JPH09250895A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH09250895A
JPH09250895A JP8573296A JP8573296A JPH09250895A JP H09250895 A JPH09250895 A JP H09250895A JP 8573296 A JP8573296 A JP 8573296A JP 8573296 A JP8573296 A JP 8573296A JP H09250895 A JPH09250895 A JP H09250895A
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JP
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pipe
tank
outlet
inlet
space
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JP8573296A
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Hitohisa Eto
仁久 江藤
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Zexel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0219Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
    • F28F9/0224Header boxes formed by sealing end plates into covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/0202Header boxes having their inner space divided by partitions
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コア本体に別体のタンク部を接合して構成さ
れる熱交換器において、パイプの取付位置の自由度を保
ちつつタンク部の通風方向巾を小さくする。 【解決手段】 タンクプレート12に設けられる入口パ
イプ16と出口パイプ17とをコア本体の通風端面と垂
直となる方向から見てずれた位置に設ける。積層方向に
沿って設けられるタンク部5のかしめ部分を、入口空間
14側のかしめ部分にあっては入口パイプ16と、出口
空間15側のかしめ部分にあっては出口パイプ17と、
それぞれ通風端面と垂直となる方向から見てずれた位置
に設ける。タンク部内部を仕切る仕切プレート13の突
起25と嵌合する通孔24の位置をコア本体の通風端面
と垂直となる方向から見てパイプ位置とずらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
のヒータコア等として用いられる熱交換器、より詳しく
は、チューブエレメントを積層して成るコア本体に別体
のタンク部を接合して構成される熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の熱交換器として、実開昭
63−154962号公報、特開平5−1896号公報
等に示される片タンク式の熱交換器が知られている。こ
れは、折り返し通路が形成されたチューブエレメントを
フィンと交互に複数段に積層してコア本体を形成し、コ
ア本体の一端に結合するタンク部を入口パイプ及び出口
パイプを接続するタンクプレートと、チューブエレメン
トを接続するエンドプレートとを嵌合して構成するよう
にしたものである。タンク部の内部は積層方向に延びる
入口空間と出口空間とに分けられ、入口空間に入口バイ
プが接続されると共に出口空間に出口パイプが接続さ
れ、入口空間に流入された熱交換媒体をチューブエレメ
ントの折り返し通路を通して出口空間へ送り、その過程
でフィン間を通過する空気と熱交換するようにしたもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
熱交換器において、軽量化、直材費の低減、収納スペー
スの削減等を図るためには、タンク部の通風方向巾を小
さくすることが要請されるが、タンク部の通風方向巾
は、このタンク部に取り付けられるパイプの径やパイプ
の取付位置によって制約される。
【0004】ここで、タンク部に取り付けられる入口パ
イプや出口パイプの取り付け位置は、各種仕様に対応で
きるよう可能な限り自由度を持たせておくことが望まし
いが、入口パイプと出口パイプとを近接して設ける場合
でも、パイプの取付孔を形成するパンチ又はバーリング
加工の金型が干渉しないように配慮する必要がある。
【0005】しかも、タンクを構成するタンクプレート
とエンドプレートとを仮止めするためにこれらプレート
の嵌合部分を何箇所かかしめ付ける場合には、このかし
め部分においてタンク部の通風方向巾が他の部分に比べ
て絞られるので、任意にパイプ位置を決定できるものと
すれば、かしめ絞られる寸法を見越して通風方向巾を設
定する必要があり、この点によってもタンク部の通風方
向巾の削減に制約を受ける。
【0006】そこで、この発明においては、パイプ位置
やかしめ部分の存在によって大きくなりがちだったタン
ク部の通風方向巾を小さくすることで熱交換器の小型化
を図り、もって、熱交換器の軽量化、直材費の低減化、
熱交換器の収納スペースの削減を図ることを課題として
いる。また、パイプの取付孔を形成する際に金型の干渉
を避けると共に、取付孔の形成位置に可能な限り自由度
を持たせるようにした熱交換器を提供することを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明にかかる熱交換器は、熱交換媒体を通す往路
と復路とが形成されたチューブエレメントをフィンを介
して複数段に積層して構成されるコア本体と、前記コア
本体の一端に設けられ、入口側及び出口側のパイプを組
付ける第1のプレートと前記各チューブエレメントを組
付ける第2のプレートとを嵌め合わせ、これら第1及び
第2のプレートの嵌合部分を適宜かしめ付けて構成され
るタンク部とを有し、前記タンク部の内部を通風方向に
対し前後に仕切って、前記チューブエレメントの往路及
び前記入口側のパイプが臨む入口空間と、前記チューブ
エレメントの復路及び前記出口側のパイプが臨む出口空
間とを形成し、前記入口側のパイプと前記出口側のパイ
プとを前記コア本体の通風端面と垂直となる方向から見
てずらした位置に設け、前記チューブエレメントの積層
方向に沿って設けられる前記タンク部のかしめ部分を、
前記入口空間側のかしめ部分にあっては前記入口側のパ
イプと、前記出口空間側のかしめ部分にあっては前記出
口側のパイプと、それぞれ前記通風端面と垂直となる方
向から見てずらした位置に設けるようにしたことにある
(請求項1)。
【0008】上記構成を実現する熱交換器としては、コ
ア本体の片側にのみタンク部を有するものであっても、
両側にタンク部を有するものであってもよく、片タンク
式の熱交換器であれば、チューブエレメントは、内部に
折り返し通路を形成してタンク部の入口空間から流入さ
れた熱交換媒体をそのまま出口空間へ導く構成とすれば
よい。また、上記構成に加え、入口空間側のかしめ部分
と出口空間側のかしめ部分とを、コア本体の通風端面と
垂直となる方向から見てずらした位置に設けるようにし
てもよい。
【0009】したがって、この発明によれば、入口側の
パイプが出口側のパイプや入口空間側のかしめ部分と積
層方向にずらして配置され、出口側のパイプも入口側の
パイプのみならず出口空間側のかしめ部分と積層方向に
ずらして配置されるので、パイプどうしの干渉やパイプ
取付孔の成形金型の干渉を避けることができ、しかも、
かしめ部分によってタンク部が絞られることを考慮して
通風方向巾を大きくする必要もないので、タンク部の通
風方向巾を積極的に小さくすることができる。この場
合、パイプやかしめ部分をずらして設けるので、その限
りにおいてパイプ位置に制約が加わるが、パイプ位置や
かしめ位置のずらすバリエーションを種々予定しておけ
ば、自由度を損なうことがない。
【0010】また、タンク部の内部を仕切る方法として
は、積層方向に延びる仕切プレートを第1のプレートと
一体又は別体に形成する構成が考えられるが、第1のプ
レートに仕切プレートの突起と嵌合する通孔を形成する
場合には、この通孔をコア本体の通風端面と垂直となる
方向から見てパイプ位置とずらして形成することが望ま
しい(請求項2)。
【0011】したがって、仕切プレートの突起の形成位
置、即ち、第1のプレートの通孔の形成位置が、パイプ
の取付け位置と積層方向にずれた位置にあるので、タン
ク部の通風方向巾を通孔の有無に関係なく設定すること
ができる。
【0012】尚、上述においてコア本体の通風端面と垂
直となる方向から見てずらした位置とは、入口側のパイ
プと出口側のパイプ、パイプとかしめ部分、あるいは、
パイプと通孔とが、それぞれの中心をチューブエレメン
トの積層方向に相対的にずらして干渉しない位置関係に
あることを意味し、コア本体の通風端面と垂直となる方
向から見て、中心がずれているのにたまたまオーバーラ
ップしていることまで否定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1及び図2において、熱交換器1
は、例えば、車両用空調装置に搭載され、エンジン冷却
水(温水)を熱交換媒体として利用する片タンク型のも
ので、チューブエレメント2とコルゲート状のフィン3
とを交互に複数段に積層してコア本体4を構成すると共
に、このコア本体4の一端にタンク部5を取り付けて構
成されている。
【0014】チューブエレメント2は、ろう材がクラッ
ドされたアルミニウムを主原料とするアルミニウム合金
をプレス加工して形成された成形プレート6を2枚向か
い合わせてその周縁に形成された接合代を対面接合して
構成されている。このチューブエレメント2には、長手
方向の一端に開口部(流入側開口部7、流出側開口部
8)が形成されると共に、各成形プレートに形成された
突条9が突き合わされて開口部間からチューブエレメン
ト2の自由端近傍にかけて隔壁が延設され、この隔壁に
沿って流入開口部7から自由端へ延びる往路10aと自
由端から流出開口部8へ延びる復路10bとを有する折
り返し通路10が形成されている。
【0015】タンク部5は、チューブエレメント2と同
様の材質によって構成され、図3及び図4にも示される
ように、チューブエレメント2の開口部が接続される接
続孔26を有するエンドプレート11とこのエンドプレ
ート11に嵌合する湾状のタンクプレート12とを有
し、内部がチューブエレメント2の積層方向に沿って設
けられた仕切プレート13によって入口空間14と出口
空間15とに画成されている。エンドプレート11に挿
着される各チューブエレメント2は、流入側開口部7が
入口空間14に開口すると共に流出側開口部8が出口空
間15に開口しており、また、タンクプレート12に
は、入口空間14に開口する入口パイプ16が接続され
ると共に出口空間15に開口する出口パイプ17が接続
されている。
【0016】したがって、入口パイプ16を介して温水
がタンク部5の入口空間14に流入されると、流入され
た温水は、各チューブエレメント2の流入開口部7から
折り返し通路10の往路10aに入り、隔壁に沿ってタ
ンク部5から遠ざかる方向へ流れる。そして、折り返し
部分でUターンし、折り返し通路10の復路10bを隔
壁に沿って流れて流出開口部8から出口空間15に至
り、この出口空間15から出口パイプ17を介して流出
する。このため、温水は、折り返し通路10を流れる過
程において、その熱がフィン3に伝達され、フィン間を
通過する空気と熱交換される。
【0017】上記タンクプレート12には、入口パイプ
16と出口パイプ17とが接合される取付孔18、19
がトランスファーマシンによるプレス加工の一工程で形
成されるが、この取付孔の形成可能位置は、図5に示さ
れるように、入口空間側と出口空間側のいずれにおいて
も、(取付孔の積層方向の径R)+(金型の非干渉代
α)をピッチPとする間隔で形成され、一方の空間側
(例えば、入口空間側)に予定されるA〜Dの形成可能
位置と他方の空間側(例えば、出口空間側)に予定され
るE〜Iの形成可能位置とがP/2のオフセット量(積
層方向のずれ)を有している。ここで、金型の非干渉代
αとは、取付孔の形成可能位置を上述のように互い違い
にした際に、相対する側において最も近接する一組を選
択した場合でも取付孔のパンチ又はバーリング加工に用
いる金型が干渉しないために必要な巾であり、2〜7m
mに設定される。
【0018】したがって、タンク部の一方の空間側にあ
ってはA〜Dのいずれか1つが、他方の空間側にあって
はE〜Iのいずれか1つがそれぞれ任意に選択され、そ
の部分に取付孔が形成されて入口パイプ16と出口パイ
プ17とが組付けられるようになっている。
【0019】上記タンクプレート12とエンドプレート
11との組付は、タンクプレート12の開口部にエンド
プレート11を外嵌するものであるが、タンクプレート
12には、仕切プレート13と平行に延びる両側壁部に
その表面から内側へ窪む凹部20が形成され、エンドプ
レート11には、タンクプレート12に形成された凹部
20と係合可能なかしめ片21が突出形成され、かしめ
片21を凹部20にかしめ付けることによってタンクプ
レート12とエンドプレート11とを締着するようにな
っている。
【0020】かしめ付けられた部分のうち、入口空間側
の壁部に設けられるかしめ部分は、コア本体4の通風端
面(図1で示すコア本体の面)と垂直となる方向、即
ち、通風方向から見て入口パイプ16と重ならない位置
に設けられ、出口空間側の壁部に設けられるかしめ部分
は、同方向から見て出口パイプ17と重ならない位置に
設けられている。また、入口空間側のかしめ部分と出口
空間側のかしめ部分ともコア本体の通風端面と垂直とな
る方向から見て互いに重ならないよう積層方向にずらし
て設けられている。
【0021】つまり、かしめ部分の形成可能位置は、各
空間側において、取付孔の形成可能位置であるA及びE
の中心を基準として、それぞれ、P/2の奇数倍の位
置、即ち、隣り合う取付孔の形成可能位置の間に予定さ
れており、一方の空間側(例えば、入口空間側)におい
ては、〜で示す位置、他方の空間側(例えば、出口
空間側)においては、〜で示す位置に予定されてい
る。したがって、取付孔の形成可能位置とその空間側の
かしめ部分とは1/2ピッチのオフセット量を有してい
るので、一方の空間側のかしめ部分と他方の空間側のか
しめ部分も1/2ピッチのオフセット量を有している。
【0022】また、入口パイプ16と出口パイプ17と
を接続するタンクプレート12の上壁部には、入口側と
出口側とが分かたれるように突条22が積層方向に形成
され、この突条22の内面には、仕切プレート13を位
置決めする溝23が形成されている。突条22には、こ
