JPH09267922A - 連続アンローダの掻取部の傾動装置 - Google Patents

連続アンローダの掻取部の傾動装置

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JPH09267922A
JPH09267922A JP7708896A JP7708896A JPH09267922A JP H09267922 A JPH09267922 A JP H09267922A JP 7708896 A JP7708896 A JP 7708896A JP 7708896 A JP7708896 A JP 7708896A JP H09267922 A JPH09267922 A JP H09267922A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回マストと掻取部との間にリンク機構を設
けて掻取部を伸縮させるようにした連続アンローダの掻
取部を簡易な構成で容易に傾動させることができる連続
アンローダの掻取部の傾動装置を提供する。 【解決手段】 旋回マストの下方に設けられた掻取部を
傾動させるための連続アンローダの掻取部の傾動装置に
おいて、旋回マスト5と掻取部10の間に設けられ上記
掻取部10を傾動自在に吊持するリンク機構11と、こ
のリンク機構11と上記旋回マスト5の間に設けられ上
記掻取部10を俯仰自在に傾動させるための伸縮駆動手
段22とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続アンローダの
掻取部の傾動装置に係り、特にリンク機構にて吊下され
た掻取部を傾動させる傾動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船倉内に積載された石炭等のバラ物を陸
揚げするための連続アンローダは、トリム等により傾斜
した船底の傾斜角度に合わせて掻取部を傾動させること
ができるようになったものが広く知られている。図7に
示すように、この連続アンローダ40は、旋回マスト4
1の下方にて船倉内のバラ物を掻き取る無端状バケット
コンベヤ42の移動経路を形成する掻取部43と、掻取
部43を船底の傾斜角度に合わせて傾動させるための傾
動シリンダ44とを有する。
【0003】掻取部43は、水平方向に長いフレーム4
5の両端に無端状バケットコンベヤ42を案内するため
のスプロケット46,47をそれぞれ設けてなるもので
あり、その一端(後端)側を旋回マスト41の下端に上
下方向に回動自在に取り付けられている。
【0004】傾動シリンダ44は、油圧シリンダであ
り、その一端を旋回マスト41の下端に回動自在に連結
されると共に他端を掻取部43の後端近傍に回動自在に
連結されており、傾動シリンダ44を伸縮させることに
より掻取部43を俯仰させることができるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すように、旋回マスト5と掻取部10との間にリンク
機構50を設けて掻取部10を伸縮させるようにした連
続アンローダ51の場合、掻取部10を傾動させる手段
はなく、また、この連続アンローダ51はリンク機構5
0の各リンクを変位させて掻取部10を伸縮させること
で、各リンクが作用し掻取部10を昇降させるようにな
っているため、前述のように単に旋回マスト5と掻取部
10の間に傾動シリンダを設けても掻取部10を船底の
傾斜角度に合わせて傾動させることはできないという課
題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、旋回マストと掻取部との間にリンク機構を設けて掻
取部を伸縮させるようにした連続アンローダの掻取部を
簡易な構成で容易に傾動させることができる連続アンロ
ーダの掻取部の傾動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、旋回マストの下方に設けられた掻取部を傾
動させるための連続アンローダの掻取部の傾動装置にお
いて、旋回マストと掻取部の間に設けられ上記掻取部を
傾動自在に吊持するリンク機構と、このリンク機構と上
記旋回マストの間に設けられ上記掻取部を俯仰自在に傾
動させるための伸縮駆動手段とを備えたものである。
【0008】また、上記リンク機構を、旋回マストの下
端と上記掻取部の前部にそれぞれ回動自在に連結される
前部支持リンクと、この前部支持リンクの中間と上記掻
取部の後部にそれぞれ回動自在に連結される後部支持リ
ンクと、上記旋回マストと上記前部支持リンクの中間に
回動自在に連結され上記前部支持リンクの傾斜角度を任
意の俯角に保持する俯角保持リンクとで構成すると共
に、上記伸縮駆動手段を、上記後部支持リンクの中間と
