JP2572818Y2 - 用土充填装置 - Google Patents

用土充填装置

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JP2572818Y2
JP2572818Y2 JP1991105549U JP10554991U JP2572818Y2 JP 2572818 Y2 JP2572818 Y2 JP 2572818Y2 JP 1991105549 U JP1991105549 U JP 1991105549U JP 10554991 U JP10554991 U JP 10554991U JP 2572818 Y2 JP2572818 Y2 JP 2572818Y2
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soil
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brush
transport
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節生 武野
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は用土充填装置、詳しく
は、野菜等の種子を育成する多数のポット部を備えた育
苗トレイの前記各ポット部内に用土を供給充填させる用
土充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種用土充填装置は、例えば、
図5に示したように、多数のポット部aをもった育苗ト
レイAを搬送する搬送部80と、該搬送部80によるト
レイ搬送経路上に配設され、前記トレイAの各ポット部
aに用土を供給する用土充填部81とを備えており、ま
た、この用土充填部81は、用土を収容するホッパー8
2と、該ホッパー82の開口下部側に前記搬送部80の
トレイ搬送方向と同方向に配設され、前記ホッパー82
の開口部から排出される用土を前記各ポット部a側に繰
り出す繰出ベルト83とから構成されている。さらに、
前記用土充填部81における繰出ベルト83のトレイ搬
送方向前方側には、拡散ブラシ84を回転可能に支持す
ると共に、該拡散ブラシ84のトレイ搬送方向前方側
に、外周部を前記搬送部80で搬送するトレイAの上面
とほぼ同一高さとした鎮圧ローラ85と充填ブラシ86
とを回転可能に支持している。
【0003】また、前記拡散ブラシ84と鎮圧ローラ8
5は、それぞれ前記トレイAの搬送方向と同一方向に駆
動回転されて、前記拡散ブラシ84の回転により前記繰
出ベルト83から繰出される用土を拡散させながら、前
記搬送部80上を搬送される前記トレイAの各ポット部
a内に均一に供給し、かつ、前記鎮圧ローラ85の回転
により前記各ポット部aに供給された用土を鎮圧するよ
うにしている。一方、前記充填ブラシ86は、前記トレ
イAの搬送方向と逆方向に駆動回転されて、前記充填ブ
ラシ86の回転により用土を前記各ポット部a内の所定
高さまで均一に押し込んで充填させるようにしている。
尚、前記充填ブラシ86をトレイ搬送方向と逆方向に回
転させる理由は、仮に前記充填ブラシ86をトレイ搬送
方向と同一方向に回転させると、この充填ブラシ86の
回転に伴い前記各ポット部a内の用土が前記トレイAの
搬送方向前方側に跳ね上げられて、前記充填ブラシ86
で均一に充填された前記各ポット部a内に再度落下さ
れ、これら各ポット部aの用土充填高さが変動したりす
るからである。
【0004】そして、前記ホッパー82の開口下部から
前記繰出ベルト83上に排出された用土は、該繰出ベル
ト83の回転駆動により前記搬送860上を搬送される
前記トレイAの各ポット部a側に繰出され、この繰出さ
れた用土が前記拡散ブラシ84の回転に伴い拡散されな
がら、前記トレイAの各ポット部aへと供給され、この
後、これら各ポット部aに供給された用土が前記鎮圧ロ
ーラ85で鎮圧され、また、この鎮圧された用土が前記
