JP2003280251A - 電子写真用トナーおよび画像形成装置 - Google Patents

電子写真用トナーおよび画像形成装置

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JP2003280251A
JP2003280251A JP2002077468A JP2002077468A JP2003280251A JP 2003280251 A JP2003280251 A JP 2003280251A JP 2002077468 A JP2002077468 A JP 2002077468A JP 2002077468 A JP2002077468 A JP 2002077468A JP 2003280251 A JP2003280251 A JP 2003280251A
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cleaning
toner
image carrier
roller
image
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JP2002077468A
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Masami Tomita
正実 冨田
Shigeru Emoto
茂 江本
Hiroshi Yamada
博 山田
Yuji Yamashita
裕士 山下
Shinko Watanabe
真弘 渡邊
Koshin Sugiyama
恒心 杉山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】クリーニング性が向上した小粒径で球形のトナ
ー及びクリーニング性に優れたクリーニング装置を提供
すること 【解決手段】体積平均粒径が3〜9μm、平均円形度が
0.940〜0.995の母体トナーに、少なくとも外
添加剤として、比表面積20〜50m2/g、嵩密度1
00〜250g/lの粉末が、母体トナー100重量部
に対し、0.3〜2.0重量部の比率で添加混合されて
いる電子写真用トナーを用いる。また、クリーニング装
置として、電圧を印加することによって、像担持体とク
リーニング手段間に静電的に吸着するような電界を形成
し、像担持体上に付着したトナーをクリーニングするク
リーニング装置を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電子写真法にお
いて使用される電子写真用トナー、トナーのクリーニン
グ装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真法を用いた画像形成装置
の画像品質に対する要求が強くなっている。画像品質を
向上させるためには、トナーの小粒径化、球形化がその
有力な手段であることがわかってきた。これらの要求を
満足するトナーとして、重合法によるトナーがある。重
合トナーでは、粒径分布の狭い小粒径トナー、球形トナ
ーを効率的に製造することができる。更にワックスを含
有させた乾式球形トナーを用いることにより、耐ホット
オフセット性に優れ、とりわけフルカラー複写機などに
用いた場合に、定着ユニットにオイルを必要とせずに、
色再現性、透明性、光沢安定性に優れる画像が得られ
る。
【0003】しかしながら、重合法による小粒径、球形
トナーは、いくつかの問題点があることが知られてい
る。最も重要な問題は、像担持体表面の転写残トナーの
クリーニング手段による完全除去が困難で、クリーニン
グ不良が発生することである。特に、ブレードクリーニ
ング方式においては、クリーニング時にトナーが像担持
体とクリーニングブレードとの接触部間で最密充填状態
に近くなり、像担持体に対して強い付着力を持っている
1層目トナーと次の2層目トナーとの間でトナーが滑
り、一層目トナーがクリーニング不良として像担持体上
に残ってしまうことである。このような問題を解決する
ために、以下に示すような提案がなされている。
【0004】〈特開平5−265360号公報〉クリー
ニングブレードを像担持体表面に圧接し、像担持体表面
の残留トナーを除去する画像形成装置のクリーニング方
法において、クリーニングブレードに導電性部材を用い
て、これに交流バイアス電圧および現像時のトナーの帯
電電荷と同極性の直流バイアス電圧を印加して像担持体
表面の残留トナーを除去することを特徴とするクリーニ
ング方法。
【0005】〈特開平7−210053号公報〉転写後
の感光体上の残留トナーをクリーニングブレードで掻き
落して感光体表面を清掃する電子写真装置のクリーニン
グ装置において、クリーニングブレードを導電性材料で
つくり、それをアースするか、残留トナーと逆極性の直
流電圧を印加するか、残留トナーと同極性の直流電圧を
印加する又はそれに交流電圧を印加する方法。
【0006】しかしながら、上記いずれの方法も、クリ
ーニングブレードを像担持体に当接し、トナーをかき取
ることによってクリーニングするというものであるた
め、従来の、トナーより低溶融粘度であるシャープメル
ト性のポリエステル系のトナーバインダーを用いたトナ
ーの場合、トナー樹脂内部の表面近傍に存在するワック
スが、その圧力によって表面に滲み出て像担持体にこす
りつけられることによって付着する、いわゆるワックス
フィルミングが起こってしまう。
【0007】図21はワックス含有トナーからワックス
が滲み出たときと、ワックスを含まないトナーを用いた
ときとのそれぞれの複写機の動作時間による感光体の摩
擦係数を測定した結果である。このように感光体へのワ
ックスフィルミングが発生すると、感光体の摩擦係数が
かなり低下してしまう。像担持体1へのワックスフィル
ミングにより像担持体1の摩擦係数が低下して像担持体1
とトナーとの付着力が低減する。このため、紙などの転
写材と感光体のニップ前で感光体上のトナーが放電によ
り転写材に異常転写しやすくなり、いわゆる転写チリと
いう異常画像が発生する。
【0008】また、トナーについて着目すると、クリー
ニング性を良好にする条件としては、大粒径で、更に形
状が非球形であることが知られているが、この条件は高
画像品質を得る方向とは逆行する。また、トナーの外添
加剤の工夫により改良することが考えられるが、十分な
クリーニング性を得ることができなかった。
【0009】外添加剤についての公知技術としては次の
ものをあげることができる。 〈特開平5−53369号公報〉外添加剤として、BE
T比表面積が1〜150m2/gで、炭素数5以上の飽
和又は不飽和の環状又は非環状有機基を有するカップリ
ング剤で処理された無機微粉体と、BET比表面積が1
60〜400m2/gで疎水化度30以上の無機微粉末
を有するトナーが記載されている。このトナーを用いる
と、現像ローラー上のトナーの帯電特性が不安定とな
り、トナーが現像ユニットからこぼれたり、飛散したり
する場合がある。
【0010】〈特開平9−288369号公報〉外添加
剤としてBET比表面積20〜50m2/g、PH6〜
8、疎水率85%以上のシリカ微粒子を含有するトナー
が記載されている。このトナーは、流動性が十分でな
く、トナーの補給性が不十分になる場合がある。
【0011】〈特開平6−202374号公報〉平均粒
径が30nm以上、100nm未満の無機微粒子を付着
させてなる非磁性一成分トナーが記載されている。この
トナーは、流動性が十分でなく、トナーの補給性が不十
分になる場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点に鑑み、
本願発明が解決しようとする課題は次の通りである。 1)クリーニング性が向上した小粒径で球形のトナーを
提供すること。 2)クリーニング性に優れたクリーニング装置を提供す
ること及びこれによりクリーニング不良による画像不良
をなくすこと。 3)画像形成装置の像担持体にダメージを与えることの
ないクリーニング装置を提供すること、及びこれにより
像担持体を長寿命化すること。 4)トナーにストレスを与えることなくクリーニングす
る装置を提供すること及びこれにより像担持体へのトナ
ーのワックスフィルミングの発生を防止して像担持体を
超寿命化すること。 5)クリーニングローラの汚染を防止し、クリーニング
ローラ表面から像担持体への逆付着を防止するクリーニ
ング装置を提供すること。 6)クリーニング装置の改良により像担持体を小径化で
きコストを低減できる画像形成装置を提供すること。
【0013】
【課題を解決するための手段】が採用した構成 (1)体積平均粒径が3〜9μm、平均円形度が0.9
40〜0.995の母体トナーに、外添加剤として少な
くとも比表面積20〜50m2/g、嵩密度100〜2
50g/lの粉末を、母体トナー100重量部に対し、
0.3〜2.0重量部の比率で添加混合されていること
を特徴とする電子写真用トナー。 (2)前記母体トナーの体積平均粒径と個数平均粒径の
