JPH0551054U - 用土充填装置 - Google Patents

用土充填装置

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JPH0551054U JP10554991U JP10554991U JPH0551054U JP H0551054 U JPH0551054 U JP H0551054U JP 10554991 U JP10554991 U JP 10554991U JP 10554991 U JP10554991 U JP 10554991U JP H0551054 U JPH0551054 U JP H0551054U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 育苗トレイAの各ポット部aへの用土充填時
に、充填ブラシ26の回転に伴いトレイAが搬送コンベ
ア1からめくれ上がったりするのを阻止して、各ポット
部aへの用土充填量を均一とする。 【構成】 多数のポット部aを備えた育苗トレイAを搬
送する搬送部1の搬送経路上に、各ポット部aに用土を
供給する用土充填部20を設け、また、該充填部20の
トレイ搬送方向前方側に、トレイAの搬送方向と逆方向
に駆動回転し、用土を各ポット部aに押し込む充填ブラ
シ26を設けると共に、充填ブラシ26の近くに、トレ
イAの上面に弾接して、該トレイAを搬送部1側に押圧
する複数本の線材から成る押圧体27を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は用土充填装置、詳しくは、野菜等の種子を育成する多数のポット部を 備えた育苗トレイの前記各ポット部内に用土を供給充填させる用土充填装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種用土充填装置は、例えば、図5に示したように、多数のポット部 aをもった育苗トレイAを搬送する搬送部80と、該搬送部80によるトレイ搬 送経路上に配設され、前記トレイAの各ポット部aに用土を供給する用土充填部 81とを備えており、また、この用土充填部81は、用土を収容するホッパー8 2と、該ホッパー82の開口下部側に前記搬送部80のトレイ搬送方向と同方向 に配設され、前記ホッパー82の開口部から排出される用土を前記各ポット部a 側に繰り出す繰出ベルト83とから構成されている。さらに、前記用土充填部8 1における繰出ベルト83のトレイ搬送方向前方側には、拡散ブラシ84を回転 可能に支持すると共に、該拡散ブラシ84のトレイ搬送方向前方側に、外周部を 前記搬送部80で搬送するトレイAの上面とほぼ同一高さとした鎮圧ローラ85 と充填ブラシ86とを回転可能に支持している。
【0003】 また、前記拡散ブラシ84と鎮圧ローラ85は、それぞれ前記トレイAの搬送 方向と同一方向に駆動回転されて、前記拡散ブラシ84の回転により前記繰出ベ ルト83から繰出される用土を拡散させながら、前記搬送部80上を搬送される 前記トレイAの各ポット部a内に均一に供給し、かつ、前記鎮圧ローラ85の回 転により前記各ポット部aに供給された用土を鎮圧するようにしている。一方、 前記充填ブラシ86は、前記トレイAの搬送方向と逆方向に駆動回転されて、前 記充填ブラシ86の回転により用土を前記各ポット部a内の所定高さまで均一に 押し込んで充填させるようにしている。尚、前記充填ブラシ86をトレイ搬送方 向と逆方向に回転させる理由は、仮に前記充填ブラシ86をトレイ搬送方向と同 一方向に回転させると、この充填ブラシ86の回転に伴い前記各ポット部a内の 用土が前記トレイAの搬送方向前方側に跳ね上げられて、前記充填ブラシ86で 均一に充填された前記各ポット部a内に再度落下され、これら各ポット部aの用 土充填高さが変動したりするからである。
【0004】 そして、前記ホッパー82の開口下部から前記繰出ベルト83上に排出された 用土は、該繰出ベルト83の回転駆動により前記搬送860上を搬送される前記 トレイAの各ポット部a側に繰出され、この繰出された用土が前記拡散ブラシ8 4の回転に伴い拡散されながら、前記トレイAの各ポット部aへと供給され、こ の後、これら各ポット部aに供給された用土が前記鎮圧ローラ85で鎮圧され、 また、この鎮圧された用土が前記充填ブラシ86の回転に伴い前記各ポット部a 内の所定高さまで均一に押込み充填される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、以上の用土充填装置によれば、前述したような理由で、前記充填ブ ラシ86が前記トレイAの搬送方向と逆方向に回転されることから、該トレイA