JP2664107B2 - 苗移植機 - Google Patents
苗移植機Info
- Publication number
- JP2664107B2 JP2664107B2 JP27365091A JP27365091A JP2664107B2 JP 2664107 B2 JP2664107 B2 JP 2664107B2 JP 27365091 A JP27365091 A JP 27365091A JP 27365091 A JP27365091 A JP 27365091A JP 2664107 B2 JP2664107 B2 JP 2664107B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedling
- supply box
- seedlings
- mounting surface
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば藺草等の作物苗
を植付ける苗移植機に関し、詳しくは、傾斜姿勢の苗の
せ台における苗載置面の下方側箇所に、載置苗を下端部
の苗取り出し口に向けて送り出す突起付き無端回動帯を
配備するとともに、予備苗を載置収納した苗供給箱を苗
載置面上に載置してスライド挿入して、苗供給箱の先端
側壁部材を開放揺動させ予備苗を苗のせ台上に移載させ
ながら、前記苗供給箱を上方側に引き抜くよう構成して
ある苗移植機に関する。
を植付ける苗移植機に関し、詳しくは、傾斜姿勢の苗の
せ台における苗載置面の下方側箇所に、載置苗を下端部
の苗取り出し口に向けて送り出す突起付き無端回動帯を
配備するとともに、予備苗を載置収納した苗供給箱を苗
載置面上に載置してスライド挿入して、苗供給箱の先端
側壁部材を開放揺動させ予備苗を苗のせ台上に移載させ
ながら、前記苗供給箱を上方側に引き抜くよう構成して
ある苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記苗移植機において、従来では、苗送
り用無端回動帯は、苗に対する係止作用を確実に行うた
めに、送り用突起の先端が苗載置面よりも上方に出っ張
る状態又は、ほぼ面一になるように配備するのが一般的
であり、苗供給箱は苗のせ台の各条仕切り部材に形成し
た段差部分で載置支持するようにしてあった。
り用無端回動帯は、苗に対する係止作用を確実に行うた
めに、送り用突起の先端が苗載置面よりも上方に出っ張
る状態又は、ほぼ面一になるように配備するのが一般的
であり、苗供給箱は苗のせ台の各条仕切り部材に形成し
た段差部分で載置支持するようにしてあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造において
は、例えば、根が比較的細く絡み合っている稲苗等のマ
ット苗を植付ける場合には、根部分に係止突起が確実に
係止して縦送りを行えるので良いのであるが、例えば藺
草苗のように、根が固く太い苗を植付ける場合には、上
記したように苗載置面よりも係止突起が出っ張るような
構造とすると、載置面から縦送り作用部への移載作用が
円滑に行えないおそれがあり、又、苗供給箱を後方に抜
き出す構成のものでは、底面をスライド案内するため
に、各条仕切り部材に特別の段差加工を行う必要があ
り、構造が複雑となる欠点があった。本発明は上記不具
合点を解消することを目的としている。
は、例えば、根が比較的細く絡み合っている稲苗等のマ
ット苗を植付ける場合には、根部分に係止突起が確実に
係止して縦送りを行えるので良いのであるが、例えば藺
草苗のように、根が固く太い苗を植付ける場合には、上
記したように苗載置面よりも係止突起が出っ張るような
構造とすると、載置面から縦送り作用部への移載作用が
円滑に行えないおそれがあり、又、苗供給箱を後方に抜
き出す構成のものでは、底面をスライド案内するため
に、各条仕切り部材に特別の段差加工を行う必要があ
り、構造が複雑となる欠点があった。本発明は上記不具
合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した苗移植機において、前記苗のせ台の苗載置
面の下方延長面を、前記無端回動帯における移送方向始
端部の移送用突起の先端よりも上方側に位置させてある
点にある。
頭に記載した苗移植機において、前記苗のせ台の苗載置
面の下方延長面を、前記無端回動帯における移送方向始
端部の移送用突起の先端よりも上方側に位置させてある
点にある。
【0005】
【作用】苗載置面の下方延長面が無端回動帯の移送用突
起よりも上方側に位置するので、根が固く絡み合いが少
ない苗であっても、苗載置面から無端回動帯上への乗り
移りが円滑に行われることになり、苗送り出し作用が円
滑になる。しかも、予備苗を供給する際に、苗供給箱を
苗載置面上に沿ってスライド挿入してもその底面がスラ
イド先端側で送り用係止突起に干渉することがなく、
又、苗の受け止め用先端側縦壁部分が倒伏した状態で引
き抜かれても、苗載置面と突起との間に間隙が存在する
ので、その引き抜き作動が阻害されることもない。
起よりも上方側に位置するので、根が固く絡み合いが少
ない苗であっても、苗載置面から無端回動帯上への乗り
移りが円滑に行われることになり、苗送り出し作用が円
滑になる。しかも、予備苗を供給する際に、苗供給箱を
苗載置面上に沿ってスライド挿入してもその底面がスラ
