JPH09232583A - 薄膜トランジスタ及びその製造方法、並びに薄膜トランジスタマトリクス装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ及びその製造方法、並びに薄膜トランジスタマトリクス装置

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JPH09232583A
JPH09232583A JP3940296A JP3940296A JPH09232583A JP H09232583 A JPH09232583 A JP H09232583A JP 3940296 A JP3940296 A JP 3940296A JP 3940296 A JP3940296 A JP 3940296A JP H09232583 A JPH09232583 A JP H09232583A
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film transistor
insulating film
contact hole
impurity
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JP3940296A
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Teruhiko Ichimura
照彦 市村
Junichi Watabe
純一 渡部
Tomotaka Matsumoto
友孝 松本
Tatsuya Ohori
達也 大堀
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDD構造を有する薄膜トランジスタに関
し、その製造工程を簡略にできる薄膜トランジスタの構
造及びその製造方法、並びに、その薄膜トランジスタを
用いた薄膜トランジスタマトリクス装置を提供する。 【解決手段】 絶縁性基板10上に形成された半導体層
12と、半導体層12上に形成され、コンタクトホール
20が開口されたゲート絶縁膜14と、ゲート絶縁膜1
4上に形成されたゲート電極16と、ゲート電極16が
形成されていない領域の半導体層12に形成された第1
の不純物領域18と、コンタクトホール20内に露出し
た第1の不純物領域18内に形成され、第1の不純物領
域18より不純物濃度が高い第2の不純物領域22とを
それぞれ有するソース領域とドレイン領域とにより構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
に係り、特に、製造工程を簡略にできる薄膜トランジス
タの構造及び製造方法、並びに、この薄膜トランジスタ
を用いた薄膜トランジスタマトリクス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルにおけるアクティブマトリク
ス型表示方式は、非選択時に関係のない信号をカットす
るスイッチング素子を各画素に設けたものであり、単純
マトリクス型表示方式において発生するようなクロスト
ークを完全に排除し、優れた表示特性を得ることができ
る。
【0003】なかでも、TFT(薄膜トランジスタ)を
スイッチング素子として用いた場合には、制御素子とし
てその駆動能力が高いので、ドライバ内蔵の液晶表示装
置、高解像度・高精細液晶表示装置に適用されている。
特に、多結晶シリコンを用いたTFTは、アモルファス
シリコンを用いた場合と比較してキャリアの移動度が高
く、高速動作に適している。
【0004】アクティブマトリクス型の液晶パネルで
は、画素部の電圧を保持するためにTFTのオフ電流を
十分に小さくすることが重要である。そこで、多結晶シ
リコンをチャネル部に用いたTFTでは、その構造にL
DD(Lightly Doped Drain)構造を採用することが行
われている。特開平7−263706号公報には、ゲー
ト電極の形成後に後処理を行い、ゲート電極をゲート絶
縁膜よりも内側に形成し、このときのオフセットを利用
してLDD構造を形成する薄膜トランジスタマトリクス
装置の製造方法が開示されている。
【0005】特開平7−263706号公報記載の薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造方法を図6を用いて
説明する。まず、下地となるガラス基板40上に、ソー
ス拡散層、ドレイン拡散層、チャネル領域を形成するた
めの多結晶シリコン膜42を堆積し、所定のパターンに
加工する。
【0006】次いで、パターニングされた多結晶シリコ
ン膜42が形成されたガラス基板40上に、ゲート絶縁
膜となるシリコン酸化膜44と、ゲート電極となるAl
膜46とを堆積し、Al膜46とシリコン酸化膜44を