が前記充填ブラシ86の回転に伴い前記搬送部80に対し上方側に持上げられて めくれ上がったりすることがあり、特に、前記充填ブラシ86の外周先端側を前 記ポット部aの内方側へと突入させて、該ポット部a内への用土充填量を少なく するような場合には、前記充填ブラシ86による前記トレイAのめくれ上がりが 発生し易いのであり、このため、例えば前記充填ブラシ86による各ポット部a 内への用土押込み深さが変わったりして、これら各ポット部a内に均一に用土を 充填させることができず、この結果、用土充填作業後に前記各ポット部a内の用 土に播種される種子の発育状態が不均一となったりして、均一な育苗管理が行い 難い問題があった。
【0006】 本考案の目的は、育苗トレイの各ポット部内に充填ブラシで用土を押込み充填 させるとき、この充填ブラシによる前記トレイのめくれ上がりを確実に阻止でき て、前記各ポット部内への用土充填量を均一となすことができ、該各ポット部内 の用土に播種される種子の発育状態を均一化して、均一な育苗管理を行うことが できる用土充填装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案の用土充填装置は、多数のポット部aを 備えた育苗トレイAを搬送する搬送部1と、この搬送部1による搬送経路上に配 設され、前記トレイAの各ポット部aに用土を供給する用土充填部20及び該充 填部20に対しトレイ搬送方向前方に位置し、前記トレイAの搬送方向と逆方向 に駆動回転し、用土を前記各ポット部aに押し込む充填ブラシ26とを備えると 共に、この充填ブラシ26の近くに、該充填ブラシ26が作用する前記トレイA の上面に弾接して、該トレイAを前記搬送部1に押圧する複数本の線材から成る 押圧体27を設けたのである。
【0008】
【作用】
以上の用土充填装置においては、先ず、前記搬送部1で搬送される前記トレイ Aの各ポット部a内に前記用土充填部20から用土が供給され、この後前記トレ イAの搬送方向前方側に位置された前記充填ブラシ26の回転により、前記各ポ ット部aに供給された用土が所定深さまで押し込まれて充填される。このとき、 前記充填ブラシ26の近くには、該充填ブラシ26が作用する前記トレイAの上 面側に弾接する押圧体27が配設され、この押圧体27で前記トレイAが前記搬 送部1側に押圧されているため、前記充填ブラシ26が前記トレイAの搬送方向 と逆方向に駆動回転されるにも拘らず、該トレイAが前記充填ブラシ26の回転 に伴い前記搬送部1に対し上方側に持上げられてめくれ上がったりするのが確実 に阻止され、前記トレイAは前記搬送部1とほぼ平行な水平状態に保持されて、 斯かる状態で前記充填ブラシ26による前記各ポット部a内への用土充填が行わ れるのである。従って、前記充填ブラシ26による前記各ポット部a内への用土 充填量が均一とされ、特に充填量を少なくする場合、つまり、トレイの上面より 充填上面を低くする場合でも、充填量を均一にでき、これら各ポット部a内の用 土に播種される種子の発育状態を均一化できて、均一な育苗管理を行えるのであ る。
【0009】
【実施例】
図4は、例えば野菜などを育苗するための長方形状とされた育苗トレイAに、 用土の充填作業から播種作業及び覆土作業などを一貫して行うようにした播種装 置の全体構造を示しており、多数のポット部aを備えた育苗トレイAを順次搬送 する搬送部1として搬送コンベアを備え、この搬送コンベア1上に、前記トレイ Aの各ポット部aに用土を供給する用土充填装置2と、供給された各用土上を一 定の押圧力で押圧して鎮圧する鎮圧装置3と、鎮圧された各用土上に種子を播種 する播種装置4と、種子が播種された用土上に覆土する覆土装置5とを配設して いる。
【0010】 そして、前記搬送コンベア1で搬送される前記トレイAの各ポット部aに、先 ず、前記用土充填装置2で用土を供給し、この供給された用土を前記鎮圧装置3 により一定の圧力で鎮圧し、次に、前記用土上に前記播種装置4で種子を播種し て、種子が播種された用土に前記覆土装置5で覆土するのである。
【0011】 しかして、以上の播種装置に用いる前記用土充填装置2は、図1で明らかにし たように、前記育苗トレイAを搬送する前記搬送コンベア1と、この搬送コンベ ア1によるトレイ搬送経路上に配設され、前記トレイAの各ポット部aに用土を 供給する用土充填部20とを備えており、この用土充填部20は、内方下部側に 攪拌ローラ21を支持した用土収容ホッパー22と、該ホッパー22の開口下部 側に前記コンベア1のトレイ搬送方向と同方向に配設された繰出ベルト23とか ら構成されている。また、前記用土充填部20における前記繰出ベルト23のト レイ搬送方向前方側には、該ベルト23から繰出される用土を前記トレイAの各 ポット部aに均一に案内供給する案内ローラ24を、前記搬送コンベア1に対し 直交方向に向けて回転自由に支持すると共に、前記案内ローラ24のトレイ搬送 方向前方側には、前記各ポット部aに供給された用土を鎮圧する鎮圧ローラ25 と、該ローラ25で鎮圧された用土を前記各ポット部a内の所定高さまで均一に 押し込んで充填させる充填ブラシ26とを、前記搬送コンベア1に対し直交方向 に向けて回転可能に支持させる一方、前記充填ブラシ26の取付部近くには、該 充填ブラシ26が作用する前記トレイAの上面側に弾接して、該トレイAを前記 搬送コンベア1側に押圧する複数本の線材から成る押圧体27を配設するのであ る。
【0012】 前記案内ローラ24と鎮圧ローラ25とは、それぞれ前記トレイAの搬送方向 と同一方向に駆動回転されて、前記案内ローラ24の回転により前記繰出ベルト 23から繰出される用土を、前記搬送コンベア1上を搬送される前記トレイAの 各ポット部a内に均一に案内供給するようにしており、また、前記鎮圧ローラ2 5の回転により前記各ポット部aに供給された用土を、該ポット部a内に鎮圧す るようにしている。一方、前記充填ブラシ26は、前記トレイAの搬送方向と逆 方向に駆動回転されて、前記充填ブラシ26の回転により前記鎮圧ローラ25で 鎮圧された前記各ポット部a内の用土を所定高さまで均一に押し込んで充填させ るようにしている。つまり、前記充填ブラシ26は、前記案内ローラ24や鎮圧 ローラ25とは異なり、前記トレイAの搬送方向に対し逆方向に駆動回転されて 、前記充填ブラシ26の回転に伴い前記各ポット部a内の用土が跳ね上げられる とき、この用土を前記トレイAの搬送方向後方側に向けて跳ね上げることにより 、この跳ね上げ用土が、前記トレイAの搬送方向前方側に至って前記充填ブラシ 26で均一に充填された前記各ポット部a内に落下し、該各ポット部a内の用土 充填高さが変動したりするのを防止するようにしている。
【0013】 また、前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26とは、前記搬送コンベア1上を搬 送される前記トレイAに対し互いに連動して上下動させるようにしており、つま り、前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26における各回転軸25a,26aの軸 端両側に、水平方向に延びる支持杆28をそれぞれ取付けて、これら各支持杆2 8で前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26とを互いに連結すると共に、前記各回 転軸25a,26aの軸端両側に、上下方向に平行に延びる前後一対の揺動アー ム29,30をそれぞれ支持させる一方、これら各アーム29,30の下部側を 前記各支持杆28と平行状に配設した取付板31にそれぞれ枢支させて、これら 支持杆28と前後揺動アーム29,30及び取付板31とで4点リンク機構を構 成し、前記各取付板31に対し前記各アーム29,30を前後方向に揺動させる ことにより、前記支持杆28を介して前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26とを 水平状態を保持しながら前記トレイAに対し上下動させ、該トレイAの各ポット 部aに対する前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26との高さを変更して、これら 各者による前記各ポット部aへの用土鎮圧量と用土充填量とを調節可能としてい る。
【0014】 そして、図2で明らかにしたように、前記鎮圧ローラ25と充填ブラシ26に おける各回転軸25a,26aの軸端両側に支持された前記各支持杆28の長さ 方向ほぼ中間位置に、前記搬送コンベア1と直交方向に向けて支持部材32を架 設して、この支持部材32の長さ方向複数箇所に、線材から成る前記押圧体27 をそれぞれ固定ボルト33などで取付けるのである。また、前記各押圧体27は 、前記支持部材32への取付部27aと、該取付部27aに連続する湾曲部27 bと、この湾曲部27bからトレイ搬送方向前方側に向けて連続状に延びる前記 トレイAへの当接部27cとを備えた概略L形状に形成されており、前記取付部 27aを固定ボルト33を介して前記支持部材32に取付けたとき、前記湾曲部 27bを前記トレイAのほぼ上面高さ位置で前記充填ブラシ26よりもトレイ搬 送方向後方側に位置させ、かつ、前記湾曲部27bに連続する前記当接部27c を、前記トレイAの上面高さ位置で前記充填ブラシ26のほぼ中間真下部にまで 延出させて、前記当接部27cを前記トレイAの上面側で各ポット部aの隣接す るもの同士の境界上面部位に弾接させて、前記トレイAを前記搬送コンベア1側 へと押圧することにより、前記充填ブラシ26をトレイ搬送方向に対し逆方向に 回転させるにも拘らず、この充填ブラシ26の回転に伴い前記トレイAが前記搬 送コンベア1から上方側に持ち上げられてめくれ上がったりするのを防止するよ うになすのである。
【0015】 また、以上のように、前記支持部材32に対する前記押圧体27の取付時に、 該押圧体27の湾曲部27bを前記トレイAのほぼ上面高さ位置で前記充填ブラ シ26よりもトレイ搬送方向後方側に位置させることにより、前記コンベア1上 を搬送されるトレイAの前記湾曲部27aから前記当接部27c側への侵入がス ムーズに行われ、該当接部27cによる前記トレイAの前記コンベア1側への押 圧が確実に行われるのである。
【0016】 図1の実施例では、前記充填ブラシ26のトレイ搬送方向前方側で前記用土充 填装置2のトレイ出口側近くに、前記各ポット部a内に押し込み充填された用土 を均平化する均平ブラシ34を設けると共に、前記用土充填ホッパー22の下部 側で前記繰出ベルト23の回行方向前部側には、前記ホッパー22からの用土供 給量を調節する調節板35を設けている。また、前記各トレイAは、それぞれ個 別に箱体Bの内部に、前記トレイAの上方一部が箱体Bから突出するように搭載 収容されて、該箱体Bに収容した状態で前記搬送コンベア1で搬送するようにし ている。
【0017】 次に、以上のごとく構成する用土充填装置2の作用について説明する。先ず、 前記用土充填ホッパー22内の用土が前記攪拌ローラ21で攪拌されながら前記 繰出ベルト23上に排出されて、該ベルト23の繰出し終端部から前記搬送コン ベア1上を前記箱体Bを介して搬送される育苗トレイAの各ポット部a側に繰出 され、この繰出された用土が前記案内ローラ24の回転に伴い前記トレイAの各 ポット部a内に均一に案内供給され、この後前記各ポット部a内に供給された用 土が前記鎮圧ローラ25で鎮圧され、かつ、この鎮圧された用土が前記充填ブラ シ26の回転に伴い前記各ポット部a内の所定高さまで均一に押込み充填され、 前記均平ブラシ34で均平化された後に、前述した鎮圧装置3と播種装置4及び 覆土装置5へと搬送されるるのである。
【0018】 しかして、前記充填ブラシ26による前記各ポット部a内への用土の押込み充 填時には、前記充填ブラシ26の近くに配設された前記押圧体27の当接部27 cが前記トレイAの上面に弾接され、該トレイAが前記搬送コンベア1側に押圧 されているために、前記充填ブラシ26が前記トレイAの搬送方向と逆方向に駆 動回転されるにも拘らず、このトレイAが前記充填ブラシ26の回転に伴い前記 コンベア1の上方側に持上げられてめくれ上がったりするのが確実に阻止され、 また、たとえ前記充填ブラシ26の高さを調節して、該充填ブラシ26の外周先 端側を前記各ポット部aの内方側へと突入させることにより、この各ポット部a 内への用土充填量を少なくするような場合にも、前記トレイAのめくれ上がりが 確実に阻止されて、前記トレイAは前記コンベア1とほぼ平行な水平状態に保持 されながら搬送され、斯かる状態で前記充填ブラシ26による前記各ポット部a 内への用土の押込み充填が行われるのである。従って、前記充填ブラシ26によ る前記各ポット部a内への用土充填量が均一とされ、これら各ポット部a内の用 土に播種される種子の発育状態が均一化されて、均一な育苗管理が可能となるの である。
【0019】 また、図4の実施例においては、前記搬送コンベア1の搬送方向後部側に、前 記トレイAを収容した箱体Bの複数個を内装する収容ケース6を配設して、この ケース6の開口部下方で両側位置に、該ケース6内に収容された最下部側の箱体 Bが当接支持され、かつ、この最下部箱体Bを前記コンベア1側に案内するトレ イ搬送方向に延びる一対のガイドレール61を設けると共に、該ガイドレール6 1の下部側に、前記最下部箱体Bの背面側に係止する複数の係止杆71を備えた 搬送ベルト7を配設して、この搬送ベルト7の回行に伴い前記係止杆71を前記 最下部箱体Bの背面側に係止させながら、該最下部箱体BをトレイAと共に前記 ガイドレール61に沿って前記ケース6の外部側へと取出すことにより、前記ケ ース6内の各トレイAを最下部のものから順次1個づつ前記搬送コンベア1上に 供給するようにしている。
