JP5182567B2 - 乗員監視装置 - Google Patents

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本発明は乗員監視装置に関し、より特定的には、車両の乗員の画像を撮影し、該画像にもとづいて乗員に関する情報を検出する乗員監視装置に関する。
近年、車両を運転する運転者の顔の向きなどの運転者に関する情報(以下、運転者情報と呼称する)を、運転者の顔をカメラで撮影した画像(以下、カメラ画像と呼称する)にもとづいて検出する乗員監視装置が開発されている。具体的には、上記乗員監視装置は、撮影したカメラ画像を処理し、該画像中で運転者の目などの特徴点を検出する。そして、検出した顔の特徴点にもとづいて運転者の顔の向きなどの運転者情報を検出する。
上記カメラ画像中における運転者の顔の写り具合は、運転者に照射される照明や外光などの光の照射状態に応じて変化する。例えば、運転者に照射される外光の影響で、カメラ画像中の運転者の顔に陰影や白飛びが発生して、特徴点の輪郭などがはっきりと写らない場合がある。このような場合、上記の乗員監視装置では、カメラ画像中で運転者の特徴点を検出できず、運転者情報を正確に検出できない場合がある。
上記のような外光によるカメラ画像中の顔の撮影状態の変化を抑制する撮影装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される撮影装置は、赤外光カットフィルタ、可視光カットフィルタ、赤外照明、および赤外カメラにより構成される。可視光カットフィルタは赤外カメラと運転者の間に取付けられ、赤外光カットフィルタは車両のフロントガラス上部に取付けられる。そして、赤外照明により赤外光が運転者に対して照射される。このような構成により、赤外カメラに入射する外光および外光の反射光が著しく減衰されるため、上記の外光による撮影状態の変化を抑制することができる。
特許第3119031号公報
しかしながら、特許文献1に開示される撮像装置では、車両の車室内に取付けられているルームランプ等の室内照明の点灯の影響が考慮されていない。例えば、ルームランプが点灯している場合、ルームランプの光は減衰されず運転者の顔に直接照射され、カメラ画像中で特徴点の輪郭などがはっきりと写らない場合がある。このような場合、特許文献1に開示される撮像装置では、カメラ画像中で運転者の特徴点を検出できず、運転者情報を誤って検出してしまう可能性がある。
本発明は上記の課題を鑑みて成されたものであり、運転者に関する情報を誤検出し難い乗員監視装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願は以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明は、車両の室内で乗員の画像を撮影する撮像手段と、乗員に関する情報を画像にもとづいて検出する情報検出手段と、車両室内に配置された室内照明が点灯しているか否かを判定する点灯判定手段と、室内照明が消灯している場合は情報を示すデータを出力し、室内照明が点灯している場合は情報が未検出であることを示す信号を出力する情報出力手段とを備える乗員監視装置である。
の発明は、第1の発明において、乗員監視装置は、車両周囲の環境の照度を検出する照度検出手段と、照度の値が定められた値より大きいか否かを判定する照度判定手段とをさらに備え、情報出力手段は、情報を示すデータおよび情報が未検出であることを示す信号のいずれを出力するかを、室内照明の点灯状態、および照度の値が定められた値より大きいか否かに応じて決定する。
の発明は、第の発明において、情報出力手段は、照度が定められた値より小さく、且つ、室内照明が消灯している場合、および照度が定められた値より大きい場合、情報を示すデータを出力し、照度が定められた値より小さく、且つ、室内照明が点灯している場合、情報が未検出であることを示す信号を出力する
の発明は、第の発明において、撮像手段は画像中に乗員とともに車両のウィンドウを撮影し、照度検出手段は、画像中のウィンドウ部分の輝度値にもとづいて照度を検出する。