所定の形状にパターニングする(図6(a))。続い
て、Al膜46を再度パターニングしてゲート電極48
を形成し、ゲート電極48とシリコン酸化膜44との間
にオフセットを設ける。
【0007】この後、ゲート電極48をマスクとしてイ
オン注入を行い、ソース拡散層とドレイン拡散層を形成
する。イオン注入は、エネルギーが高く注入量が少ない
第1のイオン注入工程と、エネルギーが低く注入量が多
い第2のイオン注入工程とにより行う。第1のイオン注
入工程によって注入した不純物は、シリコン酸化膜を通
過してシリコン酸化膜直下の多結晶シリコン膜に注入さ
れ、シリコン酸化膜直下に低濃度不純物層50が形成さ
れる(図6(b))。
【0008】第2のイオン注入工程によって注入した不
純物はシリコン酸化膜を通過するほどのエネルギーをも
っていないので、シリコン酸化膜が形成されていない領
域にのみ注入され、この領域には高濃度不純物層52が
形成される(図6(c))。こうして、LDD構造を有
するTFTが形成される。次いで、TFTが形成された
ガラス基板40上に層間絶縁膜54を堆積し、ソース拡
散層、ドレイン拡散層に接続されたソース電極56、ド
レイン電極58を形成する。
【0009】このようにして薄膜トランジスタマトリク
ス装置が製造されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
薄膜トランジスタマトリクス装置の製造方法では、多結
晶シリコン膜42のパターニング、Al膜46のパター
ニング、ゲート電極48のパターニング、層間絶縁膜5
4のコンタクトホール開口、ソース電極56・ドレイン
電極58のパターニングにおいて、少なくとも5回のリ
ソグラフィー工程が必要であった。
【0011】また、このようにAl膜をゲート電極48
として用いた場合には、ゲート電極48の保護と高耐圧
化のために、ゲート電極48表面を陽極酸化することが
一般に行われている。このため、陽極酸化するときには
ゲート電極48が束ねられており、後工程において分離
する工程が必要であった。このように、上記従来の薄膜
トランジスタマトリクス装置の製造方法では、リソグラ
フィー工程が数多く行われるため、工程の削減が望まれ
ていた。
【0012】本発明の目的は、LDD構造の薄膜トラン
ジスタを用いた場合に、その製造工程を簡略にできる薄
膜トランジスタ及びその製造方法、並びに薄膜トランジ
スタマトリクス装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、絶縁性基板
上に形成された半導体層と、前記半導体層上に形成さ
れ、コンタクトホールが開口されたゲート絶縁膜と、前
記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記ゲー
ト電極が形成されていない領域の前記半導体層に形成さ
れた第1の不純物領域と、前記コンタクトホール内に露
出した前記第1の不純物領域内に形成され、前記第1の
不純物領域より不純物濃度が高い第2の不純物領域とを
それぞれ有するソース領域とドレイン領域とを有するこ
とを特徴とする薄膜トランジスタによって達成される。
このように薄膜トランジスタを構成することにより、L
DD構造を有する薄膜トランジスタの製造工程を簡略に
できる。
【0014】また、上記の薄膜トランジスタにおいて、
前記ゲート電極上に形成された絶縁膜を更に有し、前記
コンタクトホールは、前記絶縁膜と前記ゲート絶縁膜を
貫通して形成されていることが望ましい。このように薄
膜トランジスタを構成すれば、LDD構造を有する薄膜
トランジスタの製造工程を複雑にすることなく、画素電
極やドレインバスラインを、直接ソース領域やドレイン
領域に接続することができる。
【0015】また、上記の薄膜トランジスタにおいて、
前記コンタクトホールは、前記ゲート電極のエッジより
2μm以内の領域に形成されていることが望ましい。こ
のように薄膜トランジスタを構成すれば、LDD構造の
薄膜トランジスタの電流駆動能力を最適にすることがで
きる。また、平行に配された複数のドレインバスライン
と、前記ドレインバスラインと直交する方向に平行に配
された複数のゲートバスラインと、前記ドレインバスラ
インと前記ゲートバスラインとの各交差部に設けられた
請求項1乃至3のいずれかに記載の薄膜トランジスタ
と、前記薄膜トランジスタの前記ソース領域に接続され
た画素電極とを有することを特徴とする薄膜トランジス
タマトリクス装置によっても達成される。このように薄
膜トランジスタマトリクス装置を構成するので、LDD
構造の薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタマト
リクス装置の製造工程を簡略にできる。
【0016】また、絶縁性基板上に半導体層を形成する
半導体層形成工程と、前記半導体層が形成された前記絶
縁性基板上に、ゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜を堆積
する第1の絶縁膜堆積工程と、前記第1の絶縁膜上にゲ
ート電極を形成するゲート電極形成工程と、前記第1の
絶縁膜に、前記半導体層上に開口されたコンタクトホー
ルを形成するコンタクトホール形成工程とを有する薄膜
トランジスタの製造方法であって、前記ゲート電極形成
工程よりも後の工程に、前記ゲート電極が形成されてい
ない領域の前記半導体層に第1の絶縁膜を通して第1の
不純物を導入し、前記半導体層に第1の不純物領域を形
成する第1の不純物導入工程を、前記コンタクトホール
形成工程よりも後の工程に、前記コンタクトホール内に
露出した前記第1の不純物領域内に第2の不純物を導入
し、前記第1の不純物領域より不純物濃度が高い第2の
不純物領域を形成する第2の不純物導入工程を有するこ
とを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法によっても
達成される。このようにして薄膜トランジスタを製造す
ることにより、従来の薄膜トランジスタの製造方法より
も製造工程を簡略にしつつLDD構造の薄膜トランジス
タを製造することができる。
【0017】また、上記の薄膜トランジスタの製造方法
において、前記第1の不純物導入工程は、前記コンタク
トホール形成工程の後に行うことが望ましい。また、上
記の薄膜トランジスタの製造方法において、前記第2の
不純物導入工程は、前記第1の不純物導入工程の後に行
うことが望ましい。また、上記の薄膜トランジスタの製
造方法において、前記第1の不純物導入工程の後、前記
コンタクトホール形成工程の前に、層間絶縁膜となる第
2の絶縁膜を堆積する第2の絶縁膜堆積工程を更に有
し、前記コンタクトホール形成工程では、前記第1の絶
縁膜と前記第2の絶縁膜を貫通するコンタクトホールを
開口することが望ましい。このようにして薄膜トランジ
スタを製造すれば、画素電極やドレインバスラインを、
直接ソース領域やドレイン領域に接続することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態による薄膜
トランジスタ及びその製造方法を図1乃至図3を用いて
説明する。図1は本実施形態による薄膜トランジスタの
構造を示す平面図及び断面図、図2及び図3は本実施形
態による薄膜トランジスタの製造方法を示す平面図及び
断面図である。
【0019】始めに、本実施形態による薄膜トランジス
タの構造を図1を用いて説明する。図1(a)は本実施
形態による薄膜トランジスタの平面図であり、図1
(b)は図1(a)のA−A′部の断面を示している。
ガラス基板10上には、所定の領域に島状に形成された
多結晶シリコン膜12が形成されている。多結晶シリコ
ン膜12が形成されたガラス基板10上には、多結晶シ
リコン膜12上に開口されたコンタクトホール20を有
するシリコン酸化膜14が形成されている。シリコン酸
化膜14上には、多結晶シリコン膜12と直交する方向
に設けられたゲート電極16が形成されている。
【0020】その上部にゲート電極16が形成されてい
ない領域の多結晶シリコン膜12には、低濃度不純物層
18が形成されている。コンタクトホール20が開口さ
れた領域の多結晶シリコン膜12には、更に高濃度不純
物層22が形成されている。シリコン酸化膜14上に
は、更に、コンタクトホール20を介して高濃度不純物
層22に接続されたソース電極24、ドレイン電極26
が形成されており、ゲート電極16、ソース電極24、
ドレイン電極26を有する薄膜トランジスタが構成され
ている。
【0021】ゲート電極16は、他の薄膜トランジスタ
(図示せず)を共通に連ねるゲートバスライン32に接
続されている。TFTが形成されたガラス基板10上に
は、層間絶縁膜28を介して画素電極30とドレインバ
スライン34とが形成されている。画素電極30は層間
絶縁膜28に形成されたコンタクトホール36を介して
ソース電極24に接続されており、ゲートバスライン
は、層間絶縁膜28に形成されたコンタクトホール38
を介してドレイン電極26に接続されている。
【0022】このように形成された単位構造がマトリク
ス状に配され、薄膜トランジスタマトリクス装置が構成
されている。次に、本実施形態による薄膜トランジスタ
の製造方法を図2及び図3を用いて説明する。各図右側
が各工程における断面図を、各図左側が平面図を示して
いる。
【0023】まず、ガラス基板10上に膜厚約50nm
の多結晶シリコン膜12を堆積し、通常のリソグラフィ
ー工程及びエッチング工程によりパターニングを行う。
これにより、TFTを形成する領域にのみ多結晶シリコ
ン膜12を残留させる。次いで、パターニングされた多
結晶シリコン膜12が形成されたガラス基板10上に、
ゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜14を堆積する。例
えば、モノシラン(SiH4)とN2Oの混合ガスを用い
たプラズマCVD法により堆積する(図2(a))。
【0024】続いて、シリコン酸化膜14上に、膜厚約
400nmのAl膜を堆積し、通常のリソグラフィー工
程及びエッチング工程によりパターニングを行い、多結
晶シリコン膜12と直交するゲート電極16を形成す
る。Al膜のパターニングは、例えば、塩素系ガスを用
いたドライエッチングにより行う。この後、酒石酸を含
む水溶液を用い、ゲート電極16の表面を陽極酸化す
る。このとき、複数のゲート電極16がマトリクス以外
の領域で束ねられている(図示せず)。
【0025】次いで、ゲート電極16をマスクとしてP
(燐)イオンをイオン注入し、多結晶シリコン膜12に
低濃度不純物層18を形成する。この際、注入する不純
物がシリコン酸化膜14を十分に通過する加速エネルギ
ーにより注入を行う。また、このようにして形成した低
濃度不純物層18はLDD構造の低濃度不純物領域とな
るため、シート抵抗がLDD構造として最適な値となる
ように注入量を設定する。例えば、5×1013〜5×1
14cm-2の範囲で注入量を設定する(図2(b))。
【0026】続いて、ゲート電極16の端部より両側1
〜2μm外側にコンタクトホールが開口できるように、
また、陽極酸化するために束ねたゲート電極16を分離
できるようにレジストのパターニングを行う。この後、
このレジストをマスクとしてシリコン酸化膜14及びゲ
ート電極16をパターニングする。これにより、低濃度
不純物層18上に形成されたコンタクトホール20を開
口し、束ねられたゲート電極16を分離する。シリコン
酸化膜14のエッチングには、例えば弗素系ガスを用い
たドライエッチングを用い、ゲート電極16のエッチン
グには、例えば燐酸系水溶液を用いたウェットエッチン
グを用いる。シリコン酸化膜14のエッチングとゲート
電極16のエッチングは、いずれを先に行っても差し支
えない。
【0027】なお、コンタクトホール20は、ゲート電
極のエッジより2μm以内の領域に形成することが望ま
しい。2μm以上の間隔をおいてコンタクトホール20
を形成すると、トランジスタのオン電流が著しく減少す
るからである。レジストを除去した後、ゲート電極1
6、シリコン酸化膜14をマスクとしてPイオンをイオ
ン注入し、コンタクトホール20内に露出した領域の多
結晶シリコン膜12に高濃度不純物層22を形成する。
このとき、コンタクトホール20内部の多結晶シリコン
膜12にのみ不純物が導入されるように注入エネルギー
を設定し、高濃度不純物層22のシート抵抗が数百〜数
kΩ程度になるように注入量を調整することが望まし
い。このように形成した高濃度不純物層22が、LDD
構造の高濃度不純物領域となる(図2(c))。
【0028】次いで、スパッタ法により、膜厚約50n
mのTi(チタン)膜と、膜厚約300nmのAl膜と
を連続して堆積し、通常のリソグラフィー工程とエッチ
ング工程によりパターニングする。Ti膜とAl膜より
なる積層膜のエッチングは、例えば、塩素系ガスを用い
たドライエッチングにて行う。こうして、コンタクトホ
ール20を介して高濃度不純物層22に接続されたソー
ス電極24、ドレイン電極26を形成する(図3
(a))。
【0029】この後、層間絶縁膜28を成膜し、この層
間絶縁膜28を介してソース電極24に接続された画素
電極30、ドレイン電極26に接続されたドレインバス
ライン34を形成し、薄膜トランジスタマトリクス装置
を構成する(図3(b))。このようにして薄膜トラン
ジスタを製造することにより、多結晶シリコン膜12の
パターニング、ゲート電極16のパターニング、コンタ
クトホール20の開口、ソース電極24・ドレイン電極
26のパターニング、の計4回のリソグラフィー工程に
よりTFTを製造することができる。従って、従来の薄
膜トランジスタの製造方法と比較してリソグラフィー工
程を1工程削減することができるので、工程の簡略化が
図られるとともに製造コストを低減することができる。
【0030】このように、本実施形態によれば、ゲート
絶縁膜となるシリコン酸化膜14にコンタクトホール2
0を形成するとともに、その内部に露出する多結晶シリ
コン膜12に高濃度不純物層22を形成するので、LD
D構造を有する薄膜トランジスタを製造する場合にも、
従来の製造方法と比較してリソグラフィー工程を減少す
ることができる。これにより、製造工程を簡略にし、製
造コストを削減することができる。
【0031】なお、上記実施形態では、コンタクトホー
ル20の形成前に低濃度不純物層18を形成したが、コ
ンタクトホール20を開口した後に形成してもよい。こ
の場合、高濃度不純物層22を形成するイオン注入工程
を連続して行うことができる。低濃度不純物層18を形
成するイオン注入工程と、高濃度不純物層22を形成す
るイオン注入工程は、いずれを先に行ってもよい。
【0032】次に、本発明の第2実施形態による薄膜ト
ランジスタ及びその製造方法について図4及び図5を用
いて説明する。図1乃至図3に示す第1実施形態による
薄膜トランジスタ及びその製造方法と同一の構成要素に
は同一の符号を付し、説明を簡略にし、又は省略する。
図4は本実施形態による薄膜トランジスタの構造を示す
概略断面図、図5は本実施形態による薄膜トランジスタ
の製造方法を示す工程断面図である。
【0033】本実施形態による薄膜トランジスタは、第
1実施形態による薄膜トランジスタにおけるソース電極
24、ドレイン電極26が、ゲート電極16上に形成さ
れた層間絶縁膜28と、シリコン酸化膜14を通して開
口されたコンタクトホール20を介して形成されている
ことに特徴がある。すなわち、このように構成すること
により、ドレインバスラインを、ドレイン電極26と同
一の導電層により構成することを可能としている。
【0034】次に、本実施形態による薄膜トランジスタ
の製造方法を、図5を用いて説明する。まず、第1実施
形態による薄膜トランジスタの製造方法と同様にして、
ガラス基板10上に多結晶シリコン膜12、シリコン酸
化膜14、ゲート電極16を形成し、ゲート電極16を
マスクとして多結晶シリコン基板12に低濃度不純物層
18を形成する(図2(a)及び図2(b))。
【0035】次いで、全面に層間絶縁膜28を堆積す
る。続いて、ゲート電極16の端部より両側1〜2μm
外側にコンタクトホールが開口できるように、また、陽
極酸化するために束ねたゲート電極16を分離できるよ
うにレジストのパターニングを行う。この後、このレジ
ストをマスクとしてシリコン酸化膜14及びゲート電極
16をパターニングする。これにより、低濃度不純物層
18上に形成されたコンタクトホール20を開口し、束
ねられたゲート電極16を分離する。
【0036】レジストを除去した後、層間絶縁膜28を
マスクとしてPイオンによるイオン注入を行い、コンタ
クトホール20内に露出した領域の多結晶シリコン膜1
4に高濃度不純物層22を形成する。このように形成し
た高濃度不純物層22が、LDD構造の高濃度不純物領
域となる(図5(a))。次いで、スパッタ法により、
膜厚約50nmのTi膜と、膜厚約300nmのAl膜
とを連続して堆積し、通常のリソグラフィー工程とエッ
チング工程によりパターニングする。こうして、コンタ
クトホール20を介して高濃度不純物層22に接続され
たソース電極24、ドレイン電極26、ドレインバスラ
イン34を形成する(図5(b))。
【0037】この後、第1実施形態による薄膜トランジ
スタの製造方法と同様にして、層間絶縁膜36を介して
ソース電極24に接続された画素電極30を形成し、薄
膜トランジスタマトリクス装置を構成する。このように
して薄膜トランジスタマトリクス装置を製造することに
よっても、多結晶シリコン膜12のパターニング、ゲー
ト電極16のパターニング、コンタクトホール20の開
口、ソース電極24・ドレイン電極26のパターニン
グ、の計4回のリソグラフィー工程によりTFTを製造
することができる。従って、従来の薄膜トランジスタマ
トリクス装置の製造方法と比較してリソグラフィー工程
を1工程削減することができるので、工程の簡略化が図
られるとともに製造コストを低減することができる。
【0038】このように、本実施形態によれば、ゲート
絶縁膜となるシリコン酸化膜14と、層間絶縁膜36を
介してコンタクトホール20を形成するとともに、その
内部に露出する多結晶シリコン膜12に高濃度不純物層
22を形成するので、LDD構造を有する薄膜トランジ
スタを製造する場合にも、従来の製造方法と比較してリ
ソグラフィー工程を減少することができる。これによ
り、製造工程を簡略にし、製造コストを削減することが
できる。
【0039】また、ドレイン電極26と、ドレインバス
ライン36とを同一の導電層により形成することができ
る。なお、上記実施形態は本発明の代表的な適用例であ
り、本発明はこれら実施形態に限定されるものではな
い。特に、各プロセス条件等は、その構造やルールに応
じて適宜最適化することが望ましい。
【0040】また、上記実施形態では、ソース電極を介
して画素電極を設けたが、画素電極を構成する導電膜と
ソース拡散層とを直接接続してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、絶縁性基
板上に形成された半導体層と、半導体層上に形成され、
コンタクトホールが開口されたゲート絶縁膜と、ゲート
絶縁膜上に形成されたゲート電極と、ゲート電極が形成
されていない領域の半導体層に形成された第1の不純物
領域と、コンタクトホール内に露出した第1の不純物領
域内に形成され、第1の不純物領域より不純物濃度が高
い第2の不純物領域とをそれぞれ有するソース領域とド
レイン領域とにより薄膜トランジスタを構成するので、
LDD構造を有する薄膜トランジスタの製造工程を簡略
にできる。
【0042】また、上記の薄膜トランジスタにおいて、
ゲート電極上に形成された絶縁膜を更に設け、コンタク
トホールを、絶縁膜とゲート絶縁膜を貫通して形成すれ
ば、LDD構造を有する薄膜トランジスタの製造工程を
複雑にすることなく、画素電極やドレインバスライン
を、直接ソース領域やドレイン領域に接続することがで
きる。
【0043】また、上記の薄膜トランジスタにおいて、
コンタクトホールを、ゲート電極のエッジより2μm以
内の領域に形成すれば、LDD構造の薄膜トランジスタ
の電流駆動能力を最適にすることができる。また、平行
に配された複数のドレインバスラインと、ドレインバス
ラインと直交する方向に平行に配された複数のゲートバ
スラインと、ドレインバスラインとゲートバスラインと
の各交差部に設けられた上記の薄膜トランジスタと、薄
膜トランジスタのソース領域に接続された画素電極とに
より薄膜トランジスタマトリクス装置を構成するので、
LDD構造の薄膜トランジスタを有する薄膜トランジス
タマトリクス装置の製造工程を簡略にできる。
【0044】また、絶縁性基板上に半導体層を形成する
半導体層形成工程と、半導体層が形成された絶縁性基板
上に、ゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜を堆積する第1
の絶縁膜堆積工程と、第1の絶縁膜上にゲート電極を形
成するゲート電極形成工程と、第1の絶縁膜に、半導体
層上に開口されたコンタクトホールを形成するコンタク
トホール形成工程とを有する薄膜トランジスタの製造方
法であって、ゲート電極形成工程よりも後の工程に、ゲ
ート電極が形成されていない領域の半導体層に第1の絶
縁膜を通して第1の不純物を導入し、半導体層に第1の
不純物領域を形成する第1の不純物導入工程を行い、コ
ンタクトホール形成工程よりも後の工程に、コンタクト
ホール内に露出した第1の不純物領域内に第2の不純物
を導入し、第1の不純物領域より不純物濃度が高い第2
の不純物領域を形成する第2の不純物導入工程を行うの
で、従来の薄膜トランジスタの製造方法よりも製造工程
を簡略にしつつLDD構造の薄膜トランジスタを製造す
ることができる。
【0045】また、上記の薄膜トランジスタの製造方法
において、第1の不純物導入工程は、コンタクトホール
形成工程の後に行うことができる。また、上記の薄膜ト
ランジスタの製造方法において、第2の不純物導入工程
は、第1の不純物導入工程の後に行うことができる。ま
た、上記の薄膜トランジスタの製造方法において、第1
の不純物導入工程の後、コンタクトホール形成工程の前
に、層間絶縁膜となる第2の絶縁膜を堆積する第2の絶
縁膜堆積工程を更に行い、コンタクトホール形成工程で
は、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜を貫通するコンタクト
ホールを開口すれば、画素電極やドレインバスライン
を、直接ソース領域やドレイン領域に接続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ
の構造を示す平面図及び断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ
の製造方法を示す平面図及び断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による薄膜トランジスタ
の製造方法を示す平面図及び断面図(その2)である。
【図4】本発明の第2実施形態による薄膜トランジスタ
の構造を示す平面図及び断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による薄膜トランジスタ
の製造方法を示す平面図及び断面図である。
【図6】従来の薄膜トランジスタの製造方法を示す工程
断面図である。
【符号の説明】
