JP2001229499A - 眼の状態検出装置 - Google Patents

眼の状態検出装置

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JP2001229499A JP2000041422A JP2000041422A JP2001229499A JP 2001229499 A JP2001229499 A JP 2001229499A JP 2000041422 A JP2000041422 A JP 2000041422A JP 2000041422 A JP2000041422 A JP 2000041422A JP 2001229499 A JP2001229499 A JP 2001229499A
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雅之 金田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明暗判定を正確に行い、正確な居眠り判定等
を可能とする。 【解決手段】顔を撮像して顔画像データを出力する画像
出力手段CL1と、画像出力手段CL1から出力された
顔画像データを処理して眼の位置を検出する眼の位置検
出手段CL2と、検出された眼の位置を基準に眼の開度
を検出する眼の開度検出手段CL3と、撮像を周囲の明
暗環境が所定以上暗くなったとき行うために照明する照
明手段とCL4、顔画像データの濃度情報により明暗環
境の明暗判定を行う明暗判定手段CL5と、明暗判定に
応じて照明手段CL4を制御する照明制御手段CL6と
を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の運転者、船
舶の操船者、プラント等のオペレータ等の居眠り状態を
検出し警報することなどに供する眼の状態検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理によるこの種の装置に
は、例えば特開平6−32154号に記載されたような
ものがある。これは夜間照明に赤外線照明を用いること
により、運転者に煩わしさを与えることなく昼夜を問わ
ず眼の位置検出、開度検出ができるようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置では、昼夜を問わず常に赤外線照明を使用して
いるため、次のような問題があった。
【0004】即ち、昼間直射日光が眼の付近に当たり運
転者が眩しさを感じる状態と、夜間に赤外線照明を使用
しているときの眼の付近の状態が近似し、このままでは
昼間、直射日光により運転者が眩しさを感じる状態であ
ることを特定することが困難となる。このためさらに性
能の良いカメラを使用するなどして運転者が眩しさによ
り眼を細める状態か否かを確実に判定するようにしなけ
ればならず、装置が高価になると言う問題があった。
【0005】この対策として、赤外線照明を前照灯など
のON、OFF信号に連動させ、あるいは周囲の明暗環
境をセンサによって検出して昼間は赤外線照明を消すよ
うにし、昼間の直射日光による眩しさ状態を確実に判定
する構成とすることも考えられる。しかし、前照灯スイ
ッチのON、OFFは、運転者の操作によるものである
ため、周囲の明暗環境が暗くなったと感じて前照灯をO
Nにするタイミングが運転者毎に異なったり、トンネル
内では前照灯をONしない運転者がいたり、トンネル通
過後でも前照灯のOFFを忘れる運転者がいたりするた
め、前記判定の精度が運転者毎にまちまちとなる恐れが
ある。また、明暗環境をセンサによって検出する場合
は、特別にセンサを設けなければならないと言う問題が
ある。
【0006】この発明は、周囲の明暗環境が暗いときは
顔を撮像するために照明手段を用いながら、特別なセン
サを必要とすることなく周囲の明暗環境の正確な明暗判
定により精度良く照明制御を行わせ、安価で精度良い検
出を可能とする眼の状態検出装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、顔を
撮像して顔画像データを出力する画像出力手段と、該画
像出力手段から出力された顔画像データを処理して眼の
位置を検出する眼の位置検出手段と、前記検出された眼
の位置を基準に眼の開度を検出する眼の開度検出手段
と、周囲の明暗環境が所定以上暗くなったとき前記撮像
を行うために照明する照明手段と、前記顔画像データの
濃度情報により前記明暗環境の明暗判定を行う明暗判定
手段と、前記明暗判定に応じて前記照明手段を制御する
照明制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の眼の状
態検出装置であって、前記明暗判定手段は、前記顔画像
データの少なくとも一部の濃度値が設定値を上回るか下
回るかにより明暗判定を行い、前記照明制御手段は、前
記濃度値が設定値を下回るとの判定により前記照明手段
をONとし、同上回るとの判定により同OFFとするこ
とを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の眼の状
態検出装置であって、前記照明制御手段は、前記照明手
段のON状態から一時的にOFFとする制御を予め設定
された時間間隔で行い、前記明暗判定手段は、前記O
N、OFF制御によるON時とOFF時との濃度値の差
が設定濃度差を上回るか下回るかにより明暗判定を行
い、前記照明制御手段は、前記濃度値の差が設定濃度差
を下回るとの判定により前記照明手段をOFFとするこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3記載の眼の状
態検出装置であって、前記明暗判定手段は、前記濃度値
が設定値を上回っている状態から同下回る状態に変化し
たか否かを検出することにより該濃度値が時系列的に徐
々に低くなったか否かを判定し、前記照明制御手段は、
前記徐々に低くなったとの判定により前記時間間隔を長
く設定し、同否と判定されたとき同短く設定することを
特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項4記載の眼の状
態検出装置であって、前記照明制御手段は、前記時間間
隔を短く設定するとき最初に最短時間間隔を設定し該最
短時間間隔から時間間隔を漸時延ばすことを特徴とす
る。
【0012】請求項6の発明は、請求項2記載の眼の状
態検出装置であって、前記明暗判定手段は、前記顔画像
データの処理による眼の濃度データ検出が行われている
か否かを判定し、前記照明制御手段は、前記濃度値が設
定値を下回ると共に前記眼の濃度データ検出が行われて
いないとの判定により前記照明手段をONとし、同上回
ると共に眼の濃度データ検出が行われているとの判定に
より同OFFとすることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項6記載の眼の状
態検出装置であって、前記照明制御手段は、前記明暗判
定手段により前記濃度値が設定値を下回っている状態か
ら同上回るか否かを判定するとき、前記照明手段のON
状態から一時的にOFFとする制御を設定した時間間隔
で行わせ、前記明暗判定手段は、前記ON、OFF制御
によるON時とOFF時との濃度値の差が設定濃度差を
上回るか下回るかにより明暗判定を行い、前記照明制御
手段は、前記濃度値の差が設定濃度差を下回ると共に眼
の濃度データ検出が行われているとの判定により前記照
明手段をOFFとすることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、請求項2〜7の何れか
に記載の眼の状態検出装置であって、前記明暗判定手段
は、前記照明制御手段により前記濃度値が設定値を下回
るとの判定で前記照明手段をONとしたとき、前記顔画
像データの処理による眼の濃度データ検出が行われてい
るか否かを判定し、前記照明制御手段は、前記ONとし
たとき眼の濃度データ検出が行われていないとの判定が
ある場合、前記眼の濃度データ検出が行われているとの
判定に変わることにより前記照明手段をOFFとするこ
とを特徴とする。
【0015】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
に記載の眼の状態検出装置であって、前記明暗判定手段
は、前記明暗判定を行う濃度情報を前記顔画像データの
画面上下中央部より下の横方向に並ぶデータの何れかの
濃度値としたことを特徴とする。
【0016】請求項10の発明は、請求項9の何れかに
記載の眼の状態検出装置であって、前記明暗判定手段
は、前記濃度情報を最も高い濃度値としたことを特徴と
する。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明では、明暗判定手段によ
り顔画像データの濃度情報を利用して周囲の明暗環境の
明暗判定を行うようにしたので、新たにセンサ等を追加
することなく、周囲の明暗環境の明暗判定を確実に行う
ことができる。そして、この明暗判定手段による明暗判
定に応じて、照明制御手段によって照明手段を制御する
ようにしたので、周囲の明暗環境が所定以上暗くなった
ときは照明手段の照明によって撮像を行い、周囲の明暗
環境が明るくなったときは照明手段による照明をOFF
にすることができる。従って、昼夜の人間の生活リズム
を考えて居眠り状態を検出するゲインを昼夜で変更した
り、可視光下と近赤外光下との画像データの違いによる
画像処理方法を変更することにより正確な検出が可能と
なる。また顔画像データの濃度情報を利用するから安価
な装置にすることができる。
【0018】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、明暗判定手段は顔画像データの少なくとも一
部の濃度値が設定値を上回るか下回るかにより明暗判定
を行うため、より正確な判定により照明手段をON、O
FF制御することができる。
【0019】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、周囲の明暗環境の変化によって、照明手段を
ON状態からOFF状態へ変えるとき、照明制御手段に
よって照明手段のON状態から一時的にOFFとする制
御を設定した時間間隔で行わせ、明暗判定手段が、前記
ON、OFF制御によるON時とOFF時の濃度値の差
が設定濃度差を上回るか、下回るかにより明暗判定を行
うから、周囲の明暗環境が所定以上暗くなり濃度値が設
定値を下回った状態で照明手段がONとなっていると
き、設定した時間間隔で正確な明暗判定を行うことがで
きる。そして、かかる正確な明暗判定によって濃度値の
差が設定濃度差を下回るとの判定により、照明手段をO
FFにすることができ、照明手段の正確なON、OFF
制御を行うことができる。
【0020】請求項4の発明では、請求項3の発明の効
果に加え、明暗判定手段は濃度値が設定値を上回ってい
る状態から同下回るか否かを判定するときは、濃度値が
時系列的に徐々に低くなったか否かを判定し、照明制御
手段は、前記徐々に低くなったとの判定により照明手段
のON状態から一時的にOFFとする制御を行う時間間
隔を長く設定し、同否と判定されたとき、同短く設定す
ることができる。従って、昼から夜になったのか、ある
いはトンネルの中に入ったのかなどを区別することがで
きる。このため照明手段を一時的にOFFとして明暗判
定を行う時間間隔を的確に設定することができ、周囲の
明暗環境が明るくなって照明手段をON状態からOFF
とするとき、確実に制御することができる。
【0021】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、照明手段のON状態から一時的にOFFとす
る制御を設定した時間間隔で行い、この時間間隔を短く
設定するとき、最初に最短時間間隔を設定し、該最短時
間間隔から時間間隔を漸時延ばすことによって、例えば
長いトンネルの中に入ったのか、高架橋の下を通過して
いるのかなどを区別することができ、より正確に制御を
行うことができる。
【0022】請求項6の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、顔画像データの濃度値の判定に加え、眼の濃
度データ検出が行われているか否かを判定し、照明手段
をON、OFF制御するので、周囲の明暗環境状態に正
確に応じて照明手段の制御を行うことができる。このた
め明暗環境状態のバラツキやカメラなど画像出力手段の
個々の違いを許容することができ、汎用性の高い装置を
得ることができる。
【0023】請求項7の発明では、請求項6の発明の効
果に加え、周囲の明暗環境が明るくなって照明手段をO
N状態からOFFとする際に、照明手段のON状態から
一時的にOFFとする制御を設定した時間間隔で行わ
せ、ON、OFF制御によるON時とOFF時の濃度値
の差が設定濃度差を上回るか、下回るかにより正確な明
暗判定を行い、かかる濃度値を用いた正確な明暗判定に
加えて、眼の濃度データ検出が行われているか否かを判
定し、照明手段をOFFとするかどうかを制御するの
で、周囲の明暗環境に応じた照明手段の制御を行うこと
ができる。このため明暗環境のバラツキやカメラなど画
像出力手段の個々の違いを許容することができ、汎用性
の高い装置を得ることができる。
【0024】請求項8の発明では、請求項2〜7の何れ
かの発明の効果に加え、明暗判定手段によって周囲の明
暗環境が所定以上暗くなったとの判定で照明手段をON
したときは、顔画像データの処理による眼のデータ検出
が行われているか否かを判定するので、照明手段をON
としたとき眼の濃度データ検出が行われていないとの判
定がある場合、眼のデータ検出が行われているとの判定
に変わることにより照明手段をOFFとすることができ
る。従って、ハレーションなどによって光環境が特に劣
悪な状態となっても、常に安定した明暗判定により安定
した制御を行うことができる。
【0025】請求項9の発明では、請求項1〜8の何れ
かの発明の効果に加え、明暗判定を行う濃度情報を顔画
像データの画面上下中央部より下の横方向に並ぶデータ
の何れかのデータ値としたため、顔の部分で自然光が当
たりやすい部分の濃度値を用いることができ、自然光の
変化を的確に捉え、より正確な制御を行うことができ
る。
【0026】請求項10の発明では、請求項9の発明の
効果に加え、濃度情報を最も高い濃度値としたため、自
然光による光環境状態をより的確に捉え、より正確な制
御を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本装置は、自動車の他に鉄道車
両、船舶、プラントのオペレータの居眠り運転警報等と
して用いることができるが、本実施例では自動車に適用
した場合で説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明を適用した眼の状態検
出装置の構成ブロック図にかかり、該装置は、画像出力
手段CL1と、眼の位置検出手段CL2と、眼の開度検
出手段CL3と、照明手段CL4と、明暗判定手段CL
5と、照明制御手段CL6とを備えている。
【0028】前記画像出力手段CL1は、運転者の顔を
撮像して顔画像データを出力する。前記眼の位置検出手
段CL2は、前記画像出力手段CL1から出力された顔
画像データを処理して眼の位置を検出する。前記眼の開
度検出手段CL3は、検出された眼の位置を基準に眼の
開度を検出する。前記照明手段CL4は、周囲の明暗環
境が所定以上暗くなったときに前記撮像を行うために照
明する。前記明暗判定手段CL5は、前記顔画像データ
の濃度情報により明暗環境の明暗判定を行う。前記照明
制御手段CL6は、前記明暗判定に応じて前記照明手段
CL4を制御する。
【0029】図2は、本発明の第1実施形態にかかる構
成ブロック図である。同図のように、TVカメラ1が自
動車のインストルメントに設置され、運転者の顔部分を
正面から撮影する。TVカメラ1の入力画像は、本実施
形態では、例えば横方向(X)512画素、縦方向
(Y)480画素からなる。
【0030】前記TVカメラ1で撮像された入力画像
は、A−D変換器2を介して、デジタル量の入力画像デ
ータとして画像メモリ3に格納される。画像メモリ3の
出力は、画像データ演算回路4に入力される。
【0031】前記画像データ演算回路4は、前記入力さ
れた画像データに基づいて顔の縦方向の画素列の濃度を
検出し、画素列における濃度の高まりとその変化状態に
よりポイントを抽出し(抽出点)、隣接する画素列の近
接したポイントを連続して顔の横方向への連続データを
抽出し、顔画像データとして出力する。
【0032】従って、TVカメラ1、A−D変換器2、
画像メモリ3、画像データ演算回路4は、本実施形態に
おいて前記画像出力手段CL1を構成している。
【0033】前記画像データ演算回路4の出力は、眼の
位置検出回路5に入力される。この眼の位置検出回路5
は、前記眼の位置検出手段CL2を構成するもので、前
記顔画像データから顔の複数の特徴量としての連続デー
タを抽出し、その座標を求める。また前記連続データか
ら眼のテンプレートを用いることなどによって眼の選択
を行うことで眼の位置を検出し、該眼の位置からその代
表座標を用いることにより眼の位置を含む追跡領域を左
右の眼に対してそれぞれ1個づつ決定する。該追跡領域
は、前記眼の移動に応じて該眼を追跡し、この眼を追跡
する各追跡領域内において縦方向への濃度の高まりとそ
の変化状態からポイントを抽出し、隣接する画素列の近
接したポイントを連続して顔の横方向への連続データを
抽出し、左右の眼の詳細位置を検出する。
【0034】前記眼の位置検出回路5の出力は、眼の開
度検出回路6に入力される。前記眼の開度検出回路6
は、眼の開度検出手段CL3を構成するもので、前記追
跡領域内の眼の位置の連続データの濃度変化状態から眼
の開度を検出する。
【0035】そして図示はしないが、眼の開度検出回路
6によって検出された眼の開度データを用いて眼の状態
を判定し、乗員の居眠り運転など判断し、居眠り運転等
が行われているときにはブザー等によって警告を行うよ
うにしている。
【0036】一方、前記明暗判定回路7は、前記明暗判
定手段CL5を構成し、前記画像データ演算回路4から
顔画像データを入力し、その濃度情報により明暗環境の
明暗判定を行っている。そして、前記明暗判定に応じて
照明制御手段CL6としての赤外光照明制御回路8は、
照明手段CL4としての赤外光照明9を制御する。すな
わち、明暗判定回路7は顔画像データの少なくとも一部
の濃度値が設定値を上回るか、下回るかにより明暗判定
を行い、赤外光照明制御回路8は濃度値が設定値を下回
るとの判定により赤外光照明9をONとし、同上回ると
の判定により同OFFとする。
【0037】さらに、赤外光照明制御回路8は、明暗判
定回路7により、前記濃度値が設定値を下回っている状
態から同上回るか否かを判定するとき、前記赤外光照明
9のON状態から一時的にOFFとする制御を設定した
時間間隔で行わせ、明暗判定回路7はON、OFF制御
によるON時とOFF時との濃度値の差が設定濃度差を
上回るか、下回るかにより明暗判定を行い、赤外光照明
制御回路8は濃度値の差が設定濃度差を下回るとの判定
により赤外光照明9をOFFとする。
【0038】かかる制御によって、昼夜の正確な判定を
行うことができ、昼間は赤外光照明9をOFFとし、夜
間は赤外光照明9をONとして、TVカメラ1による顔
の撮像を行わせることができる。
【0039】ここで、前記明暗判定回路7によって明暗
判定を行う濃度情報を説明する。図3は前記画像データ
演算回路4から出力された顔画像データであり、この顔
画像データの中で、画面上下中央部より下の横方向に並
ぶデータ11のいずれかの濃度値とし、本実施形態にお
いてはこのうち最も高い(明るい)濃度値を明暗判定を
行う濃度情報としている。この顔画像データの画面上下
中央部より下の部分は、自動車の運転者の場合、自然光
が当たりやすい部分であり、自然光の変化を的確に捉え
ることができる。又、最も高い(明るい)濃度値を前記
判定の濃度情報とすることによって、自然光による光環
境状態を的確に捉えることができる。このため、かかる
濃度情報によって以下の制御を正確に行うことができ
る。なお、前記判定の濃度情報としては、顔画像データ
の全体の濃度値の平均などを用いることも可能である。
【0040】次に、図4,図5のフローチャートを用い
てさらに説明する。
【0041】まず、図4において、ステップS401
は、前記画像出力手段CL1として機能し、前記TVカ
メラ1によって運転者の顔を撮影し、前記のようにして
顔画像データとして出力する。
【0042】ステップS402では、眼の位置検出がな
されたかの判断を行い、眼の位置が検出できていない場
合に限って、ステップS403で眼の位置検出を行う。
ステップS403は、前記眼の位置検出手段CL2とし
て機能し、前記のように眼の位置を検出して出力し、ス
テップS404へ移行する。ステップS404は、前記
眼の開度検出手段CL3として機能し、前記のように眼
の開度を検出して出力し、ステップS405へ移行す
る。
【0043】ステップS405以降、S405、S40
8、S412、S415は、前記明暗判定手段CL5と
して機能し、その他のステップS407,S409など
は、照明制御手段CL6として機能する。
【0044】ステップS405では、顔画像データの現
在検出されている濃度値を、後述する明暗判定に使用す
るためにNOUDO_Nに代入する。ステップS406では、
赤外光照明9がON(点灯)しているか否かの判断が行
われ、ON(点灯)している場合は図5のステップS5
01に移行する。図5の説明は後述する。OFF(消
灯)の場合は、ステップS407に移行し、照明制御フ
ラグがONか否かを判断する。この照明制御フラグは、
初期値がOFFであり、夜間等に明暗判定のため前記赤
外光照明9が前記赤外光照明制御回路8によってOFF
(消灯)された場合にONとなる。
【0045】ステップS407において、前記照明制御
フラグがOFFであれば、初期状態でありステップS4
08へ移行する。ステップS408では、前記明暗判定
の検出濃度値NOUDO_Nが前記赤外光照明9をON(点
灯)とする基準となる設定値を上回るか、下回るかの判
断が行われる。ステップS408において濃度値NOUDO_
Nが設定値を下回ると判断されれば、周囲の明暗環境が
夜間などと判断できるため、ステップS409で赤外光
照明9をON(点灯)とする。ステップS410では、
タイマーカウンタをスタートさせ、後述する赤外光照明
9のON(点灯)状態から一時的にOFFとする制御の
時間間隔を設定する。ステップS408において濃度値
NOUDO_Nが設定値を上回ると判断されれば、周囲の明暗
環境が昼間などと判断できるため、ステップS409、
ステップS410を飛ばしてステップS415に移行す
る。
【0046】ステップS415では、現在の濃度値NOUD
O_NをNOUDO_0に代入し、後述するステップS412にお
いて一つ前の検出濃度値として用いる。ステップS41
5からはステップS401に戻り次のフレームの処理に
移る。
【0047】前記ステップS407の判定において、夜
間等に明暗判定のため前記赤外光照明9が前記赤外光照
明制御回路8によってOFF(消灯)にされて照明制御
フラグがONであれば、ステップS411で照明制御フ
ラグをOFFにし、ステップS412で一つ前の検出濃
度値NOUDO_0と現在の検出濃度値NOUDO_Nとの差を取り、
設定濃度差に対して比較する。この濃度値の差(NOUDO_
0−NOUDO_N)と設定濃度差との比較は、夜間などに前
記赤外光照明9をON(点灯)させたとき、設定した時
間間隔での明暗判定をするため赤外光照明9を0FF
(消灯)にするか否かを決めるものである。従って、検
出濃度値NOUDO_0は、赤外光照明9がON(点灯)時の
ものとなり、検出濃度値NOUDO_Nは、同OFF(消灯)
時のものとなっている。
【0048】ステップS412で濃度値の差(NOUDO_0
−NOUDO_N)が設定濃度差を上回っていれば、前記赤外
光照明9のON、OFF時の濃度値の差があり、赤外光
照明9をOFF(消灯)にしたとき濃度値の差の分だけ
暗いと言うことになり、まだ周囲の明暗環境が夜間など
のままであると判断できる。従って、一時的にOFF
(消灯)にした赤外光照明9をステップS413でON
(点灯)とする。ステップS414では、タイマーカウ
ントをスタートさせ、前記ステップS410と同様に、
後述する赤外光照明9のON(点灯)状態から再び一時
的にOFFとする制御の時間間隔を設定する。
【0049】ステップS412で濃度値の差(NOUDO_0
−NOUDO_N)が設定濃度差を下回っていれば、前記赤外
光照明9のON、OFF時の濃度値の差が無く、赤外光
照明9をOFFにしても明るいと言うことになり、周囲
の明暗環境が夜間から昼間へ移行したなどと判断でき
る。従って、ステップS412からステップS413、
ステップS414を飛ばすことにより一時的にOFF
(消灯)した赤外光照明9をOFF(消灯)のままと
し、ステップS415に移行する。
【0050】一方、前記ステップS409での処理によ
りステップS406において赤外光照明9がON(点
灯)していると判断されたときは、図5のステップS5
01に移行する。ステップS501では、タイマーカウ
ント数が所定値、即ち、前記ステップS410,S41
4においてタイマーカウントをスタートさせて設定した
時間間隔に達しているか否かを判定する。設定した時間
間隔に達した場合は、ステップS502に移行して、赤
外光照明9をOFF(消灯)し、ステップS503でタ
イマーカウントをクリアし、ステップS504で照明制
御フラグをONして、図4のステップS415に移行す
る。またステップS501でタイマーカウント数が設定
した時間間隔に達していない場合にはステップS50
2、S503、S504を飛ばして図4のステップS4
15に移行する。そして再びステップS401〜S40
7を経てステップS411,S412と移行し、ステッ
プS412において明暗判定が行われる。
【0051】即ち、本実施形態において、基本的には顔
画像データの少なくとも一部の濃度値が設定値を上回る
か、下回るかにより明暗判定を行なっているが、ステッ
プS412は、明暗環境の変化が夜から昼に変わるとき
などに、赤外光照明9のON状態から一時的にOFFと
する制御を設定した時間間隔で行わせ、ON、OFF制
御によるON時とOFF時との濃度値の差(NOUDO_0−
NOUDO_N)が設定濃度差を上回るか、下回るかにより明
暗判定を行っている。従って、かかる判定により昼、夜
などの明暗判定をより正確に行うことができ、赤外光照
明9の正確なON、OFF制御を行うことができる。
【0052】そして、全体として明暗判定回路7により
顔画像データの濃度情報を利用して周囲の明暗環境の明
暗判定を行うようにしたので、新たにセンサ等を追加す
ることなく、明暗環境の明暗判定を確実に行うことがで
きる。また、顔画像データの濃度情報を利用して判定を
行うから安価な装置にすることができる。
【0053】さらに、明暗判定回路7による明暗判定に
応じて、赤外光照明制御回路8により赤外光照明9を制
御するので、周囲の明暗環境が所定以上暗くなったとき
は赤外光照明9の照明によって撮像を行い、周囲の明暗
環境が明るくなったときは照明をOFFにすることがで
きる。このため、昼夜の人間の生活リズムを考えて居眠
り状態を検出するゲインを昼夜で変更したり、可視光下
と近赤外光下との画像データの違いによる画像処理方法
を変更することにより正確な検出が可能となる。
【0054】即ち、一般的に、昼間と比較して夜間は睡
眠状態に陥りやすいので、前記のような精度の良い明暗
判定により、例えば夜間では居眠り検出精度を昼間より
