JP2016107864A - 車内灯制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車室内に所在する乗員自身が操作することなく、照明が必要なときに車内灯を点灯することができる車内灯制御装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】車両Cに設けられた車内灯2の点灯制御を行う車内灯制御装置1は、車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、該乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯2を点灯する制御部とを備える。【選択図】図1
Description
本願は、車両に設けられた車内灯の点灯制御を行う車内灯制御装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、車両ドアの開閉に応じて車内灯の点灯又は消灯を行う方法が知られている。特許文献1には、車両ドアが開かれたときには車内灯を点灯し、車両ドアが閉じられたときには車内灯を消灯するルームランプ回路が開示されている。特許文献1に記載のルームランプ回路は、乗員が車両に乗降する際に自身で操作することなく車室内を照明することができるため、利便性を向上することができる。
しかしながら、特許文献1に記載のルームランプ回路は、車両の乗降時のみを対象としており、車室内に所在する乗員が車室内を照明するときは乗員自身で車内灯を点灯するための操作を行う必要がある。
本願の目的は、車室内に所在する乗員自身が操作することなく、車内灯を点灯することで乗員の利便性を向上することができる車内灯制御装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る車内灯制御装置は、車両に設けられた車内灯の点灯制御を行う車内灯制御装置であって、車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、該乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯する制御部とを備える。
本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両に設けられた車内灯の点灯制御をコンピュータに行わせるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、前記乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯する制御部として機能させる。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備える車内灯制御装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする車内灯制御方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、車内灯制御装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、車内灯制御装置を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、車室内に所在する乗員自身が操作することなく、照明が必要なときに車内灯を点灯することができる車内灯制御装置及びコンピュータプログラムを提供することが可能となる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る車内灯制御装置は、車両に設けられた車内灯の点灯制御を行う車内灯制御装置であって、車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、該乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯する制御部とを備える。
本願にあっては、画像入力部は、車室内の撮像画像の入力を受け付ける。乗員検出部は、画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する。判定部は、乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する。制御部は、乗員が特定動作を行っていると判定部が判定した場合、車内灯を点灯する。従って、例えば、車室内を照らすことで利便性が向上する乗員の動作を特定動作とすることで、当該乗員自身が操作することなく、特定動作時に車内灯を点灯することができるため、乗員の利便性が向上する。
(2)車室内の明るさを検出する明るさ検出部を更に備え、前記制御部は、前記明るさ検出部が検出した明るさが所定値以下であり、かつ、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯するようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、明るさ検出部は車室内の明るさを検出する。制御部は、明るさ検出部が検出した明るさが所定値以下であり、かつ、乗員が特定動作を行っていると判定部が判定した場合、車内灯を点灯する。従って、車室内が明るいときには車内灯を点灯しないことで車内灯を不必要に点灯することを防止することができる。
