JPH11223916A - フィルム用現像処理装置及び処理方法 - Google Patents
フィルム用現像処理装置及び処理方法Info
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- JPH11223916A JPH11223916A JP4128998A JP4128998A JPH11223916A JP H11223916 A JPH11223916 A JP H11223916A JP 4128998 A JP4128998 A JP 4128998A JP 4128998 A JP4128998 A JP 4128998A JP H11223916 A JPH11223916 A JP H11223916A
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- Japan
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- processing
- photosensitive material
- roller
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】感光材料のスリキズ、通過不良、先頭部の折れ
の発生頻度が低く、特に長さの短い感光材料を現像した
場合においても、感光材料がローラー部でスリップの発
生がなく、良好な写真性能を得られるフィルム用現像処
理装置及び処理方法を提供する。 【解決手段】ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を
施される処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該
処理液浸漬部の搬送速度をSmm/minとするとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S であることを特徴とするフィルム用現像処理装置であ
る。
の発生頻度が低く、特に長さの短い感光材料を現像した
場合においても、感光材料がローラー部でスリップの発
生がなく、良好な写真性能を得られるフィルム用現像処
理装置及び処理方法を提供する。 【解決手段】ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を
施される処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該
処理液浸漬部の搬送速度をSmm/minとするとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S であることを特徴とするフィルム用現像処理装置であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のフィルム用現像処理
装置及び処理方法に関し、さらに詳しくはリーダーを用
いずにハロゲン化銀写真感光材料のスリキズ、通過不良
の発生頻度が低く、小型で迅速な処理においても良好な
写真性能が得られるフィルム用現像処理装置及び処理方
法に関する。
装置及び処理方法に関し、さらに詳しくはリーダーを用
いずにハロゲン化銀写真感光材料のスリキズ、通過不良
の発生頻度が低く、小型で迅速な処理においても良好な
写真性能が得られるフィルム用現像処理装置及び処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、床面積の小さなミニラボ店の増加
により自動現像機(以下、簡単のため自現機ともいう。
また処理装置とも称する。)のコンパクト化の要望も高
まっている。それとともに、このような自動現像機を扱
う上での作業も簡素化・効率化が望まれている。一般
に、フィルムの自動現像機では、処理を行うハロゲン化
銀写真感光材料(以下、簡単のため感光材料、又は感材
ともいう。)を搬送する方法として、処理を行う前にリ
ーダーを取り付け、このリーダーをリーダーにつけた穴
に対応する凸部を多数有するベルト(タイミングベル
ト)の回転移動でリーダーを動かし、その結果、感光材
料を処理する方法や、特開平4−101139等に記載
のリーダーに付けられた穴に対応する凸部を有するギア
(スプロケット)の回転でリーダーを移動させ、感光材
料を処理する等の、特別な駆動により結果として感光材
料を搬送するという方法等が用いられているが、実質的
にリーダーを感光材料に取り付けるという作業があり、
簡素化・効率化という点でフィルムをリーダーなしで現
像できる装置が望まれている。
により自動現像機(以下、簡単のため自現機ともいう。
また処理装置とも称する。)のコンパクト化の要望も高
まっている。それとともに、このような自動現像機を扱
う上での作業も簡素化・効率化が望まれている。一般
に、フィルムの自動現像機では、処理を行うハロゲン化
銀写真感光材料(以下、簡単のため感光材料、又は感材
ともいう。)を搬送する方法として、処理を行う前にリ
ーダーを取り付け、このリーダーをリーダーにつけた穴
に対応する凸部を多数有するベルト(タイミングベル
ト)の回転移動でリーダーを動かし、その結果、感光材
料を処理する方法や、特開平4−101139等に記載
のリーダーに付けられた穴に対応する凸部を有するギア
(スプロケット)の回転でリーダーを移動させ、感光材
料を処理する等の、特別な駆動により結果として感光材
料を搬送するという方法等が用いられているが、実質的
にリーダーを感光材料に取り付けるという作業があり、
簡素化・効率化という点でフィルムをリーダーなしで現
像できる装置が望まれている。
【0003】こういう状況に鑑み、リーダーなしの感光
材料のフィルム自動現像機として、ノーリツ鋼機社製
「QSS MICRO」等が発売されている。
材料のフィルム自動現像機として、ノーリツ鋼機社製
「QSS MICRO」等が発売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、この自動現像
機ではリーダーなしでフィルム現像ができるが、感光材
料の搬送速度が遅く単位時間当たりの処理本数が少な
く、とても効率的とはいえない。またそれだけでなく、
感光材料に直接ローラーを接触させて搬送させる装置を
有するため、感光材料の通過不良(以下、ジャムともい
う。)やスリキズ、先頭部の折れ等が発生してしまう。
さらに、特に長さの短い感光材料を現像した場合、ロー
ラー部で感光材料がスリップし写真性能が著しく劣った
り感光材料にキズが発生しやすいことが分かった。
機ではリーダーなしでフィルム現像ができるが、感光材
料の搬送速度が遅く単位時間当たりの処理本数が少な
く、とても効率的とはいえない。またそれだけでなく、
感光材料に直接ローラーを接触させて搬送させる装置を
有するため、感光材料の通過不良(以下、ジャムともい
う。)やスリキズ、先頭部の折れ等が発生してしまう。
さらに、特に長さの短い感光材料を現像した場合、ロー
ラー部で感光材料がスリップし写真性能が著しく劣った
り感光材料にキズが発生しやすいことが分かった。
【0005】本発明者は上記のことを考慮して、鋭意検
討の結果、感光材料が最初に処理を施される処理槽の処
理液浸漬部のパス長を感光材料の搬送速度に合わせ特定
の範囲内に調節することにより感光材料の通過不良(以
下、ジャムともいう。)、スリキズ、先頭部の折れ、ロ
ーラー部での感光材料のスリップを大幅に改良できるこ
とを見いだした。このような処理液浸漬部のパス長を調
節することにより搬送性が向上することは驚愕すべきこ
とである。
討の結果、感光材料が最初に処理を施される処理槽の処
理液浸漬部のパス長を感光材料の搬送速度に合わせ特定
の範囲内に調節することにより感光材料の通過不良(以
下、ジャムともいう。)、スリキズ、先頭部の折れ、ロ
ーラー部での感光材料のスリップを大幅に改良できるこ
とを見いだした。このような処理液浸漬部のパス長を調
節することにより搬送性が向上することは驚愕すべきこ
とである。
【0006】本発明の目的は、感光材料のスリキズ、通
過不良、先頭部の折れの発生頻度が低く、特に長さの短
い感光材料を現像した場合においても、感光材料がロー
ラー部でスリップの発生がなく、良好な写真性能を得ら
れるフィルム用現像処理装置及び処理方法を提供するこ
とにある。
過不良、先頭部の折れの発生頻度が低く、特に長さの短
い感光材料を現像した場合においても、感光材料がロー
ラー部でスリップの発生がなく、良好な写真性能を得ら
れるフィルム用現像処理装置及び処理方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、 1.ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を施される
処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該処理液浸
漬部の搬送速度をSmm/minとするとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S であることを特徴とするフィルム用現像処理装置、 2.前記処理装置が、リーダーを用いずにハロゲン化銀
写真感光材料を搬送する搬送装置を有することを特徴と
する前記1記載のフィルム用現像処理装置、 3.前記ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を施さ
れる処理槽の処理液浸漬部の液中ターン部の曲率半径を
R1mmとしたとき、 5≦R1≦50 であることを特徴とする前記1又は2記載のフィルム現