の溝23に通じる通孔24が形成され、溝23に嵌め込
まれる仕切プレート13の辺には、通孔24に嵌合する
突起25が形成されている。
【0023】通孔24の形成可能位置は、仕切部13の
垂直方向から見て入口パイプ16や出口パイプ17が接
続する取付孔の形成可能位置と積層方向にずれた位置に
予定され、取付孔の形成可能位置であるEの中心を基準
として、P/4の奇数倍の位置、即ち、一方の空間側に
形成された取付孔の形成可能位置とこれに最も近い他方
の空間側に形成された取付孔の形成可能位置とを結ぶ線
が突条22と交わる部分、例えば、取付孔の形成可能位
置であるEとA、AとF、FとB等のそれぞれを結ぶ線
と突条22とが交差する部分(1)〜(8)の部分)に
形成されるようになっている。
【0024】このように、通孔24の位置をパイプ1
6、17の取付孔18、19からずらすようにしたの
は、通風方向巾を限界まで小さくして取付孔18、19
を形成すると、図3(b)に示されるように、突条22
から取付孔のバーリングへ移行する部分が続いて形成さ
れるので、この部分では突条22に通孔を形成しずらく
なり、あるいは、形成することが不可能になるからであ
る。したがって、取付孔のバーリングと突条22とが離
れるような位置まで通孔24を取付孔の中心からずらせ
ば問題はなく、図3(c)に示す位置関係の如く、取付
孔の位置と通孔の位置とがコア本体の通風端面と垂直と
なる方向から見てオーバーラップする位置関係であって
も差し支えない。
【0025】上述したタンクプレート12に形成される
取付孔18、19、凹部20、通孔24は、上述した形
成可能位置を任意に選択して形成できるものであり、そ
の具体的実施例を示す図3(a)にあっては、入口パイ
プ16がDの位置に、出口パイプ17がFの位置にそれ
ぞれ接続され、かしめ部分がAとB、CとD、FとG、
HとIの間(、、、の位置)に形成され、通孔
24がBとF、DとHの間((3)、(7)の位置)に
形成されている。
【0026】したがって、予め規格化された形成可能位
置(A〜I)からパイプの取付け位置を任意に選択すれ
ば、入口パイプ16と出口パイプ17とが積層方向に適
切にずれ、しかも最も近づく一組の取付孔を選択しても
取付孔の成形金型が干渉することがないので、取付孔の
形成位置の自由度を保ちつつタンク部の通風方向巾を削
減することが可能となる。
【0027】この際、パイプ位置を入口側と出口側とで
ずらしても、かしめ位置がパイプ位置と干渉すればタン
ク部5の通風方向巾を拡げざるを得なくなるが、本願発
明によれば、かしめ位置も〜の中から任意に選択で
き、かしめ位置がパイプの取付け位置と積層方向にずれ
るので、タンク部5の薄巾化を阻害することがない。ま
た、タンクプレート12に形成される通孔24の位置も
(1)〜(8)の中から任意に選択でき、通孔の位置が
パイプの取付け位置と積層方向にずれるので、通孔24
を形成するためにタンク部の通風方向巾をわざわざ広く
する必要もなくなる。
【0028】尚、この種の熱交換器はこれが搭載される
空調装置や車種によって入口パイプや出口パイプの取付
位置の変更を余儀なくされるが、上記実施の形態によれ
ば、取付孔の形成可能位置が予め決まっているので、ト
ランスファフィーダ等による機械プレスによってタンク
プレートを成形する際に、取付孔の成形工程で用いる金
型を各種用意しておく必要がなく、金型に取り付けられ
る穴開け用パンチを前記AからIの位置に脱着可能とす
ることで対応することができる。したがって、金型の汎
用性を確保しつつ各仕様に合わせてパイプの取付け位置
を自由にしかも容易に変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、タンク部の入口パイプと出口パイプとをコア本体の
通風端面と垂直となる方向から見てずらした位置に設
け、且つ、タンク部を構成するプレートどうしのかしめ
部分を同じくコア本体の通風端面と垂直となる方向から
見てパイプ位置とずらすようにしたので、パイプの形成
位置の自由度を維持しつつタンク部の通風方向巾をでき
るだけ小さくすることができる。
【0030】つまり、従来においては、パイプの取付位
置に何の規制もなかったので、取付位置の自由度は確保
されていたが、入口側と出口側とのパイプをコア本体の
通風端面と垂直となる方向から見て同じ位置に設けるこ
ともできたため、パイプどうしの干渉やパイプの取付孔
の成形金型の干渉を避ける必要から、タンク部の通風方
向巾を拡大せざるを得なかった。また、タンク部のかし
め部分にあっても、コア本体の通風端面と垂直となる方
向から見てパイプの取付部分と同じ位置に形成すること
もできたため、かしめ部分でのタンク部の絞りを見越し
て通風方向巾を拡げざるを得えなかった。
【0031】これに対して、本願発明によれば、パイプ
位置やかしめ位置がコア本体の通風端面と垂直となる方
向から見てずれるので、パイプどうしの干渉やパイプの
取付孔を形成する金型の干渉を回避しつつタンク部の通
風方向巾の縮小を補償することができる。この場合、パ
イプ位置やかしめ位置をコア本体の通風端面と垂直とな
る方向から見て同じ位置にできないという制限はあるも
のの、位置をずらすバリエーションを多数予定すること
でパイプの組付位置の自由度を確保することができる。
【0032】また、仕切プレートの突起と嵌合するタン
ク部の通孔をコア本体の通風端面と垂直となる方向から
見てパイプ位置とずらした設けたので、通孔の形成の有
無にかかわらずタンク部の薄巾化を図ることができる。
【0033】さらに、タンク巾を小さくできる結果とし
て、熱交換器自体の軽量化が図れ、熱交換器の直材費を
低減することが可能となり、さらには、熱交換器の収納
スペースを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる熱交換器の構成例を示
す正面図である。
【図2】図2(a)は、図1で示す熱交換器の側面図、
図2(b)は、図1の2B−2B線で切断した断面図で
ある。
【図3】図3(a)は、図1で示す熱交換器の平面図、
図3(b)は、図3(a)の3B−3B線で切断した断
面図、図3(c)は、図3(a)の3C−3C線で切断
した断面図である。
【図4】図4は、図1にかかる熱交換器のタンク部を分
解した斜視図である。
【図5】図5は、図1に係る熱交換器において、パイプ
の取付孔、かしめ部分、及び通孔の形成可能位置を説明
する図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 チューブエレメント 3 フィン 4 コア本体 5 タンク部 6 成形プレート 10 折り返し通路 10a 往路 10b 復路 11 エンドプレート 12 タンクプレート 13 仕切プレート 14 入口空間 15 出口空間 16 入口パイプ 17 出口パイプ 20 凹部 21 かしめ片 24 通孔 25 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換媒体を通す往路と復路とが形成さ
    れたチューブエレメントをフィンを介して複数段に積層
    して構成されるコア本体と、 前記コア本体の一端に設けられ、入口側及び出口側のパ
    イプを組付ける第1のプレートと前記各チューブエレメ
    ントを組付ける第2のプレートとを嵌め合わせ、これら
    第1及び第2のプレートの嵌合部分を適宜かしめ付けて
    構成されるタンク部とを有し、 前記タンク部の内部を通風方向に対し前後に仕切って、
    前記チューブエレメントの往路及び前記入口側のパイプ
    が臨む入口空間と、前記チューブエレメントの復路及び
    前記出口側のパイプが臨む出口空間とを形成し、 前記入口側のパイプと前記出口側のパイプとを前記コア
    本体の通風端面と垂直となる方向から見てずらした位置
    に設け、 前記チューブエレメントの積層方向に沿って設けられる
    前記タンク部のかしめ部分を、前記入口空間側のかしめ
    部分にあっては前記入口側のパイプと、前記出口空間側
    のかしめ部分にあっては前記出口側のパイプと、それぞ
    れ前記通風端面と垂直となる方向から見てずらした位置
    に設けるようにしたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記入口空間と出口空間とは、前記タン
    ク部の内部に設けられた仕切プレートによって画成さ
    れ、前記第1のプレートには、前記仕切プレートに設け
    られる突起と嵌合する通孔が形成され、この通孔を前記
    コア本体の通風端面と垂直となる方向から見て前記パイ
    プとずらした位置に形成したことを特徴とする請求項1
    記載の熱交換器。
JP8573296A 1996-03-14 1996-03-14 熱交換器 Pending JPH09250895A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19942458B4 (de) * 1998-09-29 2007-02-15 Denso Corp., Kariya Wärmetauscher für eine Fahrzeug-Klimaanlage
JP2007526431A (ja) * 2004-03-05 2007-09-13 ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 熱を交換する装置およびそれを形成する方法
US20110155358A1 (en) * 2008-06-26 2011-06-30 Kamal Galahroudi Heat exchanger for a motor vehicle
JP2012088011A (ja) * 2010-10-21 2012-05-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器

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