比(体積平均粒径/個数平均粒径)が1.01〜1.2
5であることを特徴とする上記(1)記載の電子写真用
トナー。 (3)外添加剤として滑剤を併せて添加混合されている
ことを特徴とする上記(1)または(2)記載の電子写
真用トナー。 (4)前記粉末が、疎水化処理されたシリカであること
を特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の電
子写真用トナー。 (5)上記(1)〜(4)に記載のトナーを用いた画像
形成装置におけるクリーニング装置であって、クリーニ
ング手段として電圧を印加することによって、像担持体
とクリーニング手段間に静電的に吸着するような電界を
形成し、像担持体上に付着したトナーをクリーニングす
るクリーニング装置。
【0014】(6)前記クリーニング手段が、弾性体の
ローラ形状で構成されたクリーニングローラであること
を特徴とする上記(5)に記載のクリーニング装置。 (7)回動するクリーニングローラに当接するように清
掃部材を設けたことを特徴とする上記(6)に記載のク
リーニング装置。 (8)クリーニング手段の前工程に極性制御手段を有す
ることを特徴とする上記(5)〜(7)のいずれかに記
載のクリーニング装置。 (9)クリーニング手段がブラシローラであることを特
徴とする上記(5)に記載のクリーニング装置。 (10)極性の異なるブラシローラを2本を有すること
を特徴とする上記(9)に記載のクリーニング装置。
【0015】(11)クリーニング手段は、像担持体を
摺擦するクリーニングブラシ、およびクリーニングブラ
シより像担持体の移動方向下流側に配置された像担持体
に当接するクリーニングローラ、を併用したことを特徴
とする上記(5)に記載のクリーニング装置。 (12)クリーニングブラシはクリーニングローラを摺
擦するように配置したことを特徴とする上記(9)に記
載のクリーニング装置。 (13)クリーニングローラの回転方向は像担持体の移
動方向に対しトレーリング方向であることを特徴とする
上記(6)〜(8)のいずれかに記載のクリーニング装
置。 (14)クリーニングブラシの回転方向は像担持体の移
動方向に対しカウンタ方向であること、を特徴とする上
記(9)または(10)に記載のクリーニング装置。 (15)クリーニングブラシとローラへそれぞれ異なる
極性の電圧を印加することを特徴とする上記(11)に
記載のクリーニング装置。
【0016】(16)像担持体をクリーニングするクリ
ーニング手段としてクリーニングローラを用い、クリー
ニングローラが像担持体を均一に帯電する帯電装置を兼
ねていることを特徴とする上記(5)に記載のクリーニ
ング装置。 (17)画像形成動作時、もしくは画像形成動作終了後
に、像担持体を均一に帯電する帯電装置を兼ねるクリー
ニングローラにより像担持体からクリーニングされ、ク
リーニングローラ表面に付着しているトナーを除去する
トナー除去手段を有することを特徴とする上記(16)
に記載のクリーニング装置。 (18)トナー除去手段はブラシで構成され、像担持体
を均一に帯電する帯電装置を兼ねるクリーニングローラ
と接触していることを特徴とする請求項16および上記
(17)に記載のクリーニング装置。 (19)トナー除去手段には電源から電圧が印加されて
いることを特徴とする上記(17)または(18)に記
載のクリーニング装置。 (20)直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を用いて
クリーニングすることを特徴とする上記(19)に記載
のクリーニング装置。
【0017】(21)上記(5)〜(20)に記載のク
リーニング装置を用いてクリーニングすることを特徴と
するクリーニング方法。 (22)変性されたポリエステルを少なくともトナーバ
インダーとして含有し、ワックスがトナーの内部に微分
散された状態で存在する上記(1)〜(4)に示すトナ
ーを用い、像担持体と、像担持体を帯電する帯電装置
と、像担持体に静電潜像を形成する潜像形成装置と、像
担持体上の静電潜像にトナーを付着させて顕像化する現
像装置と、現像されたトナーを転写材に転写する転写装
置と、像担持体上に残留したトナーをクリーニング手段
に電圧を印加することによって、像担持体とクリーニン
グ手段間に静電的に吸着するような電界を形成し、像担
持体上に付着したトナーをクリーニングするクリーニン
グ装置を有することを特徴とする画像形成装置。 (23)変性ポリエステルが、ウレア基を有する変成さ
れたポリエステルであることを特徴とする請求項22に
記載の画像形成装置。 (24)クリーニングされたトナーを、現像装置に再び
戻す手段を有することを特徴とする上記(23)に記載
の画像形成装置。 以下では、上記(1)〜(24)に記載の発明を、本願
発明1〜24という。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
トナーの平均円形度が0.940〜0.995であるよ
うな球形に近いトナーであると、特にブレードを用いた
クリーニング方式の場合には、良好なクリーニング性を
得ることが困難であったが、本発明におけるように、平
均円形度が0.940〜0.995の母体トナーの体積
平均粒径を3〜9μmとし、これに外添加剤として比表
面積20〜50m2/g、嵩密度100〜250g/l
の粉末(以下「外添粉末」という。)を、母体トナー1
00重量部に対し0.3〜2.0重量部添加して母体ト
ナーの表面に付着させることによりトナーのクリーニン
グ性が良好になることが明らかになった。また、前記外
添粉末は疎水化処理されていることが、クリーニング性
向上のためにより好ましい。ただ、前記の外添加剤の添
加によってクリーニング性が良好になる理由は明らかで
はない。以下、本発明のトナーは、母体トナー、前記外
添粉末及び必要に応じて添加される滑剤等各成分から構
成されるが、以下では、これらの各成分について説明す
る。
【0019】<母体トナー> (平均粒径)母体トナーの体積平均粒径(Dv)が 3
〜9μmであり、特に、個数平均粒径(Dp)との比
(Dv/Dp)が1.01〜1.25である乾式トナー
により、とりわけクリーニング性が良好になる。一般的
には、トナーの粒子径は小さければ小さい程、高解像で
高画質の画像を得る為に有利であると言われているが、
逆に転写性やクリーニング性に対しては不利である。ま
た、本発明の範囲よりも体積平均粒子径が小さい場合、
二成分現像剤では現像装置における長期の攪拌において
キャリアの表面にトナーが融着し、キャリアの帯電能力
を低下させたり、一成分現像剤として用いた場合には、
現像ローラーへのトナーのフィルミングや、トナーを薄
層化する為のブレード等の部材へのトナーの融着を発生
させやすくなる。
【0020】逆に、トナーの粒子径が本発明の範囲より
も大きい場合には、高解像で高画質の画像を得ることが
難しくなると共に、現像剤中のトナーの収支が行われた
場合にトナーの粒子径の変動が大きくなる場合が多い。
また、体積平均粒子径/個数平均粒子径が1.25より
も大きい場合も同様であることが明らかとなった。
【0021】(粒径の測定方法)トナーの粒径(体積平
均粒径、個数平均粒径)は、コールターエレクトロニク
ス社製のコールターカウンターモデルTA−IIにて測定
した。
【0022】(円形度の測定方法)母体トナーの円形度
は、次のように定義できる。 円形度=粒子の投影面積と同じ面積を有する円の周囲長
/粒子投影像の輪郭長さ この円形度の測定方法としては、粒子を含む懸濁液を平
板上の撮像部検知帯に通過させ、CCDカメラで光学的
に粒子画像を検知して解析する光学的検知方法が適当で
ある。この値はフロー式粒子像分析装置FPIA−10
00(東亜医用電子株式会社製)により平均円形度とし
て計測できる。具体的な測定方法としては、容器中の予
め不純固形物を除去した水100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフ
ォン酸塩を0.1〜0.5ml加え、更に測定試料を
0.1〜0.5g程度加える。試料を分散した懸濁液は
超音波分散器で約1〜3分間分散処理を行ない、分散液
濃度を3000〜1万個/μlとして前記装置によりト
ナーの形状及び分布を測定することによって得られる。
【0023】(バインダー樹脂)母体トナーのバインダ
ー樹脂としては、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等の樹脂を用いることが出来るが、ポ
リエステル樹脂が好ましく特に変性されたポリエステル
樹脂を用いることが好ましい。変性されたポリエステル
樹脂の変性に係わる置換基は、ウレア基、ウレタン基な
どが挙げられるが、ウレア結合で変性されたポリエステ
ルとしては、イソシアネート基を有するポリエステルプ
レポリマーとアミン類との反応物などが挙げられる。イ
ソシアネート基を有するポリエステルプレポリマーとし
ては、ポリオールとポリカルボン酸の重縮合物でかつ活
性水素基を有するポリエステルをさらにポリイソシアネ
ートと反応させた物などが挙げられる。上記ポリエステ
ルの有する活性水素基としては、水酸基(アルコール性
水酸基およびフェノール性水酸基)、アミノ基、カルボ
キシル基、メルカプト基などが挙げられ、これらのうち
好ましいものはアルコール性水酸基である。
【0024】(着色剤)本発明のトナーに用いられる着
色剤は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック各色の
トナーを得ることが可能な染料および顔料が使用でき
る。例えば、カーボンブラック、ランプブラック、群
青、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、ハンザイエローG、ローグミン6G、
レーキ、カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナク
リドン、ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリア
リルメタン系染料などの染顔料など、従来公知のいかな
る染顔料をも単独あるいは混合して使用できる。
【0025】(耐電制御剤)本発明のトナーに用いられ
る帯電制御剤は、前述のサリチル酸誘導体の金属塩を用
いることが特に好ましいが、必要に応じてカラートナー
の色調を損なうことのない透明もしくは白色の物質を添
加して、トナーの帯電性を安定的に付与することが出来
る。具体的には、有機ホウ素塩類、含フッ素四級アンモ
ニウム塩類、カリックスアレン系化合物等が用いられる
が、これらに限られるものではない。
【0026】<外添粉末> (外添粉末の比表面積)本発明で用いる外添粉末の比表
面積が20m2/g未満の場合には、トナーの表面に外
添粉末が付着せずに単独で存在する場合があり、比表面
積が50m2/gより大きい場合には、トナーの流動性
が向上しすぎてクリーニング性が不十分になる場合があ
る。
【0027】(外添粉末の添加量)外添粉末の添加量が
0.3重量部より少ない場合には、クリーニング不良に
よる黒スジが発生しやすくなり、また2.0重量部より
多く添加した場合には外添粉末が過剰に存在し、トナー
の表面に付着されず、トナーの帯電安定性を阻害する場
合がある。
【0028】(外添粉末の材質)外添粉末の材質として
は、シリカ、酸化チタン、酸化アルミニウム、各種の有
機微粒子、各種金属粒子など何れのものでも良いが、シ
リカ、酸化チタン、が好ましく、特にシリカが好まし
い。また、本発明に用いられるシリカとしては、一般に
湿式法もしくは乾式法で生成されたものであるが、特に
乾式法(ケイ素化ハロゲン化合物の蒸気相酸化)により
生成された、いわゆるヒュームドシリカと称されるもの
が、流動性の面から好ましい。
【0029】このヒュームドシリカは、従来公知の技術
によって製造されるものである。例えば、四塩化ケイ素
ガスの酸水素焔中における熱分解酸化反応を利用するも
ので、基礎となる反応は次のようなものだある。 SiCl4+2H2+O2→SiO2+4HCl
【0030】 また、この製造工程において例えば、塩
化アルミニウムまたは、塩化チタンなど他の金属ハロゲ
ン化合物をケイ素ハロゲン化合物とともに用いることに
よって、シリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得るこ
とも可能であり、それらも本発明で外添粉末として使用
できる。また、シリカ微粉末を疎水化処理する方法とし
ては、シリカ微粉末の表面をシラン系化合物などで表面
処理する方法をあげることができる。
【0031】すなわち、シリカ微粉末に結合している水
素基にシラン化合物を反応させ、水酸基をシロキシル基
などに置換することであり、したがって、疎水化度とは
疎水化前に存在した水酸基のうち、上記反応により消失
した水酸基の割合である。疎水化処理はシリカ微粉末に
ジアルキルジハロゲン化シラン、トリアルキルハロゲン
化シラン、ヘキサアルキルジシラザン、アルキルトリハ
ロゲン化シランなどを高温下で反応させることにより行
なわれる。また、前記シリカ微粉末の疎水化度は次の方
法により測定することができる。
【0032】(疎水化度の測定方法)200mlのビー
カーに水50mlを入れ、さらに0.2gのシリカ微粉
末を添加する。そして、マグネットスターラーで緩やか
に攪拌しつつ、滴下時に先端が水中に浸漬されたビュー
レットからメタノールを加え、浮かんでいるシリカ微粉
末が沈み始め、完全に沈んだ時の滴下メタノールのml
数を読み、次式から求める。
【0033】疎水化度(%)=(滴下メタノールのml
数/(50+滴下メタノールのml数))×100 メタノールはこの場合、界面活性剤の役割をし、メタノ
ールの滴下に伴って、浮いているシリカ微粉末がメタノ
ールを介して水中に分散するので、疎水化度の値が大き
いほどシリカ微粉末の疎水化度は高い。
【0034】また、本発明においては、トナーの外添加
剤として滑剤を更に添加することにより、転写後の感光
体上の残留トナーのクリーニング性が良好になる。これ
は、滑剤が感光体とトナーとの付着力を低減させるため
と推定される。
【0035】<滑剤>また、本発明に用いられる滑剤と
して、脂肪酸金属塩類やポリフッ化ビニリデン等を添加
しても良く、これらに限定されるものではない。 <その他の添加剤>また、外添加剤として、トナーの流
動性を向上させる目的で、本発明に用いられる外添粉末
の他に、アルミナ等を添加しても良い。
【0036】
【実施例】以下の記載では、部は重量部を意味する。
【0037】
【実施例1】(母体トナー1の作製)ビーカー内にトナ
ーバインダーとしてスチレンアクリル共重合体の酢酸エ
チル/MEK溶液240部、ペンタエリスリトールテト
ラベヘネート(融点81℃、溶融粘度25cps)20
部、銅フタロシアニンブルー顔料4部を入れ、60℃に
てTK式ホモミキサーで12000rpmで攪拌し、均
一に溶解、分散させた。ビーカー内にイオン交換水70
6部、ハイドロキシアパタイト10%懸濁液(日本化学
工業(株)製スーパタイト10)294部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部を入れ均一に溶解
した。ついで60℃に昇温し、TK式ホモミキサーで1
2000rpmに攪拌しながら、上記トナー材料溶液を
投入し10分間攪拌した。ついでこの混合液を攪拌棒お
よび温度計付のコルベンに移し、98℃まで昇温して溶
剤を除去し、濾別、洗浄、乾燥した後、風力分級し、
[母体トナー1]を得た。
【0038】この[母体トナー1]は、平均円形度:
0.982、体積平均粒径(Dv):6.2μm、個数
平均粒径(Dp):5.2μmで、Dv/Dp:1.1
4であった。
【0039】(トナー1の作製・評価)ついで、前記
[母体トナー1]100部に疎水性酸化チタン0.8部
(表面積30m2/g、嵩密度180g/l)を、ヘン
シェルミキサーにて混合して、本発明の[トナー1]を
得た。[トナー1]を、シリコーン樹脂をコートした球
形で平均粒径50μmのキャリアを重量比で5:95の
割合で混合し、現像剤を得た。本現像剤を、リコー製の
Priter650(クリーニングブレードを搭載)を
用いて評価を行なったところ、クリーニング性は良好で
あった。
【0040】
【実施例2】 (母体トナー2の作製) 結着樹脂1(ポリエステル樹脂、1/2流出開始温度:126℃) 100部 帯電制御剤(サリチル酸誘導体亜鉛化合物) 3部 着色剤(銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.Pigment Blue 15)) 2部 上記の材料をブレンダーで充分混合したのち、100〜
110℃に加熱した2本ロールによって溶融混練した。
混練り物を自然放冷後、カッターミルで粗粉砕し、ジェ
ット気流を用いた微粉砕機で粉砕後、風力分級装置を用
いて各色の[母体トナー2]を得た。本母体着色粒子
を、80℃の湯中に30分浸した後に各物性値を測定し
たところ、平均円形度:0.988、体積平均粒径(D
v):7.5μm、個数平均粒径(Dp):5.2μ
m、Dv/Dp:1.19であった。
【0041】(トナー2の作製・評価)[母体トナー
2]100部に疎水性シリカ1.5部、(表面積40m
2/g、嵩密度190g/l)を、ヘンシェルミキサー
にて混合して、本発明の[トナー2]を得た。トナー2
を、リコー製のIpsio5000(クリーニングブレ
ードを搭載)を用いて評価を行なったところ、クリーニ
ング性は良好であった。
【0042】
【実施例3】(トナー3の作製・評価)母体トナー2
に、疎水性シリカ1.5部、(表面積40m2/g、嵩
密度190g/l)と、ステアリン酸亜鉛0.2部をヘ
ンシェルミキサーにて混合して、本発明の[トナー3]
を得た。この[トナー3]を、リコー製のIpsio5
000(クリーニングブレードを搭載)を用いて評価を
行なったところ、クリーニング性は良好であった。
【0043】
【比較例1】(トナー4の作製・評価)[母体トナー
2]に、疎水性シリカ1.5部、(表面積150m2
g、嵩密度80g/l)をヘンシェルミキサーにて混合
して、比較例の[トナー4]を得た。トナー(4)を、
リコー製のIpsio5000(クリーニングブレード
を搭載)を用いて評価を行なったところ、クリーニング
不良が発生した。
【0044】次に、本願発明5〜24のクリーニング装
置及び画像形成装置の実施形態について述べる。
【0045】(実施形態1)図1は本願発明5のクリー
ニング装置の概略図である。クリーニング装置はクリー
ニング部材とスクレーパブレード部材3と搬送コイル4
を有している。クリーニング部材はたとえば金属軸部の
周囲にゴム硬度15°〜80°でかつ体積抵抗が105
から1015(Ω・cm)である導電性弾性層(例え
ば、導電性ゴムで成形した層)を設けたものである。
【0046】また、たとえば前記ゴム層の周囲に体積抵
抗106〜1016(Ω・cm)である導電性フッ素樹
脂からなるチューブまたはコート層を設けたものでもよ
い。このクリーニング部材は図示しない加圧部材により
300〜700(gf)の力で像担持体1表面に押圧さ
れ、また像担持体1表面に対して0.2〜1.0(m
m)の喰込み量を持つ位置に設置され、その表面の粗さ
がRZ≦5(μm)である。
【0047】本実施例では、芯金5の周囲にゴム硬度7
0°、体積抵抗が109(Ω・cm)の導電性弾性体を
設けたものをクリーニングローラ2として使用し、ばね
によって500(gf)の力で像担持体1表面に押圧
し、像担持体1に対して0.3(mm)の喰込み量をも
つ位置に設置した。また、図示していないクリーニング
ローラ2駆動手段により像担持体1の回転速度と等速で
回転するようになっている。このクリーニングローラ2
の回転に伴い、像担持体1上からクリーニングローラ2
上に付着した残留トナーはブレードホルダーで保持され
るシート状ポリウレタンからなるスクレーパブレード部
材3の接触部に達し、同スクレーパブレード3によりク
リーニングローラ2表面から引き剥がされ、回転する搬
送コイル4上に落下し、同搬送コイル4によってクリー
ニング装置外へ排出される。
【0048】図2は前記クリーニング装置を用いた画像
形成装置の概略図である。この画像形成装置は、矢印A
方向に回転する像担持体1を備え、その周囲に帯電装置
7、露光装置8、現像装置9、転写装置10、クリーニ
ング装置11、除電装置12が配置されている。また、
図示していないが、像担持体1上から転写された転写材
上のトナー像を定着するための定着装置が配置されてい
る。
【0049】像担持体1は、本実施の形態では負帯電の
OPC(有機光半導体)感光体である。像担持体1は、
OPC感光体以外でもよく、例えば無機感光体、アモル
ファスシリコン感光体などでもよい。帯電装置7は、像
担持体1と接触して配置され、所定の電圧を印加するこ
とによって像担持体1を所定の極性、所定の電位に帯電
する。
【0050】本実施例においては帯電ローラを用い、像
担持体1をマイナス極性に一様に帯電させている。帯電
装置7は、像担持体1と非接触に配置された電極ワイヤ
とグリッド電極からなるスコロトロン帯電装置を用いて
もよい。露光装置8は発光素子としてLDを使用し、画
像データに基づき像担持体1に光を照射することによっ
て静電潜像を形成している。本実施例ではLDを用いて
いるがLEDなどの発光素子を用いてもよい。
【0051】現像装置9は、現像剤を保持するために内
部に固定されたマグネットローラを備えた回転自在の現
像剤担持体と現像剤を攪拌しながら搬送するための攪拌
搬送スクリューを備えている。本実施例では現像剤とし
てトナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤を用いた
二成分磁気ブラシ現像を用いている。キャリアを必要と
しない一成分現像の構成でもよい。
【0052】現像剤担持体には、現像バイアス電源から
電圧が印加され、現像領域にて静電潜像に帯電したトナ
ーを付着させて現像を行う。転写装置10は、転写時に
像担持体1表面に所定の押圧力で接触し、図示していな
い電源から電圧が印加されることにより、像担持体1と
転写装置10との間の転写ニップ部で像担持体1表面の
トナー像を転写材に転写する。本実施例では転写ローラ
を用いて転写を行っている。コロトロン、転写ベルトな
どの転写装置を用いてもよい。除電装置12は像担持体
1の残留電荷を除電するもので、LEDを用いている。
なお、画像形成装置の像担持体1の回転する速度は20
0(mm/secc)である。
【0053】図2の画像形成装置を用いて、請求項6か
ら請求項8に記載する内容について説明する。画像形成
装置における作像工程後、クリーニング装置11部へ送
られてきた像担持体1上の残留トナーはクリーニングロ
ーラ2との対向部に達する。表1に、ベタ画像を像担持
体1上に作像したときの現像後、転写後のトナー単位重
量あたりの帯電量(以後Q/Mと呼ぶ)を測定した結果
を示す。
【0054】
【表1】
【0055】画像面積を固定したベタ画像パターンを像
担持体1上に作像し、現像、転写、クリーニング等の各
プロセス終了後に画像形成装置のメインスイッチを強制
的にOFFにし、像担持体1上に形成されたトナー像を
吸引治具によりエアーポンプで吸引しながら、そのトナ
ーのクーロン量をクーロンメータ(ケスレー製エレクト
ロメータ611)により測定し、吸引治具により吸引し
たトナーの重量とクーロン量から単位重量あたりのトナ
ー電荷量(μC/g)を算出した。
【0056】表1のように、転写電圧を変化させると転
写残トナーのQ/Mも変化することがわかった。転写装
置10に対しては、転写材の種類、画像形成装置の使用
環境や使用モード、また経時変動といった、様々な変動
因子に対する転写効率の変化を吸収するようにプロセス
コントロールが行われ、状況に応じて最良の画像が得ら
れる転写電圧になるように制御されている。その結果、
たとえば表1の転写電圧の変化があった場合に感光体
上の転写残トナーの帯電量が表1中の転写残トナーQ
/Mのように変動する。
【0057】そこで、クリーニングローラ2の芯金5部
に電源6より直流電圧を印加すると、転写残トナーは表
1に記載のようにマイナス極性であるので、クリーニン
グローラ2と像担持体1との間で形成するプラスの電界
により、トナーがクリーニングローラ2に付着し、像担
持体1はクリーニングされる。
【0058】本実施例では像担持体1とクリーニングロ
ーラ2が同じ速度となるようにして、クリーニングロー
ラ2の芯金5に700(V)印加した。この条件におい
て、残トナーをテープに転写し、その反射率(ID)を
測定したところは0.02となり、良好にクリーニング
された。なお、この条件に限らず、400〜800
(V)でも同様に良好なクリーニング性が得られた。た
だし、この適正バイアスは環境条件、使用するクリーニ
ング部材の抵抗値、厚みなどにより変動する。
【0059】なお、「残トナーID」の測定方法は以下
のとおりである。クリーニングローラ2通加後の像担持
体1上クリーニング残トナーを透明テープ(日東電工製
プリンタック)によりテープ転写し、その画像濃度(I
mage Density)を画像濃度計(X−Rit
e938)により測定し、その反射率を測定し残トナー
IDとした。トナーが存在しない場合のテープの画像濃
度を測定してリファレンスIDとし、前記残トナーID
からリファレンスIDを差し引くことで、クリーニング
残トナーIDとした。
【0060】そして、クリーニング装置でのクリーニン
グ性に優れている球形トナーを円形度に着目して比較
し、更にトナーの粒径分布を示す(体積平均粒径/個数
平均粒径)を変えたトナーで比較した残トナーIDの評
価結果を表2に示す。これにより、体積平均粒径/個数
平均粒径の値が小さいトナーほどクリーニング性が良好
となることがわかった。
【0061】
【表2】
【0062】また、上記に記載したトナー3を用いて像
担持体1上に形成した潜像を現像し、転写材に転写後、
クリーニング装置によってクリーニングする作像プロセ
スを10000枚のコピー動作にわたって行い、像担持
体1表面を観察したが、フィルミング物質は認められな
かった。また、10000枚コピー後の像担持体1を取
り出しクリーニング後の残トナーIDを調べたところ、
初期と同等で劣化も無かった。
【0063】<比較例2>同様の実験を、比較例として
ブレードクリーニング装置を用いて行った。クリーニン
グブレードの材質としては、ウレタンゴムを使用し、食
い込み量1.05(mm)、初期当接角度79°、ヤン
グ率0.45、自由長8(mm)、ブレードをブレード
ホルダーにセットし、上記圧接力および当接角で当接し
た。初期の像担持体1クリーニング残トナーIDは0.
01であった。10000枚コピー後、画像上の一部に
低画像濃度が観察され、感光体を取り出してみたとこ
ろ、フィルミングが発生していた。
【0064】次に、クリーニングローラ2の回転速度が
像担持体1との間に速度差をもつようにした。クリーニ
ングローラ2は駆動装置により、像担持体1の回転速度
に対して速度差をもつように回転駆動されている。ま
た、上述したトナー1、3を用い、クリーニングローラ
2の芯金5にトナー1に対して500(V)、トナー2
に対して600(V)印加した。
【0065】その結果、図3のように像担持体1表面か
らの残留トナーの除去効率が向上することがわかった。
確認実験として、上述したトナー3を用いて、像担持体
1上に形成した潜像を現像し、転写材に転写後、前記ク
リーニング装置によって、クリーニングする作像プロセ
スを10000枚のコピー動作にわたっておこない、像
担持体1表面を観察したが、フィルミング物質は認めら
れなかった。また、10000枚コピー後の像担持体1
を取り出しクリーニング後の残トナーIDを調べたとこ
ろ、初期と同等で劣化も無かった。
【0066】次に、静止摩擦係数μの水準を振ったクリ
ーニングローラ2でクリーニングローラ2と像担持体1
に速度差を設けてクリーニング性を検証した。なお、像
担持体1の静止摩擦係数μOPC、クリーニングローラ
の静止摩擦係数μRは図4に示す「オイラーベルト式」
で測定した。
【0067】実験条件は、クリーニングローラ2と像担
持体1の速度差:−207(mm/sec) (像担持
体の速度:94(mm/sec)、クリーニングロー
ラ:カウンター方向に113(mm/sec))、像担
持体静止摩擦係数μOPC:0.375、クリーニング
ローラバイアス:0(V)とした。その結果、像担持体
1表面の静止摩擦係数μOPCとクリーニングローラの
静止摩擦係数μRとの関係が、μR>μOPCとなって
いるときに、クリーニング性が良好であるという結果が
得られた。なお、この例ではクリーニングバイアスを印
加しない場合について記載したが、適正バイアス印加に
よりクリーニングローラ2と像担持体1速度差を最小に
することが可能である。
【0068】次に、環境変動や経時劣化のため、転写電
圧を増大させる必要があった場合、転写残トナーの帯電
極性は表3のように、プラスに反転する。このままで
は、プラス極性のバイアスを印加したクリーニングロー
ラ2によるクリーニングではプラス極性トナーのクリー
ニングは不良となる。図5はクリーニングローラ2によ
る転写残トナーのクリーニング工程前に、極性制御手段
13を配置した構成図である。
【0069】本実施例では、極性制御手段13としてタ
ングステンワイヤーに電源14からAC100(μA)
とDC−60(μA)を印加し、コロナ放電させ、マイ
ナスの電荷を像担持体1および残留トナーに付与した。
極性制御手段13通過後の残留トナーQ/Mは表3の
のようになった。転写残トナーは極性制御手段13を通
過しマイナス極性にそろえられた後クリーニングローラ
2との対向部に達する。ここで、クリーニングローラ2
の芯金5に電源6より直流電圧を印加すると、クリーニ
ングローラ2と像担持体1との間で形成する電界によ
り、トナーがクリーニングローラ2に付着し、像担持体
1はクリーニングされやすくなる。
【0070】
【表3】
【0071】(実施形態2)図6に実施例を示す。像担
持体1上に残留したトナー15はCW(時計回転)方向
に搬送され、同一方向に回転するブラシローラ16によ
って、機械的に像担持体1より剥離、脱落される。ブラ
シローラ16から脱落せずにローラに付着したままのト
ナーはバイアスローラ17によって叩き落とされる。こ
のときバイアスローラ17は回転していても固定状態で
も構わない。ブラシローラ16や、バイアスローラ17
から落とされたトナーはクリーニングユニット18内に
在る回収ローラ19によって現像タンクに回収され、再
利用される。又は、システム安定化の為、廃トナーボト
ルに回収され廃棄されても良い。
【0072】像担持体1からクリーニングする際に転写
残トナーは極性を有する場合が有る。よって、転写バイ
アス電源20からのバイアスをバイアスローラ17に印
加してブラシローラ16のブラシ先端に印加すること
で、ブラシによる機械的な力と同時に静電的な力も印加
され、更にクリーニング性が良くなる。
【0073】本例ではバイアスローラ17に介在させて
バイアス印加しているが直接、ブラシローラ17の芯金
に印加しても良い。この転写バイアス電源20からバイ
アスとしてはトナーの有する極性と逆のDC電圧、又は
AC電圧、或るいはDC電圧とAC電圧の両者を重畳さ
せても良い。この印加によって、極性の異なるトナーは
ブラシに吸着される。又、AC電圧の印加によって極性
を持つトナーは極性を消去され、ブラシの機械力によっ
て像担持体1から叩き落とされる。
【0074】なお、特にブラシの植毛間隔は行毎に交互
に植毛されていることにより、植毛間にあるトナーがブ
ラシによって、確実にクリーニングできる。また、植毛
の繊維径は植毛の隣接間のピッチと交互に植毛される行
数の関係より下記の値以上とすることにより、d≧P/
n (d:植毛の繊維径, P:植毛軸方向ピッチ,
n:植毛回転方向行数) 植毛構成を規定することでブ
ラシの両脇から転がり漏れるクリーニング不良トナーを
なくすことができる。また、ブラシ繊維(原糸)は主枝
と副枝から構成されていることにより、転がり漏れるト
ナーを確実にクリーニングすることができる。
【0075】図7に実施例を示す。転写行程は高電圧を
印加することで、記録紙、もしくはカラーに使用する中
間転写媒体に静電的に像担持体1上のトナーを転写す
る。このとき、像担持体1と転写電極間では放電現象を
生じる場合もある。このとき、帯電量の小さいトナーや
極性異常のトナーは放電によって極性反転する場合があ
る。これによって、転写残トナーは極性が不均一とな
る。即ち、現像によって負極性を有するトナーの中に正
極性のトナーが混在する状態が生じる。
【0076】それを防止するために、極性を均一化する
為に、これまでは前処理用帯電行程がクリーニング前に
設けられていた。この帯電行程は高電圧を像担持体1に
直接印加する為、オゾンや窒素酸化物が生じた。これら
の発生物は環境や人体への影響が問題視されてきた。
又、窒素酸化物は像担持体1の表面に付着し画像劣化の
要因となってきた。よって、前処理行程である帯電によ
る極性の均一化をせずに、各々の極性に適合したバイア
ス電圧を印加することで極性毎の転写残トナーを回収す
る。具体的には図6に示したブラシローラ16に正極性
の転写バイアスを印加し、更に下流にブラシローラ21
を具備し、これに負極性の転写バイアスを印加する。こ
れによって極性の混在した残留トナーのクリーニングが
可能となる。
【0077】図8に側面から像担持体1上の残留トナー
のクリーニング状態図を示す。ブラシローラ16は芯金
24表面に基布上に植毛されたブラシ23をスパイラル
上に巻き付けて構成している。基布はポリエステル系ナ
イロン系材質が一般的である。ブラシ23は直毛又はル
ープ状で密度は50,000〜150,000(本/i
nch2)植毛ピッチ0.7〜0.9(mm)であるた
め、1カ所の植毛部には30〜50本の原糸束が植毛さ
れている。原糸は15〜30(μm)の太さの炭素含有
アクリル繊維によって構成されている。繊維は像担持体
に約1(mm)食い込まされた状態で設定されているた
め、繊維は座屈状態となる。ここで図9に図8をA視方
向から観察した状態を示す。
【0078】クリーニングトナー25はブラシ23が存
在する箇所は先端に捕獲される。しかし、ブラシ23が
植毛されていない植毛間では、非クリーニングトナー2
6はすり抜けて行く。これを改善するために図10のご
とく次の行で、前行の植毛間に植毛することで抜けてき
たトナーは捕獲され、像担持体1はクリーニングされ
る。
【0079】図11に従来の植毛状態を示す。植毛は
行、列共に一定のピッチで碁盤目状に配列されている。
植毛された基布は一定のパイル幅(15〜20mm)の
ものが巻き付けられて製作されるが、植毛のピッチ間は
埋められない。そこで、図7に示すように列方向のピッ
チPと植毛径d、更に行方向で同一場所に植毛がくる行
数をnとした時、d≧P/n の関係にする。これによ
ってすり抜けトナーはブラシに接触し確実に残留トナー
は捕獲、又は掻き落とされる。
【0080】ブラシローラ16は図8に示すように原糸
が束ねられて約5(mm)の毛足長さを有している。こ
の原糸は図14に示すように直線状の繊維で、球状のト
ナーが接しただけであるとすり抜けてクリーニング不良
が発生する。これを防止するために図15に示すように
直線上に植毛された主枝27に捕獲用の副枝28を設け
る。副枝28の長さは0.05〜0.1(mm)で僅か
に枝状の突起を設けることでブラシから転がり漏れるト
ナーを無くし、確実にブラシに当接されて残留トナーは
クリーニングされる。
【0081】(実施形態3)図16は別実施例のクリー
ニング装置の概略構成図である。また、図17はクリー
ニング装置を用いた画像形成装置の概略図である。図1
6を使って実施形態3の発明を説明する。
【0082】本願発明11発明について説明する。クリ
ーニングブラシ29を像担持体1とクリーニングローラ
30のどちらにも摺擦するように配置したので、クリー
ニングブラシ29による1次クリーニング効果によって
クリーニングローラ30に到着する残トナー量を大幅に
低減し、しかもクリーニングローラ30からのトナー掻
き落しをスクレーパや専用クリーニングブラシを付加す
ることなく実現できるので、高性能のクリーニングロー
ラ30を活用したクリーニング手段を小型低コストに実
現できる。
【0083】本願発明16について説明する。クリーニ
ングローラ30の回転方向を像担持体1にカウンタ方向
とした場合、クリーニングローラ上30からクリーニン
グブラシ29によって掻き落されなかったトナーは、ク
リーニングローラ30の下流側のくさび形領域に移動さ
れてしまう。この時くさび形領域内でトナーが像担持体
1側に静電的あるいは機械的な作用力で付着してしまう
と、そのまま帯電手段へ通過してしまうことになる。本
発明はトレーリング方向としたので、前記掻き落されな
かったトナーは再度クリーニングローラ30の上流側に
移動するので、もう一度クリーニングローラ30のクリ
ーニング作用を受けることになり、クリーニング性を低
下させることがない。
【0084】本願発明17について説明する。クリーニ
ングローラ30の回転方向を像担持体1にカウンタ方向
とした場合、クリーニングローラ30の機械的な作用力
が大きくなり、トナーを機械的に掻き落す効果が得られ
る。しかしこのような構成を取ると、トナーが少ないと
きにはクリーニングローラ30表面と像担持体1表面は
大きな周速差で摺擦されるので、研磨摩耗が進み耐久性
が低下する。
【0085】本発明はトレーリング方向とすることで周
速差をなくすだけでなく、周速差を像担持体1速度の1
0%以下付与することで、機械的に掻き落す効果をクリ
ーニングローラ30に付与し、クリーニング性能向上と
耐久性を両立することができる。機械的に掻き落す効果
は発明者らの実験によれば、僅か数%程度与えれば向上
効果が得られることが分かった。そこで耐久性を考慮
し、できる限り少ない周速差で装置を成立させるため、
10%以下で運転する設定とした。
【0086】本発明はクリーニングブラシ29を像担持
体1とクリーニングローラ30のトナー掻き落しに兼用
しているので、フリッカバー31通過によって付着トナ
ー量が減少し、クリーニング能力が回復しているブラシ
先端が、先に微量のクリーニング済みトナーが付着して
いるクリーニングローラ30に摺擦することで、効果的
に掻き落し能力を発揮し、若干の付着トナー量が増加し
た後、像担持体1上の比較的多量に付着しているトナー
の掻き落しに供されるように構成したので、クリーニン
グ性能に優れている。
【0087】本願発明18について説明する。像担持体
1に対しクリーニングブラシ29をカウンタ方向、クリ
ーニングローラ30をトレーリング方向としたので、ク
リーニングブラシ29とクリーニングローラ30間はト
レーリング方向となり摺擦速度はそれぞれのローラの速
度差で得られる。
【0088】像担持体1は樹脂材料を用いた有機感光体
ローラが多用されており、その表面硬度はヒドリンゴム
などで作られるクリーニングローラ30よりも格段に高
い。従ってクリーニングブラシ29を摺擦する場合、像
担持体1にはクリーニング性能向上を優先し高速で摺擦
し、クリーニングローラ30に対しては材料の強度を考
慮して低い速度で摺擦することが望ましい。前述のよう
にクリーニングローラ30とクリーニングブラシ29は
トレーリング方向となるので、本構成においてはクリー
ニングブラシ29を像担持体1からの掻き落しとクリー
ニングローラ30からの掻き落しに兼用してもクリーニ
ングローラ30の耐久性を損なうことがない。
【0089】本願発明19について説明する。クリーニ
ングローラ30は不図示のバイアス手段によってトナー
を吸着する方向の電界が像担持体との当接部で発生する
ように構成されており、主に静電吸着力によってトナー
を像担持体1上からクリーニングローラ30上に吸着す
る作用を行う。このような作用力はトナー形状によらず
に発揮されるので、本実施例の球形乾式トナーであって
も容易にクリーニングすることが可能である。
【0090】したがって、球形トナーを従来のブレード
クリーニング方法でクリーニングすることは困難であ
る。本発明はブレードクリーニング方法に置き換えうる
小型低コストの構成で球形トナーのクリーニング方法を
実現したので、球形トナーを活用した小型低コストかつ
高画質の画像形成装置を成立させることができる。
【0091】また、強化フィラーを分散させた像担持体
1を使用したときにブレードクリーニング方法ではクリ
ーニングが行えない場合があった。本発明はブレードク
リーニング方法に置き換えうる小型低コストの構成で強
化フィラーを分散させた像担持体1のクリーニング方法
を実現したので、強化フィラーを分散させた像担持体1
を活用した小型低コストかつ高耐久の画像形成装置を成
立させることができる。
【0092】(実施形態4)図18は別実施例のクリー
ニング装置の概略構成図である。実施例はクリーニング
手段として、弾性体からなる導電性のクリーニングロー
ラ32からなり、像担持体1の帯電装置を兼ねている構
成となっている。帯電兼クリーニングローラ32は、像
担持体1と接触して配置され、矢印B方向に回転する。
帯電兼リーニングローラ32は電源33から電圧を印加
することによって像担持体1を所定の極性、所定の電位
に帯電する。本実施例では、像担持体1をマイナス極性
に一様に帯電させている。
【0093】本実施例においては、球形や小粒径のトナ
ーをブレードでクリーニングする場合は、ブレードと像
担持体1表面で形成される当接部でトナーが密に充填さ
れた状態で集めら、この最密充填された像担持体1と直
接接している第一層目のトナーは、像担持体1に対して
強い付着力を持っているため、ブレードによるクリーン
ニングの時に、一層目と次の二層目との間でトナーが滑
ってしまい、一層目がクリーニングブレードの先端エッ
ジ部を押し上げ、通り抜けてしまい、クリーニング不良
となって像担持体1に残ってしまう。
【0094】そのため、クリーニング方式としてクリー
ニングブレードを用いたときに、クリーニング不良を防
止するために当接を大きくする必要があるが、クリーニ
ングブレードと像担持体1との接する部分のトナーに大
きなストレスがかかり、トナー内部のワックスが滲み出
して像担持体1に付着し、ワックスフィルミング発生し
てしまうことがある。
【0095】そこで、本実施例のクリーニング装置は、
小粒径、球形で従来トナーより低溶融粘度であるシャー
プメルト性のポリエステル系のトナーバインダーを用い
たトナーを用いても、像担持体1から確実にワックスフ
ィルミングさせずにクリーニングできるように、弾性ロ
ーラを用い、電圧を印加することによりクリーニングす
る構成になっている。さらに、そのクリーニングローラ
は像担持体1表面の帯電を行う構成になっている。
【0096】クリーニングローラ32は芯金34を中心
にポリウレタンゴム、シリコンゴム、ブラジエンゴム等
の弾性材料にカーボンブラック、チタン、アルミニウム
等の金属の酸化物やイオン導電剤等からなる導電性微粒
子を分散させた弾性導電層を有している。
【0097】また、クリーニングローラ32の表面に
は、像担持体1への表面のピンホールによるバイアス電
流のリークを防止するために中抵抗層を設けている。場
合によっては、クリーニングローラ32表面の汚れを防
止するためにさらに表面保護層を設けてもよい。本実施
例では、ローラの体積抵抗率が106〜1012(Ω・
cm)となるように調製したものを使用している。
【0098】芯金34には電源33が接続されており、
電源33からクリーニングローラ32に電圧が印加さ
れ、像担持体1上の残留トナーが静電的な力によりクリ
ーニングローラ側へと引き寄せられ、クリーニングロー
ラ32が回転することによりクリーニングを行うことが
可能となっている。
【0099】本実施例では像担持体1をマイナスに帯電
し、マイナスに帯電したトナーを露光部に付着させる、
いわゆるネガポジ現像方式であるため、現像後の像担持
体1上の付着トナーはマイナス極性である。したがっ
て、転写装置にはプラスの電圧、あるいは電流を印加し
て転写材にマイナス極性のトナーを転写させるため、像
担持体1上の転写残トナーは転写バイアスの影響により
極性が反転し、プラス帯電トナーとなっている。したが
って、クリーニングローラ32にマイナスの電圧を印加
することによって、像担持体1上のプラス帯電トナーと
なっている転写残トナーはクリーニングされることにな
る。
【0100】具体的には、クリーニングローラ32の芯
金34に電源33から−1300(V)の電圧を印加す
ることによって、像担持体1を放電により−700
(V))に一様に帯電させる。そして、入力画像データ
にしたがい露光装置35により書き込みが行い、露光後
の像担持体1の表面電位を−100(V)する。このよ
うにして形成された潜像に、現像剤を保持した現像装置
36内の現像ローラに−400(V)の電圧を印加して
マイナス極性のトナーを付着させて現像を行う。現像さ
れた像担持体1上の現像トナーは+1500(V)の電
圧が印加された転写ローラ37により転写材38に転写
され、像担持体1上にはプラス極性になった転写残トナ
ーが残る。
【0101】像担持体1の表面電位は転写の影響を受け
るが、除電装置39の除電光によりその表面電位は0
(V)になる。そして、クリーニング工程でプラス極性
の転写残トナーは−1300(V)印加されたクリーニ
ングローラ32により静電的にクリーニングされ、再び
像担持体1を−700(V)に帯電させることができ
る。
【0102】本実施例の帯電兼クリーニングローラ32
を用いたクリーニング装置を具備した画像形成装置とブ
レードクリーニング装置を具備した画像形成装置を用い
て、プリント枚数によるクリーニング不良発生状況、ワ
ックスフィルミングの発生状況を確認した。ワックスの
像担持体1へのフィルミングは像担持体1の静止摩擦係
数μを測定し代用特性とした。像担持体1表面摩擦係数
は図4に示す様な「オイラーベルト式」で測定した。ま
た、クリーニングローラ32を用いた画像形成装置はロ
ーラの汚れによる帯電への影響も確認した。
【0103】(その他の画像形成装置への適応)ローラ
クリーニング装置をその他の画像形成装置に適応した実
施例について説明する。図22は実施形態1で説明した
ローラクリーニング装置51を用い、水平に延在する転
写ベルト56に沿って4つの画像形成ユニット50を並
置した形式のカラー画像形成装置である。
【0104】画像形成ユニット50は、像担持体55、
帯電装置52、露光装置53、現像装置54、ローラク
リーニング装置51、除電装置58で構成され、画像形
成ユニット50はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クの各色ごとに4つ配置されている。各画像形成ユニッ
ト50で現像された現像トナーは水平に延在する転写電
圧が印加された転写ベルト56により転写材57に転写
される。このようにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックと画像の形成が行なわれ、転写材上に多重転写さ
れ、図示しない定着装置によって定着される。イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で説明したが、こ
の順番に特定されるものではなく、どの順番で並置して
もよい。
【0105】転写されずに像担持体1上に残った転写残
トナーは、実施形態1で説明したローラクリーニング装
置51によりクリーニングされるが、クリーニングブレ
ードを用いた場合は、像担持体1へのワックスフィルミ
ングにより像担持体1の摩擦係数が低下して像担持体1
とトナーとの付着力が低減する。このため、転写材57
と像担持体1のニップ前で像担持体1上のトナーが放電
により転写材57に転写しやすくなり、いわゆる転写チ
リという異常画像が発生する。
【0106】本実施例によるクリーニング装置51を用
いることにより、像担持体1へのワックスフィルミング
がないため、転写チリが発生しない。したがって、本実
施例のように各画像形成ユニットでの4回の転写を必要
とするカラー画像形成装置において特に良好な画像を得
ることができる。
【0107】本実施形態では、実施形態1のローラクリ
ーニング装置を用いて説明したが、実施形態2、実施形
態3、実施形態4のローラクリーニング装置を用いても
同様の効果をえることができる。さらに、図23は実施
例で説明したローラクリーニング装置を用いた複数の現
像装置59〜62と、中間転写体を有するカラー画像形
成装置を用いた概略図である。
【0108】本実施例に係るカラー画像形成装置は、複
数の現像装置59〜62により像担持体1に単色カラー
画像を形成し、中間転写体64上に単色カラー画像を重
ねてフルカラー画像を形成し、このフルカラー画像を転
写装置66によって転写材65上に一括して転写する方
式を採用するフルカラー画像形成装置である。
【0109】フルカラー画像形成装置は、像担持体6
3、帯電装置68、露光装置69、4つの現像装置59
〜62、クリーニング装置67、除電装置70で構成さ
れ、現像装置59〜62はイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色ごとに4つ配置されている。この場
合イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順番で現
像、中間転写体64への転写が行われ、最終的に中間転
写体には4色フルカラーの画像が形成され、一括して転
写材65に転写され、図示しない定着装置によって定着
される。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で
説明したが、この順番に特定されるものではなく、どの
順番で並置してもよい。
【0110】転写されずに像担持体1上に残った転写残
トナーは、実施例1で説明したローラクリーニング装置
によりクリーニングされが、クリーニングブレードを用
いた場合は、像担持体1へのワックスフィルミングが発
生し、中間転写体にもそのワックスが転移し、像担持
体、中間転写体両者の摩擦係数を低下させることにな
り、像担持体とトナー、中間転写体とトナーの付着力が
低減する。このため、上述したように放電による転写チ
リという異常画像が発生する。中間転写体64への転写
(一次転写)、中間転写体64から転写材への転写(二
次転写)でチリトナー量が多くなってしまう。
【0111】本実施例においては像担持体1へのワック
スフィルミングがないため、転写チリが発生しない。し
たがって、本実施例のように像担持体1から中間転写体
への各4色の一次転写と、中間転写体64から転写材6
5への4色重ね画像の二次転写で、計5回の転写工程を
有する転写を必要とするカラー画像形成装置においては
特にチリのない良好な画像を得ることができる。のコー
ルターカウンターモデルTA−IIにて測定した。
【0112】
【発明の効果】(本願発明1〜4) 転写後の感光体上
の残留トナーのクリーニング性が良好になる。特にブレ
ードを用いたクリーニング方式において有効である。 (本願発明5) 電界による静電的な力でクリーニング
してトナーあるいは像担持体に機械的なストレスを与え
ないので、トナー内部に分散されているワックスが染み
出すことがなくなる。 (本願発明6) 弾性体が像担持体の移動方向に対して
つれ回り方向に回転するので、弾性体で像担持体を摺擦
することがなく、また、像担持体へのハザードを低減す
ることができるので、像担持体を長寿命化することがで
きる。
【0113】(本願発明7) 像担持体と接触するロー
ラ表面からトナーを除去するので、ローラ表面から像担
持体への逆付着を防止できる。 (本願発明8) 転写後のトナー帯電極性がクリーニン
グ手段に印加されるバイアス極性と同じになった場合や
両極性のトナーが混在する場合に、残トナー帯電極性を
極性制御手段によりバイアス極性と逆極性に揃えるの
で、すべてのトナーを良好にクリーニングできる。 (本願発明9)ブレードのように強い力で当接されてい
ないため、像担持体へ摺擦する力も弱いため感光層への
ダメージがない。また、トナー内部に分散されているワ
ックスが染み出すことがなくワックスフィルミングしな
い。また、ジャムなどの異常により、多量なトナーが入
力されても100%クリーニングできなくても、ブラシに
よるトナーを散らす効果により、出力画像品質に影響を
与えない。
【0114】(本願発明10) 正負の極性をローラ毎
に印加することで、極性の異なる残留トナーであっても
確実にクリーニング可能となる。 (本願発明11) ブラシクリーニングによって画像残
像など付着量の多い部分に対しても十分なクリーニング
性能を発揮しつつ、掃き目状のクリーニング残に対して
ローラクリーニングによって確実に2段目のクリーニン
グを行うことによりどのような転写残トナーに対しても
優れたクリーニング性能が発揮できる。 (本願発明12) クリーニングローラからのトナー掻
落し手段をクリーニングブラシで兼用し、2つのクリー
ニング手段の距離を短縮したので、像担持体を小径化で
きた画像形成装置が提供できる。
【0115】(本願発明13) クリーニングローラを
トレーリング方向に回転させるので、クリーニングロー
ラ上に付着したトナーがクリーニングブラシの作用によ
り掻き落せなかった場合でも、掻き落し残トナーは再度
クリーニングローラの作用を受ける部位に搬送されもう
一度クリーニングされるので、クリーニング性能の低下
を回避できる。また、クリーニングローラが像担持体を
不要に摺擦運動することがないので磨耗劣化を軽減でき
る。 (本願発明14) クリーニングブラシをカウンタ方向
に回転させたので、クリーニンブラシ上に付着したトナ
ーがクリーニングローラへの摺擦部に回転移動する前に
ブラシ付着トナーからトナーを振り落とすフリッカーバ
ーを用いた振り落とし運動を行った後、クリーニングロ
ーラを摺擦するので、クリーニングローラ摺擦に伴うク
リーニング性能の低下を回避できる。また、クリーニン
グローラのトナー掻き落しが効果的に行え、クリーニン
グ性が向上する。
【0116】(本願発明15) ブラシクリーニングと
ローラクリーニング手段に異なる極性の電圧を印加して
いるので、トナーの帯電極性によらずいずれかの手段で
確実にクリーニングが行える。 (13)本願発明16によれば、クリーニングローラが
帯電手段を兼ねることにより、たとえば作像ユニットを
複数並置するようなカラー画像形成装置の場合、装置を
小型化できる。また、コストも下げることができる。 (本願発明17) トナー除去手段により回収したリー
ニングローラ上のトナーをすみやかに除去するので、ク
リーニングローラの汚れを防止することができる。 (本願発明18) ブラシを用いることにより、トナー
に対するストレスを低減することができる。
【0117】(本願発明19) 静電的な力により、ク
リーニングローラからのトナー除去性能の向上するとと
もにトナーに対するストレスを低減することができる。 (本願発明20)交流電圧を印加することにより、クリ
ーニングローラ上のトナーを振動させてク リーニング
ロ1ーラからのトナー除去性能を向上させることができ
る。また、トナーに対するストレスを低減することがで
きる。 (本願発明21) 像担持体へのトナーのフィルミング
は、ワックスや顔料がトリガーとなって発生する場合が
多く、変性されたポリエステルをトナー中のバインダー
として含有することで、ワックスや顔料の分散が向上
し、フィルミングが発生しにくくなる。
【0118】(本願発明22) 像担持体へのトナーの
フィルミングは、ワックスや顔料がトリガーとなって発
生する場合が多く、特にウレア基を有する変性されたポ
リエステルをトナー中のバインダーとして含有すること
で、ワックスや顔料の分散が向上し、フィルミングが発
生しにくくなる。 (本願発明23)クリーニングされたトナーを、現像装
置に再び戻す手段を有することにより、廃棄されるトナ
ーを再利用することが可能となる。
【0119】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニング装置の例を示す概略図
【図2】本発明のクリーニング装置を用いた画像形成装
置の例を示す概略図
【図3】像担持体とクリーニングローラの線速差と残ト
ナーIDの関係を示す図
【図4】オイラーベルト式によるμの測定方法を示す図
【図5】極性制御手段を配置したクリーニング装置の構
成図
【図6】ブラシクリーニング装置の例を示す概要図
【図7】ブラシクリーニング装置の他の例を示す概要図
【図8】ブラシクリーニングの状態を示す図
【図9】図7を矢印A方向からみた図(軸方向)
【図10】図7を矢印A方向に見た図(軸方向:交互配
列植毛状態の場合)
【図11】従来のブラシローラの植毛状態を示す図
【図12】千鳥配列状の植毛状態のブラシローラを示す
【図13】ブラシローラを示す図
【図14】図13のブラシローラのB部拡大図(従来
例)
【図15】本発明のブラシローラB部拡大図
【図16】本発明のクリーニングローラ装置の概略図
【図17】本発明の画像形成装置の概略図
【図18】本発明の帯電兼クリーニングローラ装置の概
略図
【図19】本発明の帯電兼クリーニングローラ装置を用
いた画像形成装置の概略図
【図20】転写効率の実験結果を示す図
【図21】ワックスフィルミング有無での感光体摩擦係
数の変化を示す図
【図22】本発明のクリーニング装置を用いたカラー画
像形成装置の概略図
【図23】本発明のクリーニング装置を用いた中間転写
体を有するカラー画像形成装置の概略図
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/087 G03G 15/02 101 15/02 101 15/24 15/24 9/08 331 21/10 21/00 312 314 (72)発明者 山田 博 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山下 裕士 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 渡邊 真弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 恒心 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H005 AA01 AA06 AA08 AA15 AA21 CA08 CA14 CA25 CB07 CB13 DA07 EA05 EA07 EA10 2H078 AA13 BB01 CC08 DD03 DD15 DD40 DD64 DD66 2H134 GA01 GB02 HA03 HA04 HA05 HA09 HA10 HA11 HA12 HB01 HB09 HB15 HF12 KF03 KG01 KG07 KH15 2H200 FA02 FA09 GA14 GA16 GA18 GA23 GA33 GA45 GA46 GA53 GB02 GB13 GB15 GB36 HA02 HA12 HA28 HB03 HB12 HB22 HB28 HB46 HB47 HB48 JA02 LB02 LB08 LB12 MB04 MC02 NA02 NA06

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体積平均粒径が3〜9μm、平均円形度
    が0.940〜0.995の母体トナーに、外添加剤と
    して少なくとも比表面積20〜50m2/g、嵩密度1
    00〜250g/lの粉末を、母体トナー100重量部
    に対し、0.3〜2.0重量部の比率で添加混合されて
    いることを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 前記母体トナーの体積平均粒径と個数平
    均粒径の比(体積平均粒径/個数平均粒径)が1.01
    〜1.25であることを特徴とする請求項1記載の電子
    写真用トナー。
  3. 【請求項3】 外添加剤として滑剤を併せて添加混合さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の電子写
    真用トナー。
  4. 【請求項4】 前記粉末が、疎水化処理されたシリカで
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    電子写真用トナー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載のトナーを用いた画
    像形成装置におけるクリーニング装置であって、クリー
    ニング手段として電圧を印加することによって、像担持
    体とクリーニング手段間に静電的に吸着するような電界
    を形成し、像担持体上に付着したトナーをクリーニング
    するクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング手段が、弾性体のロー
    ラ形状で構成されたクリーニングローラであることを特
    徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 回動するクリーニングローラに当接する
    ように清掃部材を設けたことを特徴とする請求項6に記
    載のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 クリーニング手段の前工程に極性制御手
    段を有することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに
    記載のクリーニング装置。
  9. 【請求項9】 クリーニング手段がブラシローラである
    ことを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  10. 【請求項10】 極性の異なるブラシローラを2本を有
    することを特徴とする請求項9に記載のクリーニング装
    置。
  11. 【請求項11】 クリーニング手段は、像担持体を摺擦
    するクリーニングブラシ、およびクリーニングブラシよ
    り像担持体の移動方向下流側に配置された像担持体に当
    接するクリーニングローラ、を併用したことを特徴とす
    る請求項5に記載のクリーニング装置。
  12. 【請求項12】 クリーニングブラシはクリーニングロ
    ーラを摺擦するように配置したことを特徴とする請求項
    9に記載のクリーニング装置。
  13. 【請求項13】 クリーニングローラの回転方向は像担
    持体の移動方向に対しトレーリング方向であることを特
    徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のクリーニング
    装置。
  14. 【請求項14】 クリーニングブラシの回転方向は像担
    持体の移動方向に対しカウンタ方向であること、を特徴
    とする請求項9または10に記載のクリーニング装置。
  15. 【請求項15】クリーニングブラシとローラへそれぞれ
    異なる極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1
    1に記載のクリーニング装置。
  16. 【請求項16】 像担持体をクリーニングするクリーニ
    ング手段としてクリーニングローラを用い、クリーニン
    グローラが像担持体を均一に帯電する帯電装置を兼ねて
    いることを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装
    置。
  17. 【請求項17】 画像形成動作時、もしくは画像形成動
    作終了後に、像担持体を均一に帯電する帯電装置を兼ね
    るクリーニングローラにより像担持体からクリーニング
    され、クリーニングローラ表面に付着しているトナーを
    除去するトナー除去手段を有することを特徴とする請求
    項16に記載のクリーニング装置。
  18. 【請求項18】 トナー除去手段はブラシで構成され、
    像担持体を均一に帯電する帯電装置を兼ねるクリーニン
    グローラと接触していることを特徴とする請求項16お
    よび請求項17に記載のクリーニング装置。
  19. 【請求項19】 トナー除去手段には電源から電圧が印
    加されていることを特徴とする請求項17または請求項
    18に記載のクリーニング装置。
  20. 【請求項20】 直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧
    を用いてクリーニングすることを特徴とする請求項19
    に記載のクリーニング装置。
  21. 【請求項21】 請求項5〜20に記載のクリーニング
    装置を用いてクリーニングすることを特徴とするクリー
    ニング方法。
  22. 【請求項22】 変成されたポリエステルを少なくと
    もトナーバインダーとして含有し、ワックスがトナーの
    内部に微分散された状態で存在する請求項1〜4に示す
    トナーを用い、像担持体と、像担持体を帯電する帯電装
    置と、像担持体に静電潜像を形成する潜像形成装置と、
    像担持体上の静電潜像にトナーを付着させて顕像化する
    現像装置と、現像されたトナーを転写材に転写する転写
    装置と、像担持体上に残留したトナーをクリーニング手
    段に電圧を印加することによって、像担持体とクリーニ
    ング手段間に静電的に吸着するような電界を形成し、像
    担持体上に付着したトナーをクリーニングするクリーニ
    ング装置を有することを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 変性ポリエステルが、ウレア基を有す
    る変成されたポリエステルであることを特徴とする請求
    項22に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 クリーニングされたトナーを、現像装
    置に再び戻す手段を有することを特徴とする請求項23
    に記載の画像形成装置。
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