像装置、 4.前記ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を施さ
れる処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該処理
槽と引き続く処理槽の間の液外ターン部のパス長をL2
mmとしたとき、 0.03≦L2/L1≦0.10 であることを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載の
フィルム用現像装置、 5.前記処理液浸漬部の搬送速度Sが400mm/mi
n以上2000mm/min以下にする搬送装置を有す
ることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載のフィ
ルム用現像処理装置、 6.前記搬送装置が、ハロゲン化銀写真感光材料に直接
ローラーを接触させて搬送する装置であることを特徴と
する前記1〜5のいずれかに記載のフィルム用現像処理
装置、 7.前記ローラーのうち、ハロゲン化銀写真感光材料が
最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部において、
該感光材料の乳剤面に接触している少なくとも1つのロ
ーラーが、ゴムローラーであることを特徴とする前記6
記載のフィルム用現像処理装置、 8.前記1〜7のいずれかに記載のフィルム用現像処理
装置を用いてハロゲン化銀写真感光材料を処理すること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法、の
各々によって達成される。
処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該処理液浸
漬部の搬送速度をSmm/minとするとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S であることを特徴とするフィルム用現像処理装置、 2.前記処理装置が、リーダーを用いずにハロゲン化銀
写真感光材料を搬送する搬送装置を有することを特徴と
する前記1記載のフィルム用現像処理装置、 3.前記ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を施さ
れる処理槽の処理液浸漬部の液中ターン部の曲率半径を
R1mmとしたとき、 5≦R1≦50 であることを特徴とする前記1又は2記載のフィルム現
像装置、 4.前記ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を施さ
れる処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該処理
槽と引き続く処理槽の間の液外ターン部のパス長をL2
mmとしたとき、 0.03≦L2/L1≦0.10 であることを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載の
フィルム用現像装置、 5.前記処理液浸漬部の搬送速度Sが400mm/mi
n以上2000mm/min以下にする搬送装置を有す
ることを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載のフィ
ルム用現像処理装置、 6.前記搬送装置が、ハロゲン化銀写真感光材料に直接
ローラーを接触させて搬送する装置であることを特徴と
する前記1〜5のいずれかに記載のフィルム用現像処理
装置、 7.前記ローラーのうち、ハロゲン化銀写真感光材料が
最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部において、
該感光材料の乳剤面に接触している少なくとも1つのロ
ーラーが、ゴムローラーであることを特徴とする前記6
記載のフィルム用現像処理装置、 8.前記1〜7のいずれかに記載のフィルム用現像処理
装置を用いてハロゲン化銀写真感光材料を処理すること
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法、の
各々によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で使用し得る好適なフィルム用現像処理装
置の処理部の一実施形態の概略断面図を図1に示す。
する。本発明で使用し得る好適なフィルム用現像処理装
置の処理部の一実施形態の概略断面図を図1に示す。
【0009】図1に示された自動現像機の処理部はラッ
ク11とタンク12により構成され、ラックとタンクが
形成する空間に処理液は保持されている。パトローネ2
に保持されている感光材料1は図示していない搬送手段
によりショートリーダーを用いずに搬送され、感材挿入
部7から発色現像処理槽CDに導入され、搬送ローラー
3と対向ローラー4により搬送される。感光材料がラッ
クの左側で搬送される場合、図の下方向に搬送され、反
転ローラーでラックの右側に移り上方向に搬送され、液
外ターン部6により漂白処理槽BLに導入される。その
後、感光材料は同様に搬送され第1定着処理槽Fix−
1、第2定着処理槽Fix−2、第1安定処理槽STB
−1、第2安定処理槽STB−2と順次処理を受け、感
材排出口8より系外に排出され、図示していない乾燥部
で乾燥される。
ク11とタンク12により構成され、ラックとタンクが
形成する空間に処理液は保持されている。パトローネ2
に保持されている感光材料1は図示していない搬送手段
によりショートリーダーを用いずに搬送され、感材挿入
部7から発色現像処理槽CDに導入され、搬送ローラー
3と対向ローラー4により搬送される。感光材料がラッ
クの左側で搬送される場合、図の下方向に搬送され、反
転ローラーでラックの右側に移り上方向に搬送され、液
外ターン部6により漂白処理槽BLに導入される。その
後、感光材料は同様に搬送され第1定着処理槽Fix−
1、第2定着処理槽Fix−2、第1安定処理槽STB
−1、第2安定処理槽STB−2と順次処理を受け、感
材排出口8より系外に排出され、図示していない乾燥部
で乾燥される。
【0010】図2に図1の矢印部分でのラック11の搬
送ローラー3と対向ローラー4の断面図を示した。図2
に示すように対向ローラー4は鼓状に形成され、ショー
トリーダーを用いずに、感光材料を搬送ローラー3と対
向ローラー4により保持され搬送される。
送ローラー3と対向ローラー4の断面図を示した。図2
に示すように対向ローラー4は鼓状に形成され、ショー
トリーダーを用いずに、感光材料を搬送ローラー3と対
向ローラー4により保持され搬送される。
【0011】本発明の現像処理装置ではリーダーを用い
ず感光材料を搬送する搬送装置を有していて、感光材料
の搬送にはリーダーは用いずに処理が可能だが、リーダ
ーを用いて搬送する方式を同時に持っていても良い。リ
ーダーなしで搬送する装置としては、感光材料に直接ロ
ーラーを接触させてローラーのニップ力により搬送させ
る方法や、ドラムの回転を利用する方法、磁力を利用す
る方法、処理液の流れを利用する方法等があるが、搬送
安定性からは感光材料に直接ローラーを接触させて搬送
させる方法が好ましい。
ず感光材料を搬送する搬送装置を有していて、感光材料
の搬送にはリーダーは用いずに処理が可能だが、リーダ
ーを用いて搬送する方式を同時に持っていても良い。リ
ーダーなしで搬送する装置としては、感光材料に直接ロ
ーラーを接触させてローラーのニップ力により搬送させ
る方法や、ドラムの回転を利用する方法、磁力を利用す
る方法、処理液の流れを利用する方法等があるが、搬送
安定性からは感光材料に直接ローラーを接触させて搬送
させる方法が好ましい。
【0012】感光材料に直接接触させるローラーが接触
する場所は、感光材料の全面でも良いし、感光材料の画
像形成部以外の場所、例えばパーフォレーション部のみ
を搬送ローラーによる搬送を行っても良い。
する場所は、感光材料の全面でも良いし、感光材料の画
像形成部以外の場所、例えばパーフォレーション部のみ
を搬送ローラーによる搬送を行っても良い。
【0013】本発明の現像処理装置では、ハロゲン化銀
写真感光材料が最初に処理を施される処理槽(以下、処
理タンクとも称する。)の処理液浸漬部のパス長をL1
mm、該処理液浸漬部の搬送速度をSmm/minとす
るとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S の範囲に調節することが特徴であるが、より好ましく
は、0.6×S≦L1≦2.2×S、最も好ましくは
0.7×S≦L1≦1.9×Sである。ここで、パス長
とは感光材料が処理槽内の処理液に接触する点から、該
処理液から搬出される点までの長さを指す。
写真感光材料が最初に処理を施される処理槽(以下、処
理タンクとも称する。)の処理液浸漬部のパス長をL1
mm、該処理液浸漬部の搬送速度をSmm/minとす
るとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S の範囲に調節することが特徴であるが、より好ましく
は、0.6×S≦L1≦2.2×S、最も好ましくは
0.7×S≦L1≦1.9×Sである。ここで、パス長
とは感光材料が処理槽内の処理液に接触する点から、該
処理液から搬出される点までの長さを指す。
【0014】図1のパス長は1000mmに調整した
が、本発明では、パス長単独での好ましい範囲は感光材
料が最初に処理を施される処理槽の場合には、350m
mから1750mmであり、さらに600mmから13
00mmがより好ましい。
が、本発明では、パス長単独での好ましい範囲は感光材
