JPH0923A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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JPH0923A
JPH0923A JP14995995A JP14995995A JPH0923A JP H0923 A JPH0923 A JP H0923A JP 14995995 A JP14995995 A JP 14995995A JP 14995995 A JP14995995 A JP 14995995A JP H0923 A JPH0923 A JP H0923A
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Hiroshi Okuda
浩史 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な操作で作業装置の上限までの上昇と作
業高さまでの下降とクラッチの制御とを行う。 【構成】 切換レバー21を中立姿勢Nと、上方側の上
方操作姿勢Uと、下方側の下方操作姿勢Dとに切換自
在、かつ、中立姿勢Nに復帰付勢して構成し、切換レバ
ー21の上方操作姿勢Uへの操作を検出して苗植付装置
の上昇制御を行わせ、この切換レバー21の下方操作姿
勢Dへの操作で苗植付装置の下降制御を行わせる制御手
段を備え、又、切換レバー21の下方操作姿勢Dへの操
作で下降制御を開始した後、該切換レバー21が再度、
下方操作姿勢Dに操作された場合には走行機体3から苗
植付装置に対して動力を伝えるクラッチ機構を入り操作
するクラッチ操作手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に対してアク
チュエータの駆動で昇降自在に作業装置を連結し、作業
高さにある作業装置をアクチュエータの駆動で所定高さ
まで上昇させる上昇制御と、この所定高さまで上昇させ
た作業装置を作業高さまで下降させる下降制御とを行わ
せる操作具を備えた水田作業機に関し、詳しくは、操作
具による制御動作の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された水田作業
機として特開平6‐237612号公報に示されるもの
が存在し、この従来例ではステアリングハンドルの近傍
位置の揺動レバー式の昇降操作スイッチの操作によって
作業装置としての苗植付装置を最大上昇位置まで強制上
昇させる状態と、接地下降させる状態とに切換え自在に
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例では、運転座席
の側部位置の昇降レバーの揺動操作で苗植付装置の昇降
を行えるよう構成されると共に、前述のように苗植付装
置の上昇と下降とを可能にする専用の昇降操作スイッチ
を備えることによって、例えば、枕地での機体旋回開始
時には昇降操作スイッチのワンタッチ操作で苗植付装置
の上昇を開始しながらステアリング操作を可能にし、
又、旋回終了時には昇降操作スイッチのワンタッチ操作
で苗植付装置の下降を開始しながらステアリング操作を
可能にするので、昇降レバーのよう苗植付装置の昇降を
行う際にも決まったストロークの操作を行わずに済み、
操作が単純で作業能率を向上できるという良好な面を有
するものとなっている。又、この昇降操作スイッチによ
って苗植付装置を下降させた際にマーカスイッチが操作
されていると、苗植付装置が接地すると同時に植付けク
ラッチを入り操作して苗植付装置を駆動できるように構
成されている。
【0004】しかし、従来例のように昇降操作スイッチ
の反復操作によって苗植付装置が昇降するものでは、昇
降操作スイッチの操作時に苗植付装置が上昇するのか、
苗植付装置が下降するのか判別し難い面がある。特に、
走行機体の後端に苗植付装置を連結したものでは作業姿
勢の作業者からは苗植付装置が上昇位置にあるのか下降
位置にあるのか認識するのに困難な面があり、例えば、
枕地での旋回終了時に苗植付装置の下降を行ったにも拘
らず、作業者が下降操作を行ったことを忘れ、昇降スイ
ッチを再び操作して苗植付装置を上昇させることもあり
改善の余地がある。又、田植機では、苗列の端部を揃え
る目的からも苗植付装置の駆動を開始するタイミングを
任意に設定したい場合もあり、この点も改善の余地があ
る。
【0005】本発明の目的は、ワンタッチの操作で作業
装置を昇降させるという良好な面を損なうことなく、誤
操作を発生させずに苗植付装置の昇降を確実に行い能率
の高い作業を可能にする水田作業機を合理的に構成する
点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴(請求項
1)は冒頭に記したように、走行機体にアクチュエータ
