JPH10339991A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH10339991A
JPH10339991A JP9150788A JP15078897A JPH10339991A JP H10339991 A JPH10339991 A JP H10339991A JP 9150788 A JP9150788 A JP 9150788A JP 15078897 A JP15078897 A JP 15078897A JP H10339991 A JPH10339991 A JP H10339991A
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JP
Japan
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developer
screw
developing device
shaft
downstream end
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JP9150788A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Okuno
幸彦 奥野
Masaru Hamamichi
優 濱道
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤収容槽内の搬送方向下流端部に現像剤
が滞留しないようにして,駆動トルクの増大や現像剤の
劣化等を防止した現像装置を提供すること。 【解決手段】 重力の影響で現像剤の移動が妨げられが
ちな下側の流路21の下流端部に,曲面部分20を設け
るとともにこの部分のスクリュー羽根15を他の部分の
ものより小さくし,現像剤が滞留することがなく,また
過大なストレスがかかることもなく,現像剤が容易に重
力に抗して上側の流路22に移動できる。このため,現
像剤の円滑な循環が妨げられたり,滞留した現像剤がス
トレスで劣化したりすることなく,小さな駆動トルクで
安定して現像剤担持ローラ17を介して感光体ドラム9
4を現像することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コピー機やプリン
タ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装
置に関する。さらに詳細には,現像剤収容槽内の現像剤
が搬送方向下流端部で滞留することによる弊害を防止し
た現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,画像形成装置の現像装置とし
ては,特開平6−186841号公報や特開平6−51
634号公報等,多数のものが提案されている。これら
のものは概略,図5に示されるように,現像剤収容槽9
0に,互いに平行な2本の軸スクリュー91,92を設
けて構成されている。軸スクリュー91,92は,その
搬送方向が互いに逆向きになっており,別に設けた駆動
モータにより駆動されることにより現像剤収容槽90内
の現像剤を図中に矢印で示すように循環させて撹拌する
ものである。そして,図5には示していないが軸スクリ
ュー91,92にはこれらに平行な現像剤担持体が備え
られており,これを介して感光体ドラムに現像剤を供給
するようになっている。
【0003】このような現像装置には,横型のものと縦
型のものとがある。横型の現像装置は,図6の側視図に
示すように,軸スクリュー91,92がほぼ同一の高さ
に配置されているものであり,感光体ドラム94に現像
剤を供給する現像剤担持体93もこれらとほぼ同一の高
さに配置されている。縦型の現像装置は,図7の側視図
に示すように,軸スクリュー91,92が上下に配置さ
れているものである。縦型の現像装置は,横型の現像装
置と比較して幅Wを小さくコンパクトにできる点で,特
にタンデム式のカラー画像形成装置において有利であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,前記し
た従来一般的な現像装置には,以下に説明する問題点が
あった。すなわち図5で考えると,現像剤収容槽90内
の現像剤は,軸スクリュー91,92における搬送方向
の下流端部付近(図5にX,Yで示す)で折り返され,
軸スクリュー91(92)から軸スクリュー92(9
1)へ受け渡されることになる。しかし軸スクリュー9
1,92はその軸と平行な方向に現像剤を駆動するのみ
であり,受け渡し方向の駆動力があるわけではない。
【0005】したがって,横型の現像装置であれば,こ
の下流端部に到達した現像剤は,後から続いてくる現像
剤に圧迫されてその圧力により他の軸スクリューに向け
て溢れ出しているにすぎないのである。このためこの部
分の現像剤は,相当にストレスがかかった状態にある。