充填ブラシ86の回転に伴い前記各ポット部a内の所定
高さまで均一に押込み充填される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上の用土
充填装置によれば、前述したような理由で、前記充填ブ
ラシ86が前記トレイAの搬送方向と逆方向に回転され
ることから、該トレイAが前記充填ブラシ86の回転に
伴い前記搬送部80に対し上方側に持上げられてめくれ
上がったりすることがあり、特に、前記充填ブラシ86
の外周先端側を前記ポット部aの内方側へと突入させ
て、該ポット部a内への用土充填量を少なくするような
場合には、前記充填ブラシ86による前記トレイAのめ
くれ上がりが発生し易いのであり、このため、例えば前
記充填ブラシ86による各ポット部a内への用土押込み
深さが変わったりして、これら各ポット部a内に均一に
用土を充填させることができず、この結果、用土充填作
業後に前記各ポット部a内の用土に播種される種子の発
育状態が不均一となったりして、均一な育苗管理が行い
難い問題があった。
【0006】本考案の目的は、育苗トレイの各ポット部
内に充填ブラシで用土を押込み充填させるとき、この充
填ブラシによる前記トレイのめくれ上がりを確実に阻止
できて、前記各ポット部内への用土充填量を均一となす
ことができ、該各ポット部内の用土に播種される種子の
発育状態を均一化して、均一な育苗管理を行うことがで
き、また、充填ブラシによってポット部内への用土充填
量を変えることができる用土充填装置を提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案の用土充填装置は、複数のポット部を有す
る育苗トレイを搬送する搬送部と、該搬送部による搬送
路の上側に配設された用土充填部と、該用土充填部に対
しトレイ搬送方向前方側にあって育苗トレイの搬送方向
と逆方向に駆動回転される充填ブラシと、該充填ブラシ
及び前記搬送部間の育苗トレイに弾接する押圧体とを備
えた用土充填装置において、前記用土充填部から育苗ト
レイへ供給された用土を鎮圧する鎮圧ローラと、前記充
填ブラシ及び押圧体とが、適宜間隔を隔てて揺動可能に
設けられた複数の揺動アーム及びこれら揺動アームと相
対回転可能に連結された支持杆を備えたブラシ支持体に
支持されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の用土充填装置においては、先ず、前記搬
送部で搬送されるトレイの各ポット部内に用土充填部か
ら用土が供給され、この各ポット部内の用土が鎮圧ロー
ラにより鎮圧される。この後前記トレイの搬送方向前方
側に位置された前記充填ブラシの回転により、前記各ポ
ット部に供給された用土が所定深さまで押し込まれて充
填される。このとき、前記充填ブラシの近くには、該充
填ブラシが作用する前記トレイの上面側に弾接する押圧
体が配設され、この押圧体で前記トレイが前記搬送部側
に押圧されているため、前記充填ブラシが前記トレイの
搬送方向と逆方向へ駆動回転されるにも拘らず、該トレ
イが前記充填ブラシの回転に伴い前記搬送部に対し上方
側へ持上げられてめくれ上がったりするのが確実に阻止
され、前記トレイは前記搬送部とほぼ平行な水平状態に
保持されて、斯る状態で前記充填ブラシによる前記各ポ
ット部内への用土充填が行われるのである。従って、前
記充填ブラシによる前記各ポット部内への用土充填量が
均一とされ、特に充填量を少なくする場合、つまり、ト
レイの上面より充填上面を低くする場合でも、充填量を
均一にでき、これら各ポット部内の用土に播種される種
子の発育状態を均一化できて、均一な育苗管理を行える
のである。また、用土充填部から育苗トレイへ供給され
た用土を鎮圧する鎮圧ローラと、前記充填ブラシ及び押
圧体とが、適宜間隔を隔てて揺動可能に設けられた複数
の揺動アーム及びこれら揺動アームと相対回転可能に連
結された支持杆を備えたブラシ支持体に支持されている
から、充填ブラシの高さを調節して、各ポット部内への
用土充填量を変えるとき、該充填ブラシの高さ調節に同
