JPH0924190A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH0924190A
JPH0924190A JP7173602A JP17360295A JPH0924190A JP H0924190 A JPH0924190 A JP H0924190A JP 7173602 A JP7173602 A JP 7173602A JP 17360295 A JP17360295 A JP 17360295A JP H0924190 A JPH0924190 A JP H0924190A
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washing machine
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cap
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Giichi Baba
義一 馬場
Takao Kuraseko
隆生 倉世古
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外装枠体のコーナ付近にコーナプレートをか
しめ結合するとともにこのコーナプレートに上面板を固
定するための固定部を一体加工した洗濯機において、枠
体の強度やかしめ強度が低下するのを抑制しようとする
ものである。 【構成】 コーナプレート28に一体加工した固定部3
1をかしめ結合箇所Kの内側から上方へ延ばす。そし
て、固定部31の先端は外側へ屈曲させるとともに更に
下方へ屈曲させる。この下方屈曲部32に外側から上面
板2を介してネジ33を螺合することにより、下方屈曲
部32に上面板2を固定する。従って、固定部31は枠
体3のかしめ代30を避ける状態にあり、固定部31に
対応して枠体3のかしめ代30を切り欠く必要がないた
め切り欠いておらず、枠体3の強度やかしめ強度は低下
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−144595号公報に示され
る洗濯機においては、側壁を構成する板金製枠体と、こ
の枠体の上部に装着された上面板と、脚台とから、洗濯
機外装を構成している。
【0003】そして、図15乃至図18に示す如く、板
金製枠体50の隣接する2つの枠体側壁に跨りこの2つ
の枠体側壁のコーナ付近上部に、板金製のコーナプレー
ト51をかしめ結合している。このコーナプレート51
は、洗濯機外装内の洗濯槽を吊り下げ支持する吊り棒の
上端を支持するものである。また、上記コーナプレート
51の一辺には、屈曲加工にて固定部52が一体的に形
成されている。即ち、固定部52は、コーナプレート5
1から外側へ屈曲し更に上方へ屈曲している。上記固定
部52には、外側から上面板53を介してネジ54を螺
合することにより上面板53が固定される。
【0004】而して、コーナプレート51をかしめる
際、コーナプレート51は図18の如く枠体50上に配
置されるが、この場合枠体50のかしめ部分は上記固定
部52に対して邪魔にならないように切り欠かれてい
る。即ち、固定部52の両側に、コーナプレート51側
のかしめ代55と枠体50側のかしめ代56が位置する
ことになる。その後、図17の如く、コーナプレート5
1及び枠体50のかしめ代を互いに噛み合わせるように
屈曲することにより、コーナプレート51は枠体50に
かしめ結合される。
【0005】一方、特開平4−144595号公報に示
される洗濯機においては、洗濯機外装に、保守・点検等
の作業(例えば排水ホースの左右付け替え作業)を行う
ための側面開口が形成されている。この開口は作業終了
後蓋で覆われ、この蓋は数本のネジで上記外装に留めら
れる。そして、このネジは頭部が露出しないようにキャ
ップで覆わる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の構成において
は、コーナプレート51の枠体50上への配置を可能と
するために、枠体50は固定部52に対する箇所が切り
欠かれており、枠体50の強度が弱まる。
【0007】また、枠体50のコーナ部57(図16)
の曲率半径を様々な機種に対応して異ならせるも、共通
のコーナプレート51を使用しようとする場合、曲率半
径が異なる機種毎に固定部52に対する枠体50の切り
欠き箇所を異ならせる必要があり、作業が面倒である。
そこで、この切り欠き箇所の切り欠き幅を長めにする
と、曲率半径が異なる様々な機種に対して固定部52を
許容できる。しかし、このようにすると、固定部52の
両側のコーナプレート51のかしめ代55に対する部分
まで切り欠き箇所が位置することになり、かしめ強度が
