JPH0455264Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0455264Y2
JPH0455264Y2 JP10821688U JP10821688U JPH0455264Y2 JP H0455264 Y2 JPH0455264 Y2 JP H0455264Y2 JP 10821688 U JP10821688 U JP 10821688U JP 10821688 U JP10821688 U JP 10821688U JP H0455264 Y2 JPH0455264 Y2 JP H0455264Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
ignition coil
opening
drip
door piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10821688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0231377U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10821688U priority Critical patent/JPH0455264Y2/ja
Publication of JPH0231377U publication Critical patent/JPH0231377U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0455264Y2 publication Critical patent/JPH0455264Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車のエンジンに備えられるイグ
ニツシヨンコイルに装着して、塵埃、水滴等の付
着を防止する防滴カバーに関するものである。
[従来の技術] イグニツシヨンコイルに塵埃が付着したり、塩
水や水滴が付着すると接続端子部位にリークが発
生することがあることから従来から防止用のカバ
ーを装着し、水が振りかゝたり塵埃が付着するの
を防止している。
従来一般的に実施されているカバーは第9図に
示した様にイグニツシヨンコイルAに対し両側か
らキヤツプ状に形成したゴム製のカバーBを嵌め
付け、その接続端子部Cを被覆する構造になつて
いる。このゴム製のカバーはゴムの弾性を利用し
てコイルを締付け抜け落ちないようにしてある
が、イグニツシヨンコイルに装着する際は接続す
るハイテンシヨンコードdやハーネスeを一旦外
し、これらをカバーに開設した挿通孔fに通して
再び接続したのちそれぞれのカバーをコイルに被
せ装着するものとなつており、その作業は煩雑で
あり厄介である。また、このゴム製のカバーはコ
イルに対して密着することから通気性が悪く一旦
水が付着すると乾燥しにくくなりリークの発生を
増長する欠点があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上述した従来の防滴カバーの欠点に鑑
み、これを改善すべく研究開発されたもので、そ
の目的とするところは装着性を改善して作業性の
向上を図ると共に、防水、防塩効果を高め、更に
は通気性を改善して水滴の付着などがあつた場合
迅速な乾燥を促しリークの発生を有効に回避する
ようにしたイグニツシヨンコイルの防滴カバーを
提供せんとするものである。
ことに、装着性の改善は組立ラインにおける作
業効率を高める上で重要な課題であり、また保守
点検時はエンジンルームの狭い空間での作業を求
められることからその着脱作業が簡易且つ迅速に
行われることは作業性向上の上から強く要請され
るところである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上述した様な目的に基づきなされた
もので、その一つの特徴はカバー本体をイグニツ
シヨンコイルの外形に適合した内部を中空にした
略蒲鉾形に形成し、更に下方を開放し装着口とし
てこのカバー本体をイグニツシヨンコイルの上方
から被せることによつてこれを包み込めること、
そして、カバー主体の前後若しくは一方の壁部に
窓を設けてこの窓に上端を揺動自在に枢着して開
閉自由にした下辺に内向きに突き出す保持片を一
体に備えて断面略L字形に形成してなる扉片を組
付け、装着時にはこの扉片を外に押し開いて開放
させ、この開放に伴わせて前記保持片を装着口か
ら退かさせて装着口からのイグニツシヨンコイル
の侵入を許し、その一方、カバー本体内部にイグ
ニツシヨンコイルを受け入れたのちに上記扉片を
閉塞することによつて前記保持片をイグニツシヨ
ンコイルの下に潜らせ、その係合を果すことによ
つて安定した装着状態が得られるようにした防滴
カバーを提供することにある。
更に本考案を詳述すれば、イグニツシヨンコイ
ルの外形に適合させた内部を中空にした蒲鉾形の
カバー本体の下方を装着口として開放する一方、
カバー本体の前後若しくは一方の壁部に上記装着
口からの縦の切込みで窓を開設し、これら窓の各
上縁部に下辺に内向き方向に保持片を延設して略
断面L字形をなす扉片を吊設状に枢支し、これを
開閉自由に備えると共に、該扉片の側縁部に窓の
開口縁に係脱自在に係止する係止爪部を備え、装
着時には該扉片を閉塞保持して上記保持片をイグ
ニツシヨンコイルの下方に係止せしめるようにし
たことを特徴とするイグニツシヨンコイルの防滴
カバーを提供することにある。
そして、上記防滴カバーにおいて、扉片に備え
る係止爪部は側縁部から延設する断面J字形の弾
性片にしてその長さの途中に窓の開口縁に係止す
る爪を設けると共に、自由端部は扇片の外面より
外に突出させ操作片としたこと、更には上記扉片
に設けられる係止爪部は側縁部の長さの途中に設
けて扉片の開放時には係止爪部を窓の開口縁の外
側に衝合させ下辺を開いて保持片を装着口より退
避させるようにしたことを特徴としたイグニツシ
ヨンコイルの防滴カバーを提供することにある。
[作用] 本考案に係る防滴カバーは装着する場合カバー
本体の前後壁部の窓に枢着した扉片を外に向けて
開放し、その保持片を装着口から退かせた状態に
してイグニツシヨンコイルの上から臨ませ、上記
装着口を通してこれをカバー本体内部に収める。
次の完全に本体内部に収まつたところで、開放し
た扉片を閉じ、その側縁部に備えた係止爪部を窓
の開口縁に係止させ、これを閉塞状態に拘束する
一方、扉片下辺の保持片をイグニツシヨンコイル
の下に前後から突き入れて保持せしめその装着を
完了するのである。その一方、取外しに当つては
扉片の係止爪部を外しながら外に開放し、これに
よつてイグニツシヨンコイルの下に突き入れた保
持片の係合を外してカバー本体を取り上げること
で行われる。
この場合、係止爪部に操作片を一体に備えるも
のにあつては、操作片を指先で撓めることで窓の
開口縁からの係合を外すと同時に、この操作片を
摘んで扉片を外に開くことで保持片をイグニツシ
ヨンコイルから外し装着を解くことができる。
次に、本考案を図面に示す実施例を基に説明
し、その特徴とするところを詳述する。
[実施例] 図面は本考案の防滴カバーを示す一実施例であ
り、第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は
右側面図で、第4図は平面図、第5図は装着若し
くは取外しの途中を示す斜視図である。
防滴カバーは内部を中空にし、下方を開放して
装着口2を備えて略蒲鉾形をなすカバー本体1
と、このカバー本体の前後の壁部3,4の一部を
装着口側から切り開いて形成した窓5,6にそれ
ぞれ開閉自由に収められる扉片7,8から構成さ
れる。
カバー本体1は装着するイグニツシヨンコイル
Aの外形形状に合せ、この表面との間に僅かな空
隙9が形成できる大きさに形成して両側にはハイ
テンシヨンコードdとハーネスeを接続する接続
部を被う被覆部10,11を備える。
左方の被覆部10は側方を開放しこの開放縁部
にコードを通す切込み部12を備え、他方の被覆
部11は側方を被つて下方を開放し、これにより
ハーネスを引き出せるようにしてある。
さて、カバー本体の前後の壁部3,4に形成さ
れる窓5,6は装着口2に臨む下縁からの切込み
によつて矩形の窓に開設され、その左右開口縁の
上部には軸受孔(図示せず)を向い合せに設けて
いる。
扉片7,8は上記窓5,6の形状に合せて矩形
に形成してあり、下辺には内向きに保持片13,
14を各延設して断面形状がL字形をなすように
してある。
この扉片はそれぞれ上縁に近い左右の側縁部に
外に向けて支軸15を突設し、該支軸を前記窓の
図示しない軸受孔に軸承させて該支軸を支点に揺
動自由に取付き、開閉動するようにしてあり、両
側縁部の長さの途中には窓の開口縁に係合させ、
閉塞状態に拘束するための係止爪部16が設けて
ある。
ここに示した係止爪部16は扉片の側縁部の一
部を切欠いて設けた切欠き部17の縁から断面J
字形に延設形成し、内側に向け突き出させた屈曲
部18によつてバネ性を付与する一方、外方に向
けて突き出す部分を操作片19とし、その長さの
途中の外側面に係止用の爪20を設けてある。
上記係止爪部16は常態にあるとき爪20を側
縁部より外方に突き出させ、窓の開口縁に当接す
る位置に保つと共に、爪20は逆止爪形にして内
側の一面を傾斜面に、外側の一面を略垂直面にし
