JPH09260474A - 静電チャックおよびウエハステージ - Google Patents

静電チャックおよびウエハステージ

Info

Publication number
JPH09260474A
JPH09260474A JP6562596A JP6562596A JPH09260474A JP H09260474 A JPH09260474 A JP H09260474A JP 6562596 A JP6562596 A JP 6562596A JP 6562596 A JP6562596 A JP 6562596A JP H09260474 A JPH09260474 A JP H09260474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
electrostatic chuck
electrode
dielectric
insulator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6562596A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Kadomura
新吾 門村
Tomohide Shirosaki
友秀 城崎
Shinsuke Hirano
信介 平野
Kinya Miyashita
欣也 宮下
Seiichiro Miyata
征一郎 宮田
Yoshiaki Tatsumi
良昭 辰巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOUZOU KAGAKU KK
SOZO KAGAKU KK
Sony Corp
Original Assignee
SOUZOU KAGAKU KK
SOZO KAGAKU KK
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOUZOU KAGAKU KK, SOZO KAGAKU KK, Sony Corp filed Critical SOUZOU KAGAKU KK
Priority to JP6562596A priority Critical patent/JPH09260474A/ja
Priority to US08/821,334 priority patent/US5981913A/en
Publication of JPH09260474A publication Critical patent/JPH09260474A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67098Apparatus for thermal treatment
    • H01L21/67103Apparatus for thermal treatment mainly by conduction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L21/6831Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using electrostatic chucks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/2001Maintaining constant desired temperature
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T279/00Chucks or sockets
    • Y10T279/23Chucks or sockets with magnetic or electrostatic means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットに影響を与えることなく、短時
間でウエハの温度を変更することができるようにした静
電チャック、およびウエハステージの提供が望まれてい
る。 【解決手段】 絶縁材料からなる誘電体4と、これの下
側に配設された導体からなる電極5と、電極5の下側に
配設されて誘電体4を加熱するヒータ6とを備えた静電
チャック3。この静電チャック3を、冷却手段を備えた
金属製ジャケット2上に備えてなるウエハステージ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エッチング装置な
どの半導体装置の製造装置に用いられて、ウエハを吸着
保持する静電チャックと、この静電チャックを備えたウ
エハステージに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、超LSIにおける微細加工への要
求は益々厳しいものとなっており、例えばエッチング処
理に関しては、寸法変換差を限りなく抑えた高精度微細
加工と下地に対する高選択比とを両立させた処理方法が
不可欠になっている。ところで、酸化膜系以外の材料を
プラズマエッチングした場合における、異方性形状の確
保については、周知のとおりいわゆる側壁保護膜の存在
によってなされている。すなわち、この側壁保護膜は、
プラズマエッチング時に生成した反応生成物がプラズマ
中で再解離することで形成される、有機ポリマーをはじ
めとする種々の堆積物が、パターンの側壁に堆積して形
成されるもので、該パターンの側壁を保護してこの側壁
がエッチングされるのを防ぐといった役目を果たすもの
である。
【0003】ところが、この側壁保護膜は反応生成物か
らの堆積物によって形成されるため、エッチングによっ
て形成されるパターンが凸である場合では、その幅が細
ければ相対的に側壁保護膜の厚くなりすぎ、全体のパタ
ーン幅を所望する幅より太くしてしまう。同様に、エッ
チングによって形成されるパターンが凹溝である場合で
は、その幅が狭ければ相対的に側壁保護膜の厚くなりす
ぎ、全体のパターン幅を所望する幅より一層狭くしてし
まう。したがって、前述したように各種パターンの微細
化が進み、パターン幅が細く(狭く)なると、側壁保護
膜を利用してエッチングの異方性を確保しようとした場
合、得られるパターンの寸法精度が低下してしまうので
ある。
【0004】このような不都合を解決するため、近時、
高速排気を行いつつエッチングを行うことにより、寸法
精度を確保するといった試みがなされ、注目されてい
る。この高速排気プロセスは、従来のエッチング処理装
置より排気速度の大きなポンプを取り付け、かつ、エッ
チングガスのコンダクタンスを改善することにより、エ
ッチング処理中におけるエッチングガスのレジデンスタ
イム(滞留時間)を短くし、エッチング処理中に反応生
成物がプラズマ中で再解離するのを抑制したものであ
る。そして、このような高速排気プロセスによれば、反
応生成物の再解離による堆積物を大幅に減らせるので、
寸法変換差の絶対値とそのばらつきを極めて効果的に抑
制することができる。
【0005】しかしながら、前記の高速排気プロセスで
は、反応生成物を速やかに排気することから側壁保護膜
の供給源が減少してしまい、側壁保護膜が十分な厚さに
形成されず異方性形状の確保が不十分になってしまうた
め、オーバーエッチングを行った際に得られるパターン
の形状精度が悪化するといった新たな課題を生じてい
る。つまり、オーバーエッチング時に、下地との選択比
を確保するため基板印加バイアスを低下させると、側壁
