搬送等が有り、ベルト搬送方式として
特開平2−67551、特開平2−103043が知ら
れ、エンドレスベルト方式として特開平2−6755
0、実開平2−58744が知られ、磁気搬送方式とし
て特開平1−154155が知られ、スプロケット搬送
として特開平4−101139が知られている。
【0091】一方、本発明の処理槽は温度のコントロー
ルや浮遊物の除去のために循環されるのが好ましい。循
環の速度は処理槽の大きさで異なるが、毎分0.1〜3
0リットル、好ましくは0.2〜10リットルである。
循環が弱すぎると、温度のコントリールが困難になり、
強すぎると、液が劣化したり、溢れたりする場合が生じ
る。
【0092】本発明の循環方法においては、循環系は処
理槽の底部より処理液を吸入し、槽の上部に排出する方
法が望ましい。槽の上部とは液面より深さ10cm以内
の箇所であり、この箇所に排出される場合が特に好まし
い。また、液面の上部に圧力による液の溢れを防止する
目的で、ワイパーブレード等により、液面付近を覆う方
法か好ましく用いることができる。同時にこのワイパー
ブレードはスクイジーとしても作用することができる。
【0093】ポンプとしてはイワキ社製のマグネットポ
ンプMD−10、MD−20、MD−30等が好ましく
用いられる。
【0094】さらに、上記循環系に強力に噴射する噴射
口を設けて(ジェット攪拌)、感光材料の膜面に当て、
短時間で目標の写真特性を得たり、脱銀速度を速めた
り、水洗浴や安定浴での各種成分の洗い出しを促進する
ことができる。
【0095】ジェット攪拌の方式としては、特開平3−
41447、特開平4−83251、同5−1142
1、同5−224382、同5−281688、同7−
199436号等に記載されている。
【0096】各処理液におけるジェット攪拌のより具体
的な方法としては、特開昭62−183460号第3頁
右下欄〜第4頁右下欄の発明の実施例の項に記載された
乳剤面に向かい合って設けられたノズルからポンプで圧
送された液を吐出させる方式が好ましい。
【0097】ポンプとしてはイワキ社製のマグネットポ
ンプMD−10、MD−15、MD−20等を使用する
ことが出来る。ノズルの穴径は直径0.3〜2mm、好
ましくは0.5〜1.5mmである。また、ノズルはチ
ャンバー板面及び感光材料面に対しできるだけ垂直方向
に、かつ円形に開いていることが好ましいが、角度とし
ては搬送方向側から60度〜120度、形状として長方
形やスリット状でもよい。ノズルの数はタンク容量1L
当り5個〜200個、好ましくは10個〜100個であ
る。
【0098】また、噴流が感光材料の一部に偏って当た
ると、現像ムラや残色ムラが発生するため、同じ場所だ
けにあたらないように、ノズルの位置を順次ずらしてお
くことが好ましい。例えば搬送方向に対し垂直に2〜8
個程度の穴列を、適当な間隔で位置を少しずつ変えたも
のである。ノズルから感光材料までの距離は近すぎると
上記のムラが発生し易く、遠すぎると攪拌効果が弱まる
ので、0.5〜12mmとするのが好ましく、より好ま
しくは1〜9mmである。
【0099】各ノズルから吐出する液の流速も、同様に
最適範囲が存在し、好ましくは0.5〜5m/秒、特に
好ましくは1〜3m/秒である。
【0100】本発明の処理機は、露光済の感光材料の処
理量に応じて、補充される機能を有する場合が好まし
い。
【0101】補充の方法は、各種方式を採用することが
できる。例えば、特開平5−173299号記載のよう
に、循環系の直接濃縮液を補充する方法、特開平6−1
94811号記載のようにストックタンクに濃縮液を一
度ストックし、その後補充する方法、特開昭64−55
560、同64−55561、同64−55562号記
載のように完成液のカートリッジから直接処理槽に補充
する完成補充液方式、特開平3−134666号記載の
ように、カートリッジからストックタンクに一旦補充液
を自動供給し、その後、処理槽に補充される方法、EP
−590583A1記載のように濃縮液と水を直接処理
槽に補充する方法、特開平5−188533、同6−2
02297、同7−169339号等に記載の固体処理
剤と水を補充する方法等が挙げられる。
【0102】本発明の処理機においては、液面の開口面
積は比較的小さいために、補充は循環系やサブタンクを
設けて、その箇所に補充するのが好ましい。また、循環
系に補充する場合には、循環経路の一部に膨らみを設け
(ハンプタンク)、その箇所に補充するのも好ましい方
法である。
【0103】また、処理液の補充に関しては、補充ポン
プが用いられるが、ベローズ式補充ポンプが好ましい。
また、補充精度を向上させる方法として、ポンプ停止時
の逆流を防止するため、補充ノズルへの送液チューブの
径を細くすることは有効である。好ましい内径は1〜8
mm、特に好ましくは2〜5mmである。
【0104】本発明の感光材料処理装置である自動現像
機には種々の部品材料が用いられるが、好ましい材料を
以下に記載する。
【0105】処理槽のタンク材質及びクロスオーバー材
質としては、前述の結晶性樹脂が用いられるが、複数の
処理槽の内の何れかの処理槽のタンク材質及びクロスオ
ーバー材質として、変性PPO(変性ポリフェニレンオ
キサイド)、変性PPE(変性ポリフェニレンエーテ
ル)樹脂も好ましい。変性PPOは日本ジーイープラス
チック社製「ノリル」、変性PPEは旭化成工業製「ザ
イロン」、三菱瓦斯化学製「ユピエース」等が挙げられ
る。これらの材質は現像液、定着液、漂白定着液などに
対して耐薬品性の優れた材料である。これらの材料は射
出成形に適しており、また低発泡成形やシンプレス成
形、ガスカウンタープレッシャー成形などの各種の中空
成形も行うことができる利点がある。これらの成形方法
を利用して処理槽のガイドやラック類の一体成形化が可
能になった。これらの材質は、一般のABSよりも耐熱
温度が高いため自動現像機の乾燥部材質にも使用でき
る。さらに耐熱や剛性を必要な時はガラス繊維強化やフ
ィラー添加されたグレードを使用することができる。ま
た、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
樹脂)は、処理液(例えば、漂白液、定着液、漂白定着
液)に対する耐薬品性を有しているため、タンクの一部
やラック類に使用することができる。電気化学工業製
「デンカ」、宇部興産製「サイコラック」や三菱モンサ
ント化成、日本合成ゴムなど各社のABS樹脂を使用で
きる。ABSは、80℃以下の環境で使用することが好
ましい。また、ABSは射出成形による成形性が良好
で、成形時のヒケが少なく平面性良く成形できるため自
動現像機のハウジングにも適した材料である。プロセサ
ーの供給部やカセット類にも適した材質である。
【0106】また、オレフィン系樹脂のPE(ポリエチ
レン)、PP(ポリプロピレン)は、処理液一般に(例
えば、カラー現像液、漂白液、定着液、安定液)に対し
て高い耐薬品性を有している。PEは昭和電工、宇部興
産などで多数の製品がある。PPは宇部興産、チッソ、
三井東圧化学、旭化成など多数の製品がある。自動現像
機では補充タンクや廃液タンクなどの材質として使用さ
れている。材料が安価で中空成形で容易に大型タンクを
製作できるため、高い寸法精度を必要としない部位に好
ましく用いることができる。
【0107】また、PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)は、
耐薬品性に優れ、安価で簡単に溶接できるため加工性に
すぐれている。
【0108】PVCとしては電気化学工業や理研ビニル
工業などのほかに各種モールダーメーカーなど多くの会
社より多品種が生産されている。タキロン工業「タキロ
ンプレート」や三菱樹脂「ヒシプレート」から押出成形
された板材が市販されており、また各種変性処理された
PVCも市販されており容易に用いることができる。ア
クリル変性PVCとしては、筒中プラスチック「カイダ
ック」やサンアロー化学などから市販されている。アク
リル変性PVCは、表面が平滑に仕上がり撥水性が良
く、タンクに使用した場合、処理液の析出(例 発色現
像液から主薬などの析出)をひきおこしにくく適した材
料である。PVCの押出や射出成形品の表面を平滑にす
るための工夫としては、変性PVCの他に大豆油などを
添加して成形時の流動性を向上させることは効果が高
い。大豆油(好ましくは変性大豆油)の添加は、樹脂表
面を平滑化し、スリキズなどによって感光材料の品質を
損ねないだけでなく、成形時の流動性を向上させる効果
がある。
【0109】発色現像主薬などの析出対策や感光材料の
搬送性向上のために処理槽や処理部のガイドの材質とし
て、結晶性ポリマーを用いることができる。PBT(ポ
リブチレンテレフタレート)、HDPE(超高密度ポリ
エチレン樹脂)、PTFE(ポリ四ふっ化エチレン樹
脂)、PFA(四ふっ化エチレン・パーフルオロアルコ
キシエチレン樹脂)、PVDF(ポリふっ化ビニリデン
樹脂)などが感光材料が接触するガイドや処理液(例え
ば、発色現像液)が析出しやすい液界面部分などに適し
ている。上記のふっ化物はPPEなどの他の材質にコー
ティングしても効果を発揮する。
【0110】処理部のローラー材質としては、PVC
(ポリ塩化ビニル樹脂)、PP(ポリプロピレン)、P
E(ポリエチレン)、UHMPE(超高分子量ポリエチ
レン)、TPX(ポリメチルペンテン)、PPS(ポリ
フェニレンサルファイド)、変性PPO(変性ポリフェ
ニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリフェニレン
エーテル)などの熱可塑性樹脂が適している。PP、P
E、TPXなどのオレフィン系樹脂はローラー表面を平
滑に射出成形でき、比重が小さいため回転負荷が小さく
できるため、搬送される感光材料の乳剤面側にキズがつ
きにくく適している。これらは、ターン部の鼓ローラー
などに良く使われている。UHMPEやPTFE(PF
AやPVDFを含む)などの材質は、感光材料が摺動す
る部分や処理液の撥水を必要とする部分に適している。
ローラーに処理液の析出部が付着して固化したものによ
って感光材料がきずつけられるのを防ぐ効果がある。こ