上記旋回マストにそれぞれ回動自在に連結される伸縮自
在なシリンダ装置とすることが好ましい。
【0009】そしてさらに、上記俯角保持リンクを、伸
縮自在なシリンダ装置とすると良い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0011】図1に示すように、連続アンローダ1は、
荷を積み卸しするための埠頭33に走行自在に設置され
るものであり、機体全体を支える走行部2と、走行部2
から外方に延出され水平面上を旋回自在に且つ俯仰自在
に設けられたブーム3と、ブーム3の延出端にトップ支
持フレーム4を介して鉛直方向に垂下されると共に水平
方向に回転自在に支承された旋回マスト5と、旋回マス
ト5の下端に設けられ船34のハッチ口35等から船倉
36内に入れられる掻取装置6とからなる。
【0012】旋回マスト5は、掻取装置6にて掻取った
バラ物をブーム3上に設けられたコンベヤ(図示せず)
まで運ぶ無端状バケットコンベヤ7を有し、旋回マスト
5の上部には無端状バケットコンベヤ7を駆動させるた
めの駆動モータ等の駆動装置(図示せず)と、この駆動
装置によって回転駆動される駆動スプロケット8が設け
られている。無端状バケットコンベヤ7は、駆動スプロ
ケット8から旋回マスト5の前側を経由して掻取装置6
に至り、掻取装置6の下端及び旋回マスト5の後側を経
由したのち駆動スプロケット8に戻ってくるように設け
られており、無端状バケットコンベヤ7の外周側にはバ
ラ物を掻入れるためのバケット9がそれぞれ一定の間隔
を隔てて一列に設けられている。図2に示すように、バ
ケット9は、掻取装置6の下端を後方に移動させられる
ことでバラ物を掻取ることができるように、掻取装置6
の下端に至ったときに開口37を後方に向かせるように
設けられている。
【0013】図2及び図4に示すように、掻取装置6
は、無端状バケットコンベヤ7の移動経路を伸縮自在に
案内してバケット9をバラ物のある位置に導く掻取部1
0と、掻取部10を任意の角度に俯仰させる傾動装置2
7とからなる。
【0014】掻取部10は、主に無端状バケットコンベ
ヤ7を旋回マスト5の前方に案内する先端スプロケット
13と、この前方に案内された無端状バケットコンベヤ
7を掻取部10の下端を経由させて後方に案内する根本
スプロケット14と、これらスプロケット13,14を
それぞれ回転自在に支持する支持フレーム15とからな
る。
【0015】先端スプロケット13は、支持フレーム1
5の先端に回動面16を前後に向けて起立して設けられ
ており、上方から送られてくる無端状バケットコンベヤ
7を支持フレーム15に当たらないように受けて下端か
ら後方に送り出すようになっている。
【0016】根本スプロケット14は、支持フレーム1
5の後端に回動面17を前後に向けて起立して設けられ
ており、先端スプロケット13から送られてくる無端状
バケットコンベヤ7を支持フレーム15に当たらないよ
うに受けて後端から上方に送り出すようになっている。
【0017】支持フレーム15は、先端スプロケット1
3が設けられる前部支持フレーム18と、根本スプロケ
ット14が設けられる後部支持フレーム19とからな
り、前部支持フレーム18と後部支持フレーム19は互
いに前後方向に摺動自在に嵌め合わされている。このこ
とにより支持フレーム15は、前後方向にテレスコピッ
ク状に伸縮自在となり、支持フレーム15が伸縮するこ
とで先端スプロケット13と根本スプロケット14とが
互いに近接離間するようになっている。
【0018】傾動装置27は、旋回マスト5の下端に取
り付けられ掻取部10を傾動自在に吊持する掻取部支持
体11と、掻取部10を俯仰自在に傾動させるための伸
縮駆動手段22とからなる。
【0019】掻取部支持体11は、前部支持フレーム1
8を吊持する前部支持リンク20と、後部支持フレーム
19を吊持する後部支持リンク21と、前部支持フレー
ム18の俯角を調節自在に保持して掻取部10の長さ及
び高さ方向の位置を調節自在に保持する俯角保持リンク
12とからなるリンク機構である。
【0020】前部支持リンク20は、一端を旋回マスト
5の下端前部に回動自在に連結されると共に他端を前部
支持フレーム18の前端近傍の上部に回動自在に連結さ
れており、旋回マスト5との連結点である第1連結点2
4を中心に回動することにより前部支持フレーム18を
前方かつ上方に引上げ、また、後方かつ下方に押し下げ
るようになっている。
【0021】後部支持リンク21は、一端を前部支持リ
ンク20の中間に回動自在に連結されると共に他端を後
部支持フレーム19の後端近傍の上部に回動自在に連結
されており、前部支持リンク20との連結点である第2
連結点25を中心に回動することにより後部支持フレー
ム19を上方に引き上げ、また、下方に押し下げるよう
になっている。
【0022】俯角保持リンク12は、一端を旋回マスト
5の下端中央に回動自在に連結されると共に他端を前部
支持リンク20の中間に回動自在に連結された油圧シリ
ンダであり、俯角保持リンク12を伸長させることで前
部支持リンク20の前端側を上方に押し上げて俯角を浅
くし、俯角保持リンク12を縮退させることで前部支持
リンク20の前端側を下方に引き下げて俯角を深くする
ようになっている。そして、俯角保持リンク12、前部
支持リンク20及び旋回マスト5は、それぞれ三角形状
に連結されており、俯角保持リンク12の伸縮を止めて
長さを一定に固定することにより前部支持リンク20の
俯角を自在に調節できるようになっている。
【0023】伸縮駆動手段22は、一端を旋回マスト5
の下端後部に回動自在に連結されると共に他端を後部支
持リンク21の中間に回動自在に連結された油圧シリン
ダであり、伸縮駆動手段22を伸長させることにより後
部支持リンク21の下端を第2連結点25を中心に下方
に回動させ、伸縮駆動手段22を縮退させることにより
後部支持リンク21の下端を第2連結点25を中心に上
方に回動させるようになっている。そして、伸縮駆動手
段22は、伸縮駆動手段22の伸縮を止めて長さを一定
に固定することにより、後部支持リンク21を前部支持
リンク20の俯角に応じた所定の俯角に支持するように
なっており、伸縮駆動手段22の長さを一定に固定した
状態で俯角保持リンク12を伸縮させることで支持フレ
ーム15の俯角又は仰角を一定に保ったまま支持フレー
ム15を昇降かつ伸縮させるようになっている。
【0024】これらの各リンク20,21の具体的な寸
法比は、前部支持リンク20を約3411mmとした場
合、後部支持リンク21は約1806mmであり、第1
連結点24と伸縮駆動手段22の旋回マスト5への連結
点である第3連結点26の間隔は約1226mmであ
り、第1連結点24と第3連結点26の位置は、第1連
結点24が第3連結点26の位置よりも274mm程度
高い位置に配置されると共に1195mm程度前方に配
置されている。また、第1連結点24と第2連結点25
との距離は約1600mmである。
【0025】そして更に具体的に述べれば、俯角保持リ
ンク12と前部支持リンク20の連結点である第4連結
点29は、前部支持リンク20の第2連結点25の位置
よりも旋回マスト5寄りの位置に設けられており、ま
た、俯角保持リンク12と旋回マスト5の連結点である
第5連結点30は、旋回マスト5の第1連結点24と第
3連結点26とに挟まれた位置に設けられている。
【0026】また、旋回マスト5の下端近傍には、掻取
装置6の上方に位置されている無端状バケットコンベヤ
7を掻取部10の伸縮乃至傾動とは無関係に鉛直に保つ
ためのガイドスプロケット38が設けられており、ガイ
ドスプロケット38は旋回マスト5の下端近傍で無端状
バケットコンベヤ7の外周側に接して無端状バケットコ
ンベヤ7を常に旋回マスト5に沿って移動させるように
なっている。
【0027】次に作用を述べる。
【0028】連続アンローダ1の掻取装置6を船34の
ハッチ口35等から船倉36内に入れる場合、掻取装置
6をハッチ口35の上方の位置に位置合わせをした後、
伸縮駆動手段22の長さを一定に保持したまま俯角保持
リンク12を縮退させ、掻取装置6の掻取部10の長さ
をハッチ口35を容易に通過できる長さまで縮める。
【0029】このとき、俯角保持リンク12が縮退する
ことにより、前部支持リンク20は後下方に引き下げら
れ、前部支持フレーム18を後方に縮退させると共に下
方に引き下げる。そして更に、後部支持リンク21は前
部支持リンク20の中間に一端を連結されているため、
後部支持リンク21には後下方に押し下げる方向の力が
かかる。ただし、後部支持リンク21は、中間を伸縮駆
動手段22に連結され後方に移動しないように動きを制
限されているため、そのまま後下方に押し下げられるこ
とはなく、後部支持フレーム19との連結点である第6
連結点31を前部支持リンク20に対して前下方に向け
て回動させることとなる。そして、第6連結点31は、
前部支持リンク20に押されて後方に移動する速度と伸
縮駆動手段22に押されて前方に移動する速度とが釣り
合い、鉛直方向に下がることとなる。
【0030】次にブーム3を傾斜させて旋回マスト5を
下降させ、掻取部10がハッチ口35を通過したら掻取
部10の先端が船倉36の隅まで届くように伸縮駆動手
段22の長さを一定に保ったまま俯角保持リンク12を
伸長させて掻取部10の長さを調節する。
【0031】このとき、俯角保持リンク12が伸長する
ことにより前部支持リンク20は前上方に押し上げら
れ、前部支持フレーム18を前方に伸長させると共に上
方に押し上げる。そして更に、後部支持リンク21は前
