JP2006038268A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングを組み立てる際のネジ締め作業を軽減して組立を容易とすると共に、空気調和機本体の保守点検等の際の前板の付け外しを円滑に行うことができ、しかも外観の体裁を良好に維持することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機本体を収容するハウジングを、後板と、後板の左右の側端に一体に連設された一対の側板4と、両側板4の前端に連結される前板5と、天板とにより構成する。側板5の前端に第1内曲げフランジ部7を設け、上部側に取っ手部材8を設ける。天板に取っ手部材8と第1内曲げフランジ部7との間に介在する連結部32を設ける。前板5の左右の側端に第2内曲げフランジ部16を設ける。取っ手部材8の前側部内部から前方に向かってネジ部材10を挿入螺着し、天板の連結部32、第1内曲げフランジ部7及び第2内曲げフランジ部16を一体的にネジ止め連結する。
【選択図】図8

Description

本発明は、温風暖房機等の空気調和機に関する。
従来、空気調和機のハウジングとしては、下記特許文献1に見られるように、内部に収容された空気調和機本体の前側を覆う前板と、空気調和機本体の左右側を覆う両側板とを別部品化して、ハウジングの組立性を向上すると共に前板の取り外しを容易に行うことができるようにしたものが知られている。
下記特許文献1のものにおいては、底板に左側板と右側板とをネジ止めし、次いで前板を取り付けた後、天板を取り付ける。前板は、その上部の左右側位置に互いに内側に延設された一対のリブを備え、両側板には、各リブに係合する孔が形成されている。そして、各リブを各側板の孔に係合させるときには、左側板と右側板とが底板にネジ止めされた状態で、両側板を弾性を利用して少し内側に倒し、前板の各リブを各側板の孔に挿通させる。その後、前板を底板にネジ止めする。天板は箱型に形成されており、各リブと各孔との係合位置を覆い隠すようにして後板等にネジ止めされる。
また、ハウジングの内部に収容された空気調和機本体の保守点検等を行う際に前板を取り外すときには、先ず、天板を取り外し、次いで、前板と底板とのネジ止めを解除する。続いて、両側板を弾性を利用して少し内側に倒し、前板の各リブを両側板の各孔から離脱させる。
しかし、上記従来の構成によると、前板と両側板との連結時、及び両側板から前板の取り外し時には、毎回両側板をそれ自体の弾性を利用して少し内側に倒す作業が必要となる。このため、ハウジングの内部に空気調和機本体を収容した状態であっても両側板が内側に倒せるだけの空間が必要となり、ハウジングが比較的大きくなる不都合がある。また、前板を取り外す度に両側板を内側に倒すと、両側板の復元が不十分となってハウジングに歪みが生じ、連結部分に段差が生じて外観上の体裁が悪くなる不都合がある。
更に、前板と両側板とを各リブと各孔との係合によって、取り付け及び取り外し容易な連結状態を形成しても、底板と前板とのネジ止めや天板のネジ止めといった比較的離れた位置での複数のネジの付け外しが必要であるため作業性が悪い不都合がある。
特開平9−145096号公報
かかる不都合を解消して、本発明は、ハウジングを組み立てる際のネジ締め作業を軽減して組立を容易とすると共に、空気調和機本体の保守点検等の際の前板の付け外しを円滑に行うことができ、しかも外観の体裁を良好に維持することができる空気調和機を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、空気調和機本体と、該空気調和機本体を収容するハウジングとを備える空気調和機において、前記ハウジングは、空気調和機本体の後部を覆う後板と、該後板の左右の側端に一体に連設されて空気調和機本体の左右の側部を覆う一対の側板と、両側板の前端に着脱自在に連結されて空気調和機本体の前部を覆う前板と、空気調和機本体の上部を覆う天板とを備え、前記側板は、該側板の前端に沿って形成された第1内曲げフランジ部と、該側板の上部側に形成された取っ手用開口部と、該取っ手用開口部に挿着されたカップ状の取っ手部材とを備え、前記天板は、その下方に延設されて前記取っ手部材の前側部と前記第1内曲げフランジ部との間に介在する連結部を備え、前記前板は、その左右の側端に形成されて前記第1内曲げフランジ部に当接重合する第2内曲げフランジ部を備え、前記取っ手部材の前側部内部から前方に向かってネジ部材が挿入螺着され、該ネジ部材により天板の連結部、第1内曲げフランジ部及び第2内曲げフランジ部が一体的にネジ止め連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、天板の連結部と第1内曲げフランジ部と第2内曲げフランジ部とが、取っ手部材の前側部内部から前方に向かって挿入螺着されたネジ部材によって共に連結されるので、天板と側板と前板との連結状態を強固に維持することができる。しかも、左右一箇所ずつのネジ締め作業で天板と側板と前板とを連結でき、組立が容易となるため生産性が向上する。更に、空気調和機本体の保守点検等のために前板を取り外す際にも、前記ネジ部材を外すだけで容易に前板を分離させることができるので、保守点検等の作業を効率よく行うことができる。また、天板と側板と前板とを連結するネジ部材は、取っ手部材の前側部内部から前方に向かって挿入螺着されることから、ネジ部材がカップ状の取っ手部材の内側に隠されて外観に現れず、体裁が良好になる。
また、本発明においては、前記前板の第2内曲げフランジ部には、前記側板に向かって突出する係合爪部が設けられ、前記側板の第1内曲げフランジ部には、前記係合爪部に係合する係合孔が設けられて、係合爪部と係合孔との係合により前板と側板とが互いに連結され、前記前板には、その上端に沿って形成された第3内曲げフランジ部と、該第3内曲げフランジ部に貫通形成された貫通孔とが設けられ、前記天板には、前記貫通孔を貫通して先端が第3内曲げフランジ部の下方に突出する突出部が設けられて、突出部と貫通孔との係合により天板と前板とが互いに連結されることを特徴とする。
これによれば、前板の係合爪部が側板の係合孔に係合し、前板の貫通孔に天板の突出部が貫通係合するので、前記ネジ部材によるネジ止めだけで、前板、側板及び天板が確実に連結される。しかも、前板の係合爪部と側板の係合孔との係合により、前板の左右側端が左右方向に広がるような変形を防止することができ、前板の貫通孔と天板の突出部との係合により、前板の上端が前方に張り出すような変形を防止することができるので、ハウジングの外観上の一体感を良好に維持することができる。
また、本発明において、前記係合爪部は、前記第2内曲げフランジ部に沿って上下方向に所定間隔を存して複数設けられており、前記係合孔は、前記第1内曲げフランジ部の各係合爪部に対応する位置に複数設けられており、最下部の係合爪部は、後方に向かって水平に延びる水平延出部と該水平延出部の先端部から下方に向かって延びる下方延出部とによって鉤型状に形成され、最上部の係合爪部は、後方に向かって上縁と下縁とが互いに接近する方向に傾斜する側面視台形状に形成されていることを特徴とする。
本発明においてハウジングを組立る際には、天板の取り付けに先立って、両側板に前板を取り付ける。このとき、先ず、両側板の最下部の係合孔に、前板の最下部の係合爪部を差し込む。続いて、前板を起立させ、前板の最上部の係合爪部を両側板の最上部の係合孔に差し込む。この際には、前板が最下部の係合爪部を介して最下部の係合孔に位置決めされた状態とされ、しかも、最上部の係合爪部が後方に向かって上縁と下縁とが互いに接近する方向に傾斜する側面視台形状に形成されていることにより、最上部の係合爪部が最上部の係合孔に引っ掛かることがなく、その差し込み作業を円滑に行うことができる。
続いて、前板を両側板に沿って少し下方に摺動させる。これによって、最下部の係合爪部の下方延出部が最下部の係合孔を経て裏側に回りこみ、最下部の係合孔の上縁が係合爪部の水平延出部の下縁に当接し、最下部の係合爪部が最下部の係合孔に抜け止め状態で係合される。
その後、上方から天板を取り付け、その際に、天板の突出部を前板の第3内曲げフランジ部の貫通孔に貫通係合させ、前記ネジ部材によるネジ止め作業を行う。このように、本発明によれば、前板を両側板に取り付ける作業を極めて容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の空気調和機のハウジングの構成を示す説明的分解斜視図、図2は一方の第1内曲げフランジ部の要部を示す説明図、図3は前板の内面側を示す説明図、図4は天板の正面図、図5は前板の取り付け工程を示す説明図、図6は前板の取り付け工程における係合爪部と係合孔との係合状態を示す説明図、図7は天板と前板との連結状態を示す説明的断面図、図8はネジ部材による両側板と前板と天板との連結状態を示す説明的断面図である。
本実施形態の空気調和機は、空気調和機本体(図示しない)と、空気調和機本体を収容するハウジング1とを備えている。ハウジング1は、図1に示すように、底板2と、後板3と、一対の側板4と、前板5と、天板6とによって組み立てられる。底板2と天板6とは合成樹脂により形成されている。両側板4は後板3の左右の側縁に一体に連設され、後板3及び両側板4と前板5とは金属製薄板により形成されている。各側板4には、その前端に沿って第1内曲げフランジ部7が形成されている。また、各側板4の上部側面には、カップ状の取っ手部材8が、取っ手用開口部9を介して挿着される。取っ手部材8は、その前側部の内部から前方に向かってネジ部材10が挿通してネジ止めされるネジ用孔11が形成されている。
第1内曲げフランジ部7には、図1及び図2に示すように、上下方向に沿って所定間隔を存して3つの係合孔(第1係合孔12、第2係合孔13、第3係合孔14)が形成され、第1係合孔12の上方位置には前記ネジ部材10が挿通してネジ止めされるネジ用孔15が形成されている。
前板5には、図1及び図3に示すように、左右の側端に沿って第2内曲げフランジ部16が形成されている。第2内曲げフランジ部16は、第1内曲げフランジ部7に当接して重合するように設けられており、第1内曲げフランジ部7に形成された第1係合孔12、第2係合孔13、及び第3係合孔14に夫々対向する位置に第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19が形成されている。また、図3に示すように、第2内曲げフランジ部16における第1係合爪部17の上方位置には前記ネジ部材10が挿通してネジ止めされるネジ用孔20が形成されている。
図6(a)及び図6(b)を参照して、第2内曲げフランジ部16の最上部に位置する第1係合爪部17は、上縁21と下縁22とが後方に向かって次第に接近する方向に傾斜する側面視台形状に形成されている。第2係合爪部18は、上縁23が下方に向かって次第に傾斜する傾斜延出部24と傾斜延出部24の先端部から下方に向かって延びる下方延出部25とによって鉤型状に形成されており、下方延出部25と第2内曲げフランジ部16の内面側との間に、第1内曲げフランジ部7の第2係合孔13の下部が挿入可能な空隙が形成されている。最下部に位置する第3係合爪部19は、水平方向に延びる水平延出部26と水平延出部26の先端部から下方に向かって延びる下方延出部27とによって鉤型状に形成されており、下方延出部27と第2内曲げフランジ部16の内面側との間に、第1内曲げフランジ部7の第3係合孔14の下部が挿入可能な空隙が形成されている。
一方、図2に示すように、第1内曲げフランジ部7の第1係合孔12、第2係合孔13、及び第3係合孔14は、第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19の肉厚より広い幅寸法で上下方向に延び、下方位置において次第に幅狭となって、第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19の肉厚と略同じ幅寸法となる幅狭部28が形成されている。これによって、第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19が、夫々第1係合孔12、第2係合孔13、及び第3係合孔14に係合したとき、幅狭部28に挟持されて左右方向のがたつきが防止される。
また、図1に示すように、前板5には、その上端に沿って第3内曲げフランジ部29が形成されている。第3内曲げフランジ部29には、複数の(本実施形態では3つの)貫通孔30が所定間隔を存して形成されている。
天板6は、図1に示すように、天面側に操作部31を支持し、図4に示すように、左右の端部に下方に延出された連結部32を備えている。連結部32は、後述するように取っ手部材8の前側部と第1内曲げフランジ部7との間に介入する。連結部32には、取っ手部材8の前側部と第1内曲げフランジ部7との間に介在したとき、前記ネジ部材10が挿通してネジ止めされるネジ用孔33が形成されている。また、天板6の前側下部には、前板5の第3内曲げフランジ部29の各貫通孔30に挿通されて係合する複数の(本実施形態では3つの)突出部34が形成されている。各突出部34は、図7に示すように、各貫通孔30に挿通されたとき、各突出部34の先端(下端)が各貫通孔30の下方に僅かに突出するような突出量に形成されている。
次に、以上の構成からなるハウジング1の組み立て手順を説明する。先ず、底板2に後板3及び両側板4の下端をネジ止め固定し、両側板4の取っ手用開口部9に取っ手部材8を取り付ける。次いで、両側板4の前端側に前板5を取り付ける。前板5は、図5(a)に示すように、傾斜させた状態で第3係合爪部19を側板4の第3係合孔14に挿入させる。このとき、前板5の下縁と底板2との間に間隙が形成されるように、前板5を少し上方に持ち上げた状態とする。第3係合爪部19に第3係合孔14が挿入されたことによって、前板5が取り付け方向に位置決めされ、図6(a)に示すように、第1係合爪部17と第1係合孔12とが正確に対向すると共に、第2係合爪部18と第2係合孔13とが正確に対向する。そして、前板5を起立方向に移動させ、第2係合爪部18を第2係合孔13に挿入し、第1係合爪部17を第1係合孔12に挿入する。このとき、第2係合爪部18の傾斜延出部24の上縁23が傾斜していることにより、第2係合孔13の上下の内縁との干渉もなく円滑に第2係合孔13に挿入できる。同じように、第1係合爪部17は、その上縁21と下縁22とが後方に向かって次第に接近する方向に傾斜する側面視台形状に形成されていることにより、第1係合孔12の上下何れの内縁に接しても、円滑に挿入方向に案内される。このようにして、第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19が、第1係合孔12、第2係合孔13、及び第3係合孔14に挿入されると、図5(b)に示すように、前板5が両側板4の前端側に密着し、第1内曲げフランジ部7と第2内曲げフランジ部16とが当接して重合状態となる。
続いて、前板5を両側板4の前端に沿って下方に摺動させ、図5(c)に示すように、前板5の下縁を底板2に密着させる。これにより、第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19が、第1係合孔12、第2係合孔13、及び第3係合孔14に挿入された状態で下方に移動し、図6(b)に示すように、第3係合爪部19の水平延出部26の下縁が第3係合孔14の下端内縁に当接する。
なお、このとき、第2係合爪部18の下方延出部25の内側縁が第1内曲げフランジ部7の内側に当接して抜け止めされる一方、第2係合爪部18の水平延出部24の下縁は第2係合孔13の下端内縁との間に僅かな間隙が形成され、これによって、前板5の取り付け状態を維持しつつ前板5を取り外す際に第2係合孔13からの第2係合爪部18の脱出が円滑に行われるようになっている。また、第1係合爪部17においては、第1係合孔12に挿入状態で前板5の左右への広がり変形が確実に防止することができ、しかも、第1係合爪部17が側面視台形状であることにより前板5を取り外す際に第1係合孔12からの第1係合爪部17の脱出を円滑に行うことができる。更に、第1係合爪部17、第2係合爪部18、及び第3係合爪部19は、第1係合孔12、第2係合孔13、及び第3係合孔14の幅狭部28に係合され、前板5の横振れ等が防止される。
次いで、図5(c)に示すように、上方から天板6を取り付ける。このとき先ず、図7に示すように、天板6の突出部34が前板5の第3内曲げフランジ部29に形成された貫通孔30に挿通係合される。更に、図8に示すように、天板6の連結部32が取っ手部材8の前側部と第1内曲げフランジ部7との間に介入される。そして、取っ手部材8の前側部内部から前方に向かってネジ部材10が挿入螺着され、ネジ部材10により天板6の連結部32、第1内曲げフランジ部7及び第2内曲げフランジ部16が一体的にネジ止め連結されることによって、側板4、前板5及び天板6がネジ部材10のみにより互いに連結固定される。
このように、ネジ部材10のみにより側板4、前板5及び天板6が連結されることにより、組み立ての際のネジ締め作業が軽減でき、組み立て作業を効率よく行うことができる。また、前板5を取り外す際にも、このネジ部材10を取り外せばよく、保守点検等に係る作業性も良好である。更に、ネジ部材10は、取っ手部材8の前側部内部から前方に向かって挿入螺着されることによって、取っ手部材8の内側に隠されて外観に現れないので、ハウジング1の外観上の体裁を良好とすることができる。
本発明の一実施形態の空気調和機のハウジングの構成を示す説明的分解斜視図。 一方の第1内曲げフランジ部の要部を示す説明図。 前板の内面側を示す説明図。 天板の正面図。 前板の取り付け工程を示す説明図。 前板の取り付け工程における係合爪部と係合孔との係合状態を示す説明図。 天板と前板との連結状態を示す説明的断面図。 ネジ部材による両側板と前板と天板との連結状態を示す説明的断面図。
符号の説明
1…ハウジング、3…後板、4…側板、5…前板、6…天板、7…第1内曲げフランジ部、8…取っ手部材、9…取っ手用開口部、10…ネジ部材、12…第1係合孔(係合孔)、13…第2係合孔(係合孔)、14…第3係合孔(係合孔)、16…第2内曲げフランジ部、17…第1係合爪部(係合爪部)、18…第2係合爪部(係合爪部)、19…第3係合爪部(係合爪部)、26…水平延出部、27…下方延出部、29…第3内曲げフランジ部、30…貫通孔、32…連結部、34…突出部。

Claims (3)

  1. 空気調和機本体と、該空気調和機本体を収容するハウジングとを備える空気調和機において、
    前記ハウジングは、空気調和機本体の後部を覆う後板と、該後板の左右の側端に一体に連設されて空気調和機本体の左右の側部を覆う一対の側板と、両側板の前端に着脱自在に連結されて空気調和機本体の前部を覆う前板と、空気調和機本体の上部を覆う天板とを備え、
    前記側板は、該側板の前端に沿って形成された第1内曲げフランジ部と、該側板の上部側に形成された取っ手用開口部と、該取っ手用開口部に挿着されたカップ状の取っ手部材とを備え、
    前記天板は、その下方に延設されて前記取っ手部材の前側部と前記第1内曲げフランジ部との間に介在する連結部を備え、
    前記前板は、その左右の側端に形成されて前記第1内曲げフランジ部に当接重合する第2内曲げフランジ部を備え、
    前記取っ手部材の前側部内部から前方に向かってネジ部材が挿入螺着され、該ネジ部材により天板の連結部、第1内曲げフランジ部及び第2内曲げフランジ部が一体的にネジ止め連結されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記前板の第2内曲げフランジ部には、前記側板に向かって突出する係合爪部が設けられ、前記側板の第1内曲げフランジ部には、前記係合爪部に係合する係合孔が設けられて、係合爪部と係合孔との係合により前板と側板とが互いに連結され、
    前記前板には、その上端に沿って形成された第3内曲げフランジ部と、該第3内曲げフランジ部に貫通形成された貫通孔とが設けられ、前記天板には、前記貫通孔を貫通して先端が第3内曲げフランジ部の下方に突出する突出部が設けられて、突出部と貫通孔との係合により天板と前板とが互いに連結されることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記係合爪部は、前記第2内曲げフランジ部に沿って上下方向に所定間隔を存して複数設けられており、
    前記係合孔は、前記第1内曲げフランジ部の各係合爪部に対応する位置に複数設けられており、
    最下部の係合爪部は、後方に向かって水平に延びる水平延出部と該水平延出部の先端部から下方に向かって延びる下方延出部とによって鉤型状に形成され、
    最上部の係合爪部は、後方に向かって上縁と下縁とが互いに接近する方向に傾斜する側面視台形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
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