れらの材質をローラー表面(コーティングを含む)に備
えたローラーは、処理液の界面に位置するローラーやス
クイズ部分のローラーに適している。PVCは、押出成
形によってローラーに加工しやすく適している。また、
2重押出成形によってローラーの表面に硬度の低い軟質
の樹脂部分を有したローラーを容易に製造することがで
き、感光材料に対してソフトタッチで接触でき好まし
い。搬送力を伴うローラーにはPVCの他に変性PP
O、変性PPE、変性PPSなどが剛性を高く、高い回
転トルクに耐えることができるため適している。これら
は、剛性をさらに高めるためにガラス繊維強化やマイ
カ、タルク、チタン酸カリウムなどのミネラル添加の強
化剤を使用することが好ましい。強化物を添加すること
によってローラーの曲げ弾性率が向上して経時変化によ
るクリープ変形を防止でき長期の使用によってローラー
がたわむことがなく安定した搬送性を確保することがで
きる。また、無機物を樹脂に添加して成形することでロ
ーラー表面に現れた無機質粒子によって表面を梨地状に
荒らして搬送物のスリップを防止することができる。添
加する無機物の粒子径や添加量を調製しローラー表面粗
さをコントロールできる。
【0111】搬送ローラーの直径が小さいものや感光材
料の幅が広くローラー長の長いものには熱硬化性樹脂が
適している。PF(フェノール樹脂)、熱硬化性ウレタ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂が好ましい。エポキシ
樹脂もアルカリ性処理液以外の一部の処理液には適して
いる。PFとしてはレゾール系が好ましく、三井東圧化
学「OR−85」は特に適している。補強のためにグラ
ファイトを添加するとよい。このローラーは細く(例え
ば外径8mm)できるため、処理ラックを小型化でき
る。熱硬化性ウレタン樹脂としては、日本ユニポリマー
「ユニロン」、大日本インキ化学工業「パンデック
ス」、武田薬品工業「タケネート」などが適している。
【0112】現像液による耐汚染防止のためにはフッ素
系樹脂で被膜されたローラーも好ましい。具体的には、
特開平4−161955号に開示された樹脂などを用い
ることができる。
【0113】ニップローラー等の軟質ローラーには、エ
ラストマーを用いることができる。例えば、オレフィン
系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系
エラストマー、塩ビ系エラストマーなどが好ましい。
【0114】処理部のギヤ、スプロケットとしては、P
A(ポリアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)、UHMPE(超高分子量ポリエチレン)、PPS
(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(全芳香族ポ
リエステル樹脂、液晶ポリマー)、PEEK(ポリエー
テルエーテルケトン)など熱可塑性結晶性樹脂が適して
いる。PAとしては、66ナイロン、6ナイロン、12
ナイロン等のポリアミド樹脂のほかに分子鎖中に芳香族
環をもつ芳香族系ポリアミドや変性ポリアミドが含まれ
る。66ナイロン、6ナイロンとしては東レやデュポン
「ザイテル」、12ナイロンとしては東レ「リルサ
ン」、ダイセル・ヒュルス「ダイアミド」などが適して
いる。芳香族系ポリアミドとしては、三菱瓦斯化学「レ
ニー」ポリアミドMXD6、変性ポリアミドでは三井石
油化学「アーレン」変性ポリアミド6Tなどが適してい
る。PAは、吸水率が高いため処理液中で膨潤しやすい
ためガラス繊維強化や炭素繊維強化グレードが好まし
い。芳香族系ポリアミドは、比較的吸水率が低いため膨
潤しにくく、高い寸法精度を得ることができる。そのほ
かコンプレッション成形によって得られたMCナイロン
のような高分子量品は繊維強化なしでも十分な性能を得
ることができる。そのほかに、「ポリスライダー」のよ
うな含油ナイロン樹脂も使われる。PBTはPAとは反
対に極めて吸水率が低いため処理液に対して高い耐薬品
性を有している。東レや大日本インキ化学工業のPBT
や日本ジーイープラスチックス「バロックス」が用いら
れる。PBTはガラス繊維強化品でも未強化品でも部位
に応じて使用される。ギヤの噛み合いを良化するために
はガラス強化品と未強化品と組み合わせて使用すること
が好ましい。UHMPEとしては、未強化品が適してお
り、三井石油化学「リューブマー」、「ハイゼックスミ
リオン」、作新工業「ニューライト」、旭化成「サンフ
ァイン」、大日本印刷「超高分子ポリエチレンUHM
W」が適している。PPSとしては、ガラス繊維や炭素
繊維強化のものが好ましい。LCPとしては、ICIジ
ャパン「ビクトレックス」、住友化学「スミカスーパ
ー」、日本石油「ザイダー」、ポリプラスチックス「ベ
クトラ」などを用いることができる。PEEKは、現像
機のいずれの処理液に対しても極めて耐薬品性や耐久性
が良好で未強化品で十分な性能を発揮する好適な材質で
ある。
【0115】配管、配管の継手、アジテーションジェッ
トパイプの継手、シール材などのゴム材質およびエラス
