JPH09232268A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH09232268A
JPH09232268A JP8031034A JP3103496A JPH09232268A JP H09232268 A JPH09232268 A JP H09232268A JP 8031034 A JP8031034 A JP 8031034A JP 3103496 A JP3103496 A JP 3103496A JP H09232268 A JPH09232268 A JP H09232268A
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JP
Japan
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substrate
roller
transfer
transport
liquid
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JP8031034A
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English (en)
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Iwao Tanaka
巌 田中
Yoshihiko Matsushita
佳彦 松下
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であるとともに、基板の幅寸法に
拘らず適量の処理液を基板に供給して処理ができるよう
にする。 【解決手段】 搬送方向に所定の間隔で傾斜した回転軸
を有する搬送ローラ50が並設された基板搬送装置5
と、上記併設された搬送ローラ50の間において基板B
の搬送方向と直交する方向に設けられた支持軸61で回
動可能に支持されるとともに搬送される基板Bの下位端
縁を支持するサイドローラ64を備えた位置保持手段6
と、上記基板Bの上位側位置で基板Bの搬送方向に沿っ
て配置され基板Bの表面に処理液を供給するリキッドナ
イフ31bとを備えている。位置保持手段6は、基板搬
送装置5により搬送される基板Bの幅寸法に応じて基板
Bの上位側位置を一致させるべく、搬送ローラ50と平
行な方向へ移動可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枚葉状被処理物で
ある基板を基板搬送手段によって傾斜姿勢で搬送しなが
ら所定の処理液を供給することによって処理する基板処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フォトレジスト塗布液、感光性ポ
リイミド樹脂、カラーフィルター用の染色剤などの薄膜
が表面に形成された液晶用のガラス基板、フォトマスク
用のガラス基板等の枚葉状を呈した基板は、基板処理装
置に沿って敷設された搬送装置によって搬送されつつ、
基板処理装置内で所定の処理液が供給され、これによっ
て基板の表面に所定の処理が施されるようになってい
る。
【0003】上記搬送装置は、搬送方向に沿って並設さ
れた多数の搬送ローラによって水平な基板搬送路が形成
されており、各搬送ローラを同一方向に同期回転するこ
とで、搬送ローラ上に載置された基板を基板搬送経路上
で水平方向に搬送されるようにしている。
【0004】近年、各搬送ローラを、搬送方向に直交す
る面内において幅方向で斜めになるように配設した基板
搬送装置が提案されている。かかる傾斜式の基板搬送装
置は、基板上の液の置換が迅速に行われる他、液切れが
良好となる。
【0005】ところで、基板搬送経路を上記のように傾
斜させると、搬送中の基板が傾斜方向に位置ずれするた
め、従来、下位側搬送ローラの外方に鍔部を設けて、位
置を保持するようにしていたが、下位側搬送ローラに載
置された基板は、下位側搬送ローラの軸心周りの時計方
向の回転によって搬送方向に移動する一方、鍔部は、端
縁に対して斜め上、横、斜め下方の相対移動を行うた
め、これらの移動成分によって基板の端縁と鍔部の内側
面とが互いにこすれ合い、基板の端縁が削られて微細な
塵であるパーティクルが生成し、基板が汚染されるおそ
れがあるという問題が生じる。
【0006】かかる問題を解消するものとして、特開平
7−283185号公報には、上記傾斜姿勢で搬送され
る基板の下位側端縁を、基板搬送面の幅方向に直交する
軸を有する基板端面送りローラの外周面で受けるように
したものが記載されている。上記基板端面送りローラ
は、その軸がローラ回転軸の下位側端面に対向して設け
られている。こうすることで基板の搬送に伴い、基板の
下位側端縁に当接している基板端面送りローラが回転す
るため、基板端縁とローラとのこすれ合いによるパーテ
ィクルの発生が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで特開平7−2
83185号公報に記載されている基板端面送りロ−ラ
は、その軸がローラ回転軸の下位側端面に対向する位置
に設けられ、基板端面送りローラの軸と、搬送ローラの
軸の延びる方向とが互いに干渉し合うため、各軸の軸受
構造が複雑になるという問題点を有している。また搬送
装置によって搬送し得る基板の幅寸法(基板の搬送方向
と直交する基板寸法を指す)が最大幅寸法の基板の最上
位側まで処理液が供給されるように、基板搬送路の幅方
向の全長に亘って延びた散液管が配設されているため、
最大幅寸法の基板より幅寸法の小さな基板が処理される
ときには、散液管の上位側から噴出された処理液は基板
に供給されないにもかかわらず、常に最大処理幅寸法の
基板処理に必要な処理液流量を確保しなければならす、
処理液供給ポンプの容量が大型化するという問題点を有
していた。
【0008】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、構造が簡単であるとともに、
基板の幅寸法に拘らず適量の処理液を基板に供給して処
理ができる処理液供給手段を備えた基板処理装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送方向に所定の間隔で傾斜した回転軸を有する搬送ロ
−ラが並設された基板搬送手段と、上記併設された搬送
ロ−ラの間において基板の搬送方向と直交する方向に設
けられた支持軸で回動可能に支持されるとともに搬送さ
れる基板の下位端縁を支持する回転体を備えた位置保持
手段と、上記基板の上位側位置で基板の搬送方向に沿っ
て配置され基板の表面に処理液を供給する処理液供給手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、回転軸の傾斜による搬
送ロ−ラの傾斜によって傾斜姿勢で搬送される基板はそ
の下位側端縁が、併設された搬送ロ−ラの間に設けられ
た位置保持手段の回転体の周面に当止し、これによって
傾斜姿勢の基板の滑落が防止される。そして、基板の搬
送に伴って基板の端縁に当接している回転体は支持軸回
りに回転する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、上記位置保持手段は、基板搬送手段によ
り搬送される基板の幅寸法に応じて基板の上位側位置を
一致させるべく、搬送ロ−ラと平行な方向へ移動可能に
設けられていることを特徴とするものである。
【0012】この発明によれば、基板搬送手段により搬
送される基板の幅寸法に応じて基板の上位側位置を一致
させるべく、上記搬送ローラと平行な方向に回転体を移
動させ得るようになっている。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る基板処理装
置1の一実施形態を示す概略構成図である。基板処理装
置1は、前工程からの基板Bを受け入れる基板導入部
2、内部に基板Bの処理空間を有する処理装置本体3、
および処理後の基板Bを後工程に受け渡す基板導出部4
が直列に配設されて形成されている。そして基板処理装
置1は、基板導入部2、処理装置本体3および基板導出
部4の順に基板Bを搬送しつつ基板Bに所定の処理を施
すものである。
【0014】本実施形態においては、基板Bを搬送する
基板搬送装置(基板搬送手段)5としてローラコンベア
が適用されている。このローラコンベアは、基板Bの搬
送方向(図1の左方から右方に向かう方向)に直交する
方向に支持軸を配した複数の搬送ローラ50が等ピッチ
で搬送方向に並設されて形成されている。かかる搬送ロ
ーラ50の並設ピッチは基板Bの搬送方向の寸法の数分
の1に設定され、これによって基板Bは複数の搬送ロー
ラ50によって支持され得るようにしている。そして、
回転駆動している複数の搬送ローラ50上に基板Bを載
置することにより、基板Bは各搬送ローラ50の同一方
向の同期回転に伴って搬送方向(図1の右方)に向けて
搬送されるようになっている。
【0015】基板Bは、前工程からコンベアあるいはロ
ボット等の上流側引継ぎ手段20を介して基板導入部2
に移され、ついで基板搬送装置5の駆動によって基板導
入部2から処理装置本体3に導入され、ここで搬送ロー
ラ50によって搬送されつつ基板Bに所定の処理が施さ
れた後、基板導出部4に移送され、その後、基板導出部
4の下流端でコンベアあるいはロボット等からなる下流
側引継ぎ手段40を介して次工程に向けて導出されるよ
うになっている。
【0016】処理装置本体3内においては、上記各搬送
ローラ50はその軸心が基板Bの搬送方向に対して直交
する面内であって、水平方向に対して傾斜して設けられ
ている(図2)。処理装置本体3内の各搬送ローラ50
の傾斜角度は全て同一角度に設定されている。これら搬
送ローラ50の上部に基板Bが通過する基板搬送経路5
aが形成され、これによって基板Bは処理装置本体3内
において傾斜姿勢で基板搬送経路5aを搬送されつつ所
定の処理が施されるようになっている。
【0017】上記基板導入部2は、上流側引継ぎ手段2
0(図1)からの基板Bを一旦受け取る基板受入れ部2
1と、この基板受入れ部21の直下流側に設けられた基
板移載部22とを備えて形成されている。基板Bは、上
流側引継ぎ手段20から一旦この基板受入れ部に水平姿
勢で供給され、基板移載部22において傾斜姿勢に変更
され、基板通過口3aを通って処理装置本体3に導入さ
れるようにしている。
【0018】上記処理装置本体3は、本実施形態におい
ては、薬洗部31、水洗部32、および乾燥部37が直
列に配設されて形成されている。薬洗部31は、搬送ロ
ーラ50によって搬送されつつある基板Bの表面に所定
の薬液を供給して基板Bを洗浄(薬洗)するためのもの
であり、内部に搬送ローラ50が敷設された薬洗槽31
a、この薬洗槽31a内に搬送ローラ50で搬送中の基
板Bの表面の上位側に薬液を吐出するリキッドナイフ3
1b、薬液を貯留する薬液槽31c、および、この薬液
槽31c内の薬液をリキッドナイフ31bに供給する薬
液ポンプ31dを備えている。なお、図1に示す例で
は、上記リキッドナイフ31bの他に、基板搬送経路5
aの下方に散液孔を上方に向けた基板Bの裏面処理用の
通常の散液ノズルも設けられている。
【0019】上記リキッドナイフ31b(図2)は、薬
洗槽31a内で前後方向に延びるナイフ本体311と、
このナイフ本体311の下部に延設された側面視で先細
りのノズル部312とを備えて形成され、ナイフ本体3
11には前後方向に延びる薬液通路313が設けられて
いるとともに、ノズル部312の下端部には上記薬液通
路313に連通し、かつ、前後方向に延びるスリット状
の吐出口314が設けられている。
【0020】かかるリキッドナイフ31bは、幅方向に
傾斜した基板搬送経路5aの上位側の上方に、吐出口3
14を基板Bの上位側の表面側端縁に向けられた状態で
配設されている。薬液は、このリキッドナイフ31bの
吐出口314から傾斜姿勢で搬送中の基板Bの表面の上
位側端縁に吐出され、基板Bの傾斜に沿って流下し、こ
れによって基板Bの表面が薬液処理されるようになって
いる。そして、薬洗槽31a内でリキッドナイフ31b
から吐出され、基板Bの薬洗に使用された後の薬液は、
薬液槽31cに返され、循環使用される。
【0021】また、処理装置本体3内の基板搬送経路5
aの上下には、基板搬送経路5aに直交した軸心や、ま
たは基板搬送経路5aと平行に横断して設けられた軸心
回りに回転する複数個のブラシが設けられ、基板搬送経
路5aを搬送されつつある基板Bの表面はこれらのブラ
シでブラッシング処理されるようになっている。ブラシ
としては、前者の場合は円盤の底面に植毛されたディス
クブラシや、また後者の場合は円筒体の外周面に植毛さ
れたロータリーブラシ等が用いられている。そして毛先
を基板Bの表裏面に当接させた状態でのこれらブラシの
軸心回りの回転によって、基板Bは表裏面が薬液付与状
態でブラッシング処理され、清浄化されるようになって
いる。
【0022】このように、基板Bはリキッドナイフ31
bから帯状で吐出される薬液が、基板Bの傾斜面に沿っ
て流下するため、短い時間で高い処理作用が得られる。
しかも、薬液の基板Bの傾斜面に沿った速やかな流下に
よって、薬液が液流状態で基板B上の流下路から外れる
ことはなく、従って、基板Bによる薬液の持ち出し量も
低減されるとともに、薬液の消費量も低減され、また、
良好な液切りが行われることになる。
【0023】上記水洗部32は、搬送ローラ50によっ
て搬送されつつある薬洗後の基板Bに純水等の洗浄水を
供給して洗浄(水洗)するためのものであり、内部に搬
送ローラ50が敷設された水洗槽32aを備えている。
この水洗槽32aの内部は、仕切壁によって上流側から
低圧水供給部33、高圧水供給部34、超音波洗浄水供
給部35、および純水供給部36に区分されている。
【0024】上記水洗槽32aの上流側および下流側の
壁面ならびに各仕切壁には基板通過口3aが開口されて
いる。そして、薬洗部31から導出された基板Bは、上
流端の基板通過口3aから水洗槽32a内に導入され、
ついで各仕切壁の基板通過口3aを通って低圧水供給部
33、高圧水供給部34、超音波洗浄水供給部35、お
よび純水供給部36に順次導入され、所定の水洗処理が
施されたのち下流端の基板通過口3aから乾燥部37に
向けて導出されるようになっている。
【0025】上記低圧水供給部33は、基板搬送経路5
aを挟むように上下に配設された低圧水供給ノズル33
aを有し、高圧水供給部34は同様に配設された高圧水
供給ノズル34aを有している。また、超音波洗浄水供
給部35には、基板搬送経路5aを通過する基板Bの表
面に吐出口を向けた超音波水供給ノズル35aが設けら
れ、純水供給部36には基板搬送経路5aを挟むように
上下に配設された純水供給ノズル36aが設けられてい
る。
【0026】上記低圧水供給ノズル33aのうち基板搬
送経路5aの上方に設けられているものは、基板Bの搬
送方向に直交した方向でかつ搬送路5aと平行に延びる
細長いスリット状の液吐出口を備えた、いわゆる液ナイ
フが用いられているとともに、同基板搬送経路5aの下
方に設けられているものは、円形あるいは楕円形等の散
液孔を備えた通常のコーンタイプあるいは扇状タイプ等
のノズルが採用されている。
【0027】一方、水洗部32の近傍には第1水槽32
bおよび第2水槽32cが配置され、第1水槽32bと
低圧水供給ノズル33aとの間に低圧水ポンプ33bが
設けられている。そして、第1水槽32b内の洗浄水
は、低圧水ポンプ33bの駆動によって汲み上げられ、
低圧水供給ノズル33aから基板Bの表裏面に供給さ
れ、これによって基板Bに対する第1段階の水洗処理が
施されるようになっている。そして、低圧水供給ノズル
33aから吐出された洗浄水は、第1水槽32bに返送
されるようになっている。
【0028】また、第1水槽32bと高圧水供給ノズル
34aとの間には高圧水ポンプ34bが設けられてい
る。そして、第1水槽32b内の洗浄水は、高圧水ポン
プ34bの駆動によって汲み上げられ、高圧水供給ノズ
ル34aから基板Bの表裏面に向けて高圧で噴射され、
基板Bに対する第2段階の洗浄処理が行われるようにな
っている。そして高圧水供給ノズル34aから噴射さ
れ、基板Bを水洗した後の洗浄水は第1水槽32bに戻
される。
【0029】上記第2水槽32cと超音波水供給ノズル
35aとの間には汲上げポンプ35bが介設され、この
駆動によって第2水槽32c内の洗浄水が超音波水供給
ノズル35aに供給されるようになっている。
【0030】超音波水供給ノズル35aは、洗浄水に超
音波振動を付与する機能を備えたノズルであり、内部に
図略の超音波発振器を有している。超音波水供給ノズル
35aに供給された洗浄水はこの超音波発振器によって
略1.5MHzの振動が付与された状態で吐出口から吐
出され、この洗浄水の超音波振動によって基板Bに対す
る第3段階の洗浄処理が施されることになる。そして、
超音波水供給ノズル35aから基板Bに供給された洗浄
水は基板Bの表面を洗浄した後、第2水槽32cに返送
されるようにしている。
【0031】上記純水供給部36は、基板Bに最終段階
(第4段階)の洗浄処理を施す部分であり、純水を用い
て洗浄される。具体的には、純水供給ノズル36aに純
水源36bからの純水が供給されるようになっており、
基板搬送経路5aを通過中の基板Bの表裏面に純水を供
給することによって仕上げの洗浄処理を行うようにして
いる。
【0032】この純水供給部36においては、基板搬送
経路5aの上方に液ナイフタイプの純水供給ノズル36
aが設けられ、これからの純水の吐出によって基板Bの
表面が洗浄されるとともに、基板搬送経路5aの下方に
は通常のコーンタイプ等の純水供給ノズル36aが設け
られ、これによって基板Bの裏面が洗浄されるようにな
っている。そして、純水供給ノズル36aから吐出され
た純水は、基板Bの表裏面を洗浄した後、第2水槽32
cに戻すようにしている。
【0033】このような一連の低圧水供給部33、高圧
水供給部34、超音波洗浄水供給部35および純水供給
部36からなる水洗部32においては、基板Bはその搬
送方向に直交する面内で傾斜した搬送ローラ50によっ
て傾斜姿勢で搬送されるようになっており、これによっ
て各供給部33,34,35,36で基板Bに供給され
た洗浄用の水は速やかに基板Bの傾斜面を流下するた
め、下流側の乾燥部37には最小限度の洗浄水しか持ち
込まれないようになっている。
【0034】上記乾燥部37は、水洗部32の純水供給
部36から導出された基板Bを乾燥するためのものであ
り、乾燥槽37aと、この乾燥槽37a内の基板搬送経
路5aを挟むように設けられた上下一対のエアーナイフ
37bとを備えている。上記乾燥槽37aの上流壁およ
び下流壁には基板通過口3aが開口され、これらの基板
通過口3aを介して乾燥槽37aに対する基板Bの搬入
および搬出が行われる。上記乾燥槽37aは、基板Bの
搬送方向に傾斜して対向させられたスリット状の気体吐
出口を有しており、この気体吐出口からの帯状の気流を
基板Bの表裏面に吹き付けることにより基板Bを乾燥す
るようにしている。
【0035】そして、各エアーナイフ37bは気体源3
7cに接続され、気体源37cからの高圧気体がエアー
ナイフ37bに供給されるようになっている。なお、本
実施形態においては、気体源37cとして高圧窒素ボン
ベが適用されている。また、乾燥槽37aの底部に溜っ
た純水は、第2水槽32cに導入されるようにしてい
る。
【0036】また、乾燥部37においても搬送ローラ5
0は処理装置本体3内と同様に基板Bの搬送方向に直交
する面内で水平方向に対して傾斜され、これによって基
板Bに付着している洗浄水の液切りが良好に行われるよ
うになっている。
【0037】上記基板導出部4は、基本的に上記基板導
入部2と左右対象で同様に構成され、乾燥部37からの
基板Bを受け取る基板移載部42と、この基板移載部4
2が受け取った基板Bを下流側引継ぎ手段40に引き渡
す基板引渡し部41とを備えて形成されている。そし
て、乾燥部37から傾斜姿勢で基板移載部42に導出さ
れた基板Bは、ここで水平姿勢に変更され、ついで基板
引渡し部41に送り出された後、下流側引継ぎ手段40
によって次工程に引き渡される。
【0038】図2は、基板搬送装置5の一実施形態を示
すための薬洗槽31aの一部切欠き斜視図であり、図3
は搬送ローラ50が敷設された状態を示す平面図であ
る。また、図4は同正面図であり、(イ)はサイドロー
ラ(回転体)64が最下位に位置した状態、(ロ)はサ
イドローラ64が上位側に移動した状態をそれぞれ示し
ている。まず図2に示すように、基板搬送装置5は、二
点鎖線の白抜き矢印で示す基板Bの搬送方向に直交する
面内で水平面に対して傾斜姿勢で並設された搬送ローラ
50、これら搬送ローラ50を駆動回転させる駆動機構
55、および、搬送ローラ50上の基板Bの位置ずれを
防止する位置保持手段6とを備えて形成されている。
【0039】上記搬送ローラ50は、薬洗槽31aの両
側壁間に基板搬送経路5aを横断して斜めに設けられた
にローラ軸51、このローラ軸51の下位側部に設けら
れた下位側ローラ52、同上位側部に設けられた上位側
ローラ53、この上位側ローラ53の外方に延設された
鍔ローラ54、およびローラ軸51の略中央部に設けら
れた中央部ローラ52aを備えている。
【0040】上記下位側ローラ52、中央部ローラ52
aおよび上位側ローラ53は径寸法が同一に設定されて
いる。下位側ローラ52と上位側ローラ53との対向面
間の距離は、最大サイズの基板Bの幅寸法よりも短く設
定され、これによって最大サイズの基板Bが下位側ロー
ラ52および上位側ローラ53上に架橋状態で載置し得
るようになっているとともに、最大サイズの基板Bより
も小さいサイズの基板Bが処理されるときは、基板Bは
位置保持手段6の駆動により後述するサイドローラ64
の上位への移動によって中央部ローラ52aと上位側ロ
ーラ53とによって支持されるようになっている。ま
た、各ローラ52,52a,53にはゴムや合成樹脂等
の柔軟性材料からなる摩擦係数の大きいOリング523
が外嵌され、基板BがOリング523上に載置されるこ
とにより各ローラ52,52a,53上での滑りを防止
して搬送バランスを保持するようにしている。
【0041】上記鍔ローラ54は、円錐台形状であっ
て、かつ、底面部分(図4の右方)が上位側ローラ53
よりも大径に設定されているとともに、上面部分(図4
の左方)が上位側ローラ53の径と同一の径に設定され
ている。この鍔ローラ54の円錐面によって基板Bの搬
送方向に直交する方向に対する振れが防止されるととも
に、基板導入部2の基板搬送経路5aと基板搬送装置5
の基板搬送経路5aとがずれていても、基板導入部2か
ら処理装置本体3へ基板Bを引き継ぐに際し、かかる引
継ぎずれを吸収し得るようにしている。
【0042】上記駆動機構55は、薬洗槽31aに近接
して外側下部に設けられた第1駆動モータ56、ローラ
軸51の下位側端部に設けられた従動プーリ57、上記
第1駆動モータ56の駆動力を各従動プーリ57に伝達
するタイミングベルト58を具備している。上記第1駆
動モータ56の駆動軸56bには駆動プーリ56aが取
り付けられているとともに、上記各従動プーリ57間の
下部には補助プーリ57aが設けられている。そして、
タイミングベルト58は、蛇行状態で従動プーリ57お
よび補助プーリ57aに張設された上で駆動プーリ56
aに張設され、第1駆動モータ56の駆動回転が駆動プ
ーリ56a、およびタイミングベルト58を介して各従
動プーリ57に伝達されるようになっている。
【0043】上記位置保持手段6は、図2〜図4に示す
ように、ローラ軸51の下位側の薬洗槽31aの側壁に
基板Bの搬送方向に沿って並設され、かつ、ローラ軸5
1の延びる方向に直交するように上下方向に延びる複数
の支持軸61、各支持軸61の上部に軸心回りに回転自
在に取り付けられたサイドローラ64、および上記支持
軸61を支持する可動支持体65、およびこの可動支持
体65をローラ軸51の延びる方向に平行に移動して位
置変更させる位置変更機構66を備えて形成されてい
る。
【0044】図5は、サイドローラ支持構造の一実施形
態を示す部分拡大断面図である。この図に示すように、
支持軸61は、上端側の小径部62と、この小径部62
から下方に延設された小径部62より径の大きい同心の
大径部63とからなり、サイドローラ64は上記小径部
62に嵌め込まれた状態で大径部63の段差部分に支持
されるようになっている。
【0045】上記サイドローラ64は、支持軸61の小
径部62に外嵌固定されるベアリング64a、このベア
リング64aに外嵌固定される支持ホイル64b、およ
びこの支持ホイル64bに外嵌固定される環状緩衝部材
64cから構成されている。上記支持ホイル64bは、
外周の両端部に外方に突出した一対の環状堰部を有して
おり、環状緩衝部材64cの内周部を上記環状堰部間に
嵌め込むことによって環状緩衝部材64cの支持ホイル
64bに対する装着状態が確実になるようにしている。
【0046】上記環状緩衝部材64cは、緩衝性能に優
れ、かつ摩擦係数の大きい例えばゴム製あるいは柔軟性
を有する合成樹脂製のものが採用され、これによって基
板Bの端縁部が環状緩衝部材64cの外周面に当接して
も、基板Bに損傷を与えることがないとともに、基板B
の移動によってその端縁が当接している環状緩衝部材6
4cを支持軸61回りに確実に連れ回りさせ得るように
している。
【0047】上記可動支持体65は、ローラ軸51の下
方において搬送方向に延びるように設けられた断面視で
コ字形状の長尺部材によって形成されている。かかる可
動支持体65は、帯板部65a、この帯板部65aの上
縁部から薬洗槽31a内に突設された上板部65b、お
よび帯板部65aの下縁部から上板部65bに平行にな
るように突設された下板部65cから形成されている。
そして、上記支持軸61は、大径部63が、上板部65
bおよび下板部65cに貫通して固定されている。
【0048】そして、大径部63が可動支持体65に固
定された状態でサイドローラ64の環状緩衝部材64c
の外周面が搬送ローラ50上に載置された基板Bの下位
側の端縁に当接するようにサイドローラ64の配設高さ
が設定されている。かかるサイドローラ64は、図2お
よび図3に示すように、各搬送ローラ50間の略中央部
に配設され、基板BがOリング523を介して複数の搬
送ローラ50の下位側ローラ52、中央部ローラ52a
および上位側ローラ53の三者に載置された状態、また
は中央部ローラ52aおよび上位側ローラ53の二者に
載置された状態で基板Bの下位側の端縁が複数のサイド
ローラ64の環状緩衝部材64cの外周面に当止し、こ
れによって基板Bの幅方向の位置ずれや滑落が防止され
るようになっている。
【0049】上記位置変更機構66は、図2に示すよう
に、薬洗槽31a内の上流端と下流端(図2では図示を
省略している)にローラ軸51に平行に配設されたスク
リュー軸67、このスクリュー軸67に螺合され、か
つ、上記可動支持体65に固定されたナット部材67
a、および上記スクリュー軸67を回転させる第2駆動
モータ68を備えている。
【0050】上記ナット部材67aは、可動支持体65
の上板部65bと下板部65cとの間に挾持された状態
で可動支持体65に固定されている。また、上記スクリ
ュー軸67は、下位側の略半分に雄ネジが螺設され、こ
の雄ネジが上記ナット部材67aに螺着された状態で下
位側の側部が可動支持体65の帯板部65aを貫通して
延設され、薬洗槽31aの側壁に固定されたベアリング
67bに軸心回りに回転可能で、かつ、軸心方向への移
動が規制された状態で支持されている。また、スクリュ
ー軸67の上位側の側部は薬洗槽31aの側壁に設けら
れたベアリング67b(図2)に支持されている。
【0051】上記第2駆動モータ68は、図2に示すよ
うに、薬洗槽31aの右側壁の外部に配置された架台6
8a上に据え付けられ、その駆動回転が駆動軸に設けら
れた駆動ギヤ68b、およびこの駆動ギヤ68bに噛合
した従動ギヤ68cを介してスクリュー軸67に伝達さ
れるようになっている。従って、第2駆動モータ68を
駆動することにより、その回転が各ギヤ68b,68c
を介してスクリュー軸67に伝達され、スクリュー軸6
7の回転によってそれに噛合しているナット部材67a
がスクリュー軸67の延びる方向に移動し、これによっ
て可動支持体65が同方向に移動し、可動支持体65に
付設されたサイドローラ64の位置が変更される。
【0052】かかる基板搬送装置5の構成によれば、第
1駆動モータ56を駆動することにより、各従動プーリ
57はタイミングベルト58を介して同一方向に従動回
転し、これによってすべての搬送ローラ50がローラ軸
51回りに図2における時計方向に同期回転し、搬送ロ
ーラ50上に載置されている基板Bは搬送方向(図2の
右方)に搬送されることになる。
【0053】そして、傾斜している搬送ローラ50上に
載置された基板Bは、その下位側の端縁が基板搬送経路
5aに沿ってその下位側に配設されたサイドローラ64
の外周面に当接されているため、基板Bの傾斜に沿った
位置ずれや滑落が防止されるとともに、搬送ローラ50
の回転による基板Bの移動によってサイドローラ64が
支持軸61回りに回転し、これによって基板とサイドロ
ーラ64の外周面とは互いにこすれ合うことが防止され
る。
【0054】従って、本発明に係る基板搬送装置5は、
従来のような鍔部の内側面で基板Bの端縁を支持するよ
うな搬送ローラを備え、これによって基板Bの位置ずれ
や滑り落ちを防止するようなものではなく、サイドロー
ラ64の周面で基板の下位端縁を受けるようにしている
ため、パーティクルが発生せず、従来のように鍔部の摩
耗によって基板Bの搬送不良が生じるようなことはな
く、傾斜姿勢の基板Bを常に安定して搬送し得るように
なるとともに、搬送ローラ50の交換頻度を低減させる
ことによるメンテナンスコストの低減に寄与し得るよう
になる。
【0055】また、図4の(イ)に示すように、可動支
持体65が最下位に位置している状態では、サイドロー
ラ64は、下位側ローラ52よりもさらに下位側に位置
しているため、幅寸法が下位側ローラ52から上位側ロ
ーラ53に亘る大型の基板Bを搬送することが可能にな
る。そして、幅寸法が大型の略半分の小型の基板Bを搬
送するときは、第2駆動モータ68(図2)を駆動し、
これによるスクリュー軸67の回転によってナット部材
67aを上位側に移動させることにより、図4の(ロ)
に示すように、可動支持体65が右方に移動してサイド
ローラ64が下位側ローラ52を越えて上位に移動し、
小型の基板Bは、中央部ローラ52aと上位側ローラ5
3とに載置され、サイドローラ64によって滑り止めさ
れた状態になる。
【0056】このように、本発明においては、基板Bの
傾斜姿勢の上位側を基準にして、下位側の位置をサイド
ローラ64の移動によって基板Bのサイズに合致するよ
うに基板搬送路の幅寸法を調節するものであるため、従
来のようにサイドローラ64の位置が固定されたもので
ある場合、上位側に設けられたリキッドナイフ31bか
らの薬液が基板Bに供給されず、従って確実な基板Bの
処理が行い得なくなるとともに、常に最大基板サイズに
合わせた薬液流量を維持するために大型のポンプを使用
しなければならないという不都合が生じず、基板Bを、
サイズに拘らず常に確実に、かつ、省スペースな小型の
ポンプで処理することが可能になる。
【0057】本発明は、以上の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも含むものである。 (1)上記の実施形態においては、基板搬送装置5は上
記のような薬洗槽31aおよび水洗槽32a内に設けら
れているが、本発明の基板搬送装置5は、薬洗槽31a
および水洗槽32a内に敷設されることに限定されるも
のではなく、基板Bを傾斜姿勢で搬送する必要性のある
部分においてはいずれの場所でも採用し得るものであ
る。例えば、上記の実施形態においては、基板移載部2
2,42に基板搬送装置5を適用してもよい。
【0058】(2)上記の実施形態においては、中央部
ローラ52aはローラ軸51に一体に設けられている
が、中央部ローラ52aをローラ軸に沿って移動可能に
してもよい。こうすることにより基板Bサイズの変更に
対する搬送ローラ50の対応性が向上する。
【0059】(3)上記の実施形態においては、基板B
の端縁に当接しているサイドローラ64は、基板Bの移
動によって回転するようにしているが、こうする代わり
に、基板Bの搬送速度に同期してサイドローラ64を駆
動回転させるようにしてもよい。こうすることによっ
て、基板Bの端縁に加わる負荷が軽減される。
【0060】(4)上記の実施形態においては、各搬送
ローラ50は第1駆動モータ56の駆動プーリ56aと
各従動プーリ57との間に張設されたタイミングベルト
58の周回移動によって従動するように構成されている
が、各従動プーリ57に代えて歯車を採用するととも
に、各歯車間に補助歯車を介在させ、この補助歯車を介
して各搬送ローラ50に回転力を伝達するようにしても
よい。
【0061】(5)上記の実施形態においては、サイド
ローラ64は、スクリュー軸67の回転による可動支持
体65の移動によって設定位置が変更されるようにして
いるが、このようにする代わりに、可動支持体65をシ
リンダの駆動によるピストンロッドの出没で行ったり、
ローラ軸51に平行に敷設されたレールに案内されなが
ら駆動手段の駆動によって移動するように構成してもよ
い。
【0062】(6)上記の実施形態においては、サイド
ローラ64の支持軸61は、ローラ軸51に対して直角
に、かつ、上下方向に延びるように設けられているが、
本発明は、支持軸61がローラ軸51に対して直角に設
定することに限定されるものではなく、支持軸61を基
板の搬送方向に直交するようにさえすれば、支持軸61
がローラ軸51に対して直角になっていなくてもよい。
この場合サイドローラを円錐台形状に形状設定し、その
周面で基板Bの下位側端縁を支持するようにすることが
好ましい。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送ロ−
ラにより傾斜姿勢で搬送される基板の下位側端縁を支持
する位置保持手段が、併設して設けられた搬送ロ−ラの
間に設けられているので、従来のように搬送ロ−ラの支
持軸線上に設けられているものより簡易な構成で設ける
ことができる。また回転体の周面と基板の端縁との間の
こすれ合いが起こらず、パーティクルの発生が抑制され
るとともに、回転体の摩耗も防止される。さらに処理液
供給手段は、常に上位側位置基準で処理液を供給するよ
うに設定されているため、基板の幅寸法の変更に拘わら
ず、基板面上に供給された処理液は基板の傾斜に沿って
流下し、基板の全面が効果的に処理される。従って、処
理液供給手段から供給する処理液の流量を、従来のよう
に処理する基板の最大幅寸法に対応した流量を確保する
必要が無く、小型なポンプが選択可能となり、装置が省
スペ−ス化できる。
【0064】また請求項2に記載の発明では、基板搬送
手段により搬送される基板の幅寸法に応じて基板の上位
側位置を一致させるべく、上記搬送ローラと平行な方向
に回転体を移動させ得るようになっているため、従来の
搬送ローラの下端面に対向して回転体を設けたものに比
べ、基板の幅寸法に対応して基板の上位側端縁を基準に
して位置保持手段の設定位置を簡易な機構で容易に変更
し得るようになる。
【0065】基板搬送手段は、第1サイズの基板と第1
サイズより幅広の第2サイズの基板を、搬送ローラによ
って傾斜姿勢で搬送可能に構成され、基板の下位側端縁
を外周面で支持する回転体を、第1、第2サイズの基板
の上位側の位置を一致させるように移動させることによ
り、第1、第2サイズの基板は上位側位置が一致した状
態で基板搬送手段によって搬送され得るようになってい
るとともに、処理液供給手段は、第1サイズの基板の表
面に処理液を供給するように配設されているため、ま
ず、下位側端縁が回転体の外周面に当止することによっ
て搬送中の基板の傾斜に沿った位置ずれや滑り落ちを確
実に防止することができるとともに、基板の移動に伴う
回転体の回転により基板の端縁との間のこすれ合を防止
することができ、その結果、基板の端縁の摩耗に起因し
たパーティクルの発生が確実に抑制され、パーティクル
による基板の汚染が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板処理装置の一実施形態を示す
概略構成図である。
【図2】基板搬送装置の一実施形態を示すための薬洗槽
の一部切欠き斜視図である。
【図3】搬送ローラが敷設された状態を示す平面図であ
る。
【図4】搬送ローラが敷設された状態を示す正面図であ
り、(イ)はサイドローラが最下位に位置した状態、
(ロ)はサイドローラが上位側に移動した状態をそれぞ
れ示している。
【図5】サイドローラ支持構造の一実施形態を示す部分
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 基板処理装置 2 基板導入部 3 処理装置本体 31 薬洗部 32 水洗部 31b リキッドナイフ 4 基板導出部 5 基板搬送装置(基板搬送手段) 50 搬送ローラ 51 ローラ軸 52 下位側ローラ 53 上位側ローラ 54 鍔ローラ 55 駆動機構 56 第1駆動モータ 56a 駆動プーリ 57 従動プーリ 58 タイミングベルト 6 位置保持手段 61 支持軸 62 小径部 63 大径部 64 サイドローラ(回転体) 64a ベアリング 64b 支持ホイル 64c 環状緩衝部材 65 可動支持体 66 位置変更機構 67 スクリュー軸 B 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に所定の間隔で傾斜した回転軸
    を有する搬送ロ−ラが並設された基板搬送手段と、 上記併設された搬送ロ−ラの間において基板の搬送方向
    と直交する方向に設けられた支持軸で回動可能に支持さ
    れるとともに搬送される基板の下位端縁を支持する回転
    体を備えた位置保持手段と、 上記基板の上位側位置で基板の搬送方向に沿って配置さ
    れ基板の表面に処理液を供給する処理液供給手段とを備
    えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 上記位置保持手段は、基板搬送手段によ
    り搬送される基板の幅寸法に応じて基板の上位側位置を
    一致させるべく、搬送ロ−ラと平行な方向へ移動可能に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板
    処理装置。
JP8031034A 1996-02-19 1996-02-19 基板処理装置 Pending JPH09232268A (ja)

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