JPH09244498A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09244498A
JPH09244498A JP8046120A JP4612096A JPH09244498A JP H09244498 A JPH09244498 A JP H09244498A JP 8046120 A JP8046120 A JP 8046120A JP 4612096 A JP4612096 A JP 4612096A JP H09244498 A JPH09244498 A JP H09244498A
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Kazuhiko Kikuchi
和彦 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は感光体に対するクリーニングブレード
の圧接力を印字/非印字状態で可変することにより、O
PC感光体の膜削れ量に低く押さえることができるよう
にした画像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明はレーザ露光装置40により形成さ
れた潜像に現像剤を供給して顕像化する現像器46と、
この現像器46により現像された顕像を用紙に転写させ
る転写チャージャー48と、前記感光体ドラム44に設
定圧力で圧接し、前記転写チャージャー48による顕像
転写後、前記感光体ドラム44上に残留した現像剤を除
去するクリーニングブレード81と、このクリーニング
ブレード81の前記感光体ドラム44に対する圧接力を
感光体ドラム44上の残留現像剤の除去が必要な間にお
いては設定圧力とし、それ以外は設定圧力よりも低圧に
可変するソレノイド89とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、レーザ
プリンタや複写機として適用される画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタや複写機は感光体ドラム
を備え、この感光体ドラム上に現像剤像を形成する。感
光体ドラム上に形成された現像剤像は転写チャージャー
により用紙に転写される。また、この現像剤像の転写後
に感光体ドラム上に残留した現像剤はクリーニングブレ
ードにより掻落とされて除去される。
【0003】ところで、近年、環境等の問題から感光体
の材料として、一部の高速機を除いてセレンからOPC
(有機)への移行が進んでいる。しかしながら、OPC
感光体はクリーニングブレードとの摺接による膜削れが
大きくて寿命が短く、特に、装置の小型化に伴って、感
光体の径が小径化されると、感光体寿命が短くなる。
【0004】そこで、従来においては、感光体ドラムに
対してクリーニングブレードを接離自在に設け、必要な
ときのみクリーニングブレードを感光体ドラムに接触さ
せ、不必要なときは、クリーニングブレードを感光体ド
ラムから離間させたり、あるいは、感光体ドラムの駆動
を断続させて感光体の膜削れを低下させるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングブレードを接離する方法については、ブレード離
間時の感光体へのトナー付着やトナー飛散という問題が
あった。また、感光体の駆動を制御する方法では、駆動
装置が複雑化し、特に、デジタルPPCのように高画質
を目指す装置の場合には、感光体ドラムにフライホイー
ルを直結する場合が多く、感光体ドラムの駆動をオンー
オフするには専用のモータが必要になる。
【0006】さらに、感光体ドラムを停止させるとき
は、現像器もほぼ同時に止めないとキャリアが付着する
ため、駆動系が複雑化してしまう。そこで、本発明は像
担持体に対する除去部材の圧接力を残留現像剤の除去の
必要がある間と、それ以外とで可変することにより、像
担持体の膜削れ量を低下させることができるようにした
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、回転する像担持体上
に現像剤像を形成し、この現像剤像を被転写材に転写さ
せる像形成手段と、前記像担持体に設定圧力で圧接し、
前記被転写材に対する現像剤像の転写後、前記像担持体
上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除去部
材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担持体上の残
留現像剤の除去が必要な第1の期間においては設定圧力
とし、前記第1の期間以外の第2の期間においては設定
圧力よりも低圧に可変する可変手段とを具備する。
【0008】請求項2記載のものは、回転する像担持体
上に潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段
により形成された潜像に現像剤を供給して顕像化する現
像手段と、この現像手段により現像された顕像を被転写
材に転写させる転写手段と、前記像担持体に設定圧力で
圧接し、前記転写手段による顕像転写後、前記像担持体
上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除去部
材の前記像担持体に対する圧接力を少なくとも前記潜像
形成手段により潜像を形成するときは第1の期間におい
て設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間にお
いては設定圧力よりも低圧に可変する可変手段とを具備
する。
【0009】請求項3記載のものは、回転する像担持体
上に潜像を形成する潜像形成手段と、この潜像形成手段
により形成された潜像に現像剤を供給して顕像化する現
像手段と、この現像手段により現像された顕像を被転写
材に転写させる転写手段と、前記像担持体に設定圧力で
圧接し、前記転写手段による顕像転写後、前記像担持体
上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除去部
材の前記像担持体に対する圧接力を少なくとも被転写材
の搬送方向の後端部に対応する前記像担持体の部位が前
記除去部材を通過するまでの第1の期間においては設定
圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間においては
設定圧力より低圧に可変する可変手段と、を具備する。
【0010】請求項4記載のものは、回転する像担持体
上に現像剤像を形成し、この現像剤像を被転写材に転写
させる像形成手段と、前記像担持体に設定圧力で圧接
し、前記被転写材に対する現像剤像の転写後、前記像担
持体上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除
去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担持体上
の残留現像剤の除去が必要な第1の期間においては設定
圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間においては
設定圧力よりも低圧に可変する可変手段とを具備し、前
記除去部材は付勢部材により付勢されて前記像担持体に
圧接され、前記可変手段は前記付勢部材の付勢力を変更
することにより、前記除去部材の圧接力を可変する。
【0011】請求項5記載のものは、回転する像担持体
上に現像剤像を形成し、この現像剤像を被転写材に転写
させる像形成手段と、前記像担持体に設定圧力で圧接
し、前記被転写材に対する現像剤像の転写後、前記像担
持体上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除
去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担持体上
の残留現像剤の除去が必要な第1の期間においては設定
圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間においては
設定圧力よりも低圧に可変する可変手段とを具備し、前
記像担持体の径をD[m]、除去部材の設定時の線圧を
Ph[N/m]、除去部材の低圧時の線圧をP1[N/
m]とし、像担持体の径Dが10≦D≦60[mm]の
とき、前記可変手段による除去部材の低圧時の圧力P1
[N/m]の範囲を[0.75ー(5/1000)×
D]×Ph<P1<0.75×Phとする。
【0012】請求項6記載のものは、回転する像担持体
上に現像剤像を形成し、この現像剤像を被転写材に転写
させる像形成手段と、前記像担持体に設定圧力で圧接
し、前記被転写材に対する現像剤像の転写後、前記像担
持体上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除
去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担持体上
の残留現像剤の除去が必要な第1の期間においては設定
圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間においては
設定圧力よりも低圧に可変する可変手段とを具備し、前
記像担持体上に形成された顕像を複数枚の被転写材に連
続的に転写する場合、前記像担持体上の被転写材間に相
当する部位に対し、前記除去部材を設定圧力で圧接させ
る。
【0013】請求項7記載のものは、回転する像担持体
上に現像剤像を形成し、この現像剤像を被転写材に転写
させる像形成手段と、前記像担持体に設定圧力で圧接
し、前記被転写材に対する現像剤像の転写後、前記像担
持体上に残留した現像剤を除去する除去部材と、この除
去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担持体上
の残留現像剤の除去が必要な第1の期間においては設定
圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間においては
設定圧力よりも低圧に可変する可変手段とを具備し、前
記可変手段による除去部材の低圧状態から設定圧力への
切り替えタイミングは、前記潜像形成手段による像露光
開始時よりTc(sec)以前に行うものとし、f
(x、y):xとyのどちらか大きい方の数値、tc:
負荷トルク増大に伴う制御応答時間k×(Ph/P1)
/(m×D)、te:除去部材位置から像露光位置まで
の通過時間πDα/(Vp×360)、D:像担持体径
[m]、vp:像担持体周速度[m/sec]、Ph:
除去部材線圧(設定時)[N/m]、P1:除去部材線
圧(低圧時)[N/m]、α:像担持体上の除去部材か
ら露光位置までの角度[reg]、k:比例定数5×1
-4、m:像担持体質量[N]としたとき、前記Tcの
範囲をTc>f(tc,te)とする。
【0014】本発明は、像担持体の回転時において、像
担持体に対する除去部材の圧接力を像担持体上の残留現
像剤の除去が必要な間だけ設定圧力とし、それ以外は設
定圧力よりも低圧に可変することにより、除去部材の圧
接による像担持体の削れ量を低下させ、小径の像担持体
においても、ほぼ2倍程度の径の像担持体の寿命を実現
できるようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した一実
施の形態を参照しながら、詳細に説明する。図2はデジ
タル複写機を示すもので、このデジタル複写機は装置本
体10を備え、この装置本体10内には、後述する読み
取り手段として機能するスキャナ4、および画像形成手
段として機能する画像形成部6が設けられている。
【0016】装置本体10の上面には、図示しないコン
トロールパネル、および、読取対象物、つまり原稿Dが
載置される透明なガラスからなる原稿載置台12が設け
られている。また、装置本体10の上面には、原稿載置
台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送り装置7(以
下ADFと称する)が配設されている。このADF7
は、原稿載置台12に対して開閉可能に配設され、原稿
載置台12に載置された原稿Dを原稿載置台12に密着
させる原稿押さえとしても機能する。
【0017】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセン9、原稿
トレイから原稿を一枚ずつ取り出すピックアップローラ
14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ15、原
稿の先端を整位するアライニングローラ対16、原稿載
置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベルト
18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向きにセ
ットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つまり、最
終頁から順に取り出され、アライニングローラ対16に
より整位された後、搬送ベルト18によって原稿載置台
12の所定位置へ搬送される。
【0018】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ4により
画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18によ
り原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ20、
フラッパ22、および排紙ローラ23を介してADF7
上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏面を
読み取る場合、フラッパ22を切換えることにより搬送
ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、反転ロー
ラ20によって反転された後、再度搬送ベルト18によ
り原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0019】装置本体10内に配設されたスキャナ4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する蛍光
灯等の光源25および原稿Dからの反射光を所定の方向
に偏向する第1のミラー26を有し、これらの光源およ
び第1のミラーは、原稿載置台12の下方に配設された
第1のキャリッジ27に取り付けられている。第1のキ
ャリッジ27は原稿載置台12と平行に移動可能に配置
され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータに
より、原稿載置台の下方を往復移動される。
【0020】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配設さ
れている。第2のキャリッジ28には、第1のミラー2
6により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する
第2及び第3のミラー30、31が互いに直角に取り付
けられている。第2のキャリッジ28は、第1のキャリ
ッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1のキャ
リッジ27に対して従動されるとともに、第1のキャリ
ッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に沿って
平行に移動される。
【0021】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と結像レンズにより集束された反
射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配設
されている。結像レンズ32は、第3のミラー31によ
り偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介して
移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を所
望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、入
射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対する
電気信号を出力する。
【0022】一方、画像形成部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露
光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導
体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向す
る走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミ
ラーを後述する所定の回転数で回転駆動する走査モータ
としてのポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーからの
レーザ光を偏向して後述する感光体ドラムへ導く光学系
42と、を備えている。このような構成のレーザ露光装
置40は、装置本体10の後述する支持フレームに固定
および支持されている。
【0023】半導体レーザ41は、スキャナ4により読
み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送
受信文書情報に応じたオン・オフ制御され、このレーザ
光はポリゴンミラー36及び光学系42を介して感光体
ドラムへ向けられ、感光体ドラム周面を走査することに
よりドラム周面上に静電潜像を形成する。
【0024】また、画像形成部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム周面は、レーザ露光装
置40からのレーザ光により露光され、所望の静電潜像
が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラム周
面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、感光
体ドラム周面上に形成された静電潜像に現像剤としての
トナーを供給して所望の画像濃度で現像する現像器4
6、後述する用紙カセットから給紙された被転写材、つ
まり、コピー用紙Pを感光体ドラムから分離させるため
の剥離チャージャ47を一体に有し、感光体ドラムに形
成されたトナー像を用紙Pに転写させる転写チャージャ
48、感光体ドラム周面からコピー用紙を剥離する剥離
爪49、感光体ドラム周面に残留したトナーを清掃する
清掃装置50、および、感光体ドラム周面の除電する除
電器51が順に配置されている。
【0025】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、
各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が充填され
ている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ5
5が設けられ、この大容量フィーダには、使用頻度の高
いサイズのコピー用紙、例えば、A4サイズのコピー用
紙が約3000枚収納されている。また、大容量フィー
ダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセ
ット57が脱着自在に装着されている。
【0026】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路の終端には定着装置60が設けら
れている。定着装置60に対向した装置本体10の側壁
には排出口61が形成され、排出口には排紙トレイ62
が装着されている。
【0027】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙を一枚ずつ取り出すピックアップローラ6
3がそれぞれ設けられている。また、搬送路58には、
ピックアップローラ63により取り出されたコピー用紙
Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ対6
4が設けられている。
【0028】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整位させ、感光体ドラム
周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部へ給
紙する。レジストローラ対65の手前、詰まり、給紙ロ
ーラ対64側には、コピー用紙Pの到達を検出するアラ
イニング前センサ66が設けられている。
【0029】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚ずつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。転写部において、感光体ドラム44上に整形さ
れた現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージャ4
8により用紙P上に転写される。トナー像の転写された
コピー用紙Pは、剥離チャージャ47及び剥離爪49の
作用により感光体ドラム44周面から剥離され、搬送路
58の一部を構成する搬送ベルト67を介して定着装置
60に搬送される。そして、定着装置60によって現像
剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、コピー用紙P
は、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69により排
出口61を通して排紙トレイ62上へ排出される。
【0030】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
ずつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75と、を備えている。また、搬送路5
8と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口
61あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分け
ゲート76が設けられている。
【0031】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転
路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一
時的に集積された後、ピックアップローラ73および給
紙ローラ75により、搬送路74を通してレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジスト
ローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60及び排
紙ローラ対69を介して排紙トレイ62上に排紙され
る。
【0032】ところで、感光体ドラム44の成形材料と
しては、近年、環境等の問題から、一部の高速機を除い
てセレンからOPC(有機)への移行が進んでいる。し
かしながら、OPC感光体は清掃装置50の後述する除
去部材としてのクリーニングブレード(以下、ブレード
という)81による膜削れが感光体の寿命に大きく影響
を及ぼし、また、装置の小型化を目指す際には、どうし
ても、感光体の小径化が不可欠となり、この場合には、
特に、感光体の寿命が短いものとなる。
【0033】また、上記OPC感光体の膜削れ量は図3
のグラフを見てわかるように、複写モード(1枚間欠か
多数枚間欠か)に大きく依存される。図3のグラフは横
軸に間欠枚数、縦軸に膜削れ量を示しているが、間欠枚
数が少ないほど膜削れ量が増大し、1枚間欠モードで最
大となる。
【0034】通常の感光体寿命の複写枚数設定において
は複写モードを5枚間欠前後程度に設定することが多
く、実際に1〜3枚間欠ではライフコピー枚数に到達し
ないことになる。
【0035】通常使用においては、問題ないレベルと考
えられるが、特定ユーザによって月間複写枚数が極端に
少ないところではあり得る設定である。図4および図5
は、複写モードによる感光体寿命の差を説明するための
タイミングチャートを示す。
【0036】図4は極端な例として、1枚間欠モード
時、図5は2枚以上の連続複写モード時のドラム周辺の
動作制御タイミングを示している。1枚間欠モードにお
いて、図4の中の斜線部で示す部分が各動作で発生する
のに対して、複数枚の複写モードにおいては複数枚毎に
1度、前記の斜線部の部分が発生することになるため、
間欠の枚数が増えるほど感光体ドラム44の回転する時
間が減少し、ひいては膜削れも少なくなり寿命が延びる
ことになる。
【0037】以上述べたように、本発明の意図するとこ
ろは、装置の小型化に伴って感光体が小径化になるほど
寿命が短くなってしまうという欠点を補うものである。
また、OPC感光体の寿命はクリーニングブレード81
による膜削れ量に依存されるため、ブレード81の荷重
を必要時以外のときは荷重を減少させることにより、膜
削れを最小に低下させることで感光体の寿命を大幅に改
善するようにしたものである。
【0038】図1は本発明における清掃装置50の周辺
構成を示すものである。清掃装置50内には、OPC
(有機)感光体ドラム44の外周に下端部を当接させる
ウレタン等からなる除去部材としてのクリーニングブレ
ード81が設けられている。感光体ドラム44上に形成
されたトナー像が、被転写材としての用紙Pに転写チャ
ージャー48により転写されたのち、感光体ドアム44
上に残ったトナーはブレード81により掻き落とされ
る。ブレード81の下方部には、ブレード81により掻
き落とされたトナーを受けるリカバーブレード82が設
けられている。
【0039】清掃装置50の内底部には、トナー収納部
83及び回収したトナーを外部に搬送するオーガ84が
設けられている。ブレード81は金属製のホルダ85の
一端部側に保持され、ホルダ85は支軸85aにより回
動自在に保持されている。ホルダ85の他端部側には付
勢部材としての引っ張りバネ86を介してリンク87の
一端部が接続されている。リンク87はその略中央部が
支軸88により回動自在に支持され、リンク87の他端
部側には可変手段としてソレノイド89が接続されてい
る。
【0040】ソレノイド89に電圧が供給されない時に
は、リンク87が上方へ回動されて引っ張りバネ86の
引っ張り力が低下され、感光体ドラム44に対するブレ
ード81の接触圧は通常のクリーニング設定圧力よりも
低圧の状態になる。
【0041】逆に、ソレノイド89に電圧が供給される
時には、リンク部87が下方に回動されて引っ張りバネ
86の引っ張り力が上昇され、感光体ドラム44に対す
るブレード81の接触圧は通常のクリーニング設定圧力
の状態になる。
【0042】図6は、感光体ドラム44の径Dに対する
クリーニング不良発生時のブレード81にかかる線圧を
プロットしたものである。横軸に感光体径D、縦軸に通
常設定時のブレード線圧Phに対する比をとったもので
あり、図に示すように感光体径Dが大きくなるほどクリ
ーニング不良にたいするマージンが大きくなることがわ
かる。
【0043】また、感光体径Dが10mm前後から60
mm前後においては、ほぼ比例関係となることがわかっ
た。したがって、前述のブレード加圧の制御において、
低圧の条件はクリーニング不良にならないレベルの線圧
条件が必要であるため、低圧時のブレード線圧P1は図
6のグラフより、 [0.75ー(5/1000)×D]×Ph<P1 であることが必要である。
【0044】また、低圧時のブレード線圧P1の上限は
感光体の膜削れ量に効果的な値でなくてはならない。図
7にブレード線圧をパラメータとした1枚間欠複写モー
ド時の膜削れ量の推移グラフを示す。
【0045】グラフを見てわかるように、所定のライフ
以上を実現するには P1<0.75×Ph という条件が必要となる。
【0046】以上から、低圧時のブレード線圧P1は [0.75ー(5/1000)×D]×Ph<P1<
0.75×Ph の範囲が望ましく、この範囲に設定することにより、ク
リーニング不良等の不良画像が発生せず、かつ感光体長
寿命化を図ることができる。
【0047】次に、ブレード81の荷重制御のタイミン
グについて説明する。図8及び図9は、本発明に係わる
一実施の形態における感光体周辺の1枚間欠および多数
枚間欠複写モードにおけるタイミングチャートを示して
いる。
【0048】複写スタート信号により、まず、少なくと
も感光体ドラム44を駆動するメインモータがオンし、
感光体ドラム44が回転し、用紙Pの搬送に同期して潜
像を形成するための帯電およびレーザ露光制御が行われ
る。
【0049】このとき、ブレード81はメインモータ回
転以前に通常設定荷重から低荷重に切り替えられてお
り、レーザ露光する時間よりもTc時間前に再びブレー
ド荷重を低荷重から通常荷重に切り替えられる。
【0050】また、最終の用紙が通過後には転写残りト
ナーが感光体ドラム44上のブレード当接位置を通過す
るまでの時間(Tj)、ブレード荷重を通常荷重のまま
維持することにより、クリーニング不良に対するマージ
ンが増大する。
【0051】さらに、複数枚間欠モード時の感光体44
上の各用紙との間隔においてもブレード81の荷重制御
は可能であるが、実際には搬送される用紙の間隔が十分
広い場合に限られ、また、感光体ドラム44に周期的な
負荷変動を与えることになるため好ましくない。
【0052】このような制御により、従来の複写制御と
比較すると図8および図9に示すフローチャートの斜線
で示した部分が膜削れに対して有利となる時間である。
前記ブレード荷重を低荷重から通常荷重に切り替えるタ
イミング時間Tcは、ブレード81の位置から像露光位
置間での通過時間及び負荷トルク増大に伴う制御応答時
間に関係する。
【0053】第一に、ブレード荷重が低荷重状態におい
てもクリーニング不良が発生しない条件の荷重で設定し
ているが、何らかの異常で感光体ドラム44上にトナー
が付着している場合を考慮すると、感光体ドラム44に
像形成する以前にはブレード荷重を通常設定荷重に戻さ
なくてはならない。
【0054】すなわち、ブレード荷重切り替えるタイミ
ング時間Tcは感光体ドラム44上のブレード位置から
像露光位置までの通過時間te[sec]よりも大きく
なくてはならない。
【0055】したがって、図1に示すように感光体ドラ
ム44上のブレード81の位置から像露光位置までの角
度をα[deg]としたとき、次式で与えられる関係に
することにより不具合を未然に防ぐことが可能となる。
【0056】Tc>te ただし te=πDα/(Vp×360) 第二に、ブレード荷重を低荷重から通常荷重に切り替え
る際、感光体ドラム44に対して外部より外乱として負
荷変動が与えられるため、図10に示すような回転変動
を通常状態に制御されるまでの応答時間tc[sec]
が必要となる。
【0057】Tc>tc すなわち、理論的には感光体ドラム44のイナーシャ
(mD2 )が大きいほど応答時間tcは小さくなり、負
荷トルクの変動比分(Ph/P1]×D/2])が大き
いほど応答時間tcが大きくなるため、数1により求め
られると仮定した。
【0058】
【数1】 数1を整理すると、数式2になる。
【0059】
【数2】
【0060】図11は上記左辺と、右辺とをグラフにプ
ロットしたものである。図11を見てわかるように、パ
ラメータによりバラツキはあるものの上限と下限の線分
の領域内におさまることがわかった。
【0061】したがって、応答時間tcは図11に示す
上限の時間よりも長く設定すれば問題ないことがわか
る。すなわち、図11のグラフによる上限の線分の比例
定数は5×10-4となり、回転変動を通常状態に制御さ
れるまでの応答時間tc[sec]は次式の範囲に設定
すればよい。
【0062】tc>k×(Ph/P1)×L(m×D) 但し、k=5×10-4 故に、第一および第二の条件から、前記ブレード荷重を
低荷重から通常荷重に切り替えるタイミング時間Tc
は、ブレード位置から像露光位置までの通過時間te及
び負荷トルク増大に伴う制御応答時間tcのうち大きい
方の値よりも大きく設定する必要があるため、Tcは次
式で与えられる範囲に設定することにより、感光体ドラ
ム44の回転変動に影響を与えることなく、ジッタの少
ない画像を提供するとともに感光体ドラム44の長寿命
化を実現できる画像形成装置を提供できる。
【0063】Tc>f(tc,te) f(x、y):xとyのどちらか大きい方の数値 なお、本発明の実施の形態においては、感光体径D=3
0mm、感光体周速Vp=125mm/sec、通常ブ
レード線圧Ph=3.4N/m、低圧時ブレード線圧O
1=2.2N/mで制御を行うことにより、1枚間欠複
写モードにおいても感光体ライフを満足できるOPC膜
削れ量を実現できた。
【0064】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、像担持体
の回転時において、像担持体に対する除去部材の圧接力
を像担持体上の残留現像剤の除去が必要な間において
は、設定圧力とし、それ以外は設定圧力よりも低圧に可
変するから、除去部材の圧接による像担持体の削れ量を
低下でき、小径の像担持体においてもほぼ2倍程度の径
の像担持体の寿命を実現できる。
【0065】したがって、従来のように、像担持体から
クリーニングブレードを離間させるものとは異なり、ト
ナーを付着させたり、あるいは、トナーを飛散させると
いったことがない。
【0066】また、像担持体の駆動を制御するものと異
なり、駆動系が複雑化しないとともに、像担持体の回転
をオンーオフするための専用の駆動源を必要とすること
もなく、構成的に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である感光体の周辺構成
を示す図。
【図2】画像形成装置の内部構造を示す断面図。
【図3】コピーする用紙の間欠枚数とOPC感光体の膜
削れ量の関係を示すグラフ。
【図4】複写モードによる感光体寿命の差を説明するた
めのタイミングチャート。
【図5】複写モードによる感光体寿命の差を説明するた
めのタイミングチャート。
【図6】感光体径に対するクリーニング不良発生時のブ
レードに作用する線圧をプロットしたグラフ図。
【図7】ブレード線圧をパラメータとした1枚間欠複写
モードの膜削れ量の推移を示すグラフ図。
【図8】感光体周辺の1枚間欠におけるタイミングチャ
ート図。
【図9】感光体周辺の多数枚間欠モードにおけるタイミ
ングチャート図。
【図10】感光体の回転変動が通常状態に制御されるま
での応答時間tcを説明するための概念図。
【図11】感光体の回転変動が通常状態に制御されるま
での応答時間tc[sec]の特性を示すグラフ図。
【符号の説明】
D…原稿、P…コピー用紙、4…スキャナ、6…画像形
成部、7…ADF、8…原稿トレイ、9…エンプティセ
ン、10…装置本体、12…原稿載置台、13…、14
…ピックアップローラ、15…給紙ローラ、16…アラ
イニングローラ対、18…搬送ベルト、20…反転ロー
ラ、21…非反転センサ、22…フラッパ、23…排紙
ローラ、24…原稿排紙部、25…光源、26…第1の
ミラー、27…第1のキャリッジ、28…第2のキャリ
ッジ、30…第2のミラー、31…第3のミラー、32
…結像レンズ、34…CCDセンサ、え36…ポリゴン
ミラー、37…ポリゴンモータ、40…レーザ露光装置
(潜像形成手段)、41…半導体レーザ、42…光学
系、44…感光体ドラム、45…帯電チャージャ、46
…現像器、47…剥離チャージャ、48…転写チャージ
ャ、49…剥離爪、50…清掃装置、81…ブレード、
85a…回動点、86…加圧手段(バネ)、84…オー
ガ、82…リカバーブレード、83…トナー収納部、8
5…ホルダ、51…除電器、52…上段カセット、53
…中段カセット、54…下段カセット、55…大容量フ
ィーダ、56…手差しトレイ、57…給紙カセット、5
8…搬送路、60…定着装置、61…排出口、62…排
紙トレイ、63…ピックアップローラ、64…給紙ロー
ラ対、65…レジストローラ対、66…アライニング前
センサ、67…搬送ベルト、68…給紙ローラ対、69
…排紙ローラ対、70…自動両面装置、71…一時集積
部、72…反転路、73…ピックアップローラ、74…
搬送路、75…給紙ローラ、76…振り分けゲート、8
7…リンク部、89…ソレノイド(可変手段)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する像担持体上に現像剤像を形成し、
    この現像剤像を被転写材に転写させる像形成手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記被転写材に対す
    る現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留した現像剤
    を除去する除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担
    持体上の残留現像剤の除去が必要な第1の期間において
    は設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間にお
    いては設定圧力よりも低圧に可変する可変手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】回転する像担持体上に潜像を形成する潜像
    形成手段と、 この潜像形成手段により形成された潜像に現像剤を供給
    して顕像化する現像手段と、 この現像手段により現像された顕像を被転写材に転写さ
    せる転写手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記転写手段による
    顕像転写後、前記像担持体上に残留した現像剤を除去す
    る除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を少なくと
    も前記潜像形成手段により潜像を形成するときは第1の
    期間において設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2
    の期間においては設定圧力よりも低圧に可変する可変手
    段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】回転する像担持体上に潜像を形成する潜像
    形成手段と、 この潜像形成手段により形成された潜像に現像剤を供給
    して顕像化する現像手段と、 この現像手段により現像された顕像を被転写材に転写さ
    せる転写手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記転写手段による
    顕像転写後、前記像担持体上に残留した現像剤を除去す
    る除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を少なくと
    も被転写材の搬送方向の後端部に対応する前記像担持体
    の部位が前記除去部材を通過するまでの第1の期間にお
    いては設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間
    においては設定圧力より低圧に可変する可変手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】回転する像担持体上に現像剤像を形成し、
    この現像剤像を被転写材に転写させる像形成手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記被転写材に対す
    る現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留した現像剤
    を除去する除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担
    持体上の残留現像剤の除去が必要な第1の期間において
    は設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間にお
    いては設定圧力よりも低圧に可変する可変手段と、 を具備し、 前記除去部材は付勢部材により付勢されて前記像担持体
    に圧接され、前記可変手段は前記付勢部材の付勢力を変
    更することにより、前記除去部材の圧接力を可変するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】回転する像担持体上に現像剤像を形成し、
    この現像剤像を被転写材に転写させる像形成手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記被転写材に対す
    る現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留した現像剤
    を除去する除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担
    持体上の残留現像剤の除去が必要な第1の期間において
    は設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間にお
    いては設定圧力よりも低圧に可変する可変手段と、 を具備し、 前記像担持体の径をD[m]、除去部材の設定時の線圧
    をPh[N/m]、除去部材の低圧時の線圧をP1[N
    /m]とし、像担持体の径Dが10≦D≦60[mm]
    のとき、 前記可変手段による除去部材の低圧時の圧力P1[N/
    m]の範囲を [0.75ー(5/1000)×D]×Ph<P1<
    0.75×Ph としたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】回転する像担持体上に現像剤像を形成し、
    この現像剤像を被転写材に転写させる像形成手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記被転写材に対す
    る現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留した現像剤
    を除去する除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担
    持体上の残留現像剤の除去が必要な第1の期間において
    は設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間にお
    いては設定圧力よりも低圧に可変する可変手段と、 を具備し、 前記像担持体上に形成された顕像を複数枚の被転写材に
    連続的に転写する場合、前記像担持体上の被転写材間に
    相当する部位に対し、前記除去部材を設定圧力で圧接さ
    せることを特徴とする記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】回転する像担持体上に現像剤像を形成し、
    この現像剤像を被転写材に転写させる像形成手段と、 前記像担持体に設定圧力で圧接し、前記被転写材に対す
    る現像剤像の転写後、前記像担持体上に残留した現像剤
    を除去する除去部材と、 この除去部材の前記像担持体に対する圧接力を前記像担
    持体上の残留現像剤の除去が必要な第1の期間において
    は設定圧力とし、前記第1の期間以外の第2の期間にお
    いては設定圧力よりも低圧に可変する可変手段と、 を具備し、 前記可変手段による除去部材の低圧状態から設定圧力へ
    の切り替えタイミングは、前記潜像形成手段による像露
    光開始時よりTc(sec)以前に行うものとし、 f(x、y):xとyのどちらか大きい方の数値 tc :負荷トルク増大に伴う制御応答時間 k×(Ph/P1)/(m×D) te :除去部材位置から像露光位置までの通過時間 πDα/(Vp×360) D: 像担持体径[m] vp:像担持体周速度[m/sec] Ph:除去部材線圧(設定時)[N/m] P1:除去部材線圧(低圧時)[N/m] α :像担持体上の除去部材から露光位置までの角度[reg] k :比例定数5×10-4 m :像担持体質量[N] としたとき、 前記Tcの範囲は Tc>f(tc,te) であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251094A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2006267499A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2008033196A (ja) * 2006-08-01 2008-02-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7894755B2 (en) 2006-11-30 2011-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing unit with toner regulator and image forming apparatus using the same

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