トマーとしては、EPDMゴム、シリコンゴム、バイト
ンゴム、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラス
トマー、ウレタン系エラストマー、塩ビ系エラストマー
などが好ましい。具体例としては、住友ベークライト
(株)製「スミフレックス」、三井石油化学(株)製
「ミラストマー」(オレフィン系エラストマー)、三菱
油化(株)製「サーモラン」(ゴム入りオレフィン系エ
ラストマー)、同「ラバロン」、日本モンサント化成
(株)又はエーイーエス・ジャパン(株)製「サントプ
レーン」、三菱化成ビニル(株)製「サンプレーン」
(高弾性塩ビ系エラストマー)、特開平3−19805
2号に記載のシリコンゴムやバイトンゴムなどを挙げる
ことができる。
【0116】以上述べてきた処理装置の処理槽を初めと
した各々の個所に用いられるプラスチックなどの材料に
ついては、「プラスチック成形材料商取引便覧−特性デ
ーターベース−1991年版」(株)合成樹脂工業新聞
社発行に基づいて容易に選択、入手することができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る感光材料
処理装置は、感光材料の搬送性が向上されると共に磁気
情報の読み取り精度が向上されるという優れた効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る感光材料処理装置
の概略全体構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る発色現像槽周辺の
概略拡大構成図である。
【図3】図2の3−3矢視線図である。
【図4】図2の4−4矢視線図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る発色現像槽及び連
結材の分解図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る発色現像槽の断面
図である。
【図7】本発明の一実施の形態に適用されるカラーネガ
フィルムの概略断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る感光材料処理装置
の第1の変形例の断面図である。
【図9】第1の変形例の駆動方式の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る感光材料処理装
置の第2の変形例の断面図である。
【図11】第2の変形例で使用されるブラケットの斜視
図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る感光材料処理装
置の第3の変形例の断面図である。
【図13】第3の変形例で使用される搬送ローラの斜視
図である。
【符号の説明】
10 感光材料処理装置 12 発色現像槽(処理槽) 14 漂白定着槽(処理槽) 16 安定槽(処理槽) F カラーネガフィルム(感光材料)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化銀感光材料を処理する処理液
    が貯留される処理槽を有した感光材料処理装置であっ
    て、 結晶性樹脂により前記処理槽が形成され且つ、 前記処理槽のタンク容量をVミリリットルとし、前記処
    理槽内の処理液にハロゲン化銀感光材料が接触し始める
    位置からこの処理液内よりハロゲン化銀感光材料が排出
    される位置までの搬送距離であるパス長をLcmとしたと
    きに、V/Lの値が25以下とされた構造に前記処理槽
    が形成された、 ことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン化銀感光材料の支持体がポ
    リエチレンナフタレートで形成され、この支持体上に磁
    気記録層が配置されたことを特徴とする請求項1記載の
    感光材料処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン化銀感光材料の支持体の厚
    みが100μm以下であることを特徴とする請求項1記
    載の感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 結晶性樹脂を射出成形してそれぞれリブ
    を有する複数の槽構成部材をそれぞれ形成し、この槽構
    成部材のリブ同士を締結部材で締結して組み合わせるこ
    とで、前記処理槽が組み立てられることを特徴とする請
    求項1記載の感光材料処理装置。
JP1900997A 1996-01-31 1997-01-31 感光材料処理装置 Pending JPH09269580A (ja)

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JP1517996 1996-01-31
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