10…ガラス基板 12…多結晶シリコン膜 14…シリコン酸化膜 16…ゲート電極 18…低濃度不純物層 20…コンタクトホール 22…高濃度不純物層 24…ソース電極 26…ドレイン電極 28…層間絶縁膜 30…画素電極 32…ゲートバスライン 34…ドレインバスライン 36…層間絶縁膜 40…ガラス基板 42…多結晶シリコン膜 44…シリコン酸化膜 46…Al膜 48…ゲート電極 50…低濃度不純物層 52…高濃度不純物層 54…層間絶縁膜 56…ソース電極 58…ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 友孝 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大堀 達也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に形成された半導体層と、 前記半導体層上に形成され、コンタクトホールが開口さ
    れたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極が形成されていない領域の前記半導体層
    に形成された第1の不純物領域と、前記コンタクトホー
    ル内に露出した前記第1の不純物領域内に形成され、前
    記第1の不純物領域より不純物濃度が高い第2の不純物
    領域とをそれぞれ有するソース領域とドレイン領域とを
    有することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜トランジスタにおい
    て、 前記ゲート電極上に形成された絶縁膜を更に有し、 前記コンタクトホールは、前記絶縁膜と前記ゲート絶縁
    膜を貫通して形成されていることを特徴とする薄膜トラ
    ンジスタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の薄膜トランジスタ
    において、 前記コンタクトホールは、前記ゲート電極のエッジより
    2μm以内の領域に形成されていることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 平行に配された複数のドレインバスライ
    ンと、 前記ドレインバスラインと直交する方向に平行に配され
    た複数のゲートバスラインと、 前記ドレインバスラインと前記ゲートバスラインとの各
    交差部に設けられた請求項1乃至3のいずれかに記載の
    薄膜トランジスタと、 前記薄膜トランジスタの前記ソース領域に接続された画
    素電極とを有することを特徴とする薄膜トランジスタマ
    トリクス装置。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板上に半導体層を形成する半導
    体層形成工程と、 前記半導体層が形成された前記絶縁性基板上に、ゲート
    絶縁膜となる第1の絶縁膜を堆積する第1の絶縁膜堆積
    工程と、 前記第1の絶縁膜上にゲート電極を形成するゲート電極
    形成工程と、 前記第1の絶縁膜に、前記半導体層上に開口されたコン
    タクトホールを形成するコンタクトホール形成工程とを
    有する薄膜トランジスタの製造方法であって、 前記ゲート電極形成工程よりも後の工程に、前記ゲート
    電極が形成されていない領域の前記半導体層に第1の絶
    縁膜を通して第1の不純物を導入し、前記半導体層に第
    1の不純物領域を形成する第1の不純物導入工程を、 前記コンタクトホール形成工程よりも後の工程に、前記
    コンタクトホール内に露出した前記第1の不純物領域内
    に第2の不純物を導入し、前記第1の不純物領域より不
    純物濃度が高い第2の不純物領域を形成する第2の不純
    物導入工程を有することを特徴とする薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の薄膜トランジスタの製造
    方法において、 前記第1の不純物導入工程は、前記コンタクトホール形
    成工程の後に行うことを特徴とする薄膜トランジスタの
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の薄膜トランジスタの製造
    方法において、 前記第2の不純物導入工程は、前記第1の不純物導入工
    程の後に行うことを特徴とする薄膜トランジスタの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の薄膜トランジスタの製造
    方法において、 前記第1の不純物導入工程の後、前記コンタクトホール
    形成工程の前に、層間絶縁膜となる第2の絶縁膜を堆積
    する第2の絶縁膜堆積工程を更に有し、 前記コンタクトホール形成工程では、前記第1の絶縁膜
    と前記第2の絶縁膜を貫通するコンタクトホールを開口
    することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
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