JP2722424B2 - ブレード組立体および感光材料処理装置 - Google Patents

ブレード組立体および感光材料処理装置

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JP2722424B2
JP2722424B2 JP27478191A JP27478191A JP2722424B2 JP 2722424 B2 JP2722424 B2 JP 2722424B2 JP 27478191 A JP27478191 A JP 27478191A JP 27478191 A JP27478191 A JP 27478191A JP 2722424 B2 JP2722424 B2 JP 2722424B2
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卓弥 鴨志田
研 河田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料が通過する通路を有し、この通路をブレードにて遮
蔽するブレード組立体およびこれを有する感光材料処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】露光後のハロゲン化銀写真感光材料(以
下、単に感光材料または感材という)に対しては、その
種類に応じた処理がなされる。例えば、カラー感光材料
に対しては、現像、漂白、定着(または漂白定着)、水
洗および安定化処理が順次なされる。
【0003】このような処理は、通常、自動現像機のよ
うな感光材料処理装置を用い、この装置が備える複数の
処理槽のそれぞれに入れられた現像液、漂白液、定着液
(または漂白定着)、水洗水および安定液に感光材料を
順次浸漬することによりなされる。
【0004】近年、ミニラボと呼ばれる小型現像機によ
る小規模用処理システムの開発が進み、大型現像機を備
える現像所のみならず、写真店の店頭等でもフィルムの
現像およびプリントがなされるようになっている。
【0005】このような小規模用処理システムにおいて
は、簡易かつ迅速に処理が行なえること、処理液の補充
量および排液量をより低減すること、処理効率が高く、
優れた写真性が得られることおよび装置の小型化を図る
ことが課題とされている。
【0006】しかしながら、現状では、このような課題
を両立することは容易ではない。例えば、水洗処理に関
しては、多段カスケード水洗方式を採用すれば、水洗性
は向上し、良好な写真性が得られるが、水洗水の補充量
および排液量が多く、装置も大型となる。逆に、水洗水
の補充量および排液量を少なくすれば、良好な水洗性を
得るために、水洗時間を長くしなければならない。
【0007】このような問題を解決するために、本願出
願人は、複数の処理室を幅狭の通路で連結してなる処理
室空間が形成された処理槽を有する感光材料処理装置を
開示している(特願平01−025132号)。この感
光材料処理装置によれば、各処理室内における処理液の
液組成勾配(濃度勾配)を良好に維持することにより、
感光材料の処理効率が向上し、処理液の補充量の低減や
処理時間の短縮を図ることができる。
【0008】さらに、本願出願人は、前記感光材料処理
装置の各通路に、処理液の流通を遮断するための可撓性
を有するブレードを設けた感光材料処理装置を開示して
いる(特願平02−155667号)。この感光材料処
理装置では、感光材料の通過時にその表面に付着した液
を拭い取る機能(以下、スクイズ機能という)および処
理液の流通を遮断する機能(以下、シール機能という)
が発揮されるので、感光材料の処理効率がさらに向上
し、より一層、処理液の補充量の低減および処理時間の
短縮を図ることができる。
【0009】ところで、前記特願平02−155667
号に記載された感光材料処理装置において、感光材料を
良好に搬送するためには、感光材料がブレード間に突入
する際に、感光材料の先端がブレードの先端(一対のブ
レードの場合、両ブレードの密着面)に一致するように
するのが好ましい。
【0010】しかしながら、実際には、感光材料の揺動
やカーリング等により、感光材料がブレード間に突入す
る際に、その先端がブレードの先端から感光材料厚さ方
向にずれを生じることがある。このとき、感光材料の先
端は、ブレードの途中に衝突し、その後ブレードの表面
を滑ってブレードの先端へ至り、ブレード間を通過す
る。
【0011】ブレードは、通常、ゴムのような弾性材料
で構成されているため、表面の摩擦係数が比較的高く、
従って、感光材料の先端がブレードの表面を摺動するの
には適さない。
【0012】特に、感光材料の先端のずれが大きい場
合、すなわち、感光材料の衝突位置がブレードの先端か
らかなり遠い位置である場合には、ブレード表面に対す
る入射角度が大きくなり、場合によっては、70〜85
°程度となることもあり、そのため、ブレードとの摩擦
力(特に、静止摩擦力)が増大してブレードの表面を滑
ることができず、感光材料が折れ曲がり、ジャミングを
生じる。
【0013】また、ジャミングには至らないまでも、衝
