JPH0921611A - 顔画像撮像装置 - Google Patents

顔画像撮像装置

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JPH0921611A
JPH0921611A JP7170977A JP17097795A JPH0921611A JP H0921611 A JPH0921611 A JP H0921611A JP 7170977 A JP7170977 A JP 7170977A JP 17097795 A JP17097795 A JP 17097795A JP H0921611 A JPH0921611 A JP H0921611A
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尋善 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者が眼鏡を装着していても眼鏡のレンズ
表面反射光の影響を極力抑えて、運転者の顔画像を撮像
できる顔画像撮像装置を得る。 【構成】 2次元撮像手段により撮像された検出対象者
の顔画像に基づき検出対象者の目を検出する目検出手段
と、少なくとも検出対象者の顔面を光学フィルタを通過
する近赤外光で照明するとともに2次元撮像手段の光軸
と近赤外光の光軸とのなす角度が所定角度以上になるよ
うに配置された近赤外光照明手段と、目検出手段が検出
対象者の目を検出していないとき近赤外光照明手段を励
起する励起手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人物の顔画像撮像装置に
関し、特に検出対象者の顔画像を画像処理して顔画像の
特徴領域の状態より検出対象者の状態を検知する人物状
態検出装置に用いる顔画像撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4-68500 号公報あるいは特
開平6-32154 号公報のごとく運転者の顔を車両室内に設
けられたカメラで撮影し、得られた顔画像を処理して顔
の特徴点である目を抽出し、目の開閉状態より車両運転
者の脇見、居眠り運転等の運転状態を検出する運転者状
態検出装置が開示されており、かかる運転者の顔画像撮
像装置として近赤外の波長領域を持つ赤外ストロボやLE
D をカメラの近くに配備して運転者の顔を照明しつつ、
可視光をカットしたフィルタを前面に設けたCCD等の撮
像素子により運転者の顔を撮像するカメラが開示されて
いる。
【0003】図25乃至図28はかかる従来例を示すも
ので、図25は従来の顔画像撮像装置を含む運転者状態
検出装置の構成図、図26は各種眼鏡レンズの分光反射
率特性図、図27は顔画像撮像装置に用いる可視光カッ
トフィルタの分光透過率特性図、図28は従来の顔画像
撮像装置により撮影された明状態の眼鏡装着時の顔画像
の例である。以下、上図を用いてかかる従来例を説明す
る。
【0004】図25において、100は顔画像撮像部を
示し、101は2次元撮像素子でここではCCD を用いた
例を示している。102は映像信号処理回路、103は
撮像レンズ、104は撮像レンズ103の前面光軸上に
配置された可視光カットフィルタであり、ここでは図2
7に示すごとく50%透過波長が700nmでありこれよ
り以下の波長の光をカットする可視光カットフィルタを
示している。上記CCD 101、映像信号処理回路10
2、撮像レンズ103、可視光カットフィルタ104は
カメラ部110を形成している。105は映像信号処理
回路102の明暗出力が接続された照明制御回路、10
6は近赤外光源で高輝度の近赤外LED を多数個並べた光
源やハロゲンランプやキセノンランプの前に可視光カッ
トフィルタを設けた光源を示しており、照明制御回路1
05、近赤外光源106を一体としてカメラ部110と
は別配置している。120は顔画像処理部を示し、12
1は映像信号処理回路102のCCD 撮像タイミング信号
が接続された入力I/F 、122は映像信号処理回路10
2の映像出力が接続されたA/D 変換器、123はA/D 変
換器122の出力が接続されたゲートアレイやディジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP )からなる画像処理ハード
ウェア(H/W )、124は画像処理H/W と接続された画
像メモリ、125はCPU 、126はROM 、127はRAM
、128は出力インタフェース(I/F )である。 A/D
変換器122、画像処理H/W 123、画像メモリ12
4、 ROM126、 RAM127、出力I/F 128はCPU 1
25とバス129で接続されている。130は運転者、
131は運転者が装着している眼鏡を示している。
【0005】次に動作につき説明する。運転者130の
顔での照明光および外光による反射光は可視光カットフ
ィルタ104により700nm以下の可視光成分がカット
され、近赤外領域の光が撮像レンズ103により集光さ
れ運転者130の顔画像が映像信号処理回路102で制
御されたCCD 101上に結像される。映像信号処理回路
102はCCD 101上に結像された運転者130の顔画
像を映像信号としてA/D 変換器122に出力するととも
に、CCD 101上の平均輝度を演算することで運転者1
30の顔周囲の明るさを求めて、明暗状態信号を照明制
御回路105に出力する。
【0006】ここで、夜間やトンネル内のごとく太陽光
による照度のない状態では、運転者130の撮像が困難
になる。そこで、照明制御回路105は、映像信号処理
回路102より暗状態信号が出力されると、近赤外光源
106を点灯させ、運転者130の顔を照明する。ま
た、日中では太陽光の近赤外成分により十分顔が明るく
撮影される。このため、照明制御回路105は、映像信
号処理回路102より明状態信号が出力されると近赤外
光源106を消灯する。
【0007】運転者130の顔画像の映像信号はA/D 変
換器122でA/D 変換されてデジタル階調画像に変換さ
れ、画像処理H/W 123で適当な平滑フィルタを通して
細かなノイズ成分を消した後、2値画像に変換され、画
像メモリ124に記憶される。次に、画像メモリ124
の2値画像を一部画像処理H/W 123を用いつつアクセ
スして2値顔画像中より目を抽出し、目の開閉状態を検
出し、目の開閉状態から運転者130の居眠り状態を判
定し、居眠り状態と判定された場合に出力I/F128よ
り外部に警報信号を送出して運転者130に警報する。
これら一連の動作はCCD 撮像タイミング信号にあわせ
て、ROM 126に記憶された命令によりCPU 125で制
御され、RAM 127は制御、演算中の一時的なデータの
記憶に用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来装置においては昼間時に眼鏡131を装着した運転
手の目が眼鏡131のレンズでの反射のために撮影不可
能となるといった問題点があった。
【0009】図26は眼鏡のガラスレンズおよびプラス
チックレンズの分光反射率特性の例を示している。最近
の眼鏡131は眼鏡レンズ表面がほとんど反射防止コー
ティングされており、かかるコートされた眼鏡レンズの
分光反射率はコート無しの場合に比較し図のごとく近赤
外領域になると急激に高くなっている。車両の走行中、
運転者130は通常やや上向きかげんで走行する場合が
多い。こうした場合、運転者130の眼鏡131に白い
雲や外部の景色の一部が映り、従来の撮像装置100で
撮像される運転者130の顔画像は、コート無しの眼鏡
においても目が見えにくいが、特にコートされた眼鏡の
場合には眼鏡レンズの近赤外領域での高い分光反射率の
ために、図28のごとく眼鏡レンズ表面反射によって目
が全く見えない画像となる。従って、運転者の居眠りあ
るいは脇見などを検出できなくなるという欠点があっ
た。
【0010】この発明は上記課題を解決するために成さ
れたものであり、運転者が眼鏡を装着していても眼鏡の
レンズ表面反射光の影響を極力抑えて、運転者の顔画像
を撮像できるようにすることを目的としている。
【0011】また、この発明は、時間平均消費電力を低
減するとともに長い装置寿命を持つ顔画像撮像装置を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る顔画像撮
像装置は、2次元撮像手段により撮像された検出対象者
の顔画像に基づき検出対象者の目を検出する目検出手段
と、少なくとも検出対象者の顔面を光学フィルタを通過
する赤外光で照明するとともに2次元撮像手段の光軸と
赤外光の光軸とのなす角度が所定角度以上になるように
配置された赤外光照明手段と、目検出手段が検出対象者
の目を検出していないとき赤外光照明手段を励起する励
起手段とを備えたものである。
【0013】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
検出対象者の周囲あるいは顔面近傍の明るさを検出し検
出対象者の周囲あるいは顔面近傍が明状態あるいは暗状
態の何れの状態であるかを検出する明暗検出手段を有
し、励起手段は、明暗検出手段が明状態を検出しかつ目
検出手段が検出対象者の目を検出していない状態である
場合に赤外光照明手段を励起するものである。
【0014】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
2次元撮像手段により撮像された検出対象者の顔面を含
む画像の輝度が所定の輝度以上であるか否かに基づき明
状態あるいは暗状態を判定する明暗検出手段を備えたも
のである。
【0015】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
赤外光照明手段を励起してから所定時間経過した際に赤
外光照明手段を一旦停止させる励起手段を備えたもので
ある。
【0016】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
検出対象者の眼鏡装着の有無を検出する眼鏡検出手段を
有し、励起手段は、眼鏡検出手段が眼鏡を検出しかつ目
検出手段が検出対象者の目を検出していない状態である
場合に赤外光照明手段を励起するようにしたものであ
る。
【0017】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
明暗検出手段が暗状態を検出しているとき検出対象者の
顔面を光学フィルタを通過する赤外光で照明する暗状態
用赤外光照明手段を有し、暗状態用赤外光照明手段と目
検出手段が検出対象者の目を検出していないとき励起さ
れる赤外光照明手段とを分離したものである。
【0018】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
検出対象者の顔面を含む所定領域を撮像する2次元撮像
手段と、所定の波長域の可視光を通過させる第一の通過
帯域と所定の波長以上の赤外光を通過させる第二の通過
帯域を有するとともに2次元撮像手段の光軸上に配置さ
れた光学フィルタとを備えたものである。
【0019】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
光学フィルタの第二の通過帯域を所定の波長域の赤外光
のみを通過するものとしたものである。
【0020】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
所定の波長域の可視光を通過させる第一の通過帯域と所
定の波長以上の赤外光を通過させる第二の通過帯域を有
するとともに2次元撮像手段の光軸上に配置された光学
フィルタと、2次元撮像手段により撮像された検出対象
者の顔画像に基づき検出対象者の目を検出する目検出手
段と、少なくとも検出対象者の顔面を光学フィルタを通
過する赤外光で照明するとともに2次元撮像手段の光軸
と赤外光の光軸とのなす角度が所定角度以上になるよう
に配置された赤外光照明手段と、目検出手段が検出対象
者の目を検出していないとき赤外光照明手段を励起する
励起手段とを備えたものである。
【0021】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
光学フィルタが第一の通過帯域を有する第一の光学フィ
ルタと第二の通過帯域を有する第二の光学フィルタとか
らなるものであって、検出対象者の周囲あるいは顔面近
傍の明るさを検出し検出対象者の周囲あるいは顔面近傍
が明状態あるいは暗状態の何れの状態であるかを検出す
る明暗検出手段と、この明暗検出手段が明状態を検出し
ているとき2次元撮像手段の光軸上に第一の光学フィル
タを配置すると共に、明暗検出手段が暗状態を検出して
いるとき2次元撮像手段の光軸上に第二の光学フィルタ
を配置するフィルタ交換手段を備えたものである。
【0022】
【作用】この発明に係る顔画像撮像装置は、目検出手段
が検出対象者の目を検出していないとき赤外光照明手段
を励起して検出対象者の顔面を照明する。
【0023】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
明暗検出手段が明状態を検出しかつ目検出手段が検出対
象者の目を検出していない状態である場合に赤外光照明
手段を励起して検出対象者の顔面を照明する。
【0024】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
2次元撮像手段により撮像された検出対象者の顔面を含
む画像の輝度が所定の輝度以上であるか否かに基づき明
状態あるいは暗状態を判定する。
【0025】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
赤外光照明手段を励起してから所定時間経過した際に赤
外光照明手段を一旦停止させる。
【0026】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
眼鏡検出手段が眼鏡を検出しかつ目検出手段が検出対象
者の目を検出していない状態である場合に赤外光照明手
段を励起して検出対象者の顔面を照明する。
【0027】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
明暗検出手段が暗状態を検出しているとき検出対象者の
顔面を光学フィルタを通過する赤外光で照明する暗状態
用赤外光照明手段を有し、暗状態用赤外光照明手段と目
検出手段が検出対象者の目を検出していないとき励起さ
れる赤外光照明手段とが別々に機能する。
【0028】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
所定の波長域の可視光と所定の波長以上の赤外光とを通
過させ、検出対象者の顔画像を撮像する。
【0029】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
所定の波長域の可視光と所定の波長域の赤外光とのみに
より、検出対象者の顔画像を撮像する。
【0030】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
所定の波長域の可視光と所定の波長以上の赤外光とによ
り検出対象者の顔画像を撮像すると共に、該顔画像で目
を検出できなかった場合は赤外光照明手段を励起して検
出対象者の顔面を照明する。
【0031】また、この発明に係る顔画像撮像装置は、
明暗検出手段が明状態を検出しているとき2次元撮像手
段の光軸上に第一の光学フィルタを配置すると共に、明
暗検出手段が暗状態を検出しているとき2次元撮像手段
の光軸上に第二の光学フィルタを配置する。
【0032】
【実施例】
実施例1.図1乃至図9はこの発明の顔画像撮像装置の
一実施例を示すものであり、図1は顔画像撮像装置を含
む運転者状態検出装置の構成図、図2は運転者状態検出
のフローチャート、図3は眼鏡を着装した運転者の顔画
像の模式図、図4は目存在領域設定の説明図、図5は運
転者の顔面での光反射の説明図、図6は本発明の顔画像
撮像装置で撮像した明状態の眼鏡装着時の顔画像の例、
図7は目抽出に関するフローチャート、図8は目存在領
域のX軸ヒストグラム、図9は候補領域のX軸ヒストグ
ラムである。以下、この実施例を図により説明する。
【0033】図1においてaは顔画像撮像部、bは顔画
像処理部、cはカメラ部を示している。図において、1
は運転者の顔面を含む所定領域を撮像する2次元撮像手
段としてのCCD で、768×493の計38万画素のも
のが用いられている。2はCCD 1からの信号を処理する
映像信号処理回路、3はCCD 1の前面の光軸上に設けら
れた撮像レンズ、4は撮像レンズ3の更に前面の光軸上
に設けられ撮像レンズ3に入射する可視光をカットする
光学フィルタとしての可視光カットフィルタで、可視光
カットフィルタ4は図27に示す如き分光特性を有して
いる。なお、CCD 1、映像信号処理回路2、撮像レンズ
3、可視光カットフィルタ4からなるカメラ部cは運転
席のダッシュボード上あるいはインスツルメントパネル
部等に配置され、運転者の前方より顔縦方向が768画
素となる向きで運転者の顔を含めた所定の領域を撮像す
る。このときの撮影角度を顔の正面やや斜め下からとす
るのが目領域抽出のために最も有利である。5は後述す
るCPU からの出力を受け赤外光源を励起あるいは停止す
る励起手段としての照明制御回路、6は照明制御回路5
により励起され運転者の顔面あるいはその周辺を含めた
方向に近赤外光を照射する赤外光照明手段としての近赤
外光源である。近赤外光源6は、近赤外光源6から照射
される近赤外光が運転者の眼鏡のレンズによって反射さ
