JP4663411B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本願発明は、食器洗浄機に関し、詳しくは、転倒防止機構を備えた食器洗浄機に関する。
図9に示すように、本体ケース51内に洗浄槽(図示せず)が引き出し可能に収容された構造を有し、収納キャビネット52上に載置して使用される従来の食器洗浄機において、収納キャビネット52に取り付けられる転倒防止治具53と、本体ケース51に取り付けられ、収納キャビネット52に取り付けられた転倒防止治具53と係合して、食器洗浄機が転倒することを防止する機能を果たす本体側係合部54を備えた食器洗浄機がある。
この食器洗浄機において、転倒防止治具53は図9に示すように、コ字状の部材であり、本体ケース51に設けられた本体側係合部54はスリット状の構造部であり、コ字状の転倒防止治具53の先端部53aがスリット状の本体係合部54に嵌り込むことにより転倒防止が図られるように構成されている。
さらに、この食器洗浄機は、本体ケース51に取り付けられた、L字状の本体ケース側固定用係合部56と、収納キャビネット52に取り付けられた、L字状の収納キャビネット側固定治具57とを備えており、本体ケース51の固定用係合部56と、収納キャビネット側固定治具57をネジ58により結合固定することにより、本体ケース51が手前側に移動して、本体側係合部54と、転倒防止治具53との係合が解除されてしまうことを防止できるように構成されている。
しかしながら、この従来の食器洗浄機においては、コ字状の転倒防止治具53が収納キャビネット52の奥側に配設されているため、本体ケース51の据え付けの際に、本体ケース自体が前面を塞ぐため、本体ケース51の背面側に取り付けられた給水ホース59、排水ホース60、電源コード61、アース線62などが収納キャビネット52の後部および下部の配管(配線)スペースに収容される前に、コ字状の転倒防止治具53に引っかかり、場合によっては、本体ケース51をいったん取り出して、再び据え付けたりすることが必要になるなど、作業性が悪いという問題点がある。
また、本体ケース自体で前面を塞いだ状態で本体ケースを奥に移動させて、手が届きにくく、しかも見えにくい位置にある、本体ケース51の奥側の、スリット状の本体ケース側固定用係合部56と、収納キャビネット52の奥側の収納キャビネット側固定治具57とを係合させることは困難を伴う場合が多く、手間がかかるという問題点がある。
また、上述の食器洗浄機の他にも、後方の浮き上がり防止や前方固定の構造を有する食器洗浄機が提案されている(特許文献1および2)。しかし、これらの食器洗浄機においても、上述の食器洗浄機の場合と同様の問題点がある。
特開2002−315710号公報 実開平1−91458号公報
本願発明は、上記課題を解決するものであり、据え付け施工時に、本体ケースに配設されたホースやコードなどが転倒防止治具に引っかかって作業性を低下させることを防止することが可能で、かつ、食器洗浄機の本体ケース側係合部と転倒防止治具側係合部とを容易に係合させることが可能な、据え付け施工時の作業性が良好で、据え付け後の安全性に優れた食器洗浄機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)の食器洗浄機は、
本体ケース内に洗浄槽が引き出し可能に収容された構造を有し、設置対象上に載置して使用される食器洗浄機であって、
設置対象に取り付けられる転倒防止治具と、
本体ケースの底面の奥側に取り付けられ、設置対象に取り付けられた前記転倒防止治具と係合して、食器洗浄機が転倒することを防止する機能を果たす本体側係合部と
を具備し、かつ、
前記設置対象に取り付けられる転倒防止治具が、上辺が奥側に向かって上り勾配を有する一対の側壁部と、前記本体側係合部と係合する転倒防止治具側係合部とを備え、
前記転倒防止治具側係合部が、前記一対の側壁部の間の、前記一対の側壁部の上辺に沿う方向の奥側の位置に配設され、奥側から手前側に向かって突出する爪状突起であり、
前記本体側係合部が、前記転倒防止治具側係合部である前記爪状突起の下側に入り込んで前記爪状突起と係合する係合片であり、
前記本体ケースを、手前側から奥側に移動させ、前記本体側係合部を前記転倒防止治具側係合部と係合させることにより転倒が防止されるように構成されているとともに、
前記本体ケースを手前側から奥側に移動させて、前記本体側係合部を前記転倒防止治具側係合部と係合させる際に、前記本体ケースに配設されたホース・コード類が、前記一対の側壁部の前記上辺に沿って移動することにより、前記ホース・コード類が前記転倒防止治具側係合部に引っ掛からないように構成されていること
を特徴としている。
また、請求項2の食器洗浄機は、請求項1の発明の構成において、前記本体側係合部を、前記転倒防止治具の前記一対の側壁部の間に位置させた状態で、前記本体ケースを、手前側から奥側に移動させることにより、前記本体側係合部が前記一対の側壁部にガイドされて奥側に移動し、前記転倒防止治具側係合部と係合するように構成されていることを特徴としている。
また、請求項3の食器洗浄機は、請求項1または2の発明の構成において、
前記本体ケースの底面が、中央部が下方に突出した逆凸型形状を有しており、かつ、
前記転倒防止治具が2個、前記設置対象の上面に、前記側壁部どうしが対向するように所定の間隔をおいて取り付けられ、
前記本体ケースの下面側に突出した凸部が前記2個の転倒防止治具の間にはまり込み、前記2個の転倒防止治具によりガイドされて奥側に移動し、前記本体側係合部が前記転倒防止治具側係合部と係合するように構成されていること
を特徴としている。
また、請求項4の食器洗浄機は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成において、前記転倒防止治具側係合部が、前記一対の側壁部の上辺から突出しないように構成されていることを特徴としている。
また、請求項5の食器洗浄機は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成において、
前記転倒防止治具側係合部が、奥側から手前側に向かって突出する爪状突起であり、前記本体側係合部が前記転倒防止治具側係合部である爪状突起の下側に入り込んで爪状突起と係合する係合片であって、
前記転倒防止治具側係合部である爪状突起に、その手前側部分が上方に傾斜するような曲折部が設けられており、該上方に傾斜した手前側部分が、前記本体側係合部である係合片を、前記爪状突起の下側に入り込ませるガイドとして機能するとともに、前記転倒防止治具の爪状突起の前記曲折部より奥側部分が、前記本体側係合部である係合片を下方に押し付ける押し付け部として機能するように構成されており、
前記本体側係合部である係合片を、前記転倒防止治具の爪状突起の前記曲折部より奥側に押し込むことにより、前記係合片が前記爪状突起の前記曲折部より奥側部分の下面側と当接して下方に押し付けられるように構成されていること
を特徴としている。
また、請求項6記載の食器洗浄機は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成において、前記転倒防止治具が、前記一対の側壁部と、底部と、奥側側壁部とを一体に備え、かつ、前記奥側側壁部に、前記本体側係合部と係合する前記転倒防止治具側係合部が一体に配設されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の食器洗浄機は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成において、
前記本体ケースに取り付けられ、前記本体ケースの手前方向への移動を防止するための本体ケース側固定用係合部と、
前記設置対象に取り付けられ、前記本体ケース側固定用係合部と係合し、前記本体ケースが手前側に移動して、前記本体側係合部と、前記転倒防止治具側係合部との係合が解除されてしまうことを防止するための設置対象側固定治具と
を備え、
前記本体ケース側固定用係合部と、前記設置対象側固定治具とが締結部材により締結、固定されて前記本体ケースの手前方向への移動が阻止されるように構成されていること
を特徴としている。