劣ってしまう。勿論、枠体50の切り欠き箇所が長くな
り、枠体50の強度が一層弱まる。
【0008】更に、上記固定部52に上面板53をネジ
54で固定した場合、ネジ54の先端が内側に露出した
状態になり、内部の部品を傷付ける恐れがある。
【0009】後者の構成においては、キャップは一対の
係合爪を外装に形成された一対の孔に挿入して係合する
ものであり、係合爪を孔に挿入しにくく、キャップの装
着作業が面倒である。
【0010】本発明は、枠体のコーナ付近にコーナプレ
ートをかしめ結合するとともにこのコーナプレートに上
面板を固定するための固定部を一体加工した洗濯機にお
いて、枠体の強度やかしめ強度が弱まるのを抑制しよう
とするものである。
【0011】更に、上面板を固定部に固定するネジの先
端で内部部品が傷付くのを抑制しようとするものであ
る。
【0012】更に、洗濯機外装に被固定部(作業用側面
開口を塞ぐ蓋等)をネジで固定し、このネジをキャップ
で覆う洗濯機において、このキャップ装着を簡単且つ確
実に行えるようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の構成と
して、側壁を構成する板金製枠体と、この枠体の上部に
装着された上面板とから、洗濯機外装を構成し、且つ、
上記枠体内に位置する板金製のコーナプレートを、上記
枠体の隣接する2つの枠体側壁に跨らせこの2つの枠体
側壁のコーナ付近上部にかしめ結合し、上記コーナプレ
ートに一体加工した固定部に上記上面板を固定した洗濯
機において、上記固定部は、上記かしめ結合の箇所の内
側から上方へ延ばすことにより形成した。更に、上記固
定部の先端は外側へ屈曲させるとともに更に下方へ屈曲
させ、この下方屈曲部に外側から上記上面板を介してネ
ジを螺合することにより上記下方屈曲部に上面板を固定
した。更に、上記コーナプレートにて、上記洗濯機外装
内の洗濯槽を吊り下げ支持する吊り棒の上端を支持す
る。
【0014】また、本発明は、第2の構成として、側壁
を構成する枠体と、この枠体の上部に装着された上面板
とから、洗濯機外装を構成し、且つ、この洗濯機外装に
被固定部(作業用側面開口を塞ぐ蓋)をネジで固定し、
このネジをキャップで覆う洗濯機において、上記キャッ
プの裏面に、キャップの押圧にて上記ネジの頭部のほぼ
全周に係合するほぼリング状の係合部を形成した。
【0015】
【作用】第1の構成において、コーナプレートをかしめ
る際、コーナプレートは枠体上に配置される。この場
合、上面板を固定するための固定部は、かしめ結合箇所
の内側から上方へ延びており、固定部は枠体上端のかし
め部分を避ける状態にある。これにより、枠体のかしめ
部分を切り欠かなくてよく、枠体の強度やかしめ強度の
低下が抑制される。
【0016】また、固定部の先端は外側へ屈曲し更に下
方へ屈曲しており、この下方屈曲部に上面板を固定する
ネジを螺合するものであり、このネジの先端は固定部の
根本部(上方へ延びた部分)で覆われた状態となり、ネ
ジの先端で内部部品が傷付くようなことはない。
【0017】更に、枠体の強度やかしめ強度の低下が抑
制されるため、コーナプレートにて洗濯槽を吊り下げ支
持する吊り棒の上端を支持させ、コーナプレートにかな
りの荷重を付加しても、問題ない。
【0018】第2の構成において、洗濯機外装に蓋を固
定したネジを覆うキャップは、裏面のリング状係合部を
ネジの頭部の曲面に沿わせて簡単にネジ頭部に対して位
置決めでき、そしてそのままキャップを押圧することに
よりリング状係合部をネジ頭部の全周に係合できる。よ
って、キャップを簡単に装着できる。また、リング状係
合部はネジ頭部全周に係合し、係合寸法が長く、キャッ
プを確実に係合できる。更に、リング状係合部を鈍角の
爪状にすると、キャップの端部を手前にこじることによ
り、簡単に係合を解除してキャップを取り外すことがで
きる。
【0019】
【実施例】本発明の一実施例である全自動洗濯機につい
て、図面を参照して説明する。図1において、洗濯機外
装1は、洗濯槽、排水ホース、配線等(いずれも図示し
ない)を内蔵し、樹脂製の上面板2と、側壁を構成する
枠体3と、樹脂製の脚台4とを互いに結合することによ
り構成されている。
【0020】上面板2には洗濯槽内へ衣類を投入するた
めの投入口(図示しない)が設けられており、この投入
口は投入口蓋5で開閉される。
【0021】枠体3は、1枚の予め塗装された板金製部
材6(プリコ−トメタル:PCM)をほぼコ字状に折曲
し、この両端部を上側において金属製接続板7で結合す
ることにより形成されている。この場合、枠体3の接続
板7で結合された側壁が外装1の前側側壁8となり、こ
の前側側壁8には保守・点検等の作業を行うための長方
形状の前面開口(側面開口)9が形成されている。具体
的には、この開口9を介して排水ホースの左右付け替え
作業等を行う。
【0022】このような作業を行わない通常状態におい
ては、上記前面開口9は、この開口9より若干大き目
の、予め塗装された板金製部材からなる長方形状の蓋
(被固定部)10により塞がれる。
【0023】この蓋10の取り付け構造を次に説明す
る。図2、図3、図4を参照するに、蓋10の下端中央
付近に下端係合部(係合片)11が折曲形成されてお
り、この下端係合部11は、前面開口9の下側であって
外装1を構成する脚台4に形成された下側被挿入部12
に挿入される。この下側被挿入部12の前側下部には、
爪13が一体成形されている。爪13は、後述するが、
下側被挿入部12に上記下端係合部11を挿入した状態
で上記蓋10をほぼ垂直にして上方へスライドさせたと
き、下端係合部11の下端の下側に位置し、下端係合部
11の下端を支える。
【0024】図5を参照するに、上記蓋10の上端には
上端係合部14が折曲形成されており、この上端係合部
14は、前面開口9の上側であって外装1を構成する上
面板2に形成された上側被挿入部15に、蓋10の上方
へのスライド時に挿入される。
【0025】そして、図6を参照するに、蓋10の両方
の側部の後側には各々、上下方向に沿って3箇所に逆L
字片16が折曲形成されており、この逆L字片16は上
記前側側壁8に形成された縦長穴17に挿入される。こ
の場合、逆L字片16は蓋10をほぼ垂直にしたとき一
点鎖線の如く縦長穴17に入り込み、しかる後蓋10を
上方へスライドさせたときに縦長穴17の上端部に引っ
掛かる。
【0026】また、図7、図8、図9を参照するに、蓋
10の両方の側部の下側に一対の凹部18が形成され、
この凹部18の中央部に横に長い長穴(小穴)19が形
成されている。この長穴19には蓋10を前側側壁8に
固定するためのネジ20が挿通される。長穴19に挿通
されたネジ20は、前側側壁8にバーリング加工により
形成されたネジ穴21に螺合される。長穴19の長手方
向の寸法はネジ20の径より大きく、短手方向の寸法は
ネジ20の径より小さい。ネジ20の螺合後、樹脂製キ
ャップ22の装着により凹部18が覆われ、ネジ20が
隠される。
【0027】キャップ22の裏面には、図10をも参照
するに、リング状の係合部23が一体成形されている。
この係合部23は、内径がネジ20の頭部の外径とほぼ
同じであり、先端がリング状爪24となっている。この
リング状爪24は内側に向かい、爪24の内径はネジ2
0の頭部の外径より小さい。また、キャップ22の裏面
には、突起25も一体成形されており、この突起25は
凹部18の別の穴26に嵌合する。
【0028】而して、蓋10を外装1に装着固定する手
順を説明する。まず蓋10を図2の如く前傾させた状態
で下端係合部11を下側被挿入部12に挿入する。次い
で、図3の如く蓋10を垂直状態に起こす。すると、下
端係合部11近辺は爪13に押されて若干後側に弾性変
形する。その後、図4の如く蓋10を上方へスライドす
る。すると、下端係合部11は爪13の上方へ移動し、
下端係合部近辺は爪13による押圧が解除されて前側へ
弾性復帰し、下端係合部11は爪13により下端が支え
られる。これにより、蓋10の下方への移動が抑制され
る。蓋10の上方へのスライド時には、また、蓋10の
上端係合部14が上側被挿入部15に挿入し、蓋10が
前側に倒れるのが抑制される。更に、蓋10を垂直に起
こして上方へスライドしたとき、逆L字片16が縦長穴
17に引っ掛かり、この点でも蓋10が前側に倒れるの
が抑制される。その後、蓋10をネジ20で外装1の前
側側壁8に固定することにより、蓋10の装着固定が完
了する。このネジ20による固定時、蓋10は、爪13
が下端係合部11を支えるので手で支えなくても不所望
に落下せず、作業しやすい。ネジ20は段部20aを有
しており、従って、ネジ20の螺合完了時、ネジ頭部は
凹部18内に浮いた状態にある。
【0029】最後に、凹部18を覆うようにキャップ2
2を装着する。即ち、突起25を孔26に嵌合させつつ
リング状係合部23をネジ20の頭部の曲面に沿わせる
ことにより、ネジ頭部に対してキャップ22を位置決め
する。そして、そのままキャップ22を後方へ押圧する
ことにより、リング状係合部23のリング状爪24をネ
ジ頭部の全周に係合する(リング状爪24は押圧途中で
はネジ頭部を回避するべく拡大変形する)。よって、キ
ャップ22を簡単に装着できる。また、リング状係合部
23はネジ頭部全周に係合し、係合寸法が長く、キャッ
プ22を確実に係合できる。更に、リング状係合部23
において、リング状爪24のネジ頭部に係合する箇所の
角度は図9の如く鈍角である。よって、キャップ22の
端部を手前にこじることにより、簡単に係合を解除で
き、キャップ22を簡単に取り外すことができる。
【0030】蓋10を取り外す場合は、次の手順とな
る。即ち、まず、キャップ22を取り外し、ネジ20を
外す。この場合、蓋10の下端係合部11が爪13で支
えられているため、蓋10はネジ20の取り外しと同時
に落下することはない。これにより、手で蓋10を押さ
える必要がないため、作業しやすい。そして、蓋10の
下端係合部11近辺を若干後側に押して、下端係合部1
1を爪13で支持されない後方位置に移動させ、この状
態で蓋10を下方へスライドする。すると、上端係合部
14が上側挿入部15から離脱する。その後、蓋10を
前傾させ、下端係合部11を下側被挿入部12から抜く
ことにより、蓋10の取り外しが完了にする。
【0031】そして、蓋10の装着・取り外し時、下側
被挿入部12より下側で作業することがない。この場
合、図2の如く、洗濯機を設置する防水パン27に対
し、洗濯機の下側被挿入部12が接近していても、防水
パン27は邪魔にならず、蓋10の装着・取り外し作業
が容易である。
【0032】更に、蓋10をネジ20で外装1の前側側
壁8に固定する場合、蓋10の長穴19にネジ20を捩
じ込む。この場合、長穴19の短手方向の寸法がネジ径
より小さいため、ネジ20は長穴19の僅かな端面に対
してのみであるが蓋10と電気的にしっかりと接する。
ネジ20は更に前側側壁8のネジ穴21にしっかりと螺
合して電気的に接する。よって、蓋10はネジ20及び
外装1を介して十分に接地される(外装1の図示しない
箇所がアース線で接地されていることによる)。
【0033】また、長穴19の長手方向寸法はネジ径よ
り大きく、ネジ20は長穴19の端面全体ではなく部分
的に捩じ込まれる。よって、ネジ20の前側側壁8への
螺合に際し、ネジ20が強く長穴19に食い込み蓋10
が不所望に手前(前側)に引かれて蓋10と前側側壁8
との間にネジ20付近で隙間が生じてしまうと云うこと
がない。更に、ネジ20を少ないトルクで捩じ込むこと
が可能である。更に、長穴19は長いため、後方のネジ
穴21を見つけやすい。
【0034】さて、図11乃至図14において、上記枠
体3内の4箇所の上部コーナ付近には、板金製のコーナ
プレート28がある。このコーナプレート28は、洗濯
機外装1内の洗濯兼脱水槽及びその外側に位置する外槽
(いずれも図示しない)の両者を吊り下げ支持する吊り
棒の上端を支持するものである。
【0035】上記コーナプレート28は、枠体3の隣接
する2つの枠体側壁に跨り、この2つの枠体側壁のコー
ナ付近上部にかしめ箇所Kにてはぜ折りかしめ結合され
ている。このかしめ結合に際しては、コーナプレート2
8は図14の如く枠体3上に配置される。この場合、コ
ーナプレート28側のかしめ代29は枠体3側のかしめ
代30の上側に位置する。その後、図13の如く、各か
しめ代29、30を互いに噛み合わせるように屈曲する
ことにより、コーナプレート28は枠体3にはぜ折りか
しめ結合される。
【0036】そして、上記コーナプレート28には、上
記上面板2を固定するための固定部31が一体加工形成
されている。この固定部31は、図13及び図14の如
く、上記かしめ結合の箇所Kの内側からそのまま上方へ
延びている。そして、固定部31の先端は、外側へ屈曲
しているとともに更に下方へ屈曲しており、この下方屈
曲部32に外側から上面板2を介してネジ33を螺合す
ることにより、下方屈曲部32に上面板2を固定してい
る。
【0037】而して、固定部31は、かしめ結合箇所K
の内側から上方へ延びていて、枠体上端のかしめ代30
を避ける状態にある(図14の状態)。従って、固定部
31に対応して枠体3のかしめ代30を従来のように切
り欠く必要がないため切り欠いておらず、枠体3の強度
やかしめ強度は低下しない。この枠体3のかしめ代30
の切り欠いていない部分は、固定部31両側のコーナプ
レート28のかしめ代29には直接対向していないが、
上記かしめ時に直接かしめられる部分の屈曲に伴って同
様に屈曲する。更に、このように強度低下が起こらない
ため、コーナプレート28に吊り棒を介してかなりの荷
重がかかっても、問題ない。
【0038】また、固定部31に螺合されたネジ33の
先端は固定部31の根本部(上方へ延びた部分)で覆わ
れており、ネジ33の先端で内部部品が傷付くようなこ
とは起こりにくい。
【0039】尚、上記実施例は全自動洗濯機であるが、
本発明は二槽式洗濯機、ドラム式洗濯機等の洗濯機にも
適用できることは云うまでもない。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、外装枠体のコーナ付近
にコーナプレートをかしめ結合するとともにこのコーナ
プレートに上面板を固定するための固定部を一体加工し
た洗濯機において、枠体の強度やかしめ強度が低下する
のを抑制できる。更に、上面板を固定部に固定するネジ
の先端で内部部品が傷付くのを抑制できる。
【0041】更に、被固定部(作業用側面開口を塞ぐ蓋
等)をネジで固定し、このネジをキャップで覆う洗濯機
において、このキャップ装着を簡単且つ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全自動洗濯機の外装を前方から
見た斜視図である。
【図2】蓋を装着する場合の第1過程を示す、下端係合
部付近の断面図である。
【図3】同第2過程を示す、下端係合部付近の断面図で
ある。
【図4】同第3過程を示す、下端係合部付近の断面図で
ある。
【図5】上端係合部の係合状態を示す断面図である。
【図6】逆L字片の係合状態を示す断面図である。
【図7】ネジが捩じ込まれる長穴を有する、蓋の凹部の
正面図である。
【図8】ネジを捩じ込む状態を示す縦断面図である。
【図9】ネジを捩じ込んでキャップをした状態を示す平
面断面図である。
【図10】キャップの裏面図である。
【図11】枠体の平面図である。
【図12】図11のA部拡大平面図である。
【図13】図12のB−B線断面図である。
【図14】図13に対応するかしめ前の状態を示す断面
図である。
【図15】従来の全自動洗濯機における、図13に対応
する断面図である。
【図16】コーナプレート付近の斜視図である。
【図17】かしめ状態を示す要部断面図である。
【図18】かしめ前の状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 洗濯機外装 2 上面板 3 枠体 9 前面開口(側面開口) 10 蓋 20 蓋を固定するネジ 22 キャップ 23 リング状係合部 24 リング状爪 28 コーナプレート 29 コーナプレートのかしめ代 30 枠体のかしめ代 31 固定部 32 下方屈曲部 33 上面板を固定するネジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁を構成する板金製枠体と、この枠体
    の上部に装着された上面板とから、洗濯機外装を構成
    し、且つ、上記枠体内に位置する板金製のコーナプレー
    トを、上記枠体の隣接する2つの枠体側壁に跨らせこの
    2つの枠体側壁のコーナ付近上部にかしめ結合し、上記
    コーナプレートに一体加工した固定部に上記上面板を固
    定した洗濯機において、上記固定部は、上記かしめ結合
    の箇所の内側から上方へ延ばすことにより形成したこと
    を特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 上記固定部の先端は外側へ屈曲させると
    ともに更に下方へ屈曲させ、この下方屈曲部に外側から
    上記上面板を介してネジを螺合することにより上記下方
    屈曲部に上面板を固定したことを特徴とする請求項1に
    記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 上記コーナプレートにて、上記洗濯機外
    装内の洗濯槽を吊り下げ支持する吊り棒の上端を支持す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 側壁を構成する枠体と、この枠体の上部
    に装着された上面板とから、洗濯機外装を構成し、且
    つ、この洗濯機外装に被固定部をネジで固定し、このネ
    ジをキャップで覆う洗濯機において、上記キャップの裏
    面に、キャップの押圧にて上記ネジの頭部のほぼ全周に
    係合するほぼリング状の係合部を形成したことを特徴と
    する洗濯機。
  5. 【請求項5】 側壁を構成する枠体と、この枠体の上部
    に装着された上面板とから、洗濯機外装を構成し、且
    つ、この洗濯機外装に形成された作業用の側面開口を塞
    ぐ蓋をネジで上記枠体に固定し、このネジをキャップで
    覆う洗濯機において、上記キャップの裏面に、キャップ
    の押圧にて上記ネジの頭部のほぼ全周に係合するほぼリ
    ング状の係合部を形成したことを特徴とする洗濯機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7275398B2 (en) 2002-11-28 2007-10-02 Lg Electronics Inc. Washing machine
CN107385794A (zh) * 2017-08-31 2017-11-24 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机控制盘座及固定方法

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