の発明は、第1の発明において、乗員監視装置は、車両が定められた速度以上の速度で走行しているか否かを判定する速度判定手段と、車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続しているか否かを判定する走行状態判定手段と、車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続している場合、室内照明を消灯させる消灯手段とを更に備える。
の発明は、第1の発明において、乗員監視装置は、車両が定められた速度以上の速度で走行しているか否かを判定する速度判定手段と、車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続しているか否かを判定する走行状態判定手段と、運転者に対して警報を発する警報手段とを更に備え、警報手段は、車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続している場合、警報を発する。
の発明は、第1の発明において、情報検出手段は、室内照明が消灯している場合のみ、情報を検出する。
第1の発明によると、室内照明の点灯状態が変化して乗員に関する情報を誤検出し易い状態になった場合に、誤検出された当該情報が出力されることを防ぐことができる。特に、室内照明が点灯していて乗員に関する情報を正確に検出し難い状況である場合、乗員に関する情報が未検出であることを示す信号が出力されるため、誤って検出された乗員に関する情報が出力されることを防ぐことができる。
の発明によると、車両周囲の環境の照度、および室内照明の点灯状態が変化して乗員に関する情報を誤検出し易い状態になった場合に誤検出された当該情報が出力されることを防ぐことができる。
の発明によると、車両周囲の環境が明るい状況、すなわち室内照明の点灯状態が画像の撮影状態へ影響を及ぼし難い状況において、室内照明の点灯状態に依らず乗員に関する情報を出力することができる。
の発明によると、環境の明暗を判定するために照度を検出する機器などを別途備えることなく、省スペース化を図ることができる。
の発明によると、室内照明を点灯し続けた状態で、定められた速度より速い速度で走行が継続された場合、室内照明を自動的に消灯し、情報の出力を開始することができる。
の発明によると、室内照明を点灯し続けた状態で、定められた速度より速い速度で走行が継続された場合、警報を発して運転者に室内照明を消灯することを促すことができる。室内照明が消灯されると、情報の出力を開始することができる。
の発明によると、室内照明が点灯している状態では、乗員の情報を検出する処理を実行しない。そのため、情報を検出するための処理量および処理装置の負荷を低減することができる。
以下、図1および図2を参照して本発明の一実施形態に係る乗員監視装置1について説明する。なお、本実施形態では、乗員監視装置1が、車両に搭載され、運転者に関する情報(以下、運転者情報と呼称する)を検出する例について説明する。乗員監視装置1は、搭載される車両を運転する運転者の顔の画像を撮影し、運転者情報として運転者の顔の向き、両眼の位置、および両眼の瞼の開き具合(以下、瞼開度と呼称する)などを検出する。なお、乗員監視装置1が検出する運転者情報は上記のものに限らず、運転者の画像から検出可能な情報であればあらゆる情報を運転者情報として検出して良い。
まず、図1を参照して乗員監視装置1、および乗員監視装置1に接続される機器の機能構成について説明する。図1は、乗員監視装置1、および乗員監視装置1に接続される機器の機能構成を示すブロック図である。
乗員監視装置1は、近赤外照明11、近赤外カメラ12、および監視装置制御ECU13を備える。監視装置制御ECU13は、CAN(Controller Area Network)などを介して室内照明制御ECU6および運転支援システム2に接続される。室内照明制御ECU6は、ルームランプ3、バニティーミラーランプ4、およびマップランプ5と接続される。以下、各構成要素について説明する。
近赤外照明11は、近赤外光を発する照明装置であり、典型的には、近赤外光を発するLED(Light Emitting Diode)である。近赤外照明11は、近赤外光が運転者に照射されるように車両内に配置される。
近赤外カメラ12は、近赤外領域で高い感度特性を有する撮像装置であり、典型的には、近赤外CCDカメラである。近赤外領域で高い感度特性を有するカメラを用いることにより、夜間やトンネル内などを走行中で車内が暗い状況でも、近赤外照明11に照らされた撮像対象を感度良く撮像することが可能である。近赤外カメラ12は運転者の顔を撮像可能な位置に配置される。近赤外カメラ12は運転者の顔およびその周囲の画像を撮影し、撮影された画像を監視装置制御ECU13へ出力する。
監視装置制御ECU13は、顔向き検知マイコンおよび瞼開度検知マイコンなどの情報処理装置、メモリなどの記憶装置、ならびにインターフェース回路などを備える処理装置である。顔向き検知マイコンおよび瞼開度検知マイコンは、典型的にはマイクロコンピュータなどの情報処理装置である。顔向き検知マイコンは、カメラ画像中の運転者の顔の向きを検出する処理を実行する。瞼開度検知マイコンは、カメラ画像中の運転者の両眼の位置および両眼の瞼開度を検出する処理を実行する。このように監視装置制御ECU13は、カメラ画像を顔向き検知マイコンおよび特徴点検出装置などの情報処理装置で処理して、運転者情報を検出する。そして、監視装置制御ECU13は、検出した運転者情報を示すデータ、または運転者情報が未検出であることを示す信号を、室内照明制御ECU6から入力される信号に応じて運転支援システム2へ出力する。
運転支援システム2には、運転を支援するための車両制御(以下、運転支援制御と呼称する)を実行するシステムが含まれる。具体的には、運転支援システム2には、運転者に衝突の危険を知らせる警告を発報するシステムや、衝突回避のための自動ブレーキを実行するシステムなどが含まれる。運転支援システム2は、運転者情報を示すデータが監視装置制御ECU13から入力されている場合、運転者情報にもとづいた運転支援制御を実行する。
例えば、運転支援システム2は、運転者の疲れ具合を、瞼開度などの運転者情報にもとづいて判断する。そして、運転支援システム2は、運転者が疲れていると判断した場合、運転者が疲れていないと判断される場合に比べ、上記警告を発報するタイミングを早める。このように運転者情報にもとづいて車両制御を実行することで、運転者の状態に応じた運転支援制御を実行できる。運転支援システム2は、運転者情報を示すデータが入力されていない場合であっても、運転者情報を用いることなく車両制御を実行するが、上記のように運転者情報にもとづいた車両制御を実行することで、より適切に運転支援制御を実行できる。
ルームランプ3、バニティーミラーランプ4、およびマップランプ5は車室内に配置される照明である。以下では、ルームランプ3、バニティーミラーランプ4、およびマップランプ5などの車室内に配置される照明装置を総称して室内照明と呼称する。なお、室内照明は、上記のルームランプ3、バニティーミラーランプ4、およびマップランプ5に限らず、車室内に配置される種々の照明装置が含まれて良い。各室内照明は、室内照明制御ECU6と接続され、点灯および消灯の何れの状態であるかを示すデータを室内照明制御ECU6へ出力する。
室内照明制御ECU6は、情報処理装置、およびインターフェース回路などを備える処理装置である。室内照明制御ECU6は、各室内照明からの点灯および消灯を示す信号にもとづいて、室内照明の何れかが点灯しているか否かを判定する。そして、室内照明の何れかが点灯している場合、室内照明の何れかが点灯していることを示す信号(以下、点灯信号と呼称する)を監視装置制御ECU13へ出力する。
なお、本実施形態では室内照明制御ECU6が室内照明の何れかが点灯しているか否かを判定する例について説明するが、室内照明制御ECU6は、カメラ画像中の運転者の顔の撮影状態に影響を及ぼす室内照明の点灯状態のみを判定すれば良い。すなわち、室内照明制御ECU6は、カメラ画像中の運転者の顔の撮影状態に影響を及ぼし難い室内照明については、点灯しているか否かを判定する必要はなく、必ずしも全ての室内照明の点灯状態を判定しなくても構わない。
車速計7は、車速Vを検出する計測器である。車速Vは、車両の走行速度である。車速計7は、監視装置制御ECU13と接続され、測定した車速Vを示すデータを監視装置制御ECU13へ出力する。
次に、図2を参照して、監視装置制御ECU13が実行する処理について説明する。なお、図2は、監視装置制御ECU13が実行する処理の詳細を示すフローチャートである。図2に示す監視装置制御ECU13の処理は、IG電源がオンになると開始される。
ステップS1において、監視装置制御ECU13は、IG電源がオンであるか否かを判定する。監視装置制御ECU13は、IG電源がオンであると判断した場合、処理をステップS2へ進める。一方、監視装置制御ECU13は、IG電源がオフであると判断した場合、処理を終了する。
上記ステップS1の処理により、IG電源がオンである間、下記のステップS2からステップS11の処理が繰り返される。
ステップS2において、監視装置制御ECU13は、運転者情報を検出する。具体的には、監視装置制御ECU13は、カメラ画像を顔向き検知マイコンおよび瞼開度検知マイコンなどの情報処理装置で処理して、運転者情報を検出する。例えば、顔向き検知マイコンは、カメラ画像中の運転者の顔の特徴点および輪郭を検出し、それら顔の特徴点および輪郭の位置関係から運転者の顔の向きを検出する。瞼開度検知マイコンは、カメラ画像中の運転者の両眼の位置を検出する。さらに、瞼開度検知マイコンは、各眼の輪郭を検出し、上瞼と下瞼の間隔にもとづいて瞼開度を算出する。
なお、上記に説明したカメラ画像中の運転者の顔の向き、両眼の位置、および両眼の瞼開度を検出する各処理の方法は一例であり、既知の手法を用いて構わない。ステップS12の処理が完了すると、監視装置制御ECU13は、処理をステップS3へ進める。
ステップS3において、監視装置制御ECU13は、車両が走行している周囲の環境が暗いか否かを判定する。具体的には、まず、監視装置制御ECU13は、カメラ画像に写るウィンドウの位置を検出する。次に、カメラ画像中のウィンドウ部分の輝度値が、予め定めた閾値より小さいか否か判定する。カメラ画像中の輝度値は車両周囲の照度を示す値と見なせるため、カメラ画像中の輝度値にもとづいて車両周囲の明るさを判定することができる。監視装置制御ECU13は、カメラ画像中のウィンドウ部分の輝度値が、予め定めた閾値より小さい場合、環境が暗いと判定し、処理をステップS4へ進める。一方、監視装置制御ECU13は、カメラ画像中のウィンドウ部分の輝度値が、予め定めた閾値より大きい場合、環境が明るいと判定し、処理をステップS11へ進める。
上記ステップS3の処理の効果について説明する。車両周囲の環境が明るい場合、環境が暗い場合に比べ、室内照明の点灯によるカメラ画像への影響は小さいため運転者情報の誤検出は少ない。また、正しく検出された運転者情報は、運転支援システム2で利用するために常に出力されていることが望ましい。したがって、上記ステップS3の処理で車両周囲の環境の明暗を判断することで、環境が明るい場合、後述のステップS11の処理により運転者情報を示すデータを出力することができる。なお、環境が暗い場合は、後述のステップS9からステップS11の処理により、運転者情報が未検出であることを示す信号、または運転者情報を示すデータの何れかが室内照明の点灯状態に応じて出力される。
また、上記ステップS3の処理によると、カメラ画像にもとづいて車両周囲の環境の明暗を判断することができる。そのため、車両周囲の照度を測定するための機器などを車両に備える必要がなく、低コスト、且つ省スペースで車両周囲の環境の明暗を判断できる。
ステップS4において、監視装置制御ECU13は、車速Vが車速閾値Vt以上であるか否かを判定する。車速閾値Vtとは、予め定められた車速Vの閾値であり、予め監視装置制御ECU13の記憶装置に記憶される。具体的な処理としては、監視装置制御ECU13は、車速閾値Vtの値を記憶装置から読み出し、車速計7から取得した車速Vの値と比較する。監視装置制御ECU13は、車速Vの値が車速閾値Vt以上であると判断した場合、処理をステップS5へ進める。一方、監視装置制御ECU13は、車速Vの値が車速閾値Vt未満であると判断した場合、処理をステップS8へ進める。
