JPH09234085A - イヌインターフェロンγの製造法 - Google Patents
イヌインターフェロンγの製造法Info
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- JPH09234085A JPH09234085A JP8349826A JP34982696A JPH09234085A JP H09234085 A JPH09234085 A JP H09234085A JP 8349826 A JP8349826 A JP 8349826A JP 34982696 A JP34982696 A JP 34982696A JP H09234085 A JPH09234085 A JP H09234085A
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- JP
- Japan
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- canine
- dna
- caifnγ
- canine interferon
- protein
- Prior art date
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イヌインターフェロンγの遺伝子工学による
製造方法を提供する。 【解決手段】 イヌインターフェロンγの蛋白質をコー
ドするDNAを組込んだ組換えカイコ核多角体病ウイル
スによりイヌインターフェロンγを大量に生産する。
製造方法を提供する。 【解決手段】 イヌインターフェロンγの蛋白質をコー
ドするDNAを組込んだ組換えカイコ核多角体病ウイル
スによりイヌインターフェロンγを大量に生産する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛋白質の一次構造
がイヌの遺伝情報由来であるイヌインタ−フェロンγを
遺伝子操作技術によって量産し、以って医薬品(抗腫瘍
・抗ウイルス・抗アレルギー)とする事を目的とした、
形質転換体、組換えカイコ核多角体病ウイルスおよびそ
れらを利用して生産したイヌインターフェロンγに関す
る。
がイヌの遺伝情報由来であるイヌインタ−フェロンγを
遺伝子操作技術によって量産し、以って医薬品(抗腫瘍
・抗ウイルス・抗アレルギー)とする事を目的とした、
形質転換体、組換えカイコ核多角体病ウイルスおよびそ
れらを利用して生産したイヌインターフェロンγに関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターフェロンは、抗ウイルス作用を
示すところの蛋白質を主成分とする生理活性物質でIF
Nと略記される。
示すところの蛋白質を主成分とする生理活性物質でIF
Nと略記される。
【0003】遺伝子操作技術の進歩によりヒトのIFN
のみならず、ウシ、ウマ、ネコなどの動物のIFNも大
量生産が可能となり、その結果、ウイルス病や腫瘍など
の治療薬としてのIFNの用途開発研究が行われている
ものもある。イヌについても、α,β,γ各タイプのI
FNが報告されている(文献1、2)。
のみならず、ウシ、ウマ、ネコなどの動物のIFNも大
量生産が可能となり、その結果、ウイルス病や腫瘍など
の治療薬としてのIFNの用途開発研究が行われている
ものもある。イヌについても、α,β,γ各タイプのI
FNが報告されている(文献1、2)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】イヌには、乳腺腫瘍な
ど多数の腫瘍、パルボウイルス感染症、ジステンバ−感
染症など多数のウイルス病および多数のアレルギー性の
皮膚炎などが知られている。
ど多数の腫瘍、パルボウイルス感染症、ジステンバ−感
染症など多数のウイルス病および多数のアレルギー性の
皮膚炎などが知られている。
【0005】そこで、イヌのIFNが大量生産され、容
易に入手可能となれば、イヌの抗腫瘍剤、抗ウイルス剤
および抗アレルギー剤としての用途が開かれると期待さ
れる。
易に入手可能となれば、イヌの抗腫瘍剤、抗ウイルス剤
および抗アレルギー剤としての用途が開かれると期待さ
れる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる状況
に鑑みCaIFNγの大量生産を目的とし、創意工夫を
成し、CaIFNγの蛋白をコードするcDNAをクロ
ーン化し、これを発現ベクターに連結して、CaIFN
γを生産するプラスミドを単離し、このプラスミドを動
物細胞に導入してCaIFNγを生産することに成功
し、またこのプラスミドよりCaIFNγの成熟蛋白の
みをコードする遺伝子を分離し、これを大腸菌用発現ベ
クターに連結し、大腸菌に導入してCaIFNγを生産
することにも成功し、さらにはカイコ多角体病ウイルス
のDNAをCaIFNγの蛋白をコードするDNAで組
換えた組換え体ウイルスを単離し、この組換えウイルス
をカイコ樹立細胞中またはカイコ生体中で増殖させてC
aIFNγを生産することに成功し、もって簡単に大量
にCaIFNγを製造する方法を確立し、かくして本発
明を完成させるに至った。
に鑑みCaIFNγの大量生産を目的とし、創意工夫を
成し、CaIFNγの蛋白をコードするcDNAをクロ
ーン化し、これを発現ベクターに連結して、CaIFN
γを生産するプラスミドを単離し、このプラスミドを動
物細胞に導入してCaIFNγを生産することに成功
し、またこのプラスミドよりCaIFNγの成熟蛋白の
みをコードする遺伝子を分離し、これを大腸菌用発現ベ
クターに連結し、大腸菌に導入してCaIFNγを生産
することにも成功し、さらにはカイコ多角体病ウイルス
のDNAをCaIFNγの蛋白をコードするDNAで組
換えた組換え体ウイルスを単離し、この組換えウイルス
をカイコ樹立細胞中またはカイコ生体中で増殖させてC
aIFNγを生産することに成功し、もって簡単に大量
にCaIFNγを製造する方法を確立し、かくして本発
明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、CaIFNγの蛋白を
コードするDNAを外来遺伝子として遺伝子組換えされ
た組換えプラスミドと、そのプラスミドを有する大腸菌
の形質転換体およびCaIFNγの蛋白をコードするD
NAを外来遺伝子として遺伝子組換えされた組換えカイ
コ核多角体病ウイルス、および該ウイルスをカイコ樹立
細胞中もしくはカイコ生体中で増殖させるCaIFNγ
の製造法、さらに得られたCaIFNγを提供するもの
である。
コードするDNAを外来遺伝子として遺伝子組換えされ
た組換えプラスミドと、そのプラスミドを有する大腸菌
の形質転換体およびCaIFNγの蛋白をコードするD
NAを外来遺伝子として遺伝子組換えされた組換えカイ
コ核多角体病ウイルス、および該ウイルスをカイコ樹立
細胞中もしくはカイコ生体中で増殖させるCaIFNγ
の製造法、さらに得られたCaIFNγを提供するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関し詳細に説明す
る。
る。
【0009】CaIFNγの蛋白をコードするDNAは
例えば次のようにして製造することができる。すなわ
ち、イヌの細胞からポリ(A)RNAを抽出した後、c
DNAに転換し、CaIFNγをコ−ドする遺伝子配列
を元にしたプライマ−を用いてポリメラーゼ連鎖反応
(以下PCRと略す)を行うことによってCaIFNγ
をコ−ドする遺伝子を得ることができる。
例えば次のようにして製造することができる。すなわ
ち、イヌの細胞からポリ(A)RNAを抽出した後、c
DNAに転換し、CaIFNγをコ−ドする遺伝子配列
を元にしたプライマ−を用いてポリメラーゼ連鎖反応
(以下PCRと略す)を行うことによってCaIFNγ
をコ−ドする遺伝子を得ることができる。
【0010】イヌの細胞、例えばマイトージェンなどで
刺激されたイヌリンパ球などよりRNAを得る方法とし
ては、通常の方法、例えば、ポリソームの分離、ショ糖
密度勾配遠心や電気泳動を利用した方法などがあげられ
る。上記イヌ細胞よりRNAを抽出する方法としては、
グアニジン・チオシアネート処理後CsCl密度勾配遠
心を行うグアニジン・チオシアネート−塩化セシウム法
(文献3)バナジウム複合体を用いてリボヌクレアーゼ
インヒビタ−存在下に界面活性剤で処理したのちフェノ
ール抽出を行う方法(文献4),グアニジン・チオシア
ネート−ホット・フェノール法、グアニジン・チオシア
ネート−グアニジン塩酸法、グアニジン・チオシアネー
ト−フェノール・クロロホルム法、グアニジン・チオシ
アネートで処理したのち塩化リチウムで処理してRNA
を沈殿させる方法などの中から適当な方法を選んで行う
ことができる。
刺激されたイヌリンパ球などよりRNAを得る方法とし
ては、通常の方法、例えば、ポリソームの分離、ショ糖
密度勾配遠心や電気泳動を利用した方法などがあげられ
る。上記イヌ細胞よりRNAを抽出する方法としては、
グアニジン・チオシアネート処理後CsCl密度勾配遠
心を行うグアニジン・チオシアネート−塩化セシウム法
(文献3)バナジウム複合体を用いてリボヌクレアーゼ
インヒビタ−存在下に界面活性剤で処理したのちフェノ
ール抽出を行う方法(文献4),グアニジン・チオシア
ネート−ホット・フェノール法、グアニジン・チオシア
ネート−グアニジン塩酸法、グアニジン・チオシアネー
ト−フェノール・クロロホルム法、グアニジン・チオシ
アネートで処理したのち塩化リチウムで処理してRNA
を沈殿させる方法などの中から適当な方法を選んで行う
ことができる。
【0011】イヌリンパ球などより通常の方法、例え
ば、塩化リチウム/尿素法、グアニジン・イソチオシア
ネート法、オリゴdTセルロ−スカラム法等によりmR
NAを単離し、得られたmRNAから通常の方法、例え
ば、Gublerらの方法(文献5),H.Okaya
maらの方法(文献6)等によりcDNAを合成する。
得られたmRNAからcDNAを合成するには、基本的
にはトリ骨芽球ウイルス(AMV)などの逆転写酵素な
どを用いるほか1部プライマーを用いてDNAポリメラ
ーゼなどを用いる方法を組み合わせてよいが、市販の合
成あるいはクローニング用キットを用いるのが便利であ
る。このcDNAを鋳型としてCaIFNγの塩基配列
を基にしたプライマーを用いてPCRを行うことによっ
てCaIFNγの蛋白質をコードするDNAを得ること
ができる。
ば、塩化リチウム/尿素法、グアニジン・イソチオシア
ネート法、オリゴdTセルロ−スカラム法等によりmR
NAを単離し、得られたmRNAから通常の方法、例え
ば、Gublerらの方法(文献5),H.Okaya
maらの方法(文献6)等によりcDNAを合成する。
得られたmRNAからcDNAを合成するには、基本的
にはトリ骨芽球ウイルス(AMV)などの逆転写酵素な
どを用いるほか1部プライマーを用いてDNAポリメラ
ーゼなどを用いる方法を組み合わせてよいが、市販の合
成あるいはクローニング用キットを用いるのが便利であ
る。このcDNAを鋳型としてCaIFNγの塩基配列
を基にしたプライマーを用いてPCRを行うことによっ
てCaIFNγの蛋白質をコードするDNAを得ること
ができる。
【0012】このDNAを発現プラスミドベクターに組
込んだ合成プラスミドを、例えばサルのCOS細胞に導
入することによって、CaIFNγを生産させることが
できる。このような合成プラスミドの1つがpSRαγ
であり、これを含有する形質転換体大腸菌がE.col
i(pSRαγ)である。
込んだ合成プラスミドを、例えばサルのCOS細胞に導
入することによって、CaIFNγを生産させることが
できる。このような合成プラスミドの1つがpSRαγ
であり、これを含有する形質転換体大腸菌がE.col
i(pSRαγ)である。
【0013】また、大腸菌の発現ベクターにCaIFN
γの蛋白質をコ−ドするDNAを連結し、大腸菌を形質
転換させてCaIFNγ生産性大腸菌を製造することが
できる。このような大腸菌の1つがE.coli(pE
Tγ)である。
γの蛋白質をコ−ドするDNAを連結し、大腸菌を形質
転換させてCaIFNγ生産性大腸菌を製造することが
できる。このような大腸菌の1つがE.coli(pE
Tγ)である。
【0014】また、CaIFNγは、カイコに感染する
組換えカイコ核多角体病ウイルスを作製することによっ
て、カイコ発現系を用いても生産することができる。組
換えカイコ核多角体病ウイルスは、CaIFNγの蛋白
質をコ−ドするDNAをカイコのクローニングベクター
(文献7)に連結して作製した組み換え体プラスミドと
カイコ核多角体病ウイルスDNAとを、カイコ樹立細胞
にコトランスフェクションして作製することができる。
従って、組み換え体ウイルスは、in vivo的な方
法で作製することができる。
組換えカイコ核多角体病ウイルスを作製することによっ
て、カイコ発現系を用いても生産することができる。組
換えカイコ核多角体病ウイルスは、CaIFNγの蛋白
質をコ−ドするDNAをカイコのクローニングベクター
(文献7)に連結して作製した組み換え体プラスミドと
カイコ核多角体病ウイルスDNAとを、カイコ樹立細胞
にコトランスフェクションして作製することができる。
従って、組み換え体ウイルスは、in vivo的な方
法で作製することができる。
【0015】すなわち、CaIFNγの蛋白質をコード
するDNA部分を、例えばpBM030(文献7)など
のカイコのクローニングベクターの発現調節部分の下流
に連結するという一般的な遺伝子操作に従って組換え体
プラスミドを作製することができる。この組換え体プラ
スミドとカイコ核多角体病ウイルスDNA(文献7)と
を、文献のような方法でカイコ樹立細胞、例えばBM−
N株(文献7)にコトランスフェクションした後、培養
を続け、培養液中に出現した非組換え体(野性型)と組
換え体のウイルスの中から限界希釈法、もしくはプラー
ク法などの一般的な方法によって組換え体ウイルスをク
ローニングすることができる。組換え体ウイルスは多角
体の形成能がないことから、野性型ウイルスと容易に区
別できる。 CaIFNγの生産は、前記の組換えカイ
コ核多角体ウイルスをカイコ樹立細胞中、またはカイコ
生体中で増殖させることにより行なう。
するDNA部分を、例えばpBM030(文献7)など
のカイコのクローニングベクターの発現調節部分の下流
に連結するという一般的な遺伝子操作に従って組換え体
プラスミドを作製することができる。この組換え体プラ
スミドとカイコ核多角体病ウイルスDNA(文献7)と
を、文献のような方法でカイコ樹立細胞、例えばBM−
N株(文献7)にコトランスフェクションした後、培養
を続け、培養液中に出現した非組換え体(野性型)と組
換え体のウイルスの中から限界希釈法、もしくはプラー
ク法などの一般的な方法によって組換え体ウイルスをク
ローニングすることができる。組換え体ウイルスは多角
体の形成能がないことから、野性型ウイルスと容易に区
別できる。 CaIFNγの生産は、前記の組換えカイ
コ核多角体ウイルスをカイコ樹立細胞中、またはカイコ
生体中で増殖させることにより行なう。
【0016】カイコ樹立細胞を用いる場合は、前記組換
え体ウイルスを含む培溶液により、BM−N細胞を感染
させ、平面培養または浮遊培養により培養する。BM−
N細胞を培養する培地としては、例えば牛胎児血清(ギ
ブコ社製、以下FBSと略記する。)を添加したTC−
10培地(文献8)やTC−100培地(日本農産工業
(株)製)を使用することができる。培養温度は25〜
28℃が適当である。培養後、培養液を遠心分離しその
上清からCaIFNγを回収する。
え体ウイルスを含む培溶液により、BM−N細胞を感染
させ、平面培養または浮遊培養により培養する。BM−
N細胞を培養する培地としては、例えば牛胎児血清(ギ
ブコ社製、以下FBSと略記する。)を添加したTC−
10培地(文献8)やTC−100培地(日本農産工業
(株)製)を使用することができる。培養温度は25〜
28℃が適当である。培養後、培養液を遠心分離しその
上清からCaIFNγを回収する。
【0017】カイコ生体を用いる場合は、前記の組換え
体ウイルスを含む培養液をカイコ幼虫に注射して、人工
飼料を与えて飼育する。飼育後、体液を採取しその上清
からCaIFNγを回収する。
体ウイルスを含む培養液をカイコ幼虫に注射して、人工
飼料を与えて飼育する。飼育後、体液を採取しその上清
からCaIFNγを回収する。
【0018】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【0019】実施例1 イヌcDNAの調製 イヌ末梢血よりリンパ球を分離し、フィトヘムアグルチ
ニン(PHA)を50μg/mlの終濃度で48時間刺
激した。刺激後、ISOGEN(ニッポンジーン(株)
製)を用いて総RNAを調製した。得られたRNAを1
mM EDTAを含む10mM トリス塩酸緩衝液(p
H7.5)(以下TEと略する。)に溶解し、70℃で
5分間処理した後、1M LiClを含むTEを同量加
えた。0.5M LiClを含むTEで平衡化したオリ
ゴdTセルロースカラムにRNA溶液をアプライし、同
緩衝液にて洗浄した。さらに0.3M LiClを含む
TEにて洗浄後、0.01% SDSを含む2mM E
DTA(pH7.0)で吸着したポリ(A)RNAを溶
出した。こうして得られたポリ(A)RNAを用いて一
本鎖cDNAを合成した。すなわち、滅菌した0.5m
lのミクロ遠心チュ−ブに5μgのポリ(A)RNAと
0.5μgのオリゴdTプライマー(12−18me
r)を入れ、ジエチルピロカルボネート処理滅菌水を加
えて12μlにし、70℃で10分間インキュベ−トし
たのち氷中に1分間つけた。これに200mM トリス
塩酸(pH8.4),500mM KCl溶液を2μ
l,25mM MgCl2 を2μl,10mM dNT
Pを1μlおよび0.1M DTTを2μlそれぞれ加
え、42℃で5分間インキュベートしたのち、200ユ
ニットの逆転写酵素(GibcoBRL社製、Supe
rScriptII)を1μl加え、42℃でさらに50
分間インキュベートしてcDNA合成反応を行った。さ
らに70℃で15分間インキュベートして反応を停止
し、氷上に5分間置いた。この反応液に1μlのE.c
oli RNaseH(2units/ml)を加え、
37℃で20分間インキュベートした。
ニン(PHA)を50μg/mlの終濃度で48時間刺
激した。刺激後、ISOGEN(ニッポンジーン(株)
製)を用いて総RNAを調製した。得られたRNAを1
mM EDTAを含む10mM トリス塩酸緩衝液(p
H7.5)(以下TEと略する。)に溶解し、70℃で
5分間処理した後、1M LiClを含むTEを同量加
えた。0.5M LiClを含むTEで平衡化したオリ
ゴdTセルロースカラムにRNA溶液をアプライし、同
緩衝液にて洗浄した。さらに0.3M LiClを含む
TEにて洗浄後、0.01% SDSを含む2mM E
DTA(pH7.0)で吸着したポリ(A)RNAを溶
出した。こうして得られたポリ(A)RNAを用いて一
本鎖cDNAを合成した。すなわち、滅菌した0.5m
lのミクロ遠心チュ−ブに5μgのポリ(A)RNAと
0.5μgのオリゴdTプライマー(12−18me
r)を入れ、ジエチルピロカルボネート処理滅菌水を加
えて12μlにし、70℃で10分間インキュベ−トし
たのち氷中に1分間つけた。これに200mM トリス
塩酸(pH8.4),500mM KCl溶液を2μ
l,25mM MgCl2 を2μl,10mM dNT
Pを1μlおよび0.1M DTTを2μlそれぞれ加
え、42℃で5分間インキュベートしたのち、200ユ
ニットの逆転写酵素(GibcoBRL社製、Supe
rScriptII)を1μl加え、42℃でさらに50
分間インキュベートしてcDNA合成反応を行った。さ
らに70℃で15分間インキュベートして反応を停止
し、氷上に5分間置いた。この反応液に1μlのE.c
oli RNaseH(2units/ml)を加え、
37℃で20分間インキュベートした。
【0020】実施例2 CaIFNγ遺伝子の調製 CaIFNγのN末端およびC末端の塩基配列(文献
2)をもとに、5´GCGAATTCATGAATTA
TACAAGCTATATCTTAGCT3´(配列番
号1)と5´GCGAATTCTTATTTCGATG
CTCTGCGGCCTCGAAA3´(配列番号2)
の2種類の末端にEcoRI切断部位を付加したプライ
マーをDNAシンセサイザーにて合成した。実施例1で
得られたcDNAを0.5mlのミクロ遠心チューブに
2μlづつ取り、各プライマーを20pmol,20m
Mトリス塩酸緩衝液(pH8.0)、1.5mM Mg
Cl2 、25mM KCl,100μg/ml ゼラチ
ン、50μM各dNTP、4単位 ExTaqDNAポ
リメラーゼ(宝酒造(株)製)となるように各試薬を加
え、全量100μlとする。DNAの変性条件を94
℃,1分、プライマーのアニーリング条件を55℃、2
分、プライマーの伸長条件を72℃、3分の各条件でP
erkin−Elmer Cetus社のDNAサーマ
ルサイクラーを用い、30サイクル反応させた。これを
1%アガロ−スゲルにて電気泳動し、約560bpのD
NA断片を常法(文献8)に従って調製した。このDN
A断片をInvitrogen社のT−Vectorに
宝酒造(株)のDNA Ligation Kit V
er.1を用いて16℃、2時間反応を行い、連結し
た。これを用いて常法に従い大腸菌を形質転換し、得ら
れた形質転換体よりプラスミドDNAを常法に従い調製
した。次にこのプラスミドにPCR断片が挿入されてい
ることを前述と同じ条件のPCRによって確認し、蛍光
DNAシーケンサー(パーキンエルマー社製DNAシー
ケンサー373S)を用い、その添付プロトコールに従
って、パーキンエルマー社のダイターミネーターサイク
ルシーケンシングキットを用いて、得られたDNA断片
がCaIFNγ DNAの塩基配列であることを確認し
た。
2)をもとに、5´GCGAATTCATGAATTA
TACAAGCTATATCTTAGCT3´(配列番
号1)と5´GCGAATTCTTATTTCGATG
CTCTGCGGCCTCGAAA3´(配列番号2)
の2種類の末端にEcoRI切断部位を付加したプライ
マーをDNAシンセサイザーにて合成した。実施例1で
得られたcDNAを0.5mlのミクロ遠心チューブに
2μlづつ取り、各プライマーを20pmol,20m
Mトリス塩酸緩衝液(pH8.0)、1.5mM Mg
Cl2 、25mM KCl,100μg/ml ゼラチ
ン、50μM各dNTP、4単位 ExTaqDNAポ
リメラーゼ(宝酒造(株)製)となるように各試薬を加
え、全量100μlとする。DNAの変性条件を94
℃,1分、プライマーのアニーリング条件を55℃、2
分、プライマーの伸長条件を72℃、3分の各条件でP
erkin−Elmer Cetus社のDNAサーマ
ルサイクラーを用い、30サイクル反応させた。これを
1%アガロ−スゲルにて電気泳動し、約560bpのD
NA断片を常法(文献8)に従って調製した。このDN
A断片をInvitrogen社のT−Vectorに
宝酒造(株)のDNA Ligation Kit V
er.1を用いて16℃、2時間反応を行い、連結し
た。これを用いて常法に従い大腸菌を形質転換し、得ら
れた形質転換体よりプラスミドDNAを常法に従い調製
した。次にこのプラスミドにPCR断片が挿入されてい
ることを前述と同じ条件のPCRによって確認し、蛍光
DNAシーケンサー(パーキンエルマー社製DNAシー
ケンサー373S)を用い、その添付プロトコールに従
って、パーキンエルマー社のダイターミネーターサイク
ルシーケンシングキットを用いて、得られたDNA断片
がCaIFNγ DNAの塩基配列であることを確認し
た。
【0021】実施例3 CaIFNγをコードするDN
Aを含む動物細胞発現用組換えプラスミドの作製 実施例2で得られたプラスミド1μgを30ユニットの
制限酵素EcoRIで37℃、16時間消化し、アガロ
ースゲルにて電気泳動し、約560bpのCaIFNγ
のDNA断片を常法に従い調製した。
Aを含む動物細胞発現用組換えプラスミドの作製 実施例2で得られたプラスミド1μgを30ユニットの
制限酵素EcoRIで37℃、16時間消化し、アガロ
ースゲルにて電気泳動し、約560bpのCaIFNγ
のDNA断片を常法に従い調製した。
【0022】一方、クローニングベクターpCDL−S
Rα296(文献10)1μgを30ユニットの制限酵
素EcoRIで37℃、16時間消化した後、1ユニッ
トのバクテリア由来アルカリホスファターゼ(宝酒造
(株)製)で末端を脱リン酸化した。これを1%アガロ
ースゲルにて電気泳動し、約3.7kbのDNA断片を
常法に従い調製した。 DNA Ligation K
it Ver.1を用いて、16℃、16時間ライゲー
ション反応を行い、上記のように調製した、pCDL−
SRα296と、CaIFNγのDNA断片を連結し
た。これを用いて常法に従い大腸菌HB101を形質転
換した。100μg/mlのアンピシリンを含むLBプ
レート上に生育するコロニーの中から、CaIFNγを
コードするDNAの開始コドンから27bpまでを含む
プライマー、すなわち、5’ATGAATTATACA
AGCTATATCTTAGCT3’(配列番号3)と
pCDL−SRα296のクローニングサイトEcoR
Iから下流の30bpのプライマー、すなわち、5’T
TTTCACTGCATTCTAGTTGTGGTTT
GTCC3’(配列番号4)の2種類のプライマーを用
いて、DNAの変性条件を94℃,1分、プライマーの
アニーリング条件を55℃、2分、プライマーの伸長条
件を72℃、3分の各条件でPerkin−Elmer
Cetus社のDNAサーマルサイクラーを用い、3
0サイクルでPCRを行い、約650bpのDNA断片
が得られた、CaIFNγをコードするDNAがpCD
L−SRα296に正方向に組み込まれているプラスミ
ドを得た。この組換え体プラスミドをpSRαγとし
た。このプラスミドを含有する大腸菌をE.coli
(pSRαγ)と名付けた。
Rα296(文献10)1μgを30ユニットの制限酵
素EcoRIで37℃、16時間消化した後、1ユニッ
トのバクテリア由来アルカリホスファターゼ(宝酒造
(株)製)で末端を脱リン酸化した。これを1%アガロ
ースゲルにて電気泳動し、約3.7kbのDNA断片を
常法に従い調製した。 DNA Ligation K
it Ver.1を用いて、16℃、16時間ライゲー
ション反応を行い、上記のように調製した、pCDL−
SRα296と、CaIFNγのDNA断片を連結し
た。これを用いて常法に従い大腸菌HB101を形質転
換した。100μg/mlのアンピシリンを含むLBプ
レート上に生育するコロニーの中から、CaIFNγを
コードするDNAの開始コドンから27bpまでを含む
プライマー、すなわち、5’ATGAATTATACA
AGCTATATCTTAGCT3’(配列番号3)と
pCDL−SRα296のクローニングサイトEcoR
Iから下流の30bpのプライマー、すなわち、5’T
TTTCACTGCATTCTAGTTGTGGTTT
GTCC3’(配列番号4)の2種類のプライマーを用
いて、DNAの変性条件を94℃,1分、プライマーの
アニーリング条件を55℃、2分、プライマーの伸長条
件を72℃、3分の各条件でPerkin−Elmer
Cetus社のDNAサーマルサイクラーを用い、3
0サイクルでPCRを行い、約650bpのDNA断片
が得られた、CaIFNγをコードするDNAがpCD
L−SRα296に正方向に組み込まれているプラスミ
ドを得た。この組換え体プラスミドをpSRαγとし
た。このプラスミドを含有する大腸菌をE.coli
(pSRαγ)と名付けた。
【0023】実施例4 CaIFNγをコードするDN
Aを含む大腸菌発現用組換えプラスミドの作製 CaIFNγの成熟蛋白をコードするDNAを得るた
め、実施例2で得られたプラスミドを鋳型として、制限
酵素NcoI切断部位を付加したプライマー、すなわち
5’CCGACCATGGCTCAGGCCATGTT
TTTTAAAGAAATAGAAAAC3’(配列番
号5)と、制限酵素BamHI切断部位を付加したプラ
イマー、すなわち5’GGATCCTTATTTCGA
TGCTCTGCGGCCTCGAAACAG3’(配
列番号6)の2種類のプライマーを用いて、DNAの変
性条件を94℃,1分、プライマーのアニーリング条件
を55℃、2分、プライマーの伸長条件を72℃、3分
の各条件でPerkin−Elmer Cetus社の
DNAサーマルサイクラーを用い、30サイクルでPC
Rを行い、約500bpのDNA断片を得た。これを3
0ユニットの制限酵素NcoIで消化しエタノ−ル沈殿
後、30ユニットの制限酵素BamHIで消化し、1%
アガロ−スゲルにて電気泳動し、常法に従いDNA断片
を調製した。
Aを含む大腸菌発現用組換えプラスミドの作製 CaIFNγの成熟蛋白をコードするDNAを得るた
め、実施例2で得られたプラスミドを鋳型として、制限
酵素NcoI切断部位を付加したプライマー、すなわち
5’CCGACCATGGCTCAGGCCATGTT
TTTTAAAGAAATAGAAAAC3’(配列番
号5)と、制限酵素BamHI切断部位を付加したプラ
イマー、すなわち5’GGATCCTTATTTCGA
TGCTCTGCGGCCTCGAAACAG3’(配
列番号6)の2種類のプライマーを用いて、DNAの変
性条件を94℃,1分、プライマーのアニーリング条件
を55℃、2分、プライマーの伸長条件を72℃、3分
の各条件でPerkin−Elmer Cetus社の
DNAサーマルサイクラーを用い、30サイクルでPC
Rを行い、約500bpのDNA断片を得た。これを3
0ユニットの制限酵素NcoIで消化しエタノ−ル沈殿
後、30ユニットの制限酵素BamHIで消化し、1%
アガロ−スゲルにて電気泳動し、常法に従いDNA断片
を調製した。
【0024】一方、大腸菌発現ベクターであるpET8
c1μgを30ユニットの制限酵素NcoIで消化しエ
タノ−ル沈殿後、30ユニットの制限酵素BamHIで
消化し、1%アガロ−スゲルにて電気泳動しおよびBa
mHIで切断し、常法に従いDNA断片を調製した。
c1μgを30ユニットの制限酵素NcoIで消化しエ
タノ−ル沈殿後、30ユニットの制限酵素BamHIで
消化し、1%アガロ−スゲルにて電気泳動しおよびBa
mHIで切断し、常法に従いDNA断片を調製した。
【0025】DNA Ligation Kit Ve
r.1を用いて、16℃、16時間ライゲーション反応
を行い、上記のように調製した、pET8cとCaIF
NγのDNA断片を連結した。これを用いて常法に従い
大腸菌HB101を形質転換した。100μg/mlの
アンピシリンを含むLBプレート上に生育するコロニー
のうち15個を100μg/mlのアンピシリンを含む
3mlのLB培地中で8時間培養し、集めた菌体からプ
ラスミドを抽出、精製後、制限酵素NcoIおよびBa
mHIで切断し、約500bpのDNA断片が得られた
CaIFNγのDNA断片を含んだプラスミドを得た。
この組換えプラスミドをpETγとし、これを用いて定
法に従い、大腸菌BL21を形質転換した。この大腸菌
をE.coli(pETγ)と名付けた。
r.1を用いて、16℃、16時間ライゲーション反応
を行い、上記のように調製した、pET8cとCaIF
NγのDNA断片を連結した。これを用いて常法に従い
大腸菌HB101を形質転換した。100μg/mlの
アンピシリンを含むLBプレート上に生育するコロニー
のうち15個を100μg/mlのアンピシリンを含む
3mlのLB培地中で8時間培養し、集めた菌体からプ
ラスミドを抽出、精製後、制限酵素NcoIおよびBa
mHIで切断し、約500bpのDNA断片が得られた
CaIFNγのDNA断片を含んだプラスミドを得た。
この組換えプラスミドをpETγとし、これを用いて定
法に従い、大腸菌BL21を形質転換した。この大腸菌
をE.coli(pETγ)と名付けた。
【0026】実施例5 活性測定法 CaIFNγの活性は抗ウイルス作用およびイヌ細胞株
上のクラスIIMHCの発現増強作用を指標にした。
上のクラスIIMHCの発現増強作用を指標にした。
【0027】抗ウイルス活性は、ウイルスとしてVes
icular StomatitisVirus,感受
性細胞としてイヌMDCK(ATCC CCL−34)
を用い、文献11のCPE法に従って測定した。
icular StomatitisVirus,感受
性細胞としてイヌMDCK(ATCC CCL−34)
を用い、文献11のCPE法に従って測定した。
【0028】また、クラスIIMHCを発現したイヌ乳腺
腫瘍組織由来細胞株FCBR1を文献12の方法に従っ
て樹立し、これを用いてクラスIIMHCの発現増強活
性を測定した。24ウエルプレートに1穴あたり104
個のFCBR1を接着させ、これに発現させたCaIF
Nγを添加し、5%CO2 、37℃の条件で1晩培養し
た。培養後、トリプシンにて細胞を剥離し、1.5ml
のミクロ遠心チューブにて遠心した。これに10μlの
ラット抗イヌMHCクラスIIモノクローナル抗体(S
tratagene社製)を添加し、さらに50μlの
10%FBSを添加したERDF培地(極東製薬株式会
社製)で懸濁後、氷上で1時間静置した。PBSで洗浄
した後、5μlのFITC標識ラビット抗ラットモノク
ローナル抗体(Stratagene社製)および50
μlの10%FBSを添加したERDF培地で懸濁し、
氷上で1時間静置した。PBSで洗浄後、ベクトンディ
ッキンソン株式会社のFACScanにて解析した。
腫瘍組織由来細胞株FCBR1を文献12の方法に従っ
て樹立し、これを用いてクラスIIMHCの発現増強活
性を測定した。24ウエルプレートに1穴あたり104
個のFCBR1を接着させ、これに発現させたCaIF
Nγを添加し、5%CO2 、37℃の条件で1晩培養し
た。培養後、トリプシンにて細胞を剥離し、1.5ml
のミクロ遠心チューブにて遠心した。これに10μlの
ラット抗イヌMHCクラスIIモノクローナル抗体(S
tratagene社製)を添加し、さらに50μlの
10%FBSを添加したERDF培地(極東製薬株式会
社製)で懸濁後、氷上で1時間静置した。PBSで洗浄
した後、5μlのFITC標識ラビット抗ラットモノク
ローナル抗体(Stratagene社製)および50
μlの10%FBSを添加したERDF培地で懸濁し、
氷上で1時間静置した。PBSで洗浄後、ベクトンディ
ッキンソン株式会社のFACScanにて解析した。
【0029】実施例6 COS−1細胞でのCaIFN
γの生産 実施例3で得られた5μgのpSRαγを50mMトリ
ス塩酸緩衝液(pH7.5)、400μg/mlのDE
AEデキストラン(ファルマシアバイオテク(株)製)
および100μMのクロロキン(シグマ社製)を含む4
mlの10%FBSを添加したERDF培地に加えてお
く。一方、直径10cmのディッシュを用いて10%F
BSを添加したERDF培地で50%コンフルエントに
なるまで増殖させたCOS−1細胞(ATCC CRL
−1650)をPBSで一回洗浄した後、上記で得た4
mlのDNA混合液を加え、5%CO2 、37℃の条件
で培養した。4時間後、細胞をPBSで洗浄した後、2
0mlの10%FBSを添加したERDF培地にて5%
CO2 ,37℃の条件で4日間培養し、CaIFNγが
生産された培養上清を得た。この培養上清の抗ウイルス
活性を測定したところ、104希釈単位/ml以上の活
性が認められた。
γの生産 実施例3で得られた5μgのpSRαγを50mMトリ
ス塩酸緩衝液(pH7.5)、400μg/mlのDE
AEデキストラン(ファルマシアバイオテク(株)製)
および100μMのクロロキン(シグマ社製)を含む4
mlの10%FBSを添加したERDF培地に加えてお
く。一方、直径10cmのディッシュを用いて10%F
BSを添加したERDF培地で50%コンフルエントに
なるまで増殖させたCOS−1細胞(ATCC CRL
−1650)をPBSで一回洗浄した後、上記で得た4
mlのDNA混合液を加え、5%CO2 、37℃の条件
で培養した。4時間後、細胞をPBSで洗浄した後、2
0mlの10%FBSを添加したERDF培地にて5%
CO2 ,37℃の条件で4日間培養し、CaIFNγが
生産された培養上清を得た。この培養上清の抗ウイルス
活性を測定したところ、104希釈単位/ml以上の活
性が認められた。
【0030】実施例7 大腸菌でのCaIFNγの生産 実施例4で得られたE.coli(pETγ)のシング
ルコロニーを100μg/mlのアンピシリンを含む5
mlのLB培地に植菌した。OD600 が約0.7になる
まで37℃で培養し、終濃度0.5mMのイソプロピル
ーβ−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)を加え
て、さらに1.5時間培養した。
ルコロニーを100μg/mlのアンピシリンを含む5
mlのLB培地に植菌した。OD600 が約0.7になる
まで37℃で培養し、終濃度0.5mMのイソプロピル
ーβ−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)を加え
て、さらに1.5時間培養した。
【0031】培養液1.5mlを1.5mlのマイクロ
遠心チューブに取り、12000rpmで5分間遠心
後、上清を捨て、1.5mlの10mMトリス塩酸(p
H7.5)に懸濁し、氷上にてハンディーソニックを用
いて菌体を破砕した。20000rpmで30分間遠心
し、可溶性画分(上清)を得た。
遠心チューブに取り、12000rpmで5分間遠心
後、上清を捨て、1.5mlの10mMトリス塩酸(p
H7.5)に懸濁し、氷上にてハンディーソニックを用
いて菌体を破砕した。20000rpmで30分間遠心
し、可溶性画分(上清)を得た。
【0032】この画分の抗ウイルス活性を測定したとこ
ろ、107希釈単位/ml以上の活性が認められた。ま
た、クラスIIMHCの発現増強作用を測定したとこ
ろ、イヌ乳腺腫瘍細胞株FCBR1上のクラスIIMH
Cの発現量を100%上昇させた。
ろ、107希釈単位/ml以上の活性が認められた。ま
た、クラスIIMHCの発現増強作用を測定したとこ
ろ、イヌ乳腺腫瘍細胞株FCBR1上のクラスIIMH
Cの発現量を100%上昇させた。
【0033】実施例8 カイコ発現用プラスミドの作製 ベクターpBM030(文献7)1μgを30ユニット
の制限酵素EcoRIで37℃、16時間消化した後、
1ユニットのバクテリア由来アルカリホスファターゼ
(宝酒造(株)製)で末端を脱リン酸化した。これを1
%アガロ−スゲルにて電気泳動し、約11.3KbのD
NA断片を常法に従い調製した。
の制限酵素EcoRIで37℃、16時間消化した後、
1ユニットのバクテリア由来アルカリホスファターゼ
(宝酒造(株)製)で末端を脱リン酸化した。これを1
%アガロ−スゲルにて電気泳動し、約11.3KbのD
NA断片を常法に従い調製した。
【0034】DNA Ligation Kit Ve
r.1を用いて、16℃、16時間ライゲ−ション反応
を行い、上記のように調製した、pBM030と、実施
例2で調製したCaIFNγのDNA断片を連結した。
これを用いて常法に従い大腸菌HB101を形質転換し
た。100μg/mlのアンピシリンを含むLBプレー
ト上に生育するコロニーの中から、CaIFNγをコー
ドするDNAの開始コドンから27bpまでを含むプラ
イマー、すなわち、5’ATGAATTATACAAG
CTATATCTTAGCT3’(配列番号3)とpB
M030のクローニングサイトEcoRIから下流の2
6bpのプライマー、すなわち、5’ATCAACAA
CGCACAGAATCTAACGCT3’(配列番号
7)の2種類のプライマーを用いて、DNAの変性条件
を94℃,1分、プライマ−のアニ−リング条件を55
℃、2分、プライマ−の伸長条件を72℃、3分の各条
件でPerkin−Elmer Cetus社のDNA
サ−マルサイクラ−を用い、30サイクルでPCRを行
い、約650bpのDNA断片が得られた、CaIFN
γをコードするDNAがpBM030に正方向に組み込
まれている組換えベクターを得た。この組換え体プラス
ミドをpBMγとした。このプラスミドを含有する大腸
菌をE.coli(pBMγ)と名付けた。
r.1を用いて、16℃、16時間ライゲ−ション反応
を行い、上記のように調製した、pBM030と、実施
例2で調製したCaIFNγのDNA断片を連結した。
これを用いて常法に従い大腸菌HB101を形質転換し
た。100μg/mlのアンピシリンを含むLBプレー
ト上に生育するコロニーの中から、CaIFNγをコー
ドするDNAの開始コドンから27bpまでを含むプラ
イマー、すなわち、5’ATGAATTATACAAG
CTATATCTTAGCT3’(配列番号3)とpB
M030のクローニングサイトEcoRIから下流の2
6bpのプライマー、すなわち、5’ATCAACAA
CGCACAGAATCTAACGCT3’(配列番号
7)の2種類のプライマーを用いて、DNAの変性条件
を94℃,1分、プライマ−のアニ−リング条件を55
℃、2分、プライマ−の伸長条件を72℃、3分の各条
件でPerkin−Elmer Cetus社のDNA
サ−マルサイクラ−を用い、30サイクルでPCRを行
い、約650bpのDNA断片が得られた、CaIFN
γをコードするDNAがpBM030に正方向に組み込
まれている組換えベクターを得た。この組換え体プラス
ミドをpBMγとした。このプラスミドを含有する大腸
菌をE.coli(pBMγ)と名付けた。
【0035】実施例9 CaIFNγをコードするDN
Aで組換えられた組換えカイコ核多角体病ウイルスの作
製 文献2の方法で組換えウイルスを作製した。すなわち、
50mM HEPESバッファー(pH7.1)、0.
28M NaCl、0.7mM Na2HPO4、0.7
mM NaH2PO4からなる2.5mlの溶液に、2.
5mlのDNA混合液(0.25M CaCl2、カイ
コ核多角体病ウイルスBmNPV T3株(文献2)の
DNA10μg、組換え体プラスミドpBMγのDNA
65μgを含む)を滴下し、生じた懸濁液0.5mlを
5mlの10%FBSを添加したTC−10培地(文献
2)中、25cm2のフラスコで平面培養した約3×1
05個のBmN細胞の培養基に加え、カイコ細胞にDN
Aを導入した。20時間後、新鮮な培地と交換し、さら
に7日間培養後、培養液を回収した。その培養液を遠心
して清澄化した上清を希釈して平面に培養したBM−N
細胞の培養基に添加して8日間培養後、顕微鏡観察によ
りウイルス感染が見られ、かつ多角体が形成していない
培養基を選択した(限界希釈法)。
Aで組換えられた組換えカイコ核多角体病ウイルスの作
製 文献2の方法で組換えウイルスを作製した。すなわち、
50mM HEPESバッファー(pH7.1)、0.
28M NaCl、0.7mM Na2HPO4、0.7
mM NaH2PO4からなる2.5mlの溶液に、2.
5mlのDNA混合液(0.25M CaCl2、カイ
コ核多角体病ウイルスBmNPV T3株(文献2)の
DNA10μg、組換え体プラスミドpBMγのDNA
65μgを含む)を滴下し、生じた懸濁液0.5mlを
5mlの10%FBSを添加したTC−10培地(文献
2)中、25cm2のフラスコで平面培養した約3×1
05個のBmN細胞の培養基に加え、カイコ細胞にDN
Aを導入した。20時間後、新鮮な培地と交換し、さら
に7日間培養後、培養液を回収した。その培養液を遠心
して清澄化した上清を希釈して平面に培養したBM−N
細胞の培養基に添加して8日間培養後、顕微鏡観察によ
りウイルス感染が見られ、かつ多角体が形成していない
培養基を選択した(限界希釈法)。
【0036】限界希釈法を7回繰り返し、組換え体ウイ
ルスをクローニングした。ここで作製したCaIFNγ
をコードするDNAを含む組換えウイルスをrBNVγ
とした。
ルスをクローニングした。ここで作製したCaIFNγ
をコードするDNAを含む組換えウイルスをrBNVγ
とした。
【0037】実施例10 組換え体ウイルス液の調製 75cm2のフラスコ底面で、15mlの10%FBS
を含むTC−10培地中で平面培養した約3×106個
のBmN細胞に、前記(4)でクローニングした組換え
体ウイルスを含むBM−N細胞の培養液50μlをBM
−N細胞に添加して、27℃で5日間培養後、培養液を
3,000rpmで5分間遠心分離して、遠心上清を組
換え体ウイルス液として得た。ウイルス液を107倍希
釈し、その1mlをBM−N細胞の培養基に添加して2
7℃で7日間培養を続けると、顕微鏡観察によって培養
基のBM−N細胞にウイルス感染が認められた。
を含むTC−10培地中で平面培養した約3×106個
のBmN細胞に、前記(4)でクローニングした組換え
体ウイルスを含むBM−N細胞の培養液50μlをBM
−N細胞に添加して、27℃で5日間培養後、培養液を
3,000rpmで5分間遠心分離して、遠心上清を組
換え体ウイルス液として得た。ウイルス液を107倍希
釈し、その1mlをBM−N細胞の培養基に添加して2
7℃で7日間培養を続けると、顕微鏡観察によって培養
基のBM−N細胞にウイルス感染が認められた。
【0038】実施例11 カイコ樹立細胞でのCaIF
Nγの生産 前記で得た組換え体ウイルス液を、0.5mlづつ、2
5cm2のフラスコで10%のFBSを含むTC−10
培地中で平面培養した約3×106個のBmN細胞に加
えた。30分後、新鮮な5mlの10%FBSを含むT
C−10培地と交換し、27℃で3日間培養した。培養
液の遠心上清をとり、活性を調べた結果、105希釈単
位/ml以上の抗ウイルス活性が得られた。
Nγの生産 前記で得た組換え体ウイルス液を、0.5mlづつ、2
5cm2のフラスコで10%のFBSを含むTC−10
培地中で平面培養した約3×106個のBmN細胞に加
えた。30分後、新鮮な5mlの10%FBSを含むT
C−10培地と交換し、27℃で3日間培養した。培養
液の遠心上清をとり、活性を調べた結果、105希釈単
位/ml以上の抗ウイルス活性が得られた。
【0039】実施例12 カイコ生体中でのCaIFN
γの生産 5令2日目のカイコ幼虫に、前記(5)で得た組換え体
ウイルスのウイルス液を50μl/頭注射し、25℃で
4日間、市販の人工飼料(カネボウシルクエレガンス社
製)を与えて飼育後、10頭のカイコの腹部を切り、体
液を氷冷したエッペンドルフチューブに採取し、遠心分
離後の上清を得、0.22μmのフィルターでろ過滅菌
後、活性を測定した結果、107希釈単位/ml以上の
抗ウイルス活性が得られた。また、クラスIIMHCの
発現増強作用を測定したところ、イヌ乳腺腫瘍細胞株F
CBR1上のクラスIIMHCの発現量を100%上昇
させた。
γの生産 5令2日目のカイコ幼虫に、前記(5)で得た組換え体
ウイルスのウイルス液を50μl/頭注射し、25℃で
4日間、市販の人工飼料(カネボウシルクエレガンス社
製)を与えて飼育後、10頭のカイコの腹部を切り、体
液を氷冷したエッペンドルフチューブに採取し、遠心分
離後の上清を得、0.22μmのフィルターでろ過滅菌
後、活性を測定した結果、107希釈単位/ml以上の
抗ウイルス活性が得られた。また、クラスIIMHCの
発現増強作用を測定したところ、イヌ乳腺腫瘍細胞株F
CBR1上のクラスIIMHCの発現量を100%上昇
させた。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、イヌの抗ウイルス剤、
抗腫瘍剤および抗アレルギー剤として期待されるCaI
FNγを大量生産することができる。
抗腫瘍剤および抗アレルギー剤として期待されるCaI
FNγを大量生産することができる。
【0041】参考文献 1.Adolfら:J.Interferon Res
erch,7,173−183(1987). 2.Devosら:J.Interferon Res
erch,12,95−102(1992). 3.Chirgwinら:Biochemistry、
18、5294(1979). 4.Bergerら:Biochemistry,1
8,5143(1979). 5.Gublerら:Geen.25,236−269
(1983). 6.Okayamaら:Mol.Cell.Bio
l.,2,161,(1982) & 3,280,
(1983). 7.T.Horiuchiら:Agic.Biol.C
hem.,51,1573−1580,(1987). 8.Molecular Cloning.Cold
Spring Harbor Loboratory.
New York.1982. 9.Proberら:Science 238,336
−341(1987). 10.Takebeら:Mol.Cell.Biol.
8、446−472(1988). 11.日本生化学会編:続生化学実験講座第5巻、(1
986).P250−256、東京化学同人. 12.Whitesideら:J.Immunol.M
ethods,90,221−223(1986).
erch,7,173−183(1987). 2.Devosら:J.Interferon Res
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8、446−472(1988). 11.日本生化学会編:続生化学実験講座第5巻、(1