で昇降自在に作業装置を連結し、作業高さにある作業装
置をアクチュエータで所定高さまで上昇させる上昇制御
と、この所定高さまで上昇させた作業装置を作業高さま
で下降させる下降制御とを行わせる操作具を備えた水田
作業機において、前記操作具を中立姿勢と、この中立姿
勢から上方に変位した上方操作姿勢と、この中立姿勢か
ら下方に変位した下方操作姿勢とに切換自在、かつ、中
立姿勢に復帰付勢して構成すると共に、この操作具の中
立姿勢から上方操作姿勢への操作を検出して前記上昇制
御を行わせ、この操作具の中立姿勢から下方操作姿勢へ
の操作を検出して前記下降制御を行わせる制御手段を備
え、又、前記操作具の下方操作姿勢への操作で前記下降
制御を開始した後、該操作具が再度下方操作姿勢に操作
された場合には、この操作を検出して走行機体から作業
装置に対して動力を伝えるクラッチ機構を入り操作する
クラッチ操作手段を備えている点にあり、その作用、及
び、効果は次の通りである。
【0007】又、本発明は前記操作具が、基端部を中心
としてレバー端を上下方向に操作自在に構成したレバー
で構成されると共に、このレバーを上下への操作方向と
直交する方向へ操作自在に構成し、この直交方向への両
操作端への操作によって、走行機体の側方位置の圃場面
に対して次行程における走行指標を描く左右のマーカの
何れかを、格納姿勢から圃場面に突入する作用姿勢に切
換えるマーカ操作手段を備えている点にも特徴(請求項
2)を有し、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0008】
【作用】上記特徴(請求項1)によると、操作具を中立
姿勢から上方操作姿勢に操作した場合には制御手段が作
業装置を所定の高さまで上昇させ、操作具を中立姿勢か
ら下方操作姿勢に操作した場合には制御手段が作業装置
を作業高さまで下降させるものとなり、更に、この下降
状態で操作具を再度下方操作姿勢に操作した場合にはク
ラッチ操作手段がクラッチ機構の入り操作を行うものと
なる。
【0009】つまり、操作具の操作方向と作業装置の昇
降方向とが一致するので誤操作を生じ難く、例えば、操
作具の操作によって作業装置を下降させた後に誤って作
業装置を下降させる操作を行った場合にも操作方向が等
しい下方に向かう方向なので作業装置を上昇させること
もない。又、作業装置を下降させた後、操作具を下方操
作姿勢に操作することでクラッチ機構が入り操作される
ので、任意のタイミングで作業装置の駆動を開始できる
ものとなる。
【0010】請求項2によると、操作具を上下方向と直
交する方向の操作端に操作することによって、マーカ操
作手段がその操作位置に対応した側のマーカを作用姿勢
に切換えるものとなる。つまり、必要な側のマーカを作
用姿勢に切換える場合にも操作具から手を放さずに済
み、該操作具以外にスイッチ等を備えるものと比較する
と、マーカの操作を楽に行えるものとなり、又、マーカ
を必要としない場合には操作具を操作しないことで済
む。
【0011】
【発明の効果】従って、ワンタッチの操作で作業装置を
昇降させるという良好な面を損なうことなく、誤操作を
発生させずに苗植付装置の昇降を確実に行い、又、クラ
ッチ機構の操作で任意のタイミングで作業装置の駆動を
開始して能率の高い作業を可能にする水田作業機が合理
的に構成された(請求項1)。
【0012】又、マーカが必要な場合にも、簡便な操作
で任意のタイミングで任意の側のマーカを使用できるも
のとなった(請求項2)。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動
型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機
体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機
体3の後部にエンジン4からの動力が伝えられる静油圧
式の無段変速装置5、及び、ミッションケース6を配置
し、又、走行機体3の中央部に運転座席7を配置し、走
行機体3の後端部に対しアクチュエータの一例としての
昇降シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介して作
業装置Aの一例としての苗植付装置Anを連結して水田
作業機の一例としての田植機を構成する。
【0014】前記運転座席7の右側部に苗植付装置An
の昇降制御とクラッチ機構としての植付クラッチCの入
り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転座
席7の左側部には変速レバー11を備えている。又、前
記植付クラッチCは、前記ミッションケース6に内蔵さ
れ、このミッションケース6から苗植付装置Anに対し
て動力を伝える伝動軸12が決まった回転位相にある場
合にのみ切り操作を許容して苗植付装置Anの植付アー
ム(後述する)が圃場面との接触を回避した姿勢で動力
を遮断するよう構成されている。
【0015】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、か
つ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の
苗載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる
伝動ケース14、この伝動ケース14からチェーンケー
ス15を介して伝えられる動力で回転するロータリケー
ス16、このロータリケース16に一対ずつ備えられた
植付アーム17、複数の整地フロート18夫々を備えて
複数条植用に構成されると共に、左右の両側部位置にラ
インマーカ25,25を備えている。
【0016】又、運転座席7の前方位置のステアリング
ハンドル20のポスト部の右側面には操作具としての切
換レバー21を備えており、この切換レバー21は図2
に示すように、略水平の中立姿勢Nとなるようバネ(図
示せず)で復帰する方向に付勢されると共に、この中立
姿勢Nを基準にその端部を上方に変位させた上方操作姿
勢Uと、その端部を下方に変位させた下方操作姿勢D
と、その端部を後方に変位させた左マーカ操作姿勢L
と、その端部を前方に変位させた右マーカ操作姿勢Rと
に操作自在となるように、その基端部を中心として十字
方向に揺動自在に構成されている。
【0017】昇降レバー10は図3に示すようにガイド
22に形成された経路に沿って操作するよう構成され、
該昇降レバー10を経路内の「下降」位置より前方側に
設定すると苗植付装置Anを下降させ、「上昇」位置よ
り後方側に設定すると苗植付装置Anを上昇させ、「中
立」位置に設定すると苗植付装置Anをそのレベルに維
持するよう制御系と連係し、又、該昇降レバー10を
「入」位置に設定すると植付クラッチCを入り操作する
と共に、苗植付装置Anに備えた整地フロート18が接
地する状態で所定の対圃場高さを維持する自動昇降制御
が行われ、「切」位置に設定すると植付クラッチCを切
り操作し、更に、該昇降レバー10を「自動」位置に設
定すると前記切換レバー21の操作に従って苗植付装置
Anの昇降を許容すると同時に苗植付装置Anの上昇時
には植付クラッチCを自動的に切り操作する。
【0018】図4に示すように、前記左右のラインマー
カ25,25は苗植付装置Anのフレーム部26に対し
て前後向き姿勢の支軸27周りに揺動自在に支承される
と共に、倒伏状態の作用姿勢に保持するバネ28と、の
バネ28の付勢力に抗して起立状態の格納姿勢に保持す
るようラインマーカ25のピン29に係合する揺動型の
ロック部材30とを有し、又、苗植付装置Anの上昇時
に前記リンク機構9の後端位置の部材と苗植付装置An
との相対姿勢の変化を利用して左右夫々のものとも格納
姿勢に切換えるワイヤ31、及び、ロック部材30をロ
ック解除姿勢に切換える左右一対の電磁ソレノイド3
2,32夫々を備えている。
【0019】図1に示すように、運転座席7の下方位置
にマイクロプロセッサを備えた制御装置33が配置さ
れ、図5に示すように、この制御装置33には昇降レバ
ー10の操作位置を検出するレバーセンサ34、昇降レ
バー10が「自動」位置に操作されたことを検出する自
動スイッチ35、切換レバー21の上方操作姿勢Uへの
操作を検出する上昇スイッチ36、該切換レバー21の
下方操作姿勢Dへの操作を検出する下降スイッチ37、
該切換レバー21の左マーカ操作姿勢Lへの操作を検出
する左マーカスイッチ38、該切換レバー21の右マー
カ操作姿勢Rへの操作を検出する右マーカスイッチ3
9、図1に示す如く、リンク機構9の基端部に備えられ
作業装置の対機体高さを計測するポテンショメータ型の
リンクセンサ40、苗植付装置Anの自動昇降制御感度
を設定するポテンショメータ型の制御感度設定器41、
前記整地フロート18のうち左右方向での中央のものの
前部の昇降方向への傾斜姿勢を計測するポテンショメー
タ型のフロートセンサ42夫々からの信号が入力され
る。尚、図5に示す如く、前記整地フロート18のうち
左右方向で中央位置のものはその後部を横向き姿勢の軸
43周りで揺動自在に苗植付装置Anに支持されると共
に、その前端を屈折型のリンク片44を介して苗植付装
置Anに支持され、又、このフロート前部の上下方向へ
の揺動量を前記フロートセンサ42で計測するものとな
っている。
【0020】又、この制御装置33は油圧シリンダ8を
制御する電磁弁45、植付クラッチCを操作する電動モ
ータ46を制御するリレー47、左側、及び、右側のラ
インマーカ25に対する電磁ソレノイド32夫々に対す
る出力系を有し、昇降レバーを「入」位置に設定した状
態では、制御感度設定器41で設定される整地フロート
18の軸43周りでの揺動姿勢が維持されるようフロー
