JPH09246065A - 箔巻コイル用銅箔及び箔巻コイル - Google Patents

箔巻コイル用銅箔及び箔巻コイル

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JPH09246065A
JPH09246065A JP7825796A JP7825796A JPH09246065A JP H09246065 A JPH09246065 A JP H09246065A JP 7825796 A JP7825796 A JP 7825796A JP 7825796 A JP7825796 A JP 7825796A JP H09246065 A JPH09246065 A JP H09246065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper foil
winding
foil
parts
end parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP7825796A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ouchi
正弘 大内
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 銅箔をボビンに巻付けた箔巻コイルにおい
て、煩雑なリード線の接続作業やリード線を引き出すこ
とによる仕上がりの悪化を招くことなく、ボビンに巻付
けた銅箔の両端部から夫々接続部を引き出すことができ
る低コストの箔巻コイル用銅箔を提供する。 【解決手段】 同じ幅、同じ長さを有した2枚の直線帯
状の銅箔片11、12の端部同志をクランク状になるよ
うに平行に接続一体化し、各銅箔片の両端部の所定幅の
接続部を除いた全面を絶縁材により被覆した構成を備え
ている。銅箔をボビンの巻付け部に巻付けることにより
銅箔の両端部をいずれも巻線の外部に引き出された状態
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大電流を流すコイル
の構造の改良に関し、特に銅箔をボビンに巻付けた箔巻
コイルにおいて、製造手数、コストを増大させることな
く、巻き始め端部を巻線外部に導出して接続部とするこ
とができる箔巻コイル用銅箔に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルの中でも大電流を流す為に用いら
れるコイルにあっては、巻き線の直流抵抗を低減するた
めに線径の太い線材が用いるが、図3(a)に示す様に
ボビン1に巻線2を施す際に巻線の線間に間隙が発生し
易い為、ボビンが有する巻線面積を有効に利用できない
という欠点がある。また、このような不具合を解消する
為に、図3(b)に示す様に銅箔或は薄肉の銅板3を巻
線の代わりに用いてボビンに巻付けて直流抵抗を低下さ
せ、且つ銅箔或は銅板間の密着度を高めてボビンの巻線
面積を有効に利用する箔巻コイルが用いられている。し
かし、(b)に示した箔巻コイルの場合、銅箔3の巻き
始めが巻線の中心部に位置することとなるが、コイルに
おいては巻き始めと巻き終りの各端部を夫々接続部とし
て使用する為、中心部に位置する銅箔端部を外部に導出
するための作業を行う必要がある。このような導出方法
としては例えば図4(a)に示す様に表面を絶縁フィル
ム4で被覆された銅箔3の両端部だけの被覆を除去して
銅箔を露出するとともに、巻線の中心部に位置させる巻
き始め端部側の露出部5にリード線6をハンダ等によっ
て接続する。図4(b)(c)はボビン1に対する巻付
け手順を示しており、(b)のようにリード線6をボビ
ンの外側に引き出した状態で巻き始め端部からボビン上
に巻き始め、(c)の様に巻き終り時にもリード線6が
巻線外部に引き出された状態になるようにしている。こ
のようにすれば、両端部を夫々接続部として使用するこ
とができる。しかしながら、この従来例においては、リ
ード線6を銅箔端部にハンダ接続する作業や、ハンダ付
け後に絶縁を施す作業が必要である為、製造作業性が悪
化し、コストアップを招くという欠点があった。また、
引き出されるリード線6は、巻き終った銅箔の端縁とボ
ビンとの間の間隙から導出することとなるので、必然的
に仕上がりが悪くなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、銅箔をボビンに巻付けた箔巻コイ
ルにおいて、煩雑なリード線の接続作業やリード線を引
き出すことによる仕上がりの悪化を招くことなく、ボビ
ンに巻付けた銅箔の両端部から夫々接続部を引き出すこ
とができる低コストの箔巻コイル用銅箔を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、同じ幅、同じ長さを有した2枚
の直線帯状の銅箔片の端部同志をクランク状になるよう
に平行に接続一体化し、各銅箔片の両端部の所定幅の接
続部を除いた全面を絶縁材により被覆した構成を備えて
いることを特徴とする。請求項2の発明は、上記銅箔を
ボビンの巻付け部に巻付けることにより銅箔の両端部を
いずれも巻線の外部に引き出された状態にしたことを特
徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施例を詳細に説明する。図1(a)は本発明の一
形態例の箔巻コイル用銅箔の展開図、(b)は巻き始め
の状態を示す図、(c)は巻線を完了した状態の説明図
であり、この銅箔(薄い銅板を含む)10は、同じ幅、
同じ長さを有した2枚の直線帯状の銅箔片11、12の
端部同志をクランク状に接続一体化したものであり、両
端部の所定幅の接続部(導体露出部)11a,12aを
除いた全面を絶縁材13により被覆した構成を備えてい
る。この両銅箔片11、12の合計幅は、この銅箔10
を巻付けようとするボビン15の巻付け部15aの幅と
同等であり、巻付けに開始に際しては、(b)の様に両
銅箔片11、12の接続部(オーバーラップ部)14を
ボビンの巻付け部15aの外周面に添設させてから、各
銅箔片11、12を夫々矢印方向へ巻付けることによ
り、最終的に(c)(d)のごとく巻付けを完了する。
こうして得られた箔巻コイルは、銅箔の両端部がいずれ
も巻線の外部に引き出された状態にあり、これをそのま
ま接続部として利用できるので、格別のリード線の接続
が不要であり、製造コストを低減できる。なお、本発明
の銅箔を用いれば、コイルだけでなく、トランスも製作
することができる。図2(a)(b)は本発明の銅箔を
用いて製作されたトランスを示す斜視図及び断面図であ
り、ボビン20の各巻付け部20a,20bに対する巻
付け方法は、図1(b)(c)に示したものと同様であ
り、各巻付け部20a,20bに巻付けた銅箔が夫々一
次側、二次側の巻線を構成している。この場合も巻き始
め端部が予め外部に導出された状態となっているので、
リード線の接続作業が一切不要となり、製造手数を大幅
に低減でき、生産性向上、コスト低減を達成できる。
【0006】
【発明の効果】以上のように本発明の銅箔は、同じ幅、
同じ長さを有した2枚の直線帯状の銅箔片の端部同志を
クランク状になるように平行に接続一体化し、各銅箔片
の両端部の所定幅の接続部を除いた全面を絶縁材により
被覆した構成を備えているので、これを箔巻コイルやト
ランスに用いた場合には、箔巻コイル部の引出し線を不
要とし、箔巻コイル、トランスの低価格化、量産化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一形態例の箔巻コイル用銅箔
の展開図、(b)は巻き始めの状態を示す図、(c)は
巻線を完了した状態の説明図、(d)は(c)の縦断面
図。
【図2】(a)及び(b)は本発明の銅箔を用いて製作
されたトランスを示す斜視図及び断面図。
【図3】(a) (b) は従来のコイルの説明図。
【図4】(a) (b) 及び(c) は従来の箔巻コイルの説明
図。
【符号の説明】
10 銅箔(薄い銅板を含む)、11、12 銅箔片、
11a,12a 接続部(導体露出部),13 絶縁
材,14 接続部(オーバーラップ部),15 ボビ
ン,15a 巻付け部,20 ボビン、20a,20b
巻付け部.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同じ幅、同じ長さを有した2枚の直線帯
    状の銅箔片の端部同志をクランク状になるように平行に
    接続一体化し、各銅箔片の両端部の所定幅の接続部を除
    いた全面を絶縁材により被覆した構成を備えていること
    を特徴とする箔巻コイル用銅箔。
  2. 【請求項2】 上記銅箔をボビンの巻付け部に巻付ける
    ことにより銅箔の両端部をいずれも巻線の外部に引き出
    された状態にしたことを特徴とする請求項1記載の箔巻
    コイル。
JP7825796A 1996-03-06 1996-03-06 箔巻コイル用銅箔及び箔巻コイル Pending JPH09246065A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310648A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Matsushita Electric Works Ltd トランス
JP2010245183A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Daihen Corp カップリングコイル、および、これを備えたアーク溶接機
JP2015115515A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 東光株式会社 インダクタの製造方法
JP2016039322A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 住友電気工業株式会社 コイル、及びコイル部品

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