JPH09238140A - Atmスイッチ - Google Patents

Atmスイッチ

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JPH09238140A
JPH09238140A JP4329696A JP4329696A JPH09238140A JP H09238140 A JPH09238140 A JP H09238140A JP 4329696 A JP4329696 A JP 4329696A JP 4329696 A JP4329696 A JP 4329696A JP H09238140 A JPH09238140 A JP H09238140A
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cell
processor
processing
atm
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JP4329696A
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Inventor
Toshitada Saito
利忠 斎藤
Kohei Abe
浩平 安部
Koichi Tanaka
幸一 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動的なプロトコル規格に関するセル処理を
柔軟に処理でき、しかもセルデータを格納するために必
要となるメモリ量を削減することができるATMスイッ
チを提供する。 【解決手段】 ATM入力セルデータに対するプロトコ
ル処理を行うプロセッサを備えたATMスイッチにおい
て、前記プロセッサから直接アクセス可能なレジスタ群
と、前記レジスタ群に対して、前記ATM入力セルデー
タの一部または全部の書き込み/読み出しを行う書き込
み/読み出し手段とを設け、前記プロセッサは、書き込
まれた前記レジスタ群上のATM入力セルデータに対し
てプロトコル処理を行うように構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asyuchro
nous transfer mode)セルを交換するATMスイッチに
関し、特にプロセッサを用いてセルデータ処理を行うA
TMスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】ATMスイッチにおけるセル処理は、セ
ルの到着順序を乱さないように処理する必要性や、スイ
ッチ内にセルが滞留する時間をなるべく短くする必要性
があり、特定のプロトコル処理を行うセルに対しても、
そのプロトコル処理を行わないセルの処理時間と同等の
期間内にそれを完了する必要がある。
【0003】従来のATMスイッチでは、このようなセ
ル処理時間に対する厳しい制約から専用のセルデータ処
理回路を構成し、プロトコル処理を固定的なシーケンス
で実行していた。
【0004】図10は、専用のセルデータ処理回路(シ
ーケンサ)を備えた従来のATMスイッチの概念図であ
る。
【0005】このATMスイッチにおけるシーケンサ1
01の内部は、レジスタとプロセッサが分離されておら
ず、セルデータに対する書き換え処理が必要な部分に専
用の演算器が設けられている。
【0006】しかし、このような専用ハードウェアを用
いてプロトコル処理を固定的なシーケンスで実行する場
合では、プロトコルの変更に対して的確に対応すること
ができず、プロトコルの変更に対する柔軟性に欠ける結
果となる。
【0007】そこで、最近では、複雑かつ流動的な規格
に基づくプロトコル処理を行うために有効であるとし
て、プロセッサでソフトウェア処理を行うATMスイッ
チが提案されている。この種のATMスイッチにおい
て、プロセッサを用いたセルデータ処理を行う場合は、
必要となるセルデータの特定領域のみをプロセッサのレ
ジスタへロードし、処理を終えたデータをストアし直す
といった処理をソフトウェアで制御している。
【0008】図11は、プロセッサを備えた従来のAT
Mスイッチの概念図である。
【0009】このATMスイッチでは、プロセッサとレ
ジスタとが分離されて構成されている。セルデータに対
する書き換え処理の発生する領域を限定し、セルデータ
を一時蓄積しているレジスタ102の一部分102aだ
けをプロセッサ103からアクセス可能とすることによ
って、プロセッサ103がセルデータを保持するための
レジスタ数を数ワードに抑えるようにしている。
【0010】UTOPIA(Universal Test & Operati
ons PHY Interface for ATM )インターフェース(以
下、UTOPIA・I/Fという)から入力されたAT
M入力セルは、セル・プロセッサ103からの処理を受
ける間、レジスタ102に一時蓄積されるが、プロセッ
サ103から直接アクセスされるデータ領域はレジスタ
102の限られた一部分102aだけである。プロセッ
サ103による処理が完了すると、レジスタ102に蓄
積されていたセルデータは、ATM出力セルとして出力
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロト
コル処理をプロセッサを用いて行う上記従来のATMス
イッチにおいては、次のような問題点があった。
【0012】(1)処理サイクルが不足する。この点を
図12を用いて具体的に説明すると、通常、プロセッサ
103からアクセス可能なレジスタ数には制限(数ワー
ド)があるため、ATMセル全体をこの上にマッピング
することは不可能である。そのため、セルデータを一時
蓄積したセル・バッファメモリ102から、必要な部分
のみをプロセッサ103によって直接アクセス可能なレ
ジスタ102aへ一旦転送し、その上でデータ処理を行
って再びセル・バッファ102へデータを転送し直すと
いった手順が必要であった。このデータ転送にかかるス
テップ数も、プロトコル処理にかかるステップ数に含ま
れてしまうため、実質的なデータ処理ステップ数を圧迫
することになり、サイクル数の不足が発生していた。
【0013】(2)セルデータをプロセッサ103のレ
ジスタ上へ展開する際に必要となるレジスタバンクと、
UTOPIA・I/Fで用いるセルFIFOとが重複し
てセルバッファを構成するため、セルバッファメモリ1
02が増加する。
【0014】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、流動的なプロ
トコル規格に関するセル処理を柔軟に処理でき、しかも
セルデータを格納するために必要となるメモリ量を削減
することができるATMスイッチを提供することであ
る。またその他の目的は、プロトコル処理をプロセッサ
を用いて行う場合の処理サイクル不足を緩和することが
できるATMスイッチを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、ATM入力セルデータに対す
るプロトコル処理を行うプロセッサを備えたATMスイ
ッチにおいて、前記プロセッサから直接アクセス可能な
レジスタ群と、前記レジスタ群に対して、前記ATM入
力セルデータの一部または全部の書き込み/読み出しを
行う書き込み/読み出し手段とを設け、前記プロセッサ
は、前記レジスタ群上に書き込まれたATM入力セルデ
ータに対してプロトコル処理を行うように構成にしたこ
とにある。
【0016】この第1の発明によれば、プロセッサは、
書き込み手段によってレジスタ群上に書き込まれたAT
M入力セルデータに対してプロトコル処理を行い、その
処理終了後に読み出し手段によって前記レジスタ群から
読み出される。
【0017】第2の発明の特徴は、上記第1の発明にお
いて、前記レジスタ群を構成するメモリは、2つの読出
しポート及び1つの書き込みポートを有する3ポートメ
モリであり、前記プロセッサ内の演算器の2つの入力側
に前記2つの読出しポートをそれぞれ接続し、該演算器
の出力側に前記書き込みポートを接続したことにある。
【0018】この第2の発明によれば、ATM入力セル
データをレジスタ群へ書き込むときには書き込みポート
を用い、該レジスタ群からの読み出しを行うときには、
2つの読み出しポートのうち少なくとも一方を用いる。
【0019】第3の発明の特徴は、上記第1または第2
の発明において、前記レジスタ群を最低2枚以上の切り
替え可能なレジスタバンクによって構成し、前記セルデ
ータの読出し/書き込みと、前記プロセッサによる処理
とを並行して実行する構成にしたことにある。
【0020】この第3の発明によれば、ATM入力セル
データを展開するレジスタバンクのパイプラインを、よ
り少ないメモリ量で実現する。
【0021】第4の発明の特徴は、上記第1または第2
の発明において、前記レジスタ群を最低3枚以上の切り
替え可能なレジスタバンクによって構成し、前記書き込
み/読み出し手段によるATM入力セルデータの書き込
みと、前記プロセッサによる処理と、前記書き込み/読
み出し手段によるATM入力セルデータの読出しとを並
行して実行する構成にしたことにある。
【0022】この第4の発明によれば、ATM入力セル
データを展開するレジスタバンクのパイプラインを、よ
り少ないメモリ量で簡単且つ的確に実現する。
【0023】第5の発明の特徴は、上記第4の発明にお
いて、前記ATM入力セルデータを入力するセルインタ
ーフェース内に具備されるセルFIFOを、前記レジス
タバンクと共用する形で最低3枚以上のセルバッファに
よって構成することにある。
【0024】この第5の発明によれば、パイプラインを
構成するメモリ手段と、セルFIFOとをレジスタ群に
よって共有化する。
【0025】第6の発明の特徴は、上記第5の発明にお
いて、前記レジスタバンクを最低4枚以上のセルバッフ
ァで構成し、前記プロセッサによる処理と前記レジスタ
群からのセルデータの読み出しとの処理速度がATM入
力セルデータの間隔よりも速い一定間隔であるときは、
前記レジスタバンクに、前記セルインターフェースのセ
ルFIFOとしての速度調整機能を持たせるようにした
ことにある。
【0026】この第6の発明によれば、レジスタバンク
は、ATM入力セルデータの入力間隔とプロセッサでの
処理間隔との差を吸収するFIFOとしての働きと、プ
ロセッサがアクセスするレジスタを構成するためのパイ
プラインとしての働きとの両方を実現する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
るATMスイッチの要部構成を示すブロック図である。
【0028】このATMスイッチは、セルデータの処理
を行うセル処理専用プロセッサ1と、UTOPIA・I
/Fを介して入力されたATM入力セルデータを蓄積し
前記プロセッサ1から直接アクセス可能なレジスタバン
クを構成するセルバッファメモリ(レジスタ群)2とを
備えている。
【0029】UTOPIA・I/FよりATMスイッチ
に到着したATMセルは、セルバッファメモリ2へ一時
的に蓄積され、ここでプロセッサ1からの処理を受け、
その処理終了後に該セルバッファメモリ2から読み出さ
れるようになっている。このとき、セルバッファメモリ
2に対するATMセルの書き込みと、読み出しはプロセ
ッサ1を介さずに行われ、プロセッサ1は、セルバッフ
ァメモリ2を用いてプロトコル処理を行う。
【0030】また、本実施形態のATMスイッチは、プ
ロトコル処理の規格が変更された場合にも柔軟に対応で
きるように、ATM入力セルデータの全てもしくはペイ
ロードデータ部分の全てを前記セルバッファメモリ2上
に展開するように構成されている。
【0031】図2は、本実施形態に係るATMスイッチ
の詳細図であり、図1中のプロセッサ1とセルバッファ
メモリ2の接続関係を示したものである。
【0032】プロセッサ1がアクセスするセルバッファ
メモリ2は、読み出し2ポート(r1,r2)及び書き
込み1ポート(w)の3ポートメモリで構成され、これ
らの読み出し2ポート(r1,r2)及び書き込み1ポ
ート(w)は、プロセッサ1内の演算器1aの入力2ポ
ート(i1,i2)及び出力1ポート(O)にそれぞれ
接続されている。
【0033】ATMスイッチへのATM入力セルデータ
をセルバッファメモリ2へ書き込むときには前記書き込
みポート(w)を用い、該セルバッファメモリ2からの
読み出しを行うときには、前記2つの読み出しポート
(r1,r2)のうち少なくとも一方を用いる。すなわ
ち、ATMスイッチへの到着セルは、セルバッファメモ
リ2の書き込みポート(w)を介してセルバッファメモ
リ2上へ展開し、そのセルデータの回収は、セルバッフ
ァメモリ2の読み出しポート(r1,r2)の少なくと
も1ポートを用いて行う。
【0034】このように、レジスタバンクを構成するセ
ルバッファメモリ2と演算器1aとを接続することで、
そのレジスタバンク上に展開された全てのセルデータに
対して、1ステップの命令で演算を行い、かつその結果
をセルの任意の位置に保存するようにしている。
【0035】図3は、本実施形態に係るATMスイッチ
の詳細図であり、図1中のセルバッファメモリ2におけ
るレジスタバンクを示したものである。
【0036】同図に示すように、図1中のセルバッファ
メモリ2は、3枚のレジスタバンク、つまりセルバッフ
ァ2A,2B,2Cで構成され、ATM入力セルデータ
の書き込みとプロセッサ1による処理とセルデータの読
み出しとを各々独立して並行処理(パイプライン処理)
できるようにしたものである。
【0037】すなわち、プロセッサ1が、ATMスイッ
チに到着するATMセルをセル到着間隔にほぼ等しいセ
ル処理時間(1セル時間)に処理して、セル位相のずれ
がどのような位置でも確実にデータの受け渡しが行われ
るようにするには、ATMスイッチへの到着セルをレジ
スタバンクへ展開する展開ステージと、プロセッサ1の
処理によるレジスタバンクへのアクセスが行われるアク
セスステージと、処理後のセルデータをレジスタバンク
から回収する回収ステージとが必要となる。
【0038】そのため、本実施形態のセルバッファメモ
リ2では、上記の展開ステージとアクセスステージと回
収ステージとの3段階のパイプラインを構成し、レジス
タバンクもこの数だけバンク切り替え可能なセルバッフ
ァによって構成している。
【0039】それと共に、セルバッファ2A,2B,2
Cによって構成される3枚のレジスタバンクは、UTO
PIA・I/Fで必要となるセルFIFOと共用されて
いる。すなわち、3枚のレジスタバンクで構成される本
実施形態のセルバッファメモリ2は、UTOPIA・I
/Fを介してATMスイッチへ到着するATMセルに対
して、UTOPIA・I/F上でのデータ転送速度とA
TMスイッチ内部でのセル処理速度との差異を調整する
ためのFIFOの機能も有し、該セルバッファメモリ2
によってATMセルはスイッチ内部のプロセッサ1と結
合されている。
【0040】以上のように構成される本実施形態のAT
Mスイッチによれば、UTOPIA・I/Fを介して到
着するATMセルは、その到着間隔より若干短く設定さ
れたスイッチ内部でのセル処理間隔との差異を調整する
ため、一旦セルデータを蓄積するためのセルバッファメ
モリ2のセルバッファ2Cに格納される。このセルバッ
ファ2Cへのデータ書き込みは、UTOPIA・I/F
の動作速度によって行われ、データ読み出しはスイッチ
内部のセル処理速度によって行われるため、このセルバ
ッファ2Cへのデータ書き込みと読み出しは非同期に行
われる。
【0041】そして、プロセッサ1のアクセスステージ
を構成するセルバッファ2BへATMセルのデータが移
動した時点で、プロセッサ1はセルバッファメモリ2の
2つの読み出しポート(r1,r2)と1つの書き込み
ポート(w)を用いて、セルデータに対してアクセス
し、処理結果の書き戻しを行う。
【0042】プロセッサ1によるセル処理は1セル時間
内に完了し、次のセル処理期間には、セルバッファメモ
リ2のセルバッファ2Aから処理を終えたセルデータが
読み出される。
【0043】図4は、本実施形態の動作タイミングチャ
ートであり、プロセッサ処理の処理サイクルが一定で隙
間無く処理される前提で、タイミングを規定したもので
ある。
【0044】同図の例では、セルデータBがプロセッサ
処理のサイクルにある間に、セルデータAの回収(読み
出し)を行い、セルデータCがプロセッサ処理のサイク
ルにある間に、次々々のセルデータの展開(書き込み)
を行う。各々、1セルサイクル時間をかけて処理を行
う。
【0045】また、UTOPIA・I/Fから入力され
る到着セル間隔が少なくともプロセッサによるセル処理
時間、及び処理後のセルデータを回収するセルバッファ
からのデータ読み出し時間よりも長い場合、すなわち、
セルの到着間隔が一定でないため、プロセッサ処理と回
収の処理サイクルにも隙間が生じている場合は、図5の
タイムチャートに示すように、セルデータの展開が完了
した時間からプロセッサ処理を開始する。そして、それ
が完了した時間からセルデータの回収を行えば、セルバ
ッファ2Cへのデータ展開を完了して次のセルバッファ
を準備する必要が発生するまでには、セルバッファ2A
のデータ回収は完了し、バッファは解放されており、上
記のように少なくとも3枚のセルバッファがあれば、一
連のパイプライン処理が実現可能であることが分かる。
【0046】このように本実施形態では、上記パイプラ
インを構成するメモリ手段と、上記セルFIFOとをセ
ルバッファメモリ2によって共有化することができるた
め、メモリ量を削減することが可能となる。
【0047】なお、上記第1実施形態におけるATMス
イッチでは、セルバッファメモリ2を3枚の切り替え可
能なレジスタバンク2A,2B,2Cで構成し、前記の
展開ステージとアクセスステージと回収ステージとを独
立した形で並行して処理するようにしたが、図6に示す
ように、そのセルバッファメモリ2に代えて2枚のレジ
スタバンクつまりセルバッファ3A,3Bで構成したセ
ルバッファメモリ3を設け、前記展開及び回収ステージ
をレジスタバンク3Bを用いて1セル処理サイクル中に
縦列(逐次)処理し、前記アクセスステージをレジスタ
バンク3Aを用いて処理するようにしてもよい。この場
合の動作タイミングは、図7に示すように、セルデータ
Bがプロセッサ処理のサイクルにある間に、セルデータ
Aの回収(読み出し)と、次々セルデータの展開(書き
込み)とを両方行う必要があるため、プロセッサ処理に
要する1セル時間を分割して動作する。
【0048】図8は、本発明の第2実施形態に係るAT
Mスイッチの要部構成を示すブロック図である。
【0049】本実施形態は、プロセッサ処理速度とレジ
スタバンクからのセルデータ読み出しの処理速度とが入
力セル間隔よりも若干速い一定間隔である場合に、4枚
のセルバッファ(レジスタバンク)4A,4B,4C,
4D(4枚以上でもよい)を用いることによって、該U
TOPIA・I/FのセルFIFOとしての速度調整機
能を持たせるようにしたものである。
【0050】セルバッファメモリ4の入力側2段分、つ
まりセルバッファ4D,4Cがセルデータ展開用であ
り、3段目のセルバッファ4Bがプロセッサ処理用であ
り、そして最終段のセルバッファ4Aは回収用である。
【0051】本実施形態では、図9のタイミングチャー
トに示すように、プロセッサ1による処理と、処理後の
セルデータをレジスタバンクから回収するセルバッファ
メモリ4からの読出し間隔とが一定で、且つセル処理サ
イクルの開始時点でレジスタバンク上へのセルデータの
展開が完了していない場合に(図中のP0時点)、その
セル処理サイクルでの処理を休止してしまうことが起こ
り得る(図中のβサイクル)。この場合は、該休止サイ
クルβによって展開、プロセッサ処理、及び回収の各処
理がずれるため、図中αで示すサイクルにおいてレジス
タバンクである4枚のセルバッファA,B,C,Dが占
有されてしまうことになる。そのため、セルバッファは
最低4枚必要となっている。
【0052】この例でのセルバッファメモリ4は、UT
OPIA・I/Fから入力するセルの間隔とプロセッサ
1でのセル処理間隔との差を吸収するFIFOとしての
働きと、セル処理プロセッサ1がアクセスするレジスタ
を構成するためのパイプラインとしての働きの両方を実
現することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、プロセッサから直接アクセス可能なレジスタ
群と、前記レジスタ群に対して、ATM入力セルデータ
の一部または全部の書き込み/読み出しを行う書き込み
/読み出し手段とを設け、前記プロセッサは、書き込ま
れた前記レジスタ群上のATM入力セルデータに対して
プロトコル処理を行うように構成にしたので、ATMス
イッチにおける複雑で現時点でなお流動的なプロトコル
規格に関するセル処理を柔軟に処理できるプロセッサ方
式を実現することができ、そのために必要となるセルデ
ータを展開するレジスタバンクのパイプラインを、セル
バッファメモリの増加を抑えながら実現することが可能
となる。
【0054】第2の発明によれば、上記第1の発明にお
いて、前記レジスタ群を構成するメモリは、2つの読出
しポート及び1つの書き込みポートを有する3ポートメ
モリであり、前記プロセッサ内の演算器の2つの入力側
に前記2つの読出しポートをそれぞれ接続し、該演算器
の出力側に前記書き込みポートを接続したので、レジス
タ群上に展開された全てのセルデータに対して、1ステ
ップの命令で演算を行い、かつその結果をセルの任意の
位置に保存することが可能となる。
【0055】第3の発明によれば、上記第1または第2
の発明において、前記レジスタ群を最低2枚以上の切り
替え可能なレジスタバンクによって構成し、前記セルデ
ータの読出し/書き込みと、前記プロセッサによる処理
とを並行して実行する構成にしたので、ATM入力セル
データを展開するレジスタバンクのパイプラインを、よ
り少ないメモリ量で実現することができる。また、この
パイプラインの実現により、従来のプロセッサ方式のよ
うに処理サイクルが不足するといったことを防ぐことが
可能となる。
【0056】第4の発明によれば、上記第1または第2
の発明において、前記レジスタ群を最低3枚以上の切り
替え可能なレジスタバンクによって構成し、前記書き込
み/読み出し手段によるATM入力セルデータの書き込
みと、前記プロセッサによる処理と、前記書き込み/読
み出し手段によるATM入力セルデータの読出しとを並
行して実行する構成にしたので、ATM入力セルデータ
を展開するレジスタバンクのパイプラインを、より少な
いメモリ量で簡単且つ的確に実現することが可能とな
る。また、このパイプラインの実現により、従来のプロ
セッサ方式のように処理サイクルが不足するといったこ
とを防ぐことが可能となる。
【0057】第5の発明によれば、上記第4の発明にお
いて、前記ATM入力セルデータを入力するセルインタ
ーフェース内に具備されるセルFIFOを、前記レジス
タバンクと共用する形で最低3枚以上のセルバッファに
よって構成したので、パイプラインを構成するメモリ手
段と、セルFIFOとをレジスタ群によって共有化する
ことが可能となる。
【0058】第6の発明によれば、上記第5の発明にお
いて、前記レジスタバンクを最低4枚以上のセルバッフ
ァで構成し、前記プロセッサによる処理と前記レジスタ
群からのセルデータの読み出しとの処理速度がATM入
力セルデータの間隔よりも速い一定間隔であるときは、
前記レジスタバンクに、前記セルインターフェースのセ
ルFIFOとしての速度調整機能を持たせるようにした
ので、レジスタバンクは、ATM入力セルデータの入力
間隔とプロセッサでの処理間隔との差を吸収するFIF
Oとしての働きと、プロセッサがアクセスするレジスタ
を構成するためのパイプラインとしての働きとの両方を
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るATMスイッチの
要部構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係るATMスイッチの詳細図で
ある。
【図3】第1実施形態に係るATMスイッチの詳細図で
ある。
【図4】第1実施形態の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図5】第1実施形態の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図6】第1実施形態の変形例に係るATMスイッチの
要部構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示すATMスイッチの動作を示すタイム
チャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係るATMスイッチの
要部構成を示すブロック図である。
【図9】第2実施形態の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図10】専用のセルデータ処理回路を備えた従来のA
TMスイッチの概念図である。
【図11】プロセッサを備えた従来のATMスイッチの
概念図である。
【図12】プロセッサを備えた従来のATMスイッチの
概念図である。
【符号の説明】
1 セル処理専用プロセッサ 1a 演算器 2 セルバッファメモリ(レジスタ群) 2A,2B,2C,4A,4B,4C,4D セルバッ
ファ(レジスタバンク) r1,r2 読み出しポート w 書き込みポート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM入力セルデータに対するプロトコ
    ル処理を行うプロセッサを備えたATMスイッチにおい
    て、 前記プロセッサから直接アクセス可能なレジスタ群と、 前記レジスタ群に対して、前記ATM入力セルデータの
    一部または全部の書き込み/読み出しを行う書き込み/
    読み出し手段とを設け、 前記プロセッサは、前記レジスタ群上に書き込まれたA
    TM入力セルデータに対してプロトコル処理を行うよう
    に構成にしたことを特徴とするATMスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記レジスタ群を構成するメモリは、2
    つの読出しポート及び1つの書き込みポートを有する3
    ポートメモリであり、前記プロセッサ内の演算器の2つ
    の入力側に前記2つの読出しポートをそれぞれ接続し、
    該演算器の出力側に前記書き込みポートを接続したこと
    を特徴とする請求項1記載のATMスイッチ。
  3. 【請求項3】 前記レジスタ群を最低2枚以上の切り替
    え可能なレジスタバンクによって構成し、前記セルデー
    タの読出し/書き込みと、前記プロセッサによる処理と
    を並行して実行する構成にしたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のATMスイッチ。
  4. 【請求項4】 前記レジスタ群を最低3枚以上の切り替
    え可能なレジスタバンクによって構成し、前記書き込み
    /読み出し手段によるATM入力セルデータの書き込み
    と、前記プロセッサによる処理と、前記書き込み/読み
    出し手段によるATM入力セルデータの読出しとを並行
    して実行する構成にしたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のATMスイッチ。
  5. 【請求項5】 前記ATM入力セルデータを入力するセ
    ルインターフェース内に具備されるセルFIFOを、前
    記レジスタバンクと共用する形で最低3枚以上のセルバ
    ッファによって構成することを特徴とする請求項4記載
    のATMスイッチ。
  6. 【請求項6】 前記レジスタバンクを最低4枚以上のセ
    ルバッファで構成し、前記プロセッサによる処理と前記
    レジスタ群からのセルデータの読み出しとの処理速度が
    ATM入力セルデータの間隔よりも速い一定間隔である
    ときは、前記レジスタバンクに、前記セルインターフェ
    ースのセルFIFOとしての速度調整機能を持たせるよ
    うにしたことを特徴とする請求項5記載のATMスイッ
    チ。
JP4329696A 1996-02-29 1996-02-29 Atmスイッチ Pending JPH09238140A (ja)

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JP4329696A JPH09238140A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 Atmスイッチ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6987762B2 (en) 2000-03-02 2006-01-17 Nec Corporation Packet exchange and router and input packet processing method thereof
US8090893B2 (en) * 2003-08-12 2012-01-03 Hitachi, Ltd. Input output control apparatus with a plurality of ports and single protocol processing circuit

Cited By (2)

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