料が最初に処理を施される処理槽の場合には、350m
mから1750mmであり、さらに600mmから13
00mmがより好ましい。
【0015】図1での処理装置のハロゲン化銀写真感光
材料の最初に処理を施される処理槽での搬送速度は60
0mm/minとしたが、本発明の処理装置での感光材
料の搬送速度は、400mm/minか2000mm/
minの範囲がジャム発生頻度の観点から好ましいが、
より好ましくは450mm/minから1200mm/
minの範囲である。
材料の最初に処理を施される処理槽での搬送速度は60
0mm/minとしたが、本発明の処理装置での感光材
料の搬送速度は、400mm/minか2000mm/
minの範囲がジャム発生頻度の観点から好ましいが、
より好ましくは450mm/minから1200mm/
minの範囲である。
【0016】感光材料が最初に処理を施される処理槽と
引き続く処理槽の間の液外ターン部のパス長(L2m
m)の感光材料が最初に処理を施される処理槽の処理液
浸漬部のパス長(L1mm)に対する比率(L2/
L1)を図1の処理装置では0.05としたが、本発明
で好適に用いられるL2/L1は液外ターン部での搬送
性、スリキズ耐性から0.03から0.10の範囲であ
ることが好ましいが、0.04から0.07の範囲であ
ることがより好ましい。
引き続く処理槽の間の液外ターン部のパス長(L2m
m)の感光材料が最初に処理を施される処理槽の処理液
浸漬部のパス長(L1mm)に対する比率(L2/
L1)を図1の処理装置では0.05としたが、本発明
で好適に用いられるL2/L1は液外ターン部での搬送
性、スリキズ耐性から0.03から0.10の範囲であ
ることが好ましいが、0.04から0.07の範囲であ
ることがより好ましい。
【0017】本発明の処理装置の感光材料が最初に処理
を施される処理タンクの開口面積比率は10cm2/リ
ットルから100cm2/リットルの範囲であることが
好ましく、さらに処理液の保存性の観点から、20cm
2/リットルから50cm2/リットルの範囲であるこ
とがより好ましい。なお、図1で示される処理装置では
開口面積比率を35cm2/リットルとした。
を施される処理タンクの開口面積比率は10cm2/リ
ットルから100cm2/リットルの範囲であることが
好ましく、さらに処理液の保存性の観点から、20cm
2/リットルから50cm2/リットルの範囲であるこ
とがより好ましい。なお、図1で示される処理装置では
開口面積比率を35cm2/リットルとした。
【0018】本発明の処理装置では、感光材料が最初に
処理を施される処理槽の処理液浸漬部の液中ターン部の
曲率半径をR1mmとしたとき、5≦R1≦50である
ことがより確実な感光材料の搬送性及びスリキズ耐性か
ら好ましく、より好ましくは6≦R1≦40である。こ
こで言う処理液浸漬部の液中ターン部の曲率半径とは、
処理される感光材料が処理槽中で形成される円弧の最小
半径で定義される。なお、図1で示される処理装置では
感光材料が最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部
の液中ターン部の曲率半径を15mmとした。
処理を施される処理槽の処理液浸漬部の液中ターン部の
曲率半径をR1mmとしたとき、5≦R1≦50である
ことがより確実な感光材料の搬送性及びスリキズ耐性か
ら好ましく、より好ましくは6≦R1≦40である。こ
こで言う処理液浸漬部の液中ターン部の曲率半径とは、
処理される感光材料が処理槽中で形成される円弧の最小
半径で定義される。なお、図1で示される処理装置では
感光材料が最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部
の液中ターン部の曲率半径を15mmとした。
【0019】本発明において、リーダーなしで搬送する
好ましく用いられるローラーには、感光材料が最初に処
理を施される処理槽の処理液浸漬部において、感光材料
の乳剤面に接触している少なくとも1つがゴムローラー
であることが、さらなる搬送安定性、スリキズ耐性、感
光材料のローラーとのスリップ防止の意味で好ましい。
ゴムローラーのゴムとして用いられる材料としては、天
然ゴム、合成天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性エラストマ
ー等が挙げられる。合成ゴムとしてはスチレンゴム(S
BR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプロピレンゴ
ム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ニトリロゴム(N
BR)、エチレン・プロピレンゴム(EMP、EPD
M)、アクリルゴム、ウレタンゴム、シコーンゴム、フ
ッ素ゴム、エチレン・酢ビゴム等が好ましく用いられ、
熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系エラスト
マー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマ
ー、塩ビ系エラストマー等が好ましく用いられる。ま
た、ゴムローラーには上記の材料の他、ポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレ
ン(PE)、超高分子ポリエチレン(UHMPE)、ポ
リメチルペンテン(PMP)、ポリフェニレンサルファ
イド(PPS)、変成又は無変成のポリフェニレンエー
テル(PPE)、変成又は無変成のポリフェニレンオキ
サイド(PPO)等の熱可塑性樹脂を含有していても良
い。なお、図1で示される感光材料が最初に処理を施さ
れる処理槽の処理液浸漬部の対向ローラー4をEPDM
からなるゴムローラーとした。
好ましく用いられるローラーには、感光材料が最初に処
理を施される処理槽の処理液浸漬部において、感光材料
の乳剤面に接触している少なくとも1つがゴムローラー
であることが、さらなる搬送安定性、スリキズ耐性、感
光材料のローラーとのスリップ防止の意味で好ましい。
ゴムローラーのゴムとして用いられる材料としては、天
然ゴム、合成天然ゴム、合成ゴム、熱可塑性エラストマ
ー等が挙げられる。合成ゴムとしてはスチレンゴム(S
BR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプロピレンゴ
ム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ニトリロゴム(N
BR)、エチレン・プロピレンゴム(EMP、EPD
M)、アクリルゴム、ウレタンゴム、シコーンゴム、フ
ッ素ゴム、エチレン・酢ビゴム等が好ましく用いられ、
熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系エラスト
マー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマ
ー、塩ビ系エラストマー等が好ましく用いられる。ま
た、ゴムローラーには上記の材料の他、ポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレ
ン(PE)、超高分子ポリエチレン(UHMPE)、ポ
リメチルペンテン(PMP)、ポリフェニレンサルファ
イド(PPS)、変成又は無変成のポリフェニレンエー
テル(PPE)、変成又は無変成のポリフェニレンオキ
サイド(PPO)等の熱可塑性樹脂を含有していても良
い。なお、図1で示される感光材料が最初に処理を施さ
れる処理槽の処理液浸漬部の対向ローラー4をEPDM
からなるゴムローラーとした。
【0020】本発明に係る自動現像機等の処理装置には
種々の部品材料が用いられるが、好ましい材料を以下に
記載する。処理槽及び温調槽等のタンク材質、処理ラッ
クや接液部のガイド類の材質としては、変性PPO(変
性ポリフェニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリ
フェニレンエーテル)樹脂が好ましい。変性PPOは日
本ジーイープラスチック社製「ノリル」、変性PPEは
旭化成工業社製「ザイロン」、三菱瓦斯化学社製「ユピ
エース」等が挙げられる。これらの材質は現像液、定着
液、漂白定着液等に対して耐薬品性の優れた材料であ
る。これらの材料は射出成形に適しており、また低発泡
成形や新プレス成形、ガスカウンタープレッシャー成形
などの各種の中空成形も行うことができる利点がある。
これらの成形方法を利用して処理槽と温調槽の一体成形
化や複雑な構造のガイドやラック類の一体成形化が可能
になった。さらに肉厚な成形体やブロック等肉厚部材を
作ることが可能になった。エンジニアリングブロー成形
によって自動現像機のカバー類などの大型ハウジング部
材などにも利用できる。これらの材質は、一般のABS
よりも耐熱温度が高いため自動現像機の乾燥部材質にも
使用できる。さらに耐熱や構成を必要なときはガラス繊
維強化やフィラー添加されたグレードを使用することが
できる。また、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン樹脂)は、処理液(例えば、カラー現像液、
漂白液、定着液、漂白定着液)に対する耐薬品性を有し
ているため、タンクやラック類の一部に使用することが
できる。電気化学工業社製「デンカ」、宇部興産社製
「サイコラック」や、三菱モンサント化成、日本合成ゴ
ムなど各社のABS樹脂を使用できる。ABSは、80
℃以下の環境で使用することが好ましい。また、ABS
は射出成形による成形性が良好で、成形時のヒケが少な
く平面性良く成形できるため自動現像機のハウジングに
も適した材料である。プロセサの供給部やカセット類に
も適した材質である。また、オレフィン系樹脂のPE
(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)は、処理液
一般に(例えば、カラー現像液、漂白液、定着液、安定
液)に対して高い耐薬品性を有している。PEは昭和電
工、宇部興産などで多数の製品がある。PPは宇部興
産、チッソ、三井東圧化学、旭化成など多数の製品があ
る。自動現像機では補充タンクや廃液タンクなどの材質
として使用されている。材料が安価で中空成形で容易に
大型タンクを製作できるため、高い寸法精度を必要とし
ない部位に好ましく用いることができる。また、PVC
(ポリ塩化ビニル樹脂)は、耐薬品性に優れ、安価で簡
単に溶接できるため加工性にすぐれている。PVCとし
ては電気化学工業や理研ビニル工業などのほかに各種モ
ールダーメーカーなど多くの会社より多品種が生産され
ている。タキロン工業社製「タキロンプレート」や三菱
樹脂社製「ヒシプレート」から押出成形された板材が市
販されており、また各種変性処理されたPVCも市販さ
れており容易に用いることができる。アクリル変性PV
Cとしては、筒中プラスチック社製「カイダック」やサ
ンアロー化学などから市販されている。アクリル変性P
VCは、表面が平滑に仕上がり撥水性が良く、タンクに
使用した場合、処理液の析出(例 発色現像液から主薬
などの析出)を引き起こしにくく適した材料である。P
VCの押出や射出成形品の表面を平滑にするための工夫
としては、変性PVCの他に大豆油等を添加して成形時
の流動性を向上させることは効果が高い。大豆油(好ま
しくは変性大豆油)の添加は、樹脂表面を平滑化し、ス
リキズなどによって感光材料の品質を損ねないだけでな
く、成形時の流動性を向上させる効果がある。
種々の部品材料が用いられるが、好ましい材料を以下に
記載する。処理槽及び温調槽等のタンク材質、処理ラッ
クや接液部のガイド類の材質としては、変性PPO(変
性ポリフェニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリ
フェニレンエーテル)樹脂が好ましい。変性PPOは日
本ジーイープラスチック社製「ノリル」、変性PPEは
旭化成工業社製「ザイロン」、三菱瓦斯化学社製「ユピ
エース」等が挙げられる。これらの材質は現像液、定着
液、漂白定着液等に対して耐薬品性の優れた材料であ
る。これらの材料は射出成形に適しており、また低発泡
成形や新プレス成形、ガスカウンタープレッシャー成形
などの各種の中空成形も行うことができる利点がある。
これらの成形方法を利用して処理槽と温調槽の一体成形
化や複雑な構造のガイドやラック類の一体成形化が可能
になった。さらに肉厚な成形体やブロック等肉厚部材を
作ることが可能になった。エンジニアリングブロー成形
によって自動現像機のカバー類などの大型ハウジング部
材などにも利用できる。これらの材質は、一般のABS
よりも耐熱温度が高いため自動現像機の乾燥部材質にも
使用できる。さらに耐熱や構成を必要なときはガラス繊
維強化やフィラー添加されたグレードを使用することが
できる。また、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン樹脂)は、処理液(例えば、カラー現像液、
漂白液、定着液、漂白定着液)に対する耐薬品性を有し
ているため、タンクやラック類の一部に使用することが
できる。電気化学工業社製「デンカ」、宇部興産社製
「サイコラック」や、三菱モンサント化成、日本合成ゴ
ムなど各社のABS樹脂を使用できる。ABSは、80
℃以下の環境で使用することが好ましい。また、ABS
は射出成形による成形性が良好で、成形時のヒケが少な
く平面性良く成形できるため自動現像機のハウジングに
も適した材料である。プロセサの供給部やカセット類に
も適した材質である。また、オレフィン系樹脂のPE
(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)は、処理液
一般に(例えば、カラー現像液、漂白液、定着液、安定
液)に対して高い耐薬品性を有している。PEは昭和電
工、宇部興産などで多数の製品がある。PPは宇部興
産、チッソ、三井東圧化学、旭化成など多数の製品があ
る。自動現像機では補充タンクや廃液タンクなどの材質
として使用されている。材料が安価で中空成形で容易に
大型タンクを製作できるため、高い寸法精度を必要とし
ない部位に好ましく用いることができる。また、PVC
(ポリ塩化ビニル樹脂)は、耐薬品性に優れ、安価で簡
単に溶接できるため加工性にすぐれている。PVCとし
ては電気化学工業や理研ビニル工業などのほかに各種モ
ールダーメーカーなど多くの会社より多品種が生産され
ている。タキロン工業社製「タキロンプレート」や三菱
樹脂社製「ヒシプレート」から押出成形された板材が市
販されており、また各種変性処理されたPVCも市販さ
れており容易に用いることができる。アクリル変性PV
Cとしては、筒中プラスチック社製「カイダック」やサ
ンアロー化学などから市販されている。アクリル変性P
VCは、表面が平滑に仕上がり撥水性が良く、タンクに
使用した場合、処理液の析出(例 発色現像液から主薬
などの析出)を引き起こしにくく適した材料である。P
VCの押出や射出成形品の表面を平滑にするための工夫
としては、変性PVCの他に大豆油等を添加して成形時
の流動性を向上させることは効果が高い。大豆油(好ま
しくは変性大豆油)の添加は、樹脂表面を平滑化し、ス
リキズなどによって感光材料の品質を損ねないだけでな
く、成形時の流動性を向上させる効果がある。
【0021】発色現像主薬などの析出対策や感光材料の
搬送性向上のために処理槽や処理部のガイドの材質とし
て、結晶性ポリマーを用いることができる。PBT(ポ
リブチレンテレフタレート)、HDPE(超高密度ポリ
エチレン樹脂)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン樹
脂)、PFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコ
キシエチレン樹脂)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン
樹脂)などが感光材料が接触するガイドや処理液(例え
ば、発色現像液)が析出しやすい液界面部分などに適し
ている。上記のフッ化物はPPEなどの他に材質にコー
ティングしても効果を発揮する。処理部のローラー材質
としては、好ましく用いられるゴムローラーの他にPV
C(ポリ塩化ビニル樹脂)、PP(ポリプロピレン)、
PE(ポリエチレン)、UHMPE(超高分子量ポリエ
チレン)、PMP(ポリメチルペンテン)、PPS(ポ
リフェニレンオキサイド)、変性PPO(変性ポリフェ
ニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリフェニレン
エーテル)などの熱可塑性樹脂も適している。PP、P
E、PMP等のオレフィン系樹脂はローラー表面を平滑
に射出成形でき、比重が小さいため回転負荷が小さくで
きるため、搬送される感光材料の乳剤面側にキズがつき
にくく適している。これらは、ターン部の鼓ローラーな
どによく使われている。UHMPEやPTFE(PFA
やPVDFを含む)等の材質は、感光材料が摺動する部
分や処理液の撥水を必要とする部分に適している。ロー
ラーに処理液の析出部が付着して固化したものによって
感光材料がきずつけられるのを防ぐ効果がある。これら
の材質をローラー表面(コーティングを含む)に備えた
ローラーは、処理液の界面に位置するローラーやスクイ
ズ部分のローラーに適している。PVCは、押出成形に
よってローラーに加工しやすく適している。また、2重
押出成形によってローラーの表面に高度の低い軟質の樹
脂部分を有したローラーを容易に製造することができ、
感光材料に対してソフトタッチで接触でき好ましい。搬
送力を伴うローラーにはPVCの他に変性PPO、変性
PPE、変性PPS等は鋼性が高く、高い回転トルクに
耐えることができるため適している。これらは、鋼性を
さらに高めるためにガラス繊維強化やマイカ、タルク、
チタン酸カリウムなどのミネラル添加の強化剤を使用す
ることが好ましい。強化物を添加することによってロー
ラーの曲げ弾性率が向上して経時変化によるクリープ変
形を防止でき長期の使用によってローラーがたわむこと
がなく安定した搬送性を確保することができる。また、
無機物を樹脂に添加して成形することでローラー表面に
現れた無機質粒子によって表面を梨地状に荒らして搬送
物のスリップを防止することができる。添加する無機物
の粒子径や添加量を調製しローラー表面粗度をコントロ
ールできる。搬送ローラーの直径が小さいものや感光材
料の幅が広くローラー長の長いものには熱硬化性樹脂が
適している。PF(フェノール樹脂)、熱硬化性ウレタ
ン樹脂、不飽和ポリエーテル樹脂が好ましい。エポキシ
樹脂もアルカリ性処理液以外の一部の処理液には適して
いる。PFとしてはレゾール系が好ましく、三井東圧化
学「OR−85」は特に適している。補強のためにグラ
ファイトを添加すると良い。このローラーは細く(例え
ば外径8mm)できるため、処理ラックを小型化でき
る。熱硬化性ウレタン樹脂としては、日本ユニポリマー
社製「ユニロン」、大日本インキ化学工業社製「パンデ
ックス」、武田薬品工業社製「タケネート」等が適して
いる。現像液による耐汚染防止のためにはフッ素系樹脂
で被膜されたローラーも好ましい。具体的には、特開平
4−161955号に開示された樹脂などを用いること
ができる。
搬送性向上のために処理槽や処理部のガイドの材質とし
て、結晶性ポリマーを用いることができる。PBT(ポ
リブチレンテレフタレート)、HDPE(超高密度ポリ
エチレン樹脂)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン樹
脂)、PFA(四フッ化エチレン・パーフルオロアルコ
キシエチレン樹脂)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン
樹脂)などが感光材料が接触するガイドや処理液(例え
ば、発色現像液)が析出しやすい液界面部分などに適し
ている。上記のフッ化物はPPEなどの他に材質にコー
ティングしても効果を発揮する。処理部のローラー材質
としては、好ましく用いられるゴムローラーの他にPV
C(ポリ塩化ビニル樹脂)、PP(ポリプロピレン)、
PE(ポリエチレン)、UHMPE(超高分子量ポリエ
チレン)、PMP(ポリメチルペンテン)、PPS(ポ
リフェニレンオキサイド)、変性PPO(変性ポリフェ
ニレンオキサイド)、変性PPE(変性ポリフェニレン
エーテル)などの熱可塑性樹脂も適している。PP、P
E、PMP等のオレフィン系樹脂はローラー表面を平滑
に射出成形でき、比重が小さいため回転負荷が小さくで
きるため、搬送される感光材料の乳剤面側にキズがつき
にくく適している。これらは、ターン部の鼓ローラーな
どによく使われている。UHMPEやPTFE(PFA
やPVDFを含む)等の材質は、感光材料が摺動する部
分や処理液の撥水を必要とする部分に適している。ロー
ラーに処理液の析出部が付着して固化したものによって
感光材料がきずつけられるのを防ぐ効果がある。これら
の材質をローラー表面(コーティングを含む)に備えた
ローラーは、処理液の界面に位置するローラーやスクイ
ズ部分のローラーに適している。PVCは、押出成形に
よってローラーに加工しやすく適している。また、2重
押出成形によってローラーの表面に高度の低い軟質の樹
脂部分を有したローラーを容易に製造することができ、
感光材料に対してソフトタッチで接触でき好ましい。搬
送力を伴うローラーにはPVCの他に変性PPO、変性
PPE、変性PPS等は鋼性が高く、高い回転トルクに
耐えることができるため適している。これらは、鋼性を
さらに高めるためにガラス繊維強化やマイカ、タルク、
チタン酸カリウムなどのミネラル添加の強化剤を使用す
ることが好ましい。強化物を添加することによってロー
ラーの曲げ弾性率が向上して経時変化によるクリープ変
形を防止でき長期の使用によってローラーがたわむこと
がなく安定した搬送性を確保することができる。また、
無機物を樹脂に添加して成形することでローラー表面に
現れた無機質粒子によって表面を梨地状に荒らして搬送
物のスリップを防止することができる。添加する無機物
の粒子径や添加量を調製しローラー表面粗度をコントロ
ールできる。搬送ローラーの直径が小さいものや感光材
料の幅が広くローラー長の長いものには熱硬化性樹脂が
適している。PF(フェノール樹脂)、熱硬化性ウレタ
ン樹脂、不飽和ポリエーテル樹脂が好ましい。エポキシ
樹脂もアルカリ性処理液以外の一部の処理液には適して
いる。PFとしてはレゾール系が好ましく、三井東圧化
学「OR−85」は特に適している。補強のためにグラ
ファイトを添加すると良い。このローラーは細く(例え
ば外径8mm)できるため、処理ラックを小型化でき
る。熱硬化性ウレタン樹脂としては、日本ユニポリマー
社製「ユニロン」、大日本インキ化学工業社製「パンデ
ックス」、武田薬品工業社製「タケネート」等が適して
いる。現像液による耐汚染防止のためにはフッ素系樹脂
で被膜されたローラーも好ましい。具体的には、特開平
4−161955号に開示された樹脂などを用いること
ができる。
【0022】処理部のギヤ、スプロケットとしては、P
A(ポリアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)、UHMPE(超高分子量ポリエチレン)、PPS
(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(全芳香族ポ
リエステル樹脂、液晶ポリマー)、PEEK(ポリエー
テルエーテルケトン)など熱可塑性結晶性樹脂が適して
いる。PAとしては、66ナイロン、6ナイロン、12
ナイロン等のポリアミド樹脂の他に分子鎖中に芳香族環
をもつ芳香族系ポリアミドや変性ポリアミドが含まれ
る。66ナイロン、6ナイロンとしては東レやデュポン
社製「ザイテル」、12ナイロンとしては東レ社製「リ
ルサン」、ダイセル・ヒュルス社製「ダイアミド」等が
適している。芳香族系ポリアミドとしては、三菱瓦斯化
学社製「レニー」ポリアミドMXD6、変性ポリアミド
では三井石油化学社製「アーレン」変性ポリアミド6T
などが適している。PAは、吸水率が高いため処理液中
で膨潤しやすいためガラス繊維強化や炭素繊維強化グレ
ードが好ましい。芳香族系ポリアミドは、比較的吸水率
が低いため膨潤しにくく、高い寸法精度を得ることがで
きる。そのほかコンプレッション成形によって得られた
MCナイロンのような高分子量品は繊維強化なしでも十
分な性能を得ることができる。そのほかにも、「ポリス
ライダー」のような含油ナイロン樹脂も使われる。PB
TはPAとは反対に極めて吸水率が低いため処理液に対
して高い耐薬品性を有している。東レや大日本インキ化
学工業社製のPBTや日本ジーイープラスチックス社製
「バロックス」が用いられる。PBTはガラス繊維強化
品でも未強化品でも部位に応じて使用される。ギヤの噛
み合いを良化するためにはガラス強化品と未強化品と組
み合わせて使用することが好ましい。UHMPEとして
は、未強化品が適しており、三井石油化学社製「リュー
ブマー」、「ハイゼックスミリオン」、作新工業社製
「ニューライト」、旭化成社製「サンファイン」、大日
本印刷社製「超高分子ポリエチレンUHMW」が適して
いる。PPSとしては、ガラス繊維や炭素繊維強化のも
のが好ましい。LCPとしては、ICIジャパン社製
「ピクトレックス」、住友化学社製「スミカスーパ
ー」、日本石油社製「ザイダー」、ポリプラスチック社
製「ベクトラ」などを用いることができる。PEEK
は、現像機のいずれの処理液に対しても極めて耐薬品性
や耐久性の良好で未強化品で十分な性能を発揮する好適
な材質である。
A(ポリアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)、UHMPE(超高分子量ポリエチレン)、PPS
(ポリフェニレンサルファイド)、LCP(全芳香族ポ
リエステル樹脂、液晶ポリマー)、PEEK(ポリエー
テルエーテルケトン)など熱可塑性結晶性樹脂が適して
いる。PAとしては、66ナイロン、6ナイロン、12
ナイロン等のポリアミド樹脂の他に分子鎖中に芳香族環
をもつ芳香族系ポリアミドや変性ポリアミドが含まれ
る。66ナイロン、6ナイロンとしては東レやデュポン
社製「ザイテル」、12ナイロンとしては東レ社製「リ
ルサン」、ダイセル・ヒュルス社製「ダイアミド」等が
適している。芳香族系ポリアミドとしては、三菱瓦斯化
学社製「レニー」ポリアミドMXD6、変性ポリアミド
では三井石油化学社製「アーレン」変性ポリアミド6T
などが適している。PAは、吸水率が高いため処理液中
で膨潤しやすいためガラス繊維強化や炭素繊維強化グレ
ードが好ましい。芳香族系ポリアミドは、比較的吸水率
が低いため膨潤しにくく、高い寸法精度を得ることがで
きる。そのほかコンプレッション成形によって得られた
MCナイロンのような高分子量品は繊維強化なしでも十
分な性能を得ることができる。そのほかにも、「ポリス
ライダー」のような含油ナイロン樹脂も使われる。PB
TはPAとは反対に極めて吸水率が低いため処理液に対
して高い耐薬品性を有している。東レや大日本インキ化
学工業社製のPBTや日本ジーイープラスチックス社製
「バロックス」が用いられる。PBTはガラス繊維強化
品でも未強化品でも部位に応じて使用される。ギヤの噛
み合いを良化するためにはガラス強化品と未強化品と組
み合わせて使用することが好ましい。UHMPEとして
は、未強化品が適しており、三井石油化学社製「リュー
ブマー」、「ハイゼックスミリオン」、作新工業社製
「ニューライト」、旭化成社製「サンファイン」、大日
本印刷社製「超高分子ポリエチレンUHMW」が適して
いる。PPSとしては、ガラス繊維や炭素繊維強化のも
のが好ましい。LCPとしては、ICIジャパン社製
「ピクトレックス」、住友化学社製「スミカスーパ
ー」、日本石油社製「ザイダー」、ポリプラスチック社
製「ベクトラ」などを用いることができる。PEEK
は、現像機のいずれの処理液に対しても極めて耐薬品性
や耐久性の良好で未強化品で十分な性能を発揮する好適
な材質である。
【0023】軸受などの材質としては、超高分子ポリエ
チレンなどが好ましい。自動現像機の処理液中で使用さ
れるバネやスプリングとしては通常ステンレス(SUS
316)、チタンなどが使用される。チタンではバネや
スプリングを適切に作ることができない場合、プラスチ
ックスプリングを用いることができる。荷重が加わった
ときの変形量が少ない(フック則の臨界歪が1.6%以
下)用途であれば、PBT(例 日本ジーイープラスチ
ックス社製「バロックス310」など)、PP(例 旭
化成社製「M−1500」など)、変性PPO(例 日
本ジーイープラスチックス社製「ノリル731J」な
ど)、変性PPE(例 旭化成社製「ザイロン220
V」など)が用いられる。スプリング力が弱い場合、ガ
ラス繊維強化した材質を使用することも効果がある。ス
プリングが長期にわたって安定したニップ力を得るため
には、PSF(ポリスルホン)、PAR(ポリアリレー
ト)、PES(ポリエーテルスルホン)、PEI(ポリ
エーテルイミド)、PAI(ポリアミドイミド)が適し
ている。特にスーパーエンプラの非結晶性樹脂が優れて
おりPSF、PES、PEIは、特に好ましい。PSF
は、アモコ社製「ユーデルP1700」、PESはIC
I社製「VICTREX 4800G」、PEIは日本
ジーイープラスチック社製「ウルテム」などが使用でき
る。強い荷重で長期に使用するスプリングの場合はPE
EKやPPS、LCPなどの結晶性樹脂が使われる。非
結晶樹脂はクリープが少なく、成形時の寸法精度がきわ
めて良いため、低荷重のバネには極めて適している。高
い疲労限界応力を必要とする部位では結晶性樹脂が適し
ておりPEEKは、ICI社製「VICTREX 45
0G」、PPS「ライトン」、LCPI型 住友化学社
製「エコノール E2000」、LCPII型ポリプラ
スチック「ベクトラ A950」などが代表的なグレー
ドである。スクイズローラー等の軟質材料としては、発
泡、塩化ビニル樹脂や発泡シリコン樹脂、発泡ウレタン
樹脂が適している。発泡ウレタン樹脂としては東洋ポリ
マー社製「ルビセル」が挙げられる。配管、配管の継
手、アジテーションジェットパイプの継手、シール材な
どのゴム材質及びエラストマーとしては、EPDMゴ
ム、シリコンゴム、バイトンゴム、オレフィン系エラス
トマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラスト
マー、塩ビ系エラストマーなどが好ましい。具体例とし
ては、住友ベークライト社製「スミフレックス」、三井
石油化学社製「ミラストマー」(オレフィン系エラスト
マー)、三菱油化社製「サーラモン」(ゴム入りオレフ
ィン系エラストマー)、同「ラバロン」、日本モンサン
ト化成社製又はエーイーエス・ジャパン社製「サントプ
レーン」、三菱化成ビニル社製「サンプレーン」(高弾
性塩ビ系エラストマー)、特開平3−198052号に
記載のシリコンゴムやバイトンゴムなどを挙げることが
できる。搬送ベルトなどのベルトの芯材としては、超高
強度ポリエチレン樹脂繊維(例えば、特開平4−655
4号に記載)、ポリフッ化ビニリデン樹脂繊維(例え
ば、特開平4−16941号に記載)、アラミド繊維
(例えば、東レ・デュポン社製「ケプラー」)などを用
いることができる。以上述べてきた処理装置の処理槽を
初めとした各々の個所に用いられるプラスチックなどの
材料については、「プラスチック成形材料商取引便覧−
特性データベース−1991年版」(株)合成樹脂工業
新聞社発行に基づいて容易に選択、入手することができ
る。
チレンなどが好ましい。自動現像機の処理液中で使用さ
れるバネやスプリングとしては通常ステンレス(SUS
316)、チタンなどが使用される。チタンではバネや
スプリングを適切に作ることができない場合、プラスチ
ックスプリングを用いることができる。荷重が加わった
ときの変形量が少ない(フック則の臨界歪が1.6%以
下)用途であれば、PBT(例 日本ジーイープラスチ
ックス社製「バロックス310」など)、PP(例 旭
化成社製「M−1500」など)、変性PPO(例 日
本ジーイープラスチックス社製「ノリル731J」な
ど)、変性PPE(例 旭化成社製「ザイロン220
V」など)が用いられる。スプリング力が弱い場合、ガ
ラス繊維強化した材質を使用することも効果がある。ス
プリングが長期にわたって安定したニップ力を得るため
には、PSF(ポリスルホン)、PAR(ポリアリレー
ト)、PES(ポリエーテルスルホン)、PEI(ポリ
エーテルイミド)、PAI(ポリアミドイミド)が適し
ている。特にスーパーエンプラの非結晶性樹脂が優れて
おりPSF、PES、PEIは、特に好ましい。PSF
は、アモコ社製「ユーデルP1700」、PESはIC
I社製「VICTREX 4800G」、PEIは日本
ジーイープラスチック社製「ウルテム」などが使用でき
る。強い荷重で長期に使用するスプリングの場合はPE
EKやPPS、LCPなどの結晶性樹脂が使われる。非
結晶樹脂はクリープが少なく、成形時の寸法精度がきわ
めて良いため、低荷重のバネには極めて適している。高
い疲労限界応力を必要とする部位では結晶性樹脂が適し
ておりPEEKは、ICI社製「VICTREX 45
0G」、PPS「ライトン」、LCPI型 住友化学社
製「エコノール E2000」、LCPII型ポリプラ
スチック「ベクトラ A950」などが代表的なグレー
ドである。スクイズローラー等の軟質材料としては、発
泡、塩化ビニル樹脂や発泡シリコン樹脂、発泡ウレタン
樹脂が適している。発泡ウレタン樹脂としては東洋ポリ
マー社製「ルビセル」が挙げられる。配管、配管の継
手、アジテーションジェットパイプの継手、シール材な
どのゴム材質及びエラストマーとしては、EPDMゴ
ム、シリコンゴム、バイトンゴム、オレフィン系エラス
トマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラスト
マー、塩ビ系エラストマーなどが好ましい。具体例とし
ては、住友ベークライト社製「スミフレックス」、三井
石油化学社製「ミラストマー」(オレフィン系エラスト
マー)、三菱油化社製「サーラモン」(ゴム入りオレフ
ィン系エラストマー)、同「ラバロン」、日本モンサン
ト化成社製又はエーイーエス・ジャパン社製「サントプ
レーン」、三菱化成ビニル社製「サンプレーン」(高弾
性塩ビ系エラストマー)、特開平3−198052号に
記載のシリコンゴムやバイトンゴムなどを挙げることが
できる。搬送ベルトなどのベルトの芯材としては、超高
強度ポリエチレン樹脂繊維(例えば、特開平4−655
4号に記載)、ポリフッ化ビニリデン樹脂繊維(例え
ば、特開平4−16941号に記載)、アラミド繊維
(例えば、東レ・デュポン社製「ケプラー」)などを用
いることができる。以上述べてきた処理装置の処理槽を
初めとした各々の個所に用いられるプラスチックなどの
材料については、「プラスチック成形材料商取引便覧−
特性データベース−1991年版」(株)合成樹脂工業
新聞社発行に基づいて容易に選択、入手することができ
る。
【0024】本発明で使用される処理装置の処理タンク
としては、一般に用いられている形状のものでも良い
し、米国特許第5,311,325号、同5,420,
659号、同5,386,261号、実開昭63−14
8944号、実開平2−69331号、特開平1−12
9253号、同3−119846号、同2−10304
3号、同2−230146号、特公平7−501894
号、同5−501895号等に記載の処理機で用いられ
る処理タンクでも良い。また、処理タンクの容量に特に
規定はないが、容量は0.5リットルから10リットル
の範囲であることが好ましく、さらに2リットルから5
リットルの範囲であることが好ましい。図1で示される
処理装置では発色現像処理槽は5.0リットル、その他
の処理槽は2.5リットルとした。ここでの処理タンク
容量とはサブタンクの容量も含んでいる。
としては、一般に用いられている形状のものでも良い
し、米国特許第5,311,325号、同5,420,
659号、同5,386,261号、実開昭63−14
8944号、実開平2−69331号、特開平1−12
9253号、同3−119846号、同2−10304
3号、同2−230146号、特公平7−501894
号、同5−501895号等に記載の処理機で用いられ
る処理タンクでも良い。また、処理タンクの容量に特に
規定はないが、容量は0.5リットルから10リットル
の範囲であることが好ましく、さらに2リットルから5
リットルの範囲であることが好ましい。図1で示される
処理装置では発色現像処理槽は5.0リットル、その他
の処理槽は2.5リットルとした。ここでの処理タンク
容量とはサブタンクの容量も含んでいる。
【0025】本発明の処理装置のタンク内の処理液の循
環量は毎分0.1リットルから20リットルの範囲が好
ましく、さらに、処理液の温度コントロールの観点か
ら、毎分1リットルから10リットルの範囲であること
がより好ましい。図1で示した処理装置では発色現像処
理槽では毎分5.0リットル、その他の処理槽では毎分
3.0リットルとした。また、用いられる好ましいポン
プとしてはイワキ社製のマグネットポンプMD−10、
MD−20、MD−30が挙げられる。また、感光材料
の乳剤面に強力な処理液の噴射(ジェット攪拌)を用い
ても構わない。
環量は毎分0.1リットルから20リットルの範囲が好
ましく、さらに、処理液の温度コントロールの観点か
ら、毎分1リットルから10リットルの範囲であること
がより好ましい。図1で示した処理装置では発色現像処
理槽では毎分5.0リットル、その他の処理槽では毎分
3.0リットルとした。また、用いられる好ましいポン
プとしてはイワキ社製のマグネットポンプMD−10、
MD−20、MD−30が挙げられる。また、感光材料
の乳剤面に強力な処理液の噴射(ジェット攪拌)を用い
ても構わない。
【0026】本発明の処理装置は、露光済の感光材料の
処理量に応じて、補充される機能を有する場合が好まし
い。補充の方法は、各種方式を採用することができる。
例えば、特開平5−173299号記載のように、循環
系の直接濃縮液を補充する方法、特開平6−19481
1号記載のようにストックタンクに濃縮液を一度ストッ
クし、その後補充する方法、特開昭64−55560
号、同64−55561号、同64−55562号記載
のように完成液のカートリッジから直接タンクに補充す
る完成補充液方式、特開平3−134666号記載のよ
うに、カートリッジからストックタンクに一旦補充液を
自動供給し、その後、処理タンクに補充される方法、E
P−590583A1記載のように濃縮液と水を直接タ
ンクに補充する方法、特開平5−188533号、同6
−202297号、同7−169339号等に記載の固
体処理剤と水を補充する方法等が挙げられる。
処理量に応じて、補充される機能を有する場合が好まし
い。補充の方法は、各種方式を採用することができる。
例えば、特開平5−173299号記載のように、循環
系の直接濃縮液を補充する方法、特開平6−19481
1号記載のようにストックタンクに濃縮液を一度ストッ
クし、その後補充する方法、特開昭64−55560
号、同64−55561号、同64−55562号記載
のように完成液のカートリッジから直接タンクに補充す
る完成補充液方式、特開平3−134666号記載のよ
うに、カートリッジからストックタンクに一旦補充液を
自動供給し、その後、処理タンクに補充される方法、E
P−590583A1記載のように濃縮液と水を直接タ
ンクに補充する方法、特開平5−188533号、同6
−202297号、同7−169339号等に記載の固
体処理剤と水を補充する方法等が挙げられる。
【0027】本発明で使用される処理液は通常の処方で
構成されるものであればどのようなものでも構わない
が、発色現像液、漂白能を有する処理液、定着能を有す
る処理液、安定液として、特開昭9−211823号に
記載のものが挙げられる。
構成されるものであればどのようなものでも構わない
が、発色現像液、漂白能を有する処理液、定着能を有す
る処理液、安定液として、特開昭9−211823号に
記載のものが挙げられる。
【0028】本発明で処理される感光材料として、塩化
銀、塩臭化銀、臭化銀、ヨウ臭化銀を含有する感光材料
が挙げられるが、高感度の臭化銀、ヨウ臭化銀を含有す
る感光材料であることが好ましい。
銀、塩臭化銀、臭化銀、ヨウ臭化銀を含有する感光材料
が挙げられるが、高感度の臭化銀、ヨウ臭化銀を含有す
る感光材料であることが好ましい。
【0029】本発明で処理される感光材料は、ハロゲン
化銀乳剤層が多層の構造をとっていてもよく、塗布され
る乳剤層は支持体の片面、両面、いずれであっても構わ
ない。また、磁性体を含有する磁気記録層を有していて
も良い。
化銀乳剤層が多層の構造をとっていてもよく、塗布され
る乳剤層は支持体の片面、両面、いずれであっても構わ
ない。また、磁性体を含有する磁気記録層を有していて
も良い。
【0030】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
を行うが、本発明の形態はこれらに限定されるものでは
ない。 実施例1 図1で示したリーダーなしのフィルム自動現像機の発色
現像処理槽の処理液浸漬部のパス長(L1cm)、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の搬送速度(Scm/min)を
表1に示した比率にそれぞれ適宜変化させ、また、特開
平9−211823号の実施例2に記載の発色現像液、
特開平9−211823号の実施例1に記載の漂白液、
定着液、安定液、タンク液、補充液を用いて、下記の処
理工程により撮影済みのコニカカラーネガティブフィル
ムJX100(24枚撮り)を1日100本の割合で5
00本連続処理し、発色現像処理槽における感光材料の
通過不良(ジャム)の回数を求めた。また、現像後の感
光材料を目視にて画像形成部に発生したスリキズの個数
を求めた。また、連続処理後に通常の手法でウェッジ状
の露光を施したコニカカラーネガティブフィルムJX1
00(24枚撮り)を処理し最大濃度(Dmax)の評
価を下記の方法で行った。
を行うが、本発明の形態はこれらに限定されるものでは
ない。 実施例1 図1で示したリーダーなしのフィルム自動現像機の発色
現像処理槽の処理液浸漬部のパス長(L1cm)、ハロ
ゲン化銀写真感光材料の搬送速度(Scm/min)を
表1に示した比率にそれぞれ適宜変化させ、また、特開
平9−211823号の実施例2に記載の発色現像液、
特開平9−211823号の実施例1に記載の漂白液、
定着液、安定液、タンク液、補充液を用いて、下記の処
理工程により撮影済みのコニカカラーネガティブフィル
ムJX100(24枚撮り)を1日100本の割合で5
00本連続処理し、発色現像処理槽における感光材料の
通過不良(ジャム)の回数を求めた。また、現像後の感
光材料を目視にて画像形成部に発生したスリキズの個数
を求めた。また、連続処理後に通常の手法でウェッジ状
の露光を施したコニカカラーネガティブフィルムJX1
00(24枚撮り)を処理し最大濃度(Dmax)の評
価を下記の方法で行った。
【0031】 (処理工程) 処理時間(秒) 処理温度(℃) 補充量(ml/m2) 発色現像 表1記載 42 500 漂白 23 39 130 定着−1 23 39 定着−2 23 39 700 安定−1 23 39 安定−2 23 39 700 なお、各処理工程のクロスオーバータイムは5秒とし
た。また、定着、安定工程は2から1への向流方式とし
た。
た。また、定着、安定工程は2から1への向流方式とし
た。
【0032】(最大濃度の評価)それぞれの処理後の感
光材料のD−logE特性曲線における、イエロー画像
の最大濃度(DRmaxY)を求めた。次に、CL−K
P50QA(コニカ社製)でCNK−4−52プロセス
用の補充剤、及びスターター(コニカ社製)を処理済と
して同プロセスの処理条件で前述の感材の処理を行い、
イエロー画像について同様にDNmaxYを求めた。最
大濃度の評価としてDRmaxY/DNmaxYを用い
た。なお、DRmaxY/DNmaxYは1.00に近
いほど良好な最大濃度が得られていることを示してい
る。
光材料のD−logE特性曲線における、イエロー画像
の最大濃度(DRmaxY)を求めた。次に、CL−K
P50QA(コニカ社製)でCNK−4−52プロセス
用の補充剤、及びスターター(コニカ社製)を処理済と
して同プロセスの処理条件で前述の感材の処理を行い、
イエロー画像について同様にDNmaxYを求めた。最
大濃度の評価としてDRmaxY/DNmaxYを用い
た。なお、DRmaxY/DNmaxYは1.00に近
いほど良好な最大濃度が得られていることを示してい
る。
【0033】
【表1】
【0034】表1の結果から明らかなように、ハロゲン
化銀写真感光材料が最初に処理を施される処理槽の処理
液浸漬部のパス長を、該処理液浸漬部の搬送速度に対し
て本発明の範囲内に調節することにより、ハロゲン化銀
写真感光材料が最初に処理を施される処理槽での感光材
料の通過不良とスリキズの発生を低減でき、良好な最大
濃度が得られることがわかる。
化銀写真感光材料が最初に処理を施される処理槽の処理
液浸漬部のパス長を、該処理液浸漬部の搬送速度に対し
て本発明の範囲内に調節することにより、ハロゲン化銀
写真感光材料が最初に処理を施される処理槽での感光材
料の通過不良とスリキズの発生を低減でき、良好な最大
濃度が得られることがわかる。
【0035】実施例2 図1で示したリーダーなしのフィルム自動現像機の発色
現像処理槽の処理液浸漬部のパス長(L1cm)、及び
感光材料の液中ターン部の曲率半径(R1mm)を表2
のように変化させ、次に通常の手法でウェッジ状の露光
を施したコニカカラーネガティブフィルムJX400
(12枚撮り)の処理を実施例1と同様の処理液及び処
理工程により1日100本の割合で500本連続で行っ
た。また、このとき発色現像処理槽中で進行方向に対す
る感光材料の乳剤面の向きを図1の対向ローラー4側に
した場合と、搬送ローラー3側にした場合に分けて実施
し、対向ローラーの材質をEPDM、搬送ローラーの材
質をPPEにすることで感光材料の乳剤面に接触するロ
ーラーの材質を表2のように変化させた。なお、発色現
像処理槽中の感光材料の搬送速度(S)は800mm/
minに固定し、発色現像時間は実施例1と同様に適宜
変化させた。
現像処理槽の処理液浸漬部のパス長(L1cm)、及び
感光材料の液中ターン部の曲率半径(R1mm)を表2
のように変化させ、次に通常の手法でウェッジ状の露光
を施したコニカカラーネガティブフィルムJX400
(12枚撮り)の処理を実施例1と同様の処理液及び処
理工程により1日100本の割合で500本連続で行っ
た。また、このとき発色現像処理槽中で進行方向に対す
る感光材料の乳剤面の向きを図1の対向ローラー4側に
した場合と、搬送ローラー3側にした場合に分けて実施
し、対向ローラーの材質をEPDM、搬送ローラーの材
質をPPEにすることで感光材料の乳剤面に接触するロ
ーラーの材質を表2のように変化させた。なお、発色現
像処理槽中の感光材料の搬送速度(S)は800mm/
minに固定し、発色現像時間は実施例1と同様に適宜
変化させた。
【0036】そしてこの時の、発色現像処理槽における
感光材料の通過不良(ジャム)の回数を求め、また、現
像後の感光材料を目視にて画像形成部に発生したスリキ
ズの個数を求めた。さらに、シアン画像の階調安定性に
ついて以下の手法で評価し階調異常の発生回数を求め
た。結果を表2に示した。
感光材料の通過不良(ジャム)の回数を求め、また、現
像後の感光材料を目視にて画像形成部に発生したスリキ
ズの個数を求めた。さらに、シアン画像の階調安定性に
ついて以下の手法で評価し階調異常の発生回数を求め
た。結果を表2に示した。
【0037】(階調安定性の評価)それぞれの処理後の
感光材料のD−logE特性曲線における、最小濃度+
0.3の濃度の点と最小濃度+1.3の濃度の点を結ん
だ直線の傾きγを求め、連続処理時の平均の傾きγ1に
対し、ある処理時のγ2の差、△γ=γ2−γ1をイエ
ロー画像について求め、△γ>0.1となる階調異常の
発生回数で階調安定性の尺度とした。
感光材料のD−logE特性曲線における、最小濃度+
0.3の濃度の点と最小濃度+1.3の濃度の点を結ん
だ直線の傾きγを求め、連続処理時の平均の傾きγ1に
対し、ある処理時のγ2の差、△γ=γ2−γ1をイエ
ロー画像について求め、△γ>0.1となる階調異常の
発生回数で階調安定性の尺度とした。
【0038】
【表2】
【0039】表2の結果から明らかなように、感光材料
が最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部のパス長
を、該処理液浸漬部の搬送速度に対して本発明の範囲内
に調節すると同時に、感光材料が最初に処理を施される
処理槽で感光材料の乳剤面に接触するローラーをゴムロ
ーラーとすることや、感光材料が最初に処理を施される
処理槽での感光材料の液中ターン部の曲率半径を特定の
範囲に調節することにより全長の短い感光材料を処理し
た場合でも通過不良とスリキズの発生を大幅に低減で
き、さらに感光材料が最初に処理を施される処理槽での
感光材料のスリップによる階調異常が低減できることが
わかる。
が最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部のパス長
を、該処理液浸漬部の搬送速度に対して本発明の範囲内
に調節すると同時に、感光材料が最初に処理を施される
処理槽で感光材料の乳剤面に接触するローラーをゴムロ
ーラーとすることや、感光材料が最初に処理を施される
処理槽での感光材料の液中ターン部の曲率半径を特定の
範囲に調節することにより全長の短い感光材料を処理し
た場合でも通過不良とスリキズの発生を大幅に低減で
き、さらに感光材料が最初に処理を施される処理槽での
感光材料のスリップによる階調異常が低減できることが
わかる。
【0040】実施例3 図1で示したリーダーなしのフィルム自動現像機の発色
現像処理槽と漂白処理槽の間の液外ターン部のパス長
(L2mm)を表3に示したようにして、発色現像処理
槽の処理液浸漬部のパス長(L1mm)に対する比率
(L2/L1)及び感光材料の搬送速度を表3に示した
ように変化させた。なお、発色現像処理槽の処理液浸漬
部のパス長(L1)は900mmに固定し(ただし実験
No.3−13のみ1300mm)、発色現像時間は実
施例1と同様に適宜変化させた。
現像処理槽と漂白処理槽の間の液外ターン部のパス長
(L2mm)を表3に示したようにして、発色現像処理
槽の処理液浸漬部のパス長(L1mm)に対する比率
(L2/L1)及び感光材料の搬送速度を表3に示した
ように変化させた。なお、発色現像処理槽の処理液浸漬
部のパス長(L1)は900mmに固定し(ただし実験
No.3−13のみ1300mm)、発色現像時間は実
施例1と同様に適宜変化させた。
【0041】実施例1と同じ条件の連続処理を行い、発
色現像処理槽の入口から漂白処理槽の入口までにおける
感光材料の通過不良(ジャム)の回数を求めた。また、
現像後の感光材料を目視してスリキズの発生回数を求め
た。結果を表3に示した。
色現像処理槽の入口から漂白処理槽の入口までにおける
感光材料の通過不良(ジャム)の回数を求めた。また、
現像後の感光材料を目視してスリキズの発生回数を求め
た。結果を表3に示した。
【0042】
【表3】
【0043】表3の結果から明らかなように、液外ター
ン部のパス長(L2mm)の処理液浸漬部のパス長(L
1mm)に対する比率(L2/L1)が0.03から
0.10の範囲であることにより、感光材料の液外ター
ン部での通過不良とスリキズの発生が低減できることに
より、発色現像槽内も含めたトータルの感光材料の通過
不良、スリキズの発生が大幅に低減することがわかる。
さらには、搬送速度が400mm/min以上2000
mm/min以下にすることで本発明の効果が一層高ま
ることがわかる。
ン部のパス長(L2mm)の処理液浸漬部のパス長(L
1mm)に対する比率(L2/L1)が0.03から
0.10の範囲であることにより、感光材料の液外ター
ン部での通過不良とスリキズの発生が低減できることに
より、発色現像槽内も含めたトータルの感光材料の通過
不良、スリキズの発生が大幅に低減することがわかる。
さらには、搬送速度が400mm/min以上2000
mm/min以下にすることで本発明の効果が一層高ま
ることがわかる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、感光材料のスリキズ、
通過不良、先頭部の折れの発生頻度が低く、特に長さの
短い感光材料を現像した場合においても、感光材料がロ
ーラー部でスリップの発生がなく、良好な写真性能を得
られるフィルム用現像処理装置及び処理方法を提供する
ことができる。
通過不良、先頭部の折れの発生頻度が低く、特に長さの
短い感光材料を現像した場合においても、感光材料がロ
ーラー部でスリップの発生がなく、良好な写真性能を得
られるフィルム用現像処理装置及び処理方法を提供する
ことができる。
【図1】本発明に係る現像処理装置の処理部の一実施例
を示す概略断面図
を示す概略断面図
【図2】感光材料が最初に処理される処理槽の断面図
【図3】図2の矢視図Fの概略図
【図4】図2の矢視図Gの概略図
Claims (8)
- 【請求項1】ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処理を
施される処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1mm、該
処理液浸漬部の搬送速度をSmm/minとするとき、 0.5×S≦L1≦2.5×S であることを特徴とするフィルム用現像処理装置。 - 【請求項2】前記処理装置が、リーダーを用いずにハロ
ゲン化銀写真感光材料を搬送する搬送装置を有すること
を特徴とする請求項1記載のフィルム用現像処理装置。 - 【請求項3】前記ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処
理を施される処理槽の処理液浸漬部の液中ターン部の曲
率半径をR1mmとしたとき、 5≦R1≦50 であることを特徴とする請求項1又は2記載のフィルム
現像装置。 - 【請求項4】前記ハロゲン化銀写真感光材料が最初に処
理を施される処理槽の処理液浸漬部のパス長をL1m
m、該処理槽と引き続く処理槽の間の液外ターン部のパ
ス長をL2mmとしたとき、 0.03≦L2/L1≦0.10 であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
のフィルム用現像装置。 - 【請求項5】前記処理液浸漬部の搬送速度Sが400m
m/min以上2000mm/min以下にする搬送装
置を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
記載のフィルム用現像処理装置。 - 【請求項6】前記搬送装置が、ハロゲン化銀写真感光材
料に直接ローラーを接触させて搬送する装置であること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のフィルム
用現像処理装置。 - 【請求項7】前記ローラーのうち、ハロゲン化銀写真感
光材料が最初に処理を施される処理槽の処理液浸漬部に
おいて、該感光材料の乳剤面に接触している少なくとも
1つのローラーが、ゴムローラーであることを特徴とす
る請求項6記載のフィルム用現像処理装置。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のフィルム
用現像処理装置を用いてハロゲン化銀写真感光材料を処
理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4128998A JPH11223916A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | フィルム用現像処理装置及び処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4128998A JPH11223916A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | フィルム用現像処理装置及び処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11223916A true JPH11223916A (ja) | 1999-08-17 |
Family
ID=12604301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4128998A Pending JPH11223916A (ja) | 1998-02-06 | 1998-02-06 | フィルム用現像処理装置及び処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11223916A (ja) |
-
1998
- 1998-02-06 JP JP4128998A patent/JPH11223916A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |