JPH09234845A - 積層体の製造法 - Google Patents

積層体の製造法

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JPH09234845A
JPH09234845A JP8348928A JP34892896A JPH09234845A JP H09234845 A JPH09234845 A JP H09234845A JP 8348928 A JP8348928 A JP 8348928A JP 34892896 A JP34892896 A JP 34892896A JP H09234845 A JPH09234845 A JP H09234845A
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JP8348928A
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Haruo Hayashida
晴雄 林田
Fumio Ishibashi
文男 石橋
Yuji Shigematsu
裕二 重松
Hiroaki Takahata
弘明 高畑
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカーコート剤を用いることなく、優れた
膜接着強度を有する積層体の製造法を提供する。 【解決手段】 基材及び押出ラミネート用樹脂からなる
積層体の製造法であって、下記(1)〜(3)の工程を
含み、かつアンカーコート剤を使用しない積層体の製造
法。 工程: (1)表面処理工程:不活性気体中で表面処理を基材の
少なくとも一面に施す工程。 (2)溶融樹脂押出工程:押出ラミネート用樹脂を18
0〜340℃の樹脂温度でフィルム状に溶融押出する工
程。 (3)圧着工程:工程(2)で溶融押出されたフィルム
と、工程(1)で得られた基材の表面処理面とを接触さ
せ、圧着する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層体の製造法に
関するものである。更に詳しくは、本発明は、基材及び
押出ラミネート用樹脂からなる積層体の製造法であっ
て、アンカーコート剤を使用することなく、強固に接着
された積層体を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】プラス
チック、紙、金属箔などの異種材料のフィルム状成形物
を貼り合わせて単独では有し得ない特性、例えば強度、
ガスバリア性、防湿性、ヒートシール性及び外観などを
補った積層フィルムまたは積層シート(以下、積層体と
称する)を製造することは一般に行われており、こうし
て得られる積層体は主に包装材料等に広く使用されてい
る。このような積層体を製造する方法としては、例えば
ドライラミネーション法、ウエットラミネーション法、
ホットラミネーション法、押出ラミネーション法、共押
出ラミネーション法等があり、これらはその特徴に応じ
て適用されている。包装材料などにおいて、基材にヒー
トシール層を形成する方法としては、コスト面で有利さ
を持つ押出ラミネーション法が広く用いられている。ヒ
ートシール層としては、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン系共重合体などのポリオレフィン系樹
脂、アイオノマー樹脂などが用いられるのが一般的であ
るが、コストの点からポリオレフィン系樹脂が遥か大量
に用いられている。
【0003】これらの樹脂は、基材との接着を促進する
ために、予め基材上にアンカーコート剤を塗布した後、
その基材との接着面に溶融押出されるのが一般的であ
る。アンカーコート剤としては、例えば有機チタネート
系、有機イソシアネート系、ポリエチレンイミン系等の
接着剤が用いられている。これらの接着剤は、通常、ト
ルエン、酢酸エチル、エタノール、ヘキサン等の有機溶
剤で希釈して用いられている。しかしながら、アンカー
コート剤を用いるこれらの方法は、高価なアンカーコー
ト剤を使用することによる製造コスト上昇の問題、アン
カーコート剤の塗布と乾燥という煩雑な工程を必要とす
る問題、アンカーコート剤に含まれる有機溶剤の蒸発乾
燥工程時に人体に有害な有機溶剤が飛散し、作業環境と
その周辺環境の衛生上の問題、引火性の有機溶剤の使用
に伴う火災の発生の問題、有機溶剤などのアンカーコー
ト剤成分が最終製品である積層体に残留し、それに起因
する臭気のため、該製品の食品包装用途などへの適用を
制限するという問題などを有する。
【0004】また、アンカーコート剤を用いない方法と
して、(a)エチレンと、(b)不飽和多塩基酸と、
(c)アクリル酸低級アルキルエステル、メタクリル酸
低級エステル、ビニルエステルより選ばれた不飽和単量
体を共重合して得られたエチレン系共重合体を溶融混練
し、150〜330℃の温度でフィルム状に押出し、つ
いで該フィルムをオゾン処理した後、このオゾン処理面
を接着面として基材に圧着ラミネートして積層体を製造
する方法が報告されている(特開平4−368845号
公報)。しかし、これら不飽和多塩基酸をコモノマー成
分に用いた接着性の機能を持つエチレン系共重合体を用
いる方法では、製造コストの面、及び低融点成分の増加
に伴い、押出ラミネート加工時のロールリリース性が劣
り、加工温度等に制約を受けるばかりでなく、押出機内
の樹脂替えなどの煩雑さを伴い好ましくない。
【0005】更に、エチレン−α−オレフィン共重合体
を公知のオゾン処理装置を用い、基材との接着面をオゾ
ン処理し、基材上にアンカーコート剤を塗布することも
なく圧着ラミネートして積層体が製造される方法や、不
飽和カルボン酸等をポリオレフィン系樹脂にグラフト変
性した接着性樹脂を用い、共押出ラミネート装置との組
合せで基材に直接圧着ラミネートして積層体を製造する
方法が報告されている(コンバーテック(8)、第36
頁、1991年)。しかし、これらの方法で得られた積
層体のラミネート樹脂と基材接着強度は十分とはいえ
ず、その適用範囲は制約を受ける。更に、不飽和カルボ
ン酸等をポリオレフィン系樹脂にグラフト変性した接着
性樹脂を用いる方法では、共押出装置が必要なこと、及
び製造コストが増大するばかりではなく、押出機内の樹
脂替え等の煩雑さを伴い好ましくない。
【0006】また更に、表面酸化処理によって処理され
たプラスチック基材処理面とオゾン処理によって処理さ
れたポリオレフィン系押出ラミネート用樹脂の溶融処理
面とを速やかに圧着して積層体を製造する方法が報告さ
れている(欧州公開特許第0644032号明細書)。
しかしながら、上記方法により得られた積層体は膜接着
強度がかなり改良されるものの、積層体によっては、さ
らに膜接着強度の向上が望まれているものもある。
【0007】かかる事情に鑑み、本発明者らは、アンカ
ーコート剤を用いない積層体の製造法について鋭意検討
した結果、不活性気体中で表面処理することにより、膜
接着強度を格段に向上させる方法を見出し、本発明を完
成させた。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、基
材及び押出ラミネート用樹脂からなる積層体の製造法で
あって、下記(1)〜(3)の工程を含み、かつアンカ
ーコート剤を使用しない積層体の製造法を提供するもの
である。 工程: (1)表面処理工程:不活性気体中で表面処理を基材の
少なくとも一面に施す工程。 (2)溶融樹脂押出工程:押出ラミネート用樹脂を18
0〜340℃の樹脂温度でフィルム状に溶融押出する工
程。 (3)圧着工程:工程(2)で溶融押出されたフィルム
と、工程(1)で得られた基材の表面処理面とを接触さ
せ、圧着する工程。 以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いる基材は、フィルム
又はシート形状のものであればよく、延伸物や未延伸物
であってもよい。更に塗工物や織物、不織布であっても
よい。また更に、該基材は、金属やプラスチックから成
るものであってもよく、また他の材料、例えばアルミニ
ウム箔、鉄、紙などとの貼合品であってもよい。また、
予め印刷が施されていてもよい。これらの中でもプラス
チック基材が好ましい。基材の肉厚は押出ラミネート加
工が可能であれば特に制約を受けるものではないが、好
ましくは1000μm以下、更に好ましくは5〜500
μmの範囲がよい。
【0010】また、本発明に用いるプラスチック基材と
しては、例えばナイロン、ポリエステル系樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコー
ル、ポリプロピレン系樹脂、セロハン、セルロース系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポ
リウレタン、フッ素樹脂、ポリアクリルニトリルなどの
樹脂の単体及びこれらの積層フィルム又はシート、更に
その延伸物、塗工物、織物が挙げられる。これらの中で
も、本発明に用いるプラスチック基材は、ポリエステル
系樹脂からなる基材が好ましい。また、更にこれらプラ
スチック基材とアルミニウム箔、鉄箔、紙などとの貼合
品であって、これら樹脂並びにエチレン系樹脂を接合面
に設けた積層体などが挙げられる。これらプラスチック
基材には必要に応じて予めその表面がコロナ放電処理、
プラズマ処理、火炎処理などの表面処理が施されている
もの、また、予め印刷が施されていてもよい。プラスチ
ック基材の肉厚は押出ラミネート加工が可能であれば特
に制約を受けるものではないが、好ましくは1000μ
m以下、更に好ましくは5〜500μmの範囲がよい。