てある。
尚、扉片7,8は共に上縁が窓5,6の上縁部
の内側に位置するよう内側に向けて突き出させる
と共に、左右側縁部には当り突条21を長さ方向
に沿つて突設し、閉塞時に窓開口部に沿つて設け
る凹部22に嵌め込めるようにしてある。そして
更に、上記扉片7,8は支軸15を支点に外方に
開いたとき、扉片の自重で閉塞方向に回動したと
きには前記係止爪部16の爪20を窓の開口縁に
当接させて閉塞を阻むと同時にこの爪20が開口
縁に当接したとき扉片の下辺から延設する保持片
13,14が装着口からの退いてイグニツシヨン
コイルの侵入を妨げないようにしてある。
本考案に係るイグニツシヨンコイルの防滴カバ
ーは上述の様に構成されるもので、カバー本体1
と2つの扉片7,8をそれぞれ別体にして熱可塑
性の合成樹脂、例えばポリプロピレンの如く適度
の剛性と弾性を備えた合成樹脂を材料に成形し、
カバー本体に設ける軸受部に扉片の支軸15を嵌
め付けることで組立て完成させることになる。
この防滴カバーはイグニツシヨンコイルにハイ
テンシヨンコード、ハーネスを予じめ各接続させ
た状態で装着を可能にするもので、装着に当つて
は両扉片7,8を開放し、保持片13,14を装
着口2から退かせた状態に保持して行うことにな
る。
扉片の開放は前述した様に係止爪部16の爪2
0が窓の開口縁に当接することによつて保持され
ることから、カバー本体をイグニツシヨンコイル
Aの上から被せるように臨ませ、その装着口2か
ら受け入れることで装着が行われる。そして、被
せた後開放した扉片7,8を指で押圧すると、係
止爪部の操作片19が撓んで爪20が開口縁の内
側に係合し、ロツクされると同時に、保持片1
3,14がイグニツシヨンコイルAの下側に入り
込みその下面に係合するため(第7図参照)脱落
不能に装着されることになる。なお、この装着に
おいてカバー本体とイグニツシヨンコイルとの間
に通気空間を形成するためカバー本体1の内面に
リブ状の突起23を設けるとよい。
この様にして装着される本考案防滴カバーは扉
片の両側縁に設けられる係止爪部16の操作片1
6を内側に指で撓ませ爪20の係合を外すことで
扉片を開放し、その保持片13,14をイグニツ
シヨンコイルの下から引く抜くことで係合状態を
解放し取外すことができる。
尚、上記扉片をロツクする係止爪部16は扉片
の一側縁に1つ装備されることでも充分ロツク機
能を発揮できることは勿論である。また本実施例
では係止爪部の爪20を逆止爪形としたが、山形
断面の突起にして扉片を無理に引き出したとき係
止爪部の弾性を利用して係合を解除できるように
しても本考案の実施は可能である。
[考案の効果] 以上実施例につき説明した様に、本考案によれ
ば、装着に当つてカバー本体をイグニツシヨンコ
イルの上方から臨ませ、その装着口から受け入れ
たところで前後に開く扉片を指で軽く押圧すれ
ば、係止爪部によつてロツクされ、且つ保持片が
イグニツシヨンコイルに係合するため簡単に確実
な装着が得られ、また、メンテナンス等のため取
外すときには係止爪部のロツクを外して保持片を
イグニツシヨンコイルの下から抜き取れば、その
まゝ引き上げて外せるので簡単に取外すことがで
きるものとなつており、極めて取扱い易いものと
なつている。しかも、本考案カバーはイグニツシ
ヨンコイルに対して直上から臨ませ嵌め付ける操
作と指で扉片を押圧する操作で装着が行え、外す
場合には扉片を開いて持ち上げれば外せるので狭
い空間でも作業することができ、特に組立ライン
上では迅速な取付けが可能となることから生産性
を大幅に向上させることができる。
また本考案の防滴カバーはカバー本体の下方が
装着口として開放していることから通気性がよ
く、仮に水滴が付着しても容易に乾燥することか
ら従来のゴム製カバーに比較してリークの発生を
防止する上で!?かに有効である。
なお、実施に当つてはカバー本体一の前後の壁
部にそれぞれ扉片7,8を備える場合のほか、い
ずれか一方のみにして実施することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の防滴カバーを示す一実施例であ
り、第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は
右側面図で、第4図は平面図、第5図は装着若し
くは取外しの途中を示す斜視図、第6図は扉片を
開放した状態の第1図−線に沿つて断面とし
た側面図、第7図は同じく扉片を閉塞した状態の
側面図、第8図は扉片のロツク状態を説明する拡
大断面図、第9図は従来例を示す斜視図である。 1……カバー本体、2……装着口、3,4……
前後の壁部、5,6……窓、7,8……扉片、1
3,14……保持片、15……支軸、16……係
止爪部、19……操作片、20……爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) イグニツシヨンコイルの外形に適合させた内
    部を中空にした蒲鉾形のカバー本体の下方を装
    着口として開放する一方、カバー本体の前後若
    しくは一方の壁部に上記装着口からの縦の切込
    みで窓を開設し、これら窓の各上縁部に下辺に
    内向き方向に保持片を延設して略断面L字形を
    なす扉片を吊設状に枢支し、これを開閉自由に
    備えると共に該扉片の側縁部には窓の開口縁に
    係脱自在に係止する係止爪部を備え、装着時に
    は該扉片を閉塞保持して上記保持片をイグニツ
    シヨンコイルの下方に係止せしめるようにした
    ことを特徴とするイグニツシヨンコイルの防滴
    カバー。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の防滴
    カバーにおいて、扉片に備える係止爪部は側縁
    部から延設する断面J字形の弾性片にしてその
    長さの途中に窓の開口縁に係止する爪を設ける
    と共に、自由端部は扉片の外面より外に突出さ
    せ操作片としたことを特徴とするイグニツシヨ
    ンコイルの防滴カバー。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の防滴
    カバーにおいて、扉片に設けられる係止爪部は
    側縁部の長さの途中に設けて扉片の開放時には
    該係止爪部を窓の開口縁の外側に衝合させ下辺
    を開いて保持片を装着口より退避させるように
    したことを特徴とするイグニツシヨンコイルの
    防滴カバー。
JP10821688U 1988-08-19 1988-08-19 Expired JPH0455264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10821688U JPH0455264Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10821688U JPH0455264Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0231377U JPH0231377U (ja) 1990-02-27
JPH0455264Y2 true JPH0455264Y2 (ja) 1992-12-25

Family

ID=31343336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10821688U Expired JPH0455264Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0455264Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0231377U (ja) 1990-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07245148A (ja) 防水コネクタの防水栓
JPH0715306Y2 (ja) ワイヤハーネスプロテクタ
GB2108377A (en) Filter bag holder mounting in suction cleaner
JP5974836B2 (ja) 車両部品用ハウジング
JPH0455264Y2 (ja)
JPH0750826Y2 (ja) 電気接続箱用カバー
JP2002159121A (ja) グロメット
JP3266235B2 (ja) 空気調和機
JPH09280217A (ja) 固定具
JP2002158460A (ja) コネクタのカバーを有する電子機器
JPS582082Y2 (ja) 分電函の上蓋止装置
JPH028842Y2 (ja)
JP2531245Y2 (ja) 蝶番構造
JPH0356414Y2 (ja)
JP6655445B2 (ja) リード係留装置
JPS6348446Y2 (ja)
JP2599291Y2 (ja)
JPS5814923Y2 (ja) 電気掃除機の排気装置
JP2569280Y2 (ja) 車体に対するボディカバー等の端部止め具
JPH0426728Y2 (ja)
JPS6337319Y2 (ja)
JP2544083Y2 (ja) ホールキャップ
JP3014946U (ja) カセットプレーヤのドア
JPH0220768Y2 (ja)
KR100361688B1 (ko) 자동차용 휠 캡