このことが,軸スクリュー91,92に要求される駆動
トルクを過大にしており,また現像剤の凝集による劣化
を引き起こしていた。
【0006】一方,縦型の現像装置の場合には,上側の
軸スクリューの下流端部に到達した現像剤については重
力で自然に下側の軸スクリューに移るので問題ない。し
かし下側の軸スクリューの下流端部に到達した現像剤に
ついては,重力が受け渡しを妨げる向きに働くので,横
型の現像装置の場合よりもさらに事態が深刻であり,こ
の部分の現像剤に非常に大きなストレスがかかることと
なる。特に,カラー画像形成装置に用いられる非黒色の
カラー現像剤は,黒色現像剤と比べてさらにストレスに
弱く,容易に凝集したり,劣化が促進されたり,あるい
は現像剤に添加されている後処理剤の離脱が起こったり
する。このため,コンパクト化の要求が大きいタンデム
式の画像形成装置に縦型の現像装置を採用することの障
害要因となっていた。
【0007】本発明は,従来の現像装置が有するこのよ
うな問題点を解決するためになされたものである。すな
わちその課題とするところは,現像剤収容槽内の搬送方
向下流端部に現像剤が滞留しないようにして,駆動トル
クの増大や現像剤の劣化といった弊害を防止することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた請求項1に係る発明は,現像剤収容槽と,
前記現像剤収容槽の内部に設けられ軸方向に現像剤を搬
送する第1軸スクリューと,前記現像剤収容槽の内部に
設けられ前記第1軸スクリューの搬送方向と逆向きに現
像剤を搬送する第2軸スクリューと,現像剤担持体とを
有し,前記第1軸スクリューおよび前記第2軸スクリュ
ーにより現像剤を循環させつつ前記現像剤担持体に現像
剤を付与する現像装置であって,少なくとも前記第1軸
スクリューの搬送方向の下流端部における前記現像剤収
容槽の内面形状を曲面状またはテーパ状にしたことを特
徴として特定される。
【0009】この現像装置では,現像剤収容槽内の現像
剤が,第1軸スクリューおよび第2軸スクリューにより
搬送される。ここで両軸スクリューによる搬送の向きが
互いに逆向きであるため,現像剤は現像剤収容槽内で循
環させられる。かくして現像剤は,現像剤収容槽内で循
環して撹拌されつつ現像剤担持体に付与され,これを通
じて現像が行われる。この現像剤収容槽内での現像剤の
循環において現像剤は,第1軸スクリューによりその軸
方向に搬送されその下流端部に至ると,現像剤収容槽の
その部分の内面形状が曲面状またはテーパ状であるた
め,自然に第2軸スクリューに向けて押し出される。こ
れにより,第1軸スクリューの下流端部から第2軸スク
リューの上流端部への現像剤の受け渡しが円滑に行われ
る。したがって,第1軸スクリューの下流端部で現像剤
が滞留したりストレスがかかったり,第1軸スクリュー
および第2軸スクリューの必要な駆動トルクが過大にな
ったりすることが防止される。
【0010】ここにおいて,第1軸スクリューの搬送方
向の下流端部における現像剤収容槽の内面形状が曲面状
またはテーパ状であるとは,次のようなことをいう。す
なわち,当該部分において第1軸スクリューを挟んで第
2軸スクリューの反対側に位置する現像剤収容槽内面
に,曲面もしくは傾斜面(テーパ状)が設けられること
により,第1軸スクリューの搬送方向の下流に進むほど
流路が狭くなっている状態である。このようになってい
ると,その部分に至った現像剤の流れの方向がテーパ状
または曲面状の形状により曲げられて第2軸スクリュー
へ向かうのである。
【0011】また,請求項2に係る発明は,現像剤収容
槽と,前記現像剤収容槽の内部に設けられ軸方向に現像
剤を搬送する第1軸スクリューと,前記現像剤収容槽の
内部に設けられ前記第1軸スクリューの搬送方向と逆向
きに現像剤を搬送する第2軸スクリューと,現像剤担持
体とを有し,前記第1軸スクリューおよび前記第2軸ス
クリューにより現像剤を循環させつつ前記現像剤担持体
に現像剤を付与する現像装置であって,少なくとも前記
第1軸スクリューの搬送方向の下流端部における搬送力
を他の部分の搬送力より小さくしたことを特徴として特
定される。
【0012】この現像装置では,第1軸スクリューの搬
送方向の下流端部においては,第1軸スクリューによる
その搬送方向への搬送力が他の部分よりも小さいので,
その部分における現像剤のストレス上昇が効果的に防止
されている。これにより,第1軸スクリューの下流端部
から第2軸スクリューの上流端部への現像剤の受け渡し
が円滑に行われる。第1軸スクリューのその部分におけ
る搬送力を小さくするには,その部分において,スクリ
ュー羽根の径を小さくしたり中心軸の径を大きくしたり
して有効面積を小さくすればよい。あるいは,スクリュ
ー羽根のピッチや角度を他の部分と変えることにより搬
送力を小さくすることもできる。