保護膜が薄くしたがって弱いため、サイドエッチやノッ
チングの発生が避けられなくなってしまい、逆に形状確
保のため印加バイアスを高くすると、今度は下地との選
択比が低下してしまうのである。
【0006】このように選択比と形状とがトレードオフ
の関係となっている問題を解決し、選択比と異方性形状
とを両立できる技術として、エッチング時のウエハ温度
を0℃以下に冷却するいわゆる低温エッチング技術が提
案されている。この低温エッチング技術は、例えば田地
氏らのグループ(日立中研)によって報告(1988 DRYPR
OCESS SYMPOSIUM 「Low-Temperature Microwave Plasma
Etching」)されたもので、試料温度を低下させること
によってラジカル反応を抑制し、低い基板バイアス下で
も異方性を確保することができるようにしたものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この低温エッ
チング技術にあっても以下に述べる不都合がある。第1
に、Wポリサイドのように反応生成物の蒸気圧の異なる
材料に対してはその加工が困難である。なぜなら、Wポ
リサイドをエッチングするにあたっては、WSix をエ
ッチングしたときに生ずるWClx 、WOx Cly 等の
反応生成物の蒸気圧が低いため、ポリシリコンをエッチ
ングするのに都合のよい温度まで試料を低温化してしま
うと、WSix のエッチングができなくなってしまうか
らである。
【0008】第2に、エッチング時において、ΔT(試
料台の設定温度とウエハ温度の差)が大きくなってしま
う。すなわち、例えばコンタクトホールの加工において
は、下地Siとの選択比確保には低温化が効果的である
ものの、低温化は過剰なポリマー堆積によるコンタクト
ホール形状のテーパ化を招いてしまうことから、前述し
たごとく低温条件の設定が難しく、しかも、コンタクト
ホールの加工ではSi−Oボンドを切るためどうしても
入射エネルギーを大きくする必要があり、これがΔTの
上昇を招いてしまうのである。したがって、このような
不都合から、低温エッチングとはいっても実際には、中
途半端な温度でしかエッチングができなくなっているの
である。
【0009】このような不都合を解消するためには、例
えば反応生成物の蒸気圧の異なる材料をそれぞれエッチ
ングする間や、ジャストエッチングとオーバーエッチン
グとの間等でウエハ等からなる試料の設定温度を変える
ことが考えられる。しかし、このような設定温度の変更
をエッチング処理の最中に行うのでは、当然スループッ
トが小さくなってしまい、コスト的に不利を招いてしま
う。したがって、スループットに影響がないように短時
間でウエハの温度を変更できるような、すなわち急速降
温や急速昇温を可能にした機構の提供が切望されている
のである。本発明は前記事情に鑑みてなされもので、そ
の目的とするところは、スループットに影響を与えるこ
となく、短時間でウエハの温度を変更することができる
ようにした静電チャック、およびウエハステージを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記低温エッチ
ング技術の利点に着目してなされたものであり、請求項
1記載の静電チャックでは、絶縁材料からなる誘電体
と、これの下側に配設された導体からなる電極と、該電
極の下側に配設されて前記誘電体を加熱するヒータと、
を備えたことを前記課題の解決手段とした。この静電チ
ャックによれば、静電チャックにヒータが一体化されて
いるので、ヒータによる加熱によって熱が速やかに電極
を介して誘電体に伝わり、これにより誘電体上に載置・
保持されたウエハが速やかに加熱される。
【0011】前記電極としては、例えば前記誘電体を固
定するためのろう付け層によって形成してもよく、その
場合には、誘電体と電極との接合が確実になるとともに
電極を薄厚に形成することが可能になり、しかも、該電
極がろう材、すなわち熱伝導性の良好な金属あるいは合
金からなっているため、ヒータから誘電体への熱伝導が
一層速やかになる。前記誘電体については、焼結体をそ
のまま用いてもよいが、例えばこれを溶射法によって形
成してもよく、その場合には、製造にあたっての自由度
が大きくなるとともに、コスト的にも有利になる。ま
た、その形状については、例えばウエハの吸着面を形成
する円板部と、その側周縁より下方に向かって延出した
筒状部を有したものとしてもよく、その場合に、前記電
極の側周部を該筒状部で覆うようにしてこれらを配設す
れば、例えばこの静電チャックをプラズマ処理装置によ
るプラズマ処理に用いたとき、プラズマによって電極側
面にリーク電流が発生するのが防止される。
【0012】前記電極へのヒータの取り付けについて
は、これらの間に高熱伝導率の絶縁体を介してヒータを
設けてもよく、その場合、絶縁体としては窒化アルミニ
ウムが好適とされる。このように電極とヒータとの間に
絶縁体を介在させることにより、電極からヒータへ電流
が流れることが防がれ、また、絶縁体が高熱伝導率(例
えば窒化アルミニウムの熱伝導率は0.235〔cal/cm
・sec ・℃〕)であることから、該絶縁体によるヒータ
からの熱伝導の遅延が抑えられる。
【0013】また、前記ヒータとしてはこれを薄膜状の
ものとしてもよく、その場合には、前記絶縁体とヒータ
との間、あるいはヒータの下側に金属板を設けるのが好
ましい。このように金属板を設けることにより、ヒータ
が薄膜状であるにもかかわらず、静電チャック全体の機
械強度を十分に保持することが可能になる。また、金属
板がヒータの上側にある場合には、該金属板がヒータか
らの熱を絶縁体に速やかに伝える伝熱板として機能し、
金属板がヒータの下側にある場合には、例えばこの静電
チャックが、冷却手段を備えた金属製ジャケット等に置
かれたとき、前記金属板が金属製ジャケット等からの冷
熱をヒータ側に伝える伝熱板として機能する。
【0014】特に、ヒータを単に薄膜状にしただけでな
く螺旋状に形成した場合、ヒータ全体の機械強度が低く
なるとともにその伝熱性も低くなるが、前述したように
金属板を設けることにより、これら機能の低下を補うこ
とが可能になる。さらに、前記絶縁体を窒化アルミニウ
ムによって形成した場合、前記金属板としては、熱伝導
率が0.37〔cal/cm・sec ・℃〕)と大きいモリブデ
ンからなるものを用いるのが、該金属板が前述したよう
に伝熱板として十分機能するものとなり好ましい。ま
た、モリブデンは線膨張係数が5.7×10-6/℃と、
セラミックス(例えば窒化アルミニウムは5.1×10
-6/℃)に近い線膨張係数を有していることから、この
ように金属板にモリブデンを用いれば、冷却、加熱の繰
り返しなどによる熱ストレスを受けても、この熱ストレ
スに起因して絶縁体やこれの上に配設される誘電体に割
れや剥離が生じるといった不都合が抑えられる。
【0015】また、前記絶縁体を、その側周縁に下方に
向かって延出した筒状部を設けて形成し、前記ヒータを
該筒状部の内部に配置するようにしてもよく、その場合
には、ヒータの側面を筒状部で確実に覆うことができる
ことから、例えばこの静電チャックをプラズマ処理装置
によるプラズマ処理に用いたとき、プラズマによってヒ
ータの側面にリーク電流が発生するのが防止される。さ
らに、前記筒状部にその下端縁より外方に向かって延出
した鍔部を設ければ、該鍔部によって絶縁体が機械的に
補強されたものとなる。
【0016】また、本発明における請求項13記載のウ
エハステージでは、冷却手段を備えた金属製ジャケット
上に、絶縁材料からなる誘電体と、これの下側に配設さ
れた導体からなる電極と、該電極の下側に配設されて前
記誘電体を加熱するヒータとを備えてなる静電チャック
を設けたことを前記課題の解決手段とした。このウエハ
ステージによれば、冷却手段を備えた金属製ジャケット
上に前記請求項1記載の静電チャックを設けているの
で、静電チャックに設けたヒータによってウエハを速や
かに加熱するだけでなく、金属製ジャケットによって静
電チャックを介してウエハを冷却することも可能にな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明のウエハステージの一実施形態例を示す
図であり、図1中符号1はウエハステージである。この
ウエハステージ1は、金属製ジャケット2上に、本発明
の静電チャックの一実施形態例となる静電チャック3が
載置固定されて構成されたものである。金属製ジャケッ
ト2は、後述する冷却手段(図示略)を備えて形成され
たもので、これにより冷却手段からの冷熱をその上の静
電チャック3に伝えるものとなっている。
【0018】静電チャック3は、絶縁材料からなる誘電
体4と、これの下面に設けられた導体からなる電極5
と、該電極5の下方に配設されたヒータ6とを備えてな
る略円柱(円盤)状のもので、電極5とヒータ6との間
に絶縁体7を介在させて構成されたものである。誘電体
4は、熱伝導率の高い絶縁材料、例えばサファイア(熱
伝導率;0.1〔cal/cm・sec ・℃〕)やアルミナ(熱
伝導率;0.05〔cal/cm・sec ・℃〕)等のセラミッ
クス板から形成された厚さ0.2mm程度の円板状のも
ので、この例では予め作製された焼結体からなってい
る。
【0019】電極5は、金属や合金など導体からなるも
のであれば特に限定されることはないものの、この例で
は、前記絶縁体7上に誘電体4を固定するためのろう付
け層、すなわち絶縁体7と誘電体4との間に設けられた
厚さ0.5mm程度のろう材により形成されたものとな
っている。このろう材として具体的には、チタン、ス
ズ、アンチモン、マグネシウムからなる合金等が挙げら
れる。なお、この電極5には、図1中に示さないものの
高圧電源に配線を介して接続されており、これにより該
電極5に直流電圧が印加されると、前記誘電体4が吸着
力を発揮するようになっている。
【0020】絶縁体7は、この例では前記電極5、すな
わちろう付け層に当接する円板部7aと、この円板部7
aの側周縁より下方に向かって延出した筒状部7bと、
該筒状部7bの下端縁より外方に向かって延出した鍔部
7cを有して形成されたもので、全体として厚さ2mm
程度に形成されたものである。また、この絶縁体7は高
熱伝導率を有する絶縁材料から形成されたもので、この
ような絶縁材料としては例えば窒化アルミニウム(Al
N)(熱伝導率;0.235〔cal/cm・sec ・℃〕)が
挙げられる。なお、本実施形態例においては、絶縁体7
を窒化アルミニウムから形成している。
【0021】ヒータ6は、本実施形態例ではFe、C
r、Alからなる合金であるヒートロイによって平面視
螺旋状に形成されたものとなっており、厚さ0.1mm
程度の薄膜で、かつ幅2〜3mm程度に形成されたもの
である。なお、このヒータ6には、図示しないものの電
源が配線を介して接続されており、これによって2kW
程度の発熱がなされるようになっている。また、このヒ
ータ6には、その螺旋状となるヒータパターンの間隙に
絶縁材8が埋め込まれており、これによってヒータ6
は、絶縁材8により補強された状態で円盤形状を形成し
たものとなっている。ここで、絶縁材8としては、本実
施形態例では窒化アルミニウムが用いられている。
【0022】また、このヒータ6と絶縁材8とからなる
円盤形状のものには、その上面に金属板9aが、下面に
金属板9bがそれぞれ貼設されている。そして、このよ
うにして金属板9a、9bに挟着されたヒータ6は、こ
れら金属板9a、9bとともに、前記絶縁体7の筒状部
7b内に隙間なく納められたものとなっている。ここ
で、金属板9a、9bとしては、ヒータ6からの熱を速
やかに誘電体4側に伝えるため、あるいは後述するよう
に金属製ジャケット2からの冷熱を速やかにヒータ6側
に伝えるため、熱伝導率の大きい金属あるいは合金が好
適とされ、本実施形態例では厚さ2mm程度のモリブデ
ン板が用いられている。また、これら金属板9a、9b
には、それぞれその内面、すなわちヒータ6側の面に酸
化膜等からなる絶縁被膜(図示略)が設けられており、
これによってヒータ6から金属板9a、9bに電気が流
れることが防止されている。また、金属板9aは絶縁体
7にろう付けによって接合されており、同様に金属板9
bは前記金属製ジャケット2にろう付けによって接合さ
れたものとなっている。ここで、金属板9a、9bのろ
う付けに用いられるろう材として具体的には、前記電極
5となるろう材と同様に、チタン、スズ、アンチモン、
マグネシウムからなる合金等が挙げられる。
【0023】なお、この静電チャック3においては、ろ
う付け層からなる電極5の側周縁が外側に露出しないよ
う、樹脂等からなる絶縁物(図示略)によって誘電体4
と絶縁体7との間が覆われている。そして、このように
電極5の側周縁が絶縁物(図示略)で覆われていること
により、例えばこの静電チャック3をプラズマ処理装置
によるプラズマ処理に用いたとき、プラズマによって電
極5の側周縁にリーク電流が発生するのが防止される。
また、この静電チャック3には、誘電体4上に載置保持
されるウエハを押し上げるためのプッシャーピン(図示
略)が埋設され、さらに該プッシャーピンには、これを
誘電体4の面上に突出させあるいは該面下に埋没させる
出没機構(図示略)が接続されている。
【0024】次に、このような静電チャック3を備えた
ウエハステージ1の使用方法について、本実施形態例の
ウエハステージ1を図2に示すプラズマエッチング装置
10に用いた例に基づいて説明する。まず、プラズマエ
ッチング装置(以下、エッチング装置と略称する)10
について説明すると、このエッチング装置10は、RF
アンテナを二箇所に設置したヘリコン波プラズマ発生源
と、上下方向に移動可能なステージとを備えて構成され
たもので、拡散チャンバー11と、この拡散チャンバー
11の上部に設けられたRFアンテナ12、12と、拡
散チャンバー11の天板11aの上にループ状に設置さ
れたRFアンテナ13と、拡散チャンバー11の下部外
側に設けられてエレクトロンの壁での消失を抑えるため
のカスプ磁場を形成するマルチポール磁石14とを有し
たものである。
【0025】RFアンテナ12、12は、拡散チャンバ
ー12の上部に形成された直径350mmの円筒状石英
菅からなるベルジャー15の外側を周回して設けられた
ものであり、M=1モードのプラズマが立つアンテナ形
状のものである。これらRFアンテナ12、12の外側
には、内周コイルと外周コイルとからなるソレノイドコ
イルアッセンブリ16が配設されている。このソレノイ
ドコイルアッセンブリ16のうち内周コイルは、ヘリコ
ン波の伝搬に寄与し、外周コイルは生成されたプラズマ
の輸送に寄与するものである。また、RFアンテナ1
2、12にはマッチングネットワーク17を介して電源
18が接続されており、RFアンテナ13にはマッチン