突の衝撃や高摩擦力により、感光材料の先端が破損また
は変形したり、ブレードの衝突部位にキズ付きが生じ、
ブレードの寿命を短くする。感光材料の先端の破損、変
形は、以後のローラ間やブレード間を通過する際のジャ
ミングの原因ともなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、感光
材料の搬送性を向上し、ジャミング事故の発生率を低減
することができるブレード組立体および感光材料処理装
置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)の本発明により達成される。
【0016】(1) 対向する一対の壁部により形成さ
れたハロゲン化銀写真感光材料が通過する幅狭の通路
(20)と、一方の壁部の通路入口付近に形成され、前
記通路内に突出するブレード当接部(18)と、前記ブ
レード当接部(18)の上流側に形成された傾斜壁面
(19)と、前記通路(20)を介して他方の壁部の通
路入口付近に支持され、前記ブレード当接部にその先端
が当接して前記通路を遮蔽するブレード(22)と、前
記ブレード(22)に隣接して設置され、その傾斜した
案内面により前記ハロゲン化銀写真感光材料をブレード
(22)の先端部へ導くガイド(25)とを有し、前記
傾斜壁面(19)および前記ガイド(25)の案内面
は、それぞれ、前記ブレード(22)の表面より摩擦係
数が低いことを特徴とするブレード組立体。
【0017】(2) 前記ブレード当接部と前記ガイド
の先端との通路幅方向の離間距離が0.5〜3mmである
上記(1)に記載のブレード組立体。
【0018】(3) 複数の処理室が形成された処理槽
を有し、各処理室内に入れられた処理液にハロゲン化銀
写真感光材料を順次浸漬して処理する感光材料処理装置
であって、前記ハロゲン化銀写真感光材料の通過方向に
隣接する処理室間に、請求項1または2に記載のブレー
ド組立体が設置され、このブレード組立体の通路により
前記処理室同士が連結されていることを特徴とする感光
材料処理装置。
【0019】
【実施例】以下、本発明のブレード組立体および感光材
料処理装置を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0020】図1は、本発明の感光材料処理装置を水洗
処理装置に適用した場合の構成例を示す概略断面側図面
である。同図に示すように、本発明の感光材料処理装置
1は、所定の容積を有する縦長の処理槽2を有する。こ
の処理槽2内には、ラック3が着脱自在に装填される。
【0021】このラック3は、一対の側板31、31を
有し、これらの側板間には、所望形状のブロック状の部
分を有する部材(以下、ブロック体という)4、5が設
置されている。図示の例では、ブロック体4内にブロッ
ク体5を挿入した状態となっている。
【0022】これらのブロック体4、5は、例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)のようなポリエステル
樹脂、ABS樹脂、ポリフェニレンオキサイド(PP
O)、ポリウレタン樹脂、ポリアミド、ポリアセタール
(POM)、フェノール樹脂、フッ素樹脂等の各種樹脂、
カーボン、各種ガラス、アルミナ、シリカ、アパタイト
等のセラミックス、ステンレス、インコネル、チタン、
チタン合金、ハステロイ等の耐食性を有する金属等の比
較的硬質な材料で構成されている。特に、成形性に優
れ、軽量で、十分な強度を有するという点から、ポリ塩
化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、PPO、A
BS樹脂等のプラスチックスで構成されているのが好ま
しい。
【0023】また、図示の例ではブロック体4、5は中
実部材となっているが、中空部材(例えばブロー成形に
より製造される)として構成してもよい。
【0024】このようなブロック体4および5の所定箇
所には、後述する本発明のブレード組立体15が挿入さ
れている。すなわち、ブレード組立体15は、感光材料
Sの搬送方向、すなわち上下方向に隣接する(以下、単
に隣接するという)処理室6Aと6B、6Bと6C、6
Cと6Dおよび6Dと6Eとの間にそれぞれ設置されて
いる。
【0025】なお、ブレード組立体15は、ラック3に
対し、着脱自在に設置されているのが好ましい。これに
より、例えばブレード22を洗浄または交換する際に、
ブレード組立体15ごと脱着してこれを容易に行なうこ
とができる。この場合、ブレード組立体15の脱着は、
ラック3を処理槽2の上方に引き上げた状態で、ブレー
ド組立体15を図1中の横方向にスライドさせて行な
う。
【0026】以上のようなブロック体4、5およびブレ
ード組立体15により、感光材料Sを水洗処理するため
の空間である5つの処理室6A、6B、6C、6Dおよ
び6Eが形成され、さらに、前記隣接する処理室同士
は、ブレード組立体15に形成された狭幅の通路20に
より連結されている。
【0027】このような前記処理室6A〜6Eおよび通
路20により、感光材料Sの処理空間が形成され、この
処理空間には、水洗水Wが満たされている。
【0028】なお、図示の構成において、処理室一室当
たりの容積は、好ましくは20〜3000ml程度とされ
る。
【0029】また、処理室6Aおよび6Eの上部には、
それぞれ感光材料Sを搬入および搬出するための通路2
0と同様の通路71および72が形成されている。
【0030】各通路20には、一片のブレード22が設
置されている。これについては後に詳述する。
【0031】図1に示すように、処理室6A、6B、6
Dおよび6Eの中央部付近には、それぞれ1対の搬送ロ
ーラ8が設置され、処理室6Cには、3対の搬送ローラ
8が設置されている。また、通路71の上方および通路
72の上方にも、それぞれ1対の搬送ローラ8が設置さ
れている。
【0032】これらの各搬送ローラ8は、その回転軸に
て側板31、31に軸支されており、図示しない駆動系
により、ローラ対の一方または双方が駆動回転し、ロー
ラ間に感光材料Sを挟持して感光材料Sを搬送するよう
になっている。
【0033】処理室6A、6B、6Dおよび6E内の搬
送ローラ8の上方または下方には、感光材料Sを案内す
るためのガイド9が設置されている。このガイド9は、
対をなす板状の部材で構成され、感光材料Sが通過しう
る間隔を隔てて対面設置されている。
【0034】また、処理室6Cの搬送ローラ8間には、
例えば円弧状に湾曲し、この湾曲部に沿って感光材料S
の方向を転換する反転ガイド10が設置されている。
【0035】さらに、通路71および72と、その上方
の搬送ローラ8との間には、それぞれ、湾曲した板状の
ガイド11が設置されている。このガイド11により、
感光材料は約90度方向転換される。
【0036】これらのガイド9〜11は、例えば成型プ
ラスチックや金属の板で構成されている。また、水洗水
W中に設置されるガイド9、10には、ガイドを貫通す
る開口(図示せず)が形成されているのが好ましく、こ
の開口の配置は、均一であるのが好ましい。このような
開口の設置により、ガイドを水洗水Wが流通することが
可能となり、処理室内での液の循環が促進されるため、
水洗効率が向上する。
【0037】このようなガイド9〜11、前記搬送ロー
ラ8およびその駆動系により感光材料Sの搬送手段が構
成される。
【0038】なお、ガイド9〜11は、感光材料Sの搬
送性に支障をきたさない限り、搬送経路に沿って部分的
に設けてもよく、また、設置しなくてもよい。
【0039】このような感光材料処理装置1には、水洗
水の供給(補充)および排出を行なう手段が設けられて
いる。すなわち、処理槽2には、その側壁を貫通して処
理室6Eに連通する給液管12および処理室6Aに連通
する排液管13が設置されている。
【0040】給液管12は、水洗水Wを供給(補充)す
るためのものであり、排液管13は、オーバーフロー等
により処理後の疲労した水洗水Wを排出するためのもの
である。
【0041】このような感光材料処理装置1において
は、各処理室6A〜6E内の水洗水Wを適温(例えば2
5〜50℃)に加温するヒーター(図示せず)が設置さ
れる。
【0042】このヒーターとしては、例えば、通常のシ
ーズヒーターやセラミックスヒーターを用いることがで
き、また、特願平02−223768号に記載されてい
るような面状発熱体を用いることもできる。このような
面状発熱体は、熱効率が良く、また、その形状がゆえに
設置スペースをとらず、装置の小型化に寄与する。
【0043】なお、ヒーターの設置位置は特に限定され
ず、例えば、処理室6A〜6Eのうちの任意の処理室
内、処理槽2の内面、ブロック体4、5等の表面または
内部、各処理室6A〜6Eに設置される水洗水の循環系
(図示せず)や水洗水の補充系の途中等に設置すること
ができる。特に、前記面状発熱体を用いれば、その設置
位置の選択範囲が広く、設計上有利である。
【0044】また、本発明では、任意の処理室6A〜6
E内に水洗水Wの温度を検出する温度センサー(図示せ
ず)を設置し、この温度センサーにより水洗水Wの温度
を検出し、この検出値に基づいて、マイクロコンピュー
タのような制御手段(図示せず)により、ヒーターのO
N・OFFを制御したり、発熱量を制御したりすること
もできる。
【0045】図2は、本発明のブレード組立体の構成例
を示す拡大断面側面図である。同図は、図1に示す感光
材料処理装置1の処理室6Aの下部付近を拡大して示す
ものである。
【0046】図2に示すように、ブレード組立体15
は、一対のブロック状の支持部材16aおよび16bを
有し、両支持部材16a、16bは、それぞれ、対向す
る壁部17a、17bを有している。両壁部17a、1
7bの間には、感光材料Sが通過する幅狭の通路20が
形成されている。
【0047】通路20の幅(有効スリット幅)Yは、感
光材料Sの厚さの5〜100倍程度(0.5〜10mm程
度)、特に、10〜40倍程度(1〜4mm程度)とする
のが好ましい。このような幅とすることによって、感光
材料Sは支障なく搬送される。
【0048】また、図示の構成において、通路20の長
さは10〜200mm程度、特に、10〜30mm程度とす
るのが好ましい。
【0049】支持部材16aおよび16bの構成材料と
しては、前記ブロック体4、5と同様のものを用いるこ
とができ、そのなかでも、特に、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、PPO、ABS樹脂等のプ
ラスチックスが好ましい。
【0050】なお、支持部材16aおよび16bは、一
体的に形成されたものでも、別部材を固定的に、すなわ
ち前記幅Yを保持するように、それらの両側端部にて連
結したものでもよい。
【0051】支持部材16bの通路20の入口(感光材
料の入口)21付近には、通路20内に突出するブレー
ド当接部18が形成されている。感光材料Sの非通過時
には、このブレード当接部18に、後述するブレード2
2の先端部24が当接、密着し、通路20が実質的に遮
蔽される。
【0052】また、支持部材16bのブレード当接部1
8を介して20通路と反対側には、ブレード当接部18
の外面に連続した傾斜壁面19が形成されている。感光
材料Sの先端S0 は、この傾斜壁面19に沿って滑り、
ブレード当接部18とブレード22の先端部24との間
に導かれる。
【0053】傾斜壁面19の傾斜角度(感材通過方向と
のなす角度)は、好ましくは、5〜30°程度、より好
ましくは、10〜20°程度とされる。
【0054】なお、傾斜壁面19は、図示の例では、平
面であるが、多少湾曲した面であってもよい。
【0055】支持部材16aの入口21付近には、ブレ
ード22を支持、固定するブレード支持部161が形成
されている。このブレード支持部161は、ブレード2
2を好ましい状態で支持できるように、傾斜面で構成さ
れている。
【0056】ブレード支持部161の傾斜角度(感材通
過方向とのなす角度)は、ブレード22の設置角度を規
定するものであり、通常、15〜85°程度、特に、2
0〜45°程度とするのが好ましい。
【0057】このようなブレード支持部161には、一
片のブレード22が設置されている。このブレード22
は、基部23と、この基部23から先端へ向って厚さが
漸減する薄肉の先端部24とで構成されており、この先
端部24がブレード当接部18に密着するように、その
基部23にて支持、固定されている。
【0058】ブレード22のブレード支持部161への
固定は、図示の例では、ネジ30の締め付けにより、ブ
レード支持部161の傾斜面と後述するガイド25の支
持部26とでブレードの基部23を押圧、挟持すること
によりなされる。
【0059】なお、ブレード22のブレード支持部16
1への固定方法は、図示のごときネジ止めに限らず、例
えば、接着、融着、嵌合、埋設、一体成形等の方法によ
り固定されていてもよい。
【0060】また、図示の例では、ブレード22の先端
部(薄肉部)24は、先端へ向ってその厚さが漸減する
ような形状となっているが、その厚さがほぼ一定のもの
でもよい。
【0061】ブレード22の構成材料としては、例え
ば、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブ
チルゴム、フッ素ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴ
ム、クロロスルホン化ポリエチレン、ウレタンゴム、多
硫化ゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム等の
各種ゴム、シリコーン樹脂、軟質ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン(特に、中密度または低密度PE)、ポリプロ
ピレン、フッ素樹脂、アイオノマー樹脂、サーモラン、
サンプレーン、ミラストマー、ハイトレル等のエラスト
マー等の軟質樹脂等を挙げることができる。
【0062】また、これらのうちでも、耐久性に優れる
材料が好ましく、この点では、ウレタンゴム、フッ素樹
脂、天然ゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ポ
リプロピレンまたは上記各種エラストマーが好ましい。
【0063】ブレード22のゴム硬度(JIS K63
01に規定)は、30〜80度程度、特に、40〜60
度程度とするのが好ましい。
【0064】このようなブレード22は、次のような作
用を生じる。すなわち、感光材料Sの非通過時には、ブ
レード22の先端部24がブレード当接部18に密着し
て、通路20における水洗水Wの流通を実質的に遮断す
る。また、感光材料Sの通過時には、感光材料Sの先端
0 により、ブレード当接部18に密着していたブレー
ドの先端部24が押し広げられ、ブレード当接部18と
ブレードの先端部24の間を感光材料Sが通過する。こ
のとき、感光材料Sの表面に付着した液は、ブレード当
接部18表面および先端部24内面との摺動により拭い
取られ、次の処理室への持込みが防止される。
【0065】ブレード22の先端部24の接触面圧は、
0.001〜0.1kg/cm2程度、特に、0.005〜
0.02kg/cm2程度に設定するのが好ましい。このよう
な接触面圧とすることにより、一層良好なスクイズ機能
およびシール機能が得られる。
【0066】このようなブレード22の図2中上部に
は、感光材料Sをブレード22の先端部24へ導くガイ
ド25が設置されている。このガイド25は、支持部2
6と傾斜板27とで構成され、これらがV字状をなして
いる。図示の例では、ガイド25は、その支持部26に
おいて、ブレード支持部161に対しネジ止めにより固
定されている。
【0067】傾斜板27の通路20中央部側には、案内
面271が形成され、感光材料Sの先端S0 は、この案
内面271に沿って滑り、ブレード22の先端部24へ
導かれる。
【0068】案内面271の傾斜角度(感材通過方向と
のなす角度)は、好ましくは、5〜30°程度、より好
ましくは、10〜20°程度とされる。
【0069】なお、案内面271は、図示の例では、平
面であるが、多少湾曲した面であってもよい。
【0070】ガイド25の先端29、すなわち案内面2
71の通路20側端部は、通路20の中央部に向かっ
て、入口21内に突出している。
【0071】この場合、ガイド25の先端29と、ブレ
ード当接部18との通路20幅方向における離間距離X
は、0.5〜3mmであるのが好ましく、1〜2mmである
のがより好ましい。離間距離Xが0.5mm未満であると
通過中の感光材料Sが、揺動により、ガイド25の先端
29と接触してキズ付きが生じることがあり、また、2
mmを超えると、感光材料Sがブレード22の先端部24
に突入する際の負荷が大きくなり、感光材料の搬送性の
向上効果が少なくなる。
【0072】本発明において、傾斜板27は、図3に示
すような、感光材料Sの幅方向に沿って連続する板状の
ものでも、また、図4に示すような、感光材料Sの幅方
向に沿って断続的にスリット28が形成されたもの、す
なわち櫛形のものでもよい。
【0073】なお、スリット28は、例えば、幅(感材
幅方向)90〜350mm程度の傾斜板27に対し、10
〜30mmピッチで8〜34本程度形成することができ
る。
【0074】ガイド25、特に、傾斜板27の構成材料
としては、感光材料Sの衝突等により容易に変形しない
程度の剛性を有するものが好ましく、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレン
テレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ABS
樹脂、アイオノマー樹脂、ポリフェニレンオキサイド
(PPO)、ポリアミド、ポリアセタール(POM)、フ
ェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリフェニレンスルフィド
(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエー
テルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン
(PEEK)、ポリテトラフルオロエチレン等の各種樹
脂、カーボン、各種ガラス、アルミナ、シリカ、アパタ
イト等のセラミックス、ステンレス、インコネル、チタ
ン、チタン合金、ハステロイ等の耐食性を有する金属
類、またはこれらを任意に組み合わせたものを挙げるこ
とができる。
【0075】なお、本発明において、ガイド25は、図
示のごとき支持部26と傾斜板27とで構成されたもの
に限らず、傾斜した案内面271を有するものであれば
いかなるものでもよく、例えば、案内面271を有する
塊状物(ブロック体)であってもよい。
【0076】また、ガイド25のブレード支持部161
への固定方法は、図示のごときネジ止めに限らず、例え
ば、接着、融着、嵌合、埋設によりなされていてもよ
く、あるいは、ブレード22や支持部材16aと同一材
料または異なる材料(2色押出成形)により一体成形さ
れていてもよい。
【0077】また、図示の例では、各通路20に、それ
ぞれ1つのブレード22およびガイド25が設置されて
いるが、1つの通路20に、2以上のブレードおよびガ
イド25を設置してもよい。この場合には、より優れた
スクイズ機能およびシール機能を得ることができる。
【0078】さて、このようなブレード組立体15にお
いて、傾斜壁面19およびガイド25の案内面271の
摩擦係数は、それぞれ、ブレード22の表面の摩擦係数
より低いものとされる。これにより、感光材料Sの先端
0 が傾斜壁面19および案内面271に沿って滑る際
の摩擦抵抗が少なく、感材先端の誘導が円滑になされる
ので、先端S0 部分の変形(湾曲、折れ曲り等)や破損
(キズ付、やぶれ、欠け等)も生じず、ジャミングの発
生率が大幅に減少する。
【0079】このような傾斜壁面19および案内面27
1の摩擦係数の調整は、支持部材16bおよび傾斜板2
7の構成材料の選定により行なえばよい。また、傾斜壁
面19および案内面271に対し、表面研磨、薬品処理
等の表面処理を行なってもよい。さらには、傾斜壁面1
9および案内面271に、例えば、ポリテトラフルオロ
エチレン、フッ素樹脂のような、摩擦係数がさらに低
く、かつ耐久性に優れる材料による被覆層(図示せず)
を形成してもよい。
【0080】このようにして調整された傾斜壁面19お
よび案内面271の静止摩擦係数は、0.05〜0.4
程度、特に、0.1〜0.2程度とするのが好ましく、
動摩擦係数は、0.05〜0.3程度、特に、0.1〜
0.2程度とするのが好ましい。
【0081】次に、図1に基づいて、感光材料処理装置
1の使用法および作用について説明する。
【0082】感光材料Sの処理を開始するに際して、給
液管12から水洗水Wが供給され、処理空間、すなわち
処理室6A〜6Eおよび各通路20に水洗水Wが満たさ
れる。
【0083】このとき、前述したように、感光材料Sの
非通過時には、ブレード22が水洗水Wの流通を遮断し
ているため、水洗水Wの供給に際して感光材料Sに代わ
るシート状のものを搬送して水洗水Wの供給を円滑に行
なうことが好ましい。また、各処理室6A〜6Eにそれ
ぞれ給液口(図示せず)を設けて水洗水Wを満たしても
よい。
【0084】また、処理空間に水洗水Wが満たされた状
態で、図示しないヒーターを作動し、水洗水Wの温調を
行なう。
【0085】この状態で、感光材料Sがガイド11を経
て通路71内に搬入されると、これと同時に給液管12
から水洗水Wの補充が開始される。
【0086】このように感光材料Sの処理の開始と同時
に水洗水Wの補充を開始するのは、ブレード22のシー
ル機能があるため、感光材料Sをブレード22、ブレー
ド当接部18間に進入させることによって先端部24の
感材幅方向両側部に感光材料Sの厚さ程度の隙間がで
き、この隙間を介して水洗水Wが流通するからである。
【0087】処理室6Eに水洗水Wが補充されると、補
充量とほぼ同量の水洗水Wが、処理室6Eから通路20
を経て処理室6D、6C、6B、6Aの順に流れ、排液
管13からオーバーフローにより排出される。
【0088】一方、感光材料Sは、図1中の矢印で示す
ように、処理室6A、6B、6C、6D、6Eの順に搬
送される。従って、水洗水Wの流れ方向は、感光材料S
の搬送方向と逆方向(カウンターフロー)である。これ
によっても水洗効率は向上する。
【0089】感光材料Sが通路20を通って隣接する処
理室へ移動する際には、通路20の入口21付近に設置
されたブレード当接部18とブレード22との間を通過
する。このときの挙動を以下に説明する。
【0090】感光材料Sの乳剤面(感光面)が図1中の
U字状の経路の内側(支持部材16a側)となるように
感光材料Sを搬送する場合において、感光材料Sは、カ
ーリングにより通常乳剤面側がその反対面側より拡がる
ように湾曲するため、感光材料Sの先端S0 は、ブレー
ド当接部18およびブレード先端部24の接触面と直前
の搬送ローラ8同士の接触面とを結ぶ線より支持部材1
6b側を通過する傾向を示す。従って、直前の搬送ロー
ラ8より送り出された感光材料Sの先端S0 は、まず支
持部材16bの傾斜壁面19に衝突し、この傾斜壁面1
9に沿って図2中下方に滑り下り、ブレード当接部18
とブレード先端部24との間に導入され、ブレード先端
部24を押し広げてこの間を通過して行く。
【0091】また、水洗水Wの流れ等により感光材料S
が揺動し、感光材料Sの先端S0 が、ブレード当接部1
8およびブレード先端部24の接触面と直前の搬送ロー
ラ8同士の接触面とを結ぶ線より支持部材16a側を通
過することもある。この場合には、感光材料Sの先端S
0 は、まずガイド25の案内面271に衝突し、この案
内面271に沿って図2中下方に滑り下り、ガイドの先
端29を経てブレード22の先端部24に接触し、その
直後にブレード当接部18とブレード先端部24との間
に導入され、ブレード先端部24を押し広げてこの間を
通過して行く。
【0092】このように、感光材料Sの先端S0 がどの
ような位置であっても、感光材料Sの先端S0 は、感材
通過方向に対し比較的小さな角度を有し、かつ比較的低
い摩擦係数の傾斜壁面19または案内面271に沿って
誘導され、しかも、比較的高い摩擦係数のブレード22
とはほとんど接触せず、特に、ブレード22に対し大き
な角度で衝突することはないので、通路20の入口21
付近におけるジャミングの発生率が大幅に減少する。
【0093】また、感光材料Sの先端S0 がブレード2
2に大きな角度で、急激に衝突することがないので、感
光材料Sの先端S0 が破損または変形したり、ブレード
の衝突部位にキズ付き等の損傷が生じたりすることが防
止される。感光材料Sの先端S0 に破損、変形がある
と、以後の搬送ローラ8間やブレード22を通過する際
にジャミングを生じ易くなるが、本発明では、このよう
な点でもジャミングの発生率を低減することができ、し
かも、ブレード22の寿命も長くなる。
【0094】なお、ガイド25には、感光材料Sの逆方
向移動に伴なうブレードのめくれ返りを防止するという
副次的効果がある。すなわち、万一感光材料Sがジャミ
ングを生じ、図2に示すようなブレード22に挟持され
た状態から図2中上方に引き抜こうとしたとき、これに
伴なってブレードの先端部24も上方に移動、変形しよ
うとするが、支持部26の先端29付近の下面に係止し
て、ブレードの先端部24が上方に向くような変形が阻
止され、すなわちめくれ返りが防止される。従って、復
帰作業を容易かつ迅速に行なうことができ、例えば、感
光材料の連続処理を行なう場合に有利である。
【0095】処理が終了し、感光材料Sが処理室6Eの
上方の通路72から外部へ搬出されると、これと同時に
水洗水Wの補充は停止される。
【0096】このような場合、感光材料Sに付着した薬
剤の前浴からの持ち込み等に起因する各処理室6A〜6
Eにおける水洗水Wの汚れの度合は、ブレード22のス
クイズ機能により、前の処理室から後の処理室への持ち
込みが極めて少なくなることから、またブレード22が
優れた液の遮断性を有することから、さらには上記のよ
うにカウンターフローで水洗水Wが供給されることか
ら、処理室6Aで最も大きく、処理室6B、6C、6
D、6Eと次第に小さくなっている。そして、このよう
な各処理室6A〜6Eにおける濃度勾配(液組成勾配)
は極めて良好に維持される。
【0097】従って、水洗効率が格段と向上し、その結
果、優れた写真性(感度、階調等)が得られるととも
に、処理時間の短縮および水洗水Wの補充量、排液量の
低減を図ることができる。
【0098】なお、この補充量は、感光材料Sがブレー
ド22を通過する際にできる隙間で決定される流通量程
度とすればよい。
【0099】このような補充量は、主に、処理室数(通
路数)、ブレード22の材質、物理的特性(ゴム硬度、
ショア硬度、曲げ弾性率等)、寸法、接触面圧、設置数
等の諸条件、感光材料Sの幅、厚さ、搬送速度などに依
存する。図1の構成において、カラーペーパー(厚さ
0.24mm)を処理した場合を例にすれば、下記表1に
示すようなものとなる。
【0100】
【表1】
【0101】表1に例示される補充量は、従来に比べて
20〜70%程度の補充量であり、このような、少ない
補充量としても水洗不良などによるステインの発生は全
くない。
【0102】本発明の感光材料処理装置1では、水洗効
率を向上させることができる結果、各処理室6A〜6E
の容積等を小さくすることができ、装置1の小型化に寄
与する。
【0103】さらに、感光材料Sの非通過時(非処理
時)には、ブレード22によって隣接処理室間での水洗
水Wの流通が実質的に遮断されるため、水洗水Wの混合
はほとんど生じず、各処理室6A〜6Eにおける濃度勾
配はそのままの状態で維持される。この結果、処理を長
期にわたり休止し、その後処理を再開するような場合に
おいても、前記各処理室における水洗水Wの濃度勾配が
良好に維持されているため、直ちに効率のよい水洗処理
を行なうことができる。
【0104】上記における補充のタイミングや補充量の
制御は、公知の制御方式および手段を用いて行なえばよ
い。
【0105】なお、本発明のブレード組立体は、図1に
示すような構成の処理槽に設置する場合に限定されな
い。例えば、ブレード組立体を設置する処理槽の構成
は、狭幅の連続処理路を有するもの(特開平02−23
0144号)でもよく、あるいは、従来より知られてい
る単一の箱型処理槽や多段カスケード水洗方式等にも適
用することができる。
【0106】以上では、本発明の感光材料処理装置を水
洗処理装置に適用した例を挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、安定化処理に適用しても同様の作用、効
果が得られ、また、その他の処理、例えば、現像、漂
白、漂白定着、定着、調整、反転、停止等にも適用する
ことができる。
【0107】なお、感光材料S中の不要物質を洗い出す
機能を有する処理(例えば、安定、定着、調整、反転
等)については前記感光材料処理装置1と同様の構成と
すればよい。
【0108】また、現像液、漂白液、漂白定着液、定着
液のような感光材料S中のハロゲン化銀等と反応する化
合物を含む処理液では、前記水洗水と異なり、処理液の
流れは、感光材料Sの搬送方向と同方向(パラレルフロ
ー)となるようにするのが処理効率の向上にとって好ま
しい。なお、定着機能を有する処理液については、前述
したように、感光材料S中の不要物質の洗い出し効果も
あるため、カウンターフローでもよい。
【0109】このような水洗以外の種々の処理装置とし
た場合も、ブレード22によるスクイズ機能やシール機
能が水洗処理と同様に得られ、いずれにおいても処理効
率が向上し、写真性の向上、処理時間の短縮、補充量の
低減および装置の小型化を図ることができる。
【0110】本発明の感光材料処理装置において用いる
水洗水、安定液、黒白現像液、発色現像液、漂白液、定
着液、漂白定着液、停止液、調整液、反転液等の種々の
処理液は、公知のいずれのものであってもよく、これら
処理液の詳細については、日本写真学会編「写真工学の
基礎」コロナ社刊(昭和54年)P299「第4章現像
処理」等の記載を参照することができる。
【0111】本発明の感光材料処理装置において、処理
対象とされる感光材料Sの種類は特に限定されず、カラ
ーおよび黒白感光材料のいずれであってもよい。例え
ば、カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラー
ポジフィルム、カラー印画紙、カラー反転印画紙、製版
用写真感光材料、X線写真感光材料、黒白ネガフィル
ム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等が挙げられる。
【0112】本発明の感光材料処理装置は、例えば、自
動現像機、湿式の複写機、プリンタープロセッサー、ビ
デオプリンタープロセッサー、写真プリント作成コイン
マシーン、検版用カラーペーパー処理機等の各種感光材
料処理装置に適用することができる。
【0113】以上、本発明を図示の構成例に基づいて説
明したが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。特に、ブレード組立体のガイドについては、傾斜し
た案内面により感光材料をブレードの先端部へ導くこと
ができるものであれば、いかなる構成、配置であっても
よく、例えば、通常はブレードと非接触の関係を保つよ
うな配置で設置されていてもよい。
【0114】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、感
光材料のブレードの通過が円滑になされ、よって、感光
材料の搬送性を向上し、ジャミング事故の発生率を低減
することができる。
【0115】さらに、ブレードの寿命が長くなり、ブレ
ード交換の頻度も低くなる。
【0116】また、ブレードのスクイズ機能およびシー
ル機能により、良好な処理性、写真性を継続的に得るこ
とができ、処理時間の短縮、処理液の補充量および排液
量の低減、および装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料処理装置の構成例を示す断面
側面図である。
【図2】本発明のブレード組立体の構成例を示す断面側
面図である。
【図3】本発明のブレード組立体におけるガイドの構成
例を示す斜視図である。
【図4】本発明のブレード組立体におけるガイドの他の
構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 感光材料処理装置 2 処理槽 3 ラック 31 側板 4、5 ブロック体 6A〜6E 処理室 71、72 通路 8 搬送ローラ 9 ガイド 10 反転ガイド 11 ガイド 12 給液管 13 排液管 15 ブレード組立体 16a、16b 支持部材 161 ブレード支持部 17a、17b 壁部 18 ブレード当接部 19 傾斜壁面 20 通路 21 入口 22 ブレード 23 基部 24 先端部 25 ガイド 26 支持部 27 傾斜板 271 案内面 28 スリット 29 先端 30 ネジ S 感光材料 S0 先端 W 水洗水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−117426(JP,A) 特開 平2−267549(JP,A) 特開 昭62−115450(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の壁部により形成された
    ハロゲン化銀写真感光材料が通過する幅狭の通路(2
    0)と、 一方の壁部の通路入口付近に形成され、前記通路内に突
    出するブレード当接部(18)と、 前記ブレード当接部(18)の上流側に形成された傾斜
    壁面(19)と、 前記通路(20)を介して他方の壁部の通路入口付近に
    支持され、前記ブレード当接部にその先端が当接して前
    記通路を遮蔽するブレード(22)と、 前記ブレード(22)に隣接して設置され、その傾斜し
    た案内面により前記ハロゲン化銀写真感光材料をブレー
    ド(22)の先端部へ導くガイド(25)とを有し、 前記傾斜壁面(19)および前記ガイド(25)の案内
    面は、それぞれ、前記ブレード(22)の表面より摩擦
    係数が低いことを特徴とするブレード組立体。
  2. 【請求項2】 前記ブレード当接部と前記ガイドの先端
    との通路幅方向の離間距離が0.5〜3mmである請求項
    1に記載のブレード組立体。
  3. 【請求項3】 複数の処理室が形成された処理槽を有
    し、各処理室内に入れられた処理液にハロゲン化銀写真
    感光材料を順次浸漬して処理する感光材料処理装置であ
    って、 前記ハロゲン化銀写真感光材料の通過方向に隣接する処
    理室間に、請求項1または2に記載のブレード組立体が
    設置され、このブレード組立体の通路により前記処理室
    同士が連結されていることを特徴とする感光材料処理装
    置。
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