【0011】更に、本発明に用いる基材としては、例え
ばプラスチック基材とアルミニウム等の金属の単体から
なる積層体、アルミニウム基材とプラスチック基材と紙
との積層体またはアルミニウム蒸着プラスチック基材等
が用いられる。または、無機物、例えばシリカ等をプラ
スチック基材の接合面に設けたものが用いられる。
【0012】本発明に用いる押出ラミネート用樹脂とし
ては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、エチレンービニルエステル系共重合体樹脂及びエチ
レンー(メタ)アクリル酸エステル系共重合体樹脂から
なる群から選ばれる一種であり、これらを単独、または
2種以上の混合物として用いることができる。さらに必
要に応じて、他の樹脂を50重量%未満の範囲で混合し
てもよい。
【0013】本発明において使用するポリエチレン系樹
脂としては、例えばイオン重合法で製造される高密度ポ
リエチレン、エチレンとプロピレン、ブテン−1、ヘキ
セン−1、オクテン−1、デセン等の炭素数3〜18の
α−オレフィンとの共重合体、高圧ラジカル重合法で製
造される低密度ポリエチレン等が挙げられる。エチレン
と共重合されたコモノマー種は、一種でも複数種のもの
でも使用することがでるが、本発明で使用するポリエチ
レン系樹脂に含まれるコモノマー成分の含有量は、好ま
しくは30重量%以下、更に好ましくは20重量%以下
のものが臭気の点で好適である。これらポリエチレン系
樹脂は単独または、混合したものも用いることができ
る。
【0014】ポリプロピレン系樹脂としては、例えばプ
ロピレンのホモポリマー、プロピレンとエチレンやブテ
ン−1との共重合体などのプロピレンとα−オレフィン
との共重合体などが挙げられる。なお、プロピレンと共
重合するα−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1等が挙げられ、これら
の1種または2種以上を用いることができる。プロピレ
ン−α−オレフィン共重合体に含まれるα−オレフィン
の含有量は、好ましくは0.1〜40重量%、更に好ま
しくは1〜30重量%である。ポリプロピレン系樹脂の
製法は、特に限定されるものではなく、例えばイオン重
合法で製造することができる。
【0015】エチレン−ビニルエステル系共重合体樹脂
またはエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体
樹脂は、ラジカル重合で製造でき、エチレンとラジカル
重合し得る単量体とを共重合して得られる。
【0016】エチレン−ビニルエステル系共重合体のビ
ニルエステルとしては、例えば酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、ネオ酢酸ビニルなどが挙げられる。
【0017】エチレン−(メタ)アクリル酸エステル系
共重合体の(メタ)アクリル酸エステルとしては、例え
ばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n
−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル
などのアクリル酸エステルやメタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリ
ル酸t−ブチル、メタクリル酸イソブチルなどのメタク
リル酸エステルであって炭素数4〜8の不飽和カルボン
酸エステルなどが挙げられる。これらのコモノマーは、
1種、または2種以上用いることができる。
【0018】エチレン−ビニルエステル系共重合体、ま
たは、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体
に含まれるコモノマー成分の含有量は、好ましくは30
重量%以下、好ましくは20重量%以下がよい。
【0019】なお、加工適性の観点から、ポリエチレン
系樹脂、エチレン−ビニルエステル系共重合体樹脂また
はエチレン−(メタ)アクリル酸エステル系共重合体樹
脂については、190℃におけるメルトフローレート
(MFR)が1〜100g/10分の範囲にあることが
好ましく、またポリプロピレン系樹脂については、23
0℃におけるMFRが1〜100g/10分の範囲にあ
ることが好ましい。
【0020】本発明で使用する押出ラミネート用樹脂に
は、必要により本発明の効果を阻害しない範囲で、公知
の添加剤、例えば抗酸化剤、アンチブロッキング剤、耐
候剤、中和剤、難燃剤、帯電防止剤、防曇剤、滑剤、分
散剤、顔料、有機または無機の充填剤などを併用しても
よい。
【0021】本発明の工程(2)の溶融樹脂押出工程と
は、上記押出ラミネート用樹脂を180〜340℃、好
ましくは210〜330℃の樹脂温度でフィルム状に溶
融押出する工程である。上記温度が180℃未満では、
樹脂の延展性が不良となり、肉厚が均一な溶融薄膜を得
ることが困難であるばかりか、基材との接着強度が不十
分となる。また、上記温度が340℃を越えると溶融樹
脂の酸化が多くなり、ラミネートフィルムの臭気が発生
し好ましくない。
【0022】さらに、フィルム状の押出ラミネート樹脂
層と基材との膜接着強度を一段と向上させる観点から、
押出ラミネート用樹脂をフィルム状に溶融押出し積層す
る際、共押出ダイまたはTダイより押出された溶融ウエ
ブの基材と接触する側の面にオゾン処理を施してもよ
い。
【0023】本発明の工程(4)のオゾン処理工程と
は、上記工程(2)で溶融押出されたフィルムの少なく
とも基材と接触する側の面にオゾン処理を施す工程であ
る。オゾン処理は、例えばダイ下エアーギャップ間に設
けたノズルまたはスリット状の吹出し口から、オゾンを
含ませた気体(空気など)を連続的に吹付けることによ
り行われる。この際、吹付けられたオゾンを含ませた気
体が特定の部分に滞留することなく、また、溶融ウエブ
の基材と接触する側の面全体に吹付けられるようにする
のが好ましい。尚、オゾンノズルがダイ下に設置できな
い場合は、圧着ラミネートする直前の基材上に吹付けて
もよい。吹付けるオゾン処理量は溶融フィルムの通過単
位面積に対し、1〜12mg/m2 の範囲であることが
好ましい。また、オゾン処理を行う際には、公知の押出
ラミネーターの通常ダイ上部に設置されている排気装置
を作動させ、加工時に発生する発煙等を排気することが
環境の悪化を防ぐ観点から好ましい。
【0024】本発明の工程(1)の表面処理とは、基材
の接着面に一定レベル以上の活性点を発生させるため、
不活性気体中で表面処理を基材の少なくとも一面に施す
工程であり、表面処理としては、例えば電子線照射処
理、低圧プラズマ処理、大気圧プラズマ処理またはコロ
ナ放電処理等の公知の方法により行うことができる。
【0025】なお、工程(1)の表面処理における不活
性気体としては、例えばアルゴン、ヘリウム、クリプト
ン、ネオン、キセノン、または窒素の単体、またはこれ
らの2種類以上の混合気体が挙げられる。特に工業的に
は窒素が好ましい。上記不活性気体は、気体中の酸素濃
度を1容積%以下、好ましくは0.1容積%以下、さら
に好ましくは0.01容積%以下含有していてもよい。
【0026】本発明に使用した工程(1)の表面処理法
の内、代表的な処理例について説明する電子線照射処理
は、基材の表面に、電子線加速器により発生させた電子
線を照射することにより行われる。電子線照射装置とし
ては、例えば、線状のフィラメントからカーテン状に均
一な電子線を照射できるエレクトロンカーテン型の装置
を使用することができる。ここで、基材と押出ラミネー
ト用樹脂フィルム、またはシート間の膜接着強度を高水
準で維持するという観点から、電子線照射線量は5kG
y以上、好ましくは15kGy以上、更に好ましくは3
0kGy以上である。また、電子線照射線量の上限は特
に限定されるものではなく、通常200kGy程度であ
る。なお、ここでいう照射線量とは、照射装置の入り口
側における基材フィルムのライン速度に対して設定する
ものである。また、照射による効果は、電離性放射線が
物体を透過する性質から、当該基材の場合、片面への照
射のみで基材の厚み方向全体にもたらされる。従って、
目的の照射線量を得るようにすれば基材のいずれの面に
照射してもよく、また、両面に照射してもよい。
【0027】低圧プラズマ処理は、0.1〜5Torr
の低圧状態で200〜1000Wの出力で不活性気体を
プラズマジェットで電子的に励起させた後、帯電粒子を
除去し、電気的に中性とした励起不活性気体を基材と接
触させることにより実施できる。上記処理時間は、10
〜60秒、好ましくは20〜40秒である。
【0028】大気圧プラズマ処理は、不活性気体中、電
極間に3〜5KHz、2〜3000Vの交流電圧を印加
し、低圧プラズマ処理と同様の励起不活性気体を発生さ
せた後、該気体を基材と接触させることにより実施でき
る。上記処理時間は、10〜60秒、好ましくは20〜
40秒である。
【0029】コロナ放電処理は、例えば公知のコロナ放
電処理機を用い、不活性気体中で発生させたコロナ雰囲
気に基材を通過させることにより実施できる。その時の
コロナ処理密度は、通常10W・分/m2 以上、好まし
くは30〜300W・分/m 2 である。
【0030】また、市販の基材には、表面への印刷性の
改良のため、コロナ放電処理などの表面酸化処理が施さ
れているものもあるが、かかる市販品について、本発明
の表面処理を実施することなく用いた場合には、本発明
が目的とする充分に強固な膜接着強度を得ることができ
ない。
【0031】本発明の工程(3)の圧着工程とは、工程
(2)で溶融押出されたフィルムと、工程(1)で得ら
れた基材の表面処理面とを接触させ、圧着する工程であ
る。工程(3)の圧着工程は、公知の押出ラミネーター
を使用して行うことができ、例えば冷却ロールとニップ
ロールの間で圧着することでもよい。
【0032】本発明の最も好ましい形態としては、工程
(1)の表面処理工程及び工程(3)の圧着工程をイン
ラインに設け、工程(1)の表面処理工程後の基材を直
ちに工程(3)に付すことが好ましい。このことによ
り、より高水準の接着強度が得られる。なお、上記の
「工程(3)をインラインに設け、工程(1)の表面処
理工程後の基材を直ちに工程(3)の圧着に付す」と
は、押出ラミネート加工において、基材の繰出し工程、
工程(1)の表面処理工程、工程(3)の圧着工程及び
製品巻取り工程が該基材の流れ方向に沿って同一ライン
上に順次設置された装置を用い、これらの工程を速やか
に一連の作業で行うことを意味する。
【0033】更に、本発明では工程(1)の表面処理工
程をオフラインで行うこともできる。その場合は、工程
(1)の表面処理後の基材をプラスチック基材の場合は
そのガラス転移温度以下で保管することが好ましい。な
お、上記の「工程(3)の圧着をオフラインで行う」と
は、工程(1)の表面処理後の基材を一度巻取り保管し
た後、工程(2)〜(3)に付すことを意味する。
【0034】さらに、本発明においては、膜接着強度を
一層向上させる観点から、工程(3)の圧着工程の後
に、工程(3)で得られる積層体を、工程(5)の保温
下、熟成する熟成工程を設けてもよい。熟成温度は30
〜60℃、好ましくは40〜50℃である。熟成温度が
低すぎる場合は充分な膜接着強度が得られない場合があ
り、一方高すぎる場合は、コーティングした樹脂のヒー
トシール性能やホットタック性能の低下を招くことがあ
る。熟成時間は、通常1〜120時間、好ましくは10
〜80時間である。熟成時間が短か過ぎる場合は膜接着
強度の改善が不十分であることがあり、一方長過ぎる場
合は、コーティングした樹脂が変質することがあり、ま
た生産性の点で不利である。工程(5)を実施するに
は、通常のオーブンまたは温度調整が可能な部屋を用い
ればよい。
【0035】本発明においては、基材上に押出ラミネー
トした樹脂を積層フィルム又は積層シートのヒートシー
ル層に適用することや、また積層フィルム又は積層シー
トの中間層に適用することもできるが、それらは樹脂の
もつ機能、例えば易ヒートシール性、防湿性などによっ
て使い分けされる。また、本発明においては、サンドイ
ッチ押出ラミネーション法においても適用できる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
アンカーコート剤を用いることなく、優れた膜接着強度
を有する積層体が提供できる。また、本発明は、アンカ
ーコート剤や不飽和多塩基酸をコモノマー成分に用いた
接着性機能を持ったエチレン系共重合体等を使用しない
ため、作業の煩雑性を解消し、環境の悪化の心配のな
い、さらにコスト面でも有効な積層体の製造法が提供で
きる。さらに、本発明は、従来の方法で製造された積層
体に比べ、臭気の少ない積層体が得られるため、包装材
料、例えば食品包装材料、医薬品包装材料または工業用
材料に好適である。
【0037】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。実施例及び比較例で行う測定、評価方法は下記の通
りである。 (1)膜接着強度 積層シートまたは積層フィルムを15mm巾にスリット
し、作製した試験片を東洋精機(株)製オートストレイ
ン型引張試験機に取り付け、200mm/分の引張速度
で180度剥離したときの剥離強度を測定することで求
めた。
【0038】実施例1 まず、基材の表面処理は、酸素濃度を90ppm以下に
調整した岩崎電気製CB200/45/300型電子線
照射装置にPET基材を取り付け加工速度10(m/
分)で基材を繰り出しながら、加速電圧165(k
V)、照射線量15(kGy)で電子線照射を行った。
次に、電子線照射面が、ラミネート面となるようにPE
Tを配置し、ラミネーターの繰出機から、加工速度10
0(m/分)で繰り出す。これと共にLLDPE(直鎖
状低密度ポリエチレン:住友化学工業(株)製スミカセ
ン、L5816、MFR10g/10分、密度0.91
7g/cm3 )とLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレ
ン:住友化学工業(株)製スミカセン、CL8071、
MFR10g/10分、密度0.915g/cm3 )を
それぞれ口径65mmφの押出機1と2を用いて溶融混
練し、デュアルスロットT−ダイから樹脂温度各300
℃、巾450mm、合計厚み40(μm)で溶融フィル
ムとし、この溶融樹脂が基材PETと接着する面に、ダ
イ下30mmの位置に設けたノズルからオゾン濃度15
(g/m3 )の空気を1.5(m3 /h)の条件で吹き
付けることで押出機1側の該フィルムをオゾン処理し
た。このときのオゾン処理量は、溶融フィルムの通過単
位面積に対し、8(mg/m2 )であった。そして、得
られたPET基材と押出ラミネート用樹脂の積層体を製
造し、巻取機にて巻き取った。結果を表1に示す。
【0039】実施例2 実施例1で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表1に示す。
【0040】実施例3 電子線照射の照射線量15(kGy)を100(kG
y)とした以外は、実施例1と同様に行った。結果を表
1に示す。
【0041】実施例4 実施例3で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表1に示す。
【0042】実施例5 溶融樹脂押出工程においてオゾン処理を行わなかった以
外は、実施例3と同様に行った。結果を表2に示す。
【0043】実施例6 実施例5で製造される積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表2に示す。
【0044】実施例7 電子線照射処理を下記に示す大気圧プラズマ処理する以
外は、実施例1と同様に行った。大気圧プラズマ処理
は、イーシー化学(株)製大気圧プラズマ処理装置を用
い、装置中の酸素をAr等の不活性気体で置換し、少量
のメタン等の活性化気体を混入して調整した大気圧プラ
ズマ処理装置にPET基材を取り付け加工速度10(m
/分)で基材を繰り出しながら、電極間に3kHz、1
00Wの交流電圧を付加し20秒間処理した。結果を表
2に示す。
【0045】実施例8 実施例7で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表2に示す。
【0046】実施例9 基材をONyとし、また電子線照射の照射線量を30
(kGy)、オゾン処理量を5(mg/m2 )とする以
外は、実施例1と同様に行った。結果を表3に示す。
【0047】実施例10 実施例9で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表3に示す。
【0048】実施例11 電子線照射の照射線量を30(kGy)から100(k
Gy)とした以外は、実施例9と同様に行った。結果を
表3に示す。
【0049】実施例12 実施例11で製造された積層体を、さらに45℃の環境
下で48時間熟成処理を行った。結果を表3に示す。
【0050】実施例13 まず、基材のプラズマ処理は、東芝製TMZ−9602
C型マイクロ波プラズマ処理装置を用いて行った。すな
わち、ONyを低圧プラズマ処理槽中に静置した後、
0.5(Torr)の真空度を不活性気体(窒素)を用
いて調整し、出力800(W)で30秒低圧プラズマ処
理を行った。次に、この低圧プラズマ処理面がラミネー
ト面となるように配置し、ラミネーターの繰出機から、
加工速度80(m/分)で繰り出した。これと共に実施
例1の押出ラミネート用樹脂をそれぞれ口径65mmφ
の押出機1と2を用いて溶融混練し、デュアルスロット
T−ダイから樹脂温度各305(℃)、巾450mm、
合計厚み60(μm)で溶融フィルムとし、この溶融樹
脂が基材ONyと接着する面に、ダイ下30mmの位置
に設けたノズルからオゾン濃度17(g/m3)の空気
を1.5(m3 /h)の条件で吹き付けることで押出機
1側の該フィルムをオゾン処理した。このときのオゾン
処理量は、溶融フィルムの通過単位面積に対し、12
(mg/m2 )であった。そして、得られたONy基材
と押出ラミネート用樹脂の積層体を製造し、巻取機にて
巻き取った。結果を表4に示す。
【0051】実施例14 実施例13で製造された積層体を、さらに45℃の環境
下で48時間熟成処理を行った。結果を表4に示す。
【0052】実施例15 基材をALとし、またオゾン処理量を10(mg/m2)
とした以外は、実施例9と同様に行った。結果を表4に
示す。
【0053】実施例16 実施例15で製造された積層体を、さらに45℃の環境
下で48時間熟成処理を行った。結果を表4に示す。
【0054】比較例1 表面処理を行わず、オゾン処理量を10(mg/m2)と
した以外は、実施例1と同様に行った。結果を表5に示
す。
【0055】比較例2 比較例1で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表5に示す。
【0056】比較例3 表面処理を行わず、オゾン処理量を10(mg/m2)と
した以外は、実施例9と同様に行った。結果を表5に示
す。
【0057】比較例4 比較例3で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表5に示す。
【0058】比較例5 表面処理を行わない以外は、実施例15と同様に行っ
た。結果を表6に示す。
【0059】比較例6 比較例5で製造された積層体を、さらに45℃の環境下
で48時間熟成処理を行った。結果を表6に示す。
【0060】
【表1】 ─────────────────────────────────── 実施例 1 2 3 4 ─────────────────────────────────── 構 成 基 材 PET PET PET PET 押出ラミネート用樹脂1 LL LL LL LL 押出ラミネート用樹脂2 LL LL LL LL 加工条件 溶融樹脂温度1 300 300 300 300 溶融樹脂温度2 300 300 300 300 加工速度(m/分) 100 100 100 100 厚み1(μm) 20 20 20 20 厚み2(μm) 20 20 20 20 表面処理基材 処理法 電子線照射 電子線照射 電子線照射 電子線照射 照射線量(kGy) 15 15 100 100 表面処理溶融樹脂 オゾン処理量(mg/m2) 8 8 8 8 熟成処理 熟成温度(℃) − 45 − 45 熟成時間(h) − 48 − 48 評価 膜接着強度(g/15mm 巾) 240 350 485 620 ───────────────────────────────────
【0061】
【表2】 ─────────────────────────────────── 実施例 5 6 7 8 ─────────────────────────────────── 構 成 基 材 PET PET PET PET 押出ラミネート用樹脂1 LL LL LL LL 押出ラミネート用樹脂2 LL LL LL LL 加工条件 溶融樹脂温度1 300 300 300 300 溶融樹脂温度2 300 300 300 300 加工速度(m/分) 100 100 100 100 厚み1(μm) 20 20 20 20 厚み2(μm) 20 20 20 20 表面処理基材 処理法 電子線照射 電子線照射 大気圧 大気圧 照射線量(kGy) 100 100 プラズマ プラズマ 表面処理溶融樹脂 オゾン処理量(mg/m2) 0 0 8 8 熟成処理 熟成温度(℃) − 45 − 45 熟成時間(h) − 48 − 48 評価 膜接着強度(g/15mm 巾) 210 230 330 440 ───────────────────────────────────
【0062】
【表3】 ─────────────────────────────────── 実施例 9 10 11 12 ─────────────────────────────────── 構 成 基 材 ONy ONy ONy ONy 押出ラミネート用樹脂1 LL LL LL LL 押出ラミネート用樹脂2 LL LL LL LL 加工条件 溶融樹脂温度1 300 300 300 300 溶融樹脂温度2 300 300 300 300 加工速度(m/分) 100 100 100 100 厚み1(μm) 20 20 20 20 厚み2(μm) 20 20 20 20 表面処理基材 処理法 電子線照射 電子線照射 電子線照射 電子線照射 照射線量(kGy) 30 30 100 100 表面処理溶融樹脂 オゾン処理量(mg/m2) 5 5 5 5 熟成処理 熟成温度(℃) − 45 − 45 熟成時間(h) − 48 − 48 評価 膜接着強度(g/15mm 巾) 250 330 405 490 ───────────────────────────────────
【0063】
【表4】 ─────────────────────────────────── 実施例 13 14 15 16 ─────────────────────────────────── 構 成 基 材 ONy ONy AL AL 押出ラミネート用樹脂1 LL LL LL LL 押出ラミネート用樹脂2 LL LL LL LL 加工条件 溶融樹脂温度1 305 305 300 300 溶融樹脂温度2 305 305 300 300 加工速度(m/分) 80 80 100 100 厚み1(μm) 30 30 20 20 厚み2(μm) 30 30 20 20 表面処理基材 処理法 低 圧 低 圧 電子線照射 電子線照射 照射線量(kGy) プラズマ プラズマ 30 30 表面処理溶融樹脂 オゾン処理量(mg/m2) 12 12 10 10 熟成処理 熟成温度(℃) − 45 − 45 熟成時間(h) − 48 − 48 評価 膜接着強度(g/15mm 巾) 370 390 365 450 ───────────────────────────────────
【0064】