調して鎮圧ローラ及び押圧体を上下移動させることがで
きる。従って、鎮圧ローラ及び押圧体を特別に調節する
ことなく、これら鎮圧ローラ及び押圧体を、充填ブラシ
と同時に、適正な位置関係を保って自動的に高さ変更す
ることができ、用土鎮圧量及び用土充填量を同時に調節
することができ、しかも、トレイのめくれ上がりをなく
することができる。
【0009】
【実施例】図4は、例えば野菜などを育苗するための長
方形状とされた育苗トレイAに、用土の充填作業から播
種作業及び覆土作業などを一貫して行うようにした播種
装置の全体構造を示しており、多数のポット部aを備え
た育苗トレイAを順次搬送する搬送部1として搬送コン
ベアを備え、この搬送コンベア1上に、前記トレイAの
各ポット部aに用土を供給する用土充填装置2と、供給
された各用土上を一定の押圧力で押圧して鎮圧する鎮圧
装置3と、鎮圧された各用土上に種子を播種する播種装
置4と、種子が播種された用土上に覆土する覆土装置5
とを配設している。
【0010】そして、前記搬送コンベア1で搬送される
前記トレイAの各ポット部aに、先ず、前記用土充填装
置2で用土を供給し、この供給された用土を前記鎮圧装
置3により一定の圧力で鎮圧し、次に、前記用土上に前
記播種装置4で種子を播種して、種子が播種された用土
に前記覆土装置5で覆土するのである。
【0011】しかして、以上の播種装置に用いる前記用
土充填装置2は、図1で明らかにしたように、前記育苗
トレイAを搬送する前記搬送コンベア1と、この搬送コ
ンベア1によるトレイ搬送経路上に配設され、前記トレ
イAの各ポット部aに用土を供給する用土充填部20と
を備えており、この用土充填部20は、内方下部側に攪
拌ローラ21を支持した用土収容ホッパー22と、該ホ
ッパー22の開口下部側に前記コンベア1のトレイ搬送
方向と同方向に配設された繰出ベルト23とから構成さ
れている。また、前記用土充填部20における前記繰出
ベルト23のトレイ搬送方向前方側には、該ベルト23
から繰出される用土を前記トレイAの各ポット部aに均
一に案内供給する案内ローラ24を、前記搬送コンベア
1に対し直交方向に向けて回転自由に支持すると共に、
前記案内ローラ24のトレイ搬送方向前方側には、前記
各ポット部aに供給された用土を鎮圧する鎮圧ローラ2
5と、該ローラ25で鎮圧された用土を前記各ポット部
a内の所定高さまで均一に押し込んで充填させる充填ブ
ラシ26とを、前記搬送コンベア1に対し直交方向に向
けて回転可能に支持させる一方、前記充填ブラシ26の
取付部近くには、該充填ブラシ26が作用する前記トレ
イAの上面側に弾接して、該トレイAを前記搬送コンベ
ア1側に押圧する複数本の線材から成る押圧体27を配
設するのである。
【0012】前記案内ローラ24と鎮圧ローラ25と
は、それぞれ前記トレイAの搬送方向と同一方向に駆動
回転されて、前記案内ローラ24の回転により前記繰出
ベルト23から繰出される用土を、前記搬送コンベア1
上を搬送される前記トレイAの各ポット部a内に均一に
案内供給するようにしており、また、前記鎮圧ローラ2
5の回転により前記各ポット部aに供給された用土を、
該ポット部a内に鎮圧するようにしている。一方、前記
充填ブラシ26は、前記トレイAの搬送方向と逆方向に
駆動回転されて、前記充填ブラシ26の回転により前記
鎮圧ローラ25で鎮圧された前記各ポット部a内の用土
を所定高さまで均一に押し込んで充填させるようにして
いる。つまり、前記充填ブラシ26は、前記案内ローラ
24や鎮圧ローラ25とは異なり、前記トレイAの搬送
方向に対し逆方向に駆動回転されて、前記充填ブラシ2
6の回転に伴い前記各ポット部a内の用土が跳ね上げら
れるとき、この用土を前記トレイAの搬送方向後方側に
向けて跳ね上げることにより、この跳ね上げ用土が、前
記トレイAの搬送方向前方側に至って前記充填ブラシ2
6で均一に充填された前記各ポット部a内に落下し、該
各ポット部a内の用土充填高さが変動したりするのを防
止するようにしている。