ステップS5において、監視装置制御ECU13は、カウント値Cをカウントアップさせる。カウント値Cは、監視装置制御ECU13の処理によって増減する数値である。カウント値Cの値は監視装置制御ECU13の記憶装置に記憶され、初期値は0とする。ステップS5の具体的な処理として、監視装置制御ECU13は、記憶装置に記憶されたカウント値Cの値を読み出し、固定値(例えば1)を加算する。監視装置制御ECU13は、ステップS5の処理を完了すると、処理をステップS6へ進める。なお、上記のカウント値Cの初期値および固定値の数値は一例であり、上記の値に限らない。
ステップS6において、監視装置制御ECU13は、カウント値Cがカウント閾値Ct以上であるか否かを判定する。カウント閾値Ctは、カウント値Cの閾値であり、予め記憶装置に記憶される。具体的な処理としては、監視装置制御ECU13は、記憶装置からカウント値Cの値およびカウント閾値Ctを読み出し、これらの値の大小を比較する。監視装置制御ECU13は、カウント値Cがカウント閾値Ct以上である場合、処理をステップS7へ進める。一方、監視装置制御ECU13は、カウント値Cがカウント閾値Ct未満である場合、処理をステップS9へ進める。
ステップS7において、監視装置制御ECU13は、室内照明を全消灯する。具体的には、監視装置制御ECU13は、室内照明制御ECU6に対して、全ての室内照明を消灯する指示を出す。監視装置制御ECU13は、ステップS7の処理を完了すると、処理をステップS8へ進める。
ステップS8において、監視装置制御ECU13は、カウント値Cの値をリセットする。具体的には監視装置制御ECU13は、カウント値Cの値を初期値に戻し、記憶装置に上書きする。監視装置制御ECU13は、ステップS8の処理を完了すると、処理をステップS9へ進める。
上記に説明したステップS4からステップS8の処理により、車速Vが車速閾値Vtより速い状態で走行している間、カウント値Cが増加し続ける。そして、カウント値Cがカウント閾値Ctに達した時点で、室内照明が全消灯される。監視装置制御ECU13は後述のステップS9からステップS11の処理により室内照明が全消灯している場合、運転支援システム2に対して運転者情報を示すデータの出力を開始する。
ステップS9において、監視装置制御ECU13は、室内照明の何れかが点灯中であるか否かを判定する。具体的には、監視装置制御ECU13は、室内照明制御ECU6から点灯信号が入力されているか否かを判断する。室内照明制御ECU6から点灯信号が入力されている場合、監視装置制御ECU13は、室内照明の何れかが点灯中であると判断し、処理をステップS4へ進める。一方、室内照明制御ECU6から点灯信号が入力されていない場合、監視装置制御ECU13は、室内照明は全て消灯していると判断し、処理をステップS5へ進める。
ステップS10において、監視装置制御ECU13は、運転者情報が未検出であることを示す信号を運転支援システム2に対して出力する。監視装置制御ECU13は、ステップS10の処理を完了すると処理をステップS1へ戻す。
ステップS11において、監視装置制御ECU13は、運転者情報を示すデータを運転支援システム2に対して出力する。監視装置制御ECU13は、ステップS5の処理を完了すると処理をステップS1へ戻す。
上記のステップS9からステップS11までの処理によると、室内照明の何れかが点灯している場合、監視装置制御ECU13から運転支援システム2へ顔向き角度が未検出であることを示す信号が出力される。そのため、運転支援システム2は、室内照明が点灯していて、運転者情報が誤って検出され易い状況では、顔向き角度に基づいた車両制御を実行しない。故に、誤って検出された顔向き角度により不要な車両制御が実行されることを防ぐことができる。
車両が高速走行を続けている状況では、運転者情報にもとづいた運転支援制御を実行されていることが望ましい。しかしながら、ステップS9からステップS11の処理のみでは、例えば、運転者が室内照明を消し忘れた状態で車両を運転しつづけた場合、監視装置制御ECU13から運転者情報を示すデータが出力されず、運転支援システム2は運転者情報にもとづいた運転支援制御を実行することができない。そこで、上記に説明したステップS4からステップS8の処理により、車速閾値Vt以上の速度で所定時間走行した場合、監視装置制御ECU13は、室内照明を消灯させる。このステップS4からステップS8の処理により、運転者が室内照明を消し忘れていても、車速閾値Vt以上の速度で所定時間走行を続けると、室内照明を自動的に消灯し、運転支援システム2は、運転者情報にもとづいた運転支援制御を開始することができる。
一方で、車両が徐行したり停止したりしている車速Vが小さい状況では、車両の乗員が意図的に室内照明を点灯し続けている可能性が高く、室内照明を消灯しない方が良い。上記のステップS4からステップS8の処理によると、車速Vが車速閾値Vtより小さい状態では、時間が経過してもカウント値Cが増加しないため、室内照明は自動的に消灯されることがなく、ユーザーの利便性は損なわれない。なお、室内照明を自動的に消灯させない場合、ステップS4からステップS8の処理は省略しても構わない。
なお、上記ステップS3の説明では、カメラ画像にもとづいて車両周囲の環境が暗いか否かを判定する例を示したが、環境の明暗を判定する方法は上記に限らない。例えば、照度を測定可能な照度計などの計測器を車両に備え、監視装置制御ECU13は、該計測器の測定値にもとづいて、環境の明暗を判定しても構わない。具体的には、監視装置制御ECU13は、計測器により測定された照度の値が予め定めた閾値より大きい場合、環境が明るいと判定する。一方、監視装置制御ECU13は、照度計の計測値が予め定めた閾値より大きい場合、環境が明るいと判定する。
また、監視装置制御ECU13は、車両周囲の環境の明暗を時刻にもとづいて判定しても良い。具体的には、監視装置制御ECU13は、予め定めた時間帯(例えば、18時から6時迄)を夜間として設定し、上記時間帯以外の時間を昼間として設定する。そして、監視装置制御ECU13は、車両に搭載されている時計から時刻を取得する。監視装置制御ECU13は、取得した時刻が夜間として設定された時間帯に含まれる場合、環境が暗いと判定する。一方、監視装置制御ECU13は、取得した時刻が昼間として設定された時間帯に含まれる場合、車両が昼間に走行しているものとして、周囲の環境が明るいと判定する。
また、車両周囲の環境の明暗に関わらず、常に室内照明の点灯状態に応じて運転者情報の出力状態を制御したい場合、すなわちステップS9からステップS11に示す処理を実行したい場合、ステップS3の処理を省略しても良い。
また、上記ステップS7の説明では、監視装置制御ECU13が室内照明を全消灯する例を示したが、ステップS7において、監視装置制御ECU13は、室内照明を全消灯する代わりに、室内照明が点灯し続けていることを知らせる警報を発しても構わない。具体的には、監視装置制御ECU13は、警報装置と接続され、該警報装置に警報を発報する指示を出す。警報装置は、警告音を出力可能なブザーなどの音声出力装置であっても良いし、警報を表示可能な液晶表示装置やランプなどの表示装置であっても良い。上記の警報を発報することで、室内照明を消灯することを運転者に促すことができる。このような処理によれば、室内照明の消灯タイミングは、運転者の操作に委ねられるため、運転者の意図するタイミングで室内照明を消灯し、運転者情報の出力を開始できる。なお、監視装置制御ECU13は、警報を発してから定められた時間が経過した後に自動的に室内照明を消灯しても構わない。
また、上記実施形態では、監視装置制御ECU13のステップS2の処理が、ステップS1においてIG電源がオンであると判断された直後のタイミングで実行される例について説明したが、監視装置制御ECU13は、ステップS2の処理を上記タイミングではなく、ステップS9の処理とステップS11の処理との間、およびステップS3の処理とステップS11の処理との間のタイミングで実行しても構わない。このようなタイミングでステップS2の処理を実行することで、後のステップS11で運転者情報を示すデータを出力する場合のみ運転者情報が検出される。そのため、運転者情報を示すデータを出力しない場合、不要となる運転者情報を検出する処理を実行しなくて済む。
