JPH07122760A - 光モニタ用フォトダイオードおよびそれを用いたモジュール - Google Patents

光モニタ用フォトダイオードおよびそれを用いたモジュール

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JPH07122760A
JPH07122760A JP27068593A JP27068593A JPH07122760A JP H07122760 A JPH07122760 A JP H07122760A JP 27068593 A JP27068593 A JP 27068593A JP 27068593 A JP27068593 A JP 27068593A JP H07122760 A JPH07122760 A JP H07122760A
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optical
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chip
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JP27068593A
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Hisao Go
久雄 郷
Norimasa Kushida
憲正 櫛田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバアンプ等の小型化および低価格化
に寄与するための光モニタ用フォトダイオードおよびこ
れを用いたフォトダイオードモジュール、ならびにLD
チップのしきい値電流を低減化したレーザダイオードモ
ジュールを提供する。 【構成】 光モニタ用フォトダイオード10は、フォト
ダイオードチップの受光部18に所定の入射角の光を所
定の割合だけ反射する反射手段である誘電体多層膜19
を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバアンプ等に
使用する光モニタ用フォトダイオードおよびそれを用い
たモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバアンプの一例を図7に
示す。同図に示すように、この光ファイバアンプでは、
エルビウムドープ光ファイバ101の入射側に、入射端
から順に光ファイバカプラ102A、光アイソレータ1
03Aおよび光合分波器(WDNカプラ)104Aが配
置され、出射側に、エルビウムドープ光ファイバ101
側から順に光合分波器(WDNカプラ)104B、光ア
イソレータ103Bおよび光ファイバカプラ102Bが
配置されており、WDNカプラ104Aおよび104B
には、エルビウムドープ光ファイバ101に合波される
励起光を出射する励起用レーザダイオード(LD)10
5Aおよび105Bがそれぞれ接続されている。また、
入射端の光ファイバカプラ102Aには、該光ファイバ
カプラ102Aで分岐された入力光をモニタするための
第1のフォトダイオード106Aが接続されている。一
方、出力端の光ファイバカプラ102Bには、該光ファ
イバカプラ102Bで分岐された出力光および反射戻り
光をそれぞれモニタするための第2のフォトダイオード
106Bおよび第3のフォトダイオード106Cが接続
されている。
【0003】このように、一般に光ファイバアンプで
は、入射光、出射光および反射戻り光のそれぞれの一部
を光ファイバカプラによって所定の分岐比(例えば、2
0:1)で分岐し、この分岐光をフォトダイオードでモ
ニタする構成をとっている。
【0004】図8は、光分岐手段として一般的に用いら
れる光ファイバカプラの構成を模式的に示したものであ
る。同図に示すように、光ファイバカプラ110は、2
本の光ファイバ111の側面同士を当接させた状態その
途中を溶融延伸して溶融テーパ部112を形成したもの
であり、所定の分岐比での分岐が可能である。
【0005】図9は、上述したような光ファイバアンプ
に用いることができる光モニタ用フォトダイオードモジ
ュール(PDモジュール)の構成の一例を示すものであ
る。同図に示すように、このPDモジュール120は、
円筒状のケーシング121の一端にPDチップ130が
実装されたCANパッケージ122を、中央部にレンズ
123を、他端部にフェルール124に固定された光フ
ァイバ125をそれぞれ固着したものであり、光ファイ
バ125中を導波してその端部から出射された光を、レ
ンズ123を介してPDチップ130の受光面126に
入射させるようになっている。なお、127および12
8は、PDチップのカソードおよびアノードに接続され
ている。
【0006】図10は、従来のPDチップの一例を示す
断面図および上面図である。同図に示すように、このP
Dチップ130は、パッケージ131上にn−電極13
2を介して設けられた硫黄ドープInP基板133に、
n−InP層134、n−InGaAs層135、およ
びn−InP層136を順次設け、n−InP層136
およびnInGaAs層135の上部にZnを拡散して
p−InGaAs層137を形成し、その上に透光性お
よび電気的絶縁性を有するパッシベーション層138お
よびp−電極139を設けたものである。ここで、例え
ばAuからなり、円環状でワイヤリングパッドを兼ねる
形状をしているp−電極139の内側が、例えば直径約
300μmの受光部140となっており、この受光部1
40のパッシベーション層138上には無反射膜(AR
コート)141が形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ファイバ
アンプの実用化に伴い、その小型化、低価格化の要望が
強くなってきている。
【0008】しかし、従来の光ファイバアンプは、光分
岐手段の光ファイバカプラおよびPDモジュールなどを
融着接続により組み上げることにより構成されているの
で、個々の部品のサイズや価格などの制約から、小型化
および低価格化は難しかった。
【0009】一方、レーザダイオードモジュール(LD
モジュール)にもPDが用いられている。かかるレーザ
ダイオードの一例を図11に示す。同図に示すように、
LDモジュール150は、ケーシング151に、レーザ
光を放出するLDチップ152と、このLDチップ15
2のレーザ発振をモニタするPDチップ153とをモジ
ュール化したものである。LDチップ152は、ケーシ
ング151内に設けられたペルチェ素子154上のサド
ル155に搭載されており、LDチップ152の前端面
側には、非球面レンズ156、光アイソレータ157お
よび光ファイバを固定したフェルール158が順次搭載
されている。一方、PDチップ152は、チップキャリ
ア159に搭載された状態でLDチップ152の後端面
側のサドル155上に、その受光面とLDチップ152
の後端面とが平行状態から傾斜するように配置されてい
る。ここで、LDチップ152は、前端面に比較的反射
率が低い膜(例えば、反射率30%)、後端面に比較的
反射率が高い膜(例えば、反射率70%)をそれぞれコ
ーティングすることにより共振器を構成してレーザ発振
を可能としたものであり、これにより後端面よりも前端
面から多くの光を放出するようにして、その光を光ファ
イバに入射するようにしている。一方、後端面から放出
される比較的弱い光は、PDチップ153に入射されて
モニタされるようになっている。かかるLDモジュール
150では、PDチップ153でモニタされる光電流が
一定になるように、LDチップ152の駆動電流を制御
する。
【0010】しかし、LDチップ152は、図12のI
−Lカーブに示すように、後端面の反射率を低くしてい
ることからしきい値以上の電流を流さないとレーザ発振
しないため、変調をかける際には、変調電流の他にしき
い値電流とほぼ同等のバイアス電流を与える必要があ
り、このためLDチップ142の駆動回路は複雑になり
易い。したがって、LDチップ142のしきい値電流を
大幅に低減して無バイアスで変調できるLDモジュール
の出現が望まれている。本発明の目的は、このような事
情に鑑み、光ファイバアンプ等の小型化および低価格化
に寄与するための光モニタ用フォトダイオードおよびこ
れを用いたフォトダイオードモジュール、ならびにLD
チップのしきい値電流を低減化したレーザダイオードモ
ジュールを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明の第1の光モニタ用フォトダイオードは、フォトダ
イオードチップの受光部の少なくとも一部に所定の入射
角の光を所定の割合だけ反射する反射手段を設けたこと
を特徴とする。
【0012】また、本発明の第2の光モニタ用フォトダ
イオードは、前記第1の光モニタ用フォトダイオードに
おいて、前記反射手段が誘電体多層膜であることを特徴
とする。
【0013】また、本発明の第3の光モニタ用フォトダ
イオードは、前記第1の光モニタ用フォトダイオードに
おいて、前記反射手段が前記受光部の一部に形成された
全反射膜であることを特徴とする。
【0014】また、本発明の第4の光モニタ用フォトダ
イオードは、前記第3の光モニタ用フォトダイオードに
おいて、前記全反射膜が電極を兼ねていることを特徴と
する。
【0015】また、本発明の第5の光モニタ用フォトダ
イオードは、前記請求項1の光モニタ用フォトダイオー
ドにおいて、前記反射手段が誘電体多層膜であることを
特徴とする。
【0016】さらに、本発明の第5の光モニタ用フォト
ダイオードは、前記第1の光モニタ用フォトダイオード
において、前記反射手段が誘電体多層膜であることを特
徴とする。
【0017】一方、本発明の第1のフォトダイオードモ
ジュールは、フォトダイオードチップの受光部の少なく
とも一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射する
反射手段を設けた光モニタ用フォトダイオードと、第1
のファイバからの光を前記光モニタ用フォトダイオード
の受光部に入射する第1の光学手段と、前記受光部に入
射された光の内、前記反射手段により反射された反射光
を第2の光ファイバの端面に集光する第2の光学手段と
が配設されていることを特徴とする。
【0018】また、本発明の第2のフォトダイオードモ
ジュールは、フォトダイオードチップの受光部の少なく
とも一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射する
反射手段を設けた光モニタ用フォトダイオードと、第1
のファイバからの光を前記光モニタ用フォトダイオード
の受光部に入射する第1の光学手段と、前記受光部に入
射された光の内、前記反射手段により反射された反射光
を第2の光ファイバの端面に入射する第2の光学手段
と、前記光モニタ用フォトダイオードと前記第2の光学
手段との間に設けられて前記反射光は透過するが所定の
光は反射する光合波手段と、第3の光ファイバから入射
される前記所定の光を前記光合波手段での反射を介して
前記第3の光学手段に入射する第3の光学手段とが配設
されていることを特徴とする。
【0019】さらに、本発明のレーザダイオードモジュ
ールは、フォトダイオードチップの受光部の少なくとも
一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射する反射
手段を設けた光モニタ用フォトダイオードと、前面から
の出射光を前記光モニタ用フォトダイオードの前記受光
部に出射するレーザダイオードと、該レーザダイオード
の前面から出射されて前記光モニタ用フォトダイオード
の前記受光部で反射された光を出射用の光ファイバに結
合する光学手段とが配設されていることを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明の光モニタ用フォトダイオードは、受光
部に反射手段を有するので、チップへの入射光の一部が
光電変換部に入射し、残りが反射される。これにより、
PDチップ自体が光分岐機能を併せ持つことになり、光
分岐機能を併せ持つ光モニタ用モジュールも提供するこ
とができ、光ファイバアンプ等の小型化・低価格化を図
ることができる。また、これをレーザダイオードモジュ
ールに用いると、レーザダイオードチップの後端面の反
射率を高くしてそのしきい値電流を大幅に低減すること
ができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0022】図1は、一実施例にかかる光モニタ用フォ
トダイオードの模式的断面図である。本実施例の光モニ
タ用フォトダイオード10の基本的構成は、従来のフォ
トダイオード、例えば図10に示す構成と同様であり、
例えば、硫黄ドープInP基板11上に、n−InP層
12、n−InGaAs層13、n−InP層14およ
びp−InGaAs層15を順次設け、この上にパッシ
ベーション層16およびp−電極17を形成したもので
ある。本実施例のPD10は、p−電極17の内側の受
光部18のパッシベーション層16上に、反射手段とし
て、所定の入射角の光に対して所定の反射率を有する誘
電体多層膜19を設けたものである。誘電多層膜19の
反射率は、一般に、光の入射角に依存するため、予め所
定の入射角を決定した上で膜設計を行う必要がある。な
お、本実施例では、誘電体多層膜19は、SiO2 とT
iO2 とを交互に積層して形成した。
【0023】かかるPD10は、誘電体多層膜19によ
り、受光部18に所定の入射角で入射する光の一部を所
定の反射率で反射し、残りの光をpn接合部に入射して
電気信号(光電流)に変換するものである。すなわち、
本実施例のPD10は、誘電体多層膜19の作用によ
り、受光部18に所定の入射角で入射する光を反射光と
入射光とに分岐し、その入射光のみを受光するものであ
る。
【0024】図2は、第2の実施例に係る光モニタ用フ
ォトダイオードである。このPD10Aは、上述した誘
電体多層膜19の代わりに、受光部18の一部、すなわ
ち周縁部に円環状に全反射膜(概略100%の反射率の
膜)20を設けたものである。
【0025】本実施例のPD10Aは、全反射膜20に
より、受光部18に入射する光の一部を反射光とし、残
りをpn接合部への入射光とするものである。すなわ
ち、本実施例のPD10Aは、全反射膜20の作用によ
り、受光部18に所定の入射角で入射する光を反射光と
入射光とに分岐し、その入射光のみを受光するものであ
る。なお、この場合、全反射膜20は、どのような位置
に設けてもよく、例えば、中心部に設けるようにしても
よい。
【0026】図3は、第3の実施例に係る光モニタ用フ
ォトダイオードである。本実施例のPD10Bは、通
常、p−電極に用いるAu膜の反射率が高いことに着目
し、上述した実施例の全反射膜20の代わりに受光部1
8の一部を覆うようにp−電極17Aを設けたものであ
る。かかるPD10Bは、上述したPD10Aと同様に
作用するが、全反射膜20を設けない分だけ作成し易
い。
【0027】図4は、第4の実施例に係るPDモジュー
ルを示す断面図である。同図に示すように、PDモジュ
ール30は、上述した実施例のように構成されたPDチ
ップ10(10Aおよび10Bも含むものである;以下
同様)をモジュール化したものであり、ケーシング31
には、PDチップ10と、光学手段としての第1および
第2のレンズ32Aおよび32Bとが固定されている。
また、入力用光ファイバ33Aを固定したフェルール3
4A、および出力用光ファイバ33Bを固定したフェル
ール34Bは、それぞれ保持部材35Aおよび35Bを
介してケーシング31に固定されており、光ファイバ3
3Aおよび33Bは、レンズ32Aおよび32Bを介し
てPDチップ10の受光部に光学的に結合されるように
なっている。さらに詳言すると、PDチップ10は、ガ
ラス窓36を有するキャップ37で保護された状態でケ
ーシング31の一端に固着されており、フェルール33
Aおよび33BはPDチップ10の受光面の法線に対し
て左右にそれぞれθずつ傾いた方向に固定されている。
【0028】かかるPDモジュール30では、入射用光
ファイバ33Aから入射された光は、レンズ32Aを介
してPDチップ10の受光部に入射される。ここで、入
射された光の大部分(例えば95%)は、反射されてレ
ンズ32Bを介して出射用光ファイバ33Bに導かれ、
残りは、PDチップ10内部のpn接合部に導かれ、光
電流に変換される。すなわち、本実施例では、光ファイ
バカプラを用いることなく分岐手段を有する受光用PD
モジュール30を構成することができた。
【0029】図5は、第5の実施例に係るPDモジュー
ルを示す断面図である。同図に示すように、本実施例の
PDモジュール40は、上述した実施例のように構成さ
れたPDチップ10をモジュール化したものであり、ケ
ーシング41には、PDチップ10と、光学手段として
の第1、第2および第3のレンズ42A,42Bおよび
42Cとが固定されている。また、入力用光ファイバ4
3Aを固定したフェルール44A、出力用光ファイバ4
3Bを固定したフェルール44B、および励起レーザダ
イオードからの励起光を入射する励起用光ファイバ43
Cを固定したフェルール44Cは、それぞれ保持部材4
5A、45Bおよび45Cを介してケーシング41に固
定されており、入射用光ファイバ43Aは、レンズ42
A、PDチップ10の受光部、およびレンズ42Bを介
して出射用光ファイバ43Bに光学的に結合されてい
る。さらに、PDチップ10とレンズ42Bとの間に
は、光合波器46および光アイソレータ47が配置され
ている。ここで、光合波器46は、例えば、板状のガラ
ス表面に波長選択性を有する誘電体多層膜を形成したも
ので、入射用光ファイバ43Aからの光は透過するが励
起用光ファイバ43Cからの光は反射するように設計さ
れている。そして、励起用光ファイバ43Cからの励起
光は、レンズ42C、光合波器46およびレンズ42B
を介して出射用光ファイバ43Bに入射されるようにな
っている。
【0030】かかるPDモジュール40は、図7に示す
光ファイバアンプのA部の機能を備えている。すなわ
ち、入射用光ファイバ43Aから入射される光はPDチ
ップ10の受光部に入り、その一部がpn接合部に入射
され、残りの大部分が反射されてレンズ42Bを介して
出射用光ファイバ43Bに出射される。一方、励起用L
Dからの励起光は、光ファイバ43Cから入射されて光
合波器46で反射され、レンズ42Bを介して出射用光
ファイバ43Bから出射される。
【0031】図6には、上述した実施例のように構成さ
れたPDチップ10を用いたLDモジュールの一例を示
す。なお、図6には従来の構造(例えば、図11に示す
構造)と相違する部分のみを図示して説明し、他の部分
の説明は省略する。同図に示すように、このLDモジュ
ール50は、ケーシング51内に搭載された図示しない
ペルチェ素子上のサドル52に、LDチップ53と、P
Dチップ10が搭載されたチップキャリア54とが固定
されている。また、レーザ光を出射するための光ファイ
バ55が固定されたフェルール56もケーシング51の
端部に固定されている。ここで、LDチップ53は、後
端面の反射率を概略100%としたものであり、前端面
から放出されるレーザ光がPDチップ10の受光部に所
定の入射角で入射するように配置されている。一方、P
Dチップ10は、その受光面での反射光が、図示を省略
する光学手段を介して光ファイバ55に入射されるよう
に配置されている。
【0032】かかるLDモジュール50では、LDチッ
プ53から放出されたレーザ光は、PDチップ10の受
光部に入り、その一部がモニタ用にpn接合部に入射
し、大部分が反射されて図示しない光学手段を介して光
ファイバ55に入射されるようになっている。この場
合、LDチップ53の後端面の反射率を概略100%と
高くして注入電流の光への変換効率を高めているので、
LDチップ53のしきい値電流が低減されている。した
がって、このLDチップ53は、無バイアスで変調でき
るので、駆動回路も簡易化される。また、注入電流の光
への変換効率を高めた結果、少ない駆動電流で大きな光
出力が得られるため、高出力が要求される光ファイバア
ンプの励起用LDモジュールに好適である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、簡易
な方法でPDチップに光分岐の機能を兼ねさせることが
できるため、光ファイバアンプ等の部品点数を低減し、
その小型化および低価格化を図ることができる。また、
本発明のPDチップをLDモジュール内部に使用するこ
とにより、LDチップの後端面のコーティングの反射率
を高めてLDのしきい値電流を低減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るフォトダイオード
を示す概略断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るフォトダイオード
を示す概略断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係るフォトダイオード
を示す概略断面図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係るPDモジュールを
示す概略図である。
【図5】本発明の第5の実施例に係るPDモジュールを
示す概略図である。
【図6】本発明の第6の実施例に係るLDモジュールを
示す概略図である。
【図7】従来技術にかかる光ファイバアンプの構成を示
す概略図である。
【図8】光ファイバカプラの一例を示す概略図である。
【図9】従来のPDモジュールを示す概略図である。
【図10】従来のPDチップを示す断面図および上面図
である。
【図11】従来のLDモジュールを示す断面図および上
面図である。
【図12】従来のLDのI−Lカーブを示す図である。
【符号の説明】
10,10A,10B フォトダイオード 11 硫黄ドープInP基板 12 n−InP層 13 n−InGaAs層 14 n−InP層 15 p−InGaAs層 16 パッシベーション層 17 p−電極 18 受光部 19 誘電体多層膜 20 全反射膜 30,40 PDモジュール 31,41 ケーシング 32A,32B,42A〜42C レンズ 33A,33B,43A〜43C 光ファイバ 34A,34B,44A〜44C フェルール 35A,35B,45A〜45C 保持部材 46 光合波器 47 光アイソレータ 50 LDモジュール 51 ケーシング 52 サドル 53 LDチップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトダイオードチップの受光部の少な
    くとも一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射す
    る反射手段を設けたことを特徴とする光モニタ用フォト
    ダイオード。
  2. 【請求項2】 請求項1の光モニタ用フォトダイオード
    において、前記反射手段が誘電体多層膜であることを特
    徴とする光モニタ用フォトダイオード。
  3. 【請求項3】 請求項1の光モニタ用フォトダイオード
    において、前記反射手段が前記受光部の一部に形成され
    た全反射膜であることを特徴とする光モニタ用フォトダ
    イオード。
  4. 【請求項4】 請求項3の光モニタ用フォトダイオード
    において、前記全反射膜が電極を兼ねていることを特徴
    とする光モニタ用フォトダイオード。
  5. 【請求項5】 フォトダイオードチップの受光部の少な
    くとも一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射す
    る反射手段を設けた光モニタ用フォトダイオードと、第
    1のファイバからの光を前記光モニタ用フォトダイオー
    ドの受光部に入射する第1の光学手段と、前記受光部に
    入射された光の内、前記反射手段により反射された反射
    光を第2の光ファイバの端面に集光する第2の光学手段
    とが配設されていることを特徴とするフォトダイオード
    モジュール。
  6. 【請求項6】 フォトダイオードチップの受光部の少な
    くとも一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射す
    る反射手段を設けた光モニタ用フォトダイオードと、第
    1のファイバからの光を前記光モニタ用フォトダイオー
    ドの受光部に入射する第1の光学手段と、前記受光部に
    入射された光の内、前記反射手段により反射された反射
    光を第2の光ファイバの端面に入射する第2の光学手段
    と、前記光モニタ用フォトダイオードと前記第2の光学
    手段との間に設けられて前記反射光は透過するが所定の
    光は反射する光合波手段と、第3の光ファイバから入射
    される前記所定の光を前記光合波手段での反射を介して
    前記第3の光学手段に入射する第3の光学手段とが配設
    されていることを特徴とするフォトダイオードモジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 フォトダイオードチップの受光部の少な
    くとも一部に所定の入射角の光を所定の割合だけ反射す
    る反射手段を設けた光モニタ用フォトダイオードと、前
    面からの出射光を前記光モニタ用フォトダイオードの前
    記受光部に出射するレーザダイオードと、該レーザダイ
    オードの前面から出射されて前記光モニタ用フォトダイ
    オードの前記受光部で反射された光を出射用の光ファイ
    バに結合する光学手段とが配設されていることを特徴と
    するレーザダイオードモジュール。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446622B1 (ko) * 2002-01-10 2004-09-04 삼성전자주식회사 실리콘 광소자 및 이를 적용한 발광 디바이스 장치
KR100455288B1 (ko) * 2002-03-08 2004-11-06 삼성전자주식회사 실리콘 발광소자를 이용한 평판형 표시장치
JP2010239079A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体レーザモジュール

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