JPH0446663Y2 - - Google Patents

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JPH0446663Y2
JPH0446663Y2 JP10611587U JP10611587U JPH0446663Y2 JP H0446663 Y2 JPH0446663 Y2 JP H0446663Y2 JP 10611587 U JP10611587 U JP 10611587U JP 10611587 U JP10611587 U JP 10611587U JP H0446663 Y2 JPH0446663 Y2 JP H0446663Y2
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JP
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inner plate
container
container body
peripheral wall
peripheral
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JP10611587U
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JPS6411112U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧料等を収容した中皿の取り外し
を容易にする取り外し構造を備えたコンパクト容
器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の中皿取り外し構造を備えたコン
パクト容器としては、容器本体に嵌合保持されて
いる中皿が、化粧料の交換などの必要が生じた場
合に取り外しできるように、容器本体の底部に小
さな貫通孔を設け、この貫通孔に針やピンのごと
き取り外し用の道具を外側から突き通し、内部の
中皿を突き上げて容器本体側から抜くようにして
取り外す構造のものが一般的である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ピン等のような取り外し道具で
中皿を突き上げる方法では、容器本体に嵌合保持
されている中皿の取り外しが容易ではない。
本考案は、このような従来のコンパクト容器に
おける中皿の取り外し構造の問題点に鑑みなされ
たものであり、中皿を容器本体側から容易に取り
外しができるようにしたコンパクト容器の提供を
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、かかる従来の問題点を解決して目的
を達成するために次なる構成とした。
即ち、本考案のコンパクト容器は、容器本体1
0および蓋体20がそれぞれの後側周壁11A,
21A同士のヒンジ結合によつて蝶開自在であ
り、容器本体10の内部に中皿30が嵌合保持さ
れている。
前記中皿30の周囲には容器本体10の周壁1
1の上面に当接する周鍔部32を設けると共に、
この周鍔部32には下方に向かつて係合爪部33
が設けられている。
一方、容器本体10には周壁11の内面に前記
係合爪部33が係合する係止爪14を設けてあ
る。また,ヒンジ結合部近傍の周壁11に切り込
み凹部12が設けられ、この切り込み凹部12の
底部には容器内方に向かつて下る段差部13が形
成してある。
そして、切り込み凹部12がこの上部開口側を
前記中皿30の周鍔部32によつて閉じられて窓
穴状となるように形成されている。
〔作用〕
中皿30が容器本体10に係合保持された状態
で、この中皿30を取り外す際、容器本体10側
の切り込み凹部12と中皿30側の周鍔部32と
によつて形成される窓穴状の内部に、例えば通貨
コインのごとき取り外し小道具を挿し入れ、切り
込み凹部12の段差部13の角部をてこの支点に
し、周鍔部32との当接点を作用点にしてコイン
を回動させる。このコインの回動によつて中皿3
0が取り外しできる状態に持ち上げられる。
〔実施例〕
以下、本考案によるコンパクト容器の一実施例
について図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第3図において、容器本体10および
蓋体20はそれぞれの後側周壁11A,21A同
士をヒンジ部40による結合で蝶開自在となつて
いる。容器本体10の構造は、第1図で明らかな
ように、後側の周壁11Aに上縁から凹状に切り
込む形で切込み凹部12が設けられている。この
切り込み凹部12の底部には一段下がつた段差部
13が形成され、容器本体10の内方に向かつて
下る階段状となつている。切り込み凹部12の幅
寸法は、例えば通貨コインC(第3図参照)等が
係合できる程度のものとなつている。また、周壁
11Aの内面には、切り込み凹部12の両側に1
個づつ、第2図に示す中皿30を嵌合保持せしめ
るための係止爪14,14の一対が設けられ、こ
れと同様な係止爪を前方側の周壁11Bの内面に
も一対設けてある。この周壁11Bには閉じた蓋
体20をロツクするためのロツク釦15が備わつ
ている。
蓋体20側においては、この周壁21Bの内面
に容器本体10側のロツク釦15に係合するロツ
ク爪22が突出して設けられ、内面には鏡23が
設けられた構造となつている。
一方、容器本体10には周壁11に嵌合して化
粧料等の収納用中皿30が保持される。この中皿
30の収納部31の周囲には周鍔部32が設けら
れ、この周鍔部32を容器本体10の周壁11の
上面に当接させて、嵌合保持されるようになつて
いる。また、中皿30の外側には、容器本体10
側の係止爪14に対応する前後の位置で、それぞ
れ一対づつの係合爪部33が下方に向かつて突設
され、双方の係止爪14と係合爪部33とが互い
に係合して、中皿30の容器本体10への嵌合を
ロツクするようになつている。更に、中皿30の
前後の各位置では、一対の係合爪部33,33の
中間位置にコインCの先端が突き当たるようにし
た突当て片34が突設されている。この突当て片
34にはコインCの先方が当接したときに、係合
して滑らないように凹部34aが設けてある。
次に、第1図に示すように、係止爪14に係合
爪部33が係合し、中皿30が容器本体10に嵌
合保持された状態から、この中皿30を取り外す
態様を説明する。
容器本体10内に中皿30が嵌合保持された状
態では、切り込み凹部12がこの上部開口端に被
さる中皿30の周鍔部32によつて閉じられて、
四角の窓穴状となつている。この窓穴状の切り込
み凹部12に係合できる程度の例えば通貨コイン
Cを用意し、このコインCを切り込み凹部12に
挿し入れる。コインCの先端を段差部13に落と
し込んで突当て片34に当接させ、段差部13の
角部をてこ支点にして、コインCの後端を矢印A
方向の反時計回りへ回動させる。
コインCの回動によつて、コインCの上面が中
皿30の周鍔部32に当接し、コインCをてこに
見立てた作用力が中皿30側に働き、この作用力
によつて中皿30側の係合爪部33が容器本体1
0側の係止爪14から外れる。即ち、中皿30が
容器本体10から取り出せる状態に持ち上げられ
る。
中皿30を再び容器本体10に嵌合保持させる
場合は、係合爪部33を係止爪部14に係合させ
るようにして、ワンタツチで中皿30を容器本体
10内に落とし込む。こうして保持された中皿3
0は多少の力を加えられても、容器本体10から
外れるようなことはなく、先に述べた従来の容器
本体10と中皿30のように、底部同士を互いに
接着保持するような手段を必要としない。
なお、中皿30の取り外し用道具として実施例
の場合は通貨コインCを用いたが、この通貨コイ
ンCに代わる種々の小道具が用いられることは勿
論である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によるコンパクト
容器は、従来のように容器本体側の中皿取り外し
用の貫通孔に挿通させる小道具が、針やピンのご
とき特定のものに限定されるのに対し、身近に調
達できる通貨コイン等の周辺の小道具をてこ部材
として用い、中皿を容器本体から簡単に取り外す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案によるコンパクト容器
の一実施例を示し、第1図は通貨コインを用いて
中皿を取り外す態様の断面図、第2図はヒンジ結
合された容器本体と蓋の斜視図、第3図a,bは
中皿の底面図およびこの図のX−X線による断面
図である。 10……容器本体、11……容器本体の側壁、
11A……後側壁、11B……前側壁、12……
切り込み凹部、13……段差部、14……係止
爪、20……蓋体、30……中皿、32……周鍔
部、33……係合爪部、34……突当て片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体10および蓋体20がそれぞれの後側
    周壁11A,21A同士のヒンジ結合によつて蝶
    開自在であり、容器本体10の内部に中皿30が
    嵌合保持されるコンパクト容器であつて、前記中
    皿30の周囲には容器本体10の周壁11の上面
    に当接する周鍔部32を設けると共に、この周鍔
    部32には下方に向かつて係合爪部33を設け、
    一方、容器本体10には周壁11の内面に前記係
    合爪部33が係合する係止爪14を設け、且つ、
    ヒンジ結合部近傍の周壁11に切り込み凹部12
    を設けて、この切り込み凹部12の底部には容器
    内方に向かつて下る段差部13が形成してあり、
    切り込み凹部12の上部開口側を前記中皿30の
    周鍔部32によつて閉じて窓穴状となるように形
    成したことを特徴とするコンパクト容器。
JP10611587U 1987-07-10 1987-07-10 Expired JPH0446663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10611587U JPH0446663Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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JP10611587U JPH0446663Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6411112U JPS6411112U (ja) 1989-01-20
JPH0446663Y2 true JPH0446663Y2 (ja) 1992-11-04

Family

ID=31339337

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JP10611587U Expired JPH0446663Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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JPS6411112U (ja) 1989-01-20

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