【0013】この場合において,対応する第2軸スクリ
ューの上流端部における搬送力を他の部分より大きくす
るとさらによい。第2軸スクリューの上流端部側が負圧
になり第1軸スクリューの下流端部の現像剤を吸い出す
ので,現像剤の受け渡しがさらに円滑になるからであ
る。搬送力を大きくするには,前記と逆に,スクリュー
羽根の有効面積を大きくする等の手段が有効である。ま
た,請求項1の発明と請求項2の発明との双方の特徴を
兼ね備えた現像装置としてもよい。
【0014】また,請求項3に係る発明は,請求項1ま
たは請求項2に記載する現像装置であって,前記第2軸
スクリューが,前記第1軸スクリューより上方に配置さ
れていることを特徴として特定される。
【0015】この現像装置は,第1軸スクリューおよび
第2軸スクリューが上下に配置された縦型の現像装置で
ある。このため,下側の第1軸スクリューの下流端部か
ら上側の第2軸スクリューの上流端部への現像剤の受け
渡しに対し,重力がこれを妨げられる向きに作用してい
る。しかし,前記のように第1軸スクリューの搬送方向
の下流端部における現像剤収容槽の内面形状により,あ
るいはさらにその部分の第1軸スクリューの搬送力が小
さくされていることにより,当該部分での現像剤の受け
渡しの円滑化が図られているので,重力の妨げにもかか
わらず,現像剤が円滑に受け渡され,滞留によるストレ
スの上昇や第1軸スクリューおよび第2軸スクリューの
必要な駆動トルクの増大が防止されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,本発明を具体化した実施の
形態について,図面を参照しつつ詳細に説明する。本実
施の形態は,タンデム式のフルカラー画像形成装置にお
ける各色の画像形成ユニットの現像器に用いて好適な,
縦型の現像装置である。
【0017】本実施の形態に係る現像装置1は,図1に
示すように,現像剤を内蔵する現像剤収容槽10を有
し,これに互いに平行な2本のスクリュー軸11,13
が設けられている。スクリュー軸13は,現像剤収容槽
10の外部に設けられたモータ18に接続されており,
このモータ18により回転駆動を受けるようになってい
る。そして,スクリュー軸11とスクリュー軸13は,
現像剤収容槽10の外側のギヤ列19で,同じ向きに回
転するように連結されている。また,スクリュー軸11
とスクリュー軸13との間には,現像剤収容槽10の一
部分である隔壁16が形成されている。
【0018】スクリュー軸11,13にはそれぞれ,多
数の半円状のスクリュー羽根12,14が斜めに取り付
けられている。スクリュー軸13とスクリュー羽根14
とが第1軸スクリュー24を構成し,スクリュー軸11
とスクリュー羽根12とが第2軸スクリュー25を構成
する。ただし,スクリュー羽根12とスクリュー羽根1
4は互いに逆向きになっている。すなわち,モータ18
によりスクリュー軸11,13を回転駆動したときの現
像剤の搬送の向きは互いに逆向きである。このため,図
1中に矢印で示すように,現像剤が隔壁16のまわりを
循環するようになっている。言い換えると,現像剤収容
槽10の内部のうち隔壁16より上の部分が,第2軸ス
クリュー23により現像剤が図1中左向きに搬送される
流路22をなし,一方,隔壁16より下の部分が,第1
軸スクリュー24により現像剤が図1中右向きに搬送さ
れる流路21をなしている。
【0019】第1軸スクリュー24および第2軸スクリ
ュー23は縦に配置されている。すなわち,第1軸スク
リュー24が下に,そして第2軸スクリュー23がその
上に位置している。そして,第1軸スクリュー24の搬
送方向(図1中右向き)の下流端部における現像剤収容
槽10の内面には曲面部分20が設けられている。この
曲面部分20は,第1軸スクリュー24を挟んで第2軸
スクリュー23の反対側に位置している。したがって,
隔壁16より下の流路21は,その流れ方向の下流端部
付近では少し狭くなっている。そして,スクリュー軸1
3のこの部分には,他の部分のスクリュー羽根14より
小径の,すなわち有効面積が小さいスクリュー羽根15
が取り付けられている。このためこの部分における第1
軸スクリュー24の搬送力(図1中右向き)は,他の部
分より弱い。
【0020】この現像装置1は前記のように縦型であ
り,図2の側視図に示すように,第1軸スクリュー24
と第2軸スクリュー23との中間の高さに,現像剤担持
ローラ17を備えている。現像剤担持ローラ17は,現
像剤収容槽10から少し突出して設置されており,画像
形成装置の感光体ドラム94に形成されている静電潜像
を現像するものである。
【0021】上記の構成を有する現像装置1は,次のよ
うに動作する。モータ18によりスクリュー軸13を回
転駆動すると,その回転はギヤ列19によりスクリュー
軸11にも伝達される。したがって,スクリュー軸1
1,13は同じ向きに回転する。すなわち第1軸スクリ