(3)前記車両には複数の車内灯が設けられており、車室内に所在する乗員による複数の特定動作夫々に対応付けて、一又は複数の車内灯を記憶する記憶部を更に備え、前記判定部は、前記乗員検出部が検出した乗員が前記記憶部に記憶された特定動作の何れかを行っているか否かを判定するようにしてあり、前記制御部は、乗員が特定動作の何れかを行っていると前記判定部が判定した場合、該特定動作に対応付けて前記記憶部に記憶された一又は複数の車内灯を点灯するようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、車両には複数の車内灯が設けられている。記憶部は、車室内に所在する乗員による複数の特定動作夫々に対応付けて、一又は複数の車内灯を記憶する。判定部は、乗員検出部が検出した乗員が記憶部に記憶された特定動作の何れかを行っているか否かを判定する。制御部は、乗員が特定動作の何れかを行っていると判定部が判定した場合、当該特定動作に対応付けて記憶部に記憶された一又は複数の車内灯を点灯する。従って、例えば、乗員が車室の床面にある物を拾う動作を行ったときに足元を照らす照明を点灯する等の、乗員の動作に応じた箇所の車内灯を点灯することができるため、乗員の利便性が向上する。
(4)前記乗員検出部が検出した乗員が前記特定動作と異なる他の特定動作を行っているか否かを判定する第2判定部と、乗員が他の特定動作を行っていると前記第2判定部が判定した場合、前記車内灯を消灯する消灯制御部とを更に備える構成が好ましい。
本願にあっては、第2判定部は、乗員検出部が検出した乗員が上述の特定動作と異なる他の特定動作を行っているか否かを判定する。消灯制御部は、乗員が他の特定動作を行っていると第2判定部が判定した場合、車内灯を消灯する。従って、例えば、車室内を照らさずとも行い得る動作を当該他の特定動作とすることで、乗員自身が操作することなく、照明が不要なときに車内灯を消灯することができる。
(5)前記第2判定部は、前記乗員検出部が検出した乗員が運転動作を行っているか否かを判定するようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、第2判定部は、乗員検出部が検出した乗員が運転動作を行っているか否かを判定する。従って、車内灯制御装置は乗員が運転動作を行っている場合に車内灯を消灯することができるため、安全性が向上する。
(6)前記車両の車室内の少なくとも一部を撮像する撮像部と、前記車両の駆動源が停止しているか否かを判定する停止判定部とを更に備え、前記撮像部は、前記停止判定部が停止していると判定した場合、所定の時間間隔毎に撮像するようにしてあり、前記画像入力部は、前記撮像部の撮像画像を受け付けるようにしてある構成が好ましい。
本願にあっては、撮像部は車両の車室内の少なくとも一部を撮像する。停止判定部は、車両の駆動源が停止しているか否かを判定する。また、撮像部は、停止判定部が停止していると判定した場合、所定の時間間隔毎に撮像する。画像入力部は撮像部の撮像画像を受け付ける。従って、車両の駆動源が停止しているときの消費電力を低減することができる。
(7)本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、車両に設けられた車内灯の点灯制御をコンピュータに行わせるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、前記乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯する制御部として機能させる。
本願にあっては、コンピュータは、車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける。コンピュータは、受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する。コンピュータは、検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する。コンピュータは、乗員が特定動作を行っていると判定した場合、車内灯を点灯する。従って、例えば、車室内を照らすことで乗員の利便性が向上する動作を特定動作とすることで、当該乗員自身が操作することなく、特定動作時に車内灯を点灯することができるため、乗員の利便性が向上する。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る車内灯の制御を行う車内灯制御システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施形態に係る車内灯の制御を行う車内灯制御システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
図1は、本実施形態における車内灯制御システムの構成例を示す模式図である。車内灯制御システムは、車両Cに搭載された車内灯制御装置1を備える。車内灯制御装置1は、車両C内に設けられた後述の前方車内灯21、中央車内灯22、及び足元車内灯23に接続されている。以下では、前方車内灯21、中央車内灯22、及び足元車内灯23夫々を車内灯2とも称する。車内灯制御装置1は、後述の撮像部14(図2参照)が撮像した車両Cの車室内の撮像画像に基づいて、車内灯2の点灯及び消灯制御を行う。
前方車内灯21は例えば、車室前方の天井に設けられ、前方座席の着座面、車室前方の床面等の車室前方を照らす照明であり、ルームランプ、マップランプ等を含む。中央車内灯22は例えば、車室中央の天井に設けられ、後方座席の着座面、車室後方の床面等の車室中央部を照らす照明であり、ドームランプを含む。足元車内灯23は例えば、各車両ドアの内側に設けられ、設けられたドアに近接する車室の床面を照らす照明である。
図2は、車内灯制御装置1の構成を示すブロック図である。車内灯制御装置1は、制御部11、記憶部12、一時記憶部13、撮像部14、読取部15、及び入出力部16を備えている。制御部11は、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU等により構成され、各部と接続している。制御部11は、記憶部12に記憶されている後述の制御プログラムを読み出し、各部を制御する。
記憶部12は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部12には、制御部11が処理を行うための制御プログラムが記憶されている。制御プログラムは、制御部11が車内灯2の点灯及び消灯制御を行うときの処理内容と、各部を制御するときの処理内容とが記述されたコンピュータプログラムである。
撮像部14は、制御部11の指示に従って車両Cの車室内を撮像し、撮像した画像を表す情報を制御部11に出力する。撮像した画像は動画であってもよいし、静止画であってもよい。なお、撮像部14の撮像画像は、後述の車室内の乗員の検知に用いられるため、撮像部14は座席前方に取り付けられることが好ましいが、車室内の適宜箇所に取り付けられてよい。また、撮像部14は、車室内に複数設けられていてもよい。
また、記憶部12には動作情報12aが記憶されている。動作情報12aは、車両Cの乗員が車室内にて行う特定の動作に係る情報である。特定の動作には、車室内を照らすことで利便性が向上する乗員の動作と、車室内を照らさずとも行い得る乗員の動作とが含まれる。車室内を照らすことで利便性が向上する乗員の動作は例えば、車両Cの床面にある物を拾うときの動作、インストルメントパネル周囲に設けられたスイッチを操作する動作、コンソールボックス等の車室内の収納スペースに対して行う動作、車両ドアを開くときの動作、書籍を読む動作等である。車室内を照らさずとも行い得る動作は例えば、ハンドルを操作する動作、アクセルペダル又はブレーキペダルを踏み込む動作等の運転動作と、ハンドルを握る動作、シフトレバーを操作する動作等の運転準備に係る動作とである。動作情報12aには例えば、特定の動作を種々の条件を変えて乗員が行ったときに撮像部14が撮像した各画像から算出された特徴量が、特定の動作毎に記憶されている。
更に記憶部12には対応テーブル12bが記憶されている。対応テーブル12bには、動作情報12aに記憶された特徴量が表す乗員の動作に対応付けて、点灯又は消灯すべき一又は複数の車内灯2が記憶されている。対応テーブル12bの詳細は後述する。
一時記憶部13は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリである。一時記憶部13は、制御部11が制御プログラムによる処理を行うことによって生ずる各種データを一時記憶する。
読取部15は、CD−ROM、DVD、ブルーレイディスク、又はフレキシブルディスク等である記録媒体5から情報を読み取ることが可能に構成されている。制御部11は、読取部15により読み出された記録媒体5に記録されているデータを、一時記憶部13に記憶するか、又は記憶部12に記憶する。記録媒体5には、制御部11が実行することにより車内灯制御装置1が動作するための制御プログラム5aが記録されている。記憶部12に記憶されている制御プログラムは、記録媒体5から読取部15が読み取った制御プログラム5aの複製であってもよい。なお、記録媒体5には、動作情報12a、対応テーブル12b等の記憶部12に記憶されるべき他の情報を記憶しておき、制御部11が記憶部12に記憶するのに用いてもよい。
入出力部16には、車内灯2、駆動源3、及び照度センサ4が接続されている。前方車内灯21、中央車内灯22、及び足元車内灯23は夫々、制御部11の制御に従って点灯又は消灯する。撮像部14は例えばカメラ等であり、例えば運転席上部に設けられたサンバイザに取り付けられている駆動源3は、例えばエンジン、走行用モータ等で構成された車両の駆動源である。制御部11は、駆動源3の起動又は停止を検知可能に構成されている。照度センサ4は、車室内の適宜箇所に設けられており、受光した光を電圧又は電流に変換するCdS、フォトダイオード等の素子を含み、変換した電圧又は電流を出力する。制御部11は、照度センサ4が出力した電圧又は電流値を検出することにより、車室内の明るさを検出する。このとき、制御部11は制御プログラムを実行することにより明るさ検出部として機能する。
次に、記憶部12に記憶されている対応テーブル12bについて説明する。図3は対応テーブル12bの具体例を示す説明図である。対応テーブル12bは、動作番号毎に、対応する車内灯2と制御内容とが記憶されている。動作番号は、動作情報12aに記憶されている乗員による特定の動作を識別する情報であり、例えば1番の動作番号は、車両Cの床面にある物を拾うときの動作を示している。また、例えば3番の動作番号は、乗員が車両Cのハンドルを握っている動作を示している。車内灯の列の「前方」、「中央」、「足元」、及び「全部」は夫々、前方車内灯21、中央車内灯22、足元車内灯23及び車内灯2全てを表している。対応テーブル12bには、車内灯2を点灯することで利便性が向上する動作を表す動作番号の行に、点灯の制御内容が記憶され、車内灯2を点灯せずとも行い得る動作を表す動作番号の行に消灯の制御内容が記憶されている。
このように構成された車内灯制御装置1は、撮像部14が撮像した撮像画像に基づいて、車室内の乗員が車内灯2を点灯すべき特定の動作を行っていると判定した場合、当該特定の動作に対応する車内灯2を点灯する。また、車内灯制御装置1は、当該撮像画像に基づいて、車室内の乗員が車内灯2を消灯すべき特定の動作を行っていると判定した場合、当該特定の動作に対応する車内灯2を消灯する。このとき、車内灯制御装置1は、記憶部12に記憶された対応テーブル12bを参照し、車内灯2の点灯又は消灯制御を行う。例えば、車内灯制御装置1は、車室内の乗員が車両Cの床面にある物を拾うときの動作を行っていると判定した場合、対応テーブル12b中の1番の動作番号の行を参照し、足元車内灯23を点灯する制御を行う。また例えば、車内灯制御装置1は、車室内の乗員が車両Cのハンドルを握っていると判定した場合、対応テーブル12b中の3番の動作番号の行を参照し、全ての車内灯2を消灯する制御を行う。以下に、車内灯制御装置1の処理手順の詳細について説明する。
図4は、車内灯制御装置1の処理手順を示すフローチャートである。車内灯制御装置1の制御部11は、駆動源3が停止しているか否かを判定する(ステップS11)。制御部11はステップS11で制御プログラムを実行することにより、停止判定部として機能する。
駆動源3が停止していると判定した場合(S11:YES)、制御部11は撮像タイミングにあるか否かを判定する(ステップS12)。制御部11は例えば、所定時間が経過する都度、撮像部14により車両Cの車室内を撮像すべき撮像タイミングにあると判定するように構成されている。所定時間とは例えば、10秒である。撮像タイミングにないと判定した場合(S12:NO)、制御部11は撮像タイミングになるまで待機する。
駆動源3が停止していないと判定した場合(S11:NO)、又は撮像タイミングにあると判定した場合(S12:YES)、制御部11は撮像部14に車室内を撮像させる(ステップS13)。制御部11は、例えば駆動源3が停止していない場合には撮像部14に常時車室内を撮像させる。また、制御部11は例えば、撮像タイミングにある場合、5秒等の所定秒数間に亘って、撮像部14に車室内を撮像させる。
次いで、制御部11は、撮像部14から入力された撮像画像に基づいて、車室内の乗員を検出する処理を行う(ステップS14)。制御部11は、撮像部14から入力された静止画の撮像画像から乗員を検出してもよいし、動画の撮像画像から乗員を検出してもよい。また、制御部11は、種々の公知の人物検出のアルゴリズムを用いて車室内の乗員を検出可能である。制御部11はステップS14で制御プログラムを実行することにより乗員検出部として機能する。
次いで、制御部11はステップS14の処理にて点灯制御すべき特定の動作を行っているか否かを判定する(ステップS15)。制御部11は例えば、乗員検出処理にて乗員が検出された後に撮像部14により撮像された画像の特徴量を算出する。制御部11は、算出した特徴量と動作情報12aに記憶された特徴量とを比較し、乗員が動作情報12aに記憶された特定動作の内、対応テーブル12bの制御内容が点灯制御である特定の動作を行っているか否かを判定する。制御部11はステップS15で制御プログラムを実行することにより、判定部として機能する。
点灯制御すべき特定の動作を行っていると判定した場合(S15:YES)、制御部11は照度センサ4から入力された電流又は電圧に基づいて検出した車室内の明るさが、所定値以下の明るさであるか否かを判定する(ステップS16)。所定値以下の明るさであると判定した場合(S16:YES)、制御部11は対応テーブル12bに記憶された対応する車内灯2を点灯する制御を行い(ステップS17)、その後処理を終える。所定値以下の明るさでないと判定した場合(S16:NO)、制御部11は処理を終える。
一方、ステップS15で、点灯制御すべき特定の動作を行っていないと判定した場合(S15:NO)、制御部11はステップS14の処理にて消灯制御すべき特定の動作を行っているか否かを判定する(ステップS18)。制御部11は例えば、ステップS15で算出した特徴量と、動作情報12aに記憶された特徴量とを比較し、乗員が動作情報12aに記憶された特定の動作の内、対応テーブル12bの制御内容が消灯制御である特定の動作を行っているか否を判定する。制御部11はステップS18で制御プログラムを実行することにより第2判定部として機能する。
消灯制御すべき特定の動作を行っていると判定した場合(S18:YES)、制御部11は対応テーブル12bに記憶された対応する車内灯2を消灯する制御を行い(ステップS19)、その後処理を終える。制御部11はステップS19で制御プログラムを実行することにより消灯制御部として機能する。消灯制御すべき特定の動作を行っていないと判定した場合(S18:NO)、制御部11は処理を終える。
以上の構成及び処理によって、車内灯制御装置1は、車室内を照らすことで利便性が向上する乗員の動作を特定動作として動作情報12a及び対応テーブル12bに記憶することで、乗員自身が操作することなく、特定動作時に車内灯2を点灯することができる。そのため、乗員の利便性が向上する。また、車内灯制御装置1は、車室内を照らさずとも行い得る動作を他の特定動作として動作情報12a及び対応テーブル12bに記憶することで、乗員自身が操作することなく、照明が不要なときに車内灯2を消灯することができる。
また、車内灯制御装置1は、照度センサ4から出力される電圧又は電流によって、車室内が明るいときには車内灯2を点灯しないことで車内灯2を不必要に点灯することを防止することができる。
また、車内灯制御装置1は、乗員が車室の床面にある物を拾う動作を行ったときに足元を照らす足元車内灯23を点灯する等の、乗員の動作に応じた箇所の車内灯2を点灯することができるため、利便性が向上する。
また、車内灯制御装置1は乗員が運転動作を行っている場合に車内灯2を消灯することができる。
また、車内灯制御装置1は車両Cの駆動源3が停止しているときに撮像部14を撮像タイミング毎に撮像することにより、駆動源3が停止しているときの車両Cの消費電力を低減することができる。
なお、本実施形態において車内灯制御装置1は、検知した乗員の動作に応じて前方車内灯21、中央車内灯22、及び足元車内灯23の点灯及び消灯制御を行うことを説明したが、その他の車内灯の点灯及び消灯制御を行ってもよい。
なお、本実施形態において車内灯制御装置1は、特定の動作を種々の条件を変えて乗員が行ったときに撮像部14が撮像した各画像から算出された特徴量が動作情報12aに記憶されていることを説明したが、特定動作を表す情報であればそれ以外であってもよい。
また、本実施形態において車内灯制御装置1は、点灯及び消灯制御の2つの制御内容であることを説明したが、検知した乗員の動作に応じて車内灯2の明るさを変える制御を行ってもよい。
1 車内灯制御装置
2 車内灯
3 駆動源
4 照度センサ
5 記録媒体
5a 制御プログラム
11 制御部
12 記憶部
12a 動作情報
12b 対応テーブル
13 一時記憶部
14 撮像部
15 読取部
16 入出力部
21 前方車内灯
22 中央車内灯
23 足元車内灯
2 車内灯
3 駆動源
4 照度センサ
5 記録媒体
5a 制御プログラム
11 制御部
12 記憶部
12a 動作情報
12b 対応テーブル
13 一時記憶部
14 撮像部
15 読取部
16 入出力部
21 前方車内灯
22 中央車内灯
23 足元車内灯
Claims (7)
- 車両に設けられた車内灯の点灯制御を行う車内灯制御装置であって、
車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、
該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、
該乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、
乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯する制御部と
を備える車内灯制御装置。 - 車室内の明るさを検出する明るさ検出部を更に備え、
前記制御部は、前記明るさ検出部が検出した明るさが所定値以下であり、かつ、乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯するようにしてある
請求項1に記載の車内灯制御装置。 - 前記車両には複数の車内灯が設けられており、
車室内に所在する乗員による複数の特定動作夫々に対応付けて、一又は複数の車内灯を記憶する記憶部を更に備え、
前記判定部は、前記乗員検出部が検出した乗員が前記記憶部に記憶された特定動作の何れかを行っているか否かを判定するようにしてあり、
前記制御部は、乗員が特定動作の何れかを行っていると前記判定部が判定した場合、該特定動作に対応付けて前記記憶部に記憶された一又は複数の車内灯を点灯するようにしてある
請求項1又は2に記載の車内灯制御装置。 - 前記乗員検出部が検出した乗員が前記特定動作と異なる他の特定動作を行っているか否かを判定する第2判定部と、
乗員が他の特定動作を行っていると前記第2判定部が判定した場合、前記車内灯を消灯する消灯制御部と
を更に備える請求項1から3までの何れか一つに記載の車内灯制御装置。 - 前記第2判定部は、前記乗員検出部が検出した乗員が運転動作を行っているか否かを判定するようにしてある
請求項4に記載の車内灯制御装置。 - 前記車両の車室内の少なくとも一部を撮像する撮像部と、
前記車両の駆動源が停止しているか否かを判定する停止判定部と
を更に備え、
前記撮像部は、前記停止判定部が停止していると判定した場合、所定の時間間隔毎に撮像するようにしてあり、
前記画像入力部は、前記撮像部の撮像画像を受け付けるようにしてある
請求項1から5までの何れか一つに記載の車内灯制御装置。 - 車両に設けられた車内灯の点灯制御をコンピュータに行わせるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータを、
車室内の少なくとも一部が含まれる撮像画像の入力を受け付ける画像入力部と、
該画像入力部が受け付けた撮像画像から車室内の乗員を検出する乗員検出部と、
前記乗員検出部が検出した乗員が特定動作を行っているか否かを判定する判定部と、
乗員が特定動作を行っていると前記判定部が判定した場合、前記車内灯を点灯する制御部と
して機能させるためのコンピュータプログラム。
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JP (1) | JP2016107864A (ja) |
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2014
- 2014-12-08 JP JP2014247906A patent/JP2016107864A/ja active Pending
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