本願発明(請求項1)の食器洗浄機は、設置対象に取り付けられる転倒防止治具を、上辺が奥側に向かって上り勾配を有する一対の側壁部と、一対の側壁部の間の、一対の側壁部の上辺に沿う方向の奥側の位置に配設され、本体側係合部と係合する転倒防止治具側係合部とを備えた構成とするとともに、転倒防止治具側係合部を、一対の側壁部の間の、一対の側壁部の上辺に沿う方向の奥側の位置に配設され、奥側から手前側に向かって突出する爪状突起とし、本体側係合部を、転倒防止治具側係合部である爪状突起の下側に入り込んで爪状突起と係合する係合片とし、本体ケースを手前側から奥側に移動させて、本体側係合部を転倒防止治具側係合部と係合させる際に、本体ケースに配設されたホース・コード類が、一対の側壁部の上辺に沿って移動して、転倒防止治具側係合部に引っ掛からないようにしているので、据え付け施工時に、食器洗浄機を転倒防止治具が取り付けられた収納キャビネットなどの設置対象に設置する際に、給水ホース、排水ホース、電源コードおよびアース線など(ホース・コード類)が転倒防止金具に引っ掛かったり、噛み込んだりすることを防止して、円滑に据え付け施工を行うことが可能になる。
また、請求項2の食器洗浄機のように、請求項1の発明の構成において、本体側係合部を、転倒防止治具の一対の側壁部の間に位置させた状態で、本体ケースを、手前側から奥側に移動させることにより、本体側係合部が一対の側壁部にガイドされて奥側に移動し、一対の側壁部の間の、一対の側壁部の上辺に沿う方向の奥側の位置に配設された転倒防止治具側係合部と確実に係合することが可能である。
したがって、複雑な作業を必要とすることなく、容易かつ確実に据え付け施工を行うことができる。
また、請求項3の食器洗浄機のように、請求項1または2の発明の構成において、本体ケースの底面が、中央部が下方に突出した逆凸型形状を有しており、かつ、転倒防止治具が2個、設置対象の上面に、側壁部どうしが対向するように所定の間隔をおいて取り付けられ、本体ケースの下面側に突出した凸部が2個の転倒防止治具の間にはまり込み、2個の転倒防止治具によりガイドされて奥側に移動するようにした場合、本体ケースを奥側に移動させるだけで、複雑な作業を必要とすることなく、本体側係合部を転倒防止治具側係合部と係合させることが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
また、請求項4の食器洗浄機のように、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成において、転倒防止治具側係合部を、一対の側壁部の上辺から突出しないようにした場合、給水ホース、排水ホース、電源コードおよびアース線など(ホース・コード類)が転倒防止治具に引っ掛かったり、噛み込んだりすることをより確実に防止して、本願発明をさらに実効あらしめることができる。
また、請求項5の食器洗浄機のように、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成において、転倒防止治具側係合部を、奥側から手前側に向かって突出する爪状突起とし、本体側係合部を転倒防止治具側係合部である爪状突起の下側に入り込んで爪状突起と係合する係合片であって、転倒防止治具側係合部である爪状突起に、その手前側部分が上方に傾斜するような曲折部を設け、該上方に傾斜した手前側部分が、本体側係合部である係合片を、爪状突起の下側に入り込ませるガイドとして機能するようにし、かつ、転倒防止治具の爪状突起の曲折部より奥側部分が、本体側係合部である係合片を下方に押し付ける押し付け部として機能するように構成した場合、本体ケースを奥側に押し込むだけで、本体側係合部である係合片が、転倒防止治具の爪状突起の曲折部より奥側に押し込まれ、係合片が爪状突起の曲折部より奥側部分の下面側と当接して下方に押し付けられるため、本体ケースをガタが生じないような状態で確実に保持することが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることができる。
また、請求項6記載の食器洗浄機のように、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成において、転倒防止治具を、一対の側壁部と、底部と、奥側側壁部とを一体に備え、かつ、奥側側壁部に、本体側係合部と係合する転倒防止治具側係合部が一体に配設された構成とした場合、1つの部材の取り付け作業のみで転倒防止治具を効率よく設置対象に取り付けることが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることができる。