も上げて検出精度を向上させることができる。また、昼
間の可視光下での画像と夜間の赤外光下の画像とでは、
同じ黒でも濃度階調が異なるので、前記のような精度の
良い明暗判定により、階調差の補正を行うことができる
ので検出精度を向上することができ、夜間の赤外光照明
9のON(点灯)状態と昼間の眩しさ状態とを区別する
ことができる。 (第2実施形態)図6〜図9は、本発明の第2実施形態
を示している。図6、図7は、顔画像データの濃度値の
時系列的な変化の程度に応じて赤外光照明9のOFF
(消灯)タイミングの切替えを説明するフローチャート
である。尚、基本的な処理は第1実施形態と同様であ
り、図6は図4に対応するため重複するステップは図4
での説明を参照し、また図5はそのまま踏襲する。図6
と図4との対応を示すと、図6のステップS601は図
4のステップS401に対応し、同様にS602とS4
02、S603とS403、S604とS404、S6
05とS405、S606とS406、S607とS4
07、S613とS409、S614とS410、S6
15とS411、S616とS412、S617とS4
13、S618とS414、S619とS415がそれ
ぞれ対応している。図6のは、図5のへの移行を示
し図5のは、図6のへの移行を示している。
【0055】本実施形態におけるブロック図は図2と同
様であるが、明暗判定手段CL5としての図2の明暗判
定回路7は、本実施形態において顔画像データの濃度値
が設定値を上回っている状態から同下回るか否かを判定
するときは、該濃度値が時系列的に徐々に低くなったか
否かを判定する。また図2の照明制御手段CL6として
の照明制御回路7は、本実施形態において濃度値が徐々
に低くなったとの判定により、前記赤外光照明9のON
状態から一時的にOFFとする制御を行う時間間隔を長
く設定し、同否と判定されたとき同短く設定する。さら
に照明制御回路7は、前記時間間隔を短く設定するとき
最初に最短時間間隔を設定し該最短時間間隔から時間間
隔を漸時延ばすようにする。
【0056】図6のステップS601〜S605を経て
ステップS606の判定により赤外光照明9がON(点
灯)となっている場合には、図5のステップ501に移
行する。図5の説明は既に行っているので省略する。
【0057】ステップS606において赤外光照明9が
OFF(消灯)と判断され、ステップS607を経てス
テップS608に移行すると、該ステップS608にお
いて検出濃度値NOUDO_Nが設定値を上回るか否かが判断
される。検出濃度値NOUDO_Nが設定値を上回るときは図
7のステップS701に移行し、後述する濃度値の時系
列的な変化を見る。ステップS608においてNOUDO_N
が設定値を下回るときは、周囲の明暗環境が夜間などと
判断できるため、ステップS613で照明をON(点
灯)とするためにステップS609側へ移行する。
【0058】ステップS609では、空データフラグが
ONか否かの判定が行われる。この判定に用いられる空
データフラグは、明暗判定用の検出濃度値の時系列変化
を見るための、N1からN5の濃度値が一つでも代入さ
れていない場合にONになり、全てに濃度値が代入され
ている場合はOFFになるフラグである。ステップS6
09で空データフラグがONと判定された場合は、ステ
ップS611でタイマーカウントのカウント数を最小値
に設定して、赤外光照明9がON(点灯)の時に一時的
にOFF(OFF)とする時間間隔を最短時間間隔に設
定する。即ち、明暗判定用の濃度値が徐々に低くなった
ものではないと判定されたとき前記時間間隔を短く設定
している。
【0059】ステップS609で空データフラグがOF
Fと判定されたときはステップS610へ移行し、明暗
判定用濃度値の時系列濃度データ演算結果であるNOUDO_
Cが所定値を下回っているか上回っているかが判定され
る。ステップS610で明暗判定用濃度値の時系列濃度
データ演算結果であるNOUDO_Cが所定の値を下回り濃度
値が急に低くなって明暗環境がトンネル走行などによっ
て変化したものであると判定されているときは、ステッ
プS620へ移行する。
【0060】ステップS620では、前記時間間隔を短
く設定する処理が初回か否かの判定が行われ、初回であ
れば,ステップS611へ移行し、前記同様に最短時間
間隔が設定される。ステップS620で初回でないと判
定されたときは、ステップS621へ移行し、前回カウ
ント数に+αがなされる。この+αは、前記時間間隔の
設定を、最短時間間隔から時間間隔を漸時延ばすための
ものであり、かかる時間間隔の設定により、高架橋下の
通過などから長いトンネルの通過などまで全てに応じて
時間間隔を設定することができ、より正確な明暗判定に
より赤外光照明9のON、OFF制御を行うことができ
る。
【0061】前記ステップS610でNOUDO_Cが所定値
を上回ると判定され、濃度値が徐々に低くなって明暗環
境が昼から夜へ移行して変化したものであると判定され
たときは、ステップS612でタイマーカウンタのカウ
ント数を大きめに設定し、前記時間間隔を長く設定す
る。即ち、明暗判定用の濃度値が徐々に低くなったもの
と判定されたとき前記時間間隔を長く設定している。
【0062】前記ステップS611、S612、S62
1からは、ステップS613へ移行する。ステップS6
13では、赤外光照明9をON(点灯)し、ステップS
614でタイマーカウンタをスタートさせ、ステップS
619に移行する。
【0063】前記ステップS608でNOUDO_Nが設定値
を上回ると判定されたときは、明暗判定用濃度値の時系
列濃度データNOUDO_Cを演算するために図7のステップ
S701側に移行する。ステップS701で、NOUDO_N
をN0に代入し、N4の値をN5に代入し、N3の値を
N4に代入し、N2の値をN3に代入し、N1をN2に
代入し、N0の値をN1に代入する。N0〜N4までの
値は、N0が現在の検出値であり、N1〜N4まで順に
古い値となっており、前記代入により順次濃度値を更新
している。
【0064】ステップS702では、N1〜N5までに
空データが有るか否かの判定を行い、空データが有れば
ステップS704で空データフラグをONとする。ステ
ップS702の判定で空データが無いときは、ステップ
S703で空データフラグをOFFとし、ステップS7
05で時系列濃度データの演算を行い、この結果をNOUD
O_Cに代入し、ステップS619に移行する。
【0065】次に、ステップS705で用いられる時系
列濃度データの演算方法の一例を示す。
【0066】図8の(a),(b),(c)はそれぞれ
夕暮れ時(徐々に暗くなる場合)と昼間高架橋の下を通
過した場合とトンネルを通過した場合の濃度変化イメー
ジを示している。図9(a)は各グラフでサンプリング
したN1〜N5の濃度データを示すテーブルの図表、図
9(b)はNOUDO_Cの演算結果を示す図表である。
【0067】時系列濃度データNOUDO_Cの演算は、図8
の(a),(b),(c)に示したN1〜N5の所定の
間隔で取り込んだ濃度値を用いて、次式(1)の演算を行
う。
【0068】 NOUDO_C=(N5−N4)+(N4−N3)+(N3−N2) +(N2−N1) ・・・(1) 式(1)の演算を用いると、例えば、図8(a)のよう
に、昼から夜へ変化する日暮れ時などのように徐々に暗
くなる場合は、図9(a)のデータテーブルに示すよう
に、時間に対して徐々に濃度値が小さくなり、図9
(b)の演算結果NOUDO_Cは127になる。図8(b)
のように、昼間高架橋の下を通過した場合は、濃度値の
変化は小さくNOUDO_Cは7となる。図8(c)のように
昼間トンネルを通過した場合は、NOUDO_Cは−10とな
る。
【0069】このように、濃度値が徐々に変化する場合
は演算結果が0から離れた値になり、トンネル通過など
通過後は元の濃度状態に戻る場合は0に近くなるので、
濃度値が徐々に変化した状態を演算結果により推定でき
る。かかる時系列濃度データNOUDO_Cの演算結果を前記
ステップS610の判定に用いることにより、昼から夜
になったのか、あるいはトンネルの中に入ったのかなど
を区別することができる。従って、赤外光照明9を一時
的にOFFとして明暗判定を行う時間間隔を的確に設定
することができ、周囲の明暗環境が明るくなって赤外光
照明9をON状態からOFFとするとき、確実に制御す
ることができる。また、一時的にOFFとする時間間隔
を短く設定するとき、最初に最短時間間隔を設定し、該
最短時間間隔から時間間隔を漸時延ばすことによって、
例えば長いトンネルの中に入ったのか、高架橋の下を通
過しているのかなどを区別することができ、より正確に
制御を行うことができる。その他の作用効果は第1実施
形態と同様である。 (第3実施形態)図10、図11は本発明の第3実施形
態を示している。図10は、明暗判定の画像データの濃
度値判定に加え、眼の濃度データ検出が行われているか
否かの判定を加えた制御のフローチャートである。
【0070】尚、基本的な処理は第1実施形態と同様で
あり、図10は図4に対応するため重複するステップは
図4での説明を参照し、また図5はそのまま踏襲する。
図10と図4との対応を示すと、図10のステップS1
001は図4のステップS401に対応し、同様にS1
003とS403、S1005とS404、S1010
とS405、S1011とS406、S1012とS4
07、S1014とS409、S1015とS410、
S1016とS411、S1017とS412、S10
18とS413、S1019とS414、S1020と
S415がそれぞれ対応している。図10のは、図5
のへの移行を示し図5のは、図10のへの移行を
示している。
【0071】本実施形態におけるブロック図は図2と同
様であるが、明暗判定手段CL5としての図2の明暗判
定回路7は、本実施形態において前記顔画像データの処
理による眼の濃度データ検出が行われているか否かを判
定し、前記照明制御手段は、前記濃度値が設定値を下回
ると共に前記眼の濃度データ検出が行われていないとの
判定により赤外光照明9をON(点灯)し、同上回ると
共に眼の濃度データ検出が行われているとの判定により
同OFF(OFF)とする。
【0072】まずステップS1001で画像入力を行
い、ステップS1002で眼の追跡領域が有るか無いか
を判定する。ステップS1002で眼の追跡領域がない
と判定されたときは、ステップS1003で眼の位置検
出を行い、ステップS1004で眼の追跡領域を設定
し、ステップS1005に移行する。ステップS100
2で眼の追跡領域があると判定されたときは、ステップ
S1003とステップS1004を飛ばして、ステップ
S1005の眼の開度検出を行う。
【0073】ステップS1006で眼の追跡領域に明暗
判定に使用する眼の濃度データが存在するかを判定す
る。濃度データがない場合は、ステップS1007で、
追跡領域データフラグをOFFにし、ステップS100
8で眼の追跡領域をクリアし、ステップS1010に移
行する。ステップS1006の判定により、眼の追跡領
域に昼夜判定に使用する濃度データが有る場合はステッ
プS1009で、追跡領域フラグをONとし、ステップ
S1010へ移行する。
【0074】ステップS1010では、NOUDO_Nに明暗
判定用の検出濃度値を代入する。ステップS1011で
は、赤外光照明9がON(点灯)か、0FF(消灯)か
の判定が行われる。ステップS1011で赤外光照明9
がON(点灯)していると判定されたときは、図5のス
テップS501に移行する。図5の説明は既に行ってい
るためここでは省略する。
【0075】ステップS1011で赤外光照明9がOF
F(消灯)であると判定されたときは、ステップS10
12に移行し、照明制御フラグがONか否かが判定され
る。この判定で照明制御フラグがONであるとされた場
合はステップS1016に移行する。この流れ(ステッ
プS1016〜S1019)は、図4において既に説明
を行っているので詳細は省略する。
【0076】ステップS1012で照明制御フラグがO
FFであると判定された場合は、ステップS1013に
移行し、NOUDO_Nが設定値を下回るか否かの判定に加
え、追跡領域フラグがOFFか否かを判定する。
【0077】ステップS1013で前述の濃度値による
判定に、追跡領域に濃度値データが有るか否かの判定を
加えた理由は次の通りである。濃度情報は、カメラ1の
画像によって得られるものであるため、カメラ1の種類
やゲインのかけ方や光環境などによって同じ明るさでも
常に同一の濃度階調を示すとは限らない。従って、ある
カメラ1で、ある状況において赤外光照明9をON(点
灯)させるように閾値を決めておいても、カメラ調整や
光環境等の変化によって、実際は暗くなって追跡領域内
に濃度値データを見つけられない状態でありながら、濃
度値のみの判定では赤外光照明9をON(点灯)しない
といった場合がある。一方、判定用濃度値の設定値を高
めにすると、まだ昼間の状態であるにも係わらず赤外光
照明9の0N(点灯)を行ってしまい、前記のように赤
外光照明9ON状態での眼の周りの状況が、昼間の眩し
い状況と似ていることから、誤った眼の開度判定をして
しまう原因になる恐れがある。
【0078】そこで、ステップS1013のように濃度
値の判定に追跡領域データフラグの状態判定を加えるこ
とによって、濃度値判定用の設定値を高めとし、例え
ば、その設定値よりNOUDO_Nが小さくなっても、追跡領
域の濃度データが読める限り赤外光照明9をON(点
灯)しないため、光環境状態のバラツキや、カメラ、画
像入出力部の違いを許容することができる。
【0079】ステップS1013の判定で判定内容を満
たす場合は、ステップS1014で赤外光照明9をON
(点灯)とし、ステップS1015でタイマーカウンタ
をスタートさせ、ステップS1020に移行する。ステ
ップS1013で判定内容を満たさない場合は、ステッ
プS1014とステップS1015を飛ばして、ステッ
プS1020に移行する。
【0080】このうように、本実施形態では、顔画像デ
ータの濃度値の判定に加え、追跡領域内に眼の濃度デー
タ検出が行われているか否かを判定し、赤外光照明9を
ON、OFF制御するので、周囲の明暗環境状態により
正確に応じて赤外光照明9の制御を行うことができる。
このため明暗環境状態のバラツキやカメラ1など画像出
力部の個々の違いを許容することができ、汎用性の高い
装置を得ることができる。
【0081】なお、前記赤外光照明制御回路8は、前記
明暗判定回路7により前記濃度値が設定値を下回ってい
る状態から同上回るか否かを判定するとき、前記赤外光
照明9のON状態から一時的にOFFとする制御を設定
した時間間隔で行わせ、前記明暗判定回路7は、前記O
N、OFF制御によるON時とOFF時との濃度値の差
が設定濃度差を上回るか下回るかにより明暗判定を行
い、前記赤外光照明制御回路8は、前記濃度値の差が設
定濃度差を下回ると共に眼の濃度データ検出が行われて
いるとの判定により前記赤外光照明9をOFFとする構
成にすることもできる。
【0082】この場合、周囲の明暗環境が明るくなって
赤外光照明9をON状態からOFFとする際に、周囲の
明暗環境に応じた赤外光照明9の制御をより正確に行う
ことができる。このため明暗環境のバラツキやカメラ1
など画像出力部の個々の違いを許容することができ、汎
用性の高い装置を得ることができる。 (第4実施形態)図11〜図13は、本発明の第4実施
形態を示している。本実施形態では、ハレーション対策
を導入した制御を説明する。図11(a)は昼間の正常
時の顔画像を示している。図11(b)はハレーション
が起こった状態のイメージを示している。図11(b)
のようにハレーションを起こすと、昼間にも拘わらず、
濃度情報が夜間と近似するため、前記赤外光照明9をO
N(点灯)させてしまうという不具合が起こる。従っ
て、図12,図13のようなフローチャートで制御を行
う。
【0083】尚、基本的な処理は第3実施形態と同様で
あり、図12は図10に対応し、図13は第3実施形態
でそのまま踏襲する図5に対応するため重複するステッ
プは図10、図5での説明を参照する。また、図12と
図10との対応を示すと、図12のステップS1201
は図10のステップS1001に対応し、同様にS12
02とS1002、S1203とS1003、S120
5とS1006、S1206とS1007、S1207
とS1008、S1208とS1009、S1212と
S1010、S1213とS1011、S1214とS
1012、S1216とS1014、S1217とS1
015、S1218とS1016、S1219とS10
17、S1220とS1018、S1221とS101
9、S1222とS1020がそれぞれ対応している。
図13と図5との対応を示すと、図13のステップS1
302は図5のステップS501に対応し、同様にS1
303とS502、S1304とS503、S1305
とS504がそれぞれ対応している。
【0084】まず、図12において、ステップS120
1〜ステップS1208、ステップS1214〜ステッ
プS1222までは、前述しているので、説明を省略す
る。但し、本実施形態では眼の開度検出のステップS1
204で眼の追跡領域の設定を行っている。
【0085】ステップS1205で眼の追跡領域に濃度
データがあると判定された場合は、ステップS1208
に移行し、追跡領域データフラグをONし、ステップS
1209でハレーションフラグがONしているかを判定
する。ハレーションフラグは、後述するように夜間赤外
光照明9がON(点灯)した後も、眼の追跡領域に眼の
データが存在しない場合にONとなるフラグである。
【0086】ハレーションフラグがONの場合は、ステ
ップS1210で赤外光照明9をOFF(消灯)し、ス
テップS1211でハレーションフラグがOFFとな
り、ステップS1212に移行する。ステップS120
9でハレーションフラグがOFFの場合は、ステップS
1210とステップS1211を飛ばして、ステップS
1212に移行する。
【0087】ステップS1212では、明暗判定用の検
出濃度値をNOUDO_Nに代入し、ステップS1213で赤
外光照明9がON(点灯)していない場合は、ステップ
S1214に移行し、以下前述した説明同様の処理を行
う。
【0088】ステップS1213で赤外光照明9がON
(点灯)していれば、図13のステップS1301に移
行する。ステップS1301で追跡領域データフラグが
ONでなければ、赤外光照明9がON(点灯)した後
も、眼の追跡領域に眼の濃度データが存在しない場合と
してステップS1306に移行し、ハレーションフラグ
をONとし、図12のステップS1222に移行する。
【0089】図13のステップS1301で、追跡領域
データフラグがONである場合は、追跡領域内に眼の濃
度データが存在するのでハレーションは起こっていない
とし、ステップS1302に移行する。ステップS13
02,S1305からは、図12のステップS1222
に移行する。
【0090】このように本実施形態では、明暗判定回路
7によって周囲の明暗環境が所定以上暗くなったとの判
定で赤外光照明9をON(点灯)したときは、顔画像デ
ータの処理による眼の濃度データ検出が行われているか
否かを判定するので、赤外光照明9をON(点灯)とし
たとき眼の濃度データ検出が行われていないとの判定が
ある場合、眼の濃度データ検出が行われているとの判定
に変わることにより赤外光照明9をOFF(消灯)とす
ることができる。従って、ハレーションなどによって光
環境が特に劣悪な状態となっても、常に安定した明暗判
定により安定した制御を行うことができるなお、前記実
施形態に出てきた眼の位置検出、眼の開度検出、眼の追
跡方法、開閉眼の判定方法の原理は、「特開平10−4
0361号」、「特開平10−143669号」公報な
どにも記載されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブロック図であ
る。
【図3】第1実施形態に係り、濃度による明暗判定の濃
度値を読み出す領域の説明図である。
【図4】第1実施形態のフローチャートである。
【図5】第1実施形態のフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係り、明暗判定時に濃
度値の時系列変化による照明の制御例にかかるフローチ
ャートである。
【図7】第2実施形態に係り、明暗判定時に濃度値の時
系列変化による照明の制御例を示したフローチャートで
ある。
【図8】第2実施形態に係り、時系列濃度変化を示し、
(a)は昼から夜へ徐々に変化する場合、(b)は高架
橋の下を通過した場合、(c)はトンネルを通過した場
合を示す説明図である。
【図9】第2実施形態に係り、(a)は濃度値変化のデ
ータテーブルを示す図表、(b)は演算結果を示す図表
である。
【図10】本発明の第3実施形態に係り、明暗判定を濃
度値による判定に加え、追跡領域中のデータの有無判定
を加えたフローチャートである。
【図11】本発明の第4実施形態に係り、(a)は昼間
の正常時の顔画像を示し、(b)はハレーションが起こ
った状態のイメージを示す説明図である。
【図12】第4実施形態に係り、ハレーション対策の制
御を示すフローチャートである。
【図13】第4実施形態に係り、ハレーション対策の制
御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 TVカメラ(画像出力手段CL1) 2 A−D変換器(画像出力手段CL1) 3 画像メモリ(画像出力手段CL1) 4 画像データ演算回路(画像出力手段CL1) 5 眼の位置検出回路(眼の位置検出手段CL2) 6 眼の開度検出回路(眼の開度検出手段CL3) 7 明暗判定回路(明暗判定手段CL5) 8 赤外光照明制御回路(照明制御手段CL6) 9 赤外光照明(照明手段CL4)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 弘之 東京都大田区大森西5丁目28番6号 ナイ ルス部品株式会社内 (72)発明者 金田 雅之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 大和田 正次 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔を撮像して顔画像データを出力する画
    像出力手段と、 該画像出力手段から出力された顔画像データを処理して
    眼の位置を検出する眼の位置検出手段と、 前記検出された眼の位置を基準に眼の開度を検出する眼
    の開度検出手段と、 周囲の明暗環境が所定以上暗くなったとき前記撮像を行
    うために照明する照明手段と、 前記顔画像データの濃度情報により前記明暗環境の明暗
    判定を行う明暗判定手段と、 前記明暗判定に応じて前記照明手段を制御する照明制御
    手段とを設けたことを特徴とする眼の状態検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の眼の状態検出装置であっ
    て、 前記明暗判定手段は、前記顔画像データの少なくとも一
    部の濃度値が設定値を上回るか下回るかにより明暗判定
    を行い、 前記照明制御手段は、前記濃度値が設定値を下回るとの
    判定により前記照明手段をONとし、同上回るとの判定
    により同OFFとすることを特徴とする眼の状態検出装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の眼の状態検出装置であっ
    て、 前記照明制御手段は、前記照明手段のON状態から一時
    的にOFFとする制御を予め設定された時間間隔で行
    い、 前記明暗判定手段は、前記ON、OFF制御によるON
    時とOFF時との濃度値の差が設定濃度差を上回るか下
    回るかにより明暗判定を行い、 前記照明制御手段は、前記濃度値の差が設定濃度差を下
    回るとの判定により前記照明手段をOFFとすることを
    特徴とする眼の状態検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の眼の状態検出装置であっ
    て、 前記明暗判定手段は、前記濃度値が設定値を上回ってい
    る状態から同下回る状態に変化したか否かを検出するこ
    とにより該濃度値が時系列的に徐々に低くなったか否か
    を判定し、 前記照明制御手段は、前記徐々に低くなったとの判定に
    より前記時間間隔を長く設定し、同否と判定されたとき
    同短く設定することを特徴とする眼の状態検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の眼の状態検出装置であっ
    て、 前記照明制御手段は、前記時間間隔を短く設定するとき
    最初に最短時間間隔を設定し該最短時間間隔から時間間
    隔を漸次延ばすことを特徴とする眼の状態検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の眼の状態検出装置であっ
    て、 前記明暗判定手段は、前記顔画像データの処理による眼
    の濃度データ検出が行われているか否かを判定し、 前記照明制御手段は、前記濃度値が設定値を下回ると共
    に前記眼の濃度データ検出が行われていないとの判定に
    より前記照明手段をONとし、同上回ると共に眼の濃度
    データ検出が行われているとの判定により同OFFとす
    ることを特徴とする眼の状態検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の眼の状態検出装置であっ
    て、 前記照明制御手段は、前記明暗判定手段により前記濃度
    値が設定値を下回っている状態から同上回るか否かを判
    定するとき、前記照明手段のON状態から一時的にOF
    Fとする制御を設定した時間間隔で行わせ、 前記明暗判定手段は、前記ON,OFF制御によるON
    時とOFF時との濃度値の差が設定濃度差を上回るか下
    回るかにより明暗判定を行い、 前記照明制御手段は、前記濃度値の差が設定濃度差を下
    回ると共に眼の濃度データ検出が行われているとの判定
    により前記照明手段をOFFとすることを特徴とする眼
    の状態検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7の何れかに記載の眼の状態
    検出装置であって、 前記明暗判定手段は、前記照明制御手段により前記濃度
    値が設定値を下回るとの判定で前記照明手段をONとし
    たとき、前記顔画像データの処理による眼の濃度データ
    検出が行われているか否かを判定し、 前記照明制御手段は、前記照明手段をONとしたとき眼
    の濃度データ検出が行われていないとの判定がある場
    合、前記眼の濃度データ検出が行われているとの判定に
    変わることにより前記照明手段をOFFとすることを特
    徴とする眼の状態検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかに記載の眼の状態
    検出装置であって、 前記明暗判定手段は、前記明暗判定を行う濃度情報を前
    記顔画像データの画面上下中央部より下の横方向に並ぶ
    データの何れかの濃度値としたことを特徴とする眼の状
    態検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の眼の状態検出装置で
    あって、 前記明暗判定手段は、前記濃度情報を最も高い濃度値と
    したことを特徴とする眼の状態検出装置。
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