JPH09223490A - 電池用安全弁素子および安全弁付き電池ケース蓋 - Google Patents
電池用安全弁素子および安全弁付き電池ケース蓋Info
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- JPH09223490A JPH09223490A JP8050780A JP5078096A JPH09223490A JP H09223490 A JPH09223490 A JP H09223490A JP 8050780 A JP8050780 A JP 8050780A JP 5078096 A JP5078096 A JP 5078096A JP H09223490 A JPH09223490 A JP H09223490A
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- battery
- foil
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/30—Arrangements for facilitating escape of gases
- H01M50/342—Non-re-sealable arrangements
- H01M50/3425—Non-re-sealable arrangements in the form of rupturable membranes or weakened parts, e.g. pierced with the aid of a sharp member
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】特に低圧において安定的に、精度良く所定の圧
力で破裂して内圧を開放することが可能で、かつその製
造が容易な電池用安全弁素子およびそれらを組み込んだ
電池を提供することを技術的課題とする。 【解決手段】貫通孔Cを穿設した金属基板Aと、貫通孔
Cを閉塞するように基板上Aに積層された金属箔Bとか
らなる電池用安全弁素子及びそれを用いた電池。金属基
板Aに孔を設け、金属箔Bを圧接後、成形した安全弁付
き電池ケース蓋及びそれを用いた電池。
力で破裂して内圧を開放することが可能で、かつその製
造が容易な電池用安全弁素子およびそれらを組み込んだ
電池を提供することを技術的課題とする。 【解決手段】貫通孔Cを穿設した金属基板Aと、貫通孔
Cを閉塞するように基板上Aに積層された金属箔Bとか
らなる電池用安全弁素子及びそれを用いた電池。金属基
板Aに孔を設け、金属箔Bを圧接後、成形した安全弁付
き電池ケース蓋及びそれを用いた電池。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に低圧において
所定の圧力で破裂して内圧を開放することが可能な電池
用安全弁素子、安全弁付き電池ケース蓋及びそれらを用
いた電池に関する。
所定の圧力で破裂して内圧を開放することが可能な電池
用安全弁素子、安全弁付き電池ケース蓋及びそれらを用
いた電池に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、負極の活物質としてリチウム、ナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属を用いる電池にお
いて、電池内の圧力が異常に上昇して電池が破裂するこ
とがあり、内圧が過度に上昇した場合に圧力を外部に放
出する安全弁が要求され様々な機構が提案されている。
これらの安全弁において、電池が破裂した際に破片や内
容物が飛散して人体を損傷させることのないように安全
性を確保するために、特に30kg/cm2 以下の低圧
で作動することが求められている。
トリウム、カリウム等のアルカリ金属を用いる電池にお
いて、電池内の圧力が異常に上昇して電池が破裂するこ
とがあり、内圧が過度に上昇した場合に圧力を外部に放
出する安全弁が要求され様々な機構が提案されている。
これらの安全弁において、電池が破裂した際に破片や内
容物が飛散して人体を損傷させることのないように安全
性を確保するために、特に30kg/cm2 以下の低圧
で作動することが求められている。
【0003】アルカリ金属を負極活物質とする非水電池
においてはさらに高い密閉性が要求される。このような
高い密閉性が要求される電池における、内圧上昇時の内
圧を外部に放出させる安全弁としては、特開昭63−2
85859号公報に記載のものがある。これは電池容器
の壁部の一部をプレス装置を用いて冷間圧縮して元板厚
の半分程度の厚さに薄肉化し、内圧上昇時においては一
定の内圧に達した際に薄肉化した壁部が破裂することに
より、内圧を外部に放出させるものである。しかし、3
0kgf/cm2 以下の低圧で内圧を放出させようとす
る場合は薄肉部の厚さを薄くする必要があり、そのため
に壁部を極端に薄くプレス加工すると、加工時に薄肉部
に微小クラックが生じ、密閉性が失われる。また、この
プレス加工により、加工を受けた薄肉部は加工硬化する
が、この加工硬化は一様に生じないため、薄肉部の厚さ
を一定になるようにプレス成形しても、必ずしも一定の
圧力で破裂しない、という欠点も有している。さらに、
電池容器の壁部の一部を薄肉化させる方法としてエッチ
ング法も試みられているが、エッチング後の残厚を一定
に管理することが極めて困難であり、かつエッチング部
分にピンホールが生じやすく、エッチング後の薄肉部の
全数検査を必要とする、などの欠点を有している。
においてはさらに高い密閉性が要求される。このような
高い密閉性が要求される電池における、内圧上昇時の内
圧を外部に放出させる安全弁としては、特開昭63−2
85859号公報に記載のものがある。これは電池容器
の壁部の一部をプレス装置を用いて冷間圧縮して元板厚
の半分程度の厚さに薄肉化し、内圧上昇時においては一
定の内圧に達した際に薄肉化した壁部が破裂することに
より、内圧を外部に放出させるものである。しかし、3
0kgf/cm2 以下の低圧で内圧を放出させようとす
る場合は薄肉部の厚さを薄くする必要があり、そのため
に壁部を極端に薄くプレス加工すると、加工時に薄肉部
に微小クラックが生じ、密閉性が失われる。また、この
プレス加工により、加工を受けた薄肉部は加工硬化する
が、この加工硬化は一様に生じないため、薄肉部の厚さ
を一定になるようにプレス成形しても、必ずしも一定の
圧力で破裂しない、という欠点も有している。さらに、
電池容器の壁部の一部を薄肉化させる方法としてエッチ
ング法も試みられているが、エッチング後の残厚を一定
に管理することが極めて困難であり、かつエッチング部
分にピンホールが生じやすく、エッチング後の薄肉部の
全数検査を必要とする、などの欠点を有している。
【0004】このように、上記の方法を用いた場合、一