ュー24と第2軸スクリュー23とが同じ向きに回転す
る。このため第1軸スクリュー24は流路21の現像剤
を,第2軸スクリュー23は流路22の現像剤を,それ
ぞれの搬送方向に向けて搬送する。そして前記のように
両者の搬送方向が互いに逆向きであるため,現像剤は現
像剤収容槽10の中で図1中に矢印で示すように隔壁1
6のまわりを循環する。そして現像剤は,このように循
環されつつ,上側の流路22から現像剤担持ローラ17
に付与され,感光体ドラム94の静電潜像の現像に供さ
れる。現像剤担持ローラ17上の余剰の現像剤は,下側
の流路21に回収されて再び現像剤収容槽10の中を循
環する。
【0022】ここにおいて,下側の流路21の下流端部
に至った現像剤の詳細な動きは,次のように説明され
る。すなわち,流路21内の現像剤は,第1軸スクリュ
ー24の搬送作用により図1中右向きに流れている。そ
してその下流端部に至ると,上側の流路22に溢れ出
る。ここで,現像剤の下側から上側への溢れ出しに対し
ては,重力がこれを妨げる向きに作用するが,下側の流
路21の下流端部においては曲面部分20により流路2
1が狭まっているので現像剤の流れが上方に向けて曲げ
られ,現像剤は容易に上側の流路22に移動するのであ
る。また,曲面部分20の存在により,現像剤の流れに
澱みが生じるスペースが排除されているので,現像剤が
滞留せず循環が円滑となる。
【0023】さらに,現像剤の流れの方向転換が起こっ
ている下流端部においては,上側の流路22に移動した
現像剤の重力と後方からの現像剤の押し出しとによりス
トレスが上昇しがちであるが,この部分のスクリュー羽
根15が他の部分のものより小さいことから搬送力が弱
められており,ストレスはあまり上昇しない。したがっ
て,この部分で現像剤がストレスにより凝着等の劣化を
起こすことがなく,またモータ18の駆動トルクも小さ
くて済む。上側の流路22に移動した現像剤は,第2軸
スクリュー23により図1中左向きに搬送されることと
なる。
【0024】一方,上側の流路22の下流端部に至った
現像剤は,重力により下方に落下して下側の流路21に
移動する。このため,流路21の下流端部のように曲面
を設けたりスクリュー羽根を小さくする等の対策を行う
までもない。
【0025】以上詳細に説明したように本実施の形態に
よれば,重力の影響で現像剤の移動が妨げられがちな下
側の流路21の下流端部に,曲面部分20を設けるとと
もにこの部分のスクリュー羽根15を他の部分のものよ
り小さくしたので,ここに至った現像剤は滞留すること
なく,また過大なストレスがかかることもなく容易にそ
の流れ方向を変え重力に抗して上側の流路22に移動す
る。これにより,現像剤の円滑な循環が妨げられたり,
滞留した現像剤がストレスで劣化したりすることなく,
小さな駆動トルクで安定して現像剤担持ローラ17を介
して感光体ドラム94を現像することができる現像装置
1が実現されている。特に,一般的に黒色現像剤より劣
化しやすいとされるカラー現像剤についても,劣化のお
それなく取り扱うことができる点で,フルカラー画像形
成装置に適している。また,この現像装置1は縦型であ
り幅Wが小さいので,タンデム式のフルカラー画像形成
装置における各色ごとの画像形成ユニットの現像器とし
て好適に用いることができる。
【0026】次に,第2の実施の形態について説明す
る。図3に示す第2の実施の形態の現像装置の,第1の
実施の形態の現像装置1に対する相違点は,下側の流路
21の下流端部に,曲面部分20のかわりにテーパ面2
5を設けた点のみにある。この点以外には相違点はな
い。このようにすることによっても,第1の実施の形態
の場合と同様に,下側の流路21はその下流端部で少し
狭くなる。このため,モータ18を駆動して現像剤を循
環させたときに,第1の実施の形態の場合と同様に,下
側の流路21の下流端部において現像剤の流れが上方に
向けて曲げられるので,重力の妨げにかかわらず現像剤
は容易に上側の流路22に移動する。また,澱みが生じ
るスペースも排除されている。すなわち,第1の実施の
形態の場合と同様に現像剤の滞留やストレスを防止し
て,現像剤を円滑に循環させつつ現像を行うことができ
るコンパクトな縦型の現像装置2が実現されている。
【0027】なお,本発明は前記した各実施の形態に限
定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲内で
種々の改良,変形が可能であることはもちろんである。
例えば,前記各実施の形態では,下側の流路21の下流
端部には小径のスクリュー羽根15をスクリュー軸13
に設けてその部分のスクリュー羽根の有効面積を減らし
搬送力を弱めることとしたが,これ以外に,その部分で
はスクリュー軸13自体を太くしたり,スクリュー羽根
の形状を変更したりして有効面積を減らしてもよい。あ
るいは有効面積以外にも,スクリュー羽根の角度やピッ
