JPH09219041A - 光学記録媒体の製造方法とこれに用いる製造装置 - Google Patents

光学記録媒体の製造方法とこれに用いる製造装置

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JPH09219041A
JPH09219041A JP2551896A JP2551896A JPH09219041A JP H09219041 A JPH09219041 A JP H09219041A JP 2551896 A JP2551896 A JP 2551896A JP 2551896 A JP2551896 A JP 2551896A JP H09219041 A JPH09219041 A JP H09219041A
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JP2551896A
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Inventor
Yuichi Aki
Motohisa Haga
Takao Kondo
Kokichi Obinata
祐一 安芸
好吉 小日向
元久 羽賀
高男 近藤
Original Assignee
Sony Corp
ソニー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板がヤング率(剛性)が比較的小さい材料
より成形されている場合においても、基板の剥離工程に
おいて、基板の反り等の変形や破損、光硬化性樹脂の剥
離の発生を効果的に防止する。 【解決手段】 光学記録媒体を構成する基板1上に、フ
ォトポリマリゼーション法によって情報記録層が形成さ
れる光学記録媒体の製造方法において、情報記録層の形
成時に基板1上に塗布した光硬化性樹脂層3に圧着させ
たスタンパー8の剥離を、基板1の光硬化性樹脂層3を
有する側に正圧を、これとは反対側に負圧をかけて行
う。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【発明の属する技術分野】本発明は光学記録媒体の製造
方法とこれに用いる製造装置に係わる。

【0002】

【従来の技術】オーディオ用、ビデオ用そのほかの各種
情報を記録する光学記録媒体として、その記録もしくは
再生を光照射によって行う光ディスク、光カード、光磁
気ディスク、相変化光学記録媒体等のROM(Read
Only Memory)型、追記型、書換え型等の
光学記録媒体があるが、例えばコンパクトディスクにお
けるようなROM型においてその情報記録層にデータ情
報、トラッキングサーボ信号等の記録がなされる位相ピ
ット、プリグルーブ等の微細凹凸が、また、追記型、書
換え型等の光磁気あるいは相変化等による光磁気媒体に
おいてもプリグルーブ等の微細凹凸の形成がなされる。

【0003】この微細凹凸を有する情報記録層の形成方
法の1つとして光重合法によるフォトポリマリゼーショ
ン法いわゆる2P法がある。

【0004】図2は、記録情報量の増大化を図って、第
1および第2の情報記録層を重ね合わせて成る2層構造
の光学記録媒体の概略断面図を示す。この光学記録媒体
は、透明な基板1上に、第1および第2の情報記録層1
1および12が透明中間膜33を介して積層されてな
る。

【0005】第1の情報記録層11は、第1の微細凹凸
21が例えば基板1となる強化ガラス等上に2P法によ
り形成し、またはポリカーボネート等の射出成形によっ
て形成し、これに例えばSiNより成る半透明膜13が
被覆されてなる。第2の情報記録層12は、2P法によ
って上記第1の情報記録層11の上に第2の微細凹凸2
2が積層されて形成され、これにAl蒸着膜等による反
射膜14が形成されてなる。この第2の情報記録層12
上には、光硬化性樹脂等よりなる保護膜6が形成され
る。

【0006】この2P法によって微細凹凸を有する情報
記録層を形成する方法は、上述の強化ガラス基板、また
は射出成形によって、第1の情報記録層を形成する第1
の微細凹凸が形成された(図示せず)ポリカーボネート
等の基板1上に、光硬化性樹脂3、例えば紫外線硬化性
樹脂を基板1の中心孔1hから所要の距離隔てた位置に
おいて、ディスペンサーによって図3に示すように基板
1の中心軸を中心とする一円周上に沿って塗布する。

【0007】その後、図4に示すように、目的とする情
報記録層を形成する微細凹凸の転写パターンの微細凹凸
8sが形成されたスタンパー8上に、図5に示すよう
に、基板1を光硬化性樹脂3が塗布された側をスタンパ
ー8の微細凹凸8sが形成された側に合致させて衝合す
る。この状態で例えば円柱状の押圧ローラー9を、スタ
ンパー8上に配置された基板1上から一定の荷重Fをか
けて、基板1上を転動させる。このようにすると、基板
1およびスタンパー8との間に介在する光硬化性樹脂3
が押圧されて基板1およびスタンパー8の板面に沿って
展延する。

