JPH09232033A - 電気接続部品 - Google Patents

電気接続部品

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JPH09232033A
JPH09232033A JP8062145A JP6214596A JPH09232033A JP H09232033 A JPH09232033 A JP H09232033A JP 8062145 A JP8062145 A JP 8062145A JP 6214596 A JP6214596 A JP 6214596A JP H09232033 A JPH09232033 A JP H09232033A
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JP
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electric
electrical
electrical connection
connection component
component
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JP8062145A
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English (en)
Inventor
Yukio Noguchi
行男 野口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器に電線の束を部品点数も少ない簡単
な構成と容易な方法で確実に固定又は取外しができるコ
スト安な電気接続部品を提供することを目的にしてい
る。 【構成】 電気部品間を電線を介して電気的に接続する
ための電気接続部品において、他の電気部品を電気的に
接続する電線を接続又は結束する電気接続部品本体1
と、上記電気接続部品本体1に設けられた係止手段2
と、上記電気接続部品本体1に設けられて上記係止手段
2に対して係止される可撓性の被係止手段3とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続部品に関
するものである。更に詳しくは、複写機、ファクシミリ
装置、プリンタ等のOA機器、音響機器並びに家電製品
等の電子機器、電気機器において、電気部品と他の電気
部品を電線を介して電気的に接続するための電気接続部
品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気接続部品とは、例えば、複写機、フ
ァクシミリ装置、プリンタ等のOA機器、音響機器或は
家電製品等において、種々の電気部品間を電線を介して
電気的に接続する手段であり、電線を機器等に配回しす
る際に機器に電線を固定する手段をも兼ねる場合があ
る。電線を結束バンドでガイド板に固定するようにした
技術は公知である(実開昭62−2323号の公報を参
照)。然し、この種の結束バンドは電線本数の少ない電
源コードにおいては使用可能であるが、電線本数の多い
電子機器などの電線の束に適用した場合には、電線がば
らばらになりやすく、取り付け位置も決まりにくいこと
から、適切に電線束を固定することが困難であつた。
又、電子機器に電線の束を固定又は規制するために、別
途の支持部材や補強部材を使用するようにした技術も公
知である(実開平1−123860号の公報を参照)。
然し、この従来例では、電線の束に使用する専用の支持
部材や補強部材が必要であり、又、その形状が大きく複
雑な為に、生産コストが割高になるだけでなく、電線の
束が規制位置に必ずしも規制されるものではない。
【0003】図26乃至図28は従来の電気接続部品の
例を示す取付け状態説明図、配線用部材の斜視図、電気
接続部品の斜視図であり、各電子機器107には図示し
ない各電気部品への給電や電気部品相互間の信号伝達な
どを行う為の電気配線が接続されており、この電気配線
に於ては、リード線である複数本の電線106を束ねた
母線106a及び母線106aから分岐した後の分岐線
106b(106b1、106b2)を、所望の長さに
切断して、各種電気部品や中継用の接続部品に接続する
ことが行われる。電気接続部品101は、互いに着脱自
在に結合された2つの部分101a,101bから成
り、各電気接続部品101、101は、夫々母線106
aから分岐した分岐線106b1と分岐線106b2の
途中に配置されている。結束用部材103は電線106
を束にして結束するために用いられ、配線用部材102
は、結束用部材103によって結束された母線106a
及び分岐線106b1、106b2を、螺子102aで
電子機器107に固定するものである。又、この配線用
部材102は、電線106を束に結束した位置により、
分岐点の位置をも定める目安としても使用されている。
然し、電線106の束は、電子機器107のいろいろな
個所に這い廻っているが、電線106の束としての母線
106a及び複数の分岐線106bのすべてを、ばらば
らにならないように結束用部材103によって結束し、
又電子機器107へ固定する為に、更に、配線用部材1
02を別途設けなければならないから部品数が多くなる
言う点が不利であった。
【0004】また、電気部品や各電気部品を接続する為
の電線106やコネクタなどの電気接続部品101、又
はそれらからなる電線106の束を電子機器に固定する
ためには、配線用部材102や結束用部材103が必ず
必要であり、生産、製造、組立、組付といった工程等に
おいて、配線用部材102や結束用部材103は手作業
により組立と組付作業が行われているので、非常に作業
効率が悪くなると言う不具合もあった。また、電線10
6の束である母線106a及び母線106aから分岐し
た複数の分岐電線束106bを電子機器107に固定す
るために、更に、別部品の配線用部材102を使用する
ため、手間がかかり、その作業性も悪るくなると言う不
具合もあった。その上に、別々の配線用部材102を使
用することにより、分岐点の位置も定まらず、電線10
6の束を電子機器107に固定する位置も一定でないの
で、電子機器107に実装した場合、予め決まった位置
になかなか電線106の束が取り付けられなくなるだけ
でなく、取り付け位置を一定にするには、その為の作業
時間が余計に必要になる為、作業効率も低下すると言う
不具合もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電気接
続部品では、多数本の電線の束を固定することが困難で
あったり、電線の束の使用に専用の支持部材や補強部材
が必要でその形状が大きく複雑な為に生産コストが割高
になるだけでなく電線の束が規制位置に必ずしも規制さ
れなかったり、電線の束を結束する結束用部材の他に電
子機器へ固定する為の配線用部材を別途設けなければな
らなかったり、その為の固定の手間がかかり作業効率や
作業性も悪くなり、また取り付け位置を一定にするには
作業時間が余計に必要になる為に作業効率も低下すると
言う問題があった。そこで本発明の課題は、このような
問題点を解決するものである。即ち、電子機器に対して
電線の束を固定する際に、部品点数も少ない簡単な構成
と容易な方法で確実に固定又は取外しができるコスト安
な電気接続部品を提供することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、電気部品間を電線を介して電
気的に接続するための電気接続部品において、該電気接
続部品は、他の電気部品に電気的に接続した電線を接続
又は結束する電気接続部品本体と、上記電気接続部品本
体に設けられた係止手段と、上記電気接続部品本体に設
けられて上記係止手段に対して係止される可撓性の被係
止手段とを有することを特徴とする。請求項2の本発明
は、請求項1記載の電気接続部品において、上記電気接
続部品本体に複数の係止手段又は複数の被係止手段を設
けたことを主要な特徴とする。請求項3の本発明は、請
求項1又は2記載の電気接続部品において、上記電気接
続部品が、一体的に固定された固定手段を有する電気接
続部品であることを主要な特徴とする。請求項4の本発
明は、請求項3記載の電気接続部品において、上記固定
手段は、固定する為の係止爪を有することを主要な特徴
とする。請求項5の本発明は、請求項3記載の電気接続
部品において、上記固定手段は、固定する為の接着剤で
あることを主要な特徴とする。請求項6の本発明は、請
求項1、2、3、4又は5記載の電気接続部品におい
て、上記電気接続部品は、外周面に電線を保持する電線
保持手段を有することを特徴とする電気接続部品である
ことを主要な特徴とする。請求項7の本発明は、請求項
6記載の電気接続部品において、上記電線保持手段は、
電線の保持状態を解除する為に開閉する開放部を有する
電気接続部品であることを主要な特徴とする。請求項8
の本発明は、請求項6又は7記載の電気接続部品におい
て、上記電線保持手段は、電線抜けを防止する電線抜け
防止手段を有することを主要な特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成された電気接続部品は、請求
項1においては、電気部品間を電気的に接続する電線を
接続又は結束する電気接続部品を、電気接続部品本体
と、該本体から延びる係止手段と可撓性の被係止手段と
から構成し、この係止手段と被係止手段とにより電線を
接続又は結束するようにしたので、電子機器に電線の束
を部品点数の少ない簡単な構成と容易な方法で確実に固
定又は取外しができるコスト安な電気接続部品を提供す
ることが出来る。請求項2においては、電気部品間を電
気的に接続する電線を接続又は結束する電気接続部品本
体に複数の係止手段と複数の可撓性の被係止手段を係止
可能に設けて電線を接続又は結束するようにしたので、
電子機器に電線の束を一つは固定用に、他方は結束用に
と、複数の用途に使用することが可能になり、更に部品
点数も少ない簡単な構成と容易な方法で確実に固定又は
取外しができるコスト安な電気接続部品を提供すること
が出来る。請求項3においては、電気部品間を電気的に
接続する電線を接続又は結束する電気接続部品に係止手
段と可撓性の被係止手段を係止可能に設けて電線を接続
又は結束すると共に、本体に一体的に固定された固定手
段によって機器等の所定の位置に固定することができる
ようにしたので、電子機器に電線の束を更に部品点数も
減少した簡単な構成と共に組み付けの作業時間が短縮さ
れる容易な方法で確実に固定又は取外しができるコスト
安な電気接続部品を提供することが出来る。請求項4に
おいては、電気部品間を電気的に接続する電線を接続又
は結束する電気接続部品に係止手段と可撓性の被係止手
段を係止可能に設けて電線を接続又は結束すると共に、
本体に一体的に固定された係止爪によって機器等の所定
の位置に固定することができるようにしたので、電子機
器に電線の束を更に部品点数も減少した簡単な構成と共
に組み付けの作業時間が更に短縮される容易な方法で確
実に固定又は取外しができるコスト安な電気接続部品を
提供することが出来る。請求項5においては、電気部品
間を電気的に接続する電線を接続又は結束する電気接続
部品本体に係止手段と可撓性の被係止手段を係止可能に
設けて電線を接続又は結束すると共に、本体に一体的に
固定された固定手段の接着剤によって機器の所定の位置
に固定することができるようにしたので、電子機器に電
線の束を更に部品点数も減少した簡単な構成と共に組み
付けの作業時間と穴開け等の加工時間が更に短縮される
容易な方法で確実に固定又は取外しができるコスト安な
電気接続部品を提供することが出来る。請求項6におい
ては、電気部品間を電気的に接続する電線を接続又は結
束する電気接続部品に係止手段と可撓性の被係止手段を
係止可能に設けて電線を接続又は結束すると共に、本体
に一体的に固定された電線保持手段によって電線を保持
して固定することができるようにしたので、電子機器に
電線の束を更に部品点数も減少した簡単な構成と共に電
線の組み付けと取外しの作業時間が短縮される容易な方
法で所定の位置に電線を確実に固定又は取外しができる
コスト安な電気接続部品を提供することが出来る。請求
項7においては、電気部品間を電気的に接続する電線を
接続又は結束する電気接続部品本体に係止手段と可撓性
の被係止手段を係止可能に設けて電線を接続又は結束す
ると共に一体的に固定された開放部を有する電線保持手
段によって電線を保持して固定することができるように
したので、電子機器に電線の束を更に部品点数も減少し
た簡単な構成と共に電線の組み付けと取外しの作業時間
が更に短縮される容易な方法で所定の位置に電線を確実
に固定又は取外しができるコスト安な電気接続部品を提
供することが出来る。請求項8においては、電気部品間
を電気的に接続する電線を接続又は結束する電気接続部
品本体に係止手段と可撓性の被係止手段を係止可能に設
けて電線を接続又は結束すると共に、本体に一体的に固
定された電線抜け防止手段を有する電線保持手段によっ
て電線を保持して固定することができるようにしたの
で、電子機器に電線の束を更に部品点数も減少した簡単
な構成と共に電線の組み付けと取外しの作業時間が短縮
される容易な方法で所定の位置に電線を確実に固定又は
取外しができる電線抜けを防止するコスト安な電気接続
部品を提供することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1乃至図3は本発明の一
形態例の電気接続部品の使用状態を示す斜視図、側面
図、及び正面図であり、各図において、この電気接続部
品1は、樹脂等から成る直方体状の電気接続部品本体1
Aと、電気接続部品本体1Aの一方の側面に一体的に固
定された可撓性材料から成るベルト状の係止手段2と、
他方の側面に一体的に固定された同じく可撓性材料から
成るベルト状の被係止部材3とを有する。被係止手段3
は、係止手段2の係止穴2b内に差込み係止される。こ
の電気接続部品1は、図示しない他の各種電気部品や中
継用の中継電気部品に、電線6を介して電気的に接続さ
れて、図示しない電子機器7の構造体、例えば、基体、
側板、底板、ブラケット等に固定することも可能になっ
ている。係止手段2は、電気接続部品本体1Aの一方の
側面から延出した可撓性の部材からなる係止部2aと、
係止部2aの先端側に設けた係止穴2bを有している。
被係止手段3は、電気接続部品本体1Aの他方の側面に
延出した可撓性の部材からなる帯状のクリップ3aと、
クリップ3aの先端側に位置して係止穴2b内に挿入し
て係止される係止部3bとを有している。電気接続部品
本体1Aの他の2つの側面には、本体1Aを貫通する穴
1Bが形成されており、各穴には夫々両側から2本の電
線6の端部が挿通され、本体内部で接続されるように構
成されている。また、本体1Aの上面には点線で示す様
に複数の電線6が配置され、これらの電線6の束は、図
示の矢印A方向に撓む係止手段2と図示の矢印B方向に
撓む被係止手段3の間に包込まれた状態で、係止穴2b
内に係止部3bを差し込んで係止することにより結束さ
れる。
【0009】図4は電気接続部品本体1A内で2本の電
線6を電気的機械的に接続する場合の接続構造を示す図
であり、電気接続部品本体1Aは、図示しない他の電気
部品と電気的に接続するため一方の電線6cと他方の電
線6dとを内部で接続できるようになっている。図5は
図4の変形例の拡大断面図であり、電気接続部品を2つ
の部分1Aa、1Abとから着脱可能に構成している。
一方の電線6cに接続された一方の接続端子(中継電気
部品)8aと他方の電線6dに接続された他方の接続端
子(中継電気部品)8bのそれぞれが、一方の電気接続
部品本体1Aa内と他方の電気接続部品本体1Ab内に
それぞれ挿入されて内部で接続され、電気接続部品本体
1Aに固定されるようになっている。この形態例では、
係止手段2、被係止手段3は、本体1Aの分割位置を回
避した位置に夫々配置される。
【0010】図6は電気接続部品の使用例を示す図であ
り、この例では、電線6の束である母線6a及び母線6
aから分岐した後の複数の分岐線6b1、6b2が、上
記構成を備えた複数の電気接続部品1によって接続され
た状態で、電子機器7の構造体に這い廻されて固定され
るようになっている。従って、電線6の束を部品点数も
少ない簡単な構成で、容易な方法で確実に固定又は取外
しができる、コスト安な電気接続部品を提供することが
でるようになった。
【0011】図7乃至図9は本発明の他の形態例の電気
接続部品の構成図であり、この電気接続部品11は、直
方体状の電気接続部品本体11Aと、該本体11Aの一
方の側面に上下位置関係で固定された2本の可撓性の係
止手段12と、電気接続部品本体11の他方の側面に上
下位置関係で固定された2本の可撓性の被係止手段13
とを有する。一方の係止手段12の係止穴12bに対し
て一方の被係止手段13を差込み係止することにより電
線を保持し、他方の係止手段12の係止穴12bに対し
て一方の被係止手段13を差込み係止することにより図
示しない電子機器7の構造体、例えば、基体、側板、底
板、ブラケット等に固定する。また、図示しない他の各
種電気部品や中継用の中継電気部品に夫々接続された電
線6を、接続電気部品内部で接続することができる。
【0012】図10は図7の電気接続部品の側面図であ
り、電気接続部品本体11Aには、図示しない他の電気
部品と電気的に接続するための一方の電線6cと他方の
電線6dとが、内部を貫通して接続できるようになって
いる。図11は図10の変形例の断面図であり、電気接
続部品本体を2つ割りにして、着脱可能としている。中
継電気部品である接続端子8の一方の電線6cに接続さ
れた一方の接続端子8aと他方の電線6dに接続された
他方の接続端子8bのそれぞれが、一方の電気接続部品
本体11a内と他方の電気接続部品本体11b内にそれ
ぞれ挿入して接続されて、電気接続部品本体11に固定
されるようになっている。この形態例では、係止手段1
2と被係止手段13は本体11Aの分割位置を回避した
位置に設けられる。
【0013】図12乃至図14は本発明の他の形態例の
電気接続部品の外観斜視図、側面図及び正面図であり、
各図において、電気接続部品21は、直方体状の電気接
続部品本体21Aと、電気接続部品本体21Aの一方の
側面に設けられた可撓性ベルトである係止手段22と、
電気接続部品本体21の他方の側面に設けられて、係止
手段22に対して係止される可撓性の被係止手段23
と、本体21Aの底面に一体化した固定手段4の係止爪
4aと、を有する。この電気接続部品21は、図示しな
い他の各種電気部品や中継用の中継電気部品に電気的に
接続された2本の電線6を内部で電気的機械的に接続す
る。この状態で、図示しない電子機器7の構造体、例え
ば、基体、側板、底板、ブラケット等に、係止爪4aに
よって固定するようになっている。
【0014】図15は上記形態例の電気接続部品の取付
け構造を示す断面図であり、電気接続部品21は、図示
しない他の電気部品と電気的に接続された電線6の一方
の電線6cと他方の電線6dとを、本体21A内部で接
続した状態で、電子機器7の構造体、例えば、側板又は
底板に設けた係止穴7aに、固定手段4の先端側を差し
込むだけで固定される形状になっている係止爪4aを、
差し込むだけで固定される。
【0015】図16は図15の変形例の断面図であり、
電気接続部品本体21Aは2つの部分21a,21bか
ら構成されている。中継電気部品である接続端子8の一
方の電線6cに接続された一方の接続端子8aと他方の
電線6dに接続された他方の接続端子8bのそれぞれ
が、一方の電気接続部品本体21a内と他方の電気接続
部品本体21b内にそれぞれ挿入して接続され、電気接
続部品本体21に固定されて、電子機器7の構造体、例
えば、側板又は底板に設けた2個の係止穴7aに、2個
の係止爪4aを差し込むだけで固定される。この形態例
では、係止手段22と被係止手段23は分割位置を回避
した位置に配置される。2個の係止爪4aは、どちらか
片方、若しくは両方を使用してもよいが、図示しない電
線6の束の本数が少ない場合にはどちらか片方を、他方
図示しない電線6の束の本数が多い場合は両方を使用す
ると、電線6の束をしっかりと確実に固定される。
【0016】図17は図16の電気接続部品を用いた配
線を示す斜視図であり、電線6の束である母線6a及び
母線6aから分岐した複数の分岐線6b1、6b2が、
図示しない各種の電気部品又は中継用の中継電気部品が
挿入された複数の電気接続部品本体21に接続されて、
2個の係止爪4aは、どちらか片方、若しくは両方によ
り、電子機器7の構造体、例えば、側板又は底板に設け
た係止穴7aに差し込むだけで容易に固定されるように
なっている。
【0017】図18乃至図20は本発明の他の形態例の
電気接続部品の構成を示す斜視図であり、電気接続部品
21は、直方体状の電気接続部品本体21Aと、本体2
1Aの一方の側面に設けられた係止手段22と、電気接
続部品本体21の他方の側面に設けられて、係止手段2
2に対して係止される可撓性の被係止手段23と、本体
21Aの底面に貼り付け固定された固定手段4としての
接着剤4bとを有する。接着剤4bは、両面テープの如
き接着手段であってもよい。この電気接続部品21は、
内部、或は該表面に電線6を保持した状態で、電子機器
7の構造体、例えば、基体、側板、底板、ブラケット等
に、接着剤4bによって接着固定されるようになってい
る。
【0018】図21はこの形態例の電気接続部品の接着
固定状態を示す側面図であり、同図において、電気接続
部品本体21A内部に於て、図示しない他の電気部品と
電気的に接続された一方の電線6cと他方の電線6dと
を接続した上で、電子機器7の構造体、例えば、側板又
は底板等に接着剤4bを用いて電気接続部品21を接着
固定する。
【0019】図22は図21の変形例としての電気接続
部品の断面図であり、この電気接続部品は着脱自在な2
つの部分21a,21bから成る。一方の電線6cに接
続された一方の接続端子(中継電気部品)8aと他方の
電線6dに接続された他方の接続端子(中継電気部品)
8bのそれぞれが、一方の電気接続部品本体21a内と
他方の電気接続部品本体21b内にそれぞれ挿入して接
続固定された状態で、電子機器7の構造体、例えば、側
板又は底板等に、2個の接着剤4bによって接着固定さ
れる。2個の接着剤4bは、どちらか片方、若しくは両
方を使用しもよいが、電線6の束の本数が少ない場合は
はどちらか片方を、他方電線6の束の本数が多い場合は
両方を使用すると、電線6の束をしっかりと確実に固定
できる。
【0020】図23は本発明の他の形態例の電気接続部
品の斜視図であり、電気接続部品31は直方体の電気接
続部品本体31Aと、電気接続部品本体31の一方の側
面に設けられた係止手段32と、電気接続部品本体31
の他方の側面に設けられて係止手段32に対して係止さ
れる可撓性の被係止手段33と、更に、本体31Aの底
面に固定されて先端側で電線6の束を保持して抜け止め
を行うための電線保持手段5を有する。電線保持手段5
は、電線6の束を保持する抜け止めを解除するために開
閉する開放部5aと、二股に分岐したチャック手段とし
ての電線抜け防止手段5bと、基部5cを有している。
電線抜け防止手段5b1は、基部5aから2つの円弧状
の部材を二股状に分岐させた形状となっており、この部
分の内壁で電線6の束を弾性的に保持して抜けを止める
ようになっている。即ち、この電線抜け防止手段5b1
は樹脂等の弾性材料により構成する。
【0021】図24は図23の形態例の変形例であり、
図23の例と異なる点は、電線保持手段5の電線抜け防
止手段5b2の形状が2つのS字形部分からなっている
点にある。即ち、この形態例の電線保持手段5は、電線
6の束の抜け止めを解除するために開閉する開放部5a
と、電線保持手段5bと、基部5cとを有している。電
線抜け防止手段5b2は、S字形に屈曲した形状に形成
されて、電線6の束を保持して抜けを止めるようになっ
ている。この場合は、先端の電線6の束の円筒形状部を
ひねって交叉する簡単な作業で、電線6の束の保持や抜
け止めが確実におこなわれる。
【0022】図25は、図23或は図24の形態例の変
形例であり、これらの形態例と異なる点は、電線保持手
段5の形状である。即ち、電線保持手段5は、電線6の
抜け止めを解除するために開閉する開放部5aと、電線
保持手段5bと、基部5cとを有している。電線抜け防
止手段5b3は、コ字形に屈曲した2つの爪形状から成
り、電線6の束を保持して抜けを止めるようになってい
る。図23、図24、図25の形態例では、これらの電
気接続部品31を、電子機器7の構造体、例えば、側板
又は底板等に対して、係止手段32、被係止手段33に
よって固定した上で、電線保持手段5により電線6を保
持してもよいし、電線保持手段5自体を図15、図16
の固定手段4の係止爪4aのように機器の構造体に設け
た穴等に差し入れて固定してもよく、この場合には構造
体の裏側に位置する電線保持手段5により電線を保持し
てもよい。或はまたこの形態例の電気接続部品本体の上
面に図18等に示した如き接着剤4bを塗っておき、こ
の面を機器構造体に固定してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、電気部品間を電気的に接続する電線を接続又は結
束する電気接続部品に係止手段と可撓性の被係止手段を
係止可能に設けて電線を接続又は結束するようにしたの
で、電子機器に電線の束を部品点数も少ない簡単な構成
と容易な方法で確実に固定又は取外しができるコスト安
な電気接続部品を提供することが出来るようになった。
請求項2の発明によれば、電気部品間を電気的に接続す
る電線を接続又は結束する電気接続部品に複数の係止手
段と可撓性の被係止手段を係止可能に設けて電線を接続
又は結束するようにしたので、電子機器に電線の束を一
つは固定用に他方は結束用と複数の用途に使用すること
が可能になり、更に部品点数も少ない簡単な構成と容易
な方法で確実に固定又は取外しができるコスト安な電気
接続部品を提供することが出来るようになった。
【0024】請求項3の発明によれば、上記電気接続部
品に一体的に固定された固定手段によって機器の所定の
位置に固定することができるようにしたので、電子機器
に電線の束を更に部品点数も減少した簡単な構成と共に
組み付けの作業時間が短縮される容易な方法で確実に固
定又は取外しができるコスト安な電気接続部品を提供す
ることが出来るようになった。請求項4の発明によれ
ば、電気接続部品に一体的に固定された固定手段の係止
爪によって、機器の所定の位置に固定することができる
ようにしたので、電子機器に電線の束を更に部品点数も
減少した簡単な構成と共に組み付けの作業時間が更に短
縮される容易な方法で確実に固定又は取外しができるコ
スト安な電気接続部品を提供することが出来るようにな
った。
【0025】請求項5の発明によれば、電気接続部品に
一体的に固定された固定手段の接着剤によって機器の所
定の位置に固定することができるようにしたので、電子
機器に電線の束を更に部品点数も減少した簡単な構成と
共に組み付けの作業時間と穴開け等の加工時間が更に短
縮される容易な方法で確実に固定又は取外しができるコ
スト安な電気接続部品を提供することが出来るようにな
った。請求項6の発明によれば、電気接続部品に一体的
に固定された電線保持手段によって電線を保持して固定
することができるようにしたので、電子機器に電線の束
を更に部品点数も減少した簡単な構成と共に電線の組み
付けと取外しの作業時間が短縮される容易な方法で所定
の位置に電線を確実に固定又は取外しができるコスト安
な電気接続部品を提供することが出来るようになった。
【0026】請求項7の発明によれば、電気接続部品に
一体的に固定された開放部を有する電線保持手段によっ
て電線を保持して固定することができるようにしたの
で、電子機器に電線の束を更に部品点数も減少した簡単
な構成と共に電線の組み付けと取外しの作業時間が更に
短縮される容易な方法で所定の位置に電線を確実に固定
又は取外しができるコスト安な電気接続部品を提供する
ことが出来るようになった。請求項8の発明によれば、
電気接続部品に一体的に固定された電線抜け防止手段を
有する電線保持手段によって電線を保持して固定するこ
とができるようにしたので、電子機器に電線の束を更に
部品点数も減少した簡単な構成と共に電線の組み付けと
取外しの作業時間が短縮される容易な方法で所定の位置
に電線を確実に固定又は取外しができる電線抜けを防止
するコスト安な電気接続部品を提供することが出来るよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す電気接続部品の概
略を説明する斜視図。
【図2】本発明の実施の形態例を示す図1の右側面図。
【図3】本発明の実施の形態例を示す図1の正面図。
【図4】本発明の実施の形態例を示す電気接続部品の使
用状態を説明する説明図。
【図5】図4の変形例の拡大断面図。
【図6】本発明の実施の形態例を示す電気接続部品の他
の使用状態を説明する説明図。
【図7】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部品
の概略を説明する斜視図。
【図8】本発明の他の実施の形態例を示す図8の右側面
図。
【図9】本発明の他の実施の形態例を示す図8の正面
図。
【図10】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の使用状態を説明する説明図。
【図11】図10の変形例の拡大断面図。
【図12】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の概略を説明する斜視図。
【図13】本発明の他の実施の形態例を示す図12の右
側面図。
【図14】本発明の他の実施の形態例を示す図12の正
面図。
【図15】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の使用状態を説明する説明図。
【図16】図15の変形例の拡大断面図。
【図17】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の他の使用状態を説明する斜視図。
【図18】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の概略を説明する斜視図。
【図19】本発明の他の実施の形態例を示す図18の右
側面図。
【図20】本発明の他の実施の形態例を示す図18の正
面図。
【図21】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の使用状態を説明する説明図。
【図22】図21の変形例の拡大断面図。
【図23】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の概略を説明する斜視図。
【図24】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の概略を説明する斜視図。
【図25】本発明の他の実施の形態例を示す電気接続部
品の概略を説明する斜視図。
【図26】従来技術の電気接続部品の使用状態を説明す
る斜視図。
【図27】従来技術の電気接続部品の要部を説明する斜
視図。
【図28】従来技術の電気接続部品の他の要部を説明す
る斜視図。
【符号の説明】
1 電気接続部品本体、1a 一方の電気接続部品本
体、1b 他方の電気接続部品本体,2 係止手段、2
a 係止部、2b 係止穴、3 被係止手段、3aクリ
ップ、3b 係止部、4 固定手段、4a 係止爪、4
b 接着剤、5電線保持手段、5a 開放部、5b1〜
3 電線抜け防止手段、6 電線、6a母線、6b1〜
2 分岐線、、6c 一方の電線、6d 他方の電線、
7 電子機器、7a 係止穴、8 接続端子、8a 一
方の接続端子、8b 他方の接続端子、21 電気接続
部品本体、21a 一方の電気接続部品本体、21b他
方の電気接続部品本体、22 係止手段、22a 係止
部、22b 係止穴、23 被係止手段、23a クリ
ップ、23b 係止部、31 電気接続部品本体、31
a 一方の電気接続部品本体、31b 他方の電気接続
部品本体、32係止手段、32a 係止部、32b 係
止穴、33 被係止手段、33a クリップ、33b
係止部、101 電気接続部品、101a 一方の電気
接続部品、101b 他方の電気接続部品、102 配
線用部材、102a 螺子、103 結束用部材、10
6 電線、106a 母線、106b 分岐線、106
b1〜2 分岐線、107 電子機器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品間を電線を介して電気的に接続
    するための電気接続部品において、 該電気接続部品は、電気部品に電気的に接続した電線を
    接続又は結束する電気接続部品本体と、上記電気接続部
    品本体に設けられた係止手段と、上記電気接続部品本体
    に設けられて上記係止手段に対して係止される可撓性の
    被係止手段とを有することを特徴とする電気接続部品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気接続部品において、
    上記電気接続部品本体に複数の係止手段又は複数の被係
    止手段を設けたことを特徴とする電気接続部品。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の電気接続部品にお
    いて、上記電気接続部品本体には、固定手段が一体的に
    固定されていることを特徴とする電気接続部品。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電気接続部品において、
    上記固定手段は、機器の係止穴内に固定する為の係止爪
    を有することを特徴とする電気接続部品。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電気接続部品において、
    上記固定手段は、接着剤であることを特徴とする電気接
    続部品。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の電気
    接続部品において、上記電気接続部品本体は、外周面に
    電線を保持する電線保持手段を有することを特徴とする
    電気接続部品。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の電気接続部品において、
    上記電線保持手段は、電線の保持状態を解除する為に開
    閉する開放部を有することを特徴とする電気接続部品。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の電気接続部品にお
    いて、上記電線保持手段は、電線抜けを防止する電線抜
    け防止手段を有することを特徴とする電気接続部品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008108612A1 (es) * 2007-03-06 2008-09-12 Salinas Garcia Jose Marco Pieza para la fijación y el aislamiento de conductores eléctricos

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