【0020】 ところで、以上のようにして前記トレイAと共に箱体Bを前記ケース6の外部 側へと取出すときには、該ケース6の最下部側に位置される前記トレイAの上端 部に、前記ケース6の上部側に収容される前記トレイAと箱体Bとの全荷重がか かり、特に、図3で示したように、前記ケース6から最下部トレイAを箱体Bと 共に取出す場合で、これらトレイAと箱体Bとが前記ケース6の取出方向前端近 くに至ったとき、前記ケース6の下方2段目に収容された前記箱体Bにおける取 出方向後端側の下端面が前記ガイドレール61に当接して、該ガイドレール61 と前記2段目箱体Bとの当接部を中心に、前記ケース6の下方側2段目とそれ以 上の段に収容された前記トレイAと箱体Bとの全部が、取出方向前方側が高く、 取出方向後方側が低くなるように傾斜されるのであり、このため前記最下部トレ イAの取出方向後端側で上端部に、前記2段目箱体Bと前記ガイドレール61と の当接部を中心とした下方側2段目とそれ以上の段に収容された前記トレイAと 箱体Bとの全荷重が局部的に集中し、前記最下部トレイAの上端部が変形したり することがある。
【0021】 そこで、図3,図4においては、前記ケース6の下方2段目に収容される前記 箱体Bとの対向壁部で、前記ケース6の取出方向前端側に、前記下方2段目箱体 Bの側壁を押圧挟持する一対の挟持体62を取付けて、前記最下部トレイAと箱 体Bとが前記ケース6から外部に取出されまでは、前記各挟持体62で前記下方 2段目箱体Bの側壁を押圧挟持して、この2段目箱体Bの下動を阻止することに より、前記ケース6の下方2段目とそれ以上の段に収容された前記トレイAと箱 体Bとの全荷重が前記最下部トレイAの上部側に集中するのをなくして、この最 下部トレイAの変形を防止するようにしている。また、前記最下部トレイAと箱 体Bとが前記ケース6から外部に取出されたとき、前記各挟持体62による前記 下方2段目箱体Bに対する押圧挟持力を一時的に解除して、この2段目箱体Bの みを落下させて前記ガイドレール61上に当接支持させるようにするのであって 、このガイドレール61上への支持により、前記箱体Bと共にトレイAを前記搬 送ベルト7の係止杆71で前記ガイドレール61に沿って前記ケース6の外部側 へと取出すことができるのである。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の用土充填装置は、多数のポット部aを備えた育 苗トレイAを搬送する搬送部1と、この搬送部1による搬送経路上に配設され、 前記トレイAの各ポット部aに用土を供給する用土充填部20及び該充填部20 に対しトレイ搬送方向前方に位置し、前記トレイAの搬送方向と逆方向に駆動回 転し、用土を前記各ポット部aに押し込む充填ブラシ26とを備えると共に、こ の充填ブラシ26の近くに、該充填ブラシ26が作用する前記トレイAの上面に 弾接して、該トレイAを前記搬送部1側に押圧する複数本の線材から成る押圧体 27を設けていることから、前記トレイAが前記充填ブラシ26の回転に伴い前 記搬送部1に対し上方側に持上げられてめくれ上がったりするのを前記押圧体2 7で確実に防止することができ、このため、前記充填ブラシ26による前記各ポ ット部a内への用土充填量を均一にできて、これら各ポット部a内の用土に播種 される種子の発育状態を均一化できて、均一な育苗管理を行うことができるので ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る用土充填装置の縦断面図である。
【図2】同用土充填装置の要部を拡大して示す断面図で
ある。
【図3】育苗トレイの収容ケースを示す側面図である。
【図4】播種装置の全体構造を示す概略側面図である。
【図5】従来の用土充填装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 搬送部 20 用土充填部 26 充填ブラシ 27 押圧体 A 育苗トレイ a ポット部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のポット部aを備えた育苗トレイA
    を搬送する搬送部1と、この搬送部1による搬送経路上
    に配設され、前記トレイAの各ポット部aに用土を供給
    する用土充填部20及び該充填部20に対しトレイ搬送
    方向前方に位置し、前記トレイAの搬送方向と逆方向に
    駆動回転し、用土を前記各ポット部aに押し込む充填ブ
    ラシ26とを備えると共に、この充填ブラシ26の近く
    に、該充填ブラシ26が作用する前記トレイAの上面に
    弾接して、該トレイAを前記搬送部1に押圧する複数本
    の線材から成る押圧体27を設けていることを特徴とす
    る用土充填装置。
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