イド先端側で送り用係止突起に干渉することがなく、
又、苗の受け止め用先端側縦壁部分が倒伏した状態で引
き抜かれても、苗載置面と突起との間に間隙が存在する
ので、その引き抜き作動が阻害されることもない。
【0006】
【発明の効果】従って、苗のせ台に特別の加工を施す必
要がなく、予備苗の供給箱を苗のせ台の下端側近くまで
挿入スライドさせることができ、供給作業が楽に行える
ものでありながら、しかも、植付け作動に伴う苗の取り
出し口側への送り出し作動も円滑に行えるものとなっ
た。
要がなく、予備苗の供給箱を苗のせ台の下端側近くまで
挿入スライドさせることができ、供給作業が楽に行える
ものでありながら、しかも、植付け作動に伴う苗の取り
出し口側への送り出し作動も円滑に行えるものとなっ
た。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図6
に藺草苗の移植機を示している。この苗移植機は、図示
しない走行機体の後部にリンク機構を介して昇降自在に
連結され、フレーム兼用の植付伝動ケース1に対して一
定ピッチで苗を載置した状態で往復横移動して、後下が
り傾斜姿勢に設けられる苗のせ台2、苗のせ台2の下端
部を摺動自在に支持する摺動レール3に形成した苗取り
出し口4から一株づつ苗を取り出して圃場に植付ける植
付機構5、植付機構5の植付け作動に先立って植付け対
象苗に侵入して作用し、苗を苗取り出し口4に向けて押
し出し、その状態を保持する苗保持具6、泥面上を滑走
する接地フロート7等を備えて構成してある。前記苗の
せ台2の苗載置面2aの下方側箇所には、突起付き無端
回動帯式の縦送り装置8を配備し、横移動ストロークエ
ンドにおいて、所定量づつ載置苗を苗取り出し口4に向
けて送り出すよう構成してある。前記苗保持具は、植付
機構5の植付け作動に同期して作動し、植付機構5の苗
取り出し作動に先立って保持爪11が苗に侵入して苗を
保持し、苗取り出し作動終了後、退避姿勢に引退揺動す
るよう構成してある。
に藺草苗の移植機を示している。この苗移植機は、図示
しない走行機体の後部にリンク機構を介して昇降自在に
連結され、フレーム兼用の植付伝動ケース1に対して一
定ピッチで苗を載置した状態で往復横移動して、後下が
り傾斜姿勢に設けられる苗のせ台2、苗のせ台2の下端
部を摺動自在に支持する摺動レール3に形成した苗取り
出し口4から一株づつ苗を取り出して圃場に植付ける植
付機構5、植付機構5の植付け作動に先立って植付け対
象苗に侵入して作用し、苗を苗取り出し口4に向けて押
し出し、その状態を保持する苗保持具6、泥面上を滑走
する接地フロート7等を備えて構成してある。前記苗の
せ台2の苗載置面2aの下方側箇所には、突起付き無端
回動帯式の縦送り装置8を配備し、横移動ストロークエ
ンドにおいて、所定量づつ載置苗を苗取り出し口4に向
けて送り出すよう構成してある。前記苗保持具は、植付
機構5の植付け作動に同期して作動し、植付機構5の苗
取り出し作動に先立って保持爪11が苗に侵入して苗を
保持し、苗取り出し作動終了後、退避姿勢に引退揺動す
るよう構成してある。
【0008】前記苗のせ台2には、各条毎に、載置苗の
後方側から苗取り出し口4に向けて押し作用する苗押し
具12を備えてある。この苗押し具12は板状に設けら
れ、苗のせ台2下端部に立設した支持フレーム13から
片持ち状に延設した支持杆14によりスライド自在に支
持され、自重により下方に向けてスライド移動するよう
構成してある。
後方側から苗取り出し口4に向けて押し作用する苗押し
具12を備えてある。この苗押し具12は板状に設けら
れ、苗のせ台2下端部に立設した支持フレーム13から
片持ち状に延設した支持杆14によりスライド自在に支
持され、自重により下方に向けてスライド移動するよう
構成してある。
【0009】前記苗のせ台2に苗を補給する場合には、
図1に示すように、予備苗を載置した苗供給箱15を苗
のせ台2の苗載置面2aに沿ってスライド挿入させ、先
端側の縦壁部(前壁)15aを前方に開放揺動させた
後、載置苗を苗のせ台2上に移載させながら、苗供給箱
15を後方に引き抜くよう構成してある。詳述すると、
苗供給箱15は、上部を開放した箱型に構成され、予備
の藺草苗を予め縦姿勢で積載収納してある。そして、前
壁15aを下端のヒンジ16を介して横軸芯周りで揺動
開放自在に構成し、この前壁15aは後方側から開閉操
作できるようにしてある。つまり、図2〜図5に示すよ
うに、苗供給箱15の横一外方側に板材を屈曲成形した
支持部材17を取付け、この支持部材17の側面をバー
リング加工して支点部18を形成し、この支点部18に
鋼線材を屈曲させた操作具19を回動自在に支持してあ
る。そして、この操作具19の下端部を横側に屈曲し
て、その屈曲部に直線状の鋼線材からなる押し引きロッ
ド20の両側部を円弧状に曲げて回動自在に連動連結
し、押し引きロッド20の他端部を前壁15aに連動連
結した揺動操作具21とを連動連結してある。前記支持
部材17には、前壁15aを縦姿勢に維持する状態と開
放揺動した姿勢とにおいて、操作具19を係止保持する
係止部22を形成してある。
図1に示すように、予備苗を載置した苗供給箱15を苗
のせ台2の苗載置面2aに沿ってスライド挿入させ、先
端側の縦壁部(前壁)15aを前方に開放揺動させた
後、載置苗を苗のせ台2上に移載させながら、苗供給箱