グネットワーク19を介して電源20が接続されてい
る。
【0026】また、拡散チャンバー11内には、試料と
なるウエハWを支持固定するための前記ウエハステージ
1が設けられ、さらに拡散チャンバー11内のガスを排
気するための排気口21が真空ポンプ等の負圧手段(図
示略)に接続されて形成されている。ウエハステージ1
には、ウエハWへの入射イオンエネルギーを制御するた
めのバイアス電源22が接続されている。
【0027】また、このウエハステージ1の前記金属製
ジャケット2には、冷媒配管23、24を介してチラー
25が接続され、さらにウエハWの温度を計測するため
の蛍光ファイバ温度計26が接続されている。チラー2
5は、Heガス等からなる−100℃以下のガス冷媒を
冷媒配管23を介してウエハステージ1の金属製ジャケ
ット2に供給し、かつ冷媒配管22を介して金属製ジャ
ケット2から返送された冷媒を受け入れさらにこれを所
定温度に冷却するもので、このようなガス冷媒の循環に
よってウエハステージ1上に支持固定されたウエハWを
冷却するものである。すなわち、これらチラー25、冷
媒配管23、24、さらにはチラー25から金属製ジャ
ケット2に循環せしめられるガス冷媒により、本発明に
おける冷却手段が構成されているのである。
【0028】チラー25に接続された冷媒配管23には
極低温での動作が可能な電子制御バルブ27が配設さ
れ、また冷媒配管23と冷媒配管24との間のバイパス
配管28にも極低温での動作が可能な電子制御バルブ2
7が配設されている。ここで、ウエハWの冷却の度合い
は、チラー25から供給される冷媒の流量によって制御
されるようになっている。すなわち、ウエハステージ1
の金属製ジャケット2を冷却してウエハWの温度を所望
する温度に冷却するには、蛍光ファイバ温度計26で検
知された温度を制御装置(PIDコントローラ)29で
検出し、ここで予め設定されたウエハWの温度との差か
ら、予め実験や計算によて決定されたガス冷媒流量とな
るように制御装置29で前記電子制御バルブ27、27
の開閉度を制御する。なお、図2においては、エッチン
グガス導入孔、ゲートバルブ等の装置細部についてはそ
の図示を省略している。
【0029】次に、このようなエッチング装置1を用い
たドライエッチング処理方法の一例を、図3(a)〜
(c)を参照して説明する。この処理方法は、Wポリサ
イドを2ステップのエッチング処理によって加工する方
法である。すなわち、この例は、図3(a)に示すよう
にシリコン基板30上のSiO2 膜31の上にポリシリ
コン層32とWSix 層33とからなるWポリサイドを
形成し、さらにこの上にフォトレジストパターン34を
形成したウエハWの、Wポリサイドをエッチング処理し
てこれをフォトレジストパターン34に対応したパター
ン形状に加工するもので、第1ステップとして常温より
やや高温によるメインエッチングを、続く第2ステップ
として低温によるオーバーエッチングを行うものであ
る。
【0030】まず、以下の条件で常温よりやや高温(5
0℃)による第1ステップのメインエッチングを行い、
図3(b)に示すようにWSix 層33とポリシリコン
層32とを、ポリシリコン層32の一部を残した状態に
までエッチング除去する。 ・第1ステップ(メインエッチング) エッチングガス ;Cl2 /O2 450/50sccm 圧 ;10mTorr ソースパワー ;1500W RFバイアス ;100W ウエハステージ温度;50℃ なお、ここでのウエハ温度調整については、ウエハステ
ージ1に備えられた静電チャック3のヒータ6によって
加熱するとともに、チラー25による冷却をも行い、特
に前述した制御装置29による冷却制御によってウエハ
温度を微調整している。
【0031】次に、この第1ステップに続く第2ステッ
プのオーバーエッチング処理を行うため、一旦エッチン
グ装置10における放電を切り、拡散チャンバー11内
に残存するガスを排気口21から排気する。そして、後
述する第2ステップに用いるエッチングガス(本実施形
態例では第1ステップと同一のガスを用いている)を拡
散チャンバー11内に導入し、このガスを安定させて拡
散チャンバー11内を一定の圧力に調整する。また、こ
のような一連の操作の間に、すなわち第1ステップのエ
ッチング処理が終了したら直ちに、前記ヒータ6への通
電を停止するとともに、前記チラー25による冷却シス
テムにおける、バイパス配管28の電子制御バルブ27
を全閉し、さらに冷媒配管23の電子制御バルブ27を
全開して、チラー25から−100℃以下のガス冷媒を
金属製ジャケット2に供給し、ウエハWを急速冷却す
る。
【0032】すると、このような急速冷却によってウエ
ハステージ1は、約30秒という短時間で後述するエッ
チング温度である−50℃に到達した。これは、前述し
たように本発明のウエハステージ1では、熱伝導率の高
いモリブデン製の金属板9bが金属製ジャケット2にろ
う付けによって接合されており、また薄膜のヒータ6を
介して金属板9b上に設けられたモリブデン製の金属板
9aが絶縁体7にろう付けによって接合されているの
で、金属製ジャケット2からの冷熱が金属板9b、ヒー
タ6、金属板9aを介して速やかに絶縁体7に伝わるか
らであり、さらに、この絶縁体7が熱伝導率の高い窒化
アルミニウムから形成され、電極5がろう付け層によっ
て形成されていることから、絶縁体7に伝わった冷熱が
絶縁体7、電極5を介して速やかに誘電体4に伝わるか
らである。
【0033】なお、前述した一連の操作、すなわち放電
を切ってから拡散チャンバー2内の残存ガスを排気し、
さらに新たなエッチングガス導入してこれを安定させる
といった一連の操作は、急速冷却に要する時間以上ある
いはほぼ同じ時間かかることから、この急速冷却に要す
る時間が、ウエハWのエッチング処理に要する時間を遅
らせる要因となることがない。
【0034】続いて、放電を再度行って以下の条件で低
温(−50℃)による第2ステップのオーバーエッチン
グを行い、図3(c)に示すようにSiO2 膜32上に
露出した状態で残ったポリシリコン層32の一部をエッ
チング除去する。 ・第2ステップ(オーバーエッチング) エッチングガス ;Cl2 /O2 450/50sccm 圧 ;10mTorr ソースパワー ;1500W RFバイアス ;10W ウエハステージ温度;−50℃
【0035】このようにしてオーバーエッチング処理を
行うと、このエッチング処理が低温冷却下における処理
であることから、形成される側壁保護膜が薄くても低温
化によりラジカル反応を抑制することができ、したがっ
て過剰なラジカルアタックに耐え得るようになり、第1
ステップに比べて100Wから10WとウエハWへの印
加バイアスを低くしても、アンダーカットやノッチング
の発生を抑えることができる。よって、100%のオー
バーエッチ下でも形状に影響を与えることなく、下地と
なるSiO2 に対して選択比100以上を確保しつつ、
図3(c)に示したように十分な異方性形状を確保する
ことができる。
【0036】このように、本発明のウエハステージ1を
用いたドライエッチング処理方法にあっては、高選択比
と、異方性形状の確保、すなわち高精度微細加工とを両
立させることができ、しかも、各ステップを同一のエッ
チング装置10で行うことによってウエハ温度をステッ
プ間で容易にしかも短時間で変化させることができるの
で、ステップ間における放電の停止やエッチングガスの
変更などといった一連の操作に要する時間内、あるいは
これに近い時間で温度変更を行うことができ、したがっ
てスループットを低下させることなく複数のステップか
らなるドライエッチング処理を迅速に行うことができ
る。
【0037】また、このような2ステップのエッチング
処理が終了した後、新たなウエハに対して同じ処理装置
で同じ処理を連続して繰り返し行う場合には、第2ステ
ップが終了して処理後の試料を取り出した後、新たな試
料を拡散チャンバ11内に入れるに先立って最初のステ
ップ、この例では第1ステップにおける試料設定温度
(ウエハステージ設定温度)にウエハステージ1を調整
しておく。すなわち、前記例では、第2ステップで試料
設定温度を−50℃にしていたのを、静電チャック3の
ヒータ6に通電してウエハステージ1全体(特に誘電体
4側)を加熱し、かつ、チラー25による冷却システム
における、バイパス配管28の電子制御バルブ27を全
開するとともに、冷媒配管23の電子制御バルブ27を
全閉して、チラー25から金属製ジャケット2へのガス
冷媒の供給を止めるといった方法でウエハステージ1を
急速加熱する。
【0038】すると、一つのウエハのエッチング処理が
終了した後、新たな試料のエッチング処理にとりかかる
までの時間を短縮化することができ、特に、新たなウエ
ハを拡散チャンバ11内に搬送するまでの時間内、ある
いはこれに近い時間でウエハステージ1をその設定温度
にまで温度変更できれば、スループットを低下させるこ
となく、すなわち十分な生産性の効率を確保した状態で
複数のステップからなるドライエッチング処理を行うこ
とができる。ちなみに、本実施形態例のウエハステージ
1によれば、前述したように良好な熱伝導性を有するよ
うな構造としたことにより、−50℃から50℃への加
熱を、約40秒間という短時間で行うことができた。
【0039】したがって、本発明のウエハステージ1に
あっては、静電チャック3に一体化したヒータ6と、金
属製ジャケット2の冷却手段とによって急速加熱および
急速冷却が可能となっているので、長時間を要すること
なく30〜40秒程度といった短時間でウエハWの温度
切り換えを行うことができ、これにより異なる温度のエ
ッチングをほとんど連続的に行えることから、低温エッ
チングの利点を十分に活かすことができる。
【0040】また、金属板9a、9bとして、線膨張係
数が5.7×10-6/℃と、絶縁体7を形成する窒化ア
ルミニウムの線膨張係数(5.1×10-6/℃)に近い
値を有するモリブデンを用いていることから、ウエハス
テージ1が冷却、加熱の繰り返しなどによる熱ストレス
を受けても、この熱ストレスに起因して、絶縁体7やこ
れの上に配設される誘電体4に割れや剥離が生じるとい
ったことを抑えることができる。さらに、金属製ジャケ
ット2と金属板9bとの間、金属板9aと絶縁体7との
間、さらに絶縁体7と誘電体4との間を全てろう付けで
接合していることから、これらろう材の線膨張係数を窒
化アルミニウムの線膨張係数とモリブデンの線膨張係数
との間の値となるように、あるいはこれらに近い値とな
るように調整することにより、ウエハステージ1の加熱
・冷却に伴う熱ストレスの影響をより確実に緩和するこ
とができる。
【0041】なお、前記実施形態例では、誘電体4を円
板状に形成したが、本発明はこれに限定されることな
く、例えば、図1中二点鎖線で示すように円板状の部分
の側周縁より下方に向かって延出した筒状部4aを有し
た形状とし、前記電極5の側周縁を該筒状部4aで覆う
ようにしてもよい。そして、その場合にも、前記実施形
態例における絶縁物に代わって筒状部4aで電極5の側
周縁を覆うことができることから、例えばこの静電チャ
ックをプラズマ処理装置によるプラズマ処理に用いたと
き、プラズマによって電極5の側周縁にリーク電流が発
生するのを防止することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の静電チャッ
クは、静電チャックにヒータを一体化したことにより、
ヒータによる加熱によって熱が速やかに電極を介して誘
電体に伝わり、これにより誘電体上に載置・保持された
ウエハを速やかに加熱するようにしたので、例えばこれ
をエッチング装置に用いた場合、低温から高温への温度
切り換えを短時間にて行うことができる。
【0043】本発明のウエハステージは、冷却手段を備
えた金属製ジャケット上に前記静電チャックを設けたも
のであるから、加熱だけでなく冷却をも速やかに行うこ
とができ、したがって短時間でウエハの温度切り換えを
行うことができることから、例えば異なる温度のエッチ
ングを連続して行うようにすることにより、スループッ
トに悪影響を受けることなく低温エッチングの利点を十
分に活かしたエッチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハステージの概略構成を示す図で
あり、静電チャックのみを断面視した側断面図である。
【図2】図1に示したウエハステージを用いたエッチン
グ装置の概略構成図である。
【図3】(a)〜(c)は図2に示したエッチング装置
によるドライエッチング処理方法の一例を処理順に説明
するための要部側断面図である。
【符号の説明】
1 ウエハステージ 2 金属製ジャケット 3
静電チャック 4 誘電体 5 電極 6 ヒータ 7 絶縁体 10 プラズマエッチング装置 23、24 冷媒配
管 25 チラー W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 信介 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 宮下 欣也 神奈川県川崎市高津区下作延802 株式会 社創造科学内 (72)発明者 宮田 征一郎 神奈川県川崎市高津区下作延802 株式会 社創造科学内 (72)発明者 辰巳 良昭 神奈川県川崎市高津区下作延802 株式会 社創造科学内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料からなる誘電体と、 これの下側に配設された導体からなる電極と、 該電極の下側に配設されて前記誘電体を加熱するヒータ
    と、 を備えたことを特徴とする静電チャック。
  2. 【請求項2】 前記電極が、前記誘電体を固定するため
    のろう付け層によって形成されてなることを特徴とする
    請求項1記載の静電チャック。
  3. 【請求項3】 前記誘電体が、溶射法によって形成され
    てなることを特徴とする請求項1記載の静電チャック。
  4. 【請求項4】 前記ヒータが、前記電極との間に高熱伝
    導率の絶縁体を介して設けられてなることを特徴とする
    請求項1記載の静電チャック。
  5. 【請求項5】 前記ヒータが薄膜状のものであり、該ヒ
    ータと前記絶縁体との間に金属板が設けられてなること
    を特徴とする請求項4記載の静電チャック。
  6. 【請求項6】 前記ヒータが薄膜状のものであり、該ヒ
    ータの下側に金属板が設けられてなることを特徴とする
    請求項4記載の静電チャック。
  7. 【請求項7】 前記絶縁体がその側周縁より下方に向か
    って延出した筒状部を有してなり、前記ヒータが該筒状
    部の内部に配置されてなることを特徴とする請求項4記
    載の静電チャック。
  8. 【請求項8】 前記絶縁体がその側周縁より下方に向か
    って延出した筒状部を有し、かつ該筒状部の下端縁より
    外方に向かって延出した鍔部を有して形成されてなり、
    前記ヒータが前記筒状部の内部に配置されてなることを
    特徴とする請求項4記載の静電チャック。
  9. 【請求項9】 前記絶縁体が窒化アルミニウムからなる
    ことを特徴とする請求項4記載の静電チャック。
  10. 【請求項10】 前記絶縁体が窒化アルミニウムからな
    り、 前記金属板がモリブデンからなることを特徴とする請求
    項5記載の静電チャック。
  11. 【請求項11】 前記絶縁体が窒化アルミニウムからな
    り、 前記金属板がモリブデンからなることを特徴とする請求
    項6記載の静電チャック。
  12. 【請求項12】 前記誘電体がその側周縁より下方に向
    かって延出した筒状部を有してなり、前記電極はその側
    周部が該筒状部に覆われてなることを特徴とする請求項
    1記載の静電チャック。
  13. 【請求項13】 冷却手段を備えた金属製ジャケット上
    に、絶縁材料からなる誘電体と、これの下側に配設され
    た導体からなる電極と、該電極の下側に配設されて前記
    誘電体を加熱するヒータとを備えてなる静電チャックを
    設けたことを特徴とするウエハステージ。
JP6562596A 1996-03-22 1996-03-22 静電チャックおよびウエハステージ Pending JPH09260474A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6562596A JPH09260474A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 静電チャックおよびウエハステージ
US08/821,334 US5981913A (en) 1996-03-22 1997-03-20 Static electricity chuck and wafer stage

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6562596A JPH09260474A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 静電チャックおよびウエハステージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09260474A true JPH09260474A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13292399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6562596A Pending JPH09260474A (ja) 1996-03-22 1996-03-22 静電チャックおよびウエハステージ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5981913A (ja)
JP (1) JPH09260474A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060658A1 (fr) * 1999-04-06 2000-10-12 Tokyo Electron Limited Electrode, etage de tranche, dispositif a plasma, et procede de fabrication d'une electrode et d'un etage de tranche
KR20110131376A (ko) * 2010-05-31 2011-12-07 주식회사 코미코 정전척 및 이를 포함하는 기판 처리 장치
WO2013069510A1 (ja) * 2011-11-08 2013-05-16 東京エレクトロン株式会社 温度制御方法、制御装置及びプラズマ処理装置
KR20170012106A (ko) 2015-07-23 2017-02-02 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 플라즈마 처리 장치
US9824904B2 (en) 2001-04-30 2017-11-21 Lam Research Corporation Method and apparatus for controlling spatial temperature distribution
CN112372557A (zh) * 2020-10-27 2021-02-19 福建信息职业技术学院 一种异形零件机械加工装夹定位设备

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6063710A (en) * 1996-02-26 2000-05-16 Sony Corporation Method and apparatus for dry etching with temperature control
US6415858B1 (en) * 1997-12-31 2002-07-09 Temptronic Corporation Temperature control system for a workpiece chuck
JP3507331B2 (ja) * 1998-05-20 2004-03-15 松下電器産業株式会社 基板温度制御方法及び装置
JP3530021B2 (ja) * 1998-05-25 2004-05-24 株式会社日立製作所 真空処理装置及びその処理台
JPH11354504A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Sony Corp ガラス基板処理装置
US6319757B1 (en) * 1998-07-08 2001-11-20 Caldus Semiconductor, Inc. Adhesion and/or encapsulation of silicon carbide-based semiconductor devices on ceramic substrates
JP3352418B2 (ja) * 1999-01-28 2002-12-03 キヤノン株式会社 減圧処理方法及び減圧処理装置
KR100319891B1 (ko) * 1999-06-29 2002-01-10 윤종용 웨이퍼용 열처리 방법
US6376807B1 (en) * 1999-07-09 2002-04-23 Applied Materials, Inc. Enhanced cooling IMP coil support
US6414276B1 (en) 2000-03-07 2002-07-02 Silicon Valley Group, Inc. Method for substrate thermal management
US6472643B1 (en) * 2000-03-07 2002-10-29 Silicon Valley Group, Inc. Substrate thermal management system
