JP3062624U - 地下構造物用開蓋工具 - Google Patents
地下構造物用開蓋工具Info
- Publication number
- JP3062624U JP3062624U JP1999002036U JP203699U JP3062624U JP 3062624 U JP3062624 U JP 3062624U JP 1999002036 U JP1999002036 U JP 1999002036U JP 203699 U JP203699 U JP 203699U JP 3062624 U JP3062624 U JP 3062624U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- hook
- opening
- tool
- projection
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- Expired - Lifetime
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手鈎穴の切欠部と小開口のどちらに係合鈎を
差し込んだときでも蓋受け枠を支点とした開蓋作業を可
能にする。 【構成】 係合鈎12を切欠部22に差し込み、中間部
24に作用させるときに蓋受け枠25に接して支点とな
る第1の突起13を工具本体11の端部の一側面に設け
るとともに、係合鈎12を小開口23に差し込み、中間
部24に作用させるときに蓋受け枠25に接して支点と
なる第2の突起14を工具本体11の端部の他側面に設
ける。
差し込んだときでも蓋受け枠を支点とした開蓋作業を可
能にする。 【構成】 係合鈎12を切欠部22に差し込み、中間部
24に作用させるときに蓋受け枠25に接して支点とな
る第1の突起13を工具本体11の端部の一側面に設け
るとともに、係合鈎12を小開口23に差し込み、中間
部24に作用させるときに蓋受け枠25に接して支点と
なる第2の突起14を工具本体11の端部の他側面に設
ける。
Description
【0001】
本考案は蓋体の縁を切り欠いた切欠部とそれより僅か内方に連通して形成され た小開口とよりなる手鈎穴を利用して、地下構造物の蓋体の開蓋作業を行うため に、手鈎穴に差し込んで切欠部と小開口との間の中間部に当接可能な係合鈎を先 端に有する棒状の開蓋工具に関するものである。
【0002】
この種の工具には、例えば実公平7−43185号の考案に記載されたものが あり、その工具は手鈎穴の切欠部側から先端の係合鈎を差し込んだときに蓋受け 枠に接して支点となる後側突起部を有する。しかし、切欠部には小石等の異物が 入り込むことがあり、その場合、係合鈎が差し込めず、異物を取り除かなければ 開蓋作業を行えないという問題があった。
【0003】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は手鈎穴の切欠部 と小開口のどちらに係合鈎を差し込んだときでも蓋受け枠を支点とした開蓋作業 を可能にすることである。
【0004】
前記の課題を解決するため本考案は、係合鈎を切欠部に差し込み中間部に作用 させるときに蓋受け枠に接して支点となる第1の突起を工具本体先端部の一側面 に設けるとともに、係合鈎を小開口に差し込み中間部に作用させるときに蓋受け 枠に接して支点となる第2の突起を工具本体先端部の他側面に設けるという手段 を講じたものである。
【0005】
本考案の地下構造物用開蓋工具は、蓋体の縁を切り欠いた切欠部と、それより も蓋体の僅か内方に形成された、小開口とより成る手鈎穴を利用して、蓋体を蓋 受枠から外し、マンホール口を開く開蓋作業に用いられる。
【0006】 切欠部と小開口に求められる条件は、棒状の開蓋工具の先端の係合鈎を差し込 める大きさ、形状を有することであり、それらの具体的形態は任意である。小開 口と切欠部との間には、開蓋工具の先端の係合鈎を差し込んだときに当接可能な 中間部が必要である。中間部は開蓋工具による開蓋作業において、梃子作用の作 用点となるべき部分である。
【0007】 開蓋工具は棒状の工具本体を有し、その先端に上記係合鈎が設けられる。他の 部分は梃子作用の力点となるべき部分であるので、期待する作用力と、取り扱い 性とを考慮して適当な長さに決められる。係合鈎は、前記手鈎穴の中間部に引っ 掛けられる、いわゆる鈎状に彎曲した形状を有する。
【0008】 このような係合鈎を切欠部に差し込み、中間部に作用させるときに、蓋受け枠 に接して支点となる第1の突起を工具本体端部の一側面に設ける。この第1の突 起は、前記した従来例における後側突起部と同様の目的、機能を有するので、切 欠部だけを有する蓋体の開放も可能である(図2右参照)。さらに本考案では、 係合鈎を小開口に差し込み、中間部に作用させるときに蓋受け枠に接して支点と なる第2の突起を工具本体端部の他側面に設けている。
【0009】 第2の突起は、係合鈎と同程度若しくはそれ以上に突出していることが望まし い。しかし第1の突起は、工具本体から明確に突出していれば、それで充分であ る。
【0010】
以下図面を参照して本考案をより詳細に説明する。本考案の開蓋工具10は棒 状の本体11を有し、その先端は鈎状に曲げられ、蓋体20の手鈎穴21に差し 込む係合鈎12となっている。
【0011】 係合鈎12は、手鈎穴21を構成する切欠部22と小開口23のどちらにも差 し込むことができ、かつ差し込んだ状態では、先端が切欠部22と小開口23と の間の中間部24に当接可能である。図4(a)、(b)に示すように係合鈎1 2を手鈎穴21に差し込み、開蓋作業に入るときには彎曲状の係合鈎12が中間 部24の下側に引っ掛かるように形成されている。
【0012】 係合鈎12を手鈎穴21に差し込み、開蓋作業を実施したときに、開蓋工具1 0に梃子作用の支点を提供するために第1の突起13と第2の突起14が工具本 体11の先端部に設けられる。工具本体11の先端は彎曲した係合鈎12である ので、第1の突起13、第2の突起14はそれよりも使用状態において上方に設 けられる。
【0013】 第1の突起13は前記した従来例の場合と同様に、切欠部22に係合鈎12を 差し込んだときに蓋受け枠25に当接して支点を提供する位置に設けられる。他 方、第2の突起14は小開口23に係合鈎12を差し込んで梃子作用を行うとき に蓋受け枠25に当接して支点となる位置に設けられる。故に、係合鈎12が設 けられている側を工具本体11の前側とすると、第1の突起13は後側に、第2 の突起14は前側に位置するので、作業中、工具本体11を軸回りに回転させる だけで、第1、第2の各突起13、14を自由に選択することができる。
【0014】 図中、15は係合鈎12のやや上部左右の工具本体11に設けられた側方突起 であり、蓋体上面に接して蓋体20のふら付きを防止する。また、16は工具本 体11の他端に設けられたこじり部で、蓋体20に設けられる図外のこじり穴に 対して使用される。また、17はハンドルであり、工具本体11の他端寄りに設 けられており、係合鈎12を作用点とする梃子の、主として力点となる部分であ る。
【0015】 故に係合鈎12を切欠部22に差し込み、先端を中間部24の下側に引っ掛け ると、第1の突起13が蓋受け枠25の上端26に接する(図4(a))。その まま工具本体11を外下方へ倒すことにより、中間部24に梃子作用力が働き、 蓋体20をこじ開けることができる。
【0016】 しかし、手鈎穴21に異物27が嵌まり込み切欠部22に係合鈎12を差し込 めない場合には、小開口23に係合鈎12を差し込んで先端を中間部24の下側 に引っ掛けると、より大きく突出した第2の突起14が蓋受け枠25の上端26 に当接可能となる(図4(b))。故にそのまま工具本体11を外下方へ倒すと 梃子作用力を働かせて開蓋可能となる。
【0017】 なお、切欠部22′だけを有する蓋体20の開蓋も可能であることは既に触れ たが、その開蓋法を示せば図5、図6の通りである。この場合、係合鈎12の先 端は切欠部22′の内壁部28に当接するので、同部を作用点として開蓋作用が なされる。逆に同様の内壁部28を有するものであれば、小開口だけを有する穴 付きの蓋体についても本工具による開蓋作業が可能となる。
【0018】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、手鈎穴の切欠部と 小開口のどちらにも先端の係合鈎を差し込んで、蓋受け枠に第1の突起又は第2 の突起を接しさせて支点とし、梃子作用による開蓋作業を可能とするので作業性 が著しく良好でありかつ実用性が高いという効果を奏する。
【図1】本考案に係る地下構造物用開蓋工具の1実施例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】同上工具と地下構造物とを示す斜視図。
【図3】蓋体の要部平面図。
【図4】(a)第1の突起による開蓋状態を示す断面
図。 (b)第2の突起による開蓋状態を示す断面図。
図。 (b)第2の突起による開蓋状態を示す断面図。
【図5】切欠部のみからなる手鈎穴を持つ蓋体要部の平
面図。
面図。
【図6】図5の蓋体に対する開蓋状態を示す断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 蓋体の縁を切り欠いた切欠部とそれより
僅か内方に連通して形成された小開口とよりなる手鈎穴
を利用して、地下構造物の蓋体の開蓋作業を行うため
に、手鈎穴に差し込んで切欠部と小開口との間の中間部
に当接可能な係合鈎を先端に有する棒状の開蓋工具であ
って、係合鈎を切欠部に差し込み中間部に作用させると
きに蓋受け枠に接して支点となる第1の突起を工具本体
端部の一側面に設けるとともに、係合鈎を小開口に差し
込み中間部に作用させるときに蓋受け枠に接して支点と
なる第2の突起を工具本体端部の他側面に設けたことを
特徴とする地下構造物用開蓋工具。 - 【請求項2】 第2の突起は係合鈎と同側面に設けら
れ、かつ係合鈎と同程度若しくはそれ以上に突出してい
る請求項1記載の地下構造物用開蓋工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999002036U JP3062624U (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 地下構造物用開蓋工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999002036U JP3062624U (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 地下構造物用開蓋工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062624U true JP3062624U (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=43196361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999002036U Expired - Lifetime JP3062624U (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 地下構造物用開蓋工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3062624U (ja) |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP1999002036U patent/JP3062624U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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