定の厚さの薄肉部を設けることが極めて困難であり、特
に30kgf/cm2 以下の低圧で安全部弁を破裂させ
ようとする場合は、再現性のよい安定した作動圧力が得
られない。
定の厚さの薄肉部を設けることが極めて困難であり、特
に30kgf/cm2 以下の低圧で安全部弁を破裂させ
ようとする場合は、再現性のよい安定した作動圧力が得
られない。
【0005】上記の欠点を解消する方法として、貫通孔
を有する金属板と他の薄肉の金属板を張り合わせること
により、薄肉部の厚さを一定に保持することにより、再
現性のよい安定した30kgf/cm2 以下の作動圧力
が得られるもの(特開平5−314959号公報)が開
示されている。しかし、これは貫通孔を有する金属板と
他の薄肉の金属板を真空炉中で加熱し、加圧することに
よって熱圧着するものであり、使用される金属材料とし
ては熱圧着が可能なものでなければならず、同一の金属
か、または融点などの物性が相互にあまり相違しないも
のに限られる。特開平5−314959号公報に開示さ
れた例では、ステンレススチール、鉄、ニッケルなどが
好ましいとされている。さらに、これらの金属を均一な
接着力が得られるように熱圧着するためには、金属表面
に生成した酸化物皮膜をバフ研磨などにより予め除去し
た後、1000℃前後の高温に加熱する必要があり、煩
雑な操作、および設備を必要としている。さらに、これ
らの薄肉の金属板は通常は冷間圧延法を用いて製造さ
れ、加工硬化していることが多い。すなわち、加工硬化
した上記の金属材料は高温の加熱により焼鈍され、加熱
接着の前後で機械的強度が変化するため、加熱接着前の
材料の物性、加熱温度、加圧時間などを、加熱接着後の
機械的強度(内圧が上昇した際に破断する強度)を一定
となるように厳密に管理する必要があるなどの問題があ
る。
を有する金属板と他の薄肉の金属板を張り合わせること
により、薄肉部の厚さを一定に保持することにより、再
現性のよい安定した30kgf/cm2 以下の作動圧力
が得られるもの(特開平5−314959号公報)が開
示されている。しかし、これは貫通孔を有する金属板と
他の薄肉の金属板を真空炉中で加熱し、加圧することに
よって熱圧着するものであり、使用される金属材料とし
ては熱圧着が可能なものでなければならず、同一の金属
か、または融点などの物性が相互にあまり相違しないも
のに限られる。特開平5−314959号公報に開示さ
れた例では、ステンレススチール、鉄、ニッケルなどが
好ましいとされている。さらに、これらの金属を均一な
接着力が得られるように熱圧着するためには、金属表面
に生成した酸化物皮膜をバフ研磨などにより予め除去し
た後、1000℃前後の高温に加熱する必要があり、煩
雑な操作、および設備を必要としている。さらに、これ
らの薄肉の金属板は通常は冷間圧延法を用いて製造さ
れ、加工硬化していることが多い。すなわち、加工硬化
した上記の金属材料は高温の加熱により焼鈍され、加熱
接着の前後で機械的強度が変化するため、加熱接着前の
材料の物性、加熱温度、加圧時間などを、加熱接着後の
機械的強度(内圧が上昇した際に破断する強度)を一定
となるように厳密に管理する必要があるなどの問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の欠点を解決すべく、特に低圧において安定的に、精
度良く所定の圧力で破裂して内圧を開放することが可能
で、かつその製造が容易な電池用安全弁素子およびそれ
らを組み込んだ電池を提供することを技術的課題とす
る。
術の欠点を解決すべく、特に低圧において安定的に、精
度良く所定の圧力で破裂して内圧を開放することが可能
で、かつその製造が容易な電池用安全弁素子およびそれ
らを組み込んだ電池を提供することを技術的課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電池用安全弁素
子は、貫通孔を穿設した金属基板と、前記貫通孔を閉塞
するように前記基板上に積層された金属箔とからなる。
このような電池用安全弁素子は、貫通孔が複数穿設され
たものも好ましい。また、金属基板が、鋼板、ステンレ
ス鋼板、銅板またはアルミニウム板のいずれかであり、
金属箔が鋼箔、ステンレス箔、銅箔、アルミニウム箔、
ニッケル箔又はニッケル−鉄合金箔のいずれかであるこ
とが望ましい。そして請求項5の電池ケース蓋は、金属
基板に貫通孔を設け、金属箔を圧接後、成形したもので
あり、請求項6の電池は上記の電池用安全弁素子を用い
たものであり、請求項7の電池は、上記の安全弁付き電
池ケース蓋を用いたものである。
子は、貫通孔を穿設した金属基板と、前記貫通孔を閉塞
するように前記基板上に積層された金属箔とからなる。
このような電池用安全弁素子は、貫通孔が複数穿設され
たものも好ましい。また、金属基板が、鋼板、ステンレ
ス鋼板、銅板またはアルミニウム板のいずれかであり、
金属箔が鋼箔、ステンレス箔、銅箔、アルミニウム箔、
ニッケル箔又はニッケル−鉄合金箔のいずれかであるこ
とが望ましい。そして請求項5の電池ケース蓋は、金属
基板に貫通孔を設け、金属箔を圧接後、成形したもので
あり、請求項6の電池は上記の電池用安全弁素子を用い
たものであり、請求項7の電池は、上記の安全弁付き電
池ケース蓋を用いたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の電池用安全弁素子は、破
裂部分の厚さを均一とすることが可能であるため、破裂
する内圧にバラツキが少なく、電池用安全弁として使用
した場合に、安定した作動圧力で作動する。本発明の電
池用安全弁素子は、冷間圧接法を用いて複合材を作製す
るため、従来の高温加熱圧接法に比べて材料強度の低下
が少なく作動圧力が安定している。また、金属基板に貫
通孔を設け安全弁としての金属箔を圧接後、電池ケース
蓋に成形加工するので、安全弁としての破裂部分を有し
た電池ケース蓋を直接容易に得ることができる。さら
に、本発明の電池用安全弁素子を用いた電池は、安定し
た作動圧力で安全弁を作動させることができるので、大
変安全である。
裂部分の厚さを均一とすることが可能であるため、破裂
する内圧にバラツキが少なく、電池用安全弁として使用
した場合に、安定した作動圧力で作動する。本発明の電
池用安全弁素子は、冷間圧接法を用いて複合材を作製す
るため、従来の高温加熱圧接法に比べて材料強度の低下
が少なく作動圧力が安定している。また、金属基板に貫
通孔を設け安全弁としての金属箔を圧接後、電池ケース
蓋に成形加工するので、安全弁としての破裂部分を有し
た電池ケース蓋を直接容易に得ることができる。さら
に、本発明の電池用安全弁素子を用いた電池は、安定し
た作動圧力で安全弁を作動させることができるので、大
変安全である。
【0009】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明
する。図1は本発明の電池用安全弁素子を示す概略斜視
図、図2は本発明の電池用安全弁素子を電池ケース蓋に
取り付ける態様を示す概略斜視、図3および図4は複合
材の製造法を示す概略斜視図である。図1において、A
は金属基板、Bは金属箔、Cは貫通孔である。本発明の
電池用安全弁素子Dは、30kgf/cm2 以下、好ま
しくは20kgf/cm2 以下の低圧で作動することを
目的としている。これを達成するため、本発明に用いる
金属箔Bは金属の種類にもよるが、5〜50μmの厚さ
であることが好ましい。5μm以下であると電池などの
安全弁に適用した場合、落下などの衝撃で容易に破断し
てしまう。一方、50μm以上であると、破断強度の低
い金属を用いても、安全弁に適用した場合、30kgf
/cm2 以下の圧力では破断せず、高圧が負荷されて初
めて破断するため、内圧が負荷される容器自体が破裂し
て破片が飛散したり、内容物が吹き出して飛散したりし
て、安全性が損なわれるようになる。さらに、コスト的
にも有利でなくなる。金属箔Bの種類としては、電池に
適用する場合は電解液のアルカリ水溶液に対する耐食性
が必要とされるため、鋼箔、ステンレス箔、銅箔、アル
ミニウム箔、ニッケル箔、ニッケル−鉄合金箔などが好
ましい。電池以外の他の用途に適用する場合は容器内に
充填される内容物に対して安定であり、腐食したり反応
ガスなどが多量に発生しない限り、如何なる金属箔を用
いても差し支えなく、上記の箔の他に、亜鉛、鉛、真
鍮、青銅、リン青銅、砲金、モネルなどの銅合金、ジュ
ラルミンなどのアルミニウム合金などからなる金属箔も
適用可能である。金属箔Bは如何なる方法を用いて作製
したものを用いてもよいが、一般的には冷間圧延法を用
いて薄化したものをそのまま用いるか、または冷間圧延
後、焼鈍処理したものが用いられる。
する。図1は本発明の電池用安全弁素子を示す概略斜視
図、図2は本発明の電池用安全弁素子を電池ケース蓋に
取り付ける態様を示す概略斜視、図3および図4は複合
材の製造法を示す概略斜視図である。図1において、A
は金属基板、Bは金属箔、Cは貫通孔である。本発明の
電池用安全弁素子Dは、30kgf/cm2 以下、好ま
しくは20kgf/cm2 以下の低圧で作動することを
目的としている。これを達成するため、本発明に用いる
金属箔Bは金属の種類にもよるが、5〜50μmの厚さ
であることが好ましい。5μm以下であると電池などの
安全弁に適用した場合、落下などの衝撃で容易に破断し
てしまう。一方、50μm以上であると、破断強度の低
い金属を用いても、安全弁に適用した場合、30kgf
/cm2 以下の圧力では破断せず、高圧が負荷されて初
めて破断するため、内圧が負荷される容器自体が破裂し
て破片が飛散したり、内容物が吹き出して飛散したりし
て、安全性が損なわれるようになる。さらに、コスト的
にも有利でなくなる。金属箔Bの種類としては、電池に
適用する場合は電解液のアルカリ水溶液に対する耐食性
が必要とされるため、鋼箔、ステンレス箔、銅箔、アル
ミニウム箔、ニッケル箔、ニッケル−鉄合金箔などが好
ましい。電池以外の他の用途に適用する場合は容器内に
充填される内容物に対して安定であり、腐食したり反応
ガスなどが多量に発生しない限り、如何なる金属箔を用
いても差し支えなく、上記の箔の他に、亜鉛、鉛、真
鍮、青銅、リン青銅、砲金、モネルなどの銅合金、ジュ
ラルミンなどのアルミニウム合金などからなる金属箔も
適用可能である。金属箔Bは如何なる方法を用いて作製
したものを用いてもよいが、一般的には冷間圧延法を用
いて薄化したものをそのまま用いるか、または冷間圧延
後、焼鈍処理したものが用いられる。
【0010】上記の金属基板Aに用いられる板の厚み
は、特に限定するものではないが、強度的、および経済
的観点から、安全弁を容器に容易に溶接やかしめるなど
して装着するため、通常は0.03〜0.50mmであ
り、より好ましくは0.05〜0.10mmが好適であ
る。また、金属基板Aに使用される金属の種類として
は、電池に適用され、かつ金属箔と金属基板の2枚の金
属で構成される電池用安全弁素子Dにおいて、金属基板
側が電解液のアルカリ水溶液と直接接触する場合は、ア
ルカリ水溶液に対する耐食性が必要とされるため、鋼、
ステンレススチール、銅、ニッケル、ニッケル−鉄合金
などであることが好ましい。金属基板A側がアルカリ水
溶液と直接接触することが無い場合は耐食性を必要とせ
ず、容器内に充填される内容物に対して安定で、電池性
能を劣化させず、反応ガスなどが多量に発生しない限
り、如何なる金属でも差し支えない。また、上記の金属
箔Bと金属基板Aとが互いに異なる種類の金属同士であ
っても、本発明の目的が達せられることは言うまでもな
い。さらに、上記の金属基板Aは、如何なる方法を用い
て作製したものを用いてもよいが、一般的には冷間圧延
法を用いて薄板化したものをそのまま用いるか、または
冷間圧延後焼鈍処理したものが用いられる。
は、特に限定するものではないが、強度的、および経済
的観点から、安全弁を容器に容易に溶接やかしめるなど
して装着するため、通常は0.03〜0.50mmであ
り、より好ましくは0.05〜0.10mmが好適であ
る。また、金属基板Aに使用される金属の種類として
は、電池に適用され、かつ金属箔と金属基板の2枚の金
属で構成される電池用安全弁素子Dにおいて、金属基板
側が電解液のアルカリ水溶液と直接接触する場合は、ア
ルカリ水溶液に対する耐食性が必要とされるため、鋼、
ステンレススチール、銅、ニッケル、ニッケル−鉄合金
などであることが好ましい。金属基板A側がアルカリ水
溶液と直接接触することが無い場合は耐食性を必要とせ
ず、容器内に充填される内容物に対して安定で、電池性
能を劣化させず、反応ガスなどが多量に発生しない限
り、如何なる金属でも差し支えない。また、上記の金属
箔Bと金属基板Aとが互いに異なる種類の金属同士であ
っても、本発明の目的が達せられることは言うまでもな
い。さらに、上記の金属基板Aは、如何なる方法を用い
て作製したものを用いてもよいが、一般的には冷間圧延
法を用いて薄板化したものをそのまま用いるか、または
冷間圧延後焼鈍処理したものが用いられる。
【0011】金属基板Aには少なくとも一つの貫通孔C
が設けられている。この一つの貫通孔Cの大きさおよび
形状は、電池用安全弁素子Dが装着される容器の大きさ
および形状によって異なり、特に限定するものではない
が、通常は直径1〜10mmの大きさの円などが好適に
用いられる。また、たとえば長径が1〜10mmの大き
さの楕円や、上記円の直径に相当する大きさの多角形で
あってもよい。また、貫通孔Cの形状は一定幅を有する
線分(たとえば、直線や曲線などからなるスリット)で
あってもよい。さらに上記の数種類の図形を組み合わせ
た幾何学模様の形状の貫通孔であってもよい。また、こ