15を後方に引き抜くよう構成してある。詳述すると、
苗供給箱15は、上部を開放した箱型に構成され、予備
の藺草苗を予め縦姿勢で積載収納してある。そして、前
壁15aを下端のヒンジ16を介して横軸芯周りで揺動
開放自在に構成し、この前壁15aは後方側から開閉操
作できるようにしてある。つまり、図2〜図5に示すよ
うに、苗供給箱15の横一外方側に板材を屈曲成形した
支持部材17を取付け、この支持部材17の側面をバー
リング加工して支点部18を形成し、この支点部18に
鋼線材を屈曲させた操作具19を回動自在に支持してあ
る。そして、この操作具19の下端部を横側に屈曲し
て、その屈曲部に直線状の鋼線材からなる押し引きロッ
ド20の両側部を円弧状に曲げて回動自在に連動連結
し、押し引きロッド20の他端部を前壁15aに連動連
結した揺動操作具21とを連動連結してある。前記支持
部材17には、前壁15aを縦姿勢に維持する状態と開
放揺動した姿勢とにおいて、操作具19を係止保持する
係止部22を形成してある。
【0010】そして、前記苗のせ台2の苗載置面2aの
下方延長面Tを、前記縦送り装置8における移送方向始
端部の移送用突起23の先端よりも上方側に位置させて
ある。又、苗載置面2aの下端部は傾斜姿勢に形成し
て、苗の移載が円滑に行えるようにしてある。このよう
に構成すると、上記したような苗補給作業の際に、苗供
給箱15を引き抜くとき前壁15aのヒンジ部分が縦送
り装置8の送り用突起23に干渉することがなく、しか
も、植付け作業時に、藺草等のように根が比較的硬い苗
であっても、苗載置面2aから移送用縦送り装置8上へ
の移載が抵抗少なく円滑に行えるものとなる。
下方延長面Tを、前記縦送り装置8における移送方向始
端部の移送用突起23の先端よりも上方側に位置させて
ある。又、苗載置面2aの下端部は傾斜姿勢に形成し
て、苗の移載が円滑に行えるようにしてある。このよう
に構成すると、上記したような苗補給作業の際に、苗供
給箱15を引き抜くとき前壁15aのヒンジ部分が縦送
り装置8の送り用突起23に干渉することがなく、しか
も、植付け作業時に、藺草等のように根が比較的硬い苗
であっても、苗載置面2aから移送用縦送り装置8上へ
の移載が抵抗少なく円滑に行えるものとなる。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】苗供給時の苗のせ台の側面図
【図2】苗供給箱の斜視図
【図3】苗供給箱の後面図
【図4】開閉操作部の斜視図
【図5】開閉操作部の正面図
【図6】苗移植機の側面図
2 苗のせ台 2a 苗載置面 4 苗取り出し口 8 無端回動帯 15 苗供給箱 15a 先端側壁部材
Claims (1)
- 【請求項1】 傾斜姿勢の苗のせ台(2)における苗載
置面(2a)の下方側箇所に、載置苗を下端部の苗取り
出し口(4)に向けて送り出す突起付き無端回動帯
(8)を配備するとともに、予備苗を載置収納した苗供
給箱(15)を苗載置面(2a)上に載置してスライド
挿入して、苗供給箱(15)の先端側壁部材(15a)
を開放揺動させ予備苗を苗のせ台(2)上に移載させな
がら、前記苗供給箱(15)を上方側に引き抜くよう構
成してある苗移植機であって、前記苗のせ台(2)の苗
載置面(2a)の下方延長面(T)を、前記無端回動帯
(8)における移送方向始端部の移送用突起(23)の
先端よりも上方側に位置させてある苗移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27365091A JP2664107B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 苗移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27365091A JP2664107B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 苗移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111306A JPH05111306A (ja) | 1993-05-07 |
JP2664107B2 true JP2664107B2 (ja) | 1997-10-15 |
Family
ID=17530643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27365091A Expired - Fee Related JP2664107B2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 苗移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2664107B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP27365091A patent/JP2664107B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05111306A (ja) | 1993-05-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |