JP3014946U - カセットプレーヤのドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの先端がカセットに引っかかることがな
く、デザイン的にも美しいカセットプレーヤのドアを提
供する 【構成】 ドア（４）のヒンジ（６）から先端（Ｄ）方
向の断面を外方（Ｃ）側に凸な湾曲した形状とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カセット挿入口に設けられた、一端をヒンジとして内方に開くカセ ットプレーヤのドアに関する。

【０００２】

【従来の技術】

図４にカセットプレーヤの外形が示されている。前面のパネル２に設けられた カセット挿入口３には、図６に示すように一端をヒンジ６とし、図示してないば ねで付勢されて常閉とされたドア９が取り付けられている。そして、図５に示す ようにドア９の外方Ｃ側表面の一部には突起５が設けられている。

【０００３】 カセット７をカセット挿入口３に挿し込むと、ドア９は内方Ｂ側に開き、カセ ット７が挿入される。しかし、カセット７を取り出す場合には、突起がないと図 ８に示すようにドア９Ａの先端Ｄ1 がカセット７に引っかかり抜けないことがあ る。ドア９に突起５が設けられていると、図７に示すようにドア９の先端Ｄ2 は カセット７に当たらず、着脱を行うことができる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記のように、ドアに突起を設けることによりカセットの着脱時に、引っかか ることはなくなるが、この突起によりドアは見苦しいデザインになっている。

【０００５】 本考案は、ドアの先端がカセットに引っかかることがなく、デザイン的にも美 しいカセットプレーヤのドアを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案によれば、カセット挿入口に設けられた、一端をヒンジとして内方に開 くカセットプレーヤのドアにおいて、ドアのヒンジから先端方向の断面を外方に 凸な湾曲した形状としている。

【０００７】

【作用】

本考案によれば、ドア表面の湾曲形状によりカセットの凸部に対しても着脱時 に引っかかることがなく、ドアに突起を設ける必要がなくなってすっきりしたデ ザインでカセットプレーヤのドアを形成できる。

【０００８】

【実施例】

以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。

【０００９】 図１において、ドア４の一端はヒンジ６を形成し、ヒンジ６から先端Ｄに向か う断面は、外方Ｃ側に向かい凸な湾曲した形状、すなわちドア４は閉じた状態で 前面パネル２側が凸の形状とされている。

【００１０】 図２に示すように、ドア４は一端をヒンジとしてカセットプレーヤ１の前面パ ネル２のカセット挿入口３に内方Ｂ側に開くように取り付けられている。カセッ ト７が挿入されると図３に示すように、ドア４はカセット７に凸に湾曲した面で 当たり先端Ｄが引っかかることがなく、着脱をすることができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、カセットの着脱時に引っかかることがな く、すっきりした形状のカセットプレーヤのドアがデザインできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図。

【図２】図１の取付状態を示すＡ−Ａ矢視断面図。

【図３】カセットの着脱時を示す断面図。

【図４】カセットプレーヤの外形図。

【図５】従来のカセットプレーヤのドアを示す斜視図。

【図６】図５のドアの取付状態を示す断面図。

【図７】図５のドアによるカセットの着脱時を示す断面
図。

【図８】カセットのドアへの引っかかりを示す説明図。

【符号の説明】

１・・・・・・カセットプレーヤ ２・・・・・・パネル ３・・・・・・カセット挿入口 ４、９、９Ａ・ドア ５・・・・・・突起 ６・・・・・・ヒンジ ７・・・・・・カセット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カセット挿入口に設けられた、一端をヒ
   ンジとして内方に開くカセットプレーヤのドアにおい
   て、ドアのヒンジから先端方向の断面を外方に凸な湾曲
   した形状としたことを特徴とするカセットプレーヤのド
   ア。