【表5】 ─────────────────────────────────── 比較例 1 2 3 4 ─────────────────────────────────── 構 成 基 材 PET PET ONy ONy 押出ラミネート用樹脂1 LL LL LL LL 押出ラミネート用樹脂2 LL LL LL LL 加工条件 溶融樹脂温度1 300 300 300 300 溶融樹脂温度2 300 300 300 300 加工速度(m/分) 100 100 100 100 厚み1(μm) 20 20 20 20 厚み2(μm) 20 20 20 20 表面処理基材 処理法 な し な し な し な し 照射線量(kGy) − − − − 表面処理溶融樹脂 オゾン処理量(mg/m2) 10 10 10 10 熟成処理 熟成温度(℃) − 45 − 45 熟成時間(h) − 48 − 48 評価 膜接着強度(g/15mm 巾) 60 60 110 130 ───────────────────────────────────
【0065】
【表6】
【0066】表の説明 基材:基材名 押出ラミネート用樹脂1:基材と接着する樹脂。 押出ラミネート用樹脂2:シーラント層を形成する樹
脂。 厚み1:押出ラミネート用樹脂1のラミネート厚み 厚み2:押出ラミネート用樹脂2のラミネート厚み 処理法:基材の接着面に施す表面処理法 照射線量:表面処理法が電子線照射である場合の電子線
照射線量 オゾン処理量:溶融樹脂の基材と接触する面に施される
オゾン処理量 表中の−:該処理を行わない場合、あるいは、電子線照
射を行わなかった場合を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高畑 弘明 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材及び押出ラミネート用樹脂からなる積
    層体の製造法であって、下記(1)〜(3)の工程を含
    み、かつアンカーコート剤を使用しない積層体の製造
    法。 工程: (1)表面処理工程:不活性気体中で表面処理を基材の
    少なくとも一面に施す工程。 (2)溶融樹脂押出工程:押出ラミネート用樹脂を18
    0〜340℃の樹脂温度でフィルム状に溶融押出する工
    程。 (3)圧着工程:工程(2)で溶融押出されたフィルム
    と、工程(1)で得られた基材の表面処理面とを接触さ
    せ、圧着する工程。
  2. 【請求項2】工程(2)で溶融押出される押出ラミネー
    ト用樹脂の樹脂温度が210〜330℃である請求項1
    記載の積層体の製造法。
  3. 【請求項3】下記(4)の工程を含む請求項1記載の積
    層体の製造法。 工程: (4)オゾン処理工程:工程(2)で溶融押出されたフ
    ィルムの、少なくとも基材と接触する側の面にオゾン処
    理を施す工程。
  4. 【請求項4】工程(4)のオゾン処理量が1〜12mg
    /m2 の範囲である請求項3記載の積層体の製造法。
  5. 【請求項5】工程(2)で溶融押出される押出ラミネー
    ト用樹脂が、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹
    脂、エチレン−ビニルエステル系共重合体樹脂及びエチ
    レン−(メタ)アクリル酸エステル系共重合体樹脂から
    なる群から選ばれる一種である請求項1記載の積層体の
    製造法。
  6. 【請求項6】工程(1)の表面処理が、電子線照射処
    理、低圧プラズマ処理、大気圧プラズマ処理またはコロ
    ナ放電処理である請求項1記載の積層体の製造法。
  7. 【請求項7】工程(1)の表面処理が、電子線照射であ
    り、その照射線量が5kGy以上である請求項1記載の
    積層体の製造法。
  8. 【請求項8】工程(1)の表面処理工程が、1容積%以
    下の酸素濃度を含有する不活性気体中で表面処理工程を
    施す請求項1記載の積層体の製造法。
  9. 【請求項9】工程(1)の表面処理が、コロナ放電処理
    であり、その処理密度が10W・分/m2 以上である請
    求項1記載の積層体の製造法。
  10. 【請求項10】工程(4)の後に下記工程(5)を有す
    る請求項3記載の積層体の製造法。 工程: (5)熟成工程:工程(3)で圧着した積層体を保温下
    で熟成する工程。
  11. 【請求項11】工程(5)で行う熟成温度が30〜60
    ℃である請求項10記載の積層体の製造法。
  12. 【請求項12】基材がプラスチック基材である請求項1
    記載の積層体の製造法。
  13. 【請求項13】基材がポリエステル系樹脂からなる基材
    である請求項1記載の積層体の製造法。
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