JPH09217891A - 低騒音エンジン構造 - Google Patents

低騒音エンジン構造

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Publication number
JPH09217891A
JPH09217891A JP4683896A JP4683896A JPH09217891A JP H09217891 A JPH09217891 A JP H09217891A JP 4683896 A JP4683896 A JP 4683896A JP 4683896 A JP4683896 A JP 4683896A JP H09217891 A JPH09217891 A JP H09217891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
main bearing
oil pan
vibration
cylinder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4683896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Ota
和秀 太田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の低騒音エンジン構造の課題は、騒音
レベルの低減ができるエンジン構造を提供するにある。 【解決手段】 本発明の低騒音エンジン構造はエンジン
本体構造において、クランク軸13を支える主軸受が取
り付けられているシリンダブロック2に前記クランク軸
の回転部分を囲うオイルパン9を防振材を介して取り付
ける防振支持構造とすることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの低騒音構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図10〜12によって説明
する。図10に従来形エンジンの本体構造を示す。図1
1は図10のXIーXI断面にピストン及びクランク軸を配
置した図を、図12は図10のXIIーXII断面図を示す。
図において1はシリンダ、2はシリンダブロック、3は
シリンダブロック2の上端面、4は中棚でクランクケー
ス10とシリンダブロック2との間の壁、5はシリンダ
間のクランクケース10内の隔壁、6は主軸受下部、7
は主軸受、8は主軸受結合ボルト、9はオイルパン、1
0はクランクケース、11はピストン、12はコンロッ
ド、13はクランク軸である。
【0003】クランク軸13とコンロッド12との回転
部分をカバーするクランクケース10がシリンダブロッ
ク2と一体構造になっている。シリンダ1は上端面3と
中棚4とでシリンダブロック2に取り付けられている。
またシリンダブロック2から下方に伸びるシリンダ間の
隔壁5には主軸受結合ボルト8を用いて主軸受下部6が
結合され主軸受7を形成している。シリンダブロック2
とクランクケース10と隔壁5とは一体構造となってい
る。
【0004】ガス爆発力や運動部の慣性力によるエンジ
ン起振力は、シリンダ1や主軸受7に作用し上端面3と
中棚4と隔壁5とを介してシリンダブロック2とクラン
クケース10とクランクケース10に取り付けられてい
るオイルパン9とを振動させ、これらの振動面から騒音
を放射する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例のエンジン騒音
はシリンダブロック2とクランクケース10とオイルパ
ン9との表面から放射される。このエンジン騒音は放射
面積が非常に広いため騒音レベルが高くなる。
【0006】本発明の目的は騒音レベルの低減ができる
エンジン構造を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の低騒音エンジン
構造はエンジンの機関本体構造において、クランク軸を
支える主軸受が取り付けられているシリンダブロックに
クランク軸の回転部分を囲うオイルパンを防振材を介し
て取り付ける防振支持構造とすることを特徴とする。
【0008】クランクケースを囲うオイルパンがシリン
ダブロックとは防振材で隔てられているため、オイルパ
ンへの振動の伝搬がなくなりオイルパンからの騒音の放
射が無くなる。このため外部への振動による騒音の放射
面はシリンダブロックだけとなるため騒音を大幅に低減
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る第1の実施の形
態を図1〜3によって説明する。図1はエンジン本体構
造図を、図2は図1のIIーII断面図を、図3は図1のIII
ーIII断面図を示す。シリンダ1は上端面3と中棚4とで
シリンダブロック2に取り付けられている。シリンダブ
ロック2から下方に伸びるシリンダ間の隔壁5には主軸
受結合ボルト8を用いて、主軸受下部6が結合されて主
軸受7を形成している。オイルパン9はシリンダブロッ
ク2にゴムなどの防振材14を介して取り付けられてい
る。コンロッド12とクランク軸との運動部分はシリン
ダブロック2と隔壁5とオイルパン9とで形成される空
間内で動く。
【0010】ガス爆発力や運動部の慣性力による起振力
は、シリンダ1や主軸受7に作用して上端面3、中棚4
及び隔壁5を介してシリンダブロック2を振動させる。
オイルパン9はシリンダブロック2に防振支持されてい
るので、振動レベルは低く騒音の殆どはシリンダブロッ
ク2から放射される成分だけとなり騒音レベルが低減で
きる。
【0011】本発明に係る第2の実施の形態を図4〜6
によって説明する。図4はエンジン本体構造図を、図5
は図4のVーV断面図を、図6は図4のVI-VI断面図を示
す。第2の実施の形態は第1の実施の形態の主軸受下部
6に連結梁15を連結梁結合ボルト16で取り付けた構
造である。このため主軸受部分の剛性が向上してシリン
ダブロック2の振動が抑制されるため、さらなる騒音の
低減が得られる。
【0012】本発明に係る第3の実施の形態を図7〜9
によって説明する。図7はエンジン本体構造図を、図8
に図7のVIIIーVIII断面図を、図9に図7のIXーIX断面図
を示す。第3の実施の形態は第1の実施の形態の主軸受
下部6の両横側に連結梁17を主軸受下部6と一体に設
け主軸受結合ボルト8で取り付けたものである。第2の
実施の形態と同じ目的を持つもので主軸受部分の剛性が
向上してシリンダブロック2の振動が抑制されるため、
さらなる騒音の低減が得られる。
【0013】前記実施の形態はいずれもエンジンの据え
付け要領が図示されていないが、エンジンとは別体とな
っているエンジンの据え付け足をシリンダブロック2へ
取り付けるか、あるいはシリンダブロック2と一体とな
った取り付け足の構造となっているものもある。
【0014】
【発明の効果】本発明の低騒音エンジン構造はクランク
軸の回転室を囲うオイルパンを防振材を介してシリンダ
ブロックに取り付けているため、オイルパンからの振動
・騒音の放射が無くなり、騒音の殆どはシリンダブロッ
クから放射される成分だけとなり、エンジンの騒音レベ
ルが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるエンジンの
本体構造図。
【図2】図1のIIーII断面図。
【図3】図1のIIIーIII断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係わるエンジンの
本体構造図。
【図5】図4のVーV断面図。
【図6】図4のVIーVI断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係わるエンジンの
本体構造図。
【図8】図7のVIIIーVIII断面図。
【図9】図7のIXーIX断面図。
【図10】従来例のエンジンの本体構造図。
【図11】図10のXIーXI断面図。
【図12】図10のXIIーXII断面図。
【符号の説明】
1…シリンダ、2…シリンダブロック、3…上端面、4
…中棚、5…隔壁、6…主軸受下部、7…主軸受、8…
主軸受結合ボルト、9…オイルパン、10…クランクケ
ース、11…ピストン、12…コンロッド、13…クラ
ンク軸、14…防振材、15…連結梁、16…連結梁結
合ボルト、17…連結梁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの機関本体構造において、クラ
    ンク軸(13)を支える主軸受が取り付けられているシ
    リンダブロック(2)にクランク軸の回転部分を囲うオ
    イルパン(9)を防振材(14)を介して取り付けた防
    振支持構造とすることを特徴とする低騒音エンジン構
    造。
JP4683896A 1996-02-09 1996-02-09 低騒音エンジン構造 Withdrawn JPH09217891A (ja)

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JP4683896A JPH09217891A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 低騒音エンジン構造

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JP4683896A JPH09217891A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 低騒音エンジン構造

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JPH09217891A true JPH09217891A (ja) 1997-08-19

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ID=12758489

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JP4683896A Withdrawn JPH09217891A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 低騒音エンジン構造

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Legal Events

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Effective date: 20030506