また、請求項7記載の食器洗浄機のように、請求項1〜6のいずれかに記載の発明の構成において、本体ケースに取り付けられ、本体ケースの手前方向への移動を防止するための本体ケース側固定用係合部と、設置対象に取り付けられ、本体ケース側固定用係合部と係合し、本体ケースが手前側に移動して、本体側係合部と、転倒防止治具側係合部との係合が解除されてしまうことを防止するための設置対象側固定治具とを備えた構成とし、本体ケース側固定用係合部と、設置対象側固定治具とを締結部材により締結、固定することにより、本体側係合部と転倒防止治具側係合部との係合が解除され、転倒防止機能を果たさなくなってしまうことを確実に防止して信頼性をさらに向上させることが可能になる。
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機の構造を示す図、図2は本願発明の食器洗浄機において用いられている転倒防止治具を示す図である。
この実施例の食器洗浄機Aは、本体ケース1内に洗浄槽(図示せず)が引き出し可能に収容された構造を有し、設置対象である収納キャビネット2上に載置して使用される食器洗浄機である。
そして、この食器洗浄機Aは、収納キャビネット2に取り付けられる転倒防止治具12と、本体ケース1に取り付けられ、収納キャビネット2に取り付けられた転倒防止治具12と係合して、食器洗浄機Aが転倒することを防止する機能を果たす本体側係合部(係合片)11とを具備している。
本体側係合部(係合片)11は、図3に示すように、底面(底部)21の両側に凹部21bを有し、底面(底部)21の中央部21a(凸部)が下方に突出した逆凸型形状を有する本体ケース1の、凹部21bの奥側に配設されており、外側から内側に折り曲げられたL字状の構造を有している。
また、収納キャビネット2に取り付けられる転倒防止治具12は、図2,図4などに示すように、上辺が奥側に向かって上り勾配を有する一対の側壁部13(13a,13b)と、一対の側壁部13(13a,13b)の間の、該側壁部13の上辺14に沿う方向の奥側の位置に配設された転倒防止治具側係合部(爪状突起)15とを備えている。なお、転倒防止治具12は、さらに、底部26と、奥側側壁部27とを備えて一体に形成されており、転倒防止治具側係合部(爪状突起)15は、垂直な奥側側壁部27から略90゜折り曲げられて、手前側に向かって延設されている。
なお、上述のように、垂直な奥側側壁部27から手前側に向かって延設された転倒防止治具側係合部(爪状突起)15は、図2,図7,図8(a)、(b)などに示すように、その手前側部分(先端部分)16が上方に傾斜するように曲折部17が設けられており、該上方に傾斜した手前側部分(先端部分)16が、本体側係合部(係合片)11を、転倒防止治具側係合部(爪状突起)15の下側に入り込ませるガイドとして機能するとともに、転倒防止治具12の転倒防止治具側係合部(爪状突起)15の曲折部17より奥側部分18が、本体側係合部(係合片)11を下方に押し付ける押し付け部として機能するように構成されている。
また、一対の側壁部13(13a,13b)の間に配設された転倒防止治具側係合部15は、一対の側壁部13(13a,13b)の上辺から突出しない位置に配設されており、後述するように、食器洗浄機の据え付け施工時に、給水ホース31、排水ホース32、電源コード33、アース線34などが引っ掛からないように構成されている。
また、この実施例の食器洗浄機においては、図4に示すように、転倒防止治具12が2個、収納キャビネット2の上面に、側壁部13どうしが対向するように所定の間隔をおいて取り付けネジ19により取り付けられており、上述のように、中央部(凸部)21aが下方に突出した逆凸型形状を有する本体ケース1の底部21がはまり込み、凹部21bの側面を介して本体ケース1が2個の転倒防止治具12によりガイドされて奥側に移動し、本体側係合部11が転倒防止治具側係合部15と係合して、転倒が防止されるように構成されている。
すなわち、本体ケース1の凸部21aを2個の転倒防止治具12の間にはまり込ませた状態で、奥側に移動させることにより、本体ケース1が2個の転倒防止治具12によりガイドされるように構成されている。
また、この実施例の食器洗浄機においては、本体側係合部11が、それぞれの転倒防止治具12の一対の側壁部13(13a,13b)の間に位置した状態で、本体ケース1が、手前側から奥側に移動することになり、本体側係合部11も、転倒防止治具12の一対の側壁部13によりガイドされて奥側に移動するように構成されており、本体ケース1の凸部21aを2個の転倒防止治具12の間にはまり込ませた状態で、奥側に移動させるだけで、本体側係合部11が転倒防止治具側係合部15と確実に係合するように構成されている。
さらに、本体ケース1は、本体ケース1の手前方向(前後方向)への移動を防止するための本体ケース側固定用係合部23と、収納キャビネット2に取り付けられ、本体ケース側固定用係合部23と係合する収納キャビネット側固定治具24を備えており、本体ケース側固定用係合部23と収納キャビネット側固定治具24とを固定用ネジ(締結部材)25により結合固定することにより、本体ケース1が手前側に移動して、本体側係合部11と、転倒防止治具側係合部15との係合が解除されてしまうことが防止されるように構成されている(図1)。
次に、上述のように構成された食器洗浄機を据え付ける場合の施工方法について説明する。
(1)上述のように構成された食器洗浄機の据え付け施工を行う場合、まず、電源コード33をコンセントに接続し、アース線34をアースターミナルに接続した後、図5に示すように、本体ケース1の後部を収納キャビネット2に載せた状態で給水ホース31と排水ホース32を奥側に押し込む。
(2)それから、さらに、図6に示すように、本体ケース1を、収納キャビネット2を滑らせながら押し込み、収納キャビネット2の下側から、給水ホース31と排水ホース32を手前側に引き寄せる。
(3)その後、図1に示すような状態になるまで本体ケース1を押し込み、本体側係合部11を転倒防止治具12の転倒防止治具側係合部15に係合させた後、本体ケース側固定用係合部23と収納キャビネット側固定治具24とをネジ(締結部材)25により結合固定する。
本願発明の食器洗浄機においては、転倒防止治具12が、上辺が奥側に向かって上り勾配を有する一対の側壁部13を備え、転倒防止治具側係合部15が一対の側壁部13の間に、かつ、一対の側壁部13の上辺14から突出しないように配設された構造を有しているため、前記(1),(2)の工程で給水ホース31、排水ホース32、電源コード33、アース線34を押し込んだり、引き出したりする際に、図7に模式的に示すように、給水ホース31、排水ホース32、電源コード33、アース線34などが一対の側壁部13の上辺14に沿って移動することになり、従来の食器洗浄機の場合のように電源コードやアース線、給排水コードなどが転倒防止治具に引っ掛かることを防止することができる。
また、本体ケース1の凸部21aを2個の転倒防止治具12の間にはまり込ませた状態で、奥側に移動させることにより、本体ケース1が2個の転倒防止治具12によりガイドされるとともに、本体側係合部11が、それぞれの転倒防止治具12の一対の側壁部13(13a,13b)の間に位置した状態で、転倒防止治具12の一対の側壁部13によりガイドされて奥側に移動することになるため、据え付け施工時に、本体ケース1の凸部21aを2個の転倒防止治具12の間にはまり込ませた状態で、奥側に移動させるだけで、図8(a)、(b)に示すように、本体側係合部11を転倒防止治具側係合部15と確実に係合させることが可能になる。
なお、図8(a)、(b)は、本体側係合部(係合片)11が十分に奥まで押し込まれて、転倒防止治具側係合部(爪状突起)15の曲折部17より奥側部分18の下側まで入り込んで本体側係合部11と転倒防止治具側係合部15とが完全に係合した状態、すなわち、転倒防止治具側係合部(爪状突起)15の奥側部分18が本体側係合部(係合片)11を下方に押し付ける押し付け部として機能している状態を示す図である。
また、この実施例の食器洗浄機においては、図8(a)、(b)に示すように、上方に傾斜した手前側部分(先端部分)16が、本体側係合部(係合片)11を、転倒防止治具側係合部(爪状突起)15の下側に入り込ませるガイドとして機能するため、本体ケース1の凸部21aを奥側に押し込むだけで、図8(a)、(b)に示すように、本体側係合部11を転倒防止治具側係合部15と確実に係合させることができる。
なお、上記実施例では転倒防止治具12として、一対の側壁部13(13a,13b)と、底部26と、奥側側壁部27とを一体に備え、かつ、奥側側壁部27に、本体側係合部11と係合する転倒防止治具側係合部15が一体に配設された、いわゆる一体構造の転倒防止治具を用いるようにしているが、転倒防止治具12として、一対の側壁部13(13a,13b)、底部26、奥側側壁部27の各部の全部をあるいは一部を別体として構成することも可能である。
また、上記実施例では、2つの転倒防止治具12を並べて配設するようにした場合を例にとって説明したが、本体ケース1の底部の構造などに応じて、3以上の転倒防止治具を取り付けるように構成することも可能であり、また、場合によっては1つの転倒防止治具で対応するように構成することも可能である。
本願発明はさらにその他の点においても上記実施例に限定されるものではなく、本体ケースの具体的な構成、本体側係合部の形状や構造、転倒防止治具を構成する転倒防止治具側係合部や側壁部の形状や構造、本体ケース側固定用係合部や収納キャビネット側固定治具の具体的な構成や両者の締結、固定方法などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることができる。
上述のように、本願発明によれば、据え付け施工時に、本体ケースに配設されたホースやコードなどが転倒防止治具に引っかかって作業性を低下させることを防止することが可能で、かつ、食器洗浄機の本体ケース側係合部と転倒防止治具側係合部とを容易に係合させることが可能な、据え付け施工時の作業性が良好で、据え付け後の安全性に優れた食器洗浄機を提供することが可能になる。
したがって、本願発明は、転倒防止機能を備えた食器洗浄機の分野に広く適用することが可能である。
本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機の構造を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機において用いられている転倒防止治具を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機の、底面(底部)が逆凸型形状を有する本体ケースの構造を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機の転倒防止治具が、収納キャビネットの上面に、所定の間隔をおいて取り付けられている状態を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機を据え付け施工する場合において、給水ホースと排水ホースを奥側に押し込んだ状態を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機の本体ケースを、収納キャビネットを滑らせながら押し込み、収納キャビネットの下側から、給水ホースと排水ホースを手前側に引き寄せた状態を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機を据え付け施工する場合において、電源コードなどが一対の側壁の上辺に沿って移動する状態を模式的に示す図である。 本願発明の一実施例にかかる食器洗浄機の本体側係合部を転倒防止治具側係合部と係合させた状態を示す図で、(a)は側面図、(b)は背面図である。 従来の食器洗浄機を示す図である。
A 食器洗浄機
1 本体ケース
2 収納キャビネット
11 本体側係合部(係合片)
12 転倒防止治具
13(13a,13b) 一対の側壁部
14 側壁部の上辺
15 転倒防止治具側係合部(爪状突起)
16 手前側部分(先端部分)
17 曲折部
18 奥側部分
19 取り付けネジ
21 本体ケースの底面(底部)
21a 本体ケースの底面の中央部(凸部)
21b 本体ケースの凹部
23 本体ケース側固定用係合部
24 収納キャビネット側固定治具
25 固定用ネジ(締結部材)
26 底部
27 奥側側壁部
31 給水ホース
32 排水ホース
33 電源コード
34 アース線

Claims (7)

  1. 本体ケース内に洗浄槽が引き出し可能に収容された構造を有し、設置対象上に載置して使用される食器洗浄機であって、
    設置対象に取り付けられる転倒防止治具と、
    本体ケースの底面の奥側に取り付けられ、設置対象に取り付けられた前記転倒防止治具と係合して、食器洗浄機が転倒することを防止する機能を果たす本体側係合部と
    を具備し、かつ、
    前記設置対象に取り付けられる転倒防止治具が、上辺が奥側に向かって上り勾配を有する一対の側壁部と、前記本体側係合部と係合する転倒防止治具側係合部とを備え、