【0013】また、前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ2
6とは、前記搬送コンベア1上を搬送される前記トレイ
Aに対し互いに連動して上下動させるようにしており、
つまり、前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26における
各回転軸25a,26aの軸端両側に、水平方向に延び
る支持杆28をそれぞれ取付けて、これら各支持杆28
で前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26とを互いに連結
すると共に、前記各回転軸25a,26aの軸端両側
に、上下方向に平行に延びる前後一対の揺動アーム2
9,30をそれぞれ支持させる一方、これら各アーム2
9,30の下部側を前記各支持杆28と平行状に配設し
た取付板31にそれぞれ枢支させて、これら支持杆28
と前後揺動アーム29,30及び取付板31とで4点リ
ンク機構を構成し、前記各取付板31に対し前記支持杆
28とともにブラシ支持体を構成する前記各アーム2
9,30を前後方向に揺動させることにより、前記支持
杆28を介して前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26と
を水平状態を保持しながら前記トレイAに対し上下動さ
せ、該トレイAの各ポット部aに対する前記鎮圧ローラ
25と充填ブラシ26との高さを変更して、これら各者
による前記各ポット部aへの用土鎮圧量と用土充填量と
を調節可能としている。
【0014】そして、図2で明らかにしたように、前記
鎮圧ローラ25と充填ブラシ26における各回転軸25
a,26aの軸端両側に支持された前記各支持杆28の
長さ方向ほぼ中間位置に、前記搬送コンベア1と直交方
向に向けて支持部材32を架設して、この支持部材32
の長さ方向複数箇所に、線材から成る前記押圧体27を
それぞれ固定ボルト33などで取付けるのである。ま
た、前記各押圧体27は、前記支持部材32への取付部
27aと、該取付部27aに連続する湾曲部27bと、
この湾曲部27bからトレイ搬送方向前方側に向けて連
続状に延びる前記トレイAへの当接部27cとを備えた
概略L形状に形成されており、前記取付部27aを固定
ボルト33を介して前記支持部材32に取付けたとき、
前記湾曲部27bを前記トレイAのほぼ上面高さ位置で
前記充填ブラシ26よりもトレイ搬送方向後方側に位置
させ、かつ、前記湾曲部27bに連続する前記当接部2
7cを、前記トレイAの上面高さ位置で前記充填ブラシ
26のほぼ中間真下部にまで延出させて、前記当接部2
7cを前記トレイAの上面側で各ポット部aの隣接する
もの同士の境界上面部位に弾接させて、前記トレイAを
前記搬送コンベア1側へと押圧することにより、前記充
填ブラシ26をトレイ搬送方向に対し逆方向に回転させ
るにも拘らず、この充填ブラシ26の回転に伴い前記ト
レイAが前記搬送コンベア1から上方側に持ち上げられ
てめくれ上がったりするのを防止するようになすのであ
る。
【0015】また、以上のように、前記支持部材32に
対する前記押圧体27の取付時に、該押圧体27の湾曲
部27bを前記トレイAのほぼ上面高さ位置で前記充填
ブラシ26よりもトレイ搬送方向後方側に位置させるこ
とにより、前記コンベア1上を搬送されるトレイAの前
記湾曲部27aから前記当接部27c側への侵入がスム
ーズに行われ、該当接部27cによる前記トレイAの前
記コンベア1側への押圧が確実に行われるのである。
【0016】図1の実施例では、前記充填ブラシ26の
トレイ搬送方向前方側で前記用土充填装置2のトレイ出
口側近くに、前記各ポット部a内に押し込み充填された
用土を均平化する均平ブラシ34を設けると共に、前記
用土充填ホッパー22の下部側で前記繰出ベルト23の
回行方向前部側には、前記ホッパー22からの用土供給
量を調節する調節板35を設けている。また、前記各ト
レイAは、それぞれ個別に箱体Bの内部に、前記トレイ
Aの上方一部が箱体Bから突出するように搭載収容され
て、該箱体Bに収容した状態で前記搬送コンベア1で搬
送するようにしている。
【0017】次に、以上のごとく構成する用土充填装置
2の作用について説明する。先ず、前記用土充填ホッパ
ー22内の用土が前記攪拌ローラ21で攪拌されながら
前記繰出ベルト23上に排出されて、該ベルト23の繰
出し終端部から前記搬送コンベア1上を前記箱体Bを介
して搬送される育苗トレイAの各ポット部a側に繰出さ
れ、この繰出された用土が前記案内ローラ24の回転に
伴い前記トレイAの各ポット部a内に均一に案内供給さ
れ、この後前記各ポット部a内に供給された用土が前記
鎮圧ローラ25で鎮圧され、かつ、この鎮圧された用土
が前記充填ブラシ26の回転に伴い前記各ポット部a内
の所定高さまで均一に押込み充填され、前記均平ブラシ
34で均平化された後に、前述した鎮圧装置3と播種装
置4及び覆土装置5へと搬送されるるのである。
【0018】しかして、前記充填ブラシ26による前記
各ポット部a内への用土の押込み充填時には、前記充填
ブラシ26の近くに配設された前記押圧体27の当接部
27cが前記トレイAの上面に弾接され、該トレイAが
前記搬送コンベア1側に押圧されているために、前記充
填ブラシ26が前記トレイAの搬送方向と逆方向に駆動
回転されるにも拘らず、このトレイAが前記充填ブラシ
26の回転に伴い前記コンベア1の上方側に持上げられ
てめくれ上がったりするのが確実に阻止され、また、た
とえ前記充填ブラシ26の高さを調節して、該充填ブラ
シ26の外周先端側を前記各ポット部aの内方側へと突
入させることにより、この各ポット部a内への用土充填
量を少なくするような場合にも、前記トレイAのめくれ
上がりが確実に阻止されて、前記トレイAは前記コンベ
ア1とほぼ平行な水平状態に保持されながら搬送され、
斯かる状態で前記充填ブラシ26による前記各ポット部
a内への用土の押込み充填が行われるのである。従っ
て、前記充填ブラシ26による前記各ポット部a内への
用土充填量が均一とされ、これら各ポット部a内の用土
に播種される種子の発育状態が均一化されて、均一な育
苗管理が可能となるのである。
【0019】また、図4の実施例においては、前記搬送
コンベア1の搬送方向後部側に、前記トレイAを収容し
た箱体Bの複数個を内装する収容ケース6を配設して、
このケース6の開口部下方で両側位置に、該ケース6内
に収容された最下部側の箱体Bが当接支持され、かつ、
この最下部箱体Bを前記コンベア1側に案内するトレイ
搬送方向に延びる一対のガイドレール61を設けると共
に、該ガイドレール61の下部側に、前記最下部箱体B
の背面側に係止する複数の係止杆71を備えた搬送ベル
ト7を配設して、この搬送ベルト7の回行に伴い前記係
止杆71を前記最下部箱体Bの背面側に係止させなが
ら、該最下部箱体BをトレイAと共に前記ガイドレール
61に沿って前記ケース6の外部側へと取出すことによ
り、前記ケース6内の各トレイAを最下部のものから順
次1個づつ前記搬送コンベア1上に供給するようにして
いる。
【0020】ところで、以上のようにして前記トレイA
と共に箱体Bを前記ケース6の外部側へと取出すときに
は、該ケース6の最下部側に位置される前記トレイAの
上端部に、前記ケース6の上部側に収容される前記トレ
イAと箱体Bとの全荷重がかかり、特に、図3で示した
ように、前記ケース6から最下部トレイAを箱体Bと共
に取出す場合で、これらトレイAと箱体Bとが前記ケー
ス6の取出方向前端近くに至ったとき、前記ケース6の
下方2段目に収容された前記箱体Bにおける取出方向後
端側の下端面が前記ガイドレール61に当接して、該ガ
イドレール61と前記2段目箱体Bとの当接部を中心
に、前記ケース6の下方側2段目とそれ以上の段に収容
された前記トレイAと箱体Bとの全部が、取出方向前方
側が高く、取出方向後方側が低くなるように傾斜される
のであり、このため前記最下部トレイAの取出方向後端
側で上端部に、前記2段目箱体Bと前記ガイドレール6
1との当接部を中心とした下方側2段目とそれ以上の段