また、上記実施形態では、乗員監視装置1が運転者に関する情報を検出する例について説明したが、乗員監視装置1は、運転者に限らず車両に乗車する他の乗員に関する情報を検出しても構わない。乗員監視装置1が他の乗員に関する情報を検出する場合、近赤外カメラ12は、対象とする乗員を撮影可能な位置に配置する。
本発明に係る乗員監視装置は、室内照明の点灯状態に応じて特徴情報の検出状態を変更する乗員監視装置などとして有用である。
乗員監視装置、および乗員監視装置に接続される機器の機能構成を示すブロック図 監視装置制御ECU13が実行する処理の詳細を示すフローチャート
符号の説明
1 乗員監視装置
2 運転支援システム
3 ルームランプ
4 バニティーミラーランプ
5 マップランプ
6 室内照明制御ECU
7 車速計
11 近赤外照明
12 近赤外カメラ
13 監視装置制御ECU

Claims (7)

  1. 車両の室内で乗員の画像を撮影する撮像手段と、
    前記乗員に関する情報を前記画像にもとづいて検出する情報検出手段と、
    前記車両室内に配置された室内照明が点灯しているか否かを判定する点灯判定手段と、
    前記室内照明が消灯している場合は前記情報を示すデータを出力し、前記室内照明が点灯している場合は前記情報が未検出であることを示す信号を出力する情報出力手段とを備える乗員監視装置。
  2. 前記車両周囲の環境の照度を検出する照度検出手段と、
    前記照度の値が定められた値より大きいか否かを判定する照度判定手段とをさらに備え、
    前記情報出力手段は、前記情報を示すデータおよび前記情報が未検出であることを示す信号のいずれを出力するかを、前記室内照明の点灯状態、および前記照度の値が定められた値より大きいか否かに応じて決定する、請求項1に記載の乗員監視装置。
  3. 前記情報出力手段は、前記照度が定められた値より小さく、且つ、前記室内照明が消灯している場合、および前記照度が定められた値より大きい場合、前記情報を示すデータを出力し、前記照度が定められた値より小さく、且つ、前記室内照明が点灯している場合、前記情報が未検出であることを示す信号を出力する、請求項に記載の乗員監視装置。
  4. 前記撮像手段は前記画像中に乗員とともに車両のウィンドウを撮影し、
    前記照度検出手段は、前記画像中のウィンドウ部分の輝度値にもとづいて前記照度を検出する、請求項に記載の乗員監視装置。
  5. 前記車両が定められた速度以上の速度で走行しているか否かを判定する速度判定手段と、
    前記車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続しているか否かを判定する走行状態判定手段と、
    前記車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続している場合、前記室内照明を消灯させる消灯手段とを更に備える、請求項1に記載の乗員監視装置。
  6. 前記車両が定められた速度以上の速度で走行しているか否かを判定する速度判定手段と、
    前記車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続しているか否かを判定する走行状態判定手段と、
    運転者に対して警報を発する警報手段とを更に備え、
    前記警報手段は、車両が定められた速度以上の速度で走行している時間が、定められた時間より長く継続している場合、警報を発する、請求項1に記載の乗員監視装置。
  7. 前記情報検出手段は、前記室内照明が消灯している場合のみ、前記情報を検出する、請求項1に記載の乗員監視装置。
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