JPS6138483Y2 - - Google Patents

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JPS6138483Y2
JPS6138483Y2 JP16248581U JP16248581U JPS6138483Y2 JP S6138483 Y2 JPS6138483 Y2 JP S6138483Y2 JP 16248581 U JP16248581 U JP 16248581U JP 16248581 U JP16248581 U JP 16248581U JP S6138483 Y2 JPS6138483 Y2 JP S6138483Y2
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container
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JP16248581U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は蓋体の開成をワンタツチで行うこと
ができる化粧品容器に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、容器本体と蓋体との連結部にスプリン
グを設け、蓋体と容器本体との係合を解くと、ス
プリングの作用により蓋体が多少開き、そのため
蓋体の開成が容易になつている化粧品容器は公知
である。しかしながら、この種の化粧品容器は、
スプリングを容器に固定しなければならず、その
ために部品数が多くなり組み立てに手間がかかり
構造も複雑になるという欠点があつた。このた
め、第5図ないし第7図に示すようなスプリング
を使用せず、ゴム等の弾性材を使用するものが提
案された(実開昭57−129511号公報)。この化粧
品容器は、フランジ付ドラム33を身31の凹部
34に嵌合させ、このドラム33の後縁部側にス
リツト状の透孔35を後端縁に沿つて穿設し、こ
のスリツト状の透孔35から、上記身31の凹部
34内に横設された棒状弾性材36の上部外周面
を上方に突出させ、また、ドラム33の前部側に
は、係合子37および押込み用突部38が付設さ
れた板ばね39を設け、蓋体32には上記係合子
37と係合する係合子40を設け、上記係合子3
7,40の係合により蓋体32の開成状態を保つ
ようになつている。
そして、蓋体32の開成は、まず押込み用突
部38を押し込んで係合子37と40との係合を
外す、その結果、弾性材36の弾性復元力によ
つて蓋体32が押し上げられて蓋体32が多少開
く、つぎにその状態から蓋体32を指で持ち上
げ完全に蓋体32を開成する、ということにより
行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記化粧品容器は、弾性材36
を身31に固定するための部材として、新たに弾
性材載置部41や弾性材押え42などの部材が必
要となり、構造の複雑化を招いている。また、蓋
体32の閉成時には、上記弾性材36の弾性復元
力が蓋体32に常時加えられ、これが蓋体32の
開成力となるため、係合子37と40との係合状
態をかなり強固にし、不用意に蓋体32が開成し
ないようにする必要がある。このためには、両係
合子37と40の係合を深く行わせる必要がある
が、このようにすると、蓋体32の開成に際して
上記両係合子37,40の係合が外れにくく、蓋
体32の開成が円滑に行われないという難点も生
じている。また、弾性材36の、スリツト状透孔
35からの突出量を多くできないため、蓋体32
は弾性材36によつて多少開くだけであり、その
後は指で開かなければならず操作も煩雑である。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、部材が少なく構造が簡単で、かつ蓋体と容
器本体との係合爪の係合を簡単に外すことがで
き、しかもワンタツチで蓋体が所定の開成状態に
なる化粧品容器の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案の化粧品容
器は、容器本体2の後端部と蓋体3の後端部とを
ヒンジ29により連結し、容器本体2の凹部7を
形成してこの凹部7上端に、フランジ22付きの
内容器5を、フランジ22の周縁を凹部7の上部
内面に当接させた状態で嵌合固定した化粧品容器
1において、上記容器本体2の前部周壁8に前記
凹部7の底面と面一の底面9をもつ切欠部10を
設け、この切欠部10の底面9から、上端部が容
器本体2の内方向に向かつて突出するフツク12
に形成された係合爪11を起立させ、穴部20を
有するとともに後端縁が下り傾斜の斜面21に形
成されている四角枠状のスライド部材4を、その
後端縁を容器本体2の内方向に向け、かつそれ自
身の穴部20に上記係合爪11を挿通させた状態
で上記切欠部10の底面9上に前後に摺動自在に
取り付け、上記内容器5の前端側のフランジ22
の部分に上記スライド部材4の穴部20に対応す
る穴部25を有する枠部24を上記スライド部材
4に対峙するように突設し、上記内容器5の側縁
側もしくは後端側のフランジ22の部分に穴部2
6を穿設し、下向き円弧状のばね部27とそのば
ね部27の円弧状の中央から上方に突出した突き
出し棒28とを有するばね部材6を、上記突き出
し棒28を上記穴部26に挿通させた状態で容器
本体2の凹部7内に載置し、蓋体3の裏面の上記
係合爪11に対応する部分に上記係合爪11のフ
ツク12に係合可能なフツク16を有する係止突
片15を突設し、そのフツク16の先端外側部を
前記スライド部材4の斜面21に対応する上り傾
斜の斜面17に形成し、蓋体3の閉成時には、上
記係止突片15のフツク16と容器本体2のフツ
ク12とが係合し、蓋体3の開成に際しては、ス
ライド部材4の、容器本体2内方向への押し込み
により上記斜面21で斜面17を上方に押し上げ
フツク12とフツク16との係合を外しばね部材
6のばね力によつて蓋体3を上方に突き上げると
いう構成をとる。
すなわち、この化粧品容器1は、蓋体3の開成
に際して、スライド部材4を容器本体2内へ押し
込むと、スライド部材4の斜面21が、蓋体3の
係止突片15の斜面17に当接し斜面17を斜め
上方に押し上げる。したがつて、ばね部材6に負
けないよう深く係合しているフツク12,16を
容易に外すことができ蓋体3の開成を円滑に行う
ことができる。また、上記ばね部材6は、円弧状
のばね部27と突き出し棒28とからなる簡単な
構造であり、その突き出し棒28を、内容器5の
フランジ22の穴部26から突出させるだけで蓋
体3を開成付勢するようになつており、取り付け
に特別な部材を要しないため、化粧品容器1の構
造が極めて簡素化される。また、蓋体3は、上記
ばね部材6の突き出し棒28の突き上げによつて
開成付勢され、突き出し棒の長い押し上げストロ
ークにより、ワンタツチで所定の開成状態に開く
ようになる。したがつて、蓋体3の開成が極めて
簡単になる。
つぎに、この考案を実施例にもとづき説明す
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示している。
すなわち、この化粧品容器1は容器本体2と、
蓋体3と、スライド部材4と、内容器5と、ばね
部材6とから構成されている。そして、容器本体
2の後端部と蓋体3の後端部とはヒンジ29で連
結され、蓋体3がヒンジ29を中心に回動するよ
うになつている。
上記容器本体2には、上面に凹部7が形成さ
れ、この凹部7が内容器5の収容部になつてい
る。また、容器本体2の前部周壁8には、凹部7
の底面と面一の底面9をもつ切欠部10が形成さ
れ、この切欠部10の底面9の中央に、上端部が
容器本体2の内方向に向かつて突出するフツク1
2に形成された係合爪11が突設されている。上
記容器本体2の周壁の後部側13の両側部には、
蓋体3の後端部とでヒンジ29を形成する切欠部
14が設けられており、蓋体3が回動自在に取り
付けられている。
また、スライド部材4は、四角枠状をしてい
て、中央に係合爪11が挿通できる穴部20を有
し、かつ後端縁が下り傾斜の斜面21に形成され
ている。このスライド部材4は、その後端縁の斜
面21を容器本体2の内方向に向け、穴部20に
係合爪11を挿通させた状態で切欠部10の底面
9上に、前後に摺動自在に取り付けられている。
内容器5には、中央に化粧料収容部23が設け
られその上部外周にはフランジ22が形成されて
おり、内容器5はフランジ22ごと容器本体2の
凹部7に収容される。そして、このフランジ22
の前端側22aには、中央に穴部25を有する枠
部24が突設されている。この枠部24は前記ス
ライド部材4に対峙する位置(上記切欠部10
内)に位置決めされ、その穴部25内を、容器本
体2の係合爪11が挿通するようになつている。
また、上記内容器5のフランジ22の後端22b
側の部分に穴部26が穿設されている。
ばね部材6は、下向き円弧状のばね部27と、
そのばね部27の下向き円弧状の中央から突出し
た突き出し棒28とから構成され、この突き出し
棒28が上記内容器5の穴部26をフランジ22
の下側から上側に向かつて挿通しており、それに
よつて容器本体2の凹部7に位置決め固定されて
いる。
蓋体3は、板状をしていて、裏面には容器本体
2の係合爪11に対応する係止突片15が形成さ
れている。この係止突片15には係合爪11のフ
ツク12に係合可能なフツク16が設けられ、こ
のフツク16の先端部は、前記スライド部材4の
下り斜面21に対応する上り斜面17に形成され
ている。また、蓋体3の裏面の後端部両側にはヒ
ンジ29を形成する凸部18が設けられ、これに
よつて蓋体3が容器本体2に回動自在に取り付け
られている。19は蓋体3の裏面に取り付けられ
た鏡である。
この構成において、第2図および第3図に示す
ように、化粧品容器1の閉成に際しては、蓋体3
の係止突片15の先端は枠部24の穴部25を通
つて、下降し、そのフツク16を係合爪11のフ
ツク12に係合し、蓋体3を閉成し、かつこの状
態を維持する。この場合、ばね部材6の突き出し
棒28が蓋体3の裏面に押圧されて、下向き円弧
状のばね部27は左右に延びた状態(第3図参
照)になつている。この状態では、蓋体3は上記
ばね部27のばね力で上方に押圧付勢されてお
り、上記係止突片15および係合爪11はそれに
逆らつて蓋体3を閉成している。そして、この状
態からスライド部材4を容器本体2内に押し込む
と、スライド部材4の斜面21が係止突片15の
斜面17を上方に押し上げる。この結果、上記ば
ね部27のばね力に負けないよう強固に係合して
いたフツク12とフツク16との係合が円滑に外
れ、第4図の実線のように多少開く。続いてこの
状態から蓋体3は、ばね部材6のばね力によつて
上方へ跳ね上げられ、第4図の二点鎖線のような
所定の開成状態になる。なお、上記開成角度はヒ
ンジ29の開成角度の調節により調節可能であ
り、またその角度の維持はヒンジ29の締め具合
の調節により行うことができる。
このようにこの化粧品容器1は、蓋体3の開成
に際して、スライド部材4の斜面21が、蓋体3
の係止突片15の斜面17に当接し斜面17を斜
め上方に押し上げるようになつているため、ばね
部材6の押し上げ力に負けないよう深く係合して
いるフツク12,16を容易に外すことができ蓋
体3の開成を円滑に行うことができる。また、上
記ばね部材6は、円弧状のばね部27と突き出し
棒28とからなる簡単な構造であり、その突き出
し棒28を、内容器5のフランジ22の穴部26
から突出させるだけで位置決め固定ができ、取り
付けに特別な部材を要しないため、構造の簡素化
を実現しうる。
〔考案の効果〕
この考案の化粧品容器は、以上のように構成さ
れているため、部材が少なく構造が簡素化されて
いて堅牢であり、かつ蓋体の開成を確実円滑にで
き、しかも蓋体を自動的に所定の開成位置に開く
ことができる。すなわち、この考案の化粧品容器
は、構造が簡単であるうえ、ワンタツチで蓋体を
所定の開成位置に開成できるという利点を備えて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の分解斜視図、第
2図はその組立斜視図、第3図は第2図のA−A
線における断面図、第4図はその開成した状態を
示す断面図、第5図は従来例の分解斜視図、第6
図はその組立断面図、第7図はその要部を示す正
面図である。 1……化粧品容器、2……容器本体、3……蓋
体、4……スライド部材、5……内容器、6……
ばね部材、7……凹部、8……前部周壁、9……
底面、10……切欠部、11……係合爪、12,
16……フツク、15……係止突片、17,21
……斜面、20,25,26……穴部、22……
フランジ、24……枠部、27……ばね部、28
……突き出し棒、29……ヒンジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体2の後端部と蓋体3の後端部とをヒン
    ジ29により連結し、容器本体2に凹部7を形成
    してこの凹部7上端に、フランジ22付きの内容
    器5を、フランジ22の周縁を凹部7の上部内面
    に当接させた状態で嵌合固定した化粧品容器1に
    おいて、上記容器本体2の前部周壁8に前記凹部
    7の底面と面一の底面9をもつ切欠部10を設
    け、この切欠部10の底面9から、上端部が容器
    本体2の内方向に向かつて突出するフツク12に
    形成された係合爪11を起立させ、穴部20を有
    するとともに後端縁が下り傾斜の斜面21に形成
    されている四角枠状のスライド部材4を、その後
    端縁を容器本体2の内方向に向け、かつそれ自身
    の穴部20に上記係合爪11を挿通させた状態で
    上記切欠部10の底面9上に前後に摺動自在に取
    り付け、上記内容器5の前端側のフランジ22の
    部分に上記スライド部材4の穴部20に対応する
    穴部25を有する枠部24を上記スライド部材4
    に対峙するように突設し、上記内容器5の側縁側
    もしくは後端側のフランジ22の部分に穴部26
    を穿設し、下向き円弧状のばね部27とそのばね
    部27の円弧状の中央から上方に突出した突き出
    し棒28とを有するばね部材6を、上記突き出し
    棒28を上記穴部26に挿通させた状態で容器本
    体2の凹部7内に載置し、蓋体3の裏面の上記係
    合爪11に対応する部分に上記係合爪11のフツ
    ク12に係合可能なフツク16を有する係止突片
    15を突設し、そのフツク16の先端外側部を前
    記スライド部材4の斜面21に対応する上り傾斜
    の斜面17に形成し、蓋体3の閉成時には、上記
    係止突片15のフツク16と容器本体2のフツク
    12とが係合し、蓋体3の開成に際しては、スラ
    イド部材4の、容器本体2内方向への押し込みに
    より上記斜面21で斜面17を上方に押し上げフ
    ツク12とフツク16との係合を外しばね部材6
    のばね力によつて蓋体3を上方に突き上げるよう
    にしたことを特徴とする化粧品容器。
JP16248581U 1981-10-29 1981-10-29 化粧品容器 Granted JPS5868209U (ja)

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JP16248581U JPS5868209U (ja) 1981-10-29 1981-10-29 化粧品容器

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Publication Number Publication Date
JPS5868209U JPS5868209U (ja) 1983-05-10
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913204U (ja) * 1982-07-19 1984-01-26 吉田工業株式会社 自動開きコンパクト容器
JPS60154249U (ja) * 1984-03-21 1985-10-15 紀伊産業株式会社 容器の開閉機構

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JPS5868209U (ja) 1983-05-10

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