JPH09269440A - 光送受信モジュ−ル - Google Patents

光送受信モジュ−ル

Info

Publication number
JPH09269440A
JPH09269440A JP8104405A JP10440596A JPH09269440A JP H09269440 A JPH09269440 A JP H09269440A JP 8104405 A JP8104405 A JP 8104405A JP 10440596 A JP10440596 A JP 10440596A JP H09269440 A JPH09269440 A JP H09269440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
photodiode
optical fiber
transceiver module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8104405A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Kuhara
美樹 工原
Hiromi Nakanishi
裕美 中西
Yasushi Fujimura
康 藤村
Hitoshi Terauchi
均 寺内
Mitsuaki Nishie
光昭 西江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP8104405A priority Critical patent/JPH09269440A/ja
Publication of JPH09269440A publication Critical patent/JPH09269440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一波長の光を用いて時分割し、送信と受信
を交互に行うピンポン伝送に用いられる光送受信モジュ
ールは、光路を二分する光分波器、独立のPDモジュー
ル、独立のLDモジュール、3つの光コネクタなど多数
の部品が必要であった。部品点数を減らして簡易な構造
であって安価で小型の光送受信モジュールを提供する事
が目的である。 【構成】 表裏面にリング電極を持ち、入射した光の一
部を吸収し光電流に変え、残りは透過する受光素子を用
いる。一部透過型の受光素子の後ろに発光素子を設け
る。伝送媒体+一部透過型受光素子+発光素子という直
列構造とする。発光素子の光は一部が受光素子で吸収さ
れ残りが伝送媒体に入る。伝送媒体からの伝搬光は一部
のみが光電流に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光双方向通信に用
いられる光送受信モジュールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの伝送損失が低下し、また半
導体レ−ザ(以下LDと略す)や半導体受光素子(以下
PDと略す)の特性が向上したことによって、光、特に
波長1.3μm、や1.55μmの長波長帯の光を用い
た信号(電話、ファクシミリ、テレビ画像信号など)の
通信が盛んになりつつある。これを一般に光通信とい
う。中でも最近は1本の光ファイバによって双方向に信
号を同時にやり取りするシステムが検討されている。こ
の方式の利点はファイバが1本で済むことである。
【0003】図1はこのような方式の内、一波長(λ)
による双方向通信の原理図である。これは局側、加入者
側に光分波器2、4が必要である。局側では、電話やフ
ァクシミリ(FAX)の信号をデジタル信号あるいはア
ナログ信号とし増幅した後、半導体レ−ザLD1を駆動
し、波長λの光の強弱の信号として、光ファイバ1に送
り込む。光信号は光分波器2によって光ファイバ3に入
り、この中を伝搬し、加入者へと分配される。光ファイ
バ3は加入者である各家庭、オフィス、工場などに張り
巡らされている。このように局側から、加入者側に信号
が送られる方向を下り系と呼ぶ。
【0004】加入者側では光分波器4によって下り信号
を光ファイバ5に取り出し受光素子PD2によって受信
する。PD2は受信した光信号を電気信号に変え、増幅
し、信号処理を施し、電話の音声や、FAX信号として
再生する。
【0005】一方、加入者側は、電話やファクシミリの
画像信号を局側に向けて送信する。波長λの光を出す半
導体レ−ザLD2を、電話信号や、画像信号によって変
調し、光ファイバ6、光分波器4、光ファイバ3を通じ
て、局側へ光信号として伝送する。このように加入者側
から局側へ信号を送る方向を上り系と呼ぶ。局側は、こ
の光信号を光分波器2によって光ファイバ7に取り出
し、PD1によって受信する。これを電気信号に変えて
交換機や信号処理回路に送り込む。ここで一波長では、
上り、下りの信号伝送を同時にできない。そこで上り下
りの信号を異なる時刻に交互に伝送する。これをピンポ
ン伝送という。
【0006】このように、1本の光ファイバを使って、
ひとつの波長の光を用いて、双方向通信を行うには、局
側、加入者側のどちらにも光路を分離する機能素子が必
要である。図1では光分波器2、4がその役割を果た
す。光分波器は、波長λの光を1本の光ファイバにまと
めて導入することができる。反対に1本の光ファイバを
伝搬する波長λの光を異なる2本の光ファイバに分配す
ることもできる。1本の光ファイバを使う双方向通信に
は、光分波器が不可欠である。
【0007】光分波器として、いくつかの種類のものが
提案されている。2本の光ファイバを用いたもの、光導
波路を用いたもの、多層膜ミラーを用いたものなどがあ
る。図2に示すものは、光ファイバまたは光導波路型の
ものである。2本の光の導波部分を接近させてエバネッ
セント結合させ、エネルギーの交換を可能にする。結合
部の距離Dと長さLを適当に選ぶことによって、光の分
波・合波機能を賦与することができる。図2では光ファ
イバ8に入れた光が、光ファイバ11にP3となって出
てくる。但し約半分の光はファイバ12の方へ移り利用
されない光となる。逆にファイバ11から光P4を入れ
ると、これが約半分の光量になりファイバ8と9から出
て行く。
【0008】このような光分波器は局側の光分波器に
も、加入者側の光分波器にも同様に利用することができ
る。図3の光分波器は、二等辺三角柱ガラスブロックの
対角面に誘電体多層膜を蒸着し、もうひとつ同等のガラ
スブロックを張り付けて正四角柱にしたものである。誘
電体多層膜が干渉フィルタになり、張り合わせ面に対し
て45度の角度をなす光が入射すると、約半分の光が反
射し、残りの光は透過するようになっている。このよう
な光分波機能は誘電体膜の厚み、屈折率を適当に選ぶ事
によって実現される。その他にもいくつかの光分波器が
提案されている。
【0009】このように光をある強度比(例えば1:1
に)に異なる経路に分けてしまう素子は、光分波器、分
波・合波器と呼ばれる。光ファイバやガラスブロックを
用いたものは既に市販されている。以上の素子の機能に
ついて強調すべき事は何れに於いても半分の光量が無駄
に失われるという事である。これは一波長であること及
び光の可逆性よりやむを得ない事である。
【0010】図4は従来例に係る加入者側の光送受信モ
ジュールの構成例を示す概略図である。局側につながる
光ファイバ16の終端は光コネクタ17によって屋外の
光ファイバ18に接続される。これを光ファイバ型の光
分波器21によって上り光と下り光とに分離する。既に
述べたように二つの光ファイバの近接部20の近接距離
長さによって1:1に光を分ける機能を与える事ができ
る。光ファイバ18に半導体レ−ザ(LD)の上りの光
を入れ、光ファイバ19の側より下りの光を取り出し、
フォトダイオード(PD)で受信するようにしている。
【0011】光ファイバ18は光コネクタ22によって
