JPH09258714A - フォントローテート回路及びフォントローテート制御装置 - Google Patents

フォントローテート回路及びフォントローテート制御装置

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JPH09258714A
JPH09258714A JP8063476A JP6347696A JPH09258714A JP H09258714 A JPH09258714 A JP H09258714A JP 8063476 A JP8063476 A JP 8063476A JP 6347696 A JP6347696 A JP 6347696A JP H09258714 A JPH09258714 A JP H09258714A
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Application number
JP8063476A
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English (en)
Inventor
Yukihisa Oya
幸久 大家
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォントローテート回路に関し、マトリック
ス構成のデータラッチを介してローテート処理する場合
の高速化を目的とする。 【解決手段】 縦方向および横方向にそれぞれアドレス
が割り当てられたマトリックス構成のデータラッチ部(5
4)を具備し、ドットマトリックス構成のフォントデータ
が、回転角度情報に応じて、順アドレス方向または逆ア
ドレス方向に書込みされ、且つ読み出しされて前記回転
角度情報で指定された回転角度を持つフォントデータを
出力するフォントローテート回路であって、通知された
前記回転角度情報に基づき、順アドレス方向または逆ア
ドレス方向を表す制御信号を出力する制御部(55)と、書
込み時または読出し時に入力される一連の順方向アドレ
スを前記制御信号に基づき順方向アドレスまたは逆方向
アドレスに育成して前記データラッチ部をアドレスする
アドレス育成部(53)と、を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドットフォントを
所定角度回転して印刷する場合、または回転して表示す
る場合に、ドットフォントを指定角度回転するフォント
ローテート回路、およびそのフォントローテート回路を
制御するフォントローテート制御装置の改良に関する。
【0002】プリンタ等において、文字,符号,マーク
等を横向きに、例えば、90°とか、270°回転(ロ
ーテート)して印刷する場合がある。ドットパターンで
形成されるこれらのフォントをローテートする場合は、
ビットマップフォントデータをメモリから読み出し、対
応するマトリックス構成のデータラッチに、回転角度に
応じて縦方向(行選択)に対して順または逆方向に書き
込みし、横方向(列選択)に対して順または逆方向に読
み出すことにより、所定の回転方向のパターンデータを
得ることができるが、フォントデータを行,列単位にア
ドレスしてデータラッチに書込みし、且つ読出しを行う
ことによりローテート処理を行うため、処理に時間がか
かる。
【0003】このため、近年のプロセッサに具備されて
いるバーストモードアクセス(複数ワードの連続アクセ
スによるコマンド発行の省略,アクセスサイクルの短縮
手法)を使用して複数ラインを連続してアクセスするこ
とが考えられているが、このバーストモードは、一般の
プロセッサでは順アドレス方向のアクセスのみ提供され
ているため、逆方向書込み/逆方向読出しを必要とする
回転制御には使用しづらいといった課題がある。
【0004】また、処理の短縮化,フォントの部分印刷
のために、フォントの部分書込み,部分読出しの要求も
ある。このため、部分書込み,部分読出しが可能で、且
つプロセッサの持つバーストモードが使用できるフォン
トローテート回路およびそのフォントローテート回路を
制御するフォントローテート制御装置が求められてい
る。
【0005】
【従来の技術】図7はフォントローテート説明図、図8
は従来例の構成図である。図7は、8×8ドット構成の
フォント〔F〕の場合のローテート処理手順を説明した
もので、図7の(1) は90°ローテートの場合、図7の
(2) は270°ローテートの場合を示している。
【0006】ここで、フォントデータは、7図(1) の
(イ) に示すように、1行8ドットを単位として、フォン
トの上部から降順(順方向)にアドレスが割り付けられ
ており、この順にメモリに格納されているものとする。
【0007】90°ローテートの場合は、このフォント
データを順方向に1バイトごと読み出し、その都度、図
7(1) の(ロ) に示すように、8×8マトリックスで構成
されるデータラッチの縦方向を順に選択(降順に行選
択)して1バイト同時に書込む。
【0008】このようにしてデータラッチへのフォント
データ全体の書込み(8回)が終了すると、データラッ
チから、横方向を順に選択(降順に桁選択)して読み出
し、転送先のビットマップメモリに格納すると、図7
(1) の(ハ) に示すように、メモリ上、(イ) に対して90
°ローテートしたフォントが得られる。
【0009】270°の場合は、図7(2) の(イ) に示す
元のフォントデータを順方向に読出し、図7(2) の(ロ)
に示すように、データラッチの縦方向を逆に選択して書
込みした後、横方向を逆に選択して読出し、ビットマッ
プメモリに書き込む。この結果、図7(2) の(ハ) のごと
く、メモリ上、(イ) に対して270°ローテートしたフ
ォントが得られる。
【0010】以上のごとく、ローテート処理は、文字を
形成するドットマトリックスに対応したデータラッチを
用意し、このデータラッチに対しフォントデータを、回
転角度に応じて順または逆方向に書込みおよび読出しす
ることにより行うことができる。
【0011】図8は、例えば32×32ビットのフォン
トローテート処理用として提供されている一般的なフォ
ントローテートLSIを32ビットCPU1で制御する
フォントローテート制御装置の従来例を示したものであ
る。
【0012】図8(1) に示すフォントローテートLSI
5は、32×32構成のデータラッチ8と、データラッ
チ8の書込みアドレスを生成するアドレスカウンタ(ア
ップダウンカウンタ)7と、縦方向の順逆読み出しを行
うデータセレクタ9と、データラッチ8の書込み/読出
し制御を行う制御回路6と、書込み/読出しに対応して
データバスを切り換える入出力バス切換部10と、回転角
度情報が書き込まれるコマンドレジスタ11等より構成さ
れる。
【0013】このフォントローテートLSI5を使用し
たフォントローテート制御部3によるローテート処理
は、例えば次の通りである。 コマンドレジスタ11に回転角度情報(90°または2
70°)を書込み、フォントデータ格納部2から1行
目のデータをCPU1の内部レジスタに読み込み、デ
ータラッチ8を指示する固定のアドレスを指定して内部
レジスタの内容をデータラッチ8に転送する転送コマン
ドを発行する。同様にしてフォントデータの2行目を
同じ固定のアドレスを出力してデータラッチ8に書込
み、、以後の処理を32行目まで繰り返す。
【0014】以上により、制御回路6は、回転角度情報
を識別して、90°の場合はアドレスカウンタ7をアッ
プカウンタ(順方向アドレス発生)、270°の場合は
ダウンカウンタ(逆方向アドレス発生)に設定し、アド
レスカウンタ7は書込み制御信号ごとにデータラッチ8
の各行を指定するアドレスを順方向または逆方向に発生
する。これにより入出力バス切換部10を通して入力され
た順方向のフォントデータが、図7に示したように、デ
ータラッチ8に順方向または逆方向に書き込まれる。
【0015】以上のようにしてフォントデータがデータ
ラッチ8に32回の書込みコマンドにより書込まれた
後、読出し処理が行われる。即ち、フォントローテート
制御部3は、回転角度情報をコマンドレジスタ11に書込
んだ後、データラッチ8のアドレスを指定してデータラ
ッチ8からビットマップメモリ4への転送(読出し)コ
マンドを32回発行する。
【0016】データセレクタ9はデータラッチ8を横方
向に読出す機能を持ち、90°の場合は、順方向に読出
して入出力バス切換部10を通してデータバスに出力し、
270°指定の場合は、逆方向に読出してデータバスに
出力する。これにより、読出されたフォントデータは、
ビットマップメモリ4に格納され、図7に示したような
ローテートされたフォントデータが得られる。
【0017】以上のごとく、図8(1) の例の場合は、フ
ォントローテートLSI5に対して、回転角度情報を設
定し、同一アドレスに32回書込みした後、書込んだア
ドレスと同じアドレスから32回読出しすることによ
り、ローテート処理が行われる。
【0018】図8の(2) は、フォントローテート制御部
14が直接データラッチ8の縦方向,横方向をアドレスし
て書込み/読出しするようにフォントローテートLSI
12が構成されたもので、データラッチ8の縦方向/横方
向を直接アドレスする。このため、フォントローテート
制御部14は、図7に示すように、90°のときは順アド
レス方向にフォントデータを書込みし、270°のとき
は、逆方向に書込みする。読出し時も回転角度を考慮し
た順/逆アドレスを出力して読出す。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
フォントローテート処理を行うハードウエア(LSI)
として同一アドレスを指定してフォントデータ全体をス
キャン書込み/読出しするフォントローテートLSI5
と、データラッチの個々の縦横ラインをアドレスするフ
ォントローテートLSI12とが提供されている。
【0020】前者のLSI5は、アドレスカウンタ7が
内蔵されているので、フォントデータ全体を書き込み読
出しすることになる。処理時間を短縮する方法としてマ
トリックス内の空白部分は書込み/読出ししない部分書
込み/部分読出しを行うといった方法があるが、LSI
5ではこの部分書込み/部分読出しができないといった
課題がある。
【0021】一方、LSI12では、データラッチの縦横
方向共アドレス指定であるから、部分書込み/部分読出
しが可能であるが、回転角度に応じて、順/逆書込み,
順/逆読出しを直接行う必要があるため、近年のプロセ
ッサでサポートされている高速アクセス用のバーストモ
ードが使用できないといった課題がある。
【0022】このバーストモードは、1個の指令で複数
ワード分連続書込み/読出しができるモードであって、
アクセスサイクルが短縮されて高速処理を可能としたも
のであるが、一般的なプロセッサでは順アドレス方向し
かサポートされていないので、後者のLSI12を使用す
る場合は、フォントローテート制御部14はバーストモー
ドが使用できない。
【0023】本発明は上記課題に鑑み、順方向アクセス
のバーストモードが使用でき、且つ部分書込み/部分読
出し可能なフォントローテート回路およびフォントロー
テート制御装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るため、本発明のフォントローテート回路およびフォン
トローテート制御装置は以下のように構成される。(図
1本発明の原理図参照) (第1の発明)第1の発明のフォントローテート回路
は、縦方向および横方向にそれぞれアドレスが割り当て
られたマトリックス構成のデータラッチ部54を具備し、
ドットマトリックス構成のフォントデータが、回転角度
情報に応じて、順アドレス方向または逆アドレス方向に
書込みされ、且つ読み出しされて前記回転角度情報で指
定された回転角度を持つフォントデータを出力するフォ
ントローテート回路であって、通知された前記回転角度
情報に基づき、順アドレス方向または逆アドレス方向を
表す制御信号を出力する制御部55と、書込み時または読
出し時に入力される一連の順方向アドレスを前記制御信
号に基づき順方向アドレスまたは逆方向アドレスに育成
して前記データラッチ部をアドレスするアドレス育成部
53と、を設けるように構成する。
【0025】以上のごとく、アドレス育成部53により、
順方向アドレスを回転角度情報に応じて順方向アドレス
または逆方向アドレスに育成してデータラッチ部54に出
力するようにしたので、フォントローテート制御部では
常に順アドレス方向でデータラッチ部54に書込み/読出
し制御を行うことができ、順方向アクセスのバーストモ
ードを使用することができる。このため、ローテート処
理が高速化されるとともに、アドレスを直接指定するの
で部分書込み、部分読出しも達成することができる。 (第2の発明)第2の発明はフォントローテート制御装
置であって、前記第1の発明のフォントローテート回路
と、バーストモードを具備するプロセッサ50と、そのプ
ロセッサ上で動作し、前記フォントローテート回路に対
し回転角度情報を出力するとともに、順方向アドレスを
出力する前記バーストモードを使用して順方向に読出さ
れたフォントデータの書込みを指示し、且つ該フォント
データの書込み終了後に読出しを指示するフォントロー
テート制御部52と、を備えるように構成する。
【0026】以上により、順方向アクセスのバーストモ
ードで第1の発明のフォントローテート回路を制御して
高速にローテート処理を行うことができる。 (第3の発明)第3の発明は、第2の発明において、フ
ォントローテート制御部52は、回転角度情報をデータラ
ッチ部54を指定するアドレスデータに含めて出力するよ
うに構成される。
【0027】これにより、コマンドレジスタに回転角度
情報を設定しなくても、アドレスのみで回転角度情報を
通知することが可能となり、さらに高速化が達成でき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態例を詳細に説明する。なお、全図を通じて同一符号
は同一対象物を表わす。
【0029】図2は一実施例の形態図、図3は一実施例
のフォントローテートLSI構成図、図4はデータラッ
チ例を表す図、図5はデコード部例を表す図、図6はデ
ータセレクタ例を表す図である。
【0030】本実施例ではフォントローテート制御装置
について説明する。フォントローテート回路としては、
0°,90°,180°,270°のフォントローテー
トが行えるデータラッチ部54を1つのフォントローテー
トLSI(大規模集積回路)25とし、アドレス育成部53
がプロセッサの出力するアドレスデータに含まれている
回転角度情報に応じて、このフォントローテートLSI
25に対し、図7の如く、バーストモードで出力される順
方向アドレスを順方向アドレスまたは逆方向アドレスに
育成して出力する例を示す。
【0031】図2において、20はバーストモードを備え
た32ビットのプロセッサで、プロセッサの種類によっ
て異なるが、例えば、バーストモードでダブルワード
(2ワード)アクセスまたはクワッドワード(4ワー
ド)アクセスが指定された場合、指定したアドレスから
所定順序のアドレスデータを連続出力して連続アクセス
する。このため、通常の非バースト時に比較してコマン
ドの数が減少し、且つアクセスサイクルが例えば1/2
となって高速処理が可能となる。
【0032】2はROM等で構成されるフォントデータ
格納部で、32×32ドットマトリックスで構成され、
文字コードで指定される各種フォントデータが格納され
ている。4はビットマップメモリで、例えば1頁分のビ
ットマップデータが編集されて格納される。
【0033】21はプログラムで構成されるフォントロー
テート制御部で、CPU20上で動作し、印刷指示された
文字コードにより対応するフォントデータをフォントデ
ータ格納部2より読み出してビットマップメモリ4の所
定アドレスに展開する。ローテート指示された文字コー
ドについては後述するローテート制御を行うが、ここで
は、ローテート指示がない場合も回転角度を0°として
ローテート制御を行う場合も説明する。なお、回転角度
指定がない場合は、直接、ビットマップメモリ4に転送
することができることは勿論である。
【0034】22は制御部で、回転角度情報抽出部23と順
逆制御信号生成部24とを有し、アドレスバスに出力され
たアドレスデータをデコードしてフォントローテートL
SI25に*CS(チップ選択信号) を出力するとともに、
回転角度情報抽出部23により、アドレスデータ中より回
転角度情報を分離抽出して、後述する読出し制御を行う
回転読出し制御信号AX,AYをフォントローテートL
SI25に出力するとともに、順逆制御信号生成部24によ
り順アドレス方向/逆アドレス方向を設定する制御信号
Aを生成してアドレス育成部26に出力する。この制御信
号Aは、0°,90°のときは論理0、180°,27
0°のときは論理1である。
【0035】26はアドレス育成部で、32×32ビット
のフォントに対応して5個のXOR(排他的論理和回
路)27より構成される。この5個のXOR回路は、CP
U20の出力するアドレスデータA31 〜A0のうちのA6〜A2
のそれぞれと、制御信号Aとの排他的論理和をとるもの
で、制御信号Aが論理0(0°,90°)のときは、A6
〜A2の順方向アドレスがそのままフォントローテートL
SI25のA4〜A0に入力され、制御信号Aが論理1(18
0°,270°)のときは、順方向アドレスが逆方向ア
ドレスに育成されてフォントローテートLSI25のA4〜
A0に入力される。つまり、A6〜A2が(00000) →(11111)
のとき(11111) →(00000) のごとく逆方向アドレスで入
力される。
【0036】25はフォントローテートLSIで、*CS、
*WR (書込み/読出し制御信号)、回転読出し制御信号
AX,AY、アドレスA4〜A0をそれぞれ制御することに
より、データバスに出力されたフォントデータが書き込
まれ、ローテート処理されたフォントデータがデータバ
スに出力される。
【0037】なお、アドレスは32ビットで構成される
が、フォントローテートLSI25内の32×32ビット
構成のデータラッチ8をアドレスするために、A6〜A2ま
でがマトリックス選択用として割り当てられ、その上位
ビットの任意のビット、ここではA8,A7に回転角度情報
が割り当てられる。さらに上位のビットはチップ選択等
に使用される。
【0038】なお、回転角度情報は、例えば0°のとき
は(A8,A7)は(00)、90°のときは(01)、1
80°のときは(10)、270°のときは(11)の
ごとく割り当てられる。
【0039】図3はフォントローテートLSI25のブロ
ック図を示したもので、図中nは、ここでは32ビットで
あるから、n=31である。データラッチ8は、図4に示
すように、フリップフロップFF 35 を32×32のマト
リックスに構成したもので、書込み信号*WP0〜*W
Pnによって、横方向同時にフォントデータ格納部2か
ら読み出されたフォントデータDIN0(1ライン目の
32ビットデータ)〜DINnが書き込まれる。各FF 3
5 の出力端子QからはラッチされたデータRD(x,
y)が出力され、データセレクタ32により、縦方向(9
0°,270°)または横方向(0°,180°)に読
み出される。
【0040】図5はデコード部例を示したもので、*CS
が入力されたとき、デコーダ40によりA4〜A0をデコード
し、*DEC0〜*DECnを出力する。この信号は、
A4〜A0に順方向にアドレスが入力された場合は、*DE
C0〜*DECnの順に選択信号0を出力し、逆方向に
アドレスが入力された場合はその逆から選択信号0を出
力する。これにより、アドレス方向の順逆が設定され
る。なお、*DEC0〜*DECは読出し信号としてデ
ータセレクタ32で使用され、*DEC0〜*DECnと
*WR(書込み信号)とをオア41により論理和すること
により、*WP0〜*WPnが生成されてデータラッチ
8への書込み信号として使用される。
【0041】図6はデータセレクタ32,データセレクタ
33の構成例を示したもので、データセレクタ32では、3
2組(2個1組)のOR−AND回路より構成されてお
り、回転読出し制御信号AXにより、1組のOR−AN
D(例えば42a, 42b) 出力のいずれか一方がセレクタ46
により選択出力される。ここで、OR−AND42a ・・
・はx方向(横方向)のRD出力であり、OR−AND
42b ・・・は縦方向のRD出力であるから、データラッ
チ8の横方向か、縦方向かがセレクタ46により選択され
ことになる。データセレクタ33はセレクタ46の同時出力
32ビットを信号AYにより順逆入れ換える。
【0042】従って、ローテートとして、90°,27
0°のみ扱う装置では、データセレクタ32における縦横
選択, データセレクタ33におけるビット入れ換えは不要
となり、回路構成は簡易化される。つまり、データセレ
クタ32のうちのOR−AND45b側、セレクタ32、デー
タセレクタ33は不要となる。
【0043】以上により、例えば、縦順方向に書込みさ
れ、横順方向に読み出しされ、逆ビット入れ換えが選択
されたときは、90°ローテートのフォントデータが、
DOUT0’〜DOUTn’として出力される。
【0044】10は双方向のドライバを持つ入出力バス切
換部で、書込み時にはフォントデータDIN0〜DIN
nがデータバスより順次入力され、読出し時には、DO
UT0’〜DOUTn’がデータバスに順次出力され
て、ビットマップメモリ4に書込みされる。
【0045】以上の構成により、フォントローテート制
御部21は以下のようにしてローテート制御を行う。フォ
ントローテート制御部21は1頁分の印刷文字コードを図
示省略した受信メモリより順次取り出してフォントデー
タ格納部2から対応するフォントデータを読み出し、ビ
ットマップメモリ4に展開する。その際、フォントデー
タを一旦フォントローテートLSI25に書込みし、ロー
テート処理されたフォントデータをフォントローテート
LSI25から読出してビットマップメモリ4に格納す
る。
【0046】フォントデータ格納部2からの読出しもバ
ースト読出しを行う。4ワード(または2ワード)バー
スト読出し指令を発行して対応するフォントデータの上
位0〜3(0,1)ラインのフォントデータ(DIN0
〜DIN3)をCPU20の内部メモリに転送した後、A
8,A7に回転角度情報をセットする。
【0047】以下90°の場合を説明すると、回転角度
情報としてA8,A7 を(01)とする。続いて、A6〜A2とし
て(00000)を設定して、内部レジスタからフォントロー
テートLSI25に対するバースト転送指令(バースト書
込み信号)を発行する。これにより、A6〜A2が(00000)
〜(000011)と降順に変化するアドレスがアドレスバスに
連続出力され、対応してフォントデータDIN0〜DI
N3がデータバスに連続出力される。また制御信号とし
て、*WR(書込み信号)が同時に出力される。なお、
ここでは、A1,A0は(00)で、A9以上はチップ選択を含
む任意のアドレスとする。
【0048】以上により、アドレスA6〜A2が(00000) の
場合、回転角度情報抽出部23は、AX=1(逆アドレ
ス),AY=1(ビット入替え)を出力し、順逆制御信
号生成部24は制御信号A=0を出力する。これにより、
アドレス育成部26は、フォントローテートLSI25のア
ドレスA4〜A0として(00000) を出力する。アドレスA6〜
A2が(00001) の場合は、A4〜A0として(00001) を出力す
る。つまり、アドレス育成部26はアドレスバスの順アド
レスを順アドレスとしてフォントローテートLSI25に
出力する。
【0049】このようにして、フォントローテート制御
部21は32ワード分のフォントデータを4回のバースト転
送指令を発行してアドレス育成部26を介してフォントロ
ーテートLSI25に順アドレスで転送する。
【0050】なお、270 °のときは、制御信号A=1を
出力するので、アドレス育成部26の出力は(00000)のと
き(11111)、(00001)のとき(11110)となり、逆アドレ
スとなる。
【0051】フォントローテートLSI25では、図5に
示すように、*WR信号により、*WP0〜*WPn
(n=31)が出力され、データバスに出力されているフ
ォントデータの1行目のデータDIN0がデータラッチ
8の1行目に書き込まれる。そして次の書込みではA6〜
A2として(00001) が出力されて2行目が書き込まれ、1
個のバースト転送指令で4行書込まれる。
【0052】以上のごとくして、32ラインのフォント
データがデータラッチ8に書込みされた後、フォントロ
ーテート制御部21は、データラッチ8からビットマップ
メモリ4へのバースト転送を行う。この場合も、順逆制
御信号生成部24は、90°の場合、制御信号A=0(2
70°のときはA=1)を出力するので、順アドレス
(270°のときは逆アドレス)をフォントローテート
LSI25に出力する。
【0053】また、回転角度情報抽出部はAXに縦方向
の読出し制御信号,AYにビット逆信号を出力する。こ
れによりフォントローテートLSI25のデータセレクタ
32は、各データラッチFF 35 より、縦方向順アドレスに
よりデータを出力し、データセレクタ33は、この出力の
ビット順を入れ換えたDOUT0’〜DOUTn’をデ
ータバスに出力し、CPU20はビットマップメモリ4の
所定アドレスに順方向に書込む。
【0054】以上のようにして4回バースト読出しを行
うことにより、90°(270°)ローテートされたフ
ォントデータがビットマップメモリ4に転送される。な
お、0°(ローテート無し)の場合は制御信号=0で順
アドレスでフォントローテートLSI25に書込みし、A
X(横方向読出し制御信号)によりデータセレクタ32で
横方向に読出し、AYでビット入れ換えなしで出力され
る。
【0055】同様にして、180°ローテートの場合
は、書込み時の制御信号A=1,読出し時のAX=0,
AX(縦方向読出し),AY=入れ換えなしに設定する
ことにより達成される。
【0056】ここで、部分書込み、部分読出しする場合
は、バースト書込み、バースト読出しで書込み開始/終
了、読出し開始/終了を指定する。この場合、ダブルワ
ードバーストの場合は、2ライン単位に、クワッドワー
ドバーストの場合は4ライン単位に部分書込み、部分読
出しが可能となる。
【0057】以上のごとく、アドレス育成部26が回転角
度情報に応じて順アドレス方向を順アドレス方向または
逆アドレス方向に育成してデータラッチ8をアドレスす
るので、アドレス育成部26を介してアドレス可能に構成
したフォントローテートLSI25をアクセスすることに
より、順方向バーストモードでローテート処理を行うこ
とが可能となる。
【0058】また、データラッチ8の縦横ともアドレス
が外部から指定できるから、バーストモードでも部分書
込み、部分読出しが可能となり、文字フォントの構成
(縮小文字,小文字等で32×32マトリックスの一部が使
用されている文字等)に応じ、また紙面端部等に印刷す
る場合のフォント切取りが必要な場合における部分書込
み部分読出しが可能となる。
【0059】なお、以上の説明では、32×32ビットのフ
ォント、32ビットCPUについて説明したが、実施例の
ビット構成、CPUのビット構成に限るものではない。
また、ページプリンタに限るものではないことは勿論で
ある。
【0060】また、アドレスで表した2ビットの回転角
度情報からAX,AYを生成した例を示したが、セレク
タ46,47 内でデコードしてもよい。さらに、アドレス育
成部26はEOXでのみ達成されるものではないことは勿
論である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
順アドレス方向を回転角度情報に対応して順アドレス方
向または逆アドレス方向に育成するアドレス育成回路を
介し、データラッチをアクセスするようにしたので、デ
ータラッチをアクセスする制御側は常に順方向にアクセ
スすることができる。このため、一般的なプロセッサの
持つ順方向バーストモードがローテート処理に使用で
き、且つ部分書込み、部分読出しがバーストアクセス単
位に可能となるため、ローテート処理が高速化できると
ともに、フォントデータの展開時における整形が容易と
なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 一実施例の形態図
【図3】 一実施例のフォントローテートLSI構成図
【図4】 データラッチ例を表す図
【図5】 デコード部例を表す図
【図6】 データセレクタ例を表す図
【図7】 フォントローテート説明図
【図8】 従来例の構成図
【符号の説明】
1 プロセッサCPU 2 フォントデ
ータ格納部 3 フォントローテート制御部 4 ビットマッ
プメモリ 5 フォントローテートLSI 6 制御回路 7 アドレスカウンタ 8 データラッ
チ 9 データセレクタ 10 入出力バス
切換部 11 コマンドレジスタ 12 フォントロ
ーテートLSI 13 制御回路 14 フォントロ
ーテート制御部 20 プロセッサCPU 21 フォントロ
ーテート制御部 22 制御部 23 回転角度情
報抽出部 24 順逆制御信号生成部 25 フォントロ
ーテートLSI 26 アドレス育成部 27 排他的論理
回路XOR 30 デコード部 32 データセレ
クタ 33 データセレクタ 35 フリップフ
ロップFF 40 デコーダ 41 オア 45a,45b OR−AND 46 セレクタ 47 セレクタ 50 プロセッサ 51 フォントデータ格納部 52 フォントロ
ーテート制御部 53 アドレス育成部 54 データラッ
チ部 55 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/36 520 H04N 1/387 530 B41J 3/12 L H04N 1/387 G06F 15/66 350B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向および横方向にそれぞれアドレ
    スが割り当てられたマトリックス構成のデータラッチ部
    を具備し、ドットマトリックス構成のフォントデータ
    が、回転角度情報に応じて、順アドレス方向または逆ア
    ドレス方向に書込みされ、且つ読み出しされて前記回転
    角度情報で指定された回転角度を持つフォントデータを
    出力するフォントローテート回路であって、 通知された前記回転角度情報に基づき、順アドレス方向
    または逆アドレス方向を表す制御信号を出力する制御部
    と、 書込み時または読出し時に入力される一連の順方向アド
    レスを前記制御信号に基づき順方向アドレスまたは逆方
    向アドレスに育成して前記データラッチ部をアドレスす
    るアドレス育成部と、を設けたことを特徴とするフォン
    トローテート回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォントローテート回
    路と、バーストモードを具備するプロセッサと、該プロ
    セッサ上で動作し、前記フォントローテート回路に対し
    回転角度情報を出力するとともに、順方向アドレスを出
    力する前記バーストモードを使用して順方向に読出され
    たフォントデータの書込みを指示し、且つ該フォントデ
    ータの書込み終了後にデータラッチ部からの読出しを指
    示するフォントローテート制御部と、を備えることを特
    徴とするフォントローテート制御装置。
  3. 【請求項3】 該フォントローテート制御部は該回転
    角度情報を該データラッチ部を指定するアドレスデータ
    に含めて出力することを特徴とする請求項2記載のフォ
    ントローテート制御装置。
JP8063476A 1996-03-19 1996-03-19 フォントローテート回路及びフォントローテート制御装置 Withdrawn JPH09258714A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064205A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 富士通コンポーネント株式会社 文字データ処理装置及びプログラム

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