JPH10254320A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH10254320A
JPH10254320A JP5792897A JP5792897A JPH10254320A JP H10254320 A JPH10254320 A JP H10254320A JP 5792897 A JP5792897 A JP 5792897A JP 5792897 A JP5792897 A JP 5792897A JP H10254320 A JPH10254320 A JP H10254320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
cleaning
color
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5792897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sakakibara
宏 榊原
Hiroshi Fukao
博 深尾
Mineyuki Sako
峰行 酒向
Shinya Matsuura
晋也 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP5792897A priority Critical patent/JPH10254320A/ja
Priority to US09/036,795 priority patent/US6029025A/en
Publication of JPH10254320A publication Critical patent/JPH10254320A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像形成装置で、画像形成に使用しな
い画像形成ユニットの空清掃の影響を抑えて、像担持体
の寿命を長くし長期に亘って、画像が安定して出力でき
るようにすることを目的とする。 【解決手段】 画像形成ユニット(CU、MU、YU、
KU)と、それらを選択して使用する作像条件を有し、
画像形成ユニット(CU、MU、YU、KU)に備え
た、像担持体(1C、1M、1Y、1K)に働かせる清
掃手段(141)の清掃条件を変更する清掃条件変更手
段(DC、DM、DY、DU)を、前記作像条件に応じ
て画像形成に使用されない前記画像形成ユニット(C
U、MU、YU、KU)に関して作動させ、その画像形
成ユニット(CU、MU、YU、KU)での清掃条件を
弱くすることにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】画像形成ユニットを複数有し
たカラー画像形成装置に関し、特に電子写真方式を採用
した複写機、プリンタ、ファクシミリ等のカラー画像形
成装置での像担持体を清掃する清掃手段を改良したカラ
ー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送される1枚のシートの上に複数の画
像形成ユニットによる異なった色の画像を順次に形成し
て合成し、カラー画像を形成するタンデムカラー機が知
られている。このタンデムカラー機は前記カラー画像を
形成するカラーモードの他に、一部の画像形成ユニット
しか使用しない作像条件、例えば選択した単色の画像を
形成するモノクロームモードも有している。カラーモー
ドでは勿論、作像に使用しない画像形成ユニットが生じ
るモノクロームモード時でも、各画像形成ユニットは連
動して駆動され相互の同期が保たれるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
カラー画像形成装置では、カラーモードでない場合にお
いて、画像の形成に使用されない画像形成ユニットのク
リーナブレードがめくれて感光体に傷が入り、この傷に
よる画像ノイズが発生したり、感光体の感光層の削れが
多くなり、感光体の寿命が短くなる問題がある。これ
は、モノクロームモードで画像形成されている間、使用
されない画像形成ユニットの像担持体がこれを清掃する
クリーナブレードによる空清掃を受け続け、表面が削ら
れて感光体の寿命が短くなったり、前記表面が削られる
ことによって鏡面化しクリーナブレードと凝着等して摩
擦抵抗が増大しクリーナブレードにめくれが生じたりす
ることによるものと思われる。また、クリーナブレード
に代わってクリーニングローラ、クリーニングブラシ、
磁気ブラシローラ等を清掃手段として用いても、像担持
体の削れの問題や傷つき、画像ノイズ、寿命低下の問題
は生じる。
【0004】本発明の目的は、前記空清掃による影響を
抑えて、画像ノイズの発生を防止し、感光体の寿命を長
期間保てるカラー画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像形成
装置は、複数の画像形成ユニットと、それら各画像形成
ユニットを種々に選択して使用する作像条件とを有して
おり、前記各画像形成ユニットは、像担持体と、この像
担持体を帯電する帯電手段と、この帯電手段により帯電
された前記像担持体に、露光により潜像を形成する露光
手段と、前記像担持体上の前記潜像を現像して顕像化す
る現像手段と、前記現像により形成された像担持体上の
顕像を転写材に転写する転写手段と、前記像担持体上の