986).P250−256、東京化学同人. 12.Whitesideら:J.Immunol.M
ethods,90,221−223(1986).
【0042】
配列番号:1 配列の長さ:32 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GAATTCATGAATTATACAAGCTATATCTTAGC
【0043】配列番号:2 配列の長さ:35 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GCGAATTCTTATTTCGATGCTCTGCGGCCTCGAAA
【0044】配列番号:3 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ATGAATTATACAAGCTATATCTTAGCT
【0045】配列番号:4 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TTTTCACTGCATTCTAGTTGTGGTTTGTCC
【0046】配列番号:5 配列の長さ:42 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCGACCATGGCTCAGGCCATGTTTTTTAAAGAAATAGAAAAC
【0047】配列番号:6 配列の長さ:36 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGATCCTTATTTCGATGCTCTGCGGCCTCGAAACAG
【0048】配列番号:7 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ATCAACAACGCACAGAATCTAACGCT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 38/21 AFE A61K 37/66 ABF C07H 21/04 ADUB C12N 1/21 ADY 5/10 AER C12P 21/02 AFE // C07K 14/57 C12N 5/00 B (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:91)
Claims (10)
- 【請求項1】 イヌインターフェロンγの蛋白質をコー
ドするDNAを組込んだ組換えベクター。 - 【請求項2】 イヌインターフェロンγの蛋白質をコー
ドするDNAを組込んだ組換えベクターにより宿主細胞
を形質転換してなる形質転換体。 - 【請求項3】 宿主細胞が大腸菌である請求項2に記載
の形質転換体。 - 【請求項4】 宿主細胞が真核細胞である請求項2に記
載の形質転換体。 - 【請求項5】 請求項3に記載の形質転換体を培養する
ことを特徴とするイヌインターフェロンγの製造法。 - 【請求項6】 請求項4に記載の形質転換体を培養する
ことを特徴とするイヌインターフェロンγの製造法。 - 【請求項7】 イヌインターフェロンγの蛋白質をコー
ドするDNAにより、遺伝子組換えされた組換えカイコ
核多角体病ウイルス。 - 【請求項8】 請求項7に記載の組換えカイコ核多角体
病ウイルスを増殖させることを特徴とするイヌインター
フェロンγの製造法。 - 【請求項9】 カイコ樹立細胞中またはカイコ生体中で
増殖させることを特徴とする請求項8に記載のイヌイン
ターフェロンγの製造法。 - 【請求項10】請求項7に記載の組換えカイコ核多角体
病ウイルスを増殖させて得られるイヌインターフェロン
γ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349826A JPH09234085A (ja) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | イヌインターフェロンγの製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-342918 | 1995-12-28 | ||
JP34291895 | 1995-12-28 | ||
JP8349826A JPH09234085A (ja) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | イヌインターフェロンγの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09234085A true JPH09234085A (ja) | 1997-09-09 |
Family
ID=26577384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8349826A Pending JPH09234085A (ja) | 1995-12-28 | 1996-12-27 | イヌインターフェロンγの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09234085A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0862918A3 (en) * | 1997-03-06 | 2000-02-23 | Toray Industries, Inc. | Therapeutic agent for canine intractable dermatitis |
EP1013667A3 (en) * | 1998-11-09 | 2000-07-05 | Nippon Biocapital Limited | Process for preparation of cytokine using a sendai virus expression system |
JP2008512130A (ja) * | 2004-09-13 | 2008-04-24 | ワイス | 出血性ネコカリシウイルス、カリシウイルスワクチンおよびカリシウイルス感染または疾患を予防するための方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8349826A patent/JPH09234085A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0862918A3 (en) * | 1997-03-06 | 2000-02-23 | Toray Industries, Inc. | Therapeutic agent for canine intractable dermatitis |
EP1013667A3 (en) * | 1998-11-09 | 2000-07-05 | Nippon Biocapital Limited | Process for preparation of cytokine using a sendai virus expression system |
JP2008512130A (ja) * | 2004-09-13 | 2008-04-24 | ワイス | 出血性ネコカリシウイルス、カリシウイルスワクチンおよびカリシウイルス感染または疾患を予防するための方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041105 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |