JPH0923754A - 育苗容器の土供給装置 - Google Patents

育苗容器の土供給装置

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JPH0923754A
JPH0923754A JP7196994A JP19699495A JPH0923754A JP H0923754 A JPH0923754 A JP H0923754A JP 7196994 A JP7196994 A JP 7196994A JP 19699495 A JP19699495 A JP 19699495A JP H0923754 A JPH0923754 A JP H0923754A
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JP
Japan
Prior art keywords
soil
scraper
seedling raising
raising container
container
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Withdrawn
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JP7196994A
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English (en)
Inventor
Koichi Ishikawa
浩一 石川
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床土供給の確実化、スクレーパの作動の確実
化、スクレーパの小型化。 【構成】 下面3に透孔4を有するポット2を前後左右
に多数並設した育苗容器1と、該育苗容器1を横移送さ
せる移送台と、該移送台の上方位置に設けた前記育苗容
器上に床土を供給しうる土繰出装置13と、該土繰出装
置13の移送方向下手側に設けられ移動する育苗容器1
の上面の余分な床土8を除去するスクレーパ20を持つ
ものにおいて、前記スクレーパ20は、該スクレーパ2
0に育苗容器1が至るまでの間に繰出された床土8を受
け止めて貯留する待機位置と、育苗容器1が通過すると
き前記貯留土を供給して育苗容器1の上面の余分な床土
8を除去する作用位置の間移動自在で、作用位置に移動
するとき貯留した床土8を育苗容器1の上面に放擲する
ように構成した育苗容器の土供給装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルトレイあるいはポ
ットシートと呼ばれる育苗容器の土供給装置に係るもの
である。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特公平4−18802号公報
には、上面に透孔を有し上面側は狭く下面側が広い空間
としたポットの下面側を連設した容器と、該容器を前記
上面を下にして横移送させる移送台と、該移送台の上方
位置に設けた前記容器上に床土を供給しうる土繰出装置
と、該土繰出装置の移送方向下手側に設けられ移動する
育苗容器の上面の余分な床土を除去するスクレーパを持
つ構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、作業開
始時の育苗容器の先頭のポットに十分に床土を供給でき
ないことがあるという課題がある。即ち、ポット内に十
分の床土を入れるには、移送中のポットに上方から繰り
出して入れるだけでなく、ポットの容積に対して相当に
多く供給した床土をスクレーパで掻き寄せることで入る
ので、先頭のポットでは、このスクレーパにより掻き寄
せられる余分な土が無いことで、供給量が不足する。ま
た、単に、土繰出装置の繰出量を多くすると、課題が解
決するようにも思えるが、先頭のポット以外では、スク
レーパにより掻き寄せられるので十分であるのに、そも
そも不足する先頭部分のポットに供給量を合わせたので
は、後続のポットでは過剰供給であり、その分スクレー
パにより除去することになって無駄になる。また、育苗
容器は連続移送されるから、不足するのは先頭の1枚で
あり、従来は、作業開始時の先頭の育苗容器を取り除い
ていた。また、土繰出装置のホッパー内の床土は、左右
両側部分がブリッジが発生しやすいから、左右側のポッ
トへの供給量が不足する課題がある。
【0004】
【発明の目的】床土供給の確実化、スクレーパの作動の
確実化、スクレーパの小型化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下面3に透孔
4を有するポット2を前後左右に多数並設した育苗容器
1と、該育苗容器1を横移送させる移送台と、該移送台
の上方位置に設けた前記育苗容器上に床土を供給しうる
土繰出装置13と、該土繰出装置13の移送方向下手側
に設けられ移動する育苗容器1の上面の余分な床土8を
除去するスクレーパ20を持つものにおいて、前記スク
レーパ20は、該スクレーパ20に育苗容器1が至るま
での間に繰出された床土8を受け止めて貯留する待機位
置と、育苗容器1が通過するとき前記貯留土を供給して
育苗容器1の上面の余分な床土8を除去する作用位置の
間移動自在で、作用位置に移動するとき貯留した床土8
を育苗容器1の上面に放擲するように構成した育苗容器
の土供給装置としたものである。本発明は、前記スクレ
ーパ20は、待機位置のとき落下する床土8を貯留し得
る土載板部21と貯留した床土8が溢れないようにする
溢れ防止板22により側面視土繰出装置13の繰出口1
6側を開口して逆L型形状に形成した育苗容器の土供給
装置としたものである。本発明は、前記スクレーパ20
には、前記育苗容器1の移送路に突き出て移送中の育苗
容器1が当接するとスクレーパ20を作用位置に移動さ
せ、作用位置のときスクレーパ20の下縁を育苗容器1
の上面より所定高さ上方に位置させる案内兼高さ保持面
27を有する回動兼高さガイド26を設けた育苗容器の
土供給装置としたものである。本発明は、前記スクレー
パ20は、該スクレーパ20の後側に先端を軸着し基部
を固定部に軸着したアーム24と、該スクレーパ20の
前側に先端を軸着し基部を固定部に軸着した回転規制ア
ーム34とにより取付け、前記アーム24はスクレーパ
20を待機位置と作用位置の間移動させ、前記回転規制
アーム34は、前記アーム24に対するスクレーパ20
の回転を規制して育苗容器1に対するスクレーパ20の
姿勢を良好に保持するようにした育苗容器の土供給装置
としたものである。本発明は、前記土載板部21には待
機状態のとき育苗容器1の幅方向の中央部が高く、側方
に至に従い低く傾斜させた土案内部29を設けた育苗容
器の土供給装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例について図により説明する
と、1はナス、トマト等の野菜や花あるいは稲等の種子
を播種して育苗する育苗容器であり、前後左右に多数の
ポット2を形成する。ポット2は、下面3に透孔4を形
成し、側壁5の上端縁を連結部6により連結して一枚状
(一体状)の育苗容器1を形成する。前記育苗容器1
は、透孔4を下にして移送し、移送中のポット2に、上
方より床土8と種子等を供給する。また、前記育苗容器
1は、引出形状の収納箱7に、前記透孔4を下にして嵌
合させ、この状態で移送することもある。また、種子等
の供給順序は、床土・種子・覆土をこの順に供給すると
きと、最初に覆土を供給し、播種してから床土を供給
し、箱を上から被せて反転させて、前記透孔4より出芽
させて育苗させるときもあり、育苗容器1の反転の有無
は要件ではない。10は前記育苗容器1に床土8を供給
する土供給装置11の移送台に設けた移送ロールである
が、前記移送台には育苗容器1の移送手段を有していれ
ばよく、ベルトコンベアでもよい。13は前記移送台1
0の上方位置に設けた土繰出装置13であり、15は土
繰出ベルト、16は該土繰出ベルト15の繰出口、17
は供給量調節板である。
【0007】土繰出装置13の前記育苗容器1の移送方
向前側の移送台には、スクレーパ20を設ける。スクレ
ーパ20は、育苗容器1より低い位置にて待機する待機
位置と育苗容器1の上方に位置する作用位置の間移動
(変位)自在に設け、待機位置では土繰出装置13から
の床土8を堆積貯留させて作用位置に移動するとき、移
送中の育苗容器1の前端(先頭)のポット2に多くの床
土8を供給し、その後は、育苗容器1上の床土8を均平
するように構成する。即ち、育苗容器1の前側以外のポ
ット2では、スクレーパ20が均平して余った土が掻き
寄せられて入るので、十分に供給できるが、育苗容器1
の前端部分は余分な土がないので、少なめになる。した
がって、スクレーパ20は待機状態のとき土繰出装置1
3の繰出口16より繰り出される床土8を貯留させ得る
土載板部21と溢れ防止板22により側面視土繰出装置
13の繰出口16側を開口した逆L型形状に形成し、ス
クレーパ20の側板25に取付部材23のアーム24の
先端を固定し、アーム24の基部を土繰出装置13また
は移送台の任意の固定部に回動自在に軸着し、土載板部
21上に繰出口16から繰り出された床土8が載るよう
に繰出口16に臨ませた位置に設ける。
【0008】また、スクレーパ20は、作用位置のと
き、土載板部21上の土が落下し得る傾斜になるように
取付ける。しかして、前記スクレーパ20の土載板部2
1には回動兼高さガイド26を設ける。回動兼高さガイ
ド26は育苗容器1の移送方向と平行な縦板により形成
し、待機位置のときスクレーパ20の回動を案内し、作
用位置のときは土載板部21の下縁を育苗容器1の上面
より所定高さ上方に位置させるものである。回動兼高さ
ガイド26は待機状態においてその後端縁上部を土載板
部21の後端縁よりも後方に突き出させ、下方に至るに
従い前側に位置するように傾斜する案内兼高さ保持面2
7に形成し、案内兼高さ保持面27によりスクレーパ2
0を押し、アーム24を回動させて作用位置にまで移動
する。回動兼高さガイド26の作用位置における案内兼
高さ保持面27は、土載板部21の下縁より下方に位置
して、土載板部21を育苗容器1の上面よりも上方に位
置させる。また、案内兼高さ保持面27は作用位置にお
いて後側を最も低くして、育苗容器1の前端部の上面が
すぐに摺接するようにして、土載板部21の下端を上動
させる。
【0009】作用位置における案内兼高さ保持面27の
後端と土載板部21の下端との間には後側に至るに従い
高くなるように傾斜させた回動案内面28に形成する。
即ち、案内兼高さ保持面27が育苗容器1に当接してス
クレーパ20の回動を案内すればよいが、育苗容器1の
高さが高いと、案内兼高さ保持面27と土載板部21の
段差部分に引っ掛かってスクレーパ20の回動を阻害す
る惧れがあるので、土載板部21の下縁と案内兼高さ保
持面27の後端間の案内をする回動案内面28を設け、
育苗容器1または収納箱7の先端が一点にて接触し、回
動を円滑確実にする。また、回動兼高さガイド26は、
ポット2の間の連結部6の上面に位置させるが、使用す
る育苗容器1によっては、連結部6の上方に位置しない
ことあるので、この場合、ポット2内に嵌合しないよう
にポット2の内径より大に形成する。また、取付個数は
任意であるが、通常中央部に1個設けると、作用し、コ
ストを低くさせる。
【0010】しかして、前記土載板部21の中央部には
待機状態のとき育苗容器1の幅方向の中央部が高く、側
方に至に従い低く傾斜させた土案内部29を形成する。
土案内部29は育苗容器1の左右側により多くの土が寄
せられることを期待する。即ち、土繰出装置13のホッ
パー内でブリッジの発生しやすい床土8の場合、ホッパ
ーの左右側壁部分で落下しにくくなるので、どうして
も、土繰出ベルト15が繰り出すとき左右側の繰出量が
少なくなるので、スクレーパ20にて均平してできた余
剰土を左右側に振り分けると、効率よく供給できる。し
たがって、土案内部29も待機状態のときは、その上面
に床土8は堆積して貯留するので、土載板部21とな
り、土案内部29と土載板部21とを一体また別体に形
成するかは要件ではない。なお、土案内部29の下縁は
作用位置のとき、土載板部21の下縁と略同一となるよ
うに形成し、育苗容器1の上面に所定量の床土8を残
す。
【0011】図8、図9は、前記取付部材23の第2実
施例であり、前記土載板部21の左右両側に設けた側板
30にアーム24の先端を軸31により軸着し、アーム
24の基部は取付用板32に軸33により回動自在に軸
着し、待機位置における前記溢れ防止板22の上部位置
には回転規制アーム34の先端を軸35により前記軸3
3よりも前側の取付用板32に軸着し、アーム24の回
動のとき、育苗容器1に対するスクレーパ20の姿勢を
一定するように回転規制アーム34が規制して、常時、
スクレーパ20を適正姿勢にするように構成する。
【0012】
【作用】次に作用を述べる。育苗容器1は透孔4を下に
して移送台に供給し、土繰出装置13により床土8の供
給を受け、育苗容器1の先端はスクレーパ20の回動兼
高さガイド26の後端縁に当接し、回動兼高さガイド2
6が育苗容器1に押されることによりスクレーパ20は
アーム24により上方回動し、育苗容器1はスクレーパ
20の下方を通過して、育苗容器1上に供給された床土
8のうち余分な土を除去する。この場合、育苗容器1の
前端(先頭)のポット2には、スクレーパ20により掻
き集められた床土8が入ることがないので、どうしても
供給量が不足するが、スクレーパ20は待機状態のとき
略水平状態になる土載板部21と溢れ防止板22により
側面視土繰出装置13の繰出口16側を開口した逆L型
形状に形成しているから、育苗容器1が繰出口16の下
方に至るまでの間に繰り出されている床土8を貯留させ
(図1、図4)、作用位置に回動するとき、この貯留さ
れた土を放擲する(図5)。したがって、育苗容器1の
前端(先頭)のポット2にも確実に床土8を供給する。
【0013】なお、土繰出装置13の繰出量を多くして
おくと、課題が解決するようにも思えるが、供給量が不
足するのは前端部分のポット2だけであり、後続の育苗
容器1の先頭のポット2であっても連続して移送されて
いるのでスクレーパ20により掻き集められた余剰土に
より十分であるから、繰出量を多くすると、掻き取る量
が多くなって、この分土が無駄になり、従来は、作業開
始時の先頭の育苗容器1を取り除いていたのである。し
たがって、本発明は、連続して移送されているポット2
であれば適正である繰出量で、作業開始時の先頭のポッ
ト2にも確実に床土8を供給する。
【0014】しかして、スクレーパ20は、育苗容器1
の上面にある余分な床土8を除去するが、スクレーパ2
0には回動兼高さガイド26を設け、回動兼高さガイド
26は作用位置のとき育苗容器1の上面に摺接し、土載
板部21の下縁を育苗容器1の上面より所定高さ上方に
位置させるから、育苗容器1の上面に所定厚さの床土8
を残して余分な床土8を除去する。したがって、後で鎮
圧すると、ポット2内に十分な量の床土8を供給でき
る。また、回動兼高さガイド26の案内兼高さ保持面2
7は、待機状態において、土載板部21の後端縁よりも
後方に突き出させ、下方に至るに従い前側に位置するよ
うに傾斜させているから、スクレーパ20を土載板部2
1と溢れ防止板22により逆L型形状に形成しても、育
苗容器1は回動兼高さガイド26に当接してスクレーパ
20を上方回動させる。
【0015】また、待機状態で案内兼高さ保持面27
は、育苗容器1の上面に所定厚さの床土8を残すため土
載板部21の後端縁よりも後方に突き出しているので、
案内兼高さ保持面27と土載板部21の後端の間に段差
ができ、この段差部分に育苗容器1が引っ掛かると、ス
クレーパ20の回動を停止させるが、案内兼高さ保持面
27は下方から所定高さ部分でやめて、案内兼高さ保持
面27の上端と土載板部21の後端の間に回動案内面2
8を形成しているから、高さの高い(厚い)育苗容器1
であっても、回動案内面28から案内兼高さ保持面27
に連続して案内され、スクレーパ20の回動を円滑確実
にする。しかして、前記土載板部21には待機状態のと
き育苗容器1の幅方向の中央部が高く、側方に至に従い
低く傾斜させた土案内部29を設けているから、待機状
態では、土載板部21の上方の左右側に十分な量の床土
8を貯留させて、回動してポット2に供給し、作用位置
にスクレーパ20が回動して育苗容器1の上面の余剰土
を掻き取るときは、育苗容器1の左右側に寄せながら掻
き取るので、左右側のポット2により多くの床土8を寄
せて確実に供給し、各ポット2に均等に床土8を供給す
る。
【0016】図8、図9の取付部材23は、アーム24
の先端にスクレーパ20を軸着し、スクレーパ20には
別の回転規制アーム34を取付けて構成しているから、
スクレーパ20が育苗容器1により押されると、スクレ
ーパ20のみが軸31中心に回転しようとするが、これ
を回転規制アーム34が規制し、アーム24の回動とス
クレーパ20の回転により待機位置から作用位置に移動
する。したがって、アーム24を短くでき、取付部材2
3を小さくすると共に、スクレーパ20を少ないスペー
スで待機位置から作用位置に変位させ、かつ、アーム2
4および育苗容器1に対するスクレーパ20の姿勢を一
定にし、常時、スクレーパ20を適正姿勢にする。それ
ゆえ、スクレーパ20は確実に作動し、取付スペースお
よび回動スペースを小さくでき、鎮圧ローラ、回転均平
ブラシ等の他の機構の取付スペースも確保しやすい。
【0017】
【効果】本発明は、下面3に透孔4を有するポット2を
前後左右に多数並設した育苗容器1と、該育苗容器1を
横移送させる移送台と、該移送台の上方位置に設けた前
記育苗容器上に床土を供給しうる土繰出装置13と、該
土繰出装置13の移送方向下手側に設けられ移動する育
苗容器1の上面の余分な床土8を除去するスクレーパ2
0を持つものにおいて、前記スクレーパ20は、該スク
レーパ20に育苗容器1が至るまでの間に繰出された床
土8を受け止めて貯留する待機位置と、育苗容器1が通
過するとき前記貯留土を供給して育苗容器1の上面の余
分な床土8を除去する作用位置の間移動自在で、作用位
置に移動するとき貯留した床土8を育苗容器1の上面に
放擲するように構成した育苗容器の土供給装置としたも
のであるから、単にスクレーパの作用をするだけでな
く、育苗容器1が繰出口16の下方に至るまでの間に繰
り出されている床土8を貯留させ(図1、図3)、作用
位置に回動するとき、この貯留された土を放擲し(図
4)、育苗容器1の前端(先頭)のポット2にも確実に
床土8を供給する。また、必要以上に土繰出装置13の
繰出量を多くすることがないので、土を無駄にしない。
本発明は、前記スクレーパ20は、待機位置のとき落下
する床土8を貯留し得る土載板部21と貯留した床土8
が溢れないようにする溢れ防止板22により側面視土繰
出装置13の繰出口16側を開口して逆L型形状に形成
した育苗容器の土供給装置としたものであるから、簡単
な構成で、土繰出装置13から繰出された床土を受け止
め、貯留でき、コストを低く、実施化を容易にできる。
本発明は、前記スクレーパ20には、前記育苗容器1の
移送路に突き出て移送中の育苗容器1が当接するとスク
レーパ20を作用位置に移動させ、作用位置のときスク
レーパ20の下縁を育苗容器1の上面より所定高さ上方
に位置させる案内兼高さ保持面27を有する回動兼高さ
ガイド26を設けた育苗容器の土供給装置としたもので
あるから、スクレーパ20を土載板部21と溢れ防止板
22により逆L型形状に形成しても、スクレーパ20を
上方回動させることができる。本発明は、前記スクレー
パ20は、該スクレーパ20の後側に先端を軸着し基部
を固定部に軸着したアーム24と、該スクレーパ20の
前側に先端を軸着し基部を固定部に軸着した回転規制ア
ーム34とにより取付け、前記アーム24はスクレーパ
20を待機位置と作用位置の間移動させ、前記回転規制
アーム34は、前記アーム24に対するスクレーパ20
の回転を規制して育苗容器1に対するスクレーパ20の
姿勢を良好に保持するようにした育苗容器の土供給装置
としたものであるから、育苗容器1により押されたスク
レーパ20のみがアーム24との軸着部(軸31)中心
に回転するのを回転規制アーム34が規制し、アーム2
4の回動とスクレーパ20の回転により待機位置から作
用位置に移動するので、アーム24を短くでき、取付部
材23を小さくすると共に、スクレーパ20を少ないス
ペースで待機位置から作用位置に変位させ、かつ、アー
ム24および育苗容器1に対するスクレーパ20の姿勢
を一定にし、常時、スクレーパ20を適正姿勢にする。
それゆえ、スクレーパ20は確実に作動し、取付スペー
スおよび回動スペースを小さくでき、鎮圧ローラ、回転
均平ブラシ等の他の機構の取付スペースも確保しやすい
という効果を奏する。本発明は、前記土載板部21には
待機状態のとき育苗容器1の幅方向の中央部が高く、側
方に至に従い低く傾斜させた土案内部29を設けた育苗
容器の土供給装置としたものであるから、待機状態で
は、土載板部21の上方の左右側に十分な量の床土8を
貯留させて先頭のポット2に供給し、余剰土を左右側に
寄せながら掻き取るので、左右側のポット2により多く
の床土8を寄せて確実に供給し、各ポット2に均等に床
土8を供給するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 スクレーパの斜視図。
【図3】 取付部材の側面図。
【図4】 待機状態の縦断側面図。
【図5】 放擲状態の縦断側面図。
【図6】 均平状態の縦断側面図。
【図7】 同平面図。
【図8】 第2実施例の待機状態の縦断側面図。
【図9】 同放擲状態の縦断側面図。
【符号の説明】
1…育苗容器、2…ポット、3…下面、4…透孔、5…
側壁、6…連結部、7…収納箱、8…床土、12…移送
ロール、13…土供給装置、15…土繰出ベルト、16
…繰出口、20…スクレーパ、21…土載板部、22…
溢れ防止板、23…取付部材、24…アーム、26…回
動兼高さガイド、27…案内兼高さ保持面、28…回動
案内面、29…土案内板、30…側板、31…軸、32
…取付用板、33…軸、34…回転規制アーム、35…
軸。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面3に透孔4を有するポット2を前後
    左右に多数並設した育苗容器1と、該育苗容器1を横移
    送させる移送台と、該移送台の上方位置に設けた前記育
    苗容器上に床土を供給しうる土繰出装置13と、該土繰
    出装置13の移送方向下手側に設けられ移動する育苗容
    器1の上面の余分な床土8を除去するスクレーパ20を
    持つものにおいて、前記スクレーパ20は、該スクレー
    パ20に育苗容器1が至るまでの間に繰出された床土8
    を受け止めて貯留する待機位置と、育苗容器1が通過す
    るとき前記貯留土を供給して育苗容器1の上面の余分な
    床土8を除去する作用位置の間移動自在で、作用位置に
    移動するとき貯留した床土8を育苗容器1の上面に放擲
    するように構成した育苗容器の土供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スクレーパ20
    は、待機位置のとき落下する床土8を貯留し得る土載板
    部21と貯留した床土8が溢れないようにする溢れ防止
    板22により側面視土繰出装置13の繰出口16側を開
    口して逆L型形状に形成した育苗容器の土供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記スクレーパ20
    には、前記育苗容器1の移送路に突き出て移送中の育苗
    容器1が当接するとスクレーパ20を作用位置に移動さ
    せ、作用位置のときスクレーパ20の下縁を育苗容器1
    の上面より所定高さ上方に位置させる案内兼高さ保持面
    27を有する回動兼高さガイド26を設けた育苗容器の
    土供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記スクレーパ20
    は、該スクレーパ20の後側に先端を軸着し基部を固定
    部に軸着したアーム24と、該スクレーパ20の前側に
    先端を軸着し基部を固定部に軸着した回転規制アーム3
    4とにより取付け、前記アーム24はスクレーパ20を
    待機位置と作用位置の間移動させ、前記回転規制アーム
    34は、前記アーム24に対するスクレーパ20の回転
    を規制して育苗容器1に対するスクレーパ20の姿勢を
    良好に保持するようにした育苗容器の土供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記土載板部21に
    は待機状態のとき育苗容器1の幅方向の中央部が高く、
    側方に至に従い低く傾斜させた土案内部29を設けた育
    苗容器の土供給装置。
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