JPH07335570A - プラズマ処理における基板温度制御方法 - Google Patents

プラズマ処理における基板温度制御方法

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JPH07335570A
JPH07335570A JP14573694A JP14573694A JPH07335570A JP H07335570 A JPH07335570 A JP H07335570A JP 14573694 A JP14573694 A JP 14573694A JP 14573694 A JP14573694 A JP 14573694A JP H07335570 A JPH07335570 A JP H07335570A
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JP
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substrate
etching
voltage
substrate temperature
temperature
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Hiroshi Doi
浩志 土井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電チャックの動作電圧を変更して基板温度
を変化させるようにして、プラズマ処理中の基板温度を
短時間に変更する。 【構成】 対向電極26からCHF3とCF4の混合ガス
を50SCCMの流量でエッチング室20に導入し、7
0Paの圧力とした。冷却板40は冷却水44によって
一定温度に保つ。基板支持電極24に700Wの高周波
電力を印加すると、プラズマ46が発生し、基板22に
はセルフバイアス電圧が誘起される。−500Vの直流
電圧を基板支持電極24に印加し、静電チャックを機能
させると、基板温度は120℃になる。この状態でSi
酸化膜を95%の厚さだけエッチングしてから直流電圧
を−800Vに変更する。すると、基板22の静電吸着
力が増加し、2〜3秒後には、基板温度は70℃に低下
する。この状態で、残りのエッチングを実施し、下地の
Siが現れたらエッチングを終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプラズマ処理における
基板温度制御方法に関し、特に、静電チャック機構を用
いた基板温度制御方法に関する。この発明は、ドライエ
ッチング法によるエッチング処理や、スパッタリング法
やプラズマCVD法による成膜処理に適用できる。
【0002】
【従来の技術】プラズマを利用して半導体ウェーハ等の
基板を処理する技術として、反応性イオンエッチング法
が知られている。この反応性イオンエッチング法におい
ては、高異方性と高選択性が共に要求される場合がある
が、両者を同時に満足するようなエッチング条件を見つ
けることは難しい場合が多い。したがって、条件の異な
るエッチング処理を順次行う、いわゆるステップエッチ
ング処理を実施する場合がある。例えば、第1ステップ
では高異方性が得られるようなエッチング条件を用い
て、被エッチング膜を下地が現れる寸前までエッチング
し、その後、第2ステップにおいて高選択性が得られる
ようなエッチング条件で残りの厚さ部分をエッチングす
る。これにより、高異方性と高選択性を同時に実現でき
る。
【0003】通常、高異方性エッチングを達成するに
は、エッチング形状を左右するパターン側壁保護膜の形
成過程を制御する必要がある。この側壁保護膜の形成度
合いは、エッチングと、反応生成物のデポジションとの
競合反応のバランスに強く影響されることが知られてい
る。すなわち、エッチング処理中に何らかの要因でデポ
ジションが減少して、競合反応においてエッチングが支
配的になると、側壁保護膜が十分に形成されなくなる。
すると、パターン側壁はエッチャントのアタックを受け
ることになり、いわゆるサイドエッチングが進行して、
等方性エッチングとなる。逆に、デポジションが増加す
ると、パターン側壁には保護膜が形成されるので、パタ
ーン側壁のエッチングが抑制され、異方性形状が得られ
るようになる。デポジションがもっと支配的になると、
パターン側壁に分厚い保護膜が形成され、エッチング形
状は、垂直形状から、開口部に向かって広がるテーパー
形状へと移行し、最終的にはエッチングの進行が完全に
停止する。
【0004】前記したエッチングとデポジションの競合
反応において、そのバランスには処理中の基板温度が大
きく関与していることが近年、明らかになっており、基
板温度を変更することによってエッチング形状を変えら
れることが分かってきた。例えば、T. Ohiwa, et al.,
Proc. of 12th Symp. on Dry Process, p.105, Tokyo,
(1990)に示されるように、処理中の基板温度を制御する
ことによって基板表面に対するデポジション量を変更で
きるようにし、これによって、パターン側壁に適当な厚
みの保護膜を形成し、もって、サイドエッチングの抑制
を図って、垂直からテーパーに至る任意の異方性形状を
得ることが可能になる。この場合、基板温度を下げると
下地基板へのデポジション量も増加するので、異方性の
みならず高選択性も同時に得られている。ただし、必要
以上に基板温度を下げるとデポジションが支配的にな
り、ほとんどエッチングされない状況になる。したがっ
て、基板温度とエッチング形状との密接な関係を把握し
ておくことが肝要である。
【0005】図4は、従来の反応性イオンエッチング装
置の正面断面図であり、この装置を用いてステップエッ
チングを実施する場合の従来の基板温度変更方法を説明
する。
【0006】基板支持電極14は誘電体15で覆われて
いて、その上に基板10が置かれている。基板支持電極
14の下側には、冷却水19によって一定温度に保たれ
た冷却板18があり、基板支持電極14は間接的に冷却
装置12によって冷却される。そして、基板10と基板
支持電極14の間に直流電圧を印加することにより、基
板10は基板支持電極14に静電吸着され、基板10は
所定温度に冷却される。ステップエッチング処理のため
に基板温度を変更するには、いったんエッチング処理を
中止して、冷却装置12の設定温度を変更する必要があ
る。この場合、冷却水19の温度が新しい設定温度に達
するまでに長い待ち時間を要する。この待ち時間を短縮
するには、実開昭64−47033号公報に示されてい
るように、複数台の冷却装置を準備する方法が考えられ
る。すなわち、冷却装置12のほかに、冷却装置13を
準備して、冷却装置13の温度を冷却装置12の温度と
は異ならせておき、基板温度を変更したいときに、バル
ブ16を閉じてバルブ17を開くことにより、冷却水1
9の温度を短時間に切り替えることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】プラズマ処理における
上述した従来の基板温度制御方法は、エッチング特性自
体は良好であるが、基板温度変更に伴う時間が増大する
ので、量産性の観点からは好ましくない。また、冷却装
置を複数台使用すれば、基板温度変更に伴う待ち時間は
短くできるが、装置の設置面積や設備費用が、基板温度
を変更する回数分だけ増加し、実用性に欠ける。
【0008】この発明の目的は、プラズマ処理中の基板
温度をきわめて短時間に変更できるような基板温度制御
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、静電チャッ
クを動作させるための直流電圧を変更することによっ
て、基板と基板支持電極との間に働く静電吸着力を変化
させ、もって基板温度を変化させるようにしたものであ
る。すなわち、この発明は、基板支持電極と基板の間に
誘電体層を配置して基板と基板支持電極の間に直流電圧
を印加することによって基板を基板支持電極に静電吸着
させるようにした静電チャック機構を用いて、基板のプ
ラズマ処理を行うプラズマ処理方法において、前記直流
電圧を変更することによって基板と基板支持面との間に
働く静電吸着力を変化させ、これにより基板温度を変化
させることを特徴としている。
【0010】静電チャック機構は、誘電体層を介在させ
た状態で基板と基板支持電極との間に直流電圧を印加し
たときに機能するものである。この場合、基板と基板支
持電極の両方を電気回路につないで両者の間に直流電圧
を印加してもよいのはもちろんであるが、基板を浮遊電
位状態にして、この基板に発生するセルフバイアス電圧
を利用してもよい。例えば、反応性イオンエッチング装
置においては、基板支持電極に高周波電力を印加してプ
ラズマを発生させているが、このプラズマを発生させる
と、誘電体層の上の基板にはセルフバイアス電圧(接地
電位のエッチング室に対してマイナス100V程度の電
位)が発生する。したがって、基板支持電極と接地電位
の間に直流電源を接続すれば、基板と基板支持電極との
間には、直流電源による基板支持電極の電位と、セルフ
バイアス電圧による基板の電位との差分の直流電圧が印
加されることになる。
【0011】この発明は特に反応性イオンエッチング法
においてステップエッチングを実施する場合に効果的で
ある。すなわち、基板上の被エッチング膜を反応性イオ
ンエッチング法によってエッチングする場合に、被エッ
チング膜の厚さの途中までをエッチングする第1段階に
おいては基板と基板支持電極の間に第1の直流電圧を印
加し、残りの厚さをエッチングする第2段階においては
前記第1の直流電圧とは異なる第2の直流電圧を基板と
基板支持電極の間に印加する。これにより、第1段階で
の基板温度と第2段階での基板温度を異ならせてエッチ
ングすることができる。この場合、基板温度の変更時間
は非常に短くて済むので、プラズマ処理を中断すること
なく第1段階と第2段階を連続して実施することが可能
である。
【0012】この発明を、Si基板上のSi酸化膜を反
応性イオンエッチング法でエッチングする場合に適用す
るには、前記第2の直流電圧の絶対値を前記第1の直流
電圧の絶対値よりも大きくして、第2段階での基板温度
を第1段階よりも低くするのが効果的である。これによ
り、第1段階では高異方性エッチングとなり、第2段階
では高選択性エッチングとなる。
【0013】
【作用】基板と基板支持電極との間に印加する直流電圧
を変更すると、基板と基板支持電極との間に働く静電吸
着力が変化する。これによって、基板裏面と誘電体層表
面との密着性が変化し、両者の間の熱伝達特性が変化す
る。プラズマ処理においては、プラズマからの熱放射に
よる基板の温度上昇を抑えるために、基板支持電極を冷
却装置で冷却して基板支持電極と基板との間の熱伝達に
よって基板を冷却するのが一般的である。この場合、基
板支持電極の冷却装置の動作条件を同じにしておいて
も、静電チャックの直流電圧を変更させるだけで、上述
の熱伝達特性が変化して基板温度が変化する。印加直流
電圧を大きくして静電吸着力を増加させれば、基板と基
板支持電極との間の熱伝達特性が良好になり、基板温度
は低くなる。逆に、印加直流電圧を小さくして静電吸着
力を減少させれば、基板と基板支持電極との間の熱伝達
特性が悪くなって、基板温度は高くなる。
【0014】Siウェーハのように、薄くて熱容量の小
さい基板では、印加する直流電圧を変更してから基板の
温度が別の温度に変化するまでの時間は非常に短い。変
更温度差や静電チャック機構の仕様にもよるが、温度変
更に要する時間は典型的には2〜3秒程度である。した
がって、反応性イオンエッチング法においてステップエ
ッチングを行う場合に、エッチング処理を継続したまま
で、基板温度を変更して第1段階から第2段階に移行す
ることが可能である。
【0015】
【実施例】図1は、この発明の基板温度制御方法を実施
する装置の一例の正面断面図であり、この装置は反応性
イオンエッチング装置である。エッチング室20内に
は、基板22を支持する平板状の基板支持電極24と、
その上方に対向電極26とが設置されている。基板支持
電極24の周囲は誘電体28で覆われており、基板支持
電極24の上面は薄い誘電体層で覆われている。この誘
電体層の上に基板22が置かれる。誘電体28の材質と
しては、酸化チタンを含有したアルミナや、ポリイミド
を使用できる。基板支持電極24と基板22との間の誘
電体層の厚さは、アルミナ膜の場合で約300μm、ポ
リイミド膜の場合は50〜70μmが適当である。基板
支持電極24の下側には誘電体28を介して冷却板40
があり、この冷却板40は冷却装置42からの冷却水4
4によって冷却されて、一定温度に保たれる。対向電極
26の内部はガス導入通路となっていて、エッチングガ
ス32は、対向電極26の下面に形成された多数の孔か
ら吹き出すようになっており、このガスは最終的に矢印
33の方向に排気される。
【0016】基板支持電極24には、高周波電源34
と、高周波フィルター36を介して可変直流電源38と
が接続されている。エッチング室20と対向電極26は
接地されている。
【0017】次に、この反応性イオンエッチング装置を
用いて、基板(Siウェーハ)上のSi酸化膜をエッチ
ングする手順を説明する。
【0018】対向電極26から、CHF3とCF4の混合
ガスを合計で50SCCMの流量でエッチング室20に
導入し、排気装置を調整して、エッチング室20内の圧
力を70Paとした。冷却板40は冷却水44によって
10℃に保たれている。基板支持電極24に高周波電源
34から700Wの高周波電力を印加すると、プラズマ
46が発生する。プラズマ46が発生すると、基板22
にはセルフバイアス電圧が誘起され、基板22の電位は
マイナス約100Vになる。一方、可変直流電源38に
より−500Vの直流電圧を基板支持電極24に印加す
る。したがって、基板22と基板支持電極24との間に
は約400Vの電位差が発生し、静電チャックが機能し
て、基板22は基板支持電極24に静電吸着される。直
流電圧をこのように−500Vにした場合、プラズマ発
生中の基板22の温度は120℃となった。この状態で
基板上のSi酸化膜をエッチングし、エッチングが下地
に到達する寸前のところで、直流電圧を−800Vに変
更する。この直流電圧の変更の手前までが第1段階のエ
ッチングであり、引き続いて第2段階のエッチングが始
まる。第1段階から第2段階に移行するときも高周波電
力は印加したままであり、プラズマも維持されたままで
ある。直流電圧を−800Vに変更すると、基板22と
基板支持電極24の電位差は約700Vに増加し、基板
22の吸着力が増加する。その結果、基板22と基板支
持電極24との間の熱伝達特性が良好になり、2〜3秒
後には、基板22の温度は70℃に低下する。この状態
で、第2段階のエッチングを実施し、下地のSiが現れ
たらエッチングを終了する。
【0019】ところで、基板と基板支持電極との間に電
位差を与えるには、基板に対して基板支持電極をマイナ
ス側にする場合と、プラス側にする場合とが考えられる
が、この実施例では、基板支持電極をマイナス側にして
いる。このようにすると、特開平1−312087号公
報に記載されているように、高周波印加電極(基板支持
電極)に大きな電子電流が流れることがなく、誘電体層
の絶縁破壊の心配がないからである。
【0020】図2は、エッチング処理中の基板温度と、
基板支持電極の電位との関係を示すグラフである。基板
支持電極の電位の絶対値が増加するにつれて、基板温度
が減少するのが分かる。基板支持電極の電位が−500
Vから−800Vまで変化すると、基板温度は120℃
から70℃まで、ほぼ直線的に低下する。これを数値例
で示すと次の表1のようになる。
【0021】
【表1】 基板支持電極の電位(V) 基板温度(℃) −500 120 −600 100 −700 80 −800 70
【0022】次に、上述のようなステップエッチング手
順を用いてSi基板上のSi酸化膜にコンタクトホール
をあける場合のエッチング断面形状を説明する。
【0023】図3の(A)はエッチング処理前の基板の
切断端面図である。Si基板50上には厚さ1.5μm
のSi酸化膜52が成膜されている。さらに、このSi
酸化膜52上には、厚さ1μmのフォトレジスト54が
形成されている。このフォトレジスト54には、16M
DRAM等の半導体デバイス設計ルールに準じて、直径
0.5μmのコンタクトホールパターン56が形成され
ている。16MDRAMの半導体デバイス設計ルールに
よると、エッチング工程では、垂直な加工形状が得られ
ていることと、Si酸化膜の下地Si基板に対する選択
比が30以上であることが要望されている。
【0024】図3の(B)は、第1段階のエッチング条
件で、Si酸化膜52を、下地のSi基板50に達する
直前(Si酸化膜52の厚さの95%)までエッチング
した状態を示す切断端面図である。この第1段階では、
基板支持電極の電位は−500Vであり、基板温度は1
20℃である。この条件では、エッチング形状は、図に
示すように、ほぼ垂直の側壁となり、高異方性エッチン
グ形状となった。この側壁には、わずかではあるが、デ
ポジション膜58が存在している。
【0025】図3の(C)は、第2段階のエッチング条
件を用いて、残りのSi酸化膜52をエッチングした状
態を示す切断端面図である。この第2段階では、基板支
持電極の電位は−800Vであり、基板温度は70℃で
ある。この第2段階のエッチングは、オーバーエッチン
グが始まった状態(下地のSiがエッチングされ始めた
状態)で終了させた。この第2段階においては、側壁に
デポジション膜58が堆積して側壁を保護しており、ま
た、下地Si基板50上にもデポジション膜60が堆積
して下地を保護している。これにより、第2段階のエッ
チングでは、サイドエッチングが抑制されて、第1段階
のエッチングで得られた垂直なエッチング形状が変形す
ることがなく、また、高選択性のエッチングも実現でき
た。
【0026】図3の(D)と(E)は、Si酸化膜のエ
ッチング形状と基板温度との関係を模式的に示すもので
ある。(D)は基板温度が120℃の場合であり、エッ
チング形状の側壁62のテーパ角θは約90度であり、
高異方性エッチング形状となる。ただし、Si酸化膜5
2の下地Si基板50に対する選択比は約10と小さ
い。(E)は基板温度が70℃の場合であり、エッチン
グ形状の側壁64のテーパ角θは約80度であるが、選
択比は約30と大きい。すなわち、基板温度が120℃
のときは選択比はあまり大きくないが高異方性エッチン
グとなり、下地が現れる手前までのエッチング条件とし
ては優れている。一方、基板温度が70℃のときは高異
方性エッチングとはならないが、選択比が大きく、最終
段階でのエッチング条件としては優れている。このよう
な2種類のエッチング条件を使い分けるステップエッチ
ングにおいて、本発明のような基板温度制御方法を利用
すると、基板温度の変更が短時間で済み、エッチング処
理を中断することなくステップエッチングが可能にな
る。
【0027】
【発明の効果】この発明の基板温度制御方法は、静電チ
ャックの電圧を変更することによって基板温度を変化さ
せているので、プラズマ処理中に短時間で基板温度を変
更できる利点がある。したがって、基板温度を変更する
ための待ち時間がほとんどなくなるし、基板冷却装置を
複数台使用する必要もなくなる。特に、反応性イオンエ
ッチングにおいて、基板温度を変更してステップエッチ
ングを行う場合に、エッチング処理中に基板温度を短時
間で変更できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基板温度制御方法を実施する装置の
一例の正面断面図である。
【図2】エッチング処理中の基板温度と基板支持電極の
電位との関係を示すグラフである。
【図3】エッチング処理の各段階での基板の切断端面図
である。
【図4】従来の反応性イオンエッチング装置の正面断面
図である。
【符号の説明】
20 エッチング室 22 基板 24 基板支持電極 26 対向電極 28 誘電体 32 エッチングガス 34 高周波電源 36 高周波フィルター 38 可変直流電源 40 冷却板 44 冷却水 46 プラズマ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3065 21/68 R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板支持電極と基板の間に誘電体層を配
    置して基板と基板支持電極の間に直流電圧を印加するこ
    とによって基板を基板支持電極に静電吸着させるように
    した静電チャック機構を用いて、基板のプラズマ処理を
    行うプラズマ処理方法において、 前記直流電圧を変更することによって基板と基板支持面
    との間に働く静電吸着力を変化させ、これにより基板温
    度を変化させることを特徴とする基板温度制御方法。
  2. 【請求項2】 基板上の被エッチング膜を反応性イオン
    エッチング法によってエッチングする場合に、前記被エ
    ッチング膜の厚さの途中までをエッチングする第1段階
    においては基板と基板支持電極の間に第1の直流電圧を
    印加し、残りの厚さをエッチングする第2段階において
    は前記第1の直流電圧とは異なる第2の直流電圧を基板
    と基板支持電極の間に印加することを特徴とする請求項
    1記載の基板温度制御方法。
  3. 【請求項3】 エッチング処理を中断することなく前記
    第1段階と前記第2段階を連続して実施することを特徴
    とする請求項2記載の基板温度制御方法。
  4. 【請求項4】 Si基板上のSi酸化膜を反応性イオン
    エッチング法でエッチングする場合に、前記第2の直流
    電圧の絶対値を前記第1の直流電圧の絶対値よりも大き
    くすることを特徴とする請求項2または3に記載の基板
    温度制御方法。
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