トセンサ42からの信号をフィードバックしながら苗植
付装置Anの昇降制御を行うことで苗植付装置Anの対
圃場面高さを維持する自動昇降制御が行われる。又、こ
の制御装置33では、切換レバー21の操作によって苗
植付装置Anの昇降、ラインマーカ25,25の操作、
植付クラッチCの入り操作を行えるものであり、その制
御動作を以下のフローチャートに基づいてに説明する。
【0021】つまり、この制御では自動スイッチ35か
らの信号に基づいて昇降レバー10が「自動」位置に設
定されていると判別した場合に、上昇スイッチ36、下
降スイッチ37、左マーカスイッチ38、右マーカスイ
ッチ39夫々からの信号に基づいて切換レバー21の姿
勢を判別し、切換レバー21が上方操作姿勢Uに操作さ
れた場合にはフロートセンサ42からの信号に基づいて
苗植付装置Anが作業高さにある場合にのみ苗植付装置
Anを上昇させる上昇処理を行い、フラグを「0」にセ
ットする(#101〜#105ステップ)。尚、この上
昇処理では電磁弁45の操作で昇降シリンダ8に圧油を
供給して苗植付装置Anの上昇を行うと共に、リンクセ
ンサ40からの信号に基づいて苗植付装置Anの対機体
高さが、予め設定された限界としての上限高さに達した
ことが判別されると上昇制御を終了する制御が行われ
る。
【0022】次に、切換レバー21が下方操作姿勢Dに
操作された場合には、タイマを作動させ、フラグが
「0」であり、リンクセンサ40からの信号に基づいて
苗植付装置Anが上限高さにある場合にのみ苗植付装置
Anを下降させる下降処理を行いフラグを「1」にセッ
トし(#106〜#111ステップ)、この下降時にお
いても切換レバー21が3秒以上下方操作姿勢Dに操作
され続けたことをタイマのカウント結果から判別できた
場合には苗植付装置Anの整地フロート18が接地した
ことをフロートセンサ42からの信号で検出したタイミ
ングで植付クラッチCを入り操作する(#112、#1
13ステップ)。尚、この下降処理では電磁弁45の操
作で昇降シリンダ8から排油を行って苗植付装置Anの
下降を行うと共に、フロートセンサ42からの信号に基
づいて整地フロート18が圃場面に接する作業高さまで
下降すると下降制御を終了する制御が行われる。そし
て、苗植付装置Anの上昇処理を行う#104ステッ
プ、及び、苗植付装置Anの下降処理を行う#110ス
テップ夫々で制御手段Eが構成されている。
【0023】又、切換レバー21が下方操作姿勢Dに操
作されて苗植付装置Anの下降制御が開始された後に切
換レバー21が再度下方操作姿勢Dに操作された場合に
はフラグの値からこの操作を判別して、切換レバー21
の下方操作姿勢Dへの操作のタイミングで植付クラッチ
Cを入り操作する(#114ステップ)。尚、この#1
14ステップでクラッチ操作手段Fが構成されている。
【0024】又、切換レバー21が左マーカ操作姿勢
L、あるいは、右マーカ操作姿勢Rの何れかの姿勢に操
作された場合には、操作に対応した側の電磁ソレノイド
32を操作して、その側のラインマーカ25を作用姿勢
に切換える制御を行う(#115、#116ステッ
プ)。又、昇降レバー10が「自動」位置以外に位置に
操作された場合にはフラグを初期値「0」に設定する制
御も行われる(#117ステップ)。尚、この#116
ステップでラインマーカ25を作業姿勢に切換えるマー
カ操作手段Gが構成されている。
【0025】尚、苗植付装置Anが上昇操作された場合
には、作用姿勢のラインマーカ25はワイヤ31の張力
によって起立操作され、かつ、ロック部材30によって
格納姿勢に保持され、又、ロックの解除を行った際に苗
植付装置Anが下降していれば、その側のラインマーカ
25は作用姿勢に切り換わるものの、苗植付装置Anが
完全に下降していない場合には、苗植付装置Anが完全
に下降した時点でラインマーカ25は適性な作用姿勢に
切換わる。
【0026】〔別実施例〕本発明は苗植付装置以外に、
圃場面に溝を形成する溝切り装置を走行機体の後端に昇
降自在に連結した水田作業機に適用することが可能であ
る。又、このように圃場面に接触する形態で作業を行う
ものでは、その高さが作業高さとなる。尚、操作具によ
って作業機を上昇させる高さを任意に変更できるよう構
成することも可能である。
【0027】又、本発明は上記実施例以外に、例えば、
図7に示すように、走行機体3の後端に苗植付装置に変
えて作業装置Aの一例としての防除機Abを昇降自在に
連結したものに適用することも可能である。つまり、防
除機Abは、液状の薬剤を貯留するタンク56を上部に
備え、後部に横方向に張出すアーム状のノズル57を備
え、タンク56の下方にタンク56からの薬剤をノズル
57に送るユニット58を備えて構成され、又、この防
除機Abを走行機体3に連結した場合には、防除機Ab