部支持リンク20の中間に一端を連結されているため、
後部支持リンク21には前上方に引き上げる方向の力が
かかる。ただし、後部支持リンク21は、中間を伸縮駆
動手段22に連結され前方に移動しないように動きを制
限されているため、そのまま前上方に引き上げられるこ
とはなく、後部支持フレーム19との連結点である第6
連結点31を前部支持リンク20に対して上後方に向け
て回動させることとなる。そして、第6連結点31は、
前部支持リンク20に引かれて前方に移動する速度と伸
縮駆動手段22に引かれて後方に移動する速度とが釣り
合い、鉛直方向に上がることとなる。
【0032】掻取部10の長さ調節が終わったら再び旋
回マスト5を下降させ、掻取部10の下端に位置される
バケット9をバラ物に接触させる。そして、図示しない
駆動装置により駆動スプロケット8を回転させ、無端状
バケットコンベヤ7を図1において反時計回りに回す。
このとき、駆動スプロケット8から送り出された無端状
バケットコンベヤ7は、旋回マスト5に沿って鉛直に下
降してガイドスプロケット38に至り、ガイドスプロケ
ット38により移動方向を斜め下方前方に変えられて掻
取部10の前端に設けられた先端スプロケット13に至
る。その後、無端状バケットコンベヤ7は、先端スプロ
ケット13により掻取部10の下端に送られ移動方向を
後方に変えて根本スプロケット14に至り、根本スプロ
ケット14により移動方向を上方に変えられて旋回マス
ト5に沿って鉛直に上昇し、駆動スプロケット8に戻
る。
【0033】バケット9は、掻取部10の下端において
開口37を後方に向けているため、後方に移動しながら
バラ物を掻き取り、バケット9の中に掻き入れることと
なる。その後、バケット9の中に掻き入れられたバラ物
は、無端状バケットコンベヤ7により上方に輸送される
と共にブーム3に設けられたコンベア(図示せず)に移
され、陸揚げされることとなる。
【0034】そして、旋回マスト5を水平移動乃至旋回
させながら船倉36内のバラ物の積み込み高さを水平に
保つように上面を均等に掻取る。平面視矩形状に区画さ
れた船倉36において、掻取部10が船倉36内の角部
に至ったときには、旋回マスト5を旋回させながら掻取
部10の長さを伸長させて掻取部10の先端が船倉36
の隅から離れないように調節する。また、このとき掻取
部10を伸長させることで掻取部10は上昇移動するの
で、バケット9がバラ物に接し続けるように旋回マスト
5を下降調節する。
【0035】船倉36内のバラ物が減って船体がトリム
したら、俯角保持リンク12の長さを一定に保ったまま
伸縮駆動手段22を伸縮させて掻取部10の傾斜角度を
船底の傾斜角度に合わせる。このとき、掻取部10を前
方下がりに傾斜させる場合には、俯角保持リンク12の
長さを一定に保ったまま伸縮駆動手段22を縮退させ、
掻取部10を後方下がりに傾斜させる場合には、俯角保
持リンク12の長さを一定に保ったまま伸縮駆動手段2
2を伸長させる。
【0036】図3に示すように、俯角保持リンク12の
長さを一定に保ったまま伸縮駆動手段22を縮退させた
場合、伸縮駆動手段22の縮退に伴って後部支持リンク
21は第2連結点25を中心に上方に回動され、支持フ
レーム15の後端側が後方かつ上方に引き上げられる。
このとき、俯角保持リンク12の長さは一定にされてい
るため、前部支持リンク20が第1連結点24を中心に
上下方向に回動することはなく、支持フレーム15の前
端側が前部支持リンク20との第7連結点32を中心に
下方に回動されると共に、前部支持リンク20により前
後方向の移動を規制された前部支持フレーム18から後
部支持フレーム19が後方に引き出され、支持フレーム
15が伸長されることとなる。
【0037】また、俯角保持リンク12の長さを一定に
保ったまま伸縮駆動手段22を伸長させた場合、伸縮駆
動手段22の伸長に伴って後部支持リンク21は第2連
結点25を中心に下方に回動され、支持フレーム15の
後端側が下方に押し下げられる。このとき、俯角保持リ
ンク12の長さは一定にされているため、前部支持リン
ク20が第1連結点24を中心に上下方向に回動するこ
とはなく、支持フレーム15の前端側は前部支持リンク
20との第7連結点32を中心に上方に回動されると共
に、前部支持リンク20により前後方向の移動を規制さ
れた前部支持フレーム18に向けて後部支持フレーム1
9が押し込まれ、支持フレーム15が縮退されることと
なる。
【0038】バラ物の陸揚げが終了したら、再び伸縮駆
動手段22の長さを一定に保ったまま俯角保持リンク1
2を縮退させて掻取装置6の掻取部10の長さをハッチ
口35を容易に通過できる長さまで縮め、旋回マスト5
ごと掻取装置6を上方に引き上げてハッチ口35から船
倉36の外部へ出す。
【0039】このように、連続アンローダ1の掻取部1