れらの貫通孔Cは、たとえば冷間圧延法を用いて薄板に
したものを、打ち抜きプレスなどで、所定の形状で形成
される。これらの貫通孔の配列は、格子状配列、千鳥配
列など幾何学的に配置されていることが好ましく、貫通
孔相互のピッチは必要とされる安全弁用部材の大きさに
よって適宜選択される。これらの貫通孔を形成する方法
は、特に限定するものではないが、打ち抜きプレスやエ
ッチングなどの通常の穿孔法を用いて形成すればよい。
また、一つの電池用安全弁素子Dには複数個の貫通孔C
が設けられていても差し支えないし、金属基板の両面に
金属箔を冷間圧接し、容器内部の圧力上昇以外の力が作
用して(例えば落下などの衝撃)金属基板の片面の金属
箔が破損しても、他の片面の金属箔が破損しなければ安
全弁としての機能が確保されるようにすることも可能で
ある。
が設けられている。この一つの貫通孔Cの大きさおよび
形状は、電池用安全弁素子Dが装着される容器の大きさ
および形状によって異なり、特に限定するものではない
が、通常は直径1〜10mmの大きさの円などが好適に
用いられる。また、たとえば長径が1〜10mmの大き
さの楕円や、上記円の直径に相当する大きさの多角形で
あってもよい。また、貫通孔Cの形状は一定幅を有する
線分(たとえば、直線や曲線などからなるスリット)で
あってもよい。さらに上記の数種類の図形を組み合わせ
た幾何学模様の形状の貫通孔であってもよい。また、こ
れらの貫通孔Cは、たとえば冷間圧延法を用いて薄板に
したものを、打ち抜きプレスなどで、所定の形状で形成
される。これらの貫通孔の配列は、格子状配列、千鳥配
列など幾何学的に配置されていることが好ましく、貫通
孔相互のピッチは必要とされる安全弁用部材の大きさに
よって適宜選択される。これらの貫通孔を形成する方法
は、特に限定するものではないが、打ち抜きプレスやエ
ッチングなどの通常の穿孔法を用いて形成すればよい。
また、一つの電池用安全弁素子Dには複数個の貫通孔C
が設けられていても差し支えないし、金属基板の両面に
金属箔を冷間圧接し、容器内部の圧力上昇以外の力が作
用して(例えば落下などの衝撃)金属基板の片面の金属
箔が破損しても、他の片面の金属箔が破損しなければ安
全弁としての機能が確保されるようにすることも可能で
ある。
【0012】図2に、本発明の電池用安全弁素子Dを電
池ケース蓋Eに取り付ける態様の一例を示す。図2にお
いて、あらかじめ穿孔された孔Fを有する蓋Eの下側か
ら電池用安全弁素子Dを取りつける。この場合電池用安
全弁素子Dの周囲をレーザービーム溶接法を用いて溶融
させ、電池ケース蓋Eの孔Fを閉塞するように溶接させ
る。また、電池用安全弁素子Dは、上述のように通常は
蓋や電池外装缶などの容器の一部分に設けられた孔を閉
塞するように、溶接などの方法を用いて容器に装着され
るが、やや厚めの金属基板に孔Fを設け、金属箔をその
孔Fを閉塞するように圧接して、そのまま電池ケース蓋
Eに成形して使用することも可能である。この場合に
は、金属箔は電池ケース蓋Eの下面全面に存在する。
池ケース蓋Eに取り付ける態様の一例を示す。図2にお
いて、あらかじめ穿孔された孔Fを有する蓋Eの下側か
ら電池用安全弁素子Dを取りつける。この場合電池用安
全弁素子Dの周囲をレーザービーム溶接法を用いて溶融
させ、電池ケース蓋Eの孔Fを閉塞するように溶接させ
る。また、電池用安全弁素子Dは、上述のように通常は
蓋や電池外装缶などの容器の一部分に設けられた孔を閉
塞するように、溶接などの方法を用いて容器に装着され
るが、やや厚めの金属基板に孔Fを設け、金属箔をその
孔Fを閉塞するように圧接して、そのまま電池ケース蓋
Eに成形して使用することも可能である。この場合に
は、金属箔は電池ケース蓋Eの下面全面に存在する。
【0013】次に、金属箔Bと貫通孔Cが設けられた金
属基板Aは、例えば特開平1−224184号公報に開
示された方法により、真空中で冷間圧接される。図3お
よび図4に、金属箔20Bと金属基板20Aを冷間圧接
して複合材19を製造する装置の一部断面図を示す。図
3および図4において、巻き戻しリール3A,3Bから
巻き戻された金属基板20Aおよび金属箔20Bは、そ
の一部がエッチングチャンバ22内に突き出した電極ロ
ール6A,6Bにそれぞれ巻き付けられ、エッチングチ
ャンバ22内においてスパッタリング処理され活性化さ
れる。その後、真空槽1内に設けられた圧延ユニット2
にて圧延され、冷間圧接され、複合材19として巻き取
りロール5に巻き取られる。圧延ユニット2にはロール
圧下のための圧下装置18が設けられている。真空槽1
は大型の排気ポンプ9により、10-3〜10-6Torr. 台
の真空度に保たれる。
属基板Aは、例えば特開平1−224184号公報に開
示された方法により、真空中で冷間圧接される。図3お
よび図4に、金属箔20Bと金属基板20Aを冷間圧接
して複合材19を製造する装置の一部断面図を示す。図
3および図4において、巻き戻しリール3A,3Bから
巻き戻された金属基板20Aおよび金属箔20Bは、そ
の一部がエッチングチャンバ22内に突き出した電極ロ
ール6A,6Bにそれぞれ巻き付けられ、エッチングチ
ャンバ22内においてスパッタリング処理され活性化さ
れる。その後、真空槽1内に設けられた圧延ユニット2
にて圧延され、冷間圧接され、複合材19として巻き取
りロール5に巻き取られる。圧延ユニット2にはロール
圧下のための圧下装置18が設けられている。真空槽1
は大型の排気ポンプ9により、10-3〜10-6Torr. 台
の真空度に保たれる。
【0014】複合材19の製造においては金属箔20
B,金属基板20Aを活性化する方法としてマグネトロ
ンスパッタ法を採用し、スパッタリング電源として1〜
50MHzの周波数の高周波電源を用いる。周波数が1
MHz未満では、安定なグロー放電を維持するのが困難
であり、連続的にエッチングすることができない。一
方、周波数が50MHzよりも高くなると発振しやす
く、電力の供給系の装置が複雑となり好ましくない。
B,金属基板20Aを活性化する方法としてマグネトロ
ンスパッタ法を採用し、スパッタリング電源として1〜
50MHzの周波数の高周波電源を用いる。周波数が1
MHz未満では、安定なグロー放電を維持するのが困難
であり、連続的にエッチングすることができない。一
方、周波数が50MHzよりも高くなると発振しやす
く、電力の供給系の装置が複雑となり好ましくない。
【0015】エッチング開始に際しては、あらかじめエ
ッチングチャンバ内を排気ポンプ25により1×10-4
Torr. 以下に保持した後、アルゴンガスを導入し10-1
〜10-4Torr. 台のアルゴンガス雰囲気とし、真空槽1
との間に高周波を通電すればチャンバ内にプラズマが発
生し、金属箔20Bおよび金属基板20Aの表面がエッ
チングされる。アルゴンガスの圧力が1×10-4Torr.
以下の場合、グロー放電を安定させるのが困難になると
同時に、高いイオン流が得られず、高速でエッチングす
ることが困難になる。一方、アルゴンガスの圧力が1×
10-1Torr. を越えると、スパッタされた原子の平均自
由行程が小さくなり、再びターゲットに打ち込まれる頻
度が高くなり、エッチングにより金属箔および金属基板
の表面に形成されている酸化物から離脱した酸素が再度
ターゲットに打ち込まれるため、表面活性化処理の効率
が低下する。このためエッチングチャンバ22内のアル
ゴンガスの圧力は、10-1〜10-4Torr. の範囲とす
る。
ッチングチャンバ内を排気ポンプ25により1×10-4
Torr. 以下に保持した後、アルゴンガスを導入し10-1
〜10-4Torr. 台のアルゴンガス雰囲気とし、真空槽1
との間に高周波を通電すればチャンバ内にプラズマが発
生し、金属箔20Bおよび金属基板20Aの表面がエッ
チングされる。アルゴンガスの圧力が1×10-4Torr.
以下の場合、グロー放電を安定させるのが困難になると
同時に、高いイオン流が得られず、高速でエッチングす
ることが困難になる。一方、アルゴンガスの圧力が1×
10-1Torr. を越えると、スパッタされた原子の平均自
由行程が小さくなり、再びターゲットに打ち込まれる頻
度が高くなり、エッチングにより金属箔および金属基板
の表面に形成されている酸化物から離脱した酸素が再度
ターゲットに打ち込まれるため、表面活性化処理の効率
が低下する。このためエッチングチャンバ22内のアル
ゴンガスの圧力は、10-1〜10-4Torr. の範囲とす
る。
【0016】複合材19の製造に用いるマグネトロンス
パッタ法では1000オングストローム/分以上のエッ
チング速度が得られるため、アルミニウム、チタンなど
における安定で厚い酸化皮膜でも数分間のエッチングで
完全に除去することが可能である。銅、鋼、ステンレス
スチール、アモルファス金属などでは数秒間の程度のエ
ッチングにより、ほぼ清浄な表面を得ることが可能であ
る。
パッタ法では1000オングストローム/分以上のエッ
チング速度が得られるため、アルミニウム、チタンなど
における安定で厚い酸化皮膜でも数分間のエッチングで
完全に除去することが可能である。銅、鋼、ステンレス
スチール、アモルファス金属などでは数秒間の程度のエ
ッチングにより、ほぼ清浄な表面を得ることが可能であ
る。
【0017】真空槽1内の真空度の低下は当然接合強度
の低下を招くが、工業的経済性を考慮した場合、1×1
0-6Torr. が下限である。上限は1×10-3Torr. まで
は十分に高い接合強度が得られる。
の低下を招くが、工業的経済性を考慮した場合、1×1
0-6Torr. が下限である。上限は1×10-3Torr. まで
は十分に高い接合強度が得られる。
【0018】また、複合材19の製造においては冷間圧
接時に金属箔20Bや金属基板20Aを加熱する必要は
なく、冷間圧接時の圧延噛み込みの際の板温Tは常温で
差し支えない。しかし、圧接時に生じる発熱による異種
金属の熱膨張率の差と、それに伴う冷却後の変形を少な
くするなど、必要に応じて金属箔20B,金属基板20
Aを加熱する場合は、上限は接合強度を低下させる再結
晶焼鈍や、合金層、炭化物形成などが生じない範囲であ
ればよく、300℃以下が好ましい。
接時に金属箔20Bや金属基板20Aを加熱する必要は
なく、冷間圧接時の圧延噛み込みの際の板温Tは常温で
差し支えない。しかし、圧接時に生じる発熱による異種
金属の熱膨張率の差と、それに伴う冷却後の変形を少な
くするなど、必要に応じて金属箔20B,金属基板20
Aを加熱する場合は、上限は接合強度を低下させる再結
晶焼鈍や、合金層、炭化物形成などが生じない範囲であ
ればよく、300℃以下が好ましい。
【0019】金属箔20Bおよび金属基板20Aを冷間
圧接する際の圧延率は、0.1〜30%の範囲であるこ
とが好ましい。すなわち、 T1 : 金属箔の圧接前の厚さ、 T2 : 金属基板の圧接前の厚さ、 TA : 冷間圧接後の複合材の厚さ、 R : 圧延率 (%)とした場合、 R = (T1 + T2 -TA)×100/(T1+T2) であり、 0.1≦R≦30 となるRの範囲で圧延する。
圧接する際の圧延率は、0.1〜30%の範囲であるこ
とが好ましい。すなわち、 T1 : 金属箔の圧接前の厚さ、 T2 : 金属基板の圧接前の厚さ、 TA : 冷間圧接後の複合材の厚さ、 R : 圧延率 (%)とした場合、 R = (T1 + T2 -TA)×100/(T1+T2) であり、 0.1≦R≦30 となるRの範囲で圧延する。
【0020】ここで、圧延率の最下限は次の要因により
決定される。すなわち、板の表面は一見平坦に見える
が、微視的には凹凸が存在しているため、非加圧状態で
は金属同士の接触面積が非常に少なく、従来の冷間圧延
圧接法では、たとえ表面が十分に活性化されていても強
力な接合が得られない。このため、従来の冷間圧延圧接
法では、高い圧延率の冷間圧延によって、表面の酸化物
皮膜を塑性流動させ、部分的に活性化した表面を形成さ
せるとともに、接触面積を拡大させることにより接合し
ていたため、金属表面は必ずしも平坦である必要はなか
った。すなわち、表面を予めやや粗めに仕上げた金属基
板を、高い圧延率で圧延してより平坦化して接合してい
た。一方、複合材19の製造における金属箔20Bおよ
び金属基板20Aの表面清浄化においては、金属表面に
新たな凹凸は形成されず、圧接前の仕上げ圧延時の表面
の平坦性を保持したまま圧接することが可能であるの
で、小さな加圧力でも接触面積が大きく、かつ接触部は
確実に金属結合するので低い圧延率でも強力な接合強度
が得られるものと考えられる。また、圧延率の上限は冷
間圧接と仕上げ圧延、または調質圧延を1回の圧延工程
で実施する場合があり30%とするが、30%を超える
場合は加工硬化が著しくなり好ましくない。なお、金属
箔と金属基板との冷間圧接には、圧延ロールの代わり