を昇降レバー10の操作位置に対応した対機体高さまで
昇降するポジション制御を行うよう構成されると共に、
切換レバー21の上下方向への操作に従って、該防除機
Abの昇降を行えるよう制御動作が切り換え得るように
なっており、その昇降時の制御動作は図8に示すフロー
チャートに従って行われる。
【0028】つまり、昇降制御が開始されるとフラグを
初期値「0」にセットし、フラグの状態を判別した後、
昇降レバー10の操作量をレバーセンサ34からの信号
に基づいて計測し、かつ、この信号値に対応する対機体
高さまで防除機Abを昇降させるようリンクセンサ40
からの信号をフィードバックしながらポジョション制御
を行う(#201〜#203ステップ)。次に、このポ
ジション制御状態で切換レバー21が上方操作姿勢Uに
操作された場合には、リンクセンサ40からの信号をメ
モリ等に記憶して、該防除機Abを上限まで上昇させる
上昇処理を行い、フラグを「1」にセットする(#20
4〜#207ステップ)。尚、この制御では昇降レバー
10で設定される防除機Abの対機体高さが作業高さと
なり、上限の高さは予め設定された限界の対機体高さと
なる。
【0029】又、このように防除機Abが上限高さまで
上昇した状態では切換レバー21が下方操作姿勢Dに操
作された場合に、メモリに記憶した高さまで防除機Ab
を下降させフラグを初期値「0」に戻してポジション制
御を可能にする動作をリセットされるまで繰り返して行
うように設定されている。尚、このフローチャートでは
クラッチ機構Cの操作については詳述しなかったが、こ
のクラッチ機構Cの入り切り操作は前記実施例と同様に
防除機Abが作業高さに向けて下降制御された後に切換
レバー21を下方操作姿勢Dに操作することによって行
われ、クラッチ機構Cの切り操作は切換レバー21の上
方操作姿勢Uへの操作時に防除機Abの上昇制御と同時
に行われるようになっている。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】切換レバーの操作方向を示す側面図
【図3】昇降レバーの操作経路の平面図
【図4】マーカの操作系の後面図
【図5】制御系のブロック図
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】別実施例の防除機を連結した走行機体後部の側
面図
【図8】別実施例の制御動作のフローチャート
【符号の説明】
3 走行機体 8 アクチュエータ 21 操作具 25 マーカ A 作業装置 C クラッチ機構 E 制御手段 F クラッチ操作手段 G マーカ操作手段 N 中立姿勢 U 上方操作姿勢 D 下方操作姿勢

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(3)に対してアクチュエータ
    (8)の駆動で昇降自在に作業装置(A)を連結し、作
    業高さにある作業装置(A)をアクチュエータ(8)の
    駆動で所定高さまで上昇させる上昇制御と、この所定高
    さまで上昇させた作業装置(A)を作業高さまで下降さ
    せる下降制御とを行わせる操作具(21)を備えた水田
    作業機であって、 前記操作具(21)を中立姿勢(N)と、この中立姿勢
    (N)から上方に変位した上方操作姿勢(U)と、この
    中立姿勢(N)から下方に変位した下方操作姿勢(D)
    とに切換自在、かつ、中立姿勢(N)に復帰付勢して構
    成すると共に、この操作具(21)の中立姿勢(N)か
    ら上方操作姿勢(U)への操作を検出して前記上昇制御
    を行わせ、この操作具(21)の中立姿勢(N)から下
    方操作姿勢(D)への操作を検出して前記下降制御を行
    わせる制御手段(E)を備え、又、前記操作具(21)
    の下方操作姿勢(D)への操作で前記下降制御を開始し
    た後、該操作具(21)が再度下方操作姿勢(D)に操
    作された場合には、この操作を検出して走行機体(3)
    から作業装置(A)に対して動力を伝えるクラッチ機構
    (C)を入り操作するクラッチ操作手段(F)を備えて
    いる水田作業機。
  2. 【請求項2】 前記操作具(21)が、基端部を中心と
    してレバー端を上下方向に操作自在に構成したレバーで
    構成されると共に、このレバーを上下への操作方向と直
    交する方向へ操作自在に構成し、この直交方向への両操
    作端への操作によって、走行機体(3)の側方位置の圃
    場面に対して次行程における走行指標を描く左右のマー
    カ(25)の何れかを、格納姿勢から圃場面に突入する
    作用姿勢に切換えるマーカ操作手段(G)を備えている
    請求項1記載の水田作業機。
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