0の傾動装置を、旋回マスト5と掻取部10の間に設け
られ掻取部10を傾動自在に吊持するリンク機構である
掻取部支持体11と、掻取部支持体11と旋回マスト5
の間に設けられ掻取部10を俯仰自在に傾動させるため
の伸縮駆動手段22とを備えたものとしたため、旋回マ
スト5と掻取部10との間にリンク機構を設けて掻取部
10を伸縮させるようにした掻取装置6の掻取部10を
容易に傾動させることができる。
【0040】また、掻取部支持体11(リンク機構)
を、旋回マスト5の下端と掻取部10の前部にそれぞれ
回動自在に連結される前部支持リンク20と、前部支持
リンク20の中間と掻取部10の後部にそれぞれ回動自
在に連結される後部支持リンク21と、旋回マスト5と
前部支持リンク20の中間に回動自在に連結され前部支
持リンク20の傾斜角度を任意の俯角に保持する俯角保
持リンク12とで構成すると共に、伸縮駆動手段22
を、後部支持リンク21の中間と旋回マスト5とにそれ
ぞれ回動自在に連結される伸縮自在な油圧シリンダとし
たため、掻取装置6の掻取部10を簡易な構成で容易に
傾動させることができる。
【0041】そして、俯角保持リンク12を伸縮自在な
油圧シリンダとしたため、掻取部10の長さ及び高さ方
向の位置を自在に調節することができる。
【0042】なお、各リンクの長さの比は上述のものに
限るものではなく、掻取部10を伸縮させる際に、同時
に掻取部10を昇降させて無端状バケットコンベヤ7を
引っ張ったり弛ませたりしないようにするものであり、
かつ、掻取部10の先端スプロケット13側を前後方向
に移動させると共に根本スプロケット14側を前後方向
に移動させないものであればよい。
【0043】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0044】(1)請求項1に記載の発明によれば、掻
取装置の掻取部を容易に傾動させることができる。
【0045】(2)請求項2に記載の発明によれば、掻
取装置の掻取部を簡易な構成で容易に傾動させることが
できる。
【0046】(3)請求項3に記載の発明によれば、掻
取部の長さ及び高さ方向の位置を自在に調節することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す連続アンローダ
の側面図である。
【図2】図1の要部である掻取装置の拡大図である。
【図3】掻取装置の傾動動作を示す動作説明図である。
【図4】図2の掻取装置を縮めた状態の拡大図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】図3の背面図である。
【図7】従来の連続アンローダの要部を示す側面図であ
る。
【図8】他の連続アンローダの要部を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 連続アンローダ 3 ブーム 5 旋回マスト 7 無端状バケットコンベヤ 10 掻取部 11 掻取部支持体(リンク機構) 12 俯角保持リンク 13 先端スプロケット 14 根本スプロケット 15 支持フレーム 20 前部支持リンク 21 後部支持リンク 22 伸縮駆動手段 27 傾動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回マストの下方に設けられた掻取部を
    傾動させるための連続アンローダの掻取部の傾動装置に
    おいて、旋回マストと掻取部の間に設けられ上記掻取部
    を傾動自在に吊持するリンク機構と、該リンク機構と上
    記旋回マストの間に設けられ上記掻取部を俯仰自在に傾
    動させるための伸縮駆動手段とを備えたことを特徴とす
    る連続アンローダの掻取部の傾動装置。
  2. 【請求項2】 上記リンク機構が、旋回マストの下端と
    上記掻取部の前部にそれぞれ回動自在に連結される前部
    支持リンクと、該前部支持リンクの中間と上記掻取部の
    後部にそれぞれ回動自在に連結される後部支持リンク
    と、上記旋回マストと上記前部支持リンクの中間に回動
    自在に連結され、上記前部支持リンクの傾斜角度を任意
    の俯角に保持する俯角保持リンクとで構成されると共
    に、上記伸縮駆動手段が、上記後部支持リンクの中間と
    上記旋回マストにそれぞれ回動自在に連結される伸縮自
    在なシリンダ装置である請求項1記載の連続アンローダ
    の掻取部の傾動装置。
  3. 【請求項3】 上記俯角保持リンクが、伸縮自在なシリ
    ンダ装置である請求項2記載の連続アンローダの掻取部
    の傾動装置。
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