チを変更することによりその部分の搬送力を弱めてもよ
い。そして,上側の第2軸スクリュー23における対応
する位置のスクリュー羽根を逆に大きくする等してその
部分の搬送力を強めると,さらに良好な結果が得られ
る。また,曲面部分20またはテーパ面25,さらには
小径のスクリュー羽根15を下側の流路21の下流端部
にのみ設けたが,上側の流路22の下流端部もこのよう
にしてもかまわない。
【0028】また,前記各実施の形態はいずれも,2つ
の軸スクリューを上下に配置した縦型の現像装置であっ
たが,2つの軸スクリューを横に配置した横型の現像装
置にも適用可能である。この場合に図4に示すように,
両方の流路の下流端部に曲面部分20A,20B(もし
くはテーパ面)を設けてもよく,いずれか一方のみをこ
のようにしてもよい。さらには現像剤は,2成分系か1
成分系かを問わない。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば,現像剤収容槽内の搬送方向下流端部における現
像剤の滞留や過大なストレスを防止するようにしたの
で,現像剤の劣化や駆動トルクの増大やといった弊害の
ない現像装置が提供されている。特に,縦型配置を採用
しても現像剤が円滑に循環するので,幅方向のコンパク
ト化が要求されるタンデム式のフルカラー画像形成装置
用として適した現像装置が提供されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る現像装置の構造を説明
する図である。
【図2】図1の現像装置の側視図である。
【図3】第2の実施の形態に係る現像装置の構造を説明
する図である。
【図4】横型の現像装置に本発明を適用した例を示す図
である。
【図5】従来の現像装置の構造を説明する図である。
【図6】横型の現像装置の側視図である。
【図7】縦型の現像装置の側視図である。
【符号の説明】
1,2 現像装置 10 現像剤収容槽 15 小径のスクリュー羽根 17 現像剤担持ローラ 20 曲面部分 23 第2軸スクリュー 24 第1軸スクリュー 25 テーパ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤収容槽と,前記現像剤収容槽の内
    部に設けられ軸方向に現像剤を搬送する第1軸スクリュ
    ーと,前記現像剤収容槽の内部に設けられ前記第1軸ス
    クリューの搬送方向と逆向きに現像剤を搬送する第2軸
    スクリューと,現像剤担持体とを有し,前記第1軸スク
    リューおよび前記第2軸スクリューにより現像剤を循環
    させつつ前記現像剤担持体に現像剤を付与する現像装置
    において,少なくとも前記第1軸スクリューの搬送方向
    の下流端部における前記現像剤収容槽の内面形状を曲面
    状またはテーパ状にしたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤収容槽と,前記現像剤収容槽の内
    部に設けられ軸方向に現像剤を搬送する第1軸スクリュ
    ーと,前記現像剤収容槽の内部に設けられ前記第1軸ス
    クリューの搬送方向と逆向きに現像剤を搬送する第2軸
    スクリューと,現像剤担持体とを有し,前記第1軸スク
    リューおよび前記第2軸スクリューにより現像剤を循環
    させつつ前記現像剤担持体に現像剤を付与する現像装置
    において,少なくとも前記第1軸スクリューの搬送方向
    の下流端部における搬送力を他の部分の搬送力より小さ
    くしたことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する現像
    装置において,前記第2軸スクリューが,前記第1軸ス
    クリューより上方に配置されていることを特徴とする現
    像装置。
JP9150788A 1997-06-09 1997-06-09 現像装置 Pending JPH10339991A (ja)

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JP9150788A JPH10339991A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 現像装置
US09/092,876 US5963766A (en) 1997-06-09 1998-06-08 Developing device

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JP9150788A JPH10339991A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 現像装置

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