【0008】その後、図6に示すように、基板1の背面
から例えば紫外線ランプ10によって紫外線照射を行っ
て光硬化性樹脂3の硬化を行う。

【0009】その後、基板1を光硬化性樹脂3とともに
スタンパー8から剥離して、スタンパー8の微細凹凸8
sの転写によって光硬化性樹脂3に第2の微細凹凸22
が形成されるようにする。従来においては、基板1をス
タンパー8から剥離するにあたっては、図7に示すよう
に水平基台30上にスタンパー8と基板1を合致させた
状態で、基板1の中心孔1hに水平基台30の中心部の
センターピン40を挿入させて載置する。

【0010】この状態で、窒素ガス20をセンターピン
40から噴き出すと同時にセンターピン40を所要の高
さに突き上げて基板1をスタンパー8から剥離する。

【0011】上述したように剥離工程を経た後、第2の
微細凹凸22が形成された光硬化性樹脂3の表面に、金
属、例えばAl蒸着膜による反射膜14を被着して第2
の情報記録層12を形成する。この第2の情報記録層1
2上には、同様に、光硬化性樹脂、例えば紫外線硬化性
樹脂よりなる保護膜6を塗布して目的とする光学記録媒
体、例えば光ディスクを形成する。

【0012】ところで、上記の方法により基板1をスタ
ンパー8から剥離する場合において、基板1が例えば強
化ガラス等の、ヤング率(剛性)が充分大きい材料によ
り成形され、また、基板1の中心孔1hとセンターピン
40の上端の形状が、基板1とスタンパー8との間に挟
まれた空間の気密性を充分保つために適している場合に
ついては、上述した剥離工程における基板1の反り等の
変形や破損は殆ど問題にはならないほど小さいものであ
った。

【0013】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層光
学記録媒体の用途等においては、基板1の材料は、コン
パクトディスクと同様の、例えばポリカーボネート等の
樹脂である。このような材料を基板1に用いた場合に
は、ヤング率(剛性)が比較的小さいため、上述した剥
離工程において、図8に示すように、基板1をセンター
ピン40により突き上げる際に、基板1の反り等の変形
や破損、また光硬化性樹脂3の基板1からの剥離等を生
じる場合があり、その部分において、信号転写不良の原
因となり、これが信号再生の支障を来し、安定した記録
媒体の製造が困難であるという問題があった。

【0014】上述したように図2は第1の情報記録層1
1と第2の情報記録層12が透明中間膜33を介して積
層して形成されてなる光学記録媒体の一例の概略断面図
であるが、この光学記録媒体に対する第1の情報記録層
11と第2の情報記録層12とからの情報の読み出し
は、ドライブ装置の簡略化を図ることができるように、
また第1および第2の情報記録層11および12に対し
連続的にその記録ないしは読み出しを行うことができる
ように、1組の光学ヘッドによって光学記録媒体の同一
側すなわち基板1側から光照射によって行うことができ
るようにすることが望まれる。

【0015】この光学記録媒体における第1の情報記録
層11に対しては、光学ヘッドからの照射光Lを、図2
の実線で示すように、第1の情報記録層11にフォーカ
シングさせて、その記録、再生を行い、第2の情報記録
層12に対しては、光学ヘッドからの照射光Lを、図2
の破線で示すように、第2の情報記録層12にフォーカ
シングさせて、その記録、再生を行う。

【0016】上述した基板1の変形や破損、光硬化性樹
脂3の剥離による信号転写不良は、例えば基板1側か
ら、例えばレーザー光を照射して微細凹凸による情報を
照射レーザー光の干渉によって読み出すに際してのエラ
ーの発生原因となる。これは単層の情報記録層のディス
ク構造においても、例えば基板1側からレーザー光を照
射して微細凹凸による情報を照射レーザー光に干渉によ
って読み出すに際して、信号再生に問題が生じるところ
であるが、情報の記録容量の増大化を図るために、2層
以上の情報記録層が積層された多層光学記録媒体におい
ては特に問題となるところである。

【0017】そこで、本発明においては、上述した基板
1を光硬化性樹脂3とともにスタンパー8から剥離する
工程において、基板1がヤング率(剛性)が比較的小さ
い材料より成形されている場合においても、基板の反り
等の変形や破損、光硬化性樹脂3の剥離の発生を効果的
に防止した光学記録媒体の製造方法と、これに用いる製
造装置を提供する。

【0018】

【課題を解決するための手段】本発明は、光学記録媒体
を構成する基板上に、フォトポリマリゼーション法によ
って情報記録層が形成される光学記録媒体の製造方法に
おいて、情報記録層の形成時に基板上に塗布した光硬化
性樹脂層に圧着させたスタンパーの剥離を、基板の光硬
化性樹脂層を有する側に正圧を、これとは反対側に負圧
をかけて行う。

【0019】また、本発明の製造装置は、水平基台と、
剥離プレートとを有し、水平基台と剥離プレートとの対
向部間に、光硬化性樹脂が塗布されこれにスタンパーを
衝合させた光学記録媒体を構成する基板を、スタンパー
側を基台側として挟み込んだ状態で、基板と剥離プレー
トとの間に気密空間を形成する気密封止手段が配置さ
れ、剥離プレートには、気密空間に連通し該気密空間内
を排気して該気密空間内を負圧として基板を剥離プレー
トに吸着させる排気口と、気密空間と気密的に分離され
基板に穿設された中心孔を通じて基板とスタンパーとの
間を正圧とする気体供給口とが設けられた構成とし、負
圧と正圧との共働により、基板を光硬化性樹脂層ととも
にスタンパーと剥離させて、基板にスタンパーによる凹
凸パターンが転写されてなる凹凸パターンが形成された
情報記録層を形成する。

【0020】本発明によれば、基板を光硬化性樹脂とと
もにスタンパーから剥離する工程において、基板がヤン
グ率(剛性)が比較的小さい材料より成形されている場
合においても、基板の反り等の変形や破損、光硬化性樹
脂の剥離の発生を効果的に防止することができ、光学的
特性に優れた光学記録媒体を製造することができる。

【0021】

【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施の形態を説
明する。以下において、ディスク状、いわゆる円板状の
光ディスクに適用する場合について説明するが、本発明
は、このような光ディスクや、形状に限られるものでは
なく、光磁気ディスク、相変化ディスク、その他カード
状、シート状等の微細凹凸を情報記録層に有する各種光
学記録媒体に適用できることは言うまでもない。

【0022】この例は、図2に示したように例えばポリ
カーボネート等の光透過性樹脂の射出成形によって、基
板1の成形と同時に基板1の一主面にデータ記録ピッ
ト、またはプリグルーブ等の第1の微細凹凸21を形成
し、これの上に半透明膜13が形成されて第1の情報記
録層11を形成し、この第1の情報記録層11上に2P
法によって、データ記録ピット、またはプリグルーブ等
の第2の微細凹凸22を形成し、これの上に蒸着膜によ
る反射膜14を被着して第2の情報記録層12を形成
し、この第2の情報記録層12上に、例えば光硬化性樹
脂よりなる保護膜6が塗布されて成る光学記録媒体例え
ば光ディスクを得る場合である。

【0023】この例では、図3に示したように例えば射
出成形によって第1の情報記録層を形成する微細凹凸が
形成された(図示せず)基板1上に、光硬化性樹脂3、
例えば紫外線硬化性樹脂を基板1の中心孔1hから所要
の距離を隔てた位置において、例えばディスペンサーに
よって基板1の中心軸を中心とする一円周上に沿って塗
布する。

【0024】一方図4に示すように、第2の情報記録層
12の微細凹凸を形成するための転写微細凹凸8sを有
するスタンパー8を用意する。そしてこれに光硬化性樹
脂3が塗布された基板1を、その光硬化性樹脂3を基板
1とスタンパー8との間に介在させて押圧する。

【0025】次に、この状態で例えば円柱状の押圧ロー
ラー9を、スタンパー8上に配置された基板1上から一
定の荷重Fをかけて、基板1上を転動させる。このよう
にすると、基板1およびスタンパー8との間に介在する
光硬化性樹脂3が押圧されて基板1およびスタンパー8
の板面に沿って展延する。

【0026】その後、図6に示すように、基板1の背面
から例えば紫外線ランプ10によって紫外線照射を行っ
て光硬化性樹脂3の硬化を行う。

【0027】その後、基板1を光硬化性樹脂3とともに
スタンパー8から剥離する。本発明においては、この基
板1を光硬化性樹脂3とともにスタンパー8から剥離す
る工程において、基板1の変形、破損、光硬化性樹脂の
剥離を防止する。

【0028】図1は、本発明装置の一例の概略断面図を
示し、この装置80によって基板1をスタンパー8か
ら、光硬化性樹脂3とともに剥離する。

【0029】この場合、水平基台30と、剥離プレート
60とが用意される。この例では、水平基台30と剥離
プレート60との対向部間に、光硬化性樹脂3が塗布さ
れ、これにスタンパー8を衝合させた基板1を、スタン
パー8側を水平基台30側として挟み込んだ状態で設置
される。

【0030】このスタンパー8は、通常少なくともその
表面がニッケルメッキ層すなわち磁性金属層を有するか
ら、例えば電磁石、あるいは永久磁石を有する水平基台
30上で充分な平坦度で磁気的に吸着保持する。

【0031】一方この状態で、基板1と剥離プレート6
0との間には中心部に第2の気密空間52が形成され、
これと分離されてその外周にリング状の第1の気密空間
51が形成されるようにする。これら第1および第2の
気密空間51および52はそれぞれ基板1と剥離プレー
ト60との間に、第1および第2の気密封止手段63A
および63B、例えばOリングが配置され、これらOリ
ングによって第1および第2の気密空間51および52
が互いに分離されて形成される。

【0032】剥離プレート60には、第1の気密空間5
1に連通し、排気ポンプ(図示せず)が連結されて、第
1の気密空間51内を排気して第1の気密空間51内を
負圧として基板1を剥離プレート60に吸着させる排気
口91が設けられるとともに、基板1に穿設された中心
孔1hを通じて第2の気密空間52に気体例えば空気を
供給して空間52内を正圧とする気体供給口92が設け
られる。

【0033】基板1とスタンパー8は、スタンパー8が
水平基台30側に接するようにして、その中心孔8hに
水平基台30の中心部分のセンターピン40を挿入して
配置する。このセンターピン40には、その上端部から
その周面に連通する気体通過口40hが設けられてい
る。

【0034】剥離プレート60は、基板1の信号記録面
とは反対側の面に所定の押圧力をもって、押圧設置され
ている。この剥離プレート60には、その中心部分の、
信号記録エリア70と重ならない情報記録層に寄与しな
い無効領域に、気体供給口92が形成され、第2の気密
空間52が基板1の信号記録エリア70と重ならないよ
うに設定されている。

【0035】また、各第1および第2の気密封止手段6
3Aおよび63Bの、例えばOリングは、情報記録に寄
与しない無効領域に配置される。

【0036】次に、上述した光学記録媒体の製造装置8
0を用いて、基板1を光硬化性樹脂3とともにスタンパ
ー8から剥離する方法について説明する。

【0037】先ず、図1に示すように、上述した光硬化
性樹脂3を介して積層接着された状態の基板1とスタン
パー8を、その基板1側に、第1の気密空間51内の気
密性が充分確保できる程度の押圧力、すなわち第1およ
び第2の気密封止手段63Aおよび63B、例えばOリ
ングによって、基板1に充分密着する程度の押圧力をも
って、剥離プレート60を押圧設置する。

【0038】次に、第1の気密空間51内を剥離プレー
ト60に設けられた排気口91から排気して、所定の負
圧まで、第1の気密空間51内の圧力が均一になるよう
に減圧して、基板1を、その信号記録エリア70の部分
において上方に引っ張る方向に力を作用させる。このと
き、第1の気密空間51は、その外周部および内周部
が、例えばOリングが設置されているため、基板1に
は、信号記録エリア70の中心を最大とする曲げ応力が
働き、この結果スタンパー8と光硬化性樹脂3との間を
引き剥がすように作用する。

【0039】この状態で次に、基板1の中央部分の第2
の気密空間52に剥離プレート60に設けられた気体供
給口92から、気体通過口40hを通って気体供給を行
って、第2の気密空間52内を正圧にする。このとき、
気体通過口40hの配置は、基板1の軸心に対し対称的
になるように第2の気密空間52に開口して、その第2
の気密空間52への気体供給圧力が均一になるようにす
る。この正圧力は基板1の信号記録エリア70外であっ
て、その内周部を上方に持ち上げる方向に作用する。

【0040】このとき、バネやエアシリンダー等(図示
せず)によって剥離プレート60を上方に引き上げるよ
うな力を作用させておく。このようにすると第2の気密
空間52内の空気はスタンパー8と光硬化性樹脂3との
間の侵入することができ、第1の気密空間51の作用に
よって基板1を光硬化性樹脂3とともにスタンパー8か
ら引き剥がす方向に働いていた力を補助するとともに、
内周部から、両者を引き剥がすきっかけとなるように作
用し、この結果、基板1の広域に渡って光硬化性樹脂3
とともに一気に持ち上げる力が加わる。

【0041】このように本発明によれば、基板1を光硬
化性樹脂3とともにスタンパー8から剥離する際に、基
板1が広域に渡って持ち上げられ、すなわち変形、破
損、光硬化性樹脂3の剥離を効果的に防止できる。した
がって、特に情報記録層が2層以上形成される多層光学
記録媒体、すなわち下層側の情報記録層上に、上層の情
報記録層を2P法によって形成する場合に特に有益であ
る。

【0042】上述したように剥離工程を経た後、第2の
微細凹凸22が形成された光硬化性樹脂3の表面に、金
属、例えばAl蒸着膜による反射膜14を被着して第2
の情報記録層12を形成する。この第2の情報記録層1
2上には、同様に、光硬化性樹脂、例えば紫外線硬化性
樹脂よりなる保護膜6を塗布して目的とする光学記録媒
体、例えば光ディスクを形成する。

【0043】上述した例においては、情報記録層が2層
形成される多層光学記録媒体を作製する場合について説
明したが、本発明は、情報記録層が一層である単層の光
学記録媒体を作製する場合についても利用できるもので
あることは言うまでもない。すなわち図2で説明したガ
ラス基板、ポリカーボネート系の光透過性基板の一主面
に、上述した位相ピット、プリグルーブ等の微細凹凸
を、2P法により形成する場合に本発明を適用する。

【0044】また、基板1とスタンパー8とを剥離する
際には、上述した本発明構成に加え、図8において示し
た従来方法における基板の剥離を行う場合の、センター
ピン40による基板1の突き上げ機構を併せて具備する
構成とすることもできる。この場合は、より剥離を効果
的に行うことができる。

【0045】また、上述した例では、基板1がディスク
である場合を主として説明したが、カード状等各種の構
造に適用することができる。

【0046】また、上述したように本発明は、光ディス
クすなわち微細凹凸がデータ情報を含むものであるが、
この場合に限られるものではなく、例えば光磁気記録
層、光照射によって相変化を生じる相変化記録層のよう
に、微細凹凸が例えばトラッキング用、アドアレス用等
のプリグルーブ、ピット等を有する情報記録層による光
学記録媒体を得る場合にも適用でき、この場合は、微細
凹凸の形成層をもしくはこれの上の層に光磁気材料、相
変化材料を形成する構成をとることもできる。

【0047】また、上述の構成の光学記録媒体の製造装
置80における剥離プレート60は、これにスタンパー
8より剥離した基板1が吸着保持されているから、これ
を基板1を他部への搬送を行う基板1の取り出し機構の
基板保持手段に兼用することもできる。

【0048】このように、剥離プレート60に基板1を
吸着保持できることから、この基板1の剥離の自動化を
容易に行うことができる。

【0049】

【発明の効果】本発明によれば、2P法による光学記録
媒体を製造する場合において、基板をポリカーボネート
等のヤング率(剛性)の比較的小さい材料により作製し
た場合においても、情報転写後の基板の剥離工程におい
て、基板の反り等の変形、基板の破損、光硬化性樹脂の
剥離の発生を効果的に防止できた。また、基板の傷やほ
こり等による信号転写面のダメージを生ずることを効果
的に防止できた。

【0050】また、上記情報転写後の基板の剥離工程に
おいて、センターピンを突き上げて基板をスタンパーか
ら剥離する機構を省略することもできるので、装置の小
型化、低コスト化をはかることができた。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明方法による光学記録媒体の製造装置の一
例の概略断面図である。

【図2】多層光学記録媒体の概略断面図である。

【図3】従来および本発明による光学記録媒体の製造方
法の一工程図である。

【図4】従来および本発明による光学記録媒体の製造方
法の一工程図である。

【図5】従来および本発明による光学記録媒体の製造方
法の一工程図である。

【図6】従来および本発明による光学記録媒体の製造方
法の一工程図である。

【図7】従来方法による光学記録媒体の製造方法の一工
程図である。

【図8】従来方法による光学記録媒体の製造方法の一工
程図である。

【符号の説明】

1 基板、1h 基板の中心孔、3 光硬化性樹脂、6
保護膜、8 スタンパー、8h スタンパーの中心
孔、8s 微細凹凸、9 ローラー、10 紫外線ラン
プ、11 第1の情報記録層、12 第2の情報記録
層、13 半透明膜、14 反射膜、20 窒素ガス、
21 第1の微細凹凸、22 第2の微細凹凸、30
水平基台、33 透明中間膜、40 センターピン、4
0h 気体通過口、51、52 第1および第2の気密
空間、60 剥離プレート、63A、63B 第1およ
び第2の気密封止手段、70 信号記録エリア、80
光学記録媒体の製造装置、91 排気口、92 気体供
給口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽賀 元久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学記録媒体を構成する基板上に、フォ
    トポリマリゼーション法によって情報記録層が形成され
    る光学記録媒体の製造方法において、 上記情報記録層の形成時に上記基板上に塗布した光硬化
    性樹脂層に圧着させたスタンパーの剥離を、上記基板の
    上記光硬化性樹脂層を有する側に正圧を、これとは反対
    側に負圧をかけて行うことを特徴とする光学記録媒体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 水平基台と、剥離プレートとを有し、 上記水平基台と剥離プレートとの対向部間に、光硬化性
    樹脂が塗布されこれにスタンパーを衝合させた光学記録
    媒体を構成する基板を、上記スタンパー側を上記基台側
    として挟み込んだ状態で、上記基板と上記剥離プレート
    との間に気密空間を形成する気密封止手段が配置され、 上記剥離プレートには、上記気密空間に連通し該気密空
    間内を排気して該気密空間内を負圧として上記基板を上
    記剥離プレートに吸着させる排気口と、上記気密空間と
    気密的に分離され上記基板に穿設された中心孔を通じて
    上記基板と上記スタンパーとの間を正圧とする気体供給
    口とが設けられ、 上記負圧と正圧との共働により、上記基板を上記光硬化
    性樹脂層とともに上記スタンパーと剥離させて、上記基
    板に上記スタンパーによる凹凸パターンが転写されてな
    る凹凸パターンが形成された情報記録層を形成すること
    を特徴とする光学記録媒体の製造装置。
  3. 【請求項3】 上記基板と上記剥離プレートとの間に形
    成される上記気密空間は、最終的に形成する光学記録媒
    体の有効記録部に形成され、 上記気密空間と気密的に独立して該気密空間の中心部
    に、上記気体供給口と上記基板の中心孔に連通する中心
    部気密空間が形成されたことを特徴とする請求項2に記
    載の光学記録媒体の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記気密空間は、上記剥離プレートと上
    記基板との間に介在される対の環状封止手段によって気
    密的封止されたことを特徴とする請求項2に記載の光学
    記録媒体の製造装置。
  5. 【請求項5】 上記気密封止手段が、上記基板の、最終
    的に形成する光学記録媒体の情報記録に寄与しない無効
    領域に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の光
    学記録媒体の製造装置。
  6. 【請求項6】 上記気密封止手段が、Oリングであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光学記録媒体の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 上記基板を吸着させて上記スタンパーか
    ら剥離させた上記剥離プレートを上記基板と上記基台の
    相対的移行の搬送手段とすることを特徴とする光学記録
    媒体の製造装置。
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