LDモジュール25に接続される。LDモジュールは加
入者側からのデジタル信号を電気光変換して局に向けて
送信するためのものである。光ファイバ19は光コネク
タ23によってPDモジュール27に接続される。これ
は局側からの光信号を電気信号に変換し、加入者側で受
信するためのものである。その他ビームスプリッタと呼
ばれる光分波器を用いた例もある。例えばEP4632
14−B1などに記載される。
【0012】図5は従来例に係る半導体発光素子モジュ
ール28の断面図である。半導体レ−ザチップ29とこ
れの出力をモニタするためのフォトダイオード30を備
える。半導体レ−ザ29はサブマウントを介してヘッダ
32のポール31に取り付けられる。ヘッダ32の上面
には、フォトダイオード30が固定される。ヘッダ32
の底部にはリードピン33が複数本設けられる。通し穴
35を有する円筒形のキャップ34が半導体レ−ザ2
9、フォトダイオード30を囲むように、ヘッダ32に
溶接される。ワイヤによってリードピンとチップ29、
30の電極が外部回路と接続されるようになっている。
【0013】ヘッダの上にはさらに円筒形のレンズホル
ダ−36がある。レンズホルダ−36は中央の穴に集光
レンズ37を有する。レンズホルダ−36の上にはさら
に円錐形のハウジング38が溶接される。ハウジング3
8にはフェルール39とフェルールによって先端が固定
された光ファイバ40が取り付けられる。半導体レ−ザ
29、レンズ、光ファイバなどを調芯して、レンズホル
ダ−36、ハウジング38をそれぞれ固着する。レンズ
は集光性を高めてレ−ザと光ファイバの結合率を高め
る。モニタ用フォトダイオードによって半導体レ−ザの
後方から出る光をモニタして、フィードバック回路によ
って駆動電流を制御する。これによって温度変動があっ
ても半導体レ−ザの出力を一定に保つことができる。
【0014】本発明は、半導体レ−ザの構造だけでな
く、フォトダイオードの構造にも関する。それ故、従来
例に係る受光素子モジュールについても説明する。図6
は従来例に係る受光素子モジュールの断面図である。P
Dチップ41が円盤状のヘッダ42の上に固着されてい
る。ヘッダ42は複数のリードピン43を有する。レン
ズホルダ−46が集光レンズ47を保持している。ハウ
ジング48がレンズホルダ−46の上部に溶接してあ
る。ハウジング48には光ファイバ50の先端を固定し
たフェルール49が差し込まれている。
【0015】光ファイバ50の先端は斜めに切断してあ
る。光ファイバ50から出た光はレンズによって集光さ
れて受光素子41に入射する。受光素子(PD)として
は、1.3μm光や1.55μm光を受光するには、I
nPを基板として、InGaAsを受光層としたPDが
良く用いられる。先にも述べたように、本発明は受光素
子の構造に関係するところも多いので従来の受光素子の
構造についてさらに詳しく述べる。
【0016】図7は従来例に係る半導体受光素子チップ
の断面図である。n−InP基板52の上に、n−In
Pバッファ層53、n−InGaAs受光層54、n−
InP窓層55がエピタキシャル成長している。n−I
nP窓層55、InGaAs受光層54の中央部は亜鉛
拡散領域56になっている。このp−型領域の上にリン
グ状のp電極57が作製されている。またn−InP基
板52の上にn電極61が形成される。p電極57によ
って囲まれる領域には反射防止膜58が被覆してある。
またp電極57の外側はパッシベ−ション膜59によっ
て保護されている。反射防止膜58のあるInP窓層の
側より信号光が入射し、InGaAs光吸収層で吸収さ
れ電気信号に変換される。
【0017】図8はこのような受光素子の感度特性を示
すグラフである。横軸は波長(μm)であって、縦軸は
感度(A/W)である。感度グラフは立ち上がり部P、
平坦部Q、たち下がり部Rを含む。高い感度を示す波長
範囲はこの例では、1.0μm〜1.6μmに渡ってい
る。高感度範囲は光吸収層の材料で決まる。この場合
は、InGaAs受光層54の材料特性によって決ま
る。このように広い感度特性を持つフォトダイオードが
従来の受光素子モジュールに使われてきた。光ファイバ
から出た光はほぼ円形に広がる。このため円形の受光面
を持つ受光素子が使われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の光分波器、半導
体発光素子、受光素子を組み合わせた光送受信モジュー
ルは図4で示したように3つの主要部品からなってい
る。3つの部品を持つので、大型になるし、価格も高く
なる。また分波器や、光ファイバの結合部分などで光の
損失が出るので長距離通信には使い難いという難点があ
った。そのために一般家庭への光送受信モジュールの普
及が困難であるという問題があった。
【0019】光分波器を用いない双方向通信用モジュー
ルはいくつか提案されている。 特公平7−58806号:これはマルチモード光ファ
イバ+面発光LED+受光素子というふうにLED、P
Dの順に並べている。PDの上に直接にLEDを接着し
ている。 特開昭57−172783号:これもマルチモード光
ファイバに近い方から面発光LED、PDと並べてい
る。PDの一部に小さいLEDを作製したものである。
パッケージに収容している。
【0020】いずれもマルチモード光ファイバであり口
径が広い。出てくる光の直径は大きく100μm程度も
ある。これがN.A.(開口数)にしたがって広がるか
ら断面積の広いビームとなる。の場合小さいレ−ザを
PDの中央部に設けても、殆どの光はレ−ザ以外の部分
を通り受光素子にまで到達する。ビームが広く(直径が
200μm〜300μm)、レ−ザチップは小さいので
影以外の場所に多くの光が到達し、これが広い受光面を
もつ受光素子に入射するという思想である。ではレ−
ザによって受信光が吸収されないようにしている。マル
チモード光ファイバで広い多モード光を伝搬させている
から、これは本発明が目的としている光通信には用いる
事ができない。
【0021】光通信に用いられる光ファイバはコア径が
10μmのシングルモードファイバである。マルチモー
ドファイバは多くの情報を歪ませることなく遠くまで伝
送できないから不適である。コア径が小さいので結合が
難しく、レ−ザはファイバのコア端面間近に位置合わせ
して固定しなければならない。レ−ザチップは数百μm
の厚みと、数百μmの幅を持つから、シングルモードフ
ァイバの前に置くと殆どの光を遮ってしまう。その後ろ
にフォトダイオードを置いてもフォトダイオードには光
が到達しない。、のような構造はシングルモードフ
ァイバを使う加入者系光通信には使えない。
【0022】シングルモードファイバに結合でき部品点
数がより少なく、小型で低価額な光送受信モジュールを
提供することが本発明の第1の目的である。光の損失の
少ない光送受信モジュールを提供することが本発明の第
2の目的である。光加入者系の実用化に大きく寄与する
ことのできる光送受信モジュールを提供することが本発
明の第3の目的である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の光送受信モジュ
ールは、一本の光ファイバで送受信を行う光送受信モジ
ュールにおいて、光ファイバに近い側から見て光ファイ
バからの出射光を受光するフォトダイオードがあり、こ
のフォトダイオードが出射光の略半分を吸収し電気信号
に変換するようにし、フォトダイオードの後方に半導体
レ−ザチップを設けこのレ−ザダイオードの光をフォト
ダイオードが約半分を吸収し残りの半分を透過し光ファ
イバに入射させるようにしたものである。
【0024】つまり光が半分透過するような特別なフォ
トダイオードの後ろにレ−ザダイオードを設けたのが本
発明の光送受信モジュールである。本発明はまずフォト
ダイオードに著しい特徴がある。半分透過性のフォトダ
イオードを使うのである。さらに半分透過性のフォトダ
イオードとレ−ザを直列に配置したという幾何学的配置
にもう一つの特徴がある。
【0025】フォトダイオードは前面入射型(図7のよ
うなもの)と背面入射型(基板側から入射する)があ
る。いずれにしても反対側は電極によって遮蔽され光は
漏れないようになっている。全て吸収されるということ
ができる。本発明で用いるフォトダイオードはそうでは
なくて、透過型、それも半透過型のフォトダイオードを
利用する。半透過型のフォトダイオードそのものが新規
である。本発明はそれにとどまらず、そのようなフォト
ダイオードの直後にレ−ザを設けて光送受信モジュール
とする。極めて斬新なものである。
【0026】
【発明の実施の形態】なぜ従来の光送受信モジュールが
大きく、高価になるのか?本発明者はその原因について
様々に考えた。従来の光送受信モジュールは光分波器を
使っている。光分波器はどうして必要なのか?一本の光
ファイバで双方向通信を実現するためには光を行きと帰
りに分けなければならない。そのために従来の光送受信
モジュールでは光分波器が必須であった。
【0027】ところで図1、図2の光ファイバカップラ
においても、図3の多層膜ミラーでも、必ず光強度は半
分若しくは設計した分岐比になる。レ−ザから光ファイ
バに入る光の量の比と、光ファイバから出て受光素子に
入る量の比は相補的である。つまりレ−ザの結合効率T
を上げると、フォトダイオードの受光効率Rが下がる。
分岐を使うのでその幾何学的な制約から最良の場合でも
T+R=1である。無損失であってもこのようなサムル
ールがある。例えばT=0.5、R=0.5である。こ
れは一波長を使う系である限り不可避の難点である。
【0028】ここでは簡単のために1:1の分岐になる
場合について話を進める。さらに何ゆえに光ファイバ光
分波器、ミラー光分波器を使うのかというと、発光素子
と受光素子の光路をはっきりと区別したいからである。
図1〜図3の光分波器を使えば確かに光路は明確に二分
される。流れの方向が異なる光なのであるから光路を二
分するのは当然のように思える。
【0029】常識には誤りがある。先入観にとらわれて
はならない。本当にわざわざ分岐を使ってまで光路を二
分する必要があるのであろうか?同時的に送受信するな
らそれも必要であるかも知れない。しかしここではピン
ポン伝送に限定する。ピンポン伝送であれば送受信の時
刻が相違する。送信時にはレ−ザが光り、受信時にはフ
ォトダイオードだけが動作すれば良い。
【0030】本発明者は光路を分岐することはピンポン
伝送の場合必須ではないという事に気づいた。1本の光
路の上にフォトダイオードとレ−ザダイオードを直列に
置いても、フォトダイオードがいくらかの光を透過する
ものであればレ−ザの光は光ファイバに到達するはずで
ある。このような着想に基づいて本発明がなされた。つ
まり本発明は、光ファイバ、半透過性フォトダイオー
ド、レ−ザを直列に一本の光路上に設置したものであ
る。
【0031】図9は本発明の原理図を示す。光ファイバ
62、フォトダイオード64、レ−ザダイオード70が
同一光路上に直列に配置されている。フォトダイオード
64は表面66に受光層65を有し裏面67へ抜けて行
く。入射光が半分抜けていくような半透過型フォトダイ
オードである。その後方にレ−ザダイオード70が置か
れている。光ファイバの光路の上にフォトダイオードの
受光層65、半導体レ−ザ70の発光層71が並んでい
る。これはもちろん概念図であり実際には更に具体的な
工夫がなされる。光ファイバの端面69を斜めカット
し、集光レンズによって光を集光し、さらにチップはパ
ッケージに収容される。
【0032】まず受信光について説明する。光ファイバ
62の中を伝搬してきた局側からの光は光ファイバ62
の端面から出て、そのN.A.(開口数)によって決ま
る角度に広がった光63になる。これが直前にあるフォ
トダイオード64の受光層65に入る。ここで約半分の
光が吸収される。吸収された光は電気信号に変わる。残
りの約半分の光は透過する。透過した受信光68は半導
体レ−ザ70に入るが、ピンポン伝送であり受信時刻と
送信時刻が異なるので問題はない。光ファイバから光が
出ているときは半導体レ−ザは発光していないのであ
る。
【0033】つぎに送信光であるが、これは半導体レ−
ザ70の発光層71から出る。フォトダイオード64の
裏面67から入り受光層65で約半分吸収される。これ
は損失である。残りの約半分のパワーの光は表面66か
ら空間に出る。透過レーザ光73が光ファイバ62の中
に入射する。このように受信光の約半分が受信され、送
信光の約半分が光ファイバの中へ入ることができる。い
ずれも約半分は損失となる。
【0034】本発明の基本的な思想は、光は直進すると
いう基本的な物理現象を素直に利用している。さらにフ
ォトダイオードとは全ての光を吸収し、できるだけ10
0%に近い感度を得るものが良いという従来の発想に覆
し、本発明は入射光の半分だけを吸収し光電気変換し残
りの半分は透過させる全く新規なフォトダイオードを使
っている。従来の双方向モジュールは受光素子発光素子
の光路を別異にしなければならないという牢固な先入観
に捕らわれていたので無理に光路を曲げ光分波器を使っ
ていた。本発明は光分波器は要らない。
【0035】本発明はこのように半透過型フォトダイオ
ード+レ−ザを光ファイバの軸線上に並べるので、次の
様な効果がある。一つは光カップラ(光分波器)が不要
だということである。もう一つは全ての部品を一つのパ
ッケージに収容できるからモジュールを小型化できると
いう効果がある。さらに部品点数が少ないので安価なモ
ジュールになる。光通信を広く普及させるには安価であ
ることが最も重要であるが本発明はそのような要請に合
致する。図9は原理図であり、実際には集光レンズがあ
る。さらに光ファイバ端面は斜めに切断してある。以下
により具体的な構造を述べる。
【0036】
【実施例】
[実施例(図10:集光レンズをPDとLDの間に置
く)]図10の実施例は、光ファイバ62の軸線上に、
フォトダイオード(PD)64、球レンズ74、半導体
レ−ザ(LD)70を直列に並べている。図9に比較す
ると、集光レンズ74を半導体レ−ザとフォトダイオー
ドの間に追加している点が違う。フォトダイオードは広
い受光面を持つので広くビームを集めることができる。
【0037】しかしレ−ザの光は大きく広がるのにシン
グルモードファイバ62の口径は10μmしかないの
で、そのままではレ−ザ光がファイバに入らない。そこ
で集光レンズによってレ−ザの像がファイバ端面に結ぶ
ようにする。レ−ザと光ファイバの結合効率を上げるこ
とができる。勿論半透過型の受光素子によって半分の光
が吸収されるから、理想的な場合でもレ−ザ光の半分し
か光ファイバに入らない。ここでは安価で取扱いの容易
な球レンズを例示している。これに限らず結合効率をも
っと高めたい時は非球面レンズを使うのがよい。さらに
ロッドレンズでも良いのである。
【0038】[実施例(図11:集光レンズをファイ
バとPDの間に置く)]図11に示す第2の実施例は、
光ファイバ62の軸線上に、集光レンズ75、フォトダ
イオード(PD)64、半導体レ−ザ(LD)70を直
列に並べている。集光レンズ75を光ファイバとフォト
ダイオードの間に設けている。この場合でもレ−ザの像
が光ファイバの端面にできるように位置合わせする。レ
−ザ光を光ファイバに入れるのが目的である。光ファイ
バからの光も絞られるから受光素子へ入りやすくなる
が、受光素子の受光面は広いからあまり絞る必要はな
い。実施例と同じように、集光レンズとしては、球レ
ンズの他に非球面レンズやロッドレンズをも使う事がで
きる。
【0039】[実施例(図12:モニタ用フォトダイ
オードを追加)]このレ−ザは前方光72だけでなく後
ろ方向にも一部の光77を放出できるようなレ−ザであ
る。レ−ザ70の後ろの端面76のさらに後方に、モニ
タ用のフォトダイオード85を設置する。受光面84に
レ−ザの後方光77が入るので、レ−ザ光の強度を監視
することができる。むしろ従来のレ−ザモジュールは、
レ−ザとモニタPDとが一つのパッケージに納めてある
のが一般的である。またレ−ザの前に集光レンズがある
のも普通のことである。であるからそのような既存の装
置に半透過型のPDを追加することによって本発明の光
送受信モジュールを作製することができる。
【0040】[実施例(図13:レ−ザに戻り光が入
らないように面を傾ける)]光ファイバ62の端面69
を斜めに切断し、レ−ザ光73が端面69によって反射
されると斜め光78となりレ−ザに戻らないようにして
ある。さらに中間のフォトダイオードPD64も傾け
て、背面67での反射光79が斜めの光路を進み、レ−
ザ70に入らないようにしている。戻り光を防ぎレ−ザ
の動作不安定化を防止する。光ファイバの斜め切断角は
4度〜8度の程度である。反射光の傾斜はその2倍にな
るからレ−ザには戻らない。
【0041】[実施例(図14:半透過型フォトダイ
オードの構造:プレーナ型)]本発明の顕著な特徴の一
つはその特異なフォトダイオードにある。通常のフォト
ダイオードと異なり光を通す。しかも約半分の光を吸収
して検出し、約半分の光を透過する。PDの両面ともに
電極によって閉じておらず、吸収層(受光層)が薄い。
従来の受光素子は受光層が4μm〜6μmもあるが、本
発明の受光層は0.7μm程度である。
【0042】図14によってフォトダイオードの一例の
断面を示す。これは1.0μm〜1.6μmに感度のあ
るInGaAsフォトダイオードの例である。図7の従
来例のものと違うのは約50%の光が透過できるように
工夫されていることである。InP基板90の上に、I
nPバッファ層91、InGaAs受光層92、InP
窓層93がその順にエピタキシャル成長している。In
GaAs受光層92は従来の受光層より薄い。
【0043】上面中央部から円形にp型領域94が亜鉛
拡散によって形成される。InGaAs受光層92のう
ちp型領域になった部分とその直下のn型InGaAs
層が図9〜図13の受光層65に該当する。p型領域9
4の上面にはリング状のp電極95が設けられる。リン
グ電極95の内側は光が入射するべき領域であり反射防
止膜96が形成される。誘電体多層膜であって信号光λ
を殆ど反射しないで全てがInP窓層に入るようにして
いる。リング電極95の外側はパッシベ−ション膜97
がある。パッシベ−ション膜は窓層93とPN接合の端
を覆っている。
【0044】InP基板90の底面には全面ではなく、
外郭部のみに接続されるリング状のn電極98が設けら
れる。リングn電極98によって囲まれる領域は反射防
止膜99によって覆われている。p電極、n電極いずれ
も中心部が開口した電極である。上部から入った入射光
のほぼ50%が下側の開口から出て行く。
【0045】そのようになる条件はふたつある。一つは
n電極のリング形状ということ、もう一つはInGaA
s層の薄層化(薄い受光層)ということである。前者に
ついては図面を見れば明らかに分かる。薄層化について
は図面だけでは分かりにくいしこれが本発明の重要な特
徴でもあるので、以下に詳しく説明する。
【0046】固体に光が入射し内部を通過し反対側の面
に出て行く場合を考える。透過光は、入射光から、固体
表面の反射、裏面の反射、固体内部での吸収を差し引い
た残りである。表面裏面の反射は反射防止膜を付けるこ
とによって問題にならない程度まで下げることができ
る。この例でも反射防止膜96、99によって表裏面反
射は極めて小さくなっている。主要な損失は固体内部の
吸収損失である。そのような場合、光の透過率Tは、固
体の光吸収係数をα、厚みをdとして、
【0047】T=exp(ーΣαd) (1)
【0048】によって表される。Σは光が通過する固体
毎に積αdを計算し、これらの和を求めるということを
意味する。窓層、基板、バッファ層はInPによってで
きている。InPはInGaAsよりもバンドギャップ
が広い。バンドギャップより小さいエネルギーの光は固
体をそのまま透過できる。信号光は1.0μm〜1.6
μmであるから、InPでは殆ど吸収されず、InGa
As受光層(n型+p型)でのみ吸収される。したがっ
て、InGaAs受光層のみを考えに入れるだけで足り
る。ここでは簡単にInGaAsと書いているが実際に
はInとGaの組成比は決まっている。
【0049】光通信によく用いられる1.3μm光に対
し、InGaAs受光層の吸収係数はα=104 cm-1
である。従来は全部の光を吸収し検出効率を上げること
だけを目途にしていたから、4〜6μmの厚すぎるIn
GaAs受光層が用いられていた。本発明は有限の(半
分程度)の吸収にしたいので、厚みdを慎重に選ばなけ
ればならない。図15は上記のαの値に対し、厚みdと
透過率Tの関係を示す計算結果である。横軸がInGa
As受光層厚みd(μm)、縦軸が透過率T(%)であ
る。0.5μmで約60%、0.7μmで約50%、
0.9μmで約40%となる。1μmでは36%に下が
る。
【0050】もしも50%透過、50%吸収としたいの
であれば、InGaAs厚みをd=0.7μmとすれば
良い。この値は驚異的に薄い。従来は全部の光を吸収す
ることを念頭にして設計されていたので左様に厚いので
ある。本発明は従来例のフォトダイオードの約、1/8
程度の極極薄い受光層を使う。このような薄い受光層を
持つフォトダイオード自体優れて新規のものである。
【0051】図14のプレーナ型フォトダイオードの製
造方法を述べる。出発基板は硫黄Sドープn型InP基
板である。厚みは300μm、キャリヤ濃度はn=5×
1018cm-3である。基板の上に2.5μm厚みの高純
度InPバッファ層を成長させた。
【0052】バッファ層の上に高純度InGaAs受光
層(吸収層)を厚みが0.7μmになるように成長させ
た。InGaAsのキャリヤ濃度はn=1×1015cm
-3である。吸収層のうえに1.5μmの厚みのInP窓
層を成長させた。キャリヤ濃度はn=2〜3×1015
-3である。これらのエピタキシャル成長は、塩化物を
用いたクロライド気相成長法(C−VPE)を用いた。
これに限らず有機金属を用いたMO−CVD法を用いて
も良い。
【0053】次に窓層の上に、SiNxをマスクとし
て、亜鉛Znの選択拡散を行う。チップの中央部に当た
る部分にp型領域94ができる。これは窓層93とIn
GaAs受光層92の一部に及ぶ。p型領域の周縁部に
リング状のp電極95を形成する。これはAuZn合金
のp電極である。さらにn型InP基板の裏面にリング
状のn電極98を設ける。これはAuGeNi合金の電
極である。
【0054】表面のp電極によって囲まれた部分と、裏
面のn電極によって囲まれた部分は光が透過する部分で
ある。反射を防ぐ必要がある。SiONのλ/4(λ=
1.3μm)の反射防止膜をリング電極内部に形成す
る。このようにして作製したフォトダイオードの1.3
μmに対する透過率Tは設計通り約50%になった。
【0055】[実施例(図16:半透過型フォトダイ
オードの構造:メサ型)]図14はプレーナ型のフォト
ダイオードであるが、本発明はもちろんメサ型のフォト
ダイオードにも適用できる。図16はメサ型フォトダイ
オードの実施例を示す。n型InP基板100の上に、
n型InPバッファ層101、n型InGaAs受光層
102、p+ 型InP窓層103がエピタキシャル成長
している。p+ 型窓層103の上面にはリング上のp電
極104が設けられる。中央部は光がとおる入り口とな
るから反射防止膜105が形成される。n型InP基板
100の裏面は周辺部にリングn電極109が設けられ
る。中央部は反射防止膜110が形成される。
【0056】メサ型の場合、上部が狭くなっており、台
地に似ているからメサという。この場合は亜鉛拡散をせ
ず、InGaAs層の上に直接にp+型のInP窓層を
エピタキシャル成長させる。エピタキシャル層の周囲を
エッチングによって除いてメサ形状とする。露出した側
傾斜面をSiNxのパッシベ−ション膜106によって
覆う。p+ InP窓層のキャリヤ濃度はp=1〜5×1
18cm-3である。InGaAs受光層(吸収層)の厚
みは0.7μmである。これも1.3μmに対して約5
0%の透過率になった。
【0057】[実施例(図17:パッケージにPD、
LD、PDを収容した素子)]円盤形状金属製のヘッダ
111は下面に突き出た4本のリードピン112、11
3、114、115を有する。ヘッダ111の上面中央
よりやや偏奇してポール119がある。ポール119の
上頂面にはサブマウント120に載せた半透過性PDチ
ップ64が水平に固定される。ポール中間部の側面に
は、サブマウント122に取り付けられたLDチップ7
0が固定される。
【0058】LDの軸線の直下であってヘッダの上面中
央に、モニタPD85がサブマウント123を介して取
り付けられる。このPDは下向きに出てくるレ−ザ光の
強度をモニタする。傾斜して(12度)いるのは反射光
がレ−ザに戻り動作不安定を招くことがないようにする
ためである。これら3つの素子は1直線上に直列に並ん
でいる。3つの素子を密封するためにレンズ126を有
するキャップ124がヘッダ111の上面に固定され
る。
【0059】PD64を取り付けるためのサブマウント
120の例を図17の(b)、(c)、(d)に示す。
(b)のサブマウントは切り欠き128を有し、表裏全
面にメタライズ130してある。フォトダイオードチッ
プの底面n電極がメタライズ130に半田づけされる。
上面のp電極はワイヤによってピン114に接続され
る。(c)のサブマウントは一部にメタライズ129が
あり、これにn電極が半田付けされる。これはさらにピ
ン115にワイヤによって接続される。(d)のサブマ
ウントは切り欠き128がなく、その代わりに通し孔1
32を穿孔しここに光を通すようになっている。
【0060】半導体レーザとしては、InGaAsPの
1.3μmレ−ザチップを用いた。LDチッサイズは3
00μm×300μm×100μm(厚み)である。こ
れをAlNサブマウントに固定する。フォトダイオード
は前述のようなInGaAsのPDである。PDチップ
サイズは450μm×450μm×300μm(厚さ)
である。受光部は円形で直径は約200μmである。
【0061】レ−ザチップ70をAlNのサブマウント
122にAuSnによって半田付けした。半透過性(5
0%透過)フォトダイオードチップ64をAl23
ブマウント120に、モニタフォトダイオード85をA
23 サブマウント123にAuSnによって半田付
けした。これらのサブマウントを、SnPb半田によっ
て、モニタPD、LD、50%PDの順にヘッダに半田
付けした。
【0062】受光径が広いため(200μmφ)、PD
の固定位置の精度はそれほど要求されない。サブマウン
ト120の外周位置とポール119の外周を合わせるよ
うな位置合わせで十分である。サブマウント120は前
述のように(b)〜(d)のようなものが利用できる。
各チップのn電極、p電極はそれぞれ半田によって直接
にグランドに接続されるか、或いはワイヤによってピン
に接続される。もしも3つの素子ともにグランドを共有
することにすれば、4本のリードピンによって全て配線
することができる。
【0063】次に、光ファイバ62と、LD70の結合
効率を見ながらレンズ126付きキャップ124の位置
を決める。LD70を光らせた状態で光ファイバの他端
においたパワーメータによって光量を観察する。通常得
られる最適時の結合パワーの略半分の結合パワーが得ら
れる位置を探し、ここでレンズ付きキャップ124を固
定する。略半分と言ってもPDによる吸収があるから、
ほぼ最高パワーの位置を選んでいるのである。キャップ
の固定は電気溶接によった。
【0064】こうしてできた3つの素子がパッケージに
入ったものを送受信デバイスと呼ぶ。これだけでもデバ
イスとして利用できる。しかしさらにこれを光ファイバ
との結合をも含めたピグテイル型モジュールにしたり、
レセプタクル型モジュールにしたりすることができる。
【0065】[実施例(図18:ピグテイルタイプの
モジュールの例)]図18は本発明の光送受信モジュー
ルを、ピグテイルタイプにしたものの断面図である。前
述のヘッダ111の上へさらにフェルールホルダ−13
3を固定している。シングルモードファイバ62の先端
をフェルール136に挿入固定し、先端137を8度に
斜めカットしてある。このフェルール136をステンレ
ス製の円筒形フェルールホルダ−133の中心軸孔に差
し込む。弾性あるベンドリミッタ134がホルダ−13
3に取り付けてある。光ファイバの根元での過度の曲が
りを防ぐ。
【0066】光ファイバから出た光が進行する光軸上に
PD64とレ−ザ70が置かれている。レ−ザによって
1.3μm光を発振させ、光ファイバの他端で光量をモ
ニタしながら、ヘッダ111に対しホルダ−133を水
平方向に動かし最適位置を求める。A部をYAGレ−ザ
溶接してホルダ−133をヘッダ上のその位置に固定す
る。さらにフェルールホルダ−133に対してフェルー
ル136を軸方向に動かして最適位置を求める。B部を
YAGレ−ザ溶接しフェルールをホルダ−に対して固定
する。このように二重の調芯を行ってから、ホルダ−1
33、フェルール136を固定した。
【0067】このモジュールに1.31μm光を入射さ
せてフォトダイオード64の感度を測定した。印加電圧
が5Vの時に0.42A/Wという感度値を得た。通常
の受信モジュールでは0.85A/Wという感度値が標
準的に得られる。つまり通常のPDの約半分の感度値で
あったということである。設計通りの結果が得られたと
いうことである。
【0068】さらにLD70に30mAの駆動電流を流
し、光ファイバとの結合パワー(光ファイバの他端に出
てくるパワー)を測定した。その結果は0.28mWで
あった。この実施例では球レンズによってレ−ザ光を集
光している。同じ球レンズを使ったレ−ザモジュールで
の結合パワーの標準的な値は0.6mWである。レ−ザ
光に関しても通常のモジュールに比べて半分のパワーを
取り出すことができる。これも設計通りである。
【0069】以上は静的な性質である。パルス信号光に
対する動作についても調べた。光通信で良く使われる1
55Mbpsの光信号を用いた。155Mbpsのパル
ス信号を受信することと、155Mbpsでレ−ザを駆
動し光信号を伝送することを交互に繰り返した。PDモ
ジュールとLDモジュールを光ファイバカップラによっ
て結合し、LDとPDを交互に動作させる従来法の送受
信系と比較して遜色はなかった。問題となることも無か
った。
【0070】[実施例(図19:レセプタクルタイプ
のモジュールの例)]光ファイバを着脱自在としたい場
合は、レセプタクル型とする。図19に示す。ヘッダに
PD、LD、モニタPD、レンズ付きキャップを取り付
けたものに、さらに円筒形のLD固定フランジ140を
固着する。LD固定フランジ140の先端に端面が斜め
に研磨されたダミーファイバ142が取り付けられる。
LD固定フランジの先端には、雌型コネクタ143の端
面が溶接される。
【0071】ハウジングの中心には軸方向の孔が穿孔さ
れる。その孔にスリーブ148が差し込まれている。ハ
ウジング外周にはオネジ部147が切ってある。雄型コ
ネクタ150のハウジングにはフェルール155が挿通
してある。フェルールにはシングルモード光ファイバの
先端が固定してある。この先端は斜めに切っていない。
やや丸みを付けているが軸周りに回転対称である。キイ
156によって円周方向の相対位置をきめる。
【0072】フェルール155をスリーブ148に挿入
し、メネジ部153をオネジ部147にねじこむことに
よって、両コネクタを結合することができる。ファイバ
の先端は先述のダミーファイバの後端面に接触する。光
ファイバとレ−ザ、PDがダミーファイバを介して結合
する。ダミーを使うのは反射光がレ−ザに戻らないよう
にするためである。光ファイバ154自体を斜めに切る
と、光ファイバ軸線と光軸が食い違い光ファイバが所定
の方向からずれると、光ファイバとレ−ザが結合しなく
なるからである。
【0073】[実施例(10)(図20:モニタPDを省略
したモジュールの例)]ピンポン伝送であるから、レ−
ザが発光しているときは受信光は存在せず、受信フォト
ダイオードは遊んでいることになる。そこで受信フォト
ダイオードをレ−ザのモニタに使うことができる。受信
時は本来の受信光の検出に、送信時はレ−ザのモニタに
利用するのである。一つのPDに、受信とモニタの二役
をさせることにより、モニタ用のフォトダイオードを省
略することができる。図20にそのような実施例を示
す。モジュールのコストを削減するのに有効である。
【0074】[実施例(11)(図21:増幅器を内蔵する
モジュールの例)]受信用フォトダイオードの近くに増
幅器を設け光電流を増幅する。図21に示す。フォトダ
イオードで生じた光電流をピンを通して外部に取り出す
のではなくて、近接位置に設けた増幅器160によって
増幅してから外部に出す。増幅器160はSiのアンプ
チップを例えば利用できる。これをフォトダイオード6
4と同じサブマウント120に載せて置く。PDの電極
と増幅器の電極をAu線によって接続する。光電流をす
ぐに増幅するからノイズの少ない出力信号を得ることが
できる。図21の(a)はモニタPDがある場合を示
す。図21の(b)はモニタPDを省いた構造を示して
いる。
【0075】図22に電気回路図を表す。図22(a)
はモニタPDのある場合の回路例を示す。受信PDのカ
ソードはVPDピンにつながる。VPDには例えば5Vの逆
バイアスを掛ける。アノードは増幅器160に入力す
る。増幅器は電源端子VCCとグランド端子によって駆動
される。電源電圧VCCは3.3V、5.5Vなどであ
る。増幅した出力はOUT端子に出てくる。レ−ザ70
はアノードがケースに接地してある。
【0076】カソードは負電圧に引かれてLDに駆動電
流が流れるようになっている。モニタPDもカソードは
ケースに接続され、他方のモニタOUTによって光電流
が検出される。単純な回路である。図22(b)はモニ
タPDを省略した場合の回路例を示す。受信PDの光電
流が増幅器160によって増幅される。それは同じであ
るが、さらにカソード側にモニタOUT端子がつながれ
る。さらに負荷抵抗RPDを介して逆バイアス電圧がVPD
から印加される。
【0077】このようにモニタ用の抵抗を使ってOUT
の電圧降下からレ−ザ出力を求める方法の他に、増幅器
の出力をモニタ出力と受信光出力に切り分け、受信光、
レ−ザ光強度の信号のいずれをも増幅器から取る方法も
ある。以上に述べた実施例1〜11はあくまで本発明の
限られた実施例に過ぎない。その他に尚いくつかのバリ
エーションが有り得る。その幾つかを述べる。
【0078】集光レンズとして球レンズを採用してい
るが、これを非球面レンズにすれば結合効率はもっと高
まる。 光の波長は1.3μmを例としたがこれに限らない。
1.55μm光でも良い。また0.8μm帯にも利用で
きる。その場合はGaAs系の半導体レ−ザと低価格の
Siフォトダイオードを使うことができる。 光ファイバはマルチモードファイバであっても良い。
【0079】光結合の相手は、光ファイバに限らな
い。光導波路であっても良い。光導波路によって複雑な
処理をされて出てきた光を、本発明の光送受信モジュー
ルに結合させることも可能である。 フォトダイオードの透過率は50%として説明してき
たがそれに限らない。そのシステムにおいて、レ−ザ光
の強い方が良いのか、フォトダイオードの感度を優先す
るべきか?によって透過率を数%から90数%までの幅
で選択することができる。 このように本発明は幅広い応用を含む実用性の高い発明
である。
【0080】
【発明の効果】今までおそらく誰も考えつかなかったで
あろう半透過型のフォトダイオードを前に、レ−ザをそ
の後ろに配置することにより、本発明は光送受信モジュ
ールから高価でかさばる光カップラを省くことに成功し
た。フェルールも1本で足りる。さらにパッケージも一
つ省き一つだけで良いことになる。光カップラ、フェル
ール、パッケージいずれも高価な部品であるだけにこれ
らを省くことによるコスト低減効果は顕著である。
【0081】これによって、光による双方向通信、特に
光加入者系に不可欠の光送受信モジュールを低価格で量
産することを可能にする。図23は本発明と従来例との
構造の違いを如実に物語る。図23(A)は従来例のモ
ジュールの構成である。光ファイバによるカップラ(光
分波器)21と、独立のLDモジュール25、独立のP
Dモジュール27、3つの光コネクタ17、22、23
が必要である。それに対し、本発明は図23(B)に示
すが、光分波器は要らないし、光コネクタは一つ、フェ
ルールも一つ、モジュールは一つ、パッケージも一つで
済む。著しい改善である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一つの波長λの光を送受信に利用する双方向光
通信を説明する概略図。
【図2】光ファイバまたは光導波路を用いた2:1の光
分波器であって、一方の1入力からP1の光を入れる
と、他方の1本に出力光P3として出力され、同じ光フ
ァイバに送信光P4を入れると初めの光ファイバの一方
にP2として伝搬されることを概略構成図。
【図3】ガラスブロックを使った光分波器の構成図。
【図4】従来例に係る、光加入者系通信において、加入
者側の光送受信モジュールの構成例図。
【図5】従来例に係る半導体発光素子モジュールの縦断
面図。
【図6】従来例に係る半導体受光素子モジュールの縦断
面図。
【図7】従来例に係るLDチップの中央縦断面図。
【図8】従来例に係るフォトダイオードチップの波長感
度特性グラフ。
【図9】光ファイバ、半透過型フォトダイオード、半導
体レ−ザを一直線上に並べてなる本発明の原理を示す光
送受信モジュールの概略構成図。
【図10】光ファイバ、半透過型フォトダイオード、集
光レンズ、半導体レ−ザを一直線上に並べてなる本発明
の第1実施例に係る光送受信モジュールの概略構成図。
【図11】光ファイバ、集光レンズ、半透過型フォトダ
イオード、半導体レ−ザを一直線上に並べてなる本発明
の第2実施例に係る光送受信モジュールの概略構成図。
【図12】光ファイバ、集光レンズ、半透過型フォトダ
イオード、半導体レ−ザ、モニタフォトダイオードを一
直線上に並べてなる本発明の第3実施例に係る光送受信
モジュールの概略構成図。
【図13】光ファイバ、集光レンズ、半透過型フォトダ
イオード、半導体レ−ザ、モニタフォトダイオードを一
直線上に並べてなり、光ファイバの端面を斜めに切り、
フォトダイオードを傾けることにより反射光がレ−ザに
戻らないようにした本発明の第4実施例に係る光送受信
モジュールの概略構成図。
【図14】本発明において用いるプレーナ型半透過型フ
ォトダイオードの中央縦断面図(A)と上面図(B)。
【図15】本発明の実施例において用いる、1.0μm
〜1.6μmの波長で使用できるInGaAsフォトダ
イオードにおいて、InGaAs受光層の厚みと、透過
率の関係に関する計算結果を示すグラフ。
【図16】本発明において用いるメサ型半透過型フォト
ダイオードの中央縦断面図(A)と上面図(B)。
【図17】集光レンズ、50%透過フォトダイオード、
レ−ザ、モニタPDを一つのパッケージに収容したモジ
ュールの縦断面図(a)、サブマウントの平面図
(b),別のサブマウントの平面図(c),他のサブマ
ウントの平面図(d)。
【図18】集光レンズ、50%透過フォトダイオード、
レ−ザ、モニタPDを一つのパッケージに収容しその先
にフェルールホルダ−を取り付け、パッケージと光ファ
イバとを一体化したピグテイル型光送受信モジュールの
縦断面図。
【図19】集光レンズ、50%透過フォトダイオード、
レ−ザ、モニタPDを一つのパッケージに収容しその先
に着脱可能なコネクタを設けて光ファイバを自在に着脱
できるようにしたレセプタクル型光送受信モジュールの
縦断面図。
【図20】集光レンズ、50%透過フォトダイオード、
レ−ザを一つのパッケージに収容したモジュールの縦断
面図(a)、サブマウントの平面図(b),別のサブマ
ウントの平面図(c),他のサブマウントの平面図
(d)。図17のものからモニタフォトダイオードを除
去したもの。
【図21】フォトダイオードの光電流を増幅する増幅器
を内蔵する光送受信モジュールの縦断面図。(a)はモ
ニタPDを備えた例であり、(b)はモニタPDのない
例である。
【図22】図21のモジュールの電気回路例図。(a)
モニタ受光素子を持つ例、(b)がモニタ受光素子を持
たない例。
【図23】従来例と本考案のモジュールの構成の繁簡の
比較図。(A)が従来例の構成図、(B)が本発明の構
成図。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 光分波器 3 光ファイバ 4 光分波器 5 光ファイバ 8 光ファイバ 9 光ファイバ 10 近接部 13 ガラスブロック 14 ガラスブロック 15 多層膜ミラー 16 光ファイバ 17 光コネクタ 18 光ファイバ 21 光ファイバ光分波器 22 光コネクタ 23 光コネクタ 25 半導体レ−ザモジュール 27 受光素子モジュール 28 半導体レ−ザモジュール 29 半導体レ−ザチップ 30 フォトダイオードチップ 31 ポール 32 ヘッダ 33 リードピン 34 キャップ 35 通し穴 36 レンズホルダ− 37 レンズ 38 ハウジング 39 フェルール 40 光ファイバ 41 受光素子チップ 42 ヘッダ 43 リードピン 44 キャップ 45 開口(窓) 46 レンズホルダ− 47 レンズ 48 ハウジング 49 フェルール 50 光ファイバ 52 n−InP基板 53 n−InPバッファ層 54 n−InGaAs受光層 55 n−InP窓層 56 亜鉛拡散領域(p型領域) 57 p電極 58 反射防止膜 59 パッシベーション膜 60 入射光 61 n電極 62 光ファイバ 63 光ファイバからの受信光 64 50%透過型フォトダイオード 65 受光層 66 フォトダイオードの前面 67 フォトダイオードの裏面 68 透過受信光 69 光ファイバの端面 70 半導体レ−ザ 71 半導体レ−ザ発光層 72 レ−ザ光 73 透過レ−ザ光 74 集光レンズ 75 集光レンズ 76 レ−ザの背面 77 レ−ザからの後方光 78 斜め反射光 79 斜め反射光 84 受光層 85 モニタPD 90 n型InP基板 91 n型InPバッファ層 92 n型InGaAs受光層 93 n型InP窓層 94 p型領域 95 p電極 96 反射防止膜 97 パッシベ−ション膜 98 n電極 99 反射防止膜 100 n型InP基板 101 n型InPバッファ層 102 n型InGaAs受光層 103 p+ 型InP窓層 104 p電極 105 反射防止膜 106 パッシベ−ション膜 109 n電極 110 反射防止膜 111 ヘッダ 112 ピン 119 ポール 120 PD用サブマウント 122 レ−ザ用サブマウント 123 モニタフォトダイオードサブマウント 124 キャップ 126 レンズ 133 フェルールホルダ− 134 ベンドリミッタ 136 フェルール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/02 (72)発明者 寺内 均 大阪府大阪市此花区島屋一丁目1番3号住 友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 西江 光昭 横浜市栄区田谷町1番地住友電気工業株式 会社横浜製作所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの波長λの光を送受信に用い時間を
    分割して送信と受信を交互に行うようにした光送受信モ
    ジュールであって、外部から信号光を伝送し或いは外部
    ヘ信号光を伝送する光ファイバ或いは光導波路からなる
    伝送媒体と、伝送媒体の軸線上に設置され表裏面に電極
    を有し薄い受光層を持ち入射した波長λの光の一部を吸
    収し残りを透過する受光素子と、受光素子の後方におい
    て前記伝送媒体の軸線上に設置され波長λの光を発生さ
    せる発光素子とよりなり、発光素子の送信光は受光素子
    を通り一部が吸収され残りの光が受光素子を通り抜け伝
    送媒体に入射するようにしたことを特徴とする光送受信
    モジュール。
  2. 【請求項2】 光ファイバと受光素子と発光素子とより
    なる請求項1に記載の光送受信モジュール。
  3. 【請求項3】 光導波路と受光素子と発光素子とよりな
    る請求項1に記載の光送受信モジュール。
  4. 【請求項4】 光ファイバ若しくは光導波路と発光素子
    の間にレンズを設けたことを特徴とする請求項2又は3
    に記載の光送受信モジュール。
  5. 【請求項5】 受光素子と発光素子との間にレンズを設
    けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の光送受信
    モジュール。
  6. 【請求項6】 発光素子の後方にモニタ用受光素子を配
    置したことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載
    の光送受信モジュール。
  7. 【請求項7】 発光素子がInGaAsPよりなる1.
    3μm若しくは1.5μm帯の半導体レ−ザであり、受
    光素子がInGaAs或いはInGaAsP系よりなる
    PINフォトダイオードであることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の光送受信モジュール。
  8. 【請求項8】 InGaAsの受光層の厚みが約0.7
    μmであることを特徴とする請求項7に記載の光送受信
    モジュール。
  9. 【請求項9】 光ファイバと、受光素子、発光素子との
    結合系が光ファイバをこれらの光学素子に対して固定す
    るピグテイル型によることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれかに記載の光送受信モジュール。
  10. 【請求項10】 光ファイバと、受光素子、発光素子と
    の結合系が光ファイバをこれら素子に対して着脱できる
    レセプタクル型によることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれかに記載の光送受信モジュール。
  11. 【請求項11】 送信時に受信フォトダイオードを発光
    素子光量のモニタに利用することによって、受信用フォ
    トダイオードがモニタフォトダイオードを兼ねるように
    したことを特徴とする請求項1〜5及び請求項7〜10
    のいずれかに記載の光送受信モジュール。
  12. 【請求項12】 受信用フォトダイオードの電気信号を
    増幅する増幅器を受信用フォトダイオードと同じパッケ
    ージに収容することを特徴とする請求項1〜11のいず
    れかに記載の光送受信モジュール。
JP8104405A 1996-03-29 1996-03-29 光送受信モジュ−ル Pending JPH09269440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8104405A JPH09269440A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 光送受信モジュ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8104405A JPH09269440A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 光送受信モジュ−ル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09269440A true JPH09269440A (ja) 1997-10-14

Family

ID=14379813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8104405A Pending JPH09269440A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 光送受信モジュ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09269440A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291928A (ja) * 1999-02-15 2001-10-19 Fujitsu Ltd 光モジュール
JP2002111124A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 発光モジュール
JP2004165299A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送信モジュール及び光送信器
JP2005259985A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送信モジュール及びそれを用いた光送信器
JP2010192927A (ja) * 1999-02-15 2010-09-02 Fujitsu Optical Components Ltd 光モジュール
JP2019075479A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 日本オクラロ株式会社 裏面入射型半導体受光素子、半導体受光装置、及びそれらの製造方法
WO2020170821A1 (ja) * 2019-02-22 2020-08-27 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2022507444A (ja) * 2018-11-15 2022-01-18 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 半導体レーザー

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001291928A (ja) * 1999-02-15 2001-10-19 Fujitsu Ltd 光モジュール
JP2010192927A (ja) * 1999-02-15 2010-09-02 Fujitsu Optical Components Ltd 光モジュール
JP2002111124A (ja) * 2000-09-29 2002-04-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 発光モジュール
JP2004165299A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送信モジュール及び光送信器
US7044654B2 (en) 2002-11-11 2006-05-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transmission module and optical transmitter
JP2005259985A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光送信モジュール及びそれを用いた光送信器
JP2019075479A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 日本オクラロ株式会社 裏面入射型半導体受光素子、半導体受光装置、及びそれらの製造方法
JP2022507444A (ja) * 2018-11-15 2022-01-18 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 半導体レーザー
WO2020170821A1 (ja) * 2019-02-22 2020-08-27 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール
JP2020134816A (ja) * 2019-02-22 2020-08-31 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよび光モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5764826A (en) PD/LD module and PD module
US6340831B1 (en) Photodiode and photodiode module
JP3937911B2 (ja) 光送受信モジュール及びこれを用いた光通信システム
JP3734939B2 (ja) 受光素子及び受光素子モジュ−ル
JP3277876B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
JP3419312B2 (ja) 受光素子及び受光素子モジュール
JPH09269440A (ja) 光送受信モジュ−ル
JP3356017B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
JP3417200B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
JP3531456B2 (ja) 受光素子モジュ−ル及びその製造方法
JP3324373B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
JP3331828B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
JPH11204823A (ja) 光受信モジュ−ルおよび光送受信モジュ−ル
JP3348644B2 (ja) 光受信モジュールと光送受信モジュール
Masuko et al. A low cost PON transceiver using single TO-CAN type micro-BOSA
JP3232998B2 (ja) 光送受信モジュ−ル
JP2006344681A (ja) 受光素子及び受光素子モジュール
EP0554849B1 (en) Semiconductor light detecting device
JPH09166717A (ja) 光受信モジュ−ル及び光送受信モジュ−ル
JP3904985B2 (ja) 光通信モジュールおよび光通信システム
JPS60247607A (ja) 光結合器
JPH07122760A (ja) 光モニタ用フォトダイオードおよびそれを用いたモジュール
JPH04373180A (ja) 半導体受光素子
JPH04249382A (ja) 半導体受光素子
KR100326048B1 (ko) 광 수신 모듈