前記転写後の残留物を清掃する清掃手段と、前記清掃手
段の清掃条件を変更する清掃条件変更手段とを備え、前
記動作条件に応じて、画像形成に使用されない前記画像
形成ユニットの前記清掃条件変更手段を作動させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0006】このような構成では、各画像形成ユニット
はそれに装備した各手段の働きによって、それぞれに分
担された色の画像をシート上に形成することができ、そ
れら各画像形成ユニットが選択される作像条件に対応し
た所定の画像形成ユニットを種々に用いて、カラー画
像、単色画像、あるいは必要数の色をシートの領域毎に
使い分けたいわゆるサイマルカラー画像等を形成するこ
とができる。
【0007】このような種々の作像条件に応じた画像形
成に際し、選択された作像条件に応じて、画像形成に使
用されない各画像形成ユニットに備えた清掃条件変更手
段を作動させるので、画像形成ユニットが使用されると
きと、使用されないときとで清掃条件を変更し、画像形
成ユニットが使用されないときの空清掃における清掃条
件を使用されるときよりも弱くして、像担持体の表面の
削れを防止することができる。
【0008】清掃条件の1つである圧接力の作動時と非
作動時との比(作動時/非作動時)が、1.2から6で
あると、清掃手段と像担持体との間に粉煙の発生原因に
なる隙間が生じるようなことはないし、清掃手段の像担
持体への圧接力の変動によって各像担持体間の同期ずれ
の原因になるようなトルク変動も生じることもなく、像
担持体表面の空清掃による削れ防止を十分に達成するこ
とができる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によると、画像形成に使
用されない画像形成ユニットの清掃条件を作像時よりも
弱くして、使用されない画像ユニットの感光体の感光層
の空清掃による削れを防ぐことができるので、画像ノイ
ズの発生を防止し、感光体の寿命を長期間保つことが可
能になる。
【0010】請求項2の発明によると、粉煙による機内
汚れや、色ずれを防ぎながら、像担持体の表面の削れや
傷つき、画像ノイズの発生を防止して、感光体の寿命を
長期間保つことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の代表的な一実施の形
態について、図1、図2を参照しながら説明する。
【0012】本実施の形態は電子写真複写機の場合のカ
ラー画像形成装置の一例である。図1にその全体構成を
示してあり、その上部は原稿読み取りのスキャナと、読
み取り信号を画像処理する画像読取部Aである。下部は
画像読取部Aからの各色の画像情報に基づいた画像を転
写紙(P)上に形成するプリンタ部Bである。画像読取
部Aは、原稿ガラス(29)上に置かれた原稿(28)
を光学的に走査する露光ランプ(20)、露光ランプ
(20)の集光反射鏡(21)、および第1のミラー
(22)を備え、これらは前記走査のために原稿ガラス
(29)と平行に移動する第1の移動台(100)に装
備されている。
【0013】露光ランプ(20)によって照明された原
稿(28)の反射光は第1のミラー(22)と、第1の
移動台(100)の1/2の速度で移動する第2の移動
台101上の第2、第3の各ミラー(23)、(24)
とにより反射されて、結像レンズ(25)を通りカラー
CCD(26)に入射され結像される。前記第1、第2
の各移動台(100)、(101)は前記結像のために
双方の速度差により前記走査光学系の光路長を一定に保
つ。
【0014】カラーCCD(26)からはこれに入射さ
れた前記反射光を色分解したレッド(R)とグリーン
(G)とブルー(B)の3色の画像情報信号が画像処理
部(27)に出力される。画像処理部(27)は前記3
色の画像情報信号がブラック(BK)、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色の画像情
報信号に変換され前記プリンタ部Bへ出力する。
【0015】プリンタ部Bには、前記4色の画像形成を
行うための4個の感光体(1C、1M、1Y、1K)が
画像形成のための像担持体として並設されている。しか
し、カラー画像は基本的には(BK)を除いた3色
(Y、M、C)の画像合成によっても形成することはで
きる。感光体(1C、1M、1Y、1K)の外周側には
それぞれ帯電器(2C、2M、2Y、2K)、レーザー
露光を行うプリントヘッド(3C、3M、3Y、3
K)、現像器(4C、4M、4Y、4K)、クリーナー
(14C、14M、14Y、14K)、イレーサー(1
5C、15M、15Y、15K)が、感光体(1C、1
M、1Y、1K)の矢印aで示す回転方向に従って順次
配置されて、前記4通りの色の画像を形成する画像形成
ユニット(CU、MU、YU、KY)を構成している。
感光体(1C、1M、1Y、1K)の下方に従動ローラ
(13)と駆動ローラ(12)に架張された転写搬送ベ
ルト(5)からなる転写材搬送手段が設けられている。
【0016】カラー画像を形成する場合、まず、各画像
形成ユニット(CU、MU、YU、KU)が駆動され、
各感光体(1C、1M、1Y、1K)が矢印aの方向に
連動回転されるのに伴い、感光体(1C)が帯電器(2
C)により均一に帯電され、プリントヘッド(3C)に
よりシアン成分の潜像が形成される。この潜像は現像器
(4C)のシアントナーを有する現像剤により顕像化さ
れる。顕像化されたシアン画像は、転写帯電器(6C)
にトナーと逆極性の電圧を印加することにより、プリン
タ部Bの一側にある給紙カセット(17)からタイミン
グローラ対(16)を通って転写搬送ベルト(5)へ矢
印bで示すように供給され、転写搬送ベルト(5)の矢
印eで示す方向の駆動により搬送されてきた転写紙
(P)に対し転写される。このとき、転写紙(P)は転
写帯電器(6C)によって、転写と同時に転写搬送ベル
ト(5)に静電的に吸着される。
【0017】一方、上記のようにシアン画像が転写紙
(P)に転写されている間に、マゼンタの画像形成ユニ
ット(MU)でシアンの画像形成プロセスと同様に、マ
ゼンタトナーの顕像が感光体(1M)に形成される。マ
ゼンタ画像は、シアン画像を転写された転写紙(P)が
転写搬送ベルト(5)によってマゼンタ画像の転写位置
に搬送されたとき、転写帯電器(6M)によって転写紙
(P)の所定の位置に転写される。
【0018】以下、上記と同様な方法で感光体(1Y)
にイエロートナー像が、感光体(1K)にブラックトナ
ー像が順次に形成され、転写搬送ベルト(5)によって
搬送される前記同一の転写紙(P)上の所定の位置にイ
エロー画像、ブラック画像が転写される。
【0019】このような画像形成プロセスが終了する
と、転写紙(P)は転写搬送ベルト(5)の駆動ローラ
(12)上で曲率分離し、定着前ガイド板(8)を通っ
て定着上ローラ(9)と定着下ローラ(10)の間を通
り定着され排紙トレイ(18)へ排出される。
【0020】転写帯電器(6C、6M、6Y、6K)の
部分に設けられた押し上げマイラー(7C、7M、7
Y、7K)は、各転写位置で転写紙(P)と感光体(1
C、1M、1Y、1K)との特に転写前位置での密着性
を良くするために転写搬送ベルト(5)を押し上げる部
材である。これは主として、転写前放電による影響を防
止するために行われる。転写位置での感光体(1C)上
の顕像と転写搬送ベルト(5)上の転写紙(P)の位置
合わせは、転写搬送ベルト(5)に転写紙(P)を供給
するタイミングローラ(16)によってタイミングを合
わせて行っている。図1の矢印c、dは転写搬送ベルト
5を矢印e方向に駆動するときの従動ローラ(13)と
駆動ローラ(12)との回転方向を示している。
【0021】一方、転写が終了した感光体(1C、1
M、1Y、1K)は、クリーナ(14C、14M、14
Y、14K)により残留トナーが除去され、イレーサー
(15C、15M、15Y、15K)により除電され、
引き続き行われる次の画像形成プロセスに備える。他
方、転写紙(P)が分離した転写搬送ベルト(5)はク
リーナ(11)により搬送面に付着しているトナー等を
除去され、次の転写紙(P)の搬送に備える。
【0022】上記説明において、感光体(1C、1M、
1Y、1K)はOPC(有機光導電体)感光体であり、
クリーナ(14C、14M、14Y、14K)とのスト
レスで感光層の膜が削れやすい。このため、帯電性能が
低下してカブリを発生したり、感度が変化して画像濃度
が変化し、色再現性が変化するなどの画像劣化を生じさ
せることがある。まして、画像形成に使用されない間の
空清掃状態はトナーの供給がないことにより感光体(1
C、1M、1Y、1K)の表面削れは増進されるので、
感光体(1C、1M、1Y、1K)の表面が鏡面化され
てクリーナブレード(141)と凝着状態になる等して
ブレードがめくれ感光体(1C、1M、1Y、1K)の
表面に傷がつき、画像ノイズが発生したり、感光体(1
C、1M、1Y、1K)の寿命が低下したりする。しか
し、他の材料や構造の感光体でも、クリーナ(14C、
14M、14Y、14K)によるストレスは生じるの
で、本発明の対象となる。また、転写紙(P)としては
紙以外にもOHP用の樹脂フィルム等各種のものを用い
て画像形成することができる。現像器(4C、4M、4
Y、4K)は正規現像でも反転現像でもよいが、本発明
の説明は、反転現像で行う。
【0023】現像器(4C、4M、4Y、4K)内には
キャリアとトナーからなる2成分現像剤があり、一実施
例を示すとキャリアは正に、トナーは負に帯電してい
る。キャリアはフェライトにアクリル樹脂コートしたも
のや樹脂に磁性粉をまぜて作ったもので平均粒径が約5
0μmを使用した。トナーはポリエステル樹脂やスチレ
ンアクリル樹脂等に顔料をまぜたもので平均粒径が6か
ら8μmを使用した。後処理材は酸化シリカ、酸化チタ
ン、酸化アルミナ、チタン酸ストロンチューム等を使用
した。現像バイアスはDCにACを重畳したバイアスを
印加した。ACは正弦波で、1KVp−pで周波数1K
Hzを使用した。現像スリーブと感光体(1C、1M、
1Y、1K)との距離は0.5mmで設定した。
【0024】特に本実施の形態の画像形成装置は、各画
像形成ユニット(CU、MU、YU、KU)を種々に選
択して使用する複数の作像条件を有し、例えばカラー画
像を形成するカラーモード、単色画像を形成するモノク
ロームモード、あるいは必要数の色を転写紙(P)の領
域毎に使い分けたサイマルカラー画像等を形成するサイ
マルカラーモードを実行することができる。しかし、各
画像形成ユニット(CU、MU、YU、KU)を種々に
選択使用して上記以外のモードの画像を形成するように
もできる。
【0025】カラー画像は前記したように画像形成ユニ
ット(CU、MU、YU、KU)の全てを用いて形成さ
れる。しかし、単色画像は各画像形成ユニット(CU、
MU、YU、KU)のうち、選択された色に対応するも
のだけを用いて形成される。
【0026】また、必要数の色を転写紙(P)の例えば
搬送方向各部で使い分けたいわゆるサイマルカラーの画
像の場合は、選択される色の数が複数であり画像形成ユ
ニット(CU、MU、YU、KU)のうちの2つ、ある
いは3つ、あるいは4つ用いて行われる。
【0027】したがって、各画像形成ユニット(CU、
MU、YU、KU)のそれぞれは、少なくとも感光体
(1C、1M、1Y、1K)が常に同期回転されるもの
の、作像条件によっては画像形成に使用されないものが
あり、クリーナ(14C、14M、14Y、14K)に
よる空清掃の問題が生じる。これは、図1に示す実施例
のようにクリーナブレード(14C1、14M1、14
Y1、14K1)を用いたものに限らず、クリーニング
ローラやクリーニングブラシや磁気ブラシローラ等の各
種の清掃手段を用いた場合でも傾向性は同じであり、い
ずれの場合も本発明の対象である。
【0028】図2に本発明の清掃手段の実施例としてク
リーナブレード(141)を用いたクリーナ(14C、
14M、14Y、14K)の構成の詳細例を示してい
る。これについて説明する。ブレード加圧用バネ(14
4)で加圧することにより支点軸(143)を中心にブ
レード支持板金(142)およびクリーナブレード(1
41)が時計方向に回動し、クリーナブレード(14
1)の先端が矢印(a)方向に回転する感光体(1)に
当接し、感光体(1)上の残留トナー(図示していな
い)を清掃する。ブレード加圧用バネ(144)の端は
ブレード支持板金(142)に引っかけられている。こ
れらによりクリーナ(14C、14M、14Y、14
K)の清掃条件を変更する清掃条件変更手段Dを構成す
るのに、ブレード加圧用バネ(144)の他端を、移動
部材(145)に引っかけてあり、移動部材(145)
はスクリューネジ(146)を回転することにより移動
する。
【0029】スクリューネジ(146)はモーター(1
47)の軸(図示していない)と連結しており、モータ
ー(147)の回転によりスクリューネジ(146)も
回転する。モーター(147)は、クリーナハウジング
(148)に固定されており、正逆転および停止を駆動
信号により制御して行う。移動部材(145)がモータ
ー(147)とスクリューネジ(146)の正回転によ
り矢印(h)方向に上動されると、ブレード加圧用バネ
(144)の固定された両端間の距離が短くなり、クリ
ーナブレード(141)の感光体(1)への圧接力は低
下する。逆に、移動部材(145)がモーター(14
7)とスクリューネジ(146)の逆回転により矢印
(i)方向に下動されると、ブレード加圧用バネ(14
4)の固定された両端間の距離が長くなり、クリーナブ
レード(141)の感光体(1)への圧接力は上昇す
る。すなわち、モーター(147)の正逆転および停止
により、スクリューネジ(146)が正逆転あるいは停
止し、移動部材(145)が上下動あるいは停止し、ク
リーナブレード(141)への加圧力が変更され、クリ
ーナブレード(141)の感光体(1)への圧接力も変
更される。
【0030】図1のカラー画像形成装置に装備した各画
像形成ユニット(CU、MU、YU、KU)では、それ
ぞれの清掃条件変更手段(DC、DM、DY、DK)に
おけるモーター(147C、147M、147Y、14
7K)を制御装置103によりその正逆転、停止を前記
選択される作像条件に応じて制御するようにしてある。
【0031】制御装置103は画像形成装置の全体の動
作を制御するマイクロコンピュータを利用したものでも
よいし、専用の、あるいは他の必要な制御と共用する各
種の制御回路や制御装置でもよい。
【0032】例えば、単色画像が選択された場合(説明
上ここでは黒色画像とする)、感光体(1C、1M、1
Y)を有する画像形成を行わない画像形成ユニット(C
U、MU、YU)のクリーナ(14C、14M、14
Y)は、上述の移動部材(145)が矢印(h)方向に
移動するように、モーター(147C、147M、14
7Y)を正回転させて所定の位置まで移動部材(14
5)を上動させて、それら使用されない画像形成ユニッ
ト(CU、MU、YU)に備えたクリーナ(14C、1
4M、14Y)におけるクリーナブレード(141)の
感光体(1C、1M、1Y)への圧接力を低下させる。
【0033】その後、画像形成ユニット(KU)による
黒画像での画像形成が始まる。このとき、画像形成ユニ
ット(CU、MU、YU)の感光体(1C、1M、1
Y)には白紙に対応する潜像を形成する。現像器は駆動
してもしなくてもよい。駆動する場合には白紙を現像す
るように動作し、現像剤の不必要な劣化をさけるために
現像器の駆動を止めてもよい。感光体(1C、1M、1
Y)とクリーナブレード(141)との圧接力は低下し
ているので、感光体(1C、1M、1Y)に対するクリ
ーナブレードの空清掃による感光層の膜削れやストレス
が低下し、クリーナブレードのめくれと、これによる傷
つきや画像ノイズの発生が防止でき、長時間にわたって
画像を安定させることができ、感光体(1C、1M、1
Y)の寿命が低下しない。
【0034】また、実施例としては、クリーナブレード
(141)の圧接力の最大値を3g/mmとした。圧接
力がそれ以上になるとクリーナブレードのめくれが発生
する可能性が高くなることと、感光体(1C、1M、1
Y、1K)の感光層の膜削れが多くなり、さらに感光体
にキズが発生しやすくなる。圧接力の最小値は0.5g
/mmである。この値以下になると、クリーナブレード
(141)と感光体(1C、1M、1Y、1K)が部分
的に接触しなくなり、クリーナブレード(141)の部
分からイレーサー(15C、15M、15Y、15K)
や帯電器(2C、2M、2Y、2K)側に粉煙による機
内汚れを発生した。したがって最大圧力可変比は3g/
mmと0.5g/mmの比で6とした。この比は、特に
色ズレを考慮する必要がないモノクロームモード時に使
用する。サイマルカラーモード時やカラーモード時は、
圧接力変更により、感光体駆動トルクが変化し、各画像
形成ユニット(CU、MU、YU、KU)の感光体(1
C、1M、1Y、1K)に形成されるトナー像を転写紙
(P)の所定の位置に精度良く転写することができず、
色ズレを発生するため、圧接力の変更比は色ズレが発生
しない1.2とした。
【0035】本説明では、任意の選択可能な作像条件と
してモノクロームモード、サイマルカラーモード、カラ
ーモードにおける、圧接力の変更について説明したが、
本発明を、像間部制御、オートシャット時の制御、ウォ
ームアップ時の制御、トナー差によるユニット毎のクリ
ーニング条件設定、経時的な制御、温湿度による制御、
通常コピー時とトラブル発生後の制御などにも使用でき
る。また、装置構成で、転写搬送ベルトを示したが、中
間体を使用した構成でも使用できる。
【0036】本説明では、清掃手段であるクリーナブレ
ード141の圧接力の変更方法として、モーター(14
7)とスクリューネジ(146)が回転して所定の位置
で移動部材(145)が停止し各画像形成ユニット(C
U、MU、YU、KU)の感光体(1C、1M、1Y、
1K)とクリーナブレード(141)の圧接力を変更す
る方法を説明したが、それ以外に、モーター(147)
とスクリューネジ(146)の変わりにソレノイドを使
用したり、カム等にブレード加圧用バネ(144)を引
っかけて回転により変更する方法、バネを用いず直接ソ
レノイド等で加圧力を可変する方法、など、圧接力を変
更できればどの方法でも使用できる。
【0037】また、作像条件によって変更する清掃条件
は、圧接力に限るものではなく、押圧力や食い込み量や
回転数でもよく、清掃手段の種類に応じて種々に設定す
ることができるし、本実施の形態では複写機の場合につ
いてだけ説明したが、これに限られることはなく、同様
な問題が生じる電子写真方式の画像形成を行うプリンタ
やファクシミリ等にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な一実施の形態を示す電子写真
複写機の場合のカラー画像形成装置の全体構成図。
【図2】図1の装置のクリーナの一実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1、1C、1M、1Y、1K 感光体 2C、2M、2Y、2K 帯電器 3C、3M、3Y、3K プリントヘッド 4C、4M、4Y、4K 現像器 14C、14M、14Y、14K クリーナ 15C、15M、15Y、15K イレーサー 141 クリーナブレード(清掃手段) 142 ブレード支持板金 143 支点軸 144 ブレード加圧用バネ 145 移動部材 146 スクリューネジ 147、147C、147M、147Y、147K モ
ーター 148 クリーナハウジング CU、MU、YU、KU 画像形成ユニット D、DC、DM、DY、DK 清掃条件変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒向 峰行 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松浦 晋也 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成ユニットと、それら各画
    像形成ユニットを種々に選択して使用する作像条件とを
    有したカラー画像形成装置において、 前記各画像形成ユニットは、 像担持体と、 像担持体を帯電する帯電手段と、 前記帯電手段により帯電された前記像担持体に、露光に
    より潜像を形成する露光手段と、 前記像担持体上の前記潜像を現像して顕像化する現像手
    段と、 前記現像により形成された像担持体上の顕像を転写材に
    転写する転写手段と、 前記像担持体上の前記転写後の残留物を清掃する清掃手
    段と、 前記清掃手段の清掃条件を変更する清掃条件変更手段
    と、 を備え、 前記作像条件に応じて、画像形成に使用されない前記画
    像形成ユニットの前記清掃条件変更手段を作動させるよ
    うにしたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃条件は、圧接力であり、 作動時と非作動時との圧接力の比(作動時/非作動時)
    が、1.2から6であることを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像形成装置。
JP5792897A 1997-03-12 1997-03-12 カラー画像形成装置 Pending JPH10254320A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5792897A JPH10254320A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 カラー画像形成装置
US09/036,795 US6029025A (en) 1997-03-12 1998-03-09 Image forming apparatus with variable efficiency cleaning mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5792897A JPH10254320A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10254320A true JPH10254320A (ja) 1998-09-25

Family

ID=13069681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5792897A Pending JPH10254320A (ja) 1997-03-12 1997-03-12 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10254320A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251094A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2007171470A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2020079966A (ja) * 2015-07-24 2020-05-28 キヤノン株式会社 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251094A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2007171470A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2020079966A (ja) * 2015-07-24 2020-05-28 キヤノン株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6226481B1 (en) Image forming apparatus with control over developing unit during an idle running of an intermediate image transfer body
US7477863B2 (en) Image forming apparatus and image forming method with cleaner portion
US6181892B1 (en) Image forming apparatus and method for developing toner patches
JP2003149901A (ja) カラー画像形成装置およびその制御方法
JP3258772B2 (ja) 画像形成装置
JPH10221974A (ja) 画像形成装置
JP2003091128A (ja) 画像形成装置
US7418223B2 (en) Image forming apparatus
JPH10198109A (ja) 画像形成装置
US5666597A (en) Image forming apparatus with delayed discharge by discharge means
US6029025A (en) Image forming apparatus with variable efficiency cleaning mechanism
JP2002268397A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2003043770A (ja) 画像形成装置
JPH10254320A (ja) カラー画像形成装置
US5619746A (en) Image forming apparatus having recording material bearing member
JP3342217B2 (ja) 画像形成装置
JP2579043B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001175139A (ja) 画像形成装置
JP3317466B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2003149953A (ja) 画像形成装置
JPH043178A (ja) 多色画像形成装置
JP2002214998A (ja) 画像形成装置
JPH0643765A (ja) 画像形成装置
JP2001166600A (ja) 画像形成装置
JPH09123553A (ja) 画像形成装置及びカラー画像形成装置