れた正反射光rがカメラ部cの撮像レンズ3に直接入射
しない位置に取り付けられている。これは具体的には、
近赤外光源6が照射する近赤外光の光軸とカメラ部cの
光軸とのなす角が少なくとも約20〜30°以上となる
ようにカメラ部cに対して上下左右の離れた位置に近赤
外光源6が配置される。7は運転者の周囲あるいは顔面
の明るさを検出し明るい状態(明状態)であるか、ある
いは暗い状態(暗状態)であるかを検出する明暗検出手
段としての照度センサで、照度センサ7は運転者の周囲
あるいは顔面の明るさを検出するべく、ダッシュボード
や後部窓下部等の場所に設置される。
【0034】顔画像処理部bは、次のものから構成され
る。図において、10は映像信号処理回路2のCCD 撮像
タイミング信号あるいはシャッタ信号などの種々の信号
を受けると共に照度センサ7からの出力信号を受ける入
力I/F 、11は映像信号処理回路2の映像出力が接続さ
れたA/D 変換器、12はA/D 変換器11の出力が接続さ
れたゲートアレイやディジタルシグナルプロセッサ(DS
P )からなる画像処理ハードウェア(H/W )、13は画
像処理H/W 12と接続された画像メモリ、14は演算処
理を行うCPU 15からの指令を出力する出力I/F で、照
明制御回路5にその出力の少なくとも1つが接続されて
いる。16は各種のプログラムあるいは数値が記憶され
ているROM 、17は演算中の値を一時記憶保持するRAM
、18は出力I/F であって、後段の種々の機器に接続
される。なお、入力I/F 10、A/D 変換器11、画像処
理H/W 12、画像メモリ13、ROM 16、 RAM17、出
力I/F 18は、CPU 15とバス19で接続されている。
【0035】図2は運転者状態検出のフローチャートで
ある。顔撮像装置として、夜間等暗い状態での近赤外光
源の点灯制御を行うものもあるが、実施例1ではこの点
につき詳細な説明を省略する。では、図2を用いて実施
例1の動作を説明する。ステップST10の画像入力手
段では、CCD 1で撮像した図3に示す原画像の映像信号
VOUTをディジタル階調画像信号に変換して画像処理H/W
12に出力し、画像処理H/W 12で適当な平滑フィルタ
を通して細かなノイズ成分を消す。ステップST20の
浮動2値化手段では、画像処理H/W 12により浮動2値
化して2値画像に変換し、目の縦方向の幅より若干長い
画素長を所定長とし、ステップST21で顔縦方向に前
記所定長以上に長い黒ブロックを除去して、図4に示す
ように個人的に大きく異なる髪の領域がほぼ除去された
2値画像201をステップST22で画像メモリ13に
入力、記憶する。次に、目抽出手段ST30により画像
メモリ13の2値画像201を一部画像処理H/W 12を
用いつつアクセスして顔画像中より目を抽出する。ステ
ップST30では後述する目抽出ルーチンが行われる。
ステップST30の目検出手段としての目抽出手段で上
記目抽出ルーチンが終了すると、ステップST31で目
抽出フラグがONであるか否かを判定する。
【0036】ここで、図28のごとく眼鏡レンズ表面反
射によって目が全く見えない顔画像においては目抽出ル
ーチンST30で目が検出されないため目検出フラグは
OFFの状態である。かかる目検出フラグOFF の場合に
は、ステップST32に進み入力I/F 10より照度セン
サ7の明暗信号を読みとり、前記明暗信号より外界が明
るいか否かを検出する。ここで外界が明状態と判定した
場合、目が抽出されない原因が眼鏡レンズの表面反射で
あるとしてステップST40で出力I/F 14より照明制
御回路5に眼鏡反射除去用照明制御信号を送出して近赤
外光源6を点灯制御し、運転者の顔面あるいは顔面を含
む近傍を照明する。
【0037】さて、ここで眼鏡レンズの表面反射により
目が検出できないときに近赤外光を運転者の顔面に照射
する理由について説明しておく。図5は外界対象物iか
らの光束Φiと近赤外光源6からの光束ΦL が、眼鏡g
を着装した運転手の顔面を照射している場合に、目eお
よび眼鏡gのレンズでの各反射および透過光束を説明し
た図であり、図においてカメラ部cに入る光束Φは、次
の式1で表される。
【0038】
【数1】
【0039】ここでΦiRは光束ΦI の眼鏡gによる反射
光束、ΦiTは光束ΦI の眼鏡g透過後の運転者pの目e
での拡散反射光束、ΦLTは近赤外光源6の放射光束ΦL
の同様な目eでの拡散反射光束である。前述したように
近赤外光源6は、その照射光の光軸とカメラ部cの光軸
とのなす角度が所定角度以上になるよう配置しているの
で、前述のごとく近赤外光源6の放射光束ΦL の眼鏡g
のレンズによる反射光束ΦLRはカメラ部cには入射しな
い。CCD 1上の画像輝度を前記眼鏡gでの反射光束と目
eでの拡散反射光束に分けて記述すると、眼鏡gでの反
射光束による輝度φR 、目eでの拡散反射光束による輝
度φT は各々、式2のように表される。
【0040】
【数2】
【0041】ここで、F(λ)は光学フィルタ4の分光
透過率特性、R(λ)はCCD 1の分光感度特性である。
画像の全輝度の内、目eでの拡散反射光束による輝度φ
T の割合Kは、式3で与えられる。
【0042】
【数3】
【0043】即ち、上記割合Kが大きいほど目eが良く
観測できることになる。さて、ここで式3より明らかな
ように、眼鏡gでの反射φR のφT に対する割合が大き
く目が確認できない場合、近赤外光源6の点灯によるΦ
LTを加えることによりφT のφR に対する割合が大きく
なる。即ち、眼鏡レンズでの反射があっても近赤外光を
加えることにより目を明瞭に観測できるようになる。図
6は眼鏡gのレンズ表面反射により目が観測されない図
28の画像状態において、上記のごとく近赤外光源6を
点灯させ運転者pの顔面を照明したときの画像を示すも
ので、図示のごとく近赤外光源6による照明で目が明瞭
に観測されている。
【0044】なお、ステップST32でNと判定された
場合は外界が暗状態にある場合で、この場合はステップ
ST41に進んで暗状態における照明制御を行う。
【0045】さて、次に眼鏡gの反射の影響を無くする
ために近赤外光源6を励起した後、メインルーチンはス
テップST10に戻り前述の処理を順次行う。この次の
ステップST31では目が検出されているのでYと判定
され、今度はステップST33に進む。続くステップS
T33乃至ST35は励起した近赤外光源6を停止させ
る処理である。即ち、目が検出できないときにはステッ
プST40にて近赤外光源6を励起し、これにより眼鏡
gの反射に拘わらず目を検出できるようになる。ところ
で、眼鏡gの反射は長時間に亘って続くようなものでは
なく、周囲の状況の変化に応じて比較的短期間でなくな
るものである。そこで、ステップST33乃至ST35
では、近赤外光源6を励起してから所定時間後に一旦赤
外光の照射を停止させ、次回のステップST31で目が
検出されたら眼鏡gの反射が無くなったと判断して近赤
外光源6の停止状態を継続させると共に、目が検出でき
なければ眼鏡gの反射が続いていると判断して続くステ
ップST40で近赤外光源6を再度励起する。
【0046】具体的には、ステップST31で目検出フ
ラグのONを確認すると、ステップST33で近赤外光源
6の眼鏡反射除去用照明が行われているか否かを判定
し、眼鏡反射除去用照明が行われている場合にはステッ
プST34で照明の経過時間を調べ、所定時間を経過し
ている場合にはステップST35で一旦眼鏡反射除去用
照明を消すようにする。かかる所定時間は、眼鏡反射の
持続時間を考慮すると数分以内でよい。かかる方法をと
れば、外界が明るい状態での近赤外光源6の使用時間を
最小限に押さえられる。
【0047】以上のようにして運転者の目が検出できる
ようになると、これに基づき運転者の状態を検出する。
ステップST50の瞬目検出手段では抽出した運転者p
の目eの開閉状態より運転者pの瞬目を検出する。続く
ステップST60の居眠り判定手段では、かかる瞬目の
状態に基づいて居眠りを判定し、居眠り状態に応じて警
報手段ST70で運転者pに警報を送出して覚醒させ
る。
【0048】さて、次に前述で省略した目抽出手段ST
30の目抽出ルーチンについて説明する。図7におい
て、まずステップST301で2値画像201の2値レ
ベルを各々X軸方向、Y軸方向に積算して画像X軸ヒス
トグラムSUMX、Y軸ヒストグラムSUMYを図4に示すよう
に求め、各ヒストグラムSUMY、SUMXの重心位置XFC 、YF
C を求めてこれを顔重心座標FC( XFC、YFC )とし、ス
テップST302で顔重心FCよりX軸方向にXECA、Y軸
方向にYECA離れた点PERを起点としてX軸方向長さECA
H、Y軸方向長さECAWの右の候補存在領域202を設定
し、同様にして点PEL を起点とした同一の大きさの左の
候補存在領域202を設定する。
【0049】続いて、ステップST303で、図8に示
すように候補存在領域202内のY軸ヒストグラムSUMY
を求めて、SUMYが所定の閾値SHL 以上の領域を候補領域
帯203とする。図では眉に対応する領域帯BER1、眼鏡
枠に対応する領域帯BER2、目に対応する領域帯BER3が候
補領域帯203として登録される。但し、図8では片側
の候補存在領域202を示しており、当然ながら他側の
候補存在領域202も同様に処理される。
【0050】さらに、ステップST304で、図9に示
すように各候補領域帯203内のX軸ヒストグラムSUMX
を求めて、ST305でSUMXが同様に所定の別の閾値SH
L 以上の領域を候補領域204として設定する。図では
眉に対応する領域BER11 、眼鏡枠に対応する領域BER21
、目に対応する領域BER31 が候補領域204として登
録される。ステップST306では、登録された各候補
領域204のX軸ヒストグラムSUMXよりその最大値SUMX
MAX や最大値からの偏差(SUMXMAX −SUMX)の分散等を
求めて、各候補領域204につき目評価関数を演算す
る。図に示すように目領域のSUMXは他の領域に比べ前記
最大値および前記偏差の分散がいずれも大きいという特
徴を持つ。
【0051】次に、ステップST307で候補領域20
4を一つずつ呼び出し、ステップST308で評価関数
が目を示す所定範囲内にあるか否かを判定し、候補領域
204が目と判定されなかった場合にはステップST3
09で候補領域204をインクリメントして次の候補領
域につき同様の操作を行う。ステップST307で判定
すべき候補領域204がなくなった場合はステップST
312で目検出フラグをOFF した後、処理をメインルー
チンに戻す。ステップST308で目と判定された候補
領域204が存在した場合には、ステップST310
で、上記目と判定された候補領域204の内最も下の候
補領域204を目と同定し、ステップST311で目検
出フラグをONして目抽出ルーチンを終了する。
【0052】以上のように、かかる実施例によれば、運
転者pの着装する眼鏡gに外部の景色等が映って反射し
た場合でも目が容易に観測できる。また、眼鏡gに外部
の景色が映らない状態では近赤外光源6を使用せずに済
むため、近赤外光源6の使用時間を極力抑えることで、
時間平均消費電力を低減するとともに近赤外光源6の寿
命を延ばすことができるという利点がある。
【0053】実施例2.上記実施例1においては明暗検
出手段として照度センサ7を用いた場合を示したが、照
度センサ7を用いなくても明暗の判定は可能である。即
ち、明暗検出に外界の明暗状態を用いず運転者pの近傍
の明るさ、言い換えれば運転者pの顔画像の輝度対応値
より明暗を判定する方法をとっても良い。
【0054】図10は映像信号処理回路2のブロック
図、図11は自動利得制御(Auto Gain Control )回路
の制御特性図である。まず、映像信号処理回路2の動作
について説明する。図10において、CCD 制御回路20
はCCD 1の撮像タイミングと画像蓄積時間(以下シャッ
タ時間と呼ぶ)を制御するとともに撮像した画像を映像
信号VOUTとして出力する。AGC 制御回路22は利得可変
増幅器21の出力を積分して画像平均輝度Lを求め、図
11のごとく画像平均輝度Lに応じたAGC 制御電圧VAGC
を利得可変増幅器21にフィードバックして利得可変増
幅器21の利得をAGC 制御電圧VAGCが所定の目標制御電
圧になるよう制御する。利得可変増幅器21により画像
平均輝度が制御された映像信号VOUTは顔画像処理部bの
A/D 変換器11に入力されディジタル階調画像に変換さ
れる。
【0055】一方、AGC 制御電圧VAGCは比較回路25、
比較回路26において各々図11に示す下限輝度Ll に
対応する電圧Vl 、上限輝度Lh に対応する電圧Vh と
比較され、各比較結果は電子シャッタ制御回路27に入
力される。太陽の高度、向き、天候、影の有無等車両に
対する外界の明るさ状態が変化して運転者pの顔画像の
画像平均輝度LがAGC 制御回路22による制御範囲Vl
〜Vh を越えて変化した場合、例えば、輝度Lが下限輝
度Ll を下回った場合には電子シャッタ制御回路27は
シャッタ時間を1段階増やし、逆に上限輝度Lh を上回
った場合にはシャッタ時間を1段階減らして、常にAGC
制御が成立するよう、即ちAGC 制御電圧VAGCがVl〜V
hの範囲内になるようCCD 制御回路20におけるCCD 1
のシャッタ時間を1/60より1/10000 秒まで多段階に制御
するとともに、現状のシャッタ段階をシャッタ信号SSと
して顔画像処理部bの入力I/F 10に送出する。また、
画像平均輝度Lに対応するAGC 制御電圧VAGCを増幅回路
23、バッファ24を介して電圧信号VAGCとして、A/D
変換器11に送出する。
【0056】ところで、実施例1では詳細な説明を省略
したが、外界が暗状態であるときの照明制御は次のよう
にして行われる。図1において、CPU 15は入力I/F 1
0より照度センサ7の明暗信号と電子シャッタ制御回路
27からのシャッタ信号SSとを読み取ると共に、A/D 変
換器11より画像平均輝度対応のAGC 制御電圧VAGCを読
みとり、前記明暗信号より外界が暗い状態と判定した場
合、シャッタ時間が常に1/60秒の範囲でAGC 制御が制御
範囲にはいるような所定の発光量を演算して、出力I/F
14より照明制御回路5に照明制御信号を送出し近赤外
光源6を点灯する。また、あるいは、前記明暗信号より
外界が暗い状態と判定した場合、図示しないが CPU15
より出力I/F 14を介して電子シャッタ制御回路27に
制御信号を送出しシャッタ時間を1/60秒に固定したうえ
で近赤外光源6を点灯するとより好都合である。
【0057】さて、映像信号処理回路2は以上のように
動作しているので、これを利用して照度センサ7を省略
する。例えば、シャッタ速度が最低の1/60秒となり、か
つAGC 制御電圧VAGCの値をAGC 制御電圧の目標制御電圧
に制御することができずその偏差が大きくなった場合
は、光を受光する画像蓄積時間を最長であって、更に得
られた画像信号を最大に増幅しても目標制御電圧まで達
しない状態であるから、この場合は外界が暗い暗状態で
あると判定できる。また、外界が明るい明状態の判定
は、シャッタ速度が1/60秒よりも短くなることによりな
される。即ち、この状態は画像蓄積時間が1/60秒よりも
短くてもAGC制御電圧VAGCを目標制御電圧に一致させる
ことができる状態であるから、外界は充分明るいとみな
すことができる。さらに、明状態の判定の別の方法とし
て、シャッタ速度が1/60秒でありかつ近赤外光源6の点
灯がされていない状態を明状態であると判定しても良
い。即ち、CPU 15はシャッタ速度が1/60秒でかつAGC
制御電圧VAGCが目標制御電圧に達しないときに近赤外光
源6を任意の発光量で照明する旨述べた。しかし、上記
のようにシャッタ速度が1/60秒でかつ近赤外光源6の点
灯が為されていない状態というのは、近赤外光源6を点
灯させなくてもAGC 制御電圧VAGCを目標電圧に一致させ
ることができる状態であり、よって外界が充分明るい明
状態であると判定できる。
【0058】よって、実施例2においても実施例1と同
等の効果が得られるとともに、照度センサ7等明るさを
判定する特別のセンサは不要になる。
【0059】実施例3.実施例3は、運転者の眼鏡の反
射による影響を無くする顔画像撮像装置に関するもので
あって、特に明暗検出手段を無くして簡易的な顔画像撮
像装置を得るものである。
【0060】即ち、実施例3では明暗検出手段を用い
ず、図2においてステップST31で目が非検出の場合
に、ステップ32を略して近赤外光源6を点灯するよう
にしており、その結果、外界の状態に拘わらず運転者の
目を検出できないときは常に近赤外光を照射するものと
なっている。さて、ここで上述の実施例では、昼間の明
状態では運転者の目を検出できないときに限り近赤外光
源6を励起し夜間などの暗状態ではそのような制御を行
わないようにしているが、実施例3では夜間などの暗状
態でも同様な制御が行われる。即ち、換言すると、上述
の実施例では明暗状態を検出しているので暗状態で運転
者が脇見をしているような場合には眼鏡レンズ反射の影
響除去用の近赤外光を運転者に照射することはないが、
実施例3では眼鏡レンズ反射の心配がない暗状態であっ
ても目を検出できなければ近赤外光を照射してしまうと
いうデメリットを有する。しかしながら、上述のように
構成することにより装置の小型化、簡略化を図ることが
できしかも安価なものとすることができる。従って、実
施例3によれば、眼鏡レンズ反射の影響を受けない簡略
な顔画像撮像装置を得ることができる。
【0061】実施例4.実施例4は実施例1の変形例
で、目を検出することができず、且つ、眼鏡フレームを
検出したときは、眼鏡レンズの表面反射により目を検出
することができない状態であると判定して近赤外光を運
転者の顔面に照射するものである。図12、図13はこ
の発明の実施例4を示すもので、図12は実施例4にお
ける運転者状態検出のフローチャート、図13は眼鏡検
出のフローチャートである。以下、かかる実施例を図
1、図9を援用しつつ上図により説明する。
【0062】図12において、ステップST10よりス
テップST30の目抽出手段までを実行した後、ステッ
プST80の眼鏡検出手段で運転者pが眼鏡gを着装し
ているか否かを判定する。この眼鏡検出手段による眼鏡
の検出方法は後にフローチャートを用いて詳しく説明す
る。次に、ステップST31で目検出フラグを調査し、
目検出フラグがOFF であった場合、続いてステップST
81で眼鏡検出フラグを調査し、眼鏡検出フラグがONで
あった場合は、運転者が眼鏡を装着しており、且つ、目
を検出できない状態であるから、目が抽出されない原因
が眼鏡レンズの表面反射であるとしてステップST40
で出力I/F 14より照明制御回路5に眼鏡反射除去用照
明制御信号を送出して近赤外光源6を点灯する。また、
ステップST31で目検出フラグがONであった場合に
は、以下実施例1と同様、ステップ33〜70を実行す
る。
【0063】では次に、眼鏡検出手段の動作について説
明する。眼鏡検出は、まず図13のステップST801
で、上述の実施例1の候補領域204のX軸ヒストグラ
ムSUMXを用いて眼鏡枠評価関数を演算する。図9に示す
ごとく眼鏡枠のSUMXは眉と同じくほぼ平坦な特性を示
し、したがって前記偏差(SUMXMAX−SUMX)の分散は目
よりずっと小さくなる。また、眼鏡枠に対応する候補領
域の幅EAWは通常眉に比べてやや長くなる。眼鏡枠評価
関数はこれら特徴を考慮して決定されている。次に、ス
テップST802でステップST30において目と同定
された以外の候補領域204が存在するか否かを判定
し、前記候補領域204が存在する場合には、ステップ
ST803で前記眼鏡枠評価関数をもとに候補領域20
4が眼鏡枠であるか否かを判定し、眼鏡枠でないと判定
した場合にはステップST804で候補領域204をイ
ンクリメントして次の候補領域につき同様の操作を行
う。ステップST802で判定すべき候補領域204が
なくなった場合はステップST809で眼鏡検出フラグ
をOFF した後、処理をメインルーチンに戻す。
【0064】次に、ステップST805でステップST
802において左右の候補存在領域202内で眼鏡枠と
判定された候補領域204の数を調べ、前記数が左右各
2以上であった場合には、2つの判定眼鏡枠の内どちら
かが真の眼鏡枠であるとして、ステップST808で眼
鏡検出フラグをONする。候補存在領域202内で眼鏡枠
と判定された目候補領域204の数が1以下である場合
には、眉との区別をするため、ステップST806でそ
の候補領域204の前記SUMXおよび前記EAW等を用いた
眉評価関数を演算し、ステップST807で前記候補領
域204の眉評価関数が所定の範囲内であるか否かを判
定し、所定の範囲内にない場合のみ同様にステップST
808で眼鏡検出フラグをONし、所定の範囲内であるば
あいには眉である可能性があるとしてステップST80
9で眼鏡検出フラグをOFF した後、メインルーチンに処
理を戻す。これにより、運転者が眼鏡を装着しているか
否かを判定することができる。
【0065】従って、かかる実施例においても、実施例
1と同様の効果が得られるとともに、眼鏡の存在を確認
することで、眼鏡レンズ反射で目が見えないと考えられ
る場合にのみ画像上で目が確認できるように確実に近赤
外光源6を点灯させることができ、目の確実な検出及び
時間平均消費電力の低減を図ることができる。
【0066】実施例5.従来、外界が暗状態の時の照度
不足を補うために暗状態用近赤外光照明手段を備えたも
のがある。これに対し上述の実施例では、更に運転者の
目を確実に検出するための眼鏡レンズ反射の影響除去用
の近赤外光源6を設けており、この近赤外光源6は、眼
鏡レンズ反射の影響除去用の近赤外光照明手段としてだ
けではなく、照明制御回路5の制御プログラムを変更す
ることにより暗状態用近赤外光照明手段をも兼ねること
ができる。ところで、暗状態で顔画像より目を抽出する
ための赤外光の発光量と、昼間の眼鏡レンズ反射の影響
除去のための赤外光の発光量とは大きな差がある。その
ため、両者を兼ね備えた場合は、暗状態において必要以
上の発光量の赤外光を照射することになり電力の無駄で
ある。そこで、実施例5では両者を分離して機能させる
ことにより時間平均消費電力の低減を図っている。
【0067】図14、図15は実施例5を示すもので、
図14は顔画像撮像装置を含む運転者状態検出装置の構
成図、図15は暗状態の顔画像の例である。図14にお
いて、8はカメラ部cに近接して近赤外光の放射光軸が
カメラ部cの撮像光軸と略平行でかつ近接するよう配置
した同軸近赤外光源であり、ここでは全体としての光出
力が約10mW以下程度の小出力のもので中心波長約9
00nmの近赤外LED を用いた場合を示している。9はLE
D 制御回路であり図10に示す映像信号処理回路2のシ
ャッタ信号SSとAGC 制御電圧VAGCが接続される。また、
入力I/F 10にはシャッタ信号SSがA/D 変換器11には
映像信号出力VOUTとAGC 制御電圧VAGCが接続されてお
り、照度センサ7は用いていない。
【0068】では、動作について説明する。外界が暗く
なって運転者p上の輝度が低下すると、図10のAGC 制
御回路22、電子シャッタ制御回路27が働きシャッタ
時間を下げていく。 LED制御回路9はシャッタ時間が1/
60秒となり、かつAGC 制御電圧が所定値以下となった場
合に暗状態と判断して近赤外LED 8を点灯する。近赤外
LED 8は放射光軸がカメラ部cの撮像光軸と略同軸であ
るため、図15に示すように運転者pの瞳孔のみを明る
く撮像できる。瞳孔は入射した光を略同方向に反射する
性質を持っているため顔の他の部分に比べ同軸照明状態
の輝度が際だって大きく、したがって顔の造作が画像と
して撮像できないほど弱い近赤外LED 8を用いても瞳孔
だけは図のごとく明るく撮像される。このとき、画像上
の輝度は最大約7〜8mm程度の大きさの瞳孔のみが大き
いため、平均輝度はほとんど上がらない。図示しない
が、かかる暗状態においては、メインルーチンのステッ
プST20で運転者pの一対の瞳孔のみが白レベルとし
て2値化されるため、CPU は図2のステップST21を
省略して画像メモリ13の2値画像を入力し、目抽出手
段ST30において明状態時とは別のアルゴリズムと評
価関数に基づき前記一対の瞳孔を検出して、瞳孔が瞬目
時に瞼により隠れることで瞬目を検出して、同様に居眠
り判断を行う。
【0069】この実施例においては、上述の実施例で述
べたように、シャッタ速度が1/60秒より短くなるかある
いはシャッタ速度が1/60秒でありかつAGC 制御電圧VAGC
が所定値以上である場合に明状態と判定する。そして、
明状態での画像において実施例1と同様に目が検出され
なかった場合に近赤外光源6を点灯する、あるいは明状
態での画像において実施例4と同様に眼鏡が検出されか
つ目が検出されなかった場合に近赤外光源6を点灯す
る。
【0070】従って、実施例5によれば、上述の実施例
と同様の効果を奏するとともに、暗状態で通常使用する
低消費電力の近赤外LED 8と眼鏡レンズ反射の影響除去
用の近赤外光源6とを分けることにより、撮像装置全体
の時間平均消費電力をより低減できるとともに、近赤外
光源6の使用が限定されより近赤外光源6を長寿命化す
ることが可能になる。
【0071】なお上記実施例5においては、暗状態に近
赤外LED 8で運転者pの瞳孔を撮像するようにしたが、
カメラ部cに近接して放射光軸がカメラ部cの撮像光軸
と略平行でかつ近接するよう配置した他の近赤外光源を
用いて瞳孔を撮像するようにしてもよい。
【0072】実施例6.実施例6は、カメラの光軸上に
光学フィルタを配置することにより、眼鏡レンズによる
反射が起こったとしても目を確実に検出できるようにし
たものである。図16乃至図19は実施例6の実施態様
を示すものであって、図16は実施例6の顔画像撮像装
置を含む運転者状態検出装置の構成図、図17は撮像部
aの外観斜視図、図18は撮像部aの断面図、図19は
複合光学フィルタの分光透過率特性図である。
【0073】図において、41、42はカメラ部cの撮
像光軸上の撮像レンズ3の前面に重ねて配置した光学フ
ィルタ、50は撮像部aのCCD 1、撮像レンズ3、光学
フィルタ41、42等を支持するハウジングで、近赤外
LED 8もかかるハウジング内に支持されている。51は
CCD 1、映像信号処理回路2、 LED制御回路9が配置さ
れたプリント基板、52は撮像部aの出力リードであ
り、近赤外LED 8は実施例5と同じく中心波長約900
nmのLED を図17に示すようにレンズの開口31に近接
してカメラ部cの撮像光軸と近赤外光の放射光軸とを略
平行にして光学フィルタ41の後側に対称形に4カ所設
けている。但し、近赤外LED 8は図17と異なり光学フ
ィルタ41を介さずに配置しても良い。
【0074】次に光学フィルタについて説明する。図1
9に示すように、光学フィルタ41は図の点線で示すよ
うに長波長透過フィルタ(LPF )であり、ここでは透過
率50%点の波長が約500nmであるLPFを用いた例を
示しており、可視光及び赤外光を含む500nm以上の波
長の光を透過させるようになっている。また、光学フィ
ルタ42は帯域除去フィルタ(BRF )であり、ここで
は透過率50%点の波長を650nm、850nmとし、可
視光と近赤外光との狭間の前記650〜850nm間の波
長帯域を除去するBRF を用いた例を示している。かかる
BRF 42はガラス、プラスチック等の光学用透明基板上
に誘電膜を多層積層した誘電多層膜フィルタを用い、LP
F 41は同様な誘電多層膜フィルタか、前記光学用透明
基材に色素を拡散した安価な吸収型のフィルタを用い
る。前記LPF 41、 BRF42は図18の如くの重ね合わ
されて複合光学フィルタ43を構成し、図中の実線のご
とく眼鏡レンズのコーティングの透過率の高い波長帯約
400〜700nmの中央付近と、暗状態での撮像に用い
る近赤外LED 8の中心波長周囲の双方に高い分光透過率
を示す。即ち、複合光学フィルタ43は、第一の通過帯
域である400〜700nmと第二の通過帯域である85
0nm以上の2つの通過帯域を有している。
【0075】上記複合光学フィルタ43により、暗状態
では近赤外LED 8を点灯して前記近赤外LED 8の中心波
長周囲の高い分光透過率により前記実施例5のごとく運
転者pの瞳孔を撮像し、運転者の状態、即ち居眠りなど
を検出する。また、明状態では波長500〜650nm間
と850nm以上の高い分光透過率により外光の内の前記
2つの波長領域の成分により運転者pの顔画像を撮像す
る。ところで、前記従来の可視カットフィルタ4を用い
た場合にはフィルタ4の阻止域での眼鏡レンズの分光反
射率が低く、逆にフィルタ4の透過域での眼鏡レンズの
分光反射率が高いため、目の見え方を示すKの値が小さ
くなり、図28に示すごとくほとんど目が撮像できな
い。これに対し本実施例の複合光学フィルタ43におい
ては、眼鏡レンズの可視波長の分光反射率の低い領域で
高い透過率を持たせているため、前記可視領域での目か
らの拡散反射光束ΦiTがCCD 1に効率よく取り込まれ
て、前記割合Kが大きくなり、図6に示すごとく目をは
っきりと撮像できる。
【0076】即ち、かかる実施例においては、眼鏡レン
ズの透過率の高い可視波長域と暗状態の運転者p撮像用
の近赤外照明に対応した近赤外波長域の双方に通過帯域
を持つ複合光学フィルタ43を用いて、明状態に太陽光
の前記可視と近赤外の通過波長帯域成分で眼鏡gを着装
した運転者pの顔面を撮像することにより、眼鏡レンズ
の表面反射が存在しても特別の反射除去用照明を用いる
ことなく目を明瞭に撮像できるという利点がある。
【0077】実施例7.実施例7は実施例6の変形例
で、実施例6に比し更に明瞭な顔画像を得るものであ
る。図20は実施例7の複合光学フィルタ45の分光透
過率特性図を示すもので、実施例6の図19の複合光学
フィルタ43に、さらに透過率50%点が約950nmの
短波長透過フィルタ(HPF )44を重ねて、図示するご
とく、眼鏡レンズのコーティングの透過率の高い波長帯
約400〜700nmの中央付近と、暗状態における撮像
に用いる近赤外LED 8の中心波長周囲にのみ透過波長帯
を限定した複合光学フィルタとしている。なお前記HPF
44は前記BRF 42と同様に誘電多層膜フィルタを使用
するのがよい。かかる複合光学フィルタ45を実施例6
と同様にカメラ部cの撮像レンズ3の前面に配し、暗状
態では近赤外LED 8を点灯して運転者pの瞳孔を撮像す
ると共に、明状態では外光の内の波長500〜650nm
間と850〜950nm間の成分のみにより運転者pの顔
画像を撮像する。ここで、第一の通過帯域は500〜6
50nmの波長域であると共に、第二の通過帯域は850
〜950nmの波長域である。
【0078】かかる複合光学フィルタ45の使用によれ
ば、暗状態の撮像に用いる近赤外光の照明の波長域と、
可視領域での目からの拡散反射光束ΦiTを含む可視波長
域との2つの波長域のみの光を透過するので、これら以
外の波長域の外乱光を除去できる。このため、眼鏡レン
ズのさらに長波長側、即ち700nm以上の波長域で発生
する大きな反射を除去することができ、眼鏡レンズの表
面反射が存在していても目をより明瞭に撮像できるとと
もに、必要以外の波長域の光をカットしているので周囲
に存在するノイズ光がカメラに侵入することが無く暗状
態における運転者pの撮像S/N 比を向上できるという利
点がある。
【0079】実施例8.実施例8は、顔画像装置の簡略
化に関するものである。上記実施例6、7においてはLP
F 41、BRF 42、HPF 44を各々別体のフィルタとし
たが、例えば吸収型LPF 41の基板の片面に誘電多層膜
を積層してBRF42を形成したり、透明基板の両面に誘
電多層膜を積層して片面にLPF 41を、他面にBRF 42
を形成すれば1枚の基板で図19の実線に示す分光透過
率特性を持つ複合光学フィルタ43が形成できる。ま
た、吸収型LPF 41の基板の両面に誘電多層膜を積層し
て片面にBRF 42を、他面にHPF 44を形成すれば1枚
の基板で図20の実線に示す分光透過率特性を持つ複合
光学フィルタ45が形成できる。よって、これらの方法
によれば複合光学フィルタ45を薄型化でき、かつ安価
に製作できるとともに、複数のフィルタの位置合わせと
いう煩わしい問題も発生しない。
【0080】実施例9.実施例9は上述の実施例の組み
合わせに関するものであって、眼鏡レンズの表面反射が
比較的に強い場合であっても、その影響を受けることが
無いというものである。図示しないが、上記実施例6、
7に示す複合光学フィルタ43あるいは複合光学フィル
タ45を、実施例1あるいは実施例5に示すカメラ部c
の光学フィルタ4と置き換えることにより、眼鏡レンズ
反射の影響をさらに低減できる。即ち、前記複合光学フ
ィルタ43あるいは複合光学フィルタ45を使用したカ
メラ部cを用いて運転者pを撮像することにより眼鏡レ
ンズの表面反射の影響をまず減じた上で、さらに実施例
1乃至実施例5と同じく、周囲環境あるいは前記運転者
pの顔面近傍が明状態かあるいは運転者pの眼鏡が検出
された状態のいずれかの状態でかつ目が検出できない場
合に出力I/F 14を介して照明制御回路5に眼鏡反射除
去用照明制御信号を送出して近赤外光源6を点灯する。
【0081】かかる実施例によれば、晴天時に白い雲
や、白い壁等が眼鏡レンズに映ったような極めて眼鏡レ
ンズの表面反射の強い状態においても、近赤外光源6を
点灯して、レンズ反射の影響を確実に排除して目を明瞭
に撮像できる。また、通常生じる眼鏡レンズの表面反射
程度では複合光学フィルタ43あるいは複合光学フィル
タ45のみで目を明瞭に撮像できるため、目を検出でき
ない状態の発生頻度が少なくなり、これにより近赤外光
源6の明状態での使用頻度が少なくなり寿命をさらに延
伸できるという利点がある。
【0082】実施例10.実施例10は、2つの光学フ
ィルタを切り換えて使用するものであって、これにより
眼鏡レンズ反射の影響除去のための近赤外光源6を設け
ることなく目を明瞭に検出することができるというもの
である。図21乃至図24は実施例10を示すもので、
図21は実施例10の顔画像撮像装置を含む運転者状態
検出装置の構成図、図22は撮像部aの断面図、図23
はフィルタ交換部の斜視図、図24は片側の光学フィル
タ46の分光透過率特性図である。
【0083】図において、46は眼鏡レンズコーティン
グの透過率の高い可視領域にのみ通過帯域を持つ第一の
光学フィルタであって、図24に示すごとく透過率50
%波長が500nm、650nmであるバンドパスフィルタ
(BPF )である。47は暗状態の運転者pの照明用とし
ての近赤外光源の波長域に透過波長を合わせた第二の光
学フィルタであり、例えば近赤外光源として上記実施例
5のごとく中心波長900nmの近赤外LED 8を用いた場
合には通常の可視カットフィルタを用いても良いが、波
長900nmを中心とする半値幅100nm程度のBPFを用
いれば照明光以外の外乱光成分を除去できて有利であ
る。なお、眼鏡レンズコーティングの透過率の高い可視
領域は第一の通過帯域であって、暗状態の運転者pの照
明用としての近赤外光源の波長域は第二の通過帯域であ
る。60は第一の光学フィルタ46と第二の光学フィル
タ47を切り換えるフィルタ交換手段であり、撮像部a
のハウジング50内に内蔵されている。第一の光学フィ
ルタ46と第二の光学フィルタ47はレンズ3の前面側
に配しても良いが、ここではレンズ3の後面側に配し
て、フィルタ交換手段60を小型化するとともに、透過
波長帯に応じてフィルタ基板の厚さ、材質即ち屈折率を
換えてレンズ3の実効焦点距離を換えることによりレン
ズ3の色収差を補正している。48は反射防止コートを
施したガラス等の透明保護部材である。
【0084】フィルタ交換手段60は、フィルタを交換
する駆動力を発生するモータ61と、このモータ61に
信号を与えるリード62と、モータ61の回転を減速す
るギヤボックス63と、突起状のローラピンを有しギヤ
ボックス63からの回転力を受けて回動する回転カム板
64と、L字状の形状を有しその一面に2つのフィルタ
を支持すると共に他方の面にローラピンを挿入する長穴
を備えたフィルタ支持板65とから構成されている。
【0085】実施例10の動作について説明する。ま
ず、装置リセット時には可視域を通す第一の光学フィル
タ46が撮像軸上に配置されており、明状態ではかかる
第一の光学フィルタ46を通して運転者pの顔画像がフ
ィルタの透過波長域の成分光で撮影される。この場合、
前記第一の光学フィルタ46の透過波長域が眼鏡レンズ
の分光反射率の低い波長域に合わせてあるため、運転者
pの着装する眼鏡gのレンズ表面反射があってもその反
射光は第一の光学フィルタ46によりカメラへの入射を
阻止される。一方、目からの拡散反射光束ΦiTの内の第
1の光学フィルタ46の通過帯域の波長成分は第1の光
学フィルタ46に阻止されることなくカメラへ入射し、
これにより目を明瞭に撮像することができる。外界が暗
くなり、運転者pの顔画像の平均輝度が低下すると映像
信号処理回路2はAGC 制御を行うとともにシャッタを開
放側に制御する。かかる状態で実施例5と同様の明暗判
定が行われ、暗状態と判定された場合にはフィルタを第
二の光学フィルタ47に切り換える。プリント基板51
上の映像信号処理回路2による明暗信号が暗状態を示す
信号を出力するとCPU 15はリード62を介してモータ
61に駆動信号を与え回転させる。モータ61の回転
は、モータ61と連結したギアボックス62で回転数が
下げられ回転カム板64を半回転させる。この回転運動
は、フィルタ支持板65の長穴とこの長穴に挿入された
回転カム板64のローラピンとにより直線運動に変換さ
れ、フィルタ支持板65を撮像軸に対し垂直に移動させ
て第一の光学フィルタ46を第二の光学フィルタ47を
切り換える。また、このとき近赤外LED 8を点灯して運
転者の顔面を照明し瞳孔を撮像する。
【0086】逆に、外界が暗状態から明状態になった場
合、即ち夜間から朝になった場合は近赤外LED 8の近赤
外光の他に太陽光が加わることになる。従って、第二の
光学フィルタ47は、近赤外LED 8の照射光と、太陽光
の近赤外光の成分とを通過させる。これにより運転者p
の顔画像の平均輝度が上がり、この輝度の上昇に基づき
映像信号処理回路2が暗状態から明状態になったと判定
し、CPU 15に明状態を示す信号を出力する。CPU 15
は、明状態を示す信号を受け、前述とは逆の方向にモー
タ61を回転させ、光学フィルタを第二の光学フィルタ
47から第一の光学フィルタ46に切り換えるととも
に、近赤外LED 8を消灯する。
【0087】かかる実施例においては、明状態には眼鏡
レンズの表面反射の影響のない可視波長域のみを用いて
運転者pを撮像するため、眼鏡レンズ反射が存在しても
特別の反射除去用照明を用いることなく目を明瞭に撮像
できるとともに、暗状態には運転者pを照明する近赤外
光源の波長域のみで運転者pを撮像するため、外乱光が
除去され運転者pの撮像S/N 比を向上できるという利点
がある。
【0088】実施例11.実施例11は、実施例1と実
施例10を組み合わせることにより眼鏡レンズの表面反
射の影響を極めて低減させるものである。即ち、実施例
11では、上記実施例10に示すフィルタ交換手段60
を持つカメラ部cと、実施例1で説明した照度センサ7
等の明暗検出手段と、照明制御回路5と、眼鏡レンズ反
射の影響を除去するための近赤外光源6とを備えてい
る。従って、明状態には眼鏡レンズコーティングの透過
率の高い可視領域にのみ通過帯域を持つ第一の光学フィ
ルタ46に切り換えて運転者pの顔画像を撮像してレン
ズ表面反射の影響をまず減じた上で、さらに実施例1乃
至実施例5と同じく、周囲環境あるいは前記運転者pの
顔面近傍が明状態かあるいは運転者pの眼鏡が検出され
た状態のいずれかの状態でかつ目が検出できない場合に
出力I/F 14を介して照明制御回路5に眼鏡反射除去用
照明制御信号を送出して近赤外光源6を点灯する。
【0089】かかる実施例によれば、実施例9と同様極
めてレンズ表面反射の強い状態においても、近赤外光源
6を点灯して、レンズ反射の影響を確実に排除して目を
明瞭に撮像できるとともに、通常生じるレンズ反射程度
では第一の光学フィルタ46のみで目を明瞭に撮像でき
るため、近赤外光源6の明状態での使用頻度が少なくな
り寿命をさらに延伸できるという利点がある。
【0090】なお、上記実施例6乃至実施例11におい
ては、暗状態に近赤外LED 8で運転者pの瞳孔を撮像す
るようにしたが、実施例1のごとくハロゲンランプやキ
セノンランプ等の光源の近赤外域や近赤外LED を多数束
ねた近赤外光源6で運転者の顔を照明して撮像するよう
にしてもよい。
【0091】また、上記各実施例においては車両の運転
手の居眠り等を検出するための顔画像撮像装置について
示したが、当然のことながら、一般的に検出対象者の顔
画像を画像処理して前記検出対象者の目を検出し前記検
出対象者の状態を検知する人物状態検出装置に用いる顔
画像撮像装置として利用できる。
【0092】
【発明の効果】この発明は、上述の如き構成を有してい
るので、以下に示すような効果を奏する。
【0093】この発明に係る顔画像撮像装置によれば、
目検出手段が検出対象者の目を検出していないとき赤外
光照明手段を励起して検出対象者の顔面を照明するの
で、運転者が装着している眼鏡の反射による影響を低減
することができる。
【0094】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、明暗検出手段が明状態を検出しかつ目検出手段が
検出対象者の目を検出していない状態である場合に赤外
光照明手段を励起して検出対象者の顔面を照明するの
で、消費電力を軽減することができる。
【0095】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、2次元撮像手段により撮像された検出対象者の顔
面を含む画像の輝度が所定の輝度以上であるか否かに基
づき明状態あるいは暗状態を判定するので、装置の構成
を簡略化することができる。
【0096】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、赤外光照明手段を励起してから所定時間経過した
際に赤外光照明手段を一旦停止させるので、赤外光照明
手段を必要なときに励起することができる。
【0097】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、眼鏡検出手段が眼鏡を検出しかつ目検出手段が検
出対象者の目を検出していない状態である場合に赤外光
照明手段を励起して検出対象者の顔面を照明するので、
消費電力を軽減することができる。
【0098】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、明暗検出手段が暗状態を検出しているとき検出対
象者の顔面を光学フィルタを通過する赤外光で照明する
暗状態用赤外光照明手段を有し、暗状態用赤外光照明手
段と目検出手段が検出対象者の目を検出していないとき
励起される赤外光照明手段とを別々に機能させるので、
消費電力を低減させることができる。
【0099】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、所定の波長域の可視光と所定の波長以上の赤外光
とを通過させ検出対象者の顔画像を撮像するので、簡単
な構成で運転者が装着している眼鏡の反射の影響を低減
させることができる。
【0100】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、所定の波長域の可視光と所定の波長域の赤外光と
のみにより検出対象者の顔画像を撮像するので、より明
瞭な画像を得ることができる。
【0101】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、所定の波長域の可視光と所定の波長以上の赤外光
とにより検出対象者の顔画像を撮像すると共に、該顔画
像で目を検出できなかった場合は赤外光照明手段を励起
して検出対象者の顔面を照明するので、運転者が装着し
ている眼鏡の反射が比較的に強い場合であってもその影
響を低減させることができる。
【0102】また、この発明に係る顔画像撮像装置によ
れば、明暗検出手段が明状態を検出しているとき2次元
撮像手段の光軸上に第一の光学フィルタを配置すると共
に、明暗検出手段が暗状態を検出しているとき2次元撮
像手段の光軸上に第二の光学フィルタを配置するので、
目を明瞭に検出することができると共に運転者が装着し
ている眼鏡の反射の影響を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の顔画像撮像装置を含む運転者状態
検出装置の構成図である。
【図2】 実施例1の運転者状態検出のフローチャート
である。
【図3】 眼鏡を着装した運転者の顔画像の模式図であ
る。
【図4】 目存在領域設定の説明図である。
【図5】 運転者の顔面での光反射の説明図である。
【図6】 実施例1の顔画像撮像装置で撮像した明状態
の眼鏡装着時の顔画像の例である。
【図7】 目抽出に関するフローチャートである。
【図8】 目存在領域のX軸ヒストグラムである。
【図9】 候補領域のX軸ヒストグラムである。
【図10】 映像信号処理回路のブロック図である。
【図11】 自動利得制御回路の制御特性図である。
【図12】 実施例4の運転者状態検出のフローチャー
トである。
【図13】 実施例4の眼鏡検出のフローチャートであ
る。
【図14】 実施例5の顔画像撮像装置を含む運転者状
態検出装置の構成図である。
【図15】 暗状態の顔画像の例である。
【図16】 実施例6の顔画像撮像装置を含む運転者状
態検出装置の構成図である。
【図17】 実施例6の撮像部aの外観斜視図である。
【図18】 実施例6の撮像部aの断面図である。
【図19】 複合光学フィルタの分光透過率特性図であ
る。
【図20】 実施例7の複合光学フィルタの分光透過率
特性図である。
【図21】 実施例10の顔画像撮像装置を含む運転者
状態検出装置の構成図である。
【図22】 実施例10の撮像部aの断面図である。
【図23】 実施例10のフィルタ交換部の斜視図であ
る。
【図24】 実施例10の片側の光学フィルタの分光透
過率特性図である。
【図25】 従来の顔画像撮像装置を含む運転者状態検
出装置の構成図である。
【図26】 各種眼鏡レンズの分光反射率特性図であ
る。
【図27】 従来の顔画像撮像装置に用いる可視光カッ
トフィルタの分光透過率特性図である。
【図28】 従来の顔画像撮像装置により撮影された明
状態の眼鏡装着時の顔画像の例である。
【符号の説明】
a 顔画像撮像部 b 顔画像処理
部 c カメラ部 g 眼鏡 p 運転者 1 CCD 2 映像信号処理回路 3 撮像レンズ 4 可視カットフィルタ 43、45 複
合光学フィルタ 46 第一の光学フィルタ 47 第二の光
学フィルタ 5 照明制御回路 6 近赤外光源 7 照度センサ 8 近赤外LED 9 LED 制御回路 10 入力I/F 11 A/D 変換器 12 画像処理
H/W 13 画像メモリ 14、18 出
力I/F 15 CPU 16 ROM 17 RAM 20 CCD 制御
回路 21 利得可増幅器 22 AGC 制御
回路 23 増幅回路 24 バッファ 25、26 比較回路 27 電子シャ
ッタ制御回路 60 フィルタ交換手段 101 CCD 102 映像信号処理回路 103 撮像レ
ンズ 104 可視カットフィルタ 105 照明制
御回路 106 近赤外光源 121 入力I/
F 122 A/D 変換器 123 画像処
理H/W 124 画像メモリ 125 CPU 126 ROM 127 RAM 128 出力I/F 129 バス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出対象者の顔面を含む所定領域を撮像
    する2次元撮像手段と、少なくとも所定の波長域の赤外
    光を通過させる通過帯域を有し前記2次元撮像手段の光
    軸上に配置された光学フィルタと、前記2次元撮像手段
    により撮像された前記検出対象者の顔画像に基づき前記
    検出対象者の目を検出する目検出手段と、少なくとも前
    記検出対象者の顔面を前記光学フィルタを通過する赤外
    光で照明するとともに前記2次元撮像手段の光軸と前記
    赤外光の光軸とのなす角度が所定角度以上になるように
    配置された赤外光照明手段と、前記目検出手段が前記検
    出対象者の目を検出していないとき前記赤外光照明手段
    を励起する励起手段とを備えたことを特徴とする顔画像
    撮像装置。
  2. 【請求項2】 検出対象者の周囲あるいは顔面近傍の明
    るさを検出し前記検出対象者の周囲あるいは顔面近傍が
    明状態あるいは暗状態の何れの状態であるかを検出する
    明暗検出手段を有し、励起手段は、前記明暗検出手段が
    明状態を検出しかつ目検出手段が前記検出対象者の目を
    検出していない状態である場合に赤外光照明手段を励起
    することを特徴とする請求項1に記載の顔画像撮像装
    置。
  3. 【請求項3】 明暗検出手段は、2次元撮像手段により
    撮像された検出対象者の顔面を含む画像の輝度が所定の
    輝度以上であるか否かに基づき明状態あるいは暗状態を
    判定することを特徴とする請求項2に記載の顔画像撮像
    装置。
  4. 【請求項4】 励起手段は、赤外光照明手段を励起して
    から所定時間経過した際に前記赤外光照明手段を一旦停
    止させることを特徴とする請求項1に記載の顔画像撮像
    装置。
  5. 【請求項5】 検出対象者の眼鏡装着の有無を検出する
    眼鏡検出手段を有し、励起手段は、前記眼鏡検出手段が
    眼鏡を検出しかつ目検出手段が前記検出対象者の目を検
    出していない状態である場合に赤外光照明手段を励起す
    ることを特徴とする請求項1に記載の顔画像撮像装置。
  6. 【請求項6】 明暗検出手段が暗状態を検出していると
    き検出対象者の顔面を光学フィルタを通過する赤外光で
    照明する暗状態用赤外光照明手段を有し、暗状態用赤外
    光照明手段と目検出手段が前記検出対象者の目を検出し
    ていないとき励起される赤外光照明手段とを分離したこ
    とを特徴とする請求項2に記載の顔画像撮像装置。
  7. 【請求項7】 検出対象者の顔面を含む所定領域を撮像
    する2次元撮像手段と、所定の波長域の可視光を通過さ
    せる第一の通過帯域と所定の波長以上の赤外光を通過さ
    せる第二の通過帯域を有するとともに前記2次元撮像手
    段の光軸上に配置された光学フィルタとを備えたことを
    特徴とする顔画像撮像装置。
  8. 【請求項8】 光学フィルタの第二の通過帯域は、所定
    の波長域の赤外光のみを通過するものであることを特徴
    とする請求項7に記載の顔画像撮像装置。
  9. 【請求項9】 検出対象者の顔面を含む所定領域を撮像
    する2次元撮像手段と、所定の波長域の可視光を通過さ
    せる第一の通過帯域と所定の波長以上の赤外光を通過さ
    せる第二の通過帯域を有するとともに前記2次元撮像手
    段の光軸上に配置された光学フィルタと、前記2次元撮
    像手段により撮像された前記検出対象者の顔画像に基づ
    き前記検出対象者の目を検出する目検出手段と、少なく
    とも前記検出対象者の顔面を前記光学フィルタを通過す
    る赤外光で照明するとともに前記2次元撮像手段の光軸
    と前記赤外光の光軸とのなす角度が所定角度以上になる
    ように配置された赤外光照明手段と、前記目検出手段が
    前記検出対象者の目を検出していないとき前記赤外光照
    明手段を励起する励起手段とを備えたことを特徴とする
    顔画像撮像装置。
  10. 【請求項10】 光学フィルタは第一の通過帯域を有す
    る第一の光学フィルタと第二の通過帯域を有する第二の
    光学フィルタとからなるものであって、検出対象者の周
    囲あるいは顔面近傍の明るさを検出し前記検出対象者の
    周囲あるいは顔面近傍が明状態あるいは暗状態の何れの
    状態であるかを検出する明暗検出手段と、この明暗検出
    手段が明状態を検出しているとき2次元撮像手段の光軸
    上に前記第一の光学フィルタを配置すると共に、前記明
    暗検出手段が暗状態を検出しているとき前記2次元撮像
    手段の光軸上に前記第二の光学フィルタを配置するフィ
    ルタ交換手段を備えたことを特徴とする請求項7または
    9に記載の顔画像撮像装置。
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