JPH019709Y2 - - Google Patents

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JPH019709Y2
JPH019709Y2 JP1935183U JP1935183U JPH019709Y2 JP H019709 Y2 JPH019709 Y2 JP H019709Y2 JP 1935183 U JP1935183 U JP 1935183U JP 1935183 U JP1935183 U JP 1935183U JP H019709 Y2 JPH019709 Y2 JP H019709Y2
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JP1935183U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は灰皿装置をインストルメントパネルに
取り付けるための構造に係り、特にその取付作業
を極めて簡単に行ない得るようにした灰皿装置の
取付構造に関するものである。
自動車などに取り付けられる灰皿装置は、一般
に、灰皿ケースと、その灰皿ケースを出し入れ可
能に保持するリテーナとを含んで構成されてお
り、その取付けに際しては、先ずリテーナをイン
ストルメントパネルに固定し、その後、灰皿ケー
スをリテーナに挿入するようにされている。
ところで、従来のこの種の灰皿装置にあつて
は、リテーナが、例えば第1図に示されるよう
に、その前部両側に1対のネジ締め部2,4を、
またその後部に1つのネジ締め部6を備えた構成
とされており、リテーナをインストルメントパネ
ルに固定するには、上記3つのネジ締め部2乃至
6をインストルメントパネル乃至それに位置固定
の部材に対してネジ締め固定しなければならず、
その取付作業性は決して良いとは言えなかつた。
一方、その取付作業性の向上を図ることを目的
として、実開昭56−12998号公報においては、1
箇所のネジ締め作業だけでリテーナをインストル
メントパネルに固定し得る構成の灰皿装置の取付
構造が提案されている。成程、かかる公報に開示
された灰皿装置取付構造によれば、ネジ締め作業
が1回で済み、その取付作業時間は短縮されて、
作業性は向上する。しかしながら、かかる構成の
ものにあつても、その作業性は未だ十分向上され
ているとは言い難かつたのである。
すなわち、上記公報に開示された取付構造のも
のにあつては、リテーナの前部は、リテーナの前
部上面に一体的に形成された1対の爪体と、イン
ストルメントパネルの裏側に後方に向つて突出形
成された1対のリブとの係合によつて、インスト
ルメントパネルに取り付けられるようになつてい
るため、リテーナをインストルメントパネルに取
り付けるには、リテーナをインストルメントパネ
ルの裏側から差し込まねばならず、その差込み作
業には、かなりの時間を要していたのである。
また、上記取付構造のものにあつては、爪体と
係合するインストルメントパネルの一部を為すリ
ブが灰皿ケース内空間に露呈された構成とされて
いるため、タバコの火、吸殻、更には炎や高温の
煙によつてインストルメントパネルが損傷する恐
れがあり、それを防止するには専用のプロテクタ
を設ける必要あり、かえつてコストが上昇すると
いう欠点も内在していたのである。
ここにおいて、本考案は、かかる事情に鑑み
て、取付作業を極めて簡単に行ない得、且つ防火
性をも向上し得る灰皿装置の取付構造を提供する
ことを目的として為されたものであつて、その要
旨とするところは、灰皿ケースと該灰皿ケースを
出し入れ可能に保持するリテーナとを含む灰皿装
置をインストルメントパネルに取り付けるための
構造にして、前記リテーナの前部両側にそれぞれ
下方に垂下する取付部を設け、且つ該取付部に後
方からの係合を許容する第一の係合手段を形成す
ると共に、該リテーナの取付部に対応する前記イ
ンストルメントパネルの前面部位に、その係合に
よつて該リテーナの左右方向及び上下方向の移動
を阻止する第二の係合手段を設ける一方、前記リ
テーナの後部にネジ締め部を形成し、該ネジ締め
部を介して、前記インストルメントパネルに位置
固定に設けられたブラケツトにネジ締めすること
により、該リテーナをインストルメントパネルに
対して固定せしめ得るようにしたことにある。
このようにすれば、リテーナをインストルメン
トパネル(以下、単にインパネと略称する)に対
してその前方より挿入し、その挿入後に1回のネ
ジ締め作業を行なうだけで、リテーナをインパネ
に固定でき、それ故リテーナをインパネに後方か
ら差し込む場合に比べて、その作業時間が一層短
縮され、作業性を一段と向上せしめ得たのであ
る。
しかも、インパネの第二の係合手段と係合して
リテーナの前部のインパネに対する移動を阻止す
る第一の係合手段は、リテーナ前部の両側から垂
下して設けられる取付部に形成されるので、第一
の係合手段の形成とは関係なくリテーナの上面で
灰皿ケース内空間の開口部を完全に塞ぐことが可
能であり、防火性を極めて良好に保つことが出来
ることとなつたのである。
以下、本考案を更に具体的に明らかにするため
に、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説
明する。
先ず、第2図において、10は鋼板製のリテー
ナであつて、灰皿ケース12とともに灰皿装置を
構成するものである。このリテーナ10は上面部
14の両側端から下方に向つて相対向する1対の
ケース支持部16が延び出させられた形状とされ
ており、そして該ケース支持部16の下部が互に
接近する方向に折り曲げられた折曲部18とされ
ることによつて、灰皿ケース12の上部両側部を
支持し、これによつて灰皿ケース12を前後方向
に摺動可能に支持するようにされている。そし
て、上記両折曲部18の前部の下側に、折曲部1
8から垂下された状態で、1対の取付部20が一
体的に設けられている。
かかる取付部20は、前後方向に平行な平板状
とされており、その前後方向の端部が内側にわず
かに折り曲げられて、その補強が図られている。
また、その取付部20には、後方に開口して前後
方向に平行な切欠部22が形成されており、その
切欠部22の開口部が面取りされた形状とされて
いる。
一方、リテーナ10の後端部には、下方に向つ
てネジ締め部24が延び出させられており、その
ネジ締め部24にネジ穴26が形成されている。
上述の如きリテーナ10は、第3図に示される
ようなインパネ(インストルメントパネル)28
に取り付けられる。このインパネ28は、灰皿装
置を挿入するための灰皿挿入孔30を備えてお
り、そしてこの灰皿挿入孔30にリテーナ10と
灰皿ケース12とからなる灰皿装置が挿入され、
固定されるのである。
また、灰皿挿入孔30の開口部の前面両側の前
記リテーナ10の取付部20に対応する部位に
は、左右方向に平行な係合リブ32が前方に突出
して形成されて、リテーナ10が灰皿挿入孔30
に挿入された場合において、取付部20に形成さ
れた切欠部22に係合し得るようにされており、
またその上下部位には取付部20の外側面に当接
するように位置決めリブ34が同様に前方に突出
して形成されている。
一方、インパネ28の裏側後方のインパネ28
と位置固定に配設されたインパネ補強部材36に
は、ブラケツト38がスポツト溶接により固定さ
れており、リテーナ10の灰皿挿入孔30への挿
入時において、リテーナ10の後部のネジ締め部
24が当接するようにされている。そして、その
ブラケツト38の、ネジ締め部24のネジ穴26
に対応する部位にネジ取付穴40が形成されて、
リテーナ10のネジ締め部24のブラケツト38
に対するネジ締め固定が可能にされている。
前述の如きインパネ28に灰皿装置を取り付け
る場合には、先ずリテーナ10をインパネ28の
前方から灰皿挿入孔30内に挿入し、その後リテ
ーナ10の後端部に設けたネジ締め部24を介し
て、ブラケツト38にネジ締めすることにより、
リテーナ10を固定するようにするのである。そ
の固定した状態の要部を、断面にして、第4図お
よび第5図に示す。
これらの図から明らかなように、リテーナ10
の後部は、ネジ42がネジ締め部24を介してブ
ラケツト38に圧着固定された雌ねじ部材44に
ネジ締めされることにより、インパネ28に対し
て位置固定に固定され、一方リテーナ10の前部
は、リテーナ10側の取付部20に形成された切
欠部22にインパネ28側の係合リブ32が係合
して、その上下方向の移動が阻止されると共に、
取付部20の外側面が位置決めリブ34の内側面
に当接してその左右方向の移動が阻止される。す
なわち、リテーナ10側の取付部20に取付部2
0自体とその切欠部22とからなる第一の係合手
段が形成され、またインパネ28側に係合リブ3
2と位置決めリブ34とからなる第二の係合手段
が形成されているのであり、これら第一及び第二
の係合手段の係合によつて、リテーナ10の前部
のインパネ28に対する上下方向及び左右方向の
移動が阻止されているのである。
なお、本実施例においては、取付部20に形成
された切欠部22の後方開口部に面取り加工が施
されると共に、係合リブ32の前端部が断面円弧
状とされることによつて、該切欠部22への係合
リブ32の挿入がよりスムーズに行なわれ得るよ
うにされている一方、取付部20の後側端が内側
に折り曲げられると共に、位置決めリブ34の内
側前端部の角部に切欠部46が形成されて、取付
部20の位置決めリブ34間への挿入が容易に行
なわれ得るようにされている。
そして、このようにインパネ28に対して固定
されたリテーナ10に、前方から、灰皿ケースが
挿入され、インパネ28に灰皿装置が取り付けら
れることとなるのである。
以上の説明から明らかなように、本実施例によ
れば、リテーナ10をインパネ28に対して取り
付ける場合、リテーナ10をインパネ28の前方
から挿入し、後部の一箇所だけをネジ締めすれば
よく、その取付作業は極めて簡単で済み、その作
業性が従来の取付構造のものに較べて一段と向上
することとなる。また、リテーナ10の上面部1
4に切欠部等、インパネ28を灰皿ケース内空間
に露呈する構造を一切設ける必要がないため、イ
ンパネ28等に対する防火性も極めて良好に保た
れるのである。
しかも、本実施例では、取付部20が前後方向
に平行な略平板状とされているため、インパネ2
8に対するリテーナ10の取付スペースが狭くて
済み、従来と同様の取付スペースで、より容積の
大きい灰皿ケース12を取り付けることが可能と
なるのである。
なお、前記実施例では、係合リブ32と位置決
めリブ34とがインパネ28の前面からそれぞれ
独立して突出形成された構成とされていたが、そ
れらが一体的に突出形成された構成とされても何
等差支えない。
また、前記実施例では、係合リブ32がインパ
ネ28の前面から突出形成され、それが取付部2
0に形成された切欠部22に係合して、リテーナ
10の上下方向の移動が阻止されるようになつて
いたが、インパネ28側に係合穴乃至は係合凹部
を形成し、この係合穴乃至係合凹部に取付部20
に形成した後方に向つて突出する凸部を係合さ
せ、それらの係合によつてリテーナ10の上下方
向の移動を阻止するようにすることも可能であ
る。
さらに、位置決めリブ34についても、同様
に、これを上下方向に平行な位置決め穴とし、そ
の位置決め穴に取付部20の側面を当接させてリ
テーナ10の左右方向の移動を阻止するようにす
ることも出来る。
一方、取付部20は、必ずしもリテーナ10と
一体的に形成する必要はなく、リテーナ10と取
付部20とをそれぞれ別の部材で形成し、その後
スポツト溶接等で一体的に構成するようにしても
何等差支えないのである。また、取付部20をイ
ンパネ28面に平行な略平板状の形状として本考
案を実施することも可能である。
更に付言すれば、リテーナ10の後部のネジ締
め部としては、前記実施例のネジ締め部24の如
く必ずしもリテーナ10の後端から下方に延び出
して形成される必要はなく、単にリテーナ10の
上面部14の後部に、プレス等によつて上方に突
出した突出部を設け、その突出部にネジ穴を形成
した構成としてもよいのである。ただし、この場
合、インパネ28に位置固定のブラケツトは上記
突出部に対応して設けられる必要がある。
その他、一々列挙はしないが、本考案がその趣
旨を逸脱しない範囲内において種々なる変形、改
良等を施した態様で実施し得ることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の灰皿装置のリテーナの一例を示
す斜視図、第2図は本考案に係る取付構造を備え
たリテーナの一例を示す斜視図、第3図は同じく
本考案に係る取付構造を備えたインストルメント
パネルとそれに位置固定のブラケツトの一例を示
す斜視図、第4図は第2図に示すリテーナを第3
図に示すインストルメントパネルに対して取り付
けた状態を示す側面断面図であり、第5図はその
−断面図である。 10:リテーナ、12:灰皿ケース、14:上
面部、{20:取付部、22:切欠部}(第一の係
合手段)、24:ネジ締め部、28:インパネ
(インストルメントパネル)、{32:係合リブ、
34:位置決めリブ}(第二の係合手段)、36:
インパネ補強部材、38:ブラケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 灰皿ケースと該灰皿ケースを出し入れ可能に保
    持するリテーナとを含む灰皿装置をインストルメ
    ントパネルに取り付けるための構造にして、 前記リテーナの前部両側にそれぞれ下方に垂下
    する取付部を設け、且つ該取付部に後方からの係
    合を許容する第一の係合手段を形成すると共に、
    該リテーナの取付部に対応する前記インストルメ
    ントパネルの前面部位に、その係合によつて該リ
    テーナの左右方向及び上下方向の移動を阻止する
    第二の係合手段を設ける一方、前記リテーナの後
    部にネジ締め部を形成し、該ネジ締め部を介し
    て、前記インストルメントパネルに位置固定に設
    けられたブラケツトにネジ締めすることにより、
    該リテーナを該インストルメントパネルに対して
    固定せしめ得るようにしたことを特徴とする灰皿
    装置の取付構造。
JP1935183U 1983-02-12 1983-02-12 灰皿装置の取付構造 Granted JPS59124749U (ja)

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JP1935183U JPS59124749U (ja) 1983-02-12 1983-02-12 灰皿装置の取付構造

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JP1935183U JPS59124749U (ja) 1983-02-12 1983-02-12 灰皿装置の取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS59124749U JPS59124749U (ja) 1984-08-22
JPH019709Y2 true JPH019709Y2 (ja) 1989-03-17

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ID=30150503

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JP1935183U Granted JPS59124749U (ja) 1983-02-12 1983-02-12 灰皿装置の取付構造

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