JP2002025758A (ja) * 2000-05-02 2002-01-25 Ibiden Co Ltd ホットプレートユニット
KR100378187B1 (ko) * 2000-11-09 2003-03-29 삼성전자주식회사 정전척을 구비한 웨이퍼 지지대 및 이를 이용한 웨이퍼 디척킹 방법
JP2002353195A (ja) * 2001-05-23 2002-12-06 Sony Corp 半導体装置の製造方法
US6924468B2 (en) * 2002-12-14 2005-08-02 Thermoceramix, Inc. System and method for heating materials
US7749400B2 (en) * 2005-12-16 2010-07-06 Jason Plumhoff Method for etching photolithographic substrates
US20070181420A1 (en) * 2006-02-07 2007-08-09 Ming-Tung Wang Wafer stage having an encapsulated central pedestal plate
US7763831B2 (en) * 2006-12-15 2010-07-27 Ngk Insulators, Ltd. Heating device
DE102008013978B4 (de) * 2007-03-16 2021-08-12 Cascade Microtech, Inc. Chuck mit triaxialem Aufbau
US20080236614A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Hitachi High-Technologies Corporation Plasma processing apparatus and plasma processing method
US9064911B2 (en) * 2008-10-24 2015-06-23 Applied Materials, Inc. Heated cooling plate for E-chucks and pedestals
CN102308380B (zh) * 2009-02-04 2014-06-04 马特森技术有限公司 用于径向调整衬底的表面上的温度轮廓的静电夹具系统及方法
TW201135845A (en) * 2009-10-09 2011-10-16 Canon Anelva Corp Acuum heating and cooling apparatus
EP2577334B1 (en) 2010-06-07 2015-03-04 Cascade Microtech, Inc. High voltage chuck for a probe station
US20140116622A1 (en) * 2012-10-31 2014-05-01 Semes Co. Ltd. Electrostatic chuck and substrate processing apparatus
JP6026306B2 (ja) * 2013-02-05 2016-11-16 株式会社東栄科学産業 磁気メモリ用プローバチャック及びそれを備えた磁気メモリ用プローバ
KR102485541B1 (ko) 2015-06-26 2023-01-05 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 다른 필름 또는 마스크에 대한 실리콘-함유 반사 방지 코팅 또는 실리콘 산질화물의 제어 가능한 식각 선택비에 따른 기상 식각
TWI608532B (zh) 2015-06-26 2017-12-11 東京威力科創股份有限公司 氣相蝕刻系統及方法
CN110911332B (zh) * 2018-09-14 2022-11-25 北京北方华创微电子装备有限公司 静电卡盘

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63160355A (ja) * 1986-12-24 1988-07-04 Seiko Instr & Electronics Ltd 静電チヤツク
JPH0567673A (ja) * 1991-07-09 1993-03-19 Fuji Electric Co Ltd 静電チヤツク
JPH06283594A (ja) * 1993-03-24 1994-10-07 Tokyo Electron Ltd 静電チャック
JPH07176603A (ja) * 1993-12-16 1995-07-14 Nissin Electric Co Ltd 基板保持装置
JPH07297265A (ja) * 1994-04-26 1995-11-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 静電チャック
JPH07326655A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Kyocera Corp 静電チャック
JPH07335570A (ja) * 1994-06-06 1995-12-22 Anelva Corp プラズマ処理における基板温度制御方法
JPH0870036A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Souzou Kagaku:Kk 静電チャック

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2665242B2 (ja) * 1988-09-19 1997-10-22 東陶機器株式会社 静電チャック
US5221829A (en) * 1990-10-15 1993-06-22 Shimon Yahav Domestic cooking apparatus
EP0493089B1 (en) * 1990-12-25 1998-09-16 Ngk Insulators, Ltd. Wafer heating apparatus and method for producing the same
US5166856A (en) * 1991-01-31 1992-11-24 International Business Machines Corporation Electrostatic chuck with diamond coating
US5191506A (en) * 1991-05-02 1993-03-02 International Business Machines Corporation Ceramic electrostatic chuck
JPH08227933A (ja) * 1995-02-20 1996-09-03 Shin Etsu Chem Co Ltd 静電吸着機能を有するウエハ加熱装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63160355A (ja) * 1986-12-24 1988-07-04 Seiko Instr & Electronics Ltd 静電チヤツク
JPH0567673A (ja) * 1991-07-09 1993-03-19 Fuji Electric Co Ltd 静電チヤツク
JPH06283594A (ja) * 1993-03-24 1994-10-07 Tokyo Electron Ltd 静電チャック
JPH07176603A (ja) * 1993-12-16 1995-07-14 Nissin Electric Co Ltd 基板保持装置
JPH07297265A (ja) * 1994-04-26 1995-11-10 Shin Etsu Chem Co Ltd 静電チャック
JPH07326655A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Kyocera Corp 静電チャック
JPH07335570A (ja) * 1994-06-06 1995-12-22 Anelva Corp プラズマ処理における基板温度制御方法
JPH0870036A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Souzou Kagaku:Kk 静電チャック

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060658A1 (fr) * 1999-04-06 2000-10-12 Tokyo Electron Limited Electrode, etage de tranche, dispositif a plasma, et procede de fabrication d'une electrode et d'un etage de tranche
US7337745B1 (en) 1999-04-06 2008-03-04 Tokyo Electron Limited Electrode, susceptor, plasma processing apparatus and method of making the electrode and the susceptor
US9824904B2 (en) 2001-04-30 2017-11-21 Lam Research Corporation Method and apparatus for controlling spatial temperature distribution
KR20110131376A (ko) * 2010-05-31 2011-12-07 주식회사 코미코 정전척 및 이를 포함하는 기판 처리 장치
WO2013069510A1 (ja) * 2011-11-08 2013-05-16 東京エレクトロン株式会社 温度制御方法、制御装置及びプラズマ処理装置
JP2013102041A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Tokyo Electron Ltd 温度制御方法、制御装置及びプラズマ処理装置
KR20140090180A (ko) * 2011-11-08 2014-07-16 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 온도 제어 방법, 제어 장치 및 플라즈마 처리 장치
TWI557797B (zh) * 2011-11-08 2016-11-11 東京威力科創股份有限公司 溫度控制方法、控制裝置及電漿處理裝置
US10254774B2 (en) 2011-11-08 2019-04-09 Tokyo Electron Limited Temperature control method, control apparatus, and plasma processing apparatus
KR20170012106A (ko) 2015-07-23 2017-02-02 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 플라즈마 처리 장치
CN112372557A (zh) * 2020-10-27 2021-02-19 福建信息职业技术学院 一种异形零件机械加工装夹定位设备

Also Published As

Publication number Publication date
US5981913A (en) 1999-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09260474A (ja) 静電チャックおよびウエハステージ
JP6170540B2 (ja) 調整可能な静電チャックのための可変温度方法
US6063710A (en) Method and apparatus for dry etching with temperature control
US6946403B2 (en) Method of making a MEMS electrostatic chuck
US5968273A (en) Wafer stage for manufacturing a semiconductor device
KR102185347B1 (ko) 보이드-프리 금속화를 가능하게 하도록 인-시츄 금속 하드 마스크 형상 제어를 위한 펄싱 유전체 에칭 프로세스
US8668835B1 (en) Method of etching self-aligned vias and trenches in a multi-layer film stack
JP2001501379A (ja) パーティクル制御方法及びプラズマ処理チャンバー
JP2006303144A (ja) 真空処理装置及び試料の真空処理方法
JPH09298192A (ja) 半導体装置の製造装置および静電チャックからのウエハ脱着方法
KR20080054430A (ko) 에칭 방법 및 에칭 장치
JPH1064984A (ja) ウエハステージ
JPH10144655A (ja) ドライエッチング処理方法及びドライエッチング装置
US7517468B2 (en) Etching method
JPH07335570A (ja) プラズマ処理における基板温度制御方法
JP3675065B2 (ja) ドライエッチング方法
JP3793273B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH09232281A (ja) ドライエッチング処理方法
JPH1064985A (ja) ウエハステージ、ウエハの温度調整方法及びドライエッチング装置
JP3438496B2 (ja) ウエハステージとその製造方法およびドライエッチング装置
JPH10303185A (ja) エッチング装置及びエッチング方法
JP2580791B2 (ja) 真空処理装置
JP3477573B2 (ja) プラズマ処理装置、プラズマ生成導入部材及びスロット電極
JP2006054282A (ja) 真空処理装置およびウェハ温度復帰方法
US6153849A (en) Method and apparatus for preventing etch rate drop after machine idle in plasma etch chamber

Legal Events

Date Code Title Description
A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040130

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040423