JP2006251094A - 画像形成装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブレードクリーニング方式の画像形成装置において、像担持体及びクリーニングブレードの耐久性の向上を可能とし、長期にわたる画像形成の繰返しにおいても、クリーニング性を維持し、像担持体にフィルミングを発生させない画像形成装置及び該装置用プロセスカートリッジを提供すること。
【解決手段】 像担持体と、現像手段と、転写手段と、転写後、像担持体上に残存するトナーを清掃するクリーニングブレードを有する画像形成装置において、前記像担持体に対するクリーニングブレードの当接圧力を少なくとも2段階に変化させる機構を有し、該画像形成装置が画像形成動作中に当接圧Xでクリーニングブレードを当接し、画像形成を伴わない動作であって像担持体にトナーを微量現像し転写動作を行なわず像担持体を回転させる動作中に、Xよりも小さな当接圧Yでクリーニングブレードを当接することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コピー、プリンター、ファクシミリなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置及び該装置用プロセスカートリッジに関する。
電子写真方法としては、カールソンプロセスやその種々の変形プロセスなどが知られており、複写機やプリンターなどに広く使用されている。近年、電子写真方式の画像形成装置では、カラー化、高画質化、高速化が進んでいる。
カラー画像形成装置には、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置でトナーを付着して感光体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写してシートにカラー画像を記録する、いわゆる1ドラム型のものと、並べて備える複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写してシートに合成カラー画像を記録する、いわゆるタンデム型のものとがある。
1ドラム型とタンデム型とを比較すると、前者には、感光体が1つであるから、比較的小型化でき、コストも低減できる利点はあるものの、1つの感光体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフルカラー画像を形成するから、画像形成の高速化には困難である欠点があり、後者には、コスト高となる欠点はあるものの、画像形成の高速化が容易である利点がある。最近は、フルカラーもモノクロ並みのスピード要求が望まれることから、タンデム型が注目されてきている。
このような画像形成装置において、担持体に残留するトナーを除去するために、クリーニング手段として一般的に低コストで、コンパクトなブレードクリーニング方式が用いられている。ブレードクリーニング方式では、カウンター当接とトレーリング当接の2とおりの方式があるが、現在ではカウンター当接の方式が主流である。クリーニングブレードはゴム状弾性体が一般的である。ゴム状弾性体としては、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ポリウレタンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム等があるが、画像形成装置用のクリーニングブレードとしては、クリーニング性、耐オゾン性、機械的耐久性、耐候性、耐摩耗性、反発弾性等の特性に特に優れたポリウレタンゴムが用いられている。
一方、先述したように、画像形成装置では、カラー化、高速化が進み、タンデム型の画像形成装置が主流になってきており、また、高画質化に有利な小粒径でかつ粒径の揃った重合トナーの適用例が開示されている。このような画像形成装置においては、クリーニングブレード当接圧を従来よりも大きくすることにより、小粒径トナーのクリーニング性を向上させることができる。しかしながら、ブレードの当接圧を大きくすることは、トナーすり抜けの低減には繋がるが、結果として像担持体へ必要以上にトナーを押しつけることになり、像担持体にフィルミングを発生させてしまう副作用が発生しやすい。また、像担持体やブレードエッジの摩耗が促進されやすく、それらの寿命を短くする要因にもなってしまうといった課題があった。
また、粉砕トナーを用いた従来のブレード当接圧の画像形成装置においても、残留トナーのクリーニングはできても、ユーザーの使用状態(温湿度条件、出力画像面積率、コピーボリューム)により、像担持体のフィルミングに対する余裕度が低下し、像担持体のフィルミングが発生し、異常画像となる場合があった。
特に像担持体にフィルミングが発生した場合、画像形成プロセスを経るごとにフィルミングが成長し、フィルミング部に異常画像が発生し始め、更に成長するとブレードと像担持体の接触部にわずかな隙間を生じさせ、スジ状のクリーニング不良(トナーすり抜け)を招く場合が多い。
このような像担持体のフィルミングを低減・防止するために、特開平5−323833号公報(特許文献1)、特開2001−296781号公報(特許文献2)には像担持体を研磨する研磨ブレードを具備させることや、特開平10−111629号公報(特許文献3)には研磨剤を有するローラで摺擦することが開示されている。しかしながら、このような手段は、フィルミングのみならず、像担持体自体を研磨してしまうため、像担持体の摩耗が促進され像担持体の寿命が短くなってしまうという問題がある。
一方、トナーに無機、有機微粒子を添加し、トナー自身(特開平6−067500号公報、特許文献4)または、添加した微粒子(特開2001−083734号公報、特許文献5)によって像担持体表面を研磨する例も認められる。このような技術では、前者の場合、研磨のためにトナー消費量が多くなってしまったり、後者の場合、トナーに含まれる研磨微粒子によって像担持体やクリーニングブレードが摩耗しやすくなり寿命が短くなってしまうという課題を残している。
また、潜像担持体上のフィルミング除去動作を行なう画像形成装置としては、基体上に潜像担持層が形成され、かつ画像形成時に該潜像担持層上にトナー像が形成される潜像担持体と、該潜像担持体に対置され、かつ磁性体よりなる剤を磁力によって担持しつつ搬送する剤担持体と、該剤担持体上の剤によって該潜像担持体を摺擦する摺擦力を変化させる手段とを有し、画像形成時以外の時期に該摺擦力を画像形成時よりも強くして該潜像担持体上のフィルミングの除去動作を行なうものが知られている[例えば、特開平3−155588号公報(特許文献6)、特開平3−121482号公報(特許文献7)、特開平3−7976号公報(特許文献8)、特開平6−59606号公報(特許文献9)等]。このような画像形成装置は、フィルミング除去機構が複雑になるばかりでなく、タンデム型カラー画像形成装置においては、各色の画像形成ユニット分のフィルミング除去手段が必要となり、画像形成装置の大型化を招いてしまう。
また、フィルミング物の除去が容易になるように像担持体に潤滑剤を塗布する例も認められる[特許第3406099号公報(特許文献10)、特許第3514591号公報(特許文献11)等]。このように潤滑剤を像担持体に塗布すると、潤滑剤塗布量により潤滑剤自体がトナー外添剤のバインダーとなり、フィルミングを起こしてしまう場合があった。また、トナーに潤滑剤を内添、外添する例[特開2000−075527号公報(特許文献12)等]を認められるが、画像面積率によって、像担持体の潤滑剤塗布状態、量が変化しやすく、低画像面積率においては、フィルミングが発生しやすくなるという問題がある。
一方、ブレード当接圧を可変させる開示例として、特開平4−350890号公報(特許文献13)、特開平7−121076号公報(特許文献14)が挙げられる。これらの開示例は、画像形成動作中の現像トナー濃度、残留トナー量や静電潜像画像面積率等からブレード当接圧を多段階可変させ、クリーニング機能を安定させるものである。このような画像形成装置では、画像形成中にブレード当接圧を可変させるため、その制御方法(ソフト、ハード共に)が複雑になってしまう。
以上のように、像担持体のフィルミング抑制技術については、クリーニング性と、像担持体やクリーニングブレードの長寿命化の両立を考慮すると、未だ満足な結果を得ていないのが現状である。
特開平5−323833号公報 特開2001−296781号公報 特開平10−111629号公報 特開平6−067500号公報 特開2001−083734号公報 特開平3−155588号公報 特開平3−121482号公報 特開平3−7976号公報 特開平6−59606号公報 特許第3406099号公報 特許第3514591号公報 特開2000−075527号公報 特開平4−350890号公報 特開平7−121076号公報
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来における前記フィルミング防止技術の問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
本発明は、ブレードクリーニング方式の画像形成装置において、像担持体及びクリーニングブレードの耐久性の向上を可能とし、長期にわたる画像形成の繰返しにおいても、クリーニング性を維持し、像担持体にフィルミングを発生させない画像形成装置及び該装置用プロセスカートリッジを提供することを目的とする。
本発明者らが、前記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、非画像形成時のクリーニングブレードの当接圧を画像形成時に必要な当接圧よりも小さくし、像担持体にトナーを微量現像して回転させることにより、フィルミング除去・防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、上記課題は本発明の下記(1)〜(7)によって解決される。
(1)「像担持体と、少なくとも像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、第二の像担持体または記録体にトナー像を転写する転写手段と、転写後、像担持体上に残存するトナーを清掃するクリーニングブレードを有する画像形成装置において、前記像担持体に対するクリーニングブレードの当接圧力を少なくとも2段階に変化させる機構を有し、該画像形成装置が画像形成動作中に当接圧Xでクリーニングブレードを当接し、画像形成を伴わない動作であって像担持体にトナーを微量現像し転写動作を行なわず像担持体を回転させる動作中に、Xよりも小さな当接圧Yでクリーニングブレードを当接することを特徴とする画像形成装置」;
(2)「前記当接圧XとYの関係が0.75X≧Yであることを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置」;
(3)「前記当接圧Xが10〜50g/cm、前記当接圧Yが3g/cm以上であることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置」;
(4)「前記画像形成を伴わない動作が、少なくとも画像形成前の準備動作、画像形成後の装置停止までの動作、連続画像形成中の記録体間の画像形成を行わない動作、または、画像形成装置の調整動作から選ばれる2つ以上の画像形成を伴わない動作であることを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の画像形成装置」;
(5)「前記画像形成装置が複数の像担持体、帯電手段、現像手段、転写手段を有するタンデム型であることを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置」;
(6)「前記画像形成装置が像担持体上に現像されたトナー画像を中間転写体上に一次転写したのち、該中間転写体上のトナー画像を記録材上に二次転写する中間転写手段を有する画像形成装置であって、複数色のトナー画像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録材上に一括で二次転写することを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成装置」;
(7)「帯電手段、露光手段、現像手段、クリーニング手段、転写手段の内の少なくともクリーニング手段を含む手段と像担持体とを具備し、画像形成装置本体に装着するものであることを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の画像形成装置用プロセスカートリッジ」。
すなわち、通常の画像形成時においては、所謂、像担持体とブレードの接触部からのトナーすり抜けを防止するのに必要なブレード当接圧Xでクリーニングブレードを当接し、非画像形成動作中は、像担持体に極微量トナーを現像し、Xよりも小さいブレード当接圧Yでブレードを当接させることにより、像担持体やブレードエッジの摩耗を抑え、像担持体から主にフィルミング成分だけを除去できるという従来にないフィルミング除去手段を見出した。
なお、本発明における「非画像形成動作中、像担持体にトナーを微量現像する」とは、以下に詳細に説明するが、像担持体に意識的に微量のトナーを現像することと、現像していないつもりでも現像ローラから現像されることのいずれか又は両方を意味する。該微量現像は結果として、例えばテープ転写濃度で0.01〜0.03程度現像されていればよく、ブレード低当接圧と組み合わせてフィルミング除去効果が向上する。
以上のような手段によって、像担持体及びブレードエッジの摩耗を抑え、フィルミング成分を除去できるのは、本発明に到達するまでに得られた結果から、次のような理由によるものと想定される。
まず、非画像形成動作中のブレード当接圧を画像形成時よりも小さくする(クリーニングに無駄なエネルギーを消費しない)ことによって、像担持体及びブレードエッジの摩耗が低減される。また、画像形成時にブレードエッジに固着したトナー成分(像担持体へのフィルミングの前駆体)が、ブレード当接圧を小さくすることでブレードエッジの像担持体との接触状態(接触面)が変化し、転写動作を行なわず像担持体の回転とともに送られてくる微量現像されたトナーにより、摺擦除去されやすくなると考えられる。一方、複数回の画像形成で既に像担持体表面に軽く微量付着しているフィルミング成分も微量トナーにより摺擦除去されると考えられる。このとき、ブレード当接圧が小さいため、像担持体とブレードとの当接部で無駄な力によってトナーが像担持体やブレードエッジへ押しつけられないことが、フィルミング成分の除去に有効であると推測される。ブレード当接圧を小さくすることは、クリーニング(トナーすり抜け防止)性能を落とすことになるが、非画像形成動作中であり、しかも微量のトナーしか像担持体上に付着していないため、画像形成装置内全体や、別の電子写真プロセス手段をすり抜けトナーで汚してしまうことはない。
これは得られた結果、及び該結果から推測されるフィルミング除去機構であって、トナーをせき止める(すり抜け防止)のに必要な最小限の当接圧でクリーニングすること、すなわち、無駄な力によってフィルミング成分を像担持体及びクリーニングレードに押しつけないことによりフィルミング防止・除去が可能になることを現しているが、その詳細な理由はよく分かっていない。
何れにしても、ブレードクリーニング方式の画像形成装置において、非画像形成時のクリーニングブレードの当接圧を画像形成時に必要な当接圧よりも小さくし、像担持体にトナーを微量現像して回転させてクリーニングブレードエッジに送ることによって、フィルミング除去・防止ができ、像担持体及びクリーニングブレードの耐久性の向上を可能とし、長期にわたる画像形成の繰返しにおいても、クリーニング性を維持し、像担持体にフィルミングを発生させない画像形成装置及びプロセスカートリッジを提供することが可能なる。
本発明により、画像形成動作中に当接圧Xでクリーニングブレードを当接し、画像形成を伴わない動作であって像担持体にトナーを微量現像し転写動作を行なわず像担持体を回転させる動作中に、Xよりも小さな当接圧Yでクリーニングブレードを当接することによって、長期にわたる画像形成の繰返しにおいても、クリーニング性を維持し、像担持体及びブレードの長寿命化を可能にし、像担持体にフィルミングを発生させない画像形成装置及び該装置用プロセスカートリッジを提供できる。
そして本発明より、複雑な制御を必要とせず、画像形成動作以外におけるブレード当接圧制御によって、像担持体のフィルミング防止・除去を可能にし、更に像担持体及びブレードの長寿命化とクリーニング性を維持させることができる。
本発明の画像形成装置は、像担持体(感光体とも云う)と、少なくとも像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、第二の像担持体または記録体にトナー像を転写する転写手段と、転写後、像担持体上に残存するトナーを清掃するクリーニングブレードを有する画像形成装置において、前記像担持体に対するクリーニングブレードの当接圧力を少なくとも2段階に変化させる機構を有し、該画像形成装置が画像形成動作中に当接圧Xでクリーニングブレードを当接し、画像形成を伴わない動作であって像担持体にトナーを微量現像し転写動作を行なわず像担持体を回転させる動作中に、Xよりも小さな当接圧Yでクリーニングブレードを当接することを特徴とする画像形成装置である。
本発明は画像形成動作以外におけるブレード当接圧を小さくすることによって、像担持体のフィルミング防止・除去を可能にし、更に像担持体及びブレードの長寿命化とクリーニング性の維持を可能にすることができる。
以下に本発明における電子写真式画像形成装置について、まず、画像形成方法と装置、プロセスカートリッジの構成について説明する。
(画像形成装置及び画像形成方法)
本発明の画像形成装置は、感光体と、静電潜像形成手段と、現像手段と、転写手段と、クリーニング手段と、定着手段とを少なくとも有してなり、更に必要に応じて適宜選択したその他による手段、例えば、除電手段、リサイクル手段、制御手段等を有してなる。
本発明による画像形成方法は、静電潜像形成工程と、現像工程と、転写工程と、クリーニング工程と、定着工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば除電工程、リサイクル工程、制御工程等を含む。
本発明による画像形成方法は、本発明の画像形成装置により好適に実施することができ、前記静電潜像形成工程は前記静電潜像形成手段により行なうことができ、前記現像工程は前記現像手段により行なうことができ、前記転写工程は前記転写手段により行なうことができ、前記クリーニング工程は前記クリーニング手段により行なうことができ、前記定着工程は前記定着手段により行なうことができ、前記その他の工程は前記その他の手段により行なうことができる。
[静電潜像形成工程及び静電潜像形成手段]
前記静電潜像形成工程は、感光体上に静電潜像を形成する工程である。
前記静電潜像の形成は、例えば、前記感光体の表面を一様に帯電させた後、像様に露光することにより行なうことができ、前記静電潜像形成手段により行なうことができる。
前記静電潜像形成手段は、例えば、前記感光体の表面を一様に帯電させる帯電器と、前記感光体の表面を像様に露光する露光器とを少なくとも備える。
前記帯電は、例えば、前記帯電器を用いて前記感光体の表面に電圧を印加することにより行なうことができる。
前記帯電器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、導電性または半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器、などが挙げられる。
前記露光は、例えば、前記露光器を用いて前記感光体の表面を像様に露光することにより行なうことができる。
前記露光器としては、前記帯電器により帯電された前記感光体の表面に、形成すべき像様に露光を行なうことができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザ光学系、液晶シャッタ光学系、などの各種露光器が挙げられる。
なお、本発明においては、前記感光体の裏面側から像様に露光を行なう光背面方式を採用してもよい。
[現像工程及び現像手段]
前記現像工程は、前記静電潜像を、トナー乃至現像剤を用いて現像して可視像を形成する工程である。
前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像をトナー乃至現像剤を用いて現像することにより行なうことができ、前記現像手段により行なうことができる。
前記現像手段は、例えば、トナー乃至現像剤を用いて現像することができる限り、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、トナー乃至現像剤を収容し、前記静電潜像に該トナー乃至該現像剤を接触または非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適に挙げられ、トナー入り容器を備えた現像器などがより好ましい。
前記現像器は、乾式現像方式のものであってもよいし、湿式現像方式のものであってもよく、また、単色用現像器であってもよいし、多色用現像器であってもよく、例えば、トナー乃至現像剤を摩擦攪拌させて帯電させる攪拌器と、回転可能なマグネットローラとを有してなるものなどが好適に挙げられる。
前記現像器内では、例えば、前記トナーとキャリアとが混合攪拌され、その際の摩擦により該トナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、前記感光体近傍に配置されているため、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって該感光体の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該トナーにより現像されて該感光体の表面に該トナーによる可視像が形成される。
前記現像器に収容させる現像剤は、トナーを含む現像剤であるが、該現像剤としては一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよい。
[転写工程及び転写手段]
前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程であるが、中間転写体を用い、
該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、前記トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。
前記転写は、例えば、前記可視像を転写帯電器を用いて前記感光体を帯電することにより行なうことができ、前記転写手段により行なうことができる。前記転写手段としては、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。
なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
前記転写手段(前記第一次転写手段、前記第二次転写手段)は、前記感光体上に形成された前記可視像を前記記録媒体側へ剥離帯電させる転写器を少なくとも有するのが好ましい。前記転写手段は、1つであってもよいし、2以上であってもよい。
前記転写器としては、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器、などが挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に制限はなく、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
前記定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行なってもよいし、各色のトナーに対し、これを積層した状態で一度に同時に行なってもよい。
前記定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。前記加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組み合わせ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組み合わせなどが挙げられる。
前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃〜200℃が好ましい。
なお、本発明においては、目的に応じて、前記定着工程及び定着手段と共にあるいはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
前記除電工程は、前記感光体に対し除電バイアスを印加して除電を行なう工程であり、除電手段により好適に行なうことができる。
前記除電手段としては、特に制限はなく、前記感光体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
前記クリーニング工程については後に詳述するが、前記感光体上に残留する前記電子写真トナーを除去する工程であり、クリーニング手段により好適に行なうことができる。
前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、前記感光体上に残留する前記トナーを除去することができるものであり、本発明の画像形成装置においては、少なくともクリーニングブレードを用いる。
前記リサイクル工程は、前記クリーニング工程により除去した前記電子写真用カラートナーを前記現像手段にリサイクルさせる工程であり、リサイクル手段により好適に行なうことができる。
前記リサイクル手段としては、特に制限はなく、公知の搬送手段等が挙げられる。
前記制御手段は、前記各工程を制御する工程であり、制御手段により好適に行なうことができる。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
なお、記録媒体としては、代表的には普通紙であるが、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、OHP用のPETベース等も用いることができる。
図5に、本発明のデジタル複写機等の画像形成装置を示す。図5の画像形成装置において、(1)は感光体(ドラム)、(2)は徐電ランプ、(3)は帯電チャージャ、(4)はLD(レーザダイオード)より発生された書込光、(5)は定着ローラ、(6)は電位センサ、(7)は加圧ローラ、(8)は温度センサ、(9)は転写ユニット、(10)は光反射型フォトセンサ、(11)はクリーニングユニット、(12)は現像剤攪拌部、(13)はトナー補給部、(14)は現像ユニット、(15)は第一現像ローラ、(16)は第二現像ローラ、(17)はトナーホッパ、(18)はトナー補給ローラ、(19)は現像バイアス電源、(20)はトナー濃度センサ、(21)はCPU、(22)はROM、(23)はRAM、(24)はI/O、(25)は帯電チャージャ電源、(26)は転写ベルト駆動ローラ、(27)は転写ベルト従動ローラ、(28)は転写ベルト、(29)は温度センサである。上記画像形成装置による通常の画像形成動作は一般的なものであるので、その概要を以下に説明する。露光ランプによってコンタクトガラス上の原稿を露光し、その反射光をスキャナで読み取り(スキャナによる読み取りについては図1に示さず)、帯電チャージャ(3)によって一様に帯電された感光体(1)上にスキャナ読み取り画像に基づいて駆動されるLDからのレーザ光(4)を照射する。そして得られた感光体(1)上の静電潜像を、現像ユニット(14)によって顕像化し、感光体(1)上に形成されたトナー像を転写ユニット(9)にて転写紙上に転写し、最後に定着ユニット[定着ローラ(5)、加圧ローラ(7)]を通して排紙される。
ここで、作像プロセスコントローラー回路は、(21)CPU、(22)ROM、(23)RAM、(24)I/Oから構成され、操作パネル、各種センサからの情報を基に、最適な画像が出力できるように、このコントローラーにより各作像プロセスは制御される。また、反射型フォトセンサは、各プロセス条件における感光体上又は中間転写体上のトナー濃度を光学的に計測するためのセンサであり、このセンサ出力をコントローラーへ取り込み、各作像プロセス条件を制御することによって最適な中間調再現性が得られる。
図7は、本発明の画像形成装置の変形例である。この装置は、いわゆるタンデム方式の画像形成装置である。感光体ドラム(80)を各色で共有させるのではなく、各色用の感光体ドラムを備えている。また、ドラムクリーニングユニット(85)、除電ランプ(83)、ドラムを一様帯電せしめる帯電ローラ(84)も、各色用のものを備えている。なお、図5に示した画像形成装置ではドラム一様帯電手段として帯電チャージャ(3)を設けていたが、このプリンタでは帯電ローラ(84)を設けている。
タンデム方式では、各色の潜像形成や現像を並行して行なうことができるため、リボルバ式よりも画像形成速度を遙かに高速化させることができる。
ここで、タンデム型カラー画像形成装置について更に詳細に説明する。図8に示すように、前記タンデム画像形成装置は、複写装置本体(250)と、給紙テーブル(200)と、スキャナ(300)と、原稿自動搬送装置(ADF)(400)とを備えている。
複写装置本体(250)には、無端ベルト状の中間転写体(150)が中央部に設けられている。そして、中間転写体(150)は、支持ローラ(114)、(115)及び(116)に張架され、図8中、時計回りに回転可能とされている。支持ローラ(115)の近傍には、中間転写体(150)上の残留トナーを除去するための中間転写体クリーニング装置(117)が配置されている。支持ローラ(114)と支持ローラ(115)とにより張架された中間転写体(150)には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの画像形成手段(118)が対向して並置されたタンデム型現像器(120)が配置されている。タンデム型現像器(120)の近傍には、露光装置(121)が配置されている。中間転写体(150)における、タンデム型現像器(120)が配置された側とは反対側には、二次転写装置(122)が配置されている。二次転写装置(122)においては、無端ベルトである二次転写ベルト(124)が一対のローラ(123)に張架されており、二次転写ベルト(124)上を搬送される転写紙と中間転写体(150)とは互いに接触可能である。二次転写装置(122)の近傍には定着装置(125)が配置されている。定着装置(125)は、無端ベルトである定着ベルト(126)と、これに押圧されて配置された加圧ローラ(127)とを備えている。
なお、前記タンデム画像形成装置においては、二次転写装置(122)及び定着装置(125)の近傍に、転写紙の両面に画像形成を行なうために該転写紙を反転させるためのシート反転装置(128)が配置されている。
次に、前記タンデム画像形成装置を用いたフルカラー画像の形成(カラーコピー)について説明する。即ち、先ず、原稿自動搬送装置(ADF)(400)の原稿台(130)上に原稿をセットするか、あるいは原稿自動搬送装置(400)を開いてスキャナ(300)のコンタクトガラス(132)上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置(400)を閉じる。
スタートスイッチ(不図示)を押すと、原稿自動搬送装置(400)に原稿をセットしたときは、原稿が搬送されてコンタクトガラス(132)上へと移動された後で、一方、コンタクトガラス(132)上に原稿をセットしたときは直ちに、スキャナ(300)が駆動し、第1走行体(133)及び第2走行体(134)が走行する。このとき、第1走行体(133)により、光源からの光が照射されると共に原稿面からの反射光を第2走行体(134)におけるミラーで反射し、結像レンズ(135)を通して読取りセンサ(136)で受光されてカラー原稿(カラー画像)が読み取られ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像情報とされる。
そして、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像情報は、前記タンデム画像形成装置における各画像形成手段(118)(ブラック用画像形成手段、イエロー用画像形成手段、マゼンタ用画像形成手段及びシアン用画像形成手段)にそれぞれ伝達され、各画像形成手段において、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各トナー画像が形成される。即ち、前記タンデム画像形成装置における各画像形成手段(118)(ブラック用画像形成手段、イエロー用画像形成手段、マゼンタ用画像形成手段及びシアン用画像形成手段)は、図9に表わすように、それぞれ、感光体(110)(ブラック用感光体110K、イエロー用感光体110Y、マゼンタ用感光体110M及びシアン用感光体110C)と、該感光体を一様に帯電させる帯電器(160)と、各カラー画像情報に基づいて各カラー画像対応画像様に前記感光体を露光(図9中、L)し、該感光体上に各カラー画像に対応する静電潜像を形成する露光器と、該静電潜像を各カラートナー(ブラックトナー、イエロートナー、マゼンタトナー及びシアントナー)を用いて現像して各カラートナーによるトナー像を形成する現像器(161)と、該トナー像を中間転写体(150)上に転写させるための転写帯電器(162)と、感光体クリーニング装置(163)と、除電器(164)とを備えており、それぞれのカラーの画像情報に基づいて各単色の画像(ブラック画像、イエロー画像、マゼンタ画像及びシアン画像)を形成可能である。
こうして形成された該ブラック画像、該イエロー画像、該マゼンタ画像及び該シアン画像は、支持ローラ(114)、(115)及び(116)により回転移動される中間転写体(150)上にそれぞれ、ブラック用感光体(110K)上に形成されたブラック画像、イエロー用感光体(110Y)上に形成されたイエロー画像、マゼンタ用感光体(110M)上に形成されたマゼンタ画像及びシアン用感光体(110C)上に形成されたシアン画像が、順次転写(一次転写)される。そして、中間転写体(150)上に前記ブラック画像、前記イエロー画像、マゼンタ画像及びシアン画像が重ね合わされて合成カラー画像(カラー転写像)が形成される。
一方、給紙テーブル(200)においては、給紙ローラ(142)の1つを選択的に回転させ、ペーパーバンク(143)に多段に備える給紙カセット(144)の1つからシート(記録紙)を繰り出し、分離ローラ(145)で1枚ずつ分離して給紙路(146)に送出し、搬送ローラ(147)で搬送して複写機本体(250)内の給紙路(148)に導き、レジストローラ(149)に突き当てて止める。あるいは、給紙ローラ(142)を回転して手差しトレイ(151)上のシート(記録紙)を繰り出し、分離ローラ(152)で1枚ずつ分離して手差し給紙路(153)に入れ、同じくレジストローラ(149)に突き当てて止める。なお、レジストローラ(149)は、一般には接地されて使用されるが、シートの紙粉除去のためにバイアスが印加された状態で使用されてもよい。
そして、中間転写体(150)上に合成された合成カラー画像(カラー転写像)にタイミングを合わせてレジストローラ(149)を回転させ、中間転写体(150)と二次転写装置(122)との間にシート(記録紙)を送出させ、二次転写装置(122)により該合成カラー画像(カラー転写像)を該シート(記録紙)上に転写(二次転写)することにより、該シート(記録紙)上にカラー画像が転写され形成される。なお、画像転写後の中間転写体(150)上の残留トナーは、中間転写体クリーニング装置(117)によりクリーニングされる。
画像形成手段(118)を構成する部分のうち、帯電装置(160)は、図示例ではローラ状につくり、感光体(110)に接触して電圧を印加することによりその感光体(110)の帯電を行なう。勿論、非接触のスコロトロンチャージャで帯電を行なうこともできる。
図9は、図8に表わす画像形成装置における一部拡大概略説明図である。現像装置(161)は、一成分現像剤を使用してもよいが、図示例では、磁性キャリアcと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。そして、その二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリーブ(165)に二成分現像剤を供給付着させる攪拌部(166)と、その現像スリーブ(165)に付着した二成分現像剤のうちのトナーを感光体(110)に転移する現像部(167)とで構成し、その現像部(167)より攪拌部(166)を低い位置とする。
攪拌部(166)には、平行な2本のスクリュ(168)を設ける。2本のスクリュ(168)の間は、両端部を除いて仕切り板(169)で仕切る。また、現像ケース(170)にトナー濃度センサ(171)を取り付ける。
一方、現像部(167)には、現像ケース(170)の開口を通して感光体(110)と対向して現像スリーブ(165)を設けるとともに、その現像スリーブ(165)内にマグネット(172)を固定して設ける。また、その現像スリーブ(165)に先端を接近してドクタブレード(173)を設ける。図示例では、ドクタブレード(173)と現像スリーブ(165)間の最接近部における間隔は、500μmに設定してある。
そして、二成分現像剤を2本のスクリュ(168)で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ(165)に供給する。現像スリーブ(165)に供給された現像剤は、マグネット(172)により汲み上げて保持され、現像スリーブ(165)上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリーブ(165)の回転とともに、ドクタブレード(173)によって適正な量に穂切りされる。切り落とされた現像剤は、攪拌部(166)に戻される。
他方、現像スリーブ(165)上の現像剤のうちトナーは、現像スリーブ(165)に印加する現像バイアス電圧により感光体(110)に転移してその感光体(110)上の静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ(165)上に残った現像剤は、マグネット(172)の磁力がないところで現像スリーブ(165)から離れて攪拌部(166)に戻る。この繰り返しにより、攪拌部(166)内のトナー濃度が薄くなると、それをトナー濃度センサ(171)で検知して攪拌部(166)にトナーが補給される。
ちなみに、図示例では、感光体(110)の線速を125mm/s、現像スリーブ(165)の線速を150mm/sとしている。感光体(110)の直径を30mm、現像スリーブ(65)の直径を18mmとして、現像行程が行なわれる。現像スリーブ(165)上のトナーの帯電量は、−10〜−30μC/gの範囲が好適である。感光体(110)と現像スリーブ(165)の間隙である現像ギャップGは、従来と同様に0.8mmから0.4mmの範囲で設定でき、値を小さくすることで現像効率の向上を図ることが可能である。
感光体(110)の厚みを28μmとし、光学系のビームスポット径を50×60μm、光量を0.47mWとしている。また、感光体(110)の帯電(露光前)電位Vを−700V、露光後電位Vを−120Vとして現像バイアス電圧を−470Vすなわち現像ポテンシャル350Vとして現像工程が行なわれるものである。
次に、1次転写装置(162)は、ローラ状とし、中間転写体(150)を挟んで感光体(110)に押し当てて設ける。別に、ローラ状に限らず、導電性のブラシ形状、非接触のコロナチャージャなどであってもよい。
感光体クリーニング装置(163)は、先端を感光体(110)に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のクリーニングブレード(175)を備える。クリーニング性を高めるために外周を感光体(110)に接触ブラシを併用する。本説明図では外周を感光体(110)に接触導電性のファーブラシ(176)を矢印方向に回転自在に備える。また、ファーブラシ(176)にバイアスを印加する金属製電界ローラ(177)を矢示方向に回転自在に備え、その電界ローラ(177)にスクレーパ(178)の先端を押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収スクリュ(179)を設ける。
そして、感光体(110)に対してカウンタ方向に回転するファーブラシ(176)で、感光体(110)上の残留トナーを除去する。ファーブラシ(176)に付着したトナーは、ファーブラシ(176)に対してカウンタ方向に接触して回転するバイアスを印加された電界ローラ(177)に取り除かれる。電界ローラ(177)に付着されたトナーは、スクレーパ(178)でクリーニングされる。感光体クリーニング装置(163)で回収したトナーは、回収スクリュ(179)で感光体クリーニング装置(163)の片側に寄せ、トナーリサイクル装置(180)で現像装置(161)へと戻して再利用する。
除電装置(164)は、例えばランプであり、光を照射して感光体(110)の表面電位を初期化する。
そして、感光体(110)の回転とともに、まず帯電装置(160)で感光体(110)の表面を一様に帯電し、次いでスキャナ(300)の読取り内容に応じて上述した露光装置(21)からレーザやLED等による書込み光(L)を照射して感光体(110)上に静電潜像を形成する。
その後、現像装置(161)によりトナーが付着され静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写装置(162)で中間転写体(150)上に転写する。画像転写後の感光体(110)の表面は、感光体クリーニング装置(163)で残留トナーを除去して清掃し、除電装置(164)で除電して再度の画像形成に備える。
図7〜9に示すタンデム型カラー高速画像形成装置に前述ように作製した感光体を4本装着した。この実施形態は、中間転写上トナー像を重ね合わせる点と、露光強度制御を各色で行なう点を除き、画像形成装置を4つ並べた画像形成装置と同等である。
(プロセスカートリッジ)
本発明のプロセスカートリッジは、静電潜像を担持する感光体を有し、該感光体表面を一様に帯電させる帯電手段、該帯電された感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光手段、該静電潜像をトナーを用いて現像して可視像を形成する現像手段、トナー像を像担持体に転写する転写手段、感光体上に残留するトナーを除去するクリーニング手段のうちの少なくともクリーニング手段を含む手段を有してなる。
前記現像手段としては、トナー乃至現像剤を収容する現像剤収容器と、該現像剤収容器内に収容されたトナー乃至現像剤を担持し、かつ搬送する現像ローラとを少なくとも有してなり、更に、担持させるトナー層厚を規制するための層厚規制部材等を有していてもよい。
本発明のプロセスカートリッジは、各種電子写真装置、ファクシミリ、プリンターに着脱自在に備えさせることができ、後述する本発明の画像形成装置に着脱自在に備えさせるのが好ましい。
ここで、前記プロセスカートリッジとしては、例えば、図6に示すように、感光体(101)を内蔵し、他に帯電手段(102)、露光手段(103)、現像手段(104)、クリーニング手段(107)を含み、更に必要に応じてその他の部材を含む。
前記感光体(101)は、例えば、支持体と、該支持体上に電荷発生層、電荷輸送層を少なくともこの順に含む感光層を有する。
露光手段(103)には、高解像度で書き込みが行なうことのできる光源が用いられる。帯電手段(102)には、任意の帯電部材が用いられる。
本発明の画像形成装置としては、上述の感光体と、現像手段、クリーニング手段等の構成要素をプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このユニットを装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。または、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、分離手段、及びクリーニング手段の内の少なくとも本発明におけるクリーニング手段を含む手段を感光体とともに一体に支持してプロセスカートリッジを形成し、装置本体に着脱自在の単一ユニットとし、装置本体のレールなどの案内手段を用いて着脱自在の構成としてもよい。
[ブレードクリーニング工程及びブレードクリーニング手段]
カウンター当接のブレードクリーニング方式の一例を図1に示す。クリーニングブレードを使用したクリーニング方式にはカウンター当接とトレーリング当接の2とおりの方式があるが、現在ではカウンター当接の方式が主流であり、トレーリング法は殆ど使用されないため、ここではカウンター方式について説明する。
クリーニングブレードを使用したブレードクリーニング方式は、クリーニングユニットにクリーニングブレードとトナー回収スクリューが配置され、感光体より掻き取ったトナーは回収スクリューでユニット外へ搬送される。クリーニングブレードのエッジの下流側が感光体に当接するように、10〜40°の角度で当接される。好ましい当接角度θは20°(15〜25°)前後である。
図2は本発明の画像形成装置の一例であるクリーニング部の拡大断面図であり、ここに示したクリーニング部(30)は、画像形成装置本体に対して不動に支持されたクリーニングケース(32)と、先端エッジ部(33)が感光体(1)表面に当接し、かつ感光体の軸方向(図2の紙面に垂直な方向)に長く延びたクリーニングブレード(34)を有している。クリーニングブレード(34)は、例えばゴムまたは軟質合成樹脂などの弾性体により構成され、その基端部が支持部片(35)の自由端側に固定され、この支持部片(35)の基端側は支持部材(36)に一体に固着されている。支持部材(36)は、その一端側が、枢軸(37)を介してクリーニングケース(32)に揺動可能に枢支され、また支持部材(36)の中間部には、加圧部材の一例である引張ばね(39)の一端が係止されている。このばね(39)の他端は、画像形成装置本体またはクリーニングケース(32)に係止されている。
前述のように転写残トナーがクリーニング装置(30)のクリーニングブレード(34)を通るとき、支持部材(36)が引張ばね(39)によって付勢されることにより、クリーニングブレード(34)の先端エッジ部(33)が感光体(1)の表面に圧接し、これによって感光体表面の転写残トナーが当該感光体表面から掻き取り除去される。感光体表面から掻き取られたトナー(T)は、クリーニングケース(32)の底部に設けられて回転駆動されるトナー排出部材(40)によってクリーニングケース外に排出され、図示していない廃トナーケースに収容される。
図2のクリーニング装置において、画像形成中はソレノイド(38)をOFFし、引張ばね(39)の力で当接圧Xでクリーニングブレード(34)を感光体(1)に当接し、非画像形成動作時に制御装置によってソレノイド(38)をONし、ブレード当接圧をYに制御する。当接圧XとYの関係は、0.75X≧Yであり、かつ10g/cm≦X≦60g/cm、Y≧3g/cmとし、感光体上に微少現像されたトナーを、転写動作を行なわず感光体とブレードの当接部へ送ることにより、感光体上のフィルミング除去・防止が可能となる。感光体上に微少トナーを現像する場合の感光体と現像器のバイアス電位は、感光体電位と同電位か、または白紙バイアス電位に対し、絶対値で50〜100V低めのバイアス電位が望ましく、具体的には、感光体上に現像されたトナーを透明テープに転写後測定した光学濃度で0.01〜0.05が望ましい。
画像形成時のブレード当接圧Xは、画像形成時に残留するトナーを安定に除去できればよく、10g/cm≦X≦60g/cmの範囲が好ましく、より好適には15g/cm≦X≦45g/cmが望ましい。また、非画像形成時のブレード当接圧は、0.75X≧Yの関係にあることが好ましく、より好適には、0.5X≧Yの範囲が望ましく、微少現像トナーをすり抜けさせないためにY≧3g/cmの範囲が望ましい。
また、非画像形成動作とは、最終的に記録体へトナー像を記録していないときの動作であり、より具体的には、画像形成前の準備動作、画像形成後の装置停止までの動作、連続画像形成中の記録体間の画像形成を行なわない動作、または、画像形成装置の調整動作を意味する。これらの非画像形成動作のうち少なくとも2つ以上の動作で、ブレード当接圧をYとし、微少贋造トナーをブレードエッジ部へ送ることで、フィルミングの除去・防止、さらには、ブレード当接圧低減による、感光体、ブレードの摩耗量を減らすことが可能となり、その長寿命化が達成可能となる。
即ち、フィルミングは、画像形成動作を繰り返すことにより発生する。本発明では、画像形成を伴わない動作中に主目的であるフィルミング除去を行なうが、当然、フィルミング除去動作(トナー微量現像+ブレード当接圧の低減)の機会(時間、回数)を多くすることによって、フィルミング除去効果は大きくなる。さらに言えば、画像形成動作以外の全ての動作中にフィルミング除去動作を行うのが最も効果が大きいことになる。
ここで画像形成装置の調整動作としては、フィルミングの除去を目的する動作を、一定の画像形成枚数毎に行なうことにより、フィルミング防止の効果をより向上させることも可能である。
図2では、ソレノイド(38)とその制御装置により、2段階のブレード当接圧制御の例を説明したが、その他の機構で、当接圧を制御してもよい。回転可能なカムをブレード支持部材に当て、カムを回転位置を制御して多段階にブレード当接圧に設定すること可能である。例えば、感光体の回転が停止したときに、ブレードを感光体に接触しない状態にすることもできる。この場合、ブレードエッジ部に溜まった凝集したトナーを感光体に長期間押しつけることがなくなり、ブレードエッジの凝集トナーの感光体への固着を防止することが可能となる。
クリーニングブレードに好ましく使用されるポリウレタンゴムは、例えば、プレポリマーとしてポリエステルポリオール、MDI(4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート)、硬化剤として1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパンを好適な配合比率で混合して液状の原料を作製し、成型用の型に流し込み、130〜150℃に加熱して、遠心成形法、キャストプレス成形法などの製法によって作製される。
クリーニングブレードに要求される特性として、以下の(a)〜(g)が挙げられる。
a)肉厚(板厚):1〜5mm、通常は1.5〜3mm
厚いと感光体とブレード間にトナーの詰まりを生じ、クリーニング不良の要因になるため、可能な範囲で薄い方が望ましい。
b)硬度(JIS−A硬度 K6301):40〜90度、好適には55〜80度
JIS−A硬度が小さいと、強度不足でブレード先端部が潰れて、接触面積広がり摩擦抵抗が増加するが、潰によるブレードエッジの歪みが生じ、隙間を生じブレードの下にトナーが潜り込み、クリーニング不良を起こす。
一方、ブレードの硬度が高い場合には、ブレードエッジの強度が高まるため、感光体との密着性を充分に高くすることができるが、脆くなるためエッジが欠けて、感光体には摺擦傷が生じたり、ブレードの撓りが少ないため、充分に隙間を狭めることができなくなる。したがって、感光体との隙間からトナーが抜け出る現象が生じ、クリーニング不良の要因となる。
c)ブレードエッジ表面粗さ:10μm以下、好ましくは5μm以下
ブレードエッジの表面粗さは、トナーのクリーニング性に重要な意味を持つ。すなわち、表面粗さが大きいと、トナーが自由にすり抜けクリーニングの用を足さない。10μm以下であればブレードに一定の当接圧(たとえば、20(g/cm)以上)を印加することにより、ブレードが撓り、感光体にブレードエッジを充分に密着可能である。ただし、当接圧を軽くした場合(たとえば、20(g/cm)以下)には、もう少し表面粗さを小さくすることが望ましく、5〜6μm程度にする。ただ、ブレードエッジでのトナーや、キャリアの阻止力が不充分でわずかに漏れ続けた場合、ブレードエッジが欠損するので、クリーニング不良は絶対阻止する必要がある。
d)ヤング率(弾性定数 N/mm):4〜10 通常は6前後
e)100%モジュラス(Mpa):2〜5
f)300%モジュラス(Mpa):10〜15
g)反発弾性(K6301、リュプケ法):20〜60
すなわち、クリーニングブレードを一定の加重(当接圧)を掛けて感光体に押しつけたとき、クリーニングブレードのエッジと感光体間に隙間を作らないように、適度にしなり(撓り)、密着する物理特性(物性)を有することが重要である。
次にクリーニングブレード部材の作製方法について説明する。
ブレードは高剛性の支持体にホットメルト接着剤等の接着強度の高い接着剤を用いて固定される。
支持体には、アルミニウム、真鍮、鉄、ステンレス等の金属が使用されるが、できるだけ制振性の高い(響きにくい)高剛性の金属を使用するのが好ましく、不足の場合には必要に応じて、制振処理が行なわれる。制振処理はクリーニングブレードと感光体が摺擦する際のブレード鳴きを抑制するためである。制振材にはブチルゴム、ソルボセイン(ブチルゴムと同じく合成ゴム)などがある。
支持体の金属の肉厚は1〜5mm程度のものが使用できるが、通常は1.5〜3mm程度である。
ステンレス製であれば1.5mm以上、真鍮製、鉄製であれば2mm以上、アルミニウムであれば3mmは必要である。剛性が不足した場合には、感光体が回転する際にブレードが振動するため、クリーニング不良が起こりやすくなる。従って、クリーニングブレードは微振動しないように、充分な固定が必要である。
支持体には、図3−1(コの字型支持体)、図3−2(L型支持体)に示すように、位置決めの穴と、ネジ留め用の穴が開けてあり、画像形成装置の筐体、またはプロセスカートリッジ、またはクリーニングユニットに一定の荷重(押接圧)が掛けられ、ネジ止め固定される。固定される相手側は、〈1〉クリーニングブレードが動かないように完全に固定される場合(定変位方式))と、〈2〉スプリングで懸架する場合(定荷重方式)の方法がある。
〈1〉の場合、ブレードエッジが摩耗すると、当接圧が次第に軽くなるため、徐々にクリーニング性が低下する可能性があるが、ブレードの揺れがないため、スプリング懸架法に比してクリーニング性は良好である。球形トナーをクリーニングする手段としては固定式の方が適していると思われる。
一方、〈2〉の場合はブレードエッジが摩耗しても、感光体に追随してほぼ一定の荷重がかかるため、安定したクリーニングが望めるが、スプリングが弱いと、感光体の回転によってクリーニングブレードが左右に移動する可能性があるため、トナーの潜り込む機会が増え、クリーニング性が若干劣る。
ブレードを支持体に接着剤を用いて接着固定する場合には、自由長は1〜10mm、好適には2〜5mmに設定する。自由長はブレードエッジを感光体に隙間ができないように長時間にわたって密着させ続けるために必要である。すなわち、適当な撓り(しなり)がブレードに必要である。したがって、全く撓りがないと感光体とブレードエッジ間に隙間が生じやすくなるため、クリーニング性が不充分になる。したがって、ある程度自由長を確保する必要がある。しかし、必要以上に自由長が長いとブレードに歪みや振動が起こるため、ブレードの肉厚、硬度に左右されるが、最大でも10mm以下に抑える必要がある。好適には2〜5mmである。
自由長(支持体に固定されていない部分の長さ=幅)は好ましくは1〜10mmの範囲で設定され、より好適には2〜5mmである。
支持体に固定されたクリーニングブレードは感光体に対して下記のような当接角の数値範囲で固定される。
ブレードを感光体へ当接する場合の角度(当接角)は10〜40度の範囲が望ましく、好適には15〜30度、さらに好適には18〜22度、当接角が大きくても、小さくてもクリーニング性に不具合を来すため、好適な範囲で設定した方が望ましい。
当接角が狭いと、ブレードエッジ部が浮いて感光体と密着しないため、クリーニング不良を起こす。一方、当接角が大きい場合には、ブレードの感光体と対抗する部分と感光体の間にトナーが詰まり、トナーがブレードエッジを押し上げるために、クリーニング不良を起こす。ブレードの幅が広いほどトナーが詰まりやすくなり、フィルミングや摩耗、さらには感光体を傷つける要因にもなるため、ブレードはできるだけ幅狭くした方が望ましい。
クリーニングブレードには側面に導電塗料を塗って、電圧を印加することができる。電圧印加はブレードにトナーが付着しないようにするためで、トナーがブレードに付着することによって、クリーニングが阻害されるのを抑制させるが、導電塗料に近接したトナーには有効であるが、それ以外のトナーには電界が及びにくいため、トナーの流入が多い場合には効果が薄い。
次に、ファーブラシ/ブレード併用クリーニング方式について説明する。
クリーニングユニットにファーブラシとクリーニングブレードの両者を一体内蔵するクリーニング法は、図4に概略図を示すように、一般的にファーブラシは上流側(転写装置側)、クリーニングブレードは下流側(帯電装置側)に配置される。ファーブラシ/クリーニングブレードを併用使用するクリーニング法は特にHigh Volumeの画像形成装置や、クリーニングユニットが感光体の上部側に配置される場合に有利である。
これは、転写後の残留粉体が多量になるため、クリーニングブレードだけでは処理仕切れなくなりやすく、クリーニングブレードの補助手段を設けることが好ましい。
残留粉体がクリーニングブレードに多量に流入したり滞留したりすると。クリーニングブレードの負担が大きくなり、耐久性が短くなりクリーニング不良を起こし、帯電部材の汚染や画像品質のSN比の低下につながる。
したがって、ファーブラシはクリーニングブレードに流入するトナーをあらかじめ除去し、クリーニングブレードの負担を軽くし、クリーニングブレードでのクリーニング性を維持することを目的とするものである。
図2に示したクリーニング装置にファーブラシを設けてもよく、この場合、画像形成時のブレード当接圧Xをやや低めに設定できるという利点がある。
更にファーブラシの感光体と対向する面と反対側に固体潤滑剤を当接して、感光体へ潤滑剤を供給し、クリーニング性を補助することも、本発明の目的であるフィルミング防止、感光体とブレードの長寿命化に繋がる。
次ぎに、本発明を以下の実施例に基づき説明するが、これに限定されるものではない。
<感光体の作製>
使用する感光体1及び2は以下のようにして作製した。
[1]感光体1の作製
アルキッド樹脂(ベッコライトM6401−50、大日本インキ化学工業株式会社製)15質量部、及びメラミン樹脂(スーパーベッカミンG−821−60、大日本インキ化学工業株式会社製)10質量部をメチルエチルケトン150質量部に溶解した。この溶液に、ルチル型酸化チタン粉末(タイペークCR−EL、石原産業株式会社製)80質量部、及びアルミナで表面処理された酸化チタン(タイペークCR−67、石原産業株式会社製)10質量部を加え、ボールミルで24時間分散し、下引き層用塗工液を調製した。
得られた下引き層用塗工液を直径30mm、厚さ0.8mmのアルミニウム基体に浸漬塗工法によって塗工し、130℃にて20分間乾燥して、厚み3μmの下引き層を形成した。
次に、ポリビニルブチラール樹脂(エスレックHL−S、積水化学工業株式会社製)4質量部をシクロヘキサノン150質量部に溶解した。この溶液に、下記構造式(A)で表わされるビスアゾ顔料10質量部を加え、ボールミルで48時間分散し、さらにシクロヘキサノン210質量部を加えて3時間分散を行なった。得られた分散液を容器に取り出し固形分が1.5質量%となるようにシクロヘキサノンで希釈し、電荷発生層用塗工液を調製した。
得られた電荷発生層用塗工液を前記下引き層上に浸漬塗工法によって塗工し、130℃にて20分間乾燥して、厚み0.2μmの電荷発生層を形成した。
Figure 2006251094
次に、テトラヒドロフラン100質量部に、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂10質量部、及びα−(3−メタクリロキシプロピル)ポリジメチルシロキサン(サイラプレーンFM0725、チッソ株式会社製)0.002質量部を溶解した。この溶液に、下記構造式(B)で表わされる電荷輸送物質8質量部を加え、4時間撹拌し電荷輸送層用塗工液を調製した。
得られた電荷輸送層用塗工液を前記電荷発生層上に浸漬塗工法によって塗工し、130℃にて20分間乾燥して、厚み20μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 2006251094
次に、テトラヒドロフラン140質量部とシクロヘキサノン40質量部の混合溶媒に、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(パンライトTS−2050、帝人化成株式会社製)4質量部、及び上記構造式(B)で表わされる電荷輸送物質0.5質量部を溶解した。この溶液に、α−アルミナ(スミコランダムAA−03:住友化学工業株式会社製、平均1次粒子径0.3μm)0.5質量部、及びジメチルポリシロキサン(SH200、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)0.006質量部を加えて、ボールミルで2時間分散し、表面保護層用塗工液を調製した。
得られた表面保護層用塗工液を前記電荷輸送層上にスプレー塗工法によって塗工し、150℃にて20分間乾燥して、厚み5μmの表面保護層を形成した。以上のようにして感光体1を作製した。
[2]感光体2の作製
電荷輸送層の厚みを28μmとし、表面保護層を設けなかったこと以外は、感光体1と同様にして感光体2の作製を行なった。
<トナーの作製>
(トナー1の作製)
以下、部は重量部を示す。
冷却管、攪拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物690部、テレフタル酸230部を常圧下、210℃で10時間重縮合し、次いで10〜15mmHgの減圧で5時間反応した後160℃まで冷却し、これに18部の無水フタル酸を加えて2時間反応し変性されていないポリエステル(a)(重量平均分子量Mw:85000)を得た。
冷却管、攪拌機および窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物800部、イソフタル酸160部、テレフタル酸60部、およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧において230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で脱水しながら5時間反応した後、160℃まで冷却して、これに32部の無水フタル酸を加えて2時間反応した。次いで、80℃まで冷却し、酢酸エチル中にてイソホロンジイソシアネート170部と2時間反応を行ないイソシアネート基含有プレポリマー(1)(Mw:35000)を得た。
攪拌棒および温度計のついた反応槽中にイソホロンジアミン30部とメチルエチルケトン70部を仕込み、50℃で5時間反応を行ないケチミン化合物(1)を得た。
ビーカー内に前記のプレポリマー(1)14.3部、ポリエステル(a)55部、酢酸エチル78.6部を入れ、攪拌し溶解した。次いで、離型剤であるライスWAX(融点83℃)10部、カーボンブラック4部を入れ、40℃にてTK式ホモミキサーを用いて12000rpmで5分攪拌した後、ビーズミルで30分間20℃において粉砕処理した。これをトナー材料油性分散液(1)とする。
ビーカー内にイオン交換水306部、リン酸三カルシウム10%懸濁液265部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部を入れ、TK式ホモミキサーで12000rpmに攪拌しながら、この水分散液(1)に上記トナー材料油性分散液(1)及びケチミン化合物(1)2.7部を加え、攪拌を続けながらウレアー反応させた。
反応後の分散液(粘度:3500mP・s)を減圧下1.0時間以内に50℃以下の温度で有機溶剤を除去した後、濾別、洗浄、乾燥し、次いで風力分級し、球形状のトナー母体粒子(1)を得た。
次に、得られた母体粒子(1)100部、帯電制御剤(オリエント化学社製 ボントロン E−84)0.25部をQ型ミキサー(三井鉱山社製)に仕込み、タービン型羽根の周速を50m/secに設定して混合処理した。この場合、その混合操作は、2分間運転、1分間休止を5サイクル行ない、合計の処理時間を10分間とした。
更に、疎水性シリカ(H2000、クラリアントジャパン社製)を0.5部添加し、混合処理した。この場合、その混合操作は、周速を15m/secとして30秒混合1分間休止を5サイクル行なった。このトナーの体積平均粒径と円形度を下表に示す。
(トナー2の作製)
スチレン−nブチルアクリレート共重合体(Mw7万、Mn2万) 200重量部
カーボンブラック 14重量部
極性樹脂[飽和ポリエステル(テレフタル酸−プロピレンオキサイド変性
ビスフェノールA、酸価15、ピーク分子量60000)] 10重量部
負極性電荷制御剤(ジアルキルサリチル酸金属化合物) 2重量部
低軟化点物質(エステルワックス化合物) 15重量部
上記組成物エクストルーダーを用いて溶融混練後、冷却した混練物を機械的に粉砕し、ジェット流を用いて粗粉砕物を衝突版に衝突させて微粉砕し、更に気流分級機で微粉砕物を分級し、得られたトナー2母体についてトナー1と同様に疎水性シリカの混合処理を行ない、体積平均粒径8.6μm、円形度0.914の粉砕トナーを得た。
<トナーの円形度>
トナーの円形度は、得られたトナー粒子を含む懸濁液を平板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラで光学的に粒子画像を検知し、得られる投影面積の等しい相当円の周囲長を実在粒子の周囲長で除した値である平均円形度を評価した。この値はフロー式粒子像分析装置FPIA−2000により平均円形度として計測することができ、具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフォン酸塩を0.1〜0.5ml加え、更に測定試料を0.1〜0.5g程度加え、試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、分散液濃度を3000〜1万個/μlとして前記装置によりトナーの形状及び分布を測定することによって得られる。
Figure 2006251094
<クリーニングユニット>
(クリーニングユニット1)
図2に示すクリーニング装置1を使用した。
(クリーニングユニット2)
クリーニング装置1内にクリーニングブレードの上流にクリーニングを補助するファーブラシを取り付けたクリーニング装置2を使用した。
(クリーニングユニット3)
クリーニング装置2のファーブラシの感光体と対向する面と反対側に固体潤滑剤(ステアリン酸亜鉛)をバネで当接させて、ファーブラシで固体潤滑剤を感光体へ供給する機構を設けたクリーニング装置3を使用した。
<ブレード当接圧制御>
(ブレード当接圧制御1)
非画像形成動作を、画像形成前の準備動作、画像形成後の装置停止までの動作及び連続画像形成中の記録体間の画像形成を行なわない動作とし、この動作の中にブレード当接圧をYに設定し、感光体へトナーを微少現像し、転写動作を行ないように制御する。
(ブレード当接圧制御2)
非画像形成動作として、画像形成50枚毎にフィルミング除去を目的とする動作モードを設け、この動作の中にブレード当接圧をYに設定し、感光体へトナーを微少現像し、転写動作を行なわず、感光体を30回転させるように制御する。
(ブレード当接圧制御3)
ブレード当接圧制御1と2の非画像形成動作中に、ブレード当接圧をYに設定し、感光体へトナーを微少現像し、転写動作を行ないように制御する。
<画像形成装置>
図5に示す画像形成装置を改造し、前記の感光体、トナー、クリーニングユニット、ブレード当接圧制御方法を組み合わせた画像形成装置を得た。
(評価方法)
以上の感光体、トナー、クリーニングユニット、ブレード当接圧制御方法を組み合わせた各画像形成装置について、高温高湿(30℃、90%RH)条件下で画像面積率0.5%、2.5%、5%、10%、25%の原稿をこの順で1ジョブ当たり5枚連続で画像出力し、5万枚(A4横)の画像出力を行ない、クリーニング不良を目視確認し、評価を行なった。また、感光体とクリーニングブレードの摩耗量や感光体のフィルミング状態の評価も行なった。以下に評価方法と判断基準を示す。
・微少現像トナー量
現像バイアス値を振って、感光体へトナーを現像し、その現像トナーを透明テープに転写し、現像トナー量を反射濃度で測定し、所望の現像量となるように現像バイアス値に設定した。
・感光体評価
[1]画像出力後の感光体膜厚を渦電流式膜厚計で測定し、その摩耗量を求めた。
[2]5K毎に感光体を取り外し、感光体表面を観察し、そのフィルミング状態を評価した。(◎:問題なし、○:目視では分からないが光学顕微鏡でわずかなフィルミングが見える、△:目視でわずかなフィルミングが見える、×:数カ所にはっきりとフィルミングが見える、××:フィルミングが多数見える)
・ブレード摩耗量評価
画像出力後、クリーニングブレードを取り外し、超深度形状測定顕微鏡VK8500(レーザ顕微鏡)にて摩耗により消失した図10にブレード摩耗量と表示した部分を測定した。
・クリーニング性評価
出力された画像について目視にてクリーニング性を評価した。(◎:問題なし、○:わずかなが連続画像出力中にたまに出る、△:目視でわずかなスジが出力画像に見える、×:はっきりとした黒スジが見える、××:はきりとした黒スジが多数見える)
(実施例及び比較例)
表2に示すように、感光体、トナー、クリーニングユニット、ブレード当接圧制御方法を組み合わせた各画像形成装置での評価結果を表2に示す。各実施例、比較例におけるブレード当接圧X、Y及び微少現像トナー量は表2のように設定した。
Figure 2006251094
以上のように、本発明の請求項を満たす画像形成装置では、長期わたるクリーニングブラシと感光体の静的接触においても、長期にわたる画像形成の繰返しにおいても、クリーニング性を維持し、像担持体及びブレードの長寿命化を可能にし、像担持体のフィルミングを防止できていることが分かる。
本発明のカウンター当接のブレードクリーニング方式の一例を示す図である。 本発明の画像形成装置の一例のクリーニング部の拡大断面を示す図である。 本発明のクリーニングブレードの形態例1及び2を示す図である。 本発明のクリーニングブレードとファーブラシの併用方式でのクリーニング法を示す概略図である。 デジタル複写機等の本発明による画像形成装置を示す図である。 本発明のプロセスカートリッジの一例を示す概略図である。 本発明の画像形成装置の変形例(タンデム方式)を示す図である。 本発明の画像形成装置(タンデム型カラー画像形成装置)により本発明の画像形成方法を実施する一例を表わす概略説明図である。 図8に示す画像形成装置における一部拡大概略説明図である。 グレード摩耗量評価方法を説明するための図である。
符号の説明
1 感光体(ドラム)
2 徐電ランプ
3 帯電チャージャ
4 LD(レーザダイオード)より発生された書込光
5 定着ローラ
6 電位センサ
7 加圧ローラ
8 温度センサ
9 転写ユニット
10 光反射型フォトセンサ
11 クリーニングユニット
12 現像剤攪拌部
13 トナー補給部
14 現像ユニット
15 第一現像ローラ
16 第二現像ローラ
17 トナーホッパ
18 トナー補給ローラ
19 現像バイアス電源
20 トナー濃度センサ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 I/O
25 帯電チャージャ電源
26 転写ベルト駆動ローラ
27 転写ベルト従動ローラ
28 転写ベルト
29 温度センサ
30 クリーニング部
32 クリーニングケース
33 先端エッジ部
34 クリーニングブレード
35 支持部片
36 支持部材
37 枢軸
38 ソレノイド
39 引張ばね
40 トナー排出部材
80 感光体
81 露光光源
82 現像ユニット
83 除電ランプ
84 帯電ローラ
85 クリーニングユニット
86 バイアスローラ
87 中間転写ベルト
88 レジストローラ
89 紙
90 紙転写バイアスローラ
91 転写ベルト
92 搬送ベルト
93 定着ユニット
94 ファーブラシ
95 反射型フォトセンサ
96 温度センサ
97 電位センサ
101 感光体
102 帯電手段
103 露光手段
104 現像手段
105 転写体
107 クリーニング手段
108 転写手段
110 感光体
114 支持ローラ
115 支持ローラ
116 支持ローラ
117 中間転写体クリーニング装置
118 画像形成手段
120 タンデム型現像器
121 露光装置
122 二次転写装置
123 ローラ
124 二次転写ベルト
125 定着装置
126 定着ベルト
127 加圧ローラ
128 シート反転装置
130 原稿台
132 コンタクトガラス
133 第1走行体
134 第2走行体
135 結像レンズ
142 給紙ローラ
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
148 給紙路
149 レジストローラ
150 中間転写体
151 手差しトレイ
152 分離ローラ
153 手差し給紙路
160 帯電器
161 現像器
162 転写帯電器
163 感光体クリーニング装置
164 除電器
165 現像スリーブ
166 攪拌部
167 現像部
168 攪拌スクリュ
169 仕切り板
170 現像ケース
171 トナー濃度センサ
172 マグネット
173 ドクタブレード
175 クリーニングブレード
176 ファーブラシ
177 電界ローラ
178 スクレーパ
179 回収スクリュ
180 トナーリサイクル装置
L 露光
T トナー
200 給紙テーブル
250 複写装置本体
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)



Claims (7)

  1. 像担持体と、少なくとも像担持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する現像手段と、第二の像担持体または記録体にトナー像を転写する転写手段と、転写後、像担持体上に残存するトナーを清掃するクリーニングブレードを有する画像形成装置において、前記像担持体に対するクリーニングブレードの当接圧力を少なくとも2段階に変化させる機構を有し、該画像形成装置が画像形成動作中に当接圧Xでクリーニングブレードを当接し、画像形成を伴わない動作であって像担持体にトナーを微量現像し転写動作を行なわず像担持体を回転させる動作中に、Xよりも小さな当接圧Yでクリーニングブレードを当接することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接圧XとYの関係が0.75X≧Yであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記当接圧Xが10〜50g/cm、前記当接圧Yが3g/cm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成を伴わない動作が、少なくとも画像形成前の準備動作、画像形成後の装置停止までの動作、連続画像形成中の記録体間の画像形成を行わない動作、または、画像形成装置の調整動作から選ばれる2つ以上の画像形成を伴わない動作であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置が複数の像担持体、帯電手段、現像手段、転写手段を有するタンデム型であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置が像担持体上に現像されたトナー画像を中間転写体上に一次転写したのち、該中間転写体上のトナー画像を記録材上に二次転写する中間転写手段を有する画像形成装置であって、複数色のトナー画像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録材上に一括で二次転写することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 帯電手段、露光手段、現像手段、クリーニング手段、転写手段の内の少なくともクリーニング手段を含む手段と像担持体とを具備し、画像形成装置本体に装着するものであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置用プロセスカートリッジ。


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