に、片側もしくは両側に平坦なブロックを用いたプレス
などの加圧機構を用いてもよい。
決定される。すなわち、板の表面は一見平坦に見える
が、微視的には凹凸が存在しているため、非加圧状態で
は金属同士の接触面積が非常に少なく、従来の冷間圧延
圧接法では、たとえ表面が十分に活性化されていても強
力な接合が得られない。このため、従来の冷間圧延圧接
法では、高い圧延率の冷間圧延によって、表面の酸化物
皮膜を塑性流動させ、部分的に活性化した表面を形成さ
せるとともに、接触面積を拡大させることにより接合し
ていたため、金属表面は必ずしも平坦である必要はなか
った。すなわち、表面を予めやや粗めに仕上げた金属基
板を、高い圧延率で圧延してより平坦化して接合してい
た。一方、複合材19の製造における金属箔20Bおよ
び金属基板20Aの表面清浄化においては、金属表面に
新たな凹凸は形成されず、圧接前の仕上げ圧延時の表面
の平坦性を保持したまま圧接することが可能であるの
で、小さな加圧力でも接触面積が大きく、かつ接触部は
確実に金属結合するので低い圧延率でも強力な接合強度
が得られるものと考えられる。また、圧延率の上限は冷
間圧接と仕上げ圧延、または調質圧延を1回の圧延工程
で実施する場合があり30%とするが、30%を超える
場合は加工硬化が著しくなり好ましくない。なお、金属
箔と金属基板との冷間圧接には、圧延ロールの代わり
に、片側もしくは両側に平坦なブロックを用いたプレス
などの加圧機構を用いてもよい。
【0021】次に、好適な実施例を挙げて本発明をさら
に説明する。 (実施例1)厚さ90μmの冷延鋼板に、パンチプレス
を用いて直径が3mmの円状の孔を、ピッチが10mm
の格子状の配列となるように設けた。この穴あき鋼板の
両面に、通常のワット浴を用いて厚さ2μmのニッケル
めっきを施し、金属基板とした。この金属基板と、厚さ
30μmのアルミニウム箔を真空槽に挿入し、5×10
-3Torr. のアルゴンガス中でマグネトロンスパッタ法に
より、金属基板の片面を約500オングストローム、ア
ルミニウム箔の片面を約2000オングストロームエッ
チングした後、両者の被エッチング面が重なるようにし
て、120℃の温度で圧延率3%で圧延し、冷間圧接
し、複合材を作製した。得られた複合材からパンチプレ
スを用いて、長辺が10.5mm、短辺が7.5mm
で、その中心に直径3mmの円状の孔が1個穿設された
電池用安全弁素子を打ち抜いた。これらの電池用安全弁
素子の金属基板の周辺を、レーザービームを用いること
により溶融させ、鋼板製圧力容器に設けた貫通孔を閉塞
するように溶接した。そして、上記の鋼板製圧力容器の
一端を圧力計を介してエアーコンプレッサーと接続し、
鋼板製圧力容器内部を加圧したところ、14kgf/c
m2 の内圧で電池用安全弁素子のアルミニウム箔が破裂
した。その後、同じようにして幾つかの電池用安全弁素
子を作成してアルミニウム箔の破裂する圧力を測定した
ところ、いずれも12〜18kgf/cm2 という安定
した圧力範囲でアルミニウム箔が破裂した。
に説明する。 (実施例1)厚さ90μmの冷延鋼板に、パンチプレス
を用いて直径が3mmの円状の孔を、ピッチが10mm
の格子状の配列となるように設けた。この穴あき鋼板の
両面に、通常のワット浴を用いて厚さ2μmのニッケル
めっきを施し、金属基板とした。この金属基板と、厚さ
30μmのアルミニウム箔を真空槽に挿入し、5×10
-3Torr. のアルゴンガス中でマグネトロンスパッタ法に
より、金属基板の片面を約500オングストローム、ア
ルミニウム箔の片面を約2000オングストロームエッ
チングした後、両者の被エッチング面が重なるようにし
て、120℃の温度で圧延率3%で圧延し、冷間圧接
し、複合材を作製した。得られた複合材からパンチプレ
スを用いて、長辺が10.5mm、短辺が7.5mm
で、その中心に直径3mmの円状の孔が1個穿設された
電池用安全弁素子を打ち抜いた。これらの電池用安全弁
素子の金属基板の周辺を、レーザービームを用いること
により溶融させ、鋼板製圧力容器に設けた貫通孔を閉塞
するように溶接した。そして、上記の鋼板製圧力容器の
一端を圧力計を介してエアーコンプレッサーと接続し、
鋼板製圧力容器内部を加圧したところ、14kgf/c
m2 の内圧で電池用安全弁素子のアルミニウム箔が破裂
した。その後、同じようにして幾つかの電池用安全弁素
子を作成してアルミニウム箔の破裂する圧力を測定した
ところ、いずれも12〜18kgf/cm2 という安定
した圧力範囲でアルミニウム箔が破裂した。
【0022】(比較例1)厚さ0.2mmに圧延された
アルミニウム板の片側を、残厚が約30μmとなるよう
に、直径3mmの円を0.1mm幅でエッチング(ハー
フエッチング)した。そしてハーフエッチングアルミニ
ウム板から、実施例1と同様にして、その中心に前記の
円がハーフエッチングされている安全弁を複数個採取し
た。これらの安全弁を実施例1と同様にして鋼板製圧力
容器に密閉溶接した後、実施例1と同様にして鋼板製圧
力容器内部を加圧したところ、6〜24kgf/cm2
という広い圧力範囲でアルミニウムのハーフエッチング
部が破裂した。
アルミニウム板の片側を、残厚が約30μmとなるよう
に、直径3mmの円を0.1mm幅でエッチング(ハー
フエッチング)した。そしてハーフエッチングアルミニ
ウム板から、実施例1と同様にして、その中心に前記の
円がハーフエッチングされている安全弁を複数個採取し
た。これらの安全弁を実施例1と同様にして鋼板製圧力
容器に密閉溶接した後、実施例1と同様にして鋼板製圧
力容器内部を加圧したところ、6〜24kgf/cm2
という広い圧力範囲でアルミニウムのハーフエッチング
部が破裂した。
【0023】(実施例2)厚さ60μmのステンレスス
チール板に、パンチプレスを用いて直径が3mm円状の
孔を、ピッチが10.5mmの格子状の配列となるよう
に設けた。このステンレススチールの冷延穿孔板と、厚
さ10μmのニッケル箔を真空槽に挿入し、1×10-2
Torr. のアルゴンガス中でマグネトロンスパッタ法によ
り、ステンレススチールの冷延穿孔板の片面とニッケル
箔の片面を約500オングストロームエッチングした
後、両者の被エッチング面が重なるようにして、室温に
て圧延率0.5%で圧延し、冷間圧接し、複合材を作製
した。得られた複合材からパンチプレスを用いて長辺が
10.5mm、短辺が7.5mmで、その中心に円状の
孔が1個穿設されている電池用安全弁素子を7個採取し
た。これらの電池用安全弁素子を実施例1と同様にして
鋼板製圧力容器に密閉溶接した後、実施例1と同様にし
て鋼板製圧力容器内部を加圧したところ、7個の電池用
安全弁素子は、13〜17kgf/cm2 という安定し
た圧力範囲でニッケル箔が破裂した。
チール板に、パンチプレスを用いて直径が3mm円状の
孔を、ピッチが10.5mmの格子状の配列となるよう
に設けた。このステンレススチールの冷延穿孔板と、厚
さ10μmのニッケル箔を真空槽に挿入し、1×10-2
Torr. のアルゴンガス中でマグネトロンスパッタ法によ
り、ステンレススチールの冷延穿孔板の片面とニッケル
箔の片面を約500オングストロームエッチングした
後、両者の被エッチング面が重なるようにして、室温に
て圧延率0.5%で圧延し、冷間圧接し、複合材を作製
した。得られた複合材からパンチプレスを用いて長辺が
10.5mm、短辺が7.5mmで、その中心に円状の
孔が1個穿設されている電池用安全弁素子を7個採取し
た。これらの電池用安全弁素子を実施例1と同様にして
鋼板製圧力容器に密閉溶接した後、実施例1と同様にし
て鋼板製圧力容器内部を加圧したところ、7個の電池用
安全弁素子は、13〜17kgf/cm2 という安定し
た圧力範囲でニッケル箔が破裂した。
【0024】(比較例2)厚さ0.1mmに圧延したニ
ッケル薄板の片側に、パンチプレスを用いて直径が3m
m円状の凹みを、ピッチが10.5mmの格子状の配列
で、凹部の残厚が約10μmとなるように形成した。得
られた凹み部を有するニッケル薄板から、実施例1と同
様にして、その中心に円状の凹みが形成されている電池
用安全弁素子を7個採取した。これらの電池用安全弁素
子を実施例1と同様にして鋼板製圧力容器に密閉溶接し
た後、実施例1と同様にして鋼板製圧力容器内部を加圧
したところ、3個の安全弁素子は既にプレス加工時にマ
イクロクラックが生じており内圧が負荷されず、残りの
4個についてはそれぞれ8〜33kgf/cm2 の内圧
で電池用安全弁素子の凹み部が破裂した。
ッケル薄板の片側に、パンチプレスを用いて直径が3m
m円状の凹みを、ピッチが10.5mmの格子状の配列
で、凹部の残厚が約10μmとなるように形成した。得
られた凹み部を有するニッケル薄板から、実施例1と同
様にして、その中心に円状の凹みが形成されている電池
用安全弁素子を7個採取した。これらの電池用安全弁素
子を実施例1と同様にして鋼板製圧力容器に密閉溶接し
た後、実施例1と同様にして鋼板製圧力容器内部を加圧
したところ、3個の安全弁素子は既にプレス加工時にマ
イクロクラックが生じており内圧が負荷されず、残りの
4個についてはそれぞれ8〜33kgf/cm2 の内圧
で電池用安全弁素子の凹み部が破裂した。
【0025】(実施例3)直径3mmの円孔がピッチ1
0.5mmの千鳥状配列となるように設けられた厚さ9
0μmの冷延鋼板の両面に、実施例1と同様にして厚さ
2μmのニッケルめっきを施した。このニッケルめっき
穿孔鋼板と厚さ10μmの銅箔を真空槽に挿入し、2×
10-3Torr. のアルゴンガス中でマグネトロンスパッタ
法により、ニッケルめっき穿孔鋼板の片面と銅箔の片面
とを、それぞれ約500オングストロームエッチングし
た後、両者の被エッチング面が重なるようにして、定温
にて圧延率0.3%で圧延し、冷間圧接し、複合材を作
製した。得られた複合材からパンチプレスを用いて1
0.5mmの径で、その中心に貫通孔が1個穿設された
電池用安全弁素子を7個採取した。これらの電池用安全
弁素子を実施例1と同様にして鋼板製圧力容器に密閉溶
接した後、実施例1と同様にして鋼板製圧力容器内部を
加圧したところ、それぞれ10〜15kgf/cm2 と
いう安定した圧力範囲で安全弁素子の銅箔が破裂した。
0.5mmの千鳥状配列となるように設けられた厚さ9
0μmの冷延鋼板の両面に、実施例1と同様にして厚さ
2μmのニッケルめっきを施した。このニッケルめっき
穿孔鋼板と厚さ10μmの銅箔を真空槽に挿入し、2×
10-3Torr. のアルゴンガス中でマグネトロンスパッタ
法により、ニッケルめっき穿孔鋼板の片面と銅箔の片面
とを、それぞれ約500オングストロームエッチングし
た後、両者の被エッチング面が重なるようにして、定温
にて圧延率0.3%で圧延し、冷間圧接し、複合材を作
製した。得られた複合材からパンチプレスを用いて1
0.5mmの径で、その中心に貫通孔が1個穿設された
電池用安全弁素子を7個採取した。これらの電池用安全
弁素子を実施例1と同様にして鋼板製圧力容器に密閉溶
接した後、実施例1と同様にして鋼板製圧力容器内部を
加圧したところ、それぞれ10〜15kgf/cm2 と
いう安定した圧力範囲で安全弁素子の銅箔が破裂した。
【0026】(比較例3−高温加熱圧接法)実施例3と
同様のニッケルめっき鋼板に、パンチプレスを用いて実
施例3と同様の円孔を、実施例3と同様の千鳥状の配列
となるように設けた。このニッケルめっき鋼板と、実施
例3と同様のニッケル箔を重ね合わせ、真空炉中で加圧
しながら1000℃で熱圧着した。得られた積層板から
実施例3と同様にして、その中心に円孔が穿設された電
池用安全弁素子を7個採取した。これらの電池用安全弁
素子を実施例1と同様にして鋼板製圧力容器に密閉溶接
した後、実施例1と同様にして鋼板製圧力容器内部を加
圧したところ、4〜12kgf/cm2 という広い圧力
範囲で安全弁のニッケル箔が破裂した。
同様のニッケルめっき鋼板に、パンチプレスを用いて実
施例3と同様の円孔を、実施例3と同様の千鳥状の配列
となるように設けた。このニッケルめっき鋼板と、実施
例3と同様のニッケル箔を重ね合わせ、真空炉中で加圧
しながら1000℃で熱圧着した。得られた積層板から
実施例3と同様にして、その中心に円孔が穿設された電
池用安全弁素子を7個採取した。これらの電池用安全弁
素子を実施例1と同様にして鋼板製圧力容器に密閉溶接
した後、実施例1と同様にして鋼板製圧力容器内部を加
圧したところ、4〜12kgf/cm2 という広い圧力
範囲で安全弁のニッケル箔が破裂した。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明の電池用安全弁素子
は、容易に破裂部分の厚さを均一とすることが可能であ
るため、破裂する内圧にバラツキが少なく、安全弁とし
て使用した場合に、安定した作動圧力で作動する安全弁
とすることが可能である。また、本発明においては冷間
圧接法を用いて複合材を作製するため、従来の高温加熱
圧接法に比べて材料強度の低下が少なく作動圧力が安定
している。また、本発明の電池ケース蓋は、金属基板に
貫通孔を設け金属箔を圧接後成形するので、安全弁とし
ての破裂部分を有した電池ケース蓋が容易に得られ、安
全弁付き電池ケース蓋として使用した場合に、安定した
作動圧力で作動させることができる。さらに、本発明の
電池用安全弁素子を用いた電池は、安定した作動圧力で
安全弁を作動させることができるので、大変安全であ
る。
は、容易に破裂部分の厚さを均一とすることが可能であ
るため、破裂する内圧にバラツキが少なく、安全弁とし
て使用した場合に、安定した作動圧力で作動する安全弁
とすることが可能である。また、本発明においては冷間
圧接法を用いて複合材を作製するため、従来の高温加熱
圧接法に比べて材料強度の低下が少なく作動圧力が安定
している。また、本発明の電池ケース蓋は、金属基板に
貫通孔を設け金属箔を圧接後成形するので、安全弁とし
ての破裂部分を有した電池ケース蓋が容易に得られ、安
全弁付き電池ケース蓋として使用した場合に、安定した
作動圧力で作動させることができる。さらに、本発明の
電池用安全弁素子を用いた電池は、安定した作動圧力で
安全弁を作動させることができるので、大変安全であ
る。
【図1】本発明の電池用安全弁素子を示す概略斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の電池用安全弁素子を電池ケース蓋に取
り付ける態様を示す概略斜視である。
り付ける態様を示す概略斜視である。
【図3】複合材の製造法を示す概略斜視図である。
【図4】複合材の製造法を示す概略斜視図である。
A・・・金属基板 B・・・金属箔 C・・・貫通孔 D・・・電池用安全弁素子 E・・・電池ケース蓋 F・・・孔 1・・・真空槽 2・・・圧延ユニット 3A,3B・・・巻き戻しリール 5・・・巻き取りリール 6A,6B・・・支持電極ロール 9,25・・・真空ポンプ 18・・・圧下装置 19・・・複合材 20A・・・金属基板 20B・・・金属箔 22・・・エッチングチャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西條 謹二 山口県下松市寺迫1561−8番地 (72)発明者 吉田 一雄 山口県光市虹ヶ丘5丁目9番22号 (72)発明者 好本 信行 山口県柳井市日積2350番地 (72)発明者 礒部 剛彦 山口県下松市末武上534−10番地
Claims (7)
- 【請求項1】 貫通孔を穿設した金属基板と、前記貫通
孔を閉塞するように前記基板上に積層された金属箔とか
らなる電池用安全弁素子。 - 【請求項2】 前記貫通孔が複数穿設された請求項1記
載の電池用安全弁素子。 - 【請求項3】 前記金属基板が、鋼板、ステンレス鋼
板、銅板またはアルミニウム板のいずれかである請求項
1又は2記載の電池用安全弁素子。 - 【請求項4】 前記金属箔が鋼箔、ステンレス箔、銅
箔、アルミニウム箔、ニッケル箔又はニッケル−鉄合金
箔のいずれかである請求項1〜3のいずれかに記載の電
池用安全弁素子。 - 【請求項5】 金属基板に孔を設け、金属箔を圧接後、
成形した安全弁付き電池ケース蓋。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の電池用
安全弁素子を用いた電池。 - 【請求項7】 請求項5に記載の安全弁付き電池ケース
蓋を用いた電池。
Priority Applications (14)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08050780A JP3108360B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | 電池用安全弁素子および安全弁付き電池ケース蓋 |
TW086101602A TW363286B (en) | 1996-02-15 | 1997-02-13 | Safety valve elements for battery use and battery case lid with safety valves |
AU16721/97A AU1672197A (en) | 1996-02-15 | 1997-02-14 | Safety valve element for battery and battery case cap with safety valve |
EP97902679A EP0887872B1 (en) | 1996-02-15 | 1997-02-14 | Safety valve element for battery and battery case cap with safety valve |
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