    前記転倒防止治具側係合部が、前記一対の側壁部の間の、前記一対の側壁部の上辺に沿う方向の奥側の位置に配設され、奥側から手前側に向かって突出する爪状突起であり、
    前記本体側係合部が、前記転倒防止治具側係合部である前記爪状突起の下側に入り込んで前記爪状突起と係合する係合片であり、
    前記本体ケースを、手前側から奥側に移動させ、前記本体側係合部を前記転倒防止治具側係合部と係合させることにより転倒が防止されるように構成されているとともに、
    前記本体ケースを手前側から奥側に移動させて、前記本体側係合部を前記転倒防止治具側係合部と係合させる際に、前記本体ケースに配設されたホース・コード類が、前記一対の側壁部の前記上辺に沿って移動することにより、前記ホース・コード類が前記転倒防止治具側係合部に引っ掛からないように構成されていること
    を特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記本体側係合部を、前記転倒防止治具の前記一対の側壁部の間に位置させた状態で、前記本体ケースを、手前側から奥側に移動させることにより、前記本体側係合部が前記一対の側壁部にガイドされて奥側に移動し、前記転倒防止治具側係合部と係合するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記本体ケースの底面が、中央部が下方に突出した逆凸型形状を有しており、かつ、
    前記転倒防止治具が2個、前記設置対象の上面に、前記側壁部どうしが対向するように所定の間隔をおいて取り付けられ、
    前記本体ケースの下面側に突出した凸部が前記2個の転倒防止治具の間にはまり込み、前記2個の転倒防止治具によりガイドされて奥側に移動し、前記本体側係合部が前記転倒防止治具側係合部と係合するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の食器洗浄機。
  4. 前記転倒防止治具側係合部が、前記一対の側壁部の上辺から突出しないように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗浄機。
  5. 前記転倒防止治具側係合部が、奥側から手前側に向かって突出する爪状突起であり、前記本体側係合部が前記転倒防止治具側係合部である爪状突起の下側に入り込んで爪状突起と係合する係合片であって、
    前記転倒防止治具側係合部である爪状突起に、その手前側部分が上方に傾斜するような曲折部が設けられており、該上方に傾斜した手前側部分が、前記本体側係合部である係合片を、前記爪状突起の下側に入り込ませるガイドとして機能するとともに、前記転倒防止治具の爪状突起の前記曲折部より奥側部分が、前記本体側係合部である係合片を下方に押し付ける押し付け部として機能するように構成されており、
    前記本体側係合部である係合片を、前記転倒防止治具の爪状突起の前記曲折部より奥側に押し込むことにより、前記係合片が前記爪状突起の前記曲折部より奥側部分の下面側と当接して下方に押し付けられるように構成されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器洗浄機。
  6. 前記転倒防止治具が、前記一対の側壁部と、底部と、奥側側壁部とを一体に備え、かつ、前記奥側側壁部に、前記本体側係合部と係合する前記転倒防止治具側係合部が一体に配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の食器洗浄機。
  7. 前記本体ケースに取り付けられ、前記本体ケースの手前方向への移動を防止するための本体ケース側固定用係合部と、
    前記設置対象に取り付けられ、前記本体ケース側固定用係合部と係合し、前記本体ケースが手前側に移動して、前記本体側係合部と、前記転倒防止治具側係合部との係合が解除されてしまうことを防止するための設置対象側固定治具と
    を備え、
    前記本体ケース側固定用係合部と、前記設置対象側固定治具とが締結部材により締結、固定されて前記本体ケースの手前方向への移動が阻止されるように構成されていること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の食器洗浄機。
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