に収容された前記トレイAと箱体Bとの全荷重が局部的
に集中し、前記最下部トレイAの上端部が変形したりす
ることがある。
【0021】そこで、図3,図4においては、前記ケー
ス6の下方2段目に収容される前記箱体Bとの対向壁部
で、前記ケース6の取出方向前端側に、前記下方2段目
箱体Bの側壁を押圧挟持する一対の挟持体62を取付け
て、前記最下部トレイAと箱体Bとが前記ケース6から
外部に取出されまでは、前記各挟持体62で前記下方2
段目箱体Bの側壁を押圧挟持して、この2段目箱体Bの
下動を阻止することにより、前記ケース6の下方2段目
とそれ以上の段に収容された前記トレイAと箱体Bとの
全荷重が前記最下部トレイAの上部側に集中するのをな
くして、この最下部トレイAの変形を防止するようにし
ている。また、前記最下部トレイAと箱体Bとが前記ケ
ース6から外部に取出されたとき、前記各挟持体62に
よる前記下方2段目箱体Bに対する押圧挟持力を一時的
に解除して、この2段目箱体Bのみを落下させて前記ガ
イドレール61上に当接支持させるようにするのであっ
て、このガイドレール61上への支持により、前記箱体
Bと共にトレイAを前記搬送ベルト7の係止杆71で前
記ガイドレール61に沿って前記ケース6の外部側へと
取出すことができるのである。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の用土充填
装置によれば、充填ブラシがトレイの搬送方向と逆方向
に駆動回転されるにも拘らず、該トレイが充填ブラシの
回転に伴い搬送部に対し上方側に持上げられてめくれ上
がったりするのを押圧体により確実に阻止することがで
きて、しかも、用土充填部から育苗トレイへ供給された
用土を鎮圧する鎮圧ローラと、前記充填ブラシ及び押圧
体とが、適宜間隔を隔てて揺動可能に設けられた複数の
揺動アーム及びこれら揺動アームと相対回転可能に連結
された支持杆を備えたブラシ支持体に支持されているか
ら、充填ブラシの高さを調節して、各ポット部内への用
土充填量を変えるとき、該充填ブラシの高さ調節に同調
して鎮圧ローラ及び押圧体を上下移動させることができ
る。従って、鎮圧ローラ及び押圧体を特別に調節するこ
となく、これら鎮圧ローラ及び押圧体を、充填ブラシと
同時に、適正な位置関係を保って自動的に高さ変更する
ことができ、用土鎮圧量及び用土充填量を同時に調節す
ることができ、しかも、トレイのめくれ上がりをなくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る用土充填装置の縦断面図である。
【図2】同用土充填装置の要部を拡大して示す断面図で
ある。
【図3】育苗トレイの収容ケースを示す側面図である。
【図4】播種装置の全体構造を示す概略側面図である。
【図5】従来の用土充填装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 搬送部 20 用土充填部 26 充填ブラシ 27 押圧体 A 育苗トレイ a ポット部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポット部を有する育苗トレイを搬
    送する搬送部と、該搬送部による搬送路の上側に配設さ
    れた用土充填部と、該用土充填部に対しトレイ搬送方向
    前方側にあって育苗トレイの搬送方向と逆方向に駆動回
    転される充填ブラシと、該充填ブラシ及び前記搬送部間
    の育苗トレイに弾接する押圧体とを備えた用土充填装置
    において、前記用土充填部から育苗トレイへ供給された
    用土を鎮圧する鎮圧ローラと、前記充填ブラシ及び押圧
    体とが、適宜間隔を隔てて揺動可能に設けられた複数の
    揺動アーム及びこれら揺動アームと相対回転可能に連結
    された支持杆を備えたブラシ支持体に支持されているこ
    とを特徴とする用土充填装置。
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