JPH09242264A - 隅棟用平板瓦 - Google Patents

隅棟用平板瓦

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Publication number
JPH09242264A
JPH09242264A JP5515496A JP5515496A JPH09242264A JP H09242264 A JPH09242264 A JP H09242264A JP 5515496 A JP5515496 A JP 5515496A JP 5515496 A JP5515496 A JP 5515496A JP H09242264 A JPH09242264 A JP H09242264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner
tile
ridge
tiles
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP5515496A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Sugiura
勝典 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUSUGI KK
Original Assignee
MARUSUGI KK
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Publication date
Application filed by MARUSUGI KK filed Critical MARUSUGI KK
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の突出隅棟冠瓦等に風が衝止して切隅冠
瓦及び覆部に損傷を与える。風音を発生し周囲の人々に
迷惑をかける。地震、その他衝撃等に弱い。 【解決手段】本発明は、桁行き側にアンダーラップ11
8、119を備えた隅棟冠瓦1と、この隅棟冠瓦のアン
ダーラップに重ね葺きされるオーバーラップ部215、
315を有する左右の切隅瓦3、2と、で構成される隅
棟用平板瓦である。この隅棟冠瓦は頭側に剣先を、その
桁行き側にそれぞれ前記アンダーラップを備えてなり、
このアンダーラップには前記左右の切隅瓦のオーバーラ
ップ部が重ね葺きされるとともに、この葺き合せ時に、
当該隅棟冠瓦の表面と当該左右の切隅瓦の表面とが同一
傾斜面となっていることを特徴とする構成である。した
がって、左右の切隅瓦と隅棟冠瓦とを同一傾斜面で葺工
できる。また隅棟冠瓦が要因である風音、雨水の侵入等
の減少を図り得る。また耐震性の向上が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は隅棟用平板瓦に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、切隅瓦と隅棟冠瓦で葺工される隅
棟は、隅棟稜線の屋根面に沿って左右の切隅瓦を葺工し
た後、この左右の切隅瓦が対向する接合部に隅棟冠瓦を
重ね葺きする構成となっており、隅棟冠瓦は切隅瓦及び
隣接して葺工した平板棧瓦の表面より突出する構成とな
っている。
【0003】尚、従来技術として実開平5−78744
号の平板隅棟瓦がある。この考案は、隅棟稜線に平行な
斜辺を有する第1の切隅瓦と、この第1の切隅瓦と対峙
するほぼ同形状でかつ覆部を有する第2の切隅瓦とで構
成され、前記第1・第2の切隅瓦を隅棟稜線で接合する
とともに、第2の切隅瓦の覆部を、第1の切隅瓦の斜面
に重ね葺きする構成となっており、前述の従来例と同様
に隅棟稜線に隅棟冠瓦に相当する突出稜線瓦部が形成さ
れる構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、隅棟冠瓦
が切隅瓦等より突出する構成、即ち、突出する構成の隅
棟冠瓦(突出隅棟冠瓦とする。)、又は突出稜線瓦部が
形成される構成等では、体裁がよくかつ重厚味等を有す
る特徴はある。しかし、この構造では、当該突出隅棟冠
瓦又は突出稜線瓦部(以下、総称する場合は突出隅棟冠
瓦等とする。)を有することから、この突出隅棟冠瓦等
に風・雨が衝止して切隅冠瓦及び覆部に損傷を与えるこ
と、風音を発生し周囲の人々に迷惑をかけること、又は
雨漏りの発生があること、等の課題がある。又通常の対
の切隅瓦と突出隅棟冠瓦との葺き合せでは、当該切隅瓦
に突出隅棟冠瓦が葺き重ねられる構成であるので、地
震、その他衝撃等により突出隅棟冠瓦のズレが発生し、
例えば、耐震・耐風雨機能及び緊結、更に面戸処理等施
工性での課題も考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は左
右の切隅瓦と隅棟冠瓦とを同一傾斜面で葺工し、当該隅
棟冠瓦に対する風・雨の衝突、即ち、風音、雨水の侵入
等の減少を図ること、及び耐震性の向上、施工面の簡易
化等を意図して下記の構成を採用する。
【0006】即ち、本発明は、桁行き側にアンダーラッ
プを備えた隅棟冠瓦と、この隅棟冠瓦のアンダーラップ
に重ね葺きされる左右の切隅瓦と、で構成される隅棟用
平板瓦であって、前記隅棟冠瓦は頭側に剣先を、その桁
行き側にそれぞれ前記アンダーラップを備えてなり、こ
のアンダーラップには前記左右の切隅瓦が重ね葺きされ
るとともに、この葺き合せ時に、当該隅棟冠瓦の表面と
当該左右の切隅瓦の表面とが同一傾斜面となっているこ
とを特徴とする構成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を説明すると、先ず、隅棟の稜線上に隅棟冠瓦を葺工
し、当該隅棟冠瓦の左右のアンダーラップを被覆するよ
うにして、それぞれ左右の切隅瓦を葺工する。この葺工
により隅棟冠瓦は隅棟の棟木に、左右の切隅瓦は屋根地
に設けられた棧木に、それぞれ釘又は銅線等で緊結して
一連の隅棟用平板瓦の葺設が完了する。その際に、隅棟
冠瓦の尻側裏面に設けた係止突起を前記棧木に係止し、
かつ隅棟冠瓦のアンダーラップに左右の切隅瓦のオーバ
ーラップ部を重ね葺きするとともに、隅棟冠瓦の流れ方
向の衝合せ面と左右の切隅瓦の接合面とが合致すること
がよい(一例である。)。そして、この葺き合せにより
左右の切隅瓦の表面と隅棟冠瓦の表面とが同一傾斜面を
備えることになり、換言すれば隅棟冠瓦は、左右の切隅
瓦の表面の延長線上にある構成となる。
【0008】したがって、平板棧瓦及び左(右)の切隅
瓦の表面を叩く風雨又はその表面近くを吹き抜ける強風
雨、風雨等の風・雨は、隅棟冠瓦に直接衝突することが
なく、スムーズに流れ、風音の発生又は雨水の侵入防止
等に役立つ構成となる。また前述の衝合せ面と左右の切
隅瓦の接合面との合致により耐震隅棟としても役立つ構
成となる。尚、前記合致は理想であるが葺工上におい
て、地割等を考慮し、当該合致にこだわらず、左右の切
隅瓦を多少の余裕(あそび)をもたせて葺工して、桁行
き方向のきき幅調整と屋根勾配に関わる角度調整の機能
を活用する場合も有る。
【0009】このように葺工された一連の隅棟瓦(隅棟
冠瓦及び左右の切隅瓦の三点セット)の尻部上に、上段
の隅棟瓦の頭部が重ね葺きされ、図4の如く、順次隅棟
の葺工が施工される。即ち、在来の平部に於ける重ね葺
きと原則として同じように葺工される。
【0010】以上で説明した葺工方法及び葺工順序等は
一例であり、この例に限定されないことは勿論である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0012】1は隅棟Aの稜線A1の棟木(図示せず)
等に葺工される両流れ斜面111、112を有する略倒
船底形を呈する隅棟冠瓦で、この隅棟冠瓦1は頭側1a
に剣先部113及び頭見付け114を、その尻側1bに
切込部115を、またその左右側1c、1dに左右衝合
せ面116、117を、それぞれ有する。そして、前記
左右衝合せ面116、117にはそのほぼ全部に亘る左
右のアンダーラップ118、119がそれぞれ設けられ
ている。尚、120は尻側1bに設けた水返し突条、1
21、122は左右のアンダーラップ118、119に
設けた水返し突条、をそれぞれ示す。また隅棟冠瓦1の
裏面1eの尻側1bには棧木(図示せず)に係止される
係止突起123が設けられている。勿論、前記各構成要
素を備える必要はない。
【0013】2は隅棟冠瓦1の右のアンダーラップ11
9に重ね葺きされ、かつ隅棟冠瓦1の右衝合せ面117
に衝止される接合面211を有する略三角形状を呈する
右の切隅瓦で、その切隅頭側2aには切隅見付け212
を有する。213は尻側2bに設けた水返し突条であ
る。尚、右の切隅瓦2の裏面2eには平板棧瓦5のアン
ダーラップ51に設けた突条52に係合する溝214が
設けられている。尚、215は前記接合面211の内側
に設けた前記右のアンダーラップ119に重ね葺きされ
るオーバーラップ部である。
【0014】3は隅棟冠瓦1の左のアンダーラップ11
8に重ね葺きされ、かつ隅棟冠瓦1の左衝合せ面116
に衝止される接合面311を有する略三角形状を呈する
左の切隅瓦で、その切隅頭側3aには切隅見付け312
を有する。313は尻側3bに設けた水返し突条であ
る。314は左の切隅瓦3のアンダーラップで、平板棧
瓦5のオーバーラップ部53に挿設される。315は前
記接合面311に設けた前記左のアンダーラップ118
に重ね葺きされるオーバーラップ部である。316はア
ンダーラップ314に設けた水返し突条である。
【0015】
【発明の効果】本発明は、左右の切隅瓦と隅棟冠瓦とが
同一傾斜面で葺工される構成であるので、当該隅棟冠瓦
に対する風・雨の衝突回避が図れること、及び風音の減
少並びに雨水侵入等防止に役立つ効果がある。また隅棟
冠瓦の左右衝合せ面と左右の切隅瓦の接合面と合致する
葺工による構成であり耐震性の向上が図れる特徴があ
る。更に隅棟の美麗な葺工が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】隅棟冠瓦と左右の切隅瓦との関係を示す平面図
である。
【図3】図2の断面図である。
【図4】隅棟の葺工を示す斜視図である。
【図5】全体の裏面斜視図である。
【図6】右の切隅瓦と平板棧瓦との関係を示す斜視図で
ある。
【図7】他の葺工状態を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 隅棟冠瓦 1a 頭側 1b 尻側 1c 左側 1d 右側 1e 裏面 111 流れ斜面 112 流れ斜面 113 剣先部 114 頭見付け 115 切込部 116 左衝合せ面 117 右衝合せ面 118 左のアンダーラップ 119 右のアンダーラップ 120 水返し突条 121 水返し突条 122 水返し突条 123 係止突起 2 右の切隅瓦 2a 切隅頭側 2b 尻側 2e 裏面 211 接合面 212 切隅見付け 213 水返し突条 214 溝 215 オーバーラップ部 3 左の切隅瓦 3a 切隅頭側 3b 尻側 3e 裏面 311 接合面 312 切隅見付け 313 水返し突条 314 アンダーラップ 315 オーバーラップ部 316 水返し突条 5 平板棧瓦 51 アンダーラップ 52 突条 53 オーバーラップ部 A 隅棟 A1 稜線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁行き側にアンダーラップを備えた隅棟
    冠瓦と、この隅棟冠瓦のアンダーラップに重ね葺きされ
    る左右の切隅瓦と、で構成される隅棟用平板瓦であっ
    て、 前記隅棟冠瓦は頭側に剣先を、その桁行き側にそれぞれ
    前記アンダーラップを備えてなり、このアンダーラップ
    には前記左右の切隅瓦が重ね葺きされるとともに、この
    葺き合せ時に、当該隅棟冠瓦の表面と当該左右の切隅瓦
    の表面とが同一傾斜面となっていることを特徴とする隅
    棟用平板瓦。
  2. 【請求項2】 上記左右の切隅瓦は隅棟冠瓦のアンダー
    ラップ上で、左右の桁行き方向に移動可能又は当該隅棟
    稜線勾配の角度調整可能に構成してなる請求項1に記載
    の隅棟用平板瓦。
JP5515496A 1996-03-12 1996-03-12 隅棟用平板瓦 Pending JPH09242264A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5515496A JPH09242264A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 隅棟用平板瓦

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JP5515496A JPH09242264A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 隅棟用平板瓦

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JPH09242264A true JPH09242264A (ja) 1997-09-16

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JP5515496A Pending JPH09242264A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 隅棟用平板瓦

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