JPH09208923A - プライマー組成物および接着方法 - Google Patents
プライマー組成物および接着方法Info
- Publication number
- JPH09208923A JPH09208923A JP8216137A JP21613796A JPH09208923A JP H09208923 A JPH09208923 A JP H09208923A JP 8216137 A JP8216137 A JP 8216137A JP 21613796 A JP21613796 A JP 21613796A JP H09208923 A JPH09208923 A JP H09208923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone rubber
- primer composition
- parts
- weight
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J5/00—Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers
- C09J5/02—Adhesive processes in general; Adhesive processes not provided for elsewhere, e.g. relating to primers involving pretreatment of the surfaces to be joined
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D183/00—Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D183/04—Polysiloxanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D4/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; Coating compositions, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09D183/00 - C09D183/16
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L83/00—Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L83/04—Polysiloxanes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J2483/00—Presence of polysiloxane
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
種基材へ強固に接着させるためのプライマー組成物およ
び接着方法を提供することにある。 【構成】 (A)アルケニルトリアルコキシシラン(代表
例、アリルトリメトキシシラン)、(B)白金系化合物、
(C)有機チタン酸エステル類、(D)溶剤からなることを
特徴とするプライマー組成物。
Description
よびシリコーンゴムの基材への接着方法に関する。特に
は、熱硬化性シリコーンゴムを硬化途上で接触している
各種基材の表面に接着させるために好適とされるプライ
マー組成物および接着方法に関するものである。
させるためのプライマーとしては、オルガノアルコキシ
シランやオルガノアルコキシポリシロキサン樹脂と有機
チタン酸エステルを主剤とするプライマー組成物や、さ
らに白金系触媒を含有するプライマー組成物が提案され
ている(例えば、特開昭56−103264号,特開昭
57−21457号,特公昭61−4866号,特公平
3−12114号,特公平3−54715号各公報参
照)。しかし、これらのプライマー組成物は、これをス
テンレススチール、ニッケル等の金属類、ポリカーボネ
ート、ポリブチレンテレフタレート等のプラスチック等
不活性な表面を有する基材へ適用した場合には、十分に
その特性を発揮することができず、シリコーンゴムと基
材とを強固に接着することができないという問題点があ
った。
題点を解消するために鋭意検討した結果、本発明に到達
した。即ち、本発明の目的はシリコーンゴムを硬化途上
で接触している各種基材へ強固に接着させるためのプラ
イマー組成物および接着方法を提供することにある。
のプライマー組成物を基材に塗布し、(D)成分が蒸発後
に熱硬化性シリコーンゴム組成物を適用し、加熱下硬化
させることにより達成される。
に使用される(A)成分のアルケニルトリアルコキシシラ
ンは1分子中にケイ素原子に結合したアルコキシ基を少
なくとも2個有する有機ケイ素化合物であり、上式中の
R1はアリル基,ブテニル基,ヘプテニル基,ヘキセニ
ル基などの炭素原子数3以上のアルケニル基である。こ
れらの具体例の一部を挙げると、アリルトリメトキシシ
ラン,アリルトリエトキシシラン,アリルトリ(エトキ
シメトキシ)シラン,ブテニルトリメトキシシラン,ヘ
キセニルトリメトキシシラン,ヘキセニルトリエトキシ
シランおよびこれらのオルガノアルコキシシランの1種
または2種以上の部分加水分解縮合物が例示される。こ
れらの中でもアリルトリメトキシシランが好ましい。
ムと各種基材間との接着性を向上させるための成分であ
るが、特にシリコーンゴムとプライマーとの間の接着性
を向上させる働きをする。かかる白金系化合物はヒドロ
シリル化反応を促進する触媒活性を有するものであり、
例えば、塩化白金酸,アルコール変性塩化白金酸、白金
とジケトンの錯体、白金オレフィン錯体、塩化白金酸と
アルケニルシロキサンの錯体が例示される。これらの中
でも白金オレフィン錯体および塩化白金酸とアルケニル
シロキサンの錯体がヒドロシリル化反応触媒としての触
媒活性が高いので好ましく、特に塩化白金酸とジビニル
テトラメチルジシロキサンの錯体化合物が好ましい。
(B)成分の配合量は(A)成分100重量部に対して0.
01〜200重量部である。これは、配合量が0.01
重量部未満ではシリコーンゴムとプライマー被膜間での
接着力が低下し、200重量部を越えると(B)成分を配
合したことによる接着力の向上効果が上限に達し、不経
済である。
酸エステル類は、本発明のプライマー組成物を硬化させ
る働きをする。かかる有機チタン酸エステル類として
は、有機チタン酸エステル,チタンのキレート化合物,
チタンのケイ酸エステルによるキレート化合物,これら
部分加水分解縮合物が挙げられる。このような化合物と
してはテトライソプロピルチタネート,テトラノルマル
ブチルチタネート,ブチルチタネートダイマー,テトラ
(2−エチルヘキシル)チタネート,ジエトキシチタン
ビス(アセチルアセトネート),チタンジアセチルアセ
トネート,チタンジアセチルアセテート,チタンオクチ
ルグリコートチタンラクテート,チタンラクテートエチ
ルエステル,チタントリエタノールアミネートおよびこ
れらの部分加水分解縮合物が例示される。これらは単独
で使用してもよいし2種以上を併用することもできる。
この(C)成分の配合割合は(A)成分100重量部に対し
て0.1〜100重量部の範囲であり、好ましくは2〜
50重量部の範囲内である。
成物をプライマー塗布作業に適した粘度に調節するため
に使用されるものであり、(A)成分〜(C)成分を溶解す
るものであればよく、その種類等は特に限定されない。
かかる溶剤としては、トルエン,キシレン,ヘプタン,
ヘキサン,トリクロロエチレン,酢酸エチル等の有機溶
剤、ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチル
シクロテトラシロキサン,デカメチルシクロペンタシロ
キサン等のシリコーン系溶剤が例示される。本成分の配
合量は任意量であり、好ましくは(A)成分100重量部
に対して10〜100重量部である。
(A)成分〜(D)成分から成るが、(A)成分〜(D)成分に
加えてプライマー組成物の性能向上用添加剤として公知
とされる各種の添加剤を添加配合することは本発明の目
的を損なわない限り差し支えない。このような添加剤と
しては、一般式
ルキル基;フェニル基等のアリール基で例示される1価
炭化水素基であり、dは平均0≦d≦3,eは平均1≦
e≦3,ただし1≦d+e≦3である。)で表され、2
5℃における粘度が1〜10,000センチストークス
のオルガノハイドロジェンポリシロキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン,ジ−t−ブチルパーオキサイド,ベンゾイルパーオ
キサイド,ビニルトリス(t−ブチルパーオキシ)シラ
ン,トリメチル(t−ブチルパーオキシ)シラン等の有
機過酸化物で例示される接着性向上剤がある。また平均
単位式
ルキル基、ビニル基,アリル基,ヘキセニル基等のアル
ケニル基、フェニル基等のアリール基で例示される1価
炭化水素基を表し、R5の中の少なくとも0.2モル%は
アルケニル基であり、fは1.9〜2.3の数である。)
で示される25℃における粘度が5,000センチスト
ークス以上であるジオルガノポリシロキサン,微粉末シ
リカなどの無機充填剤,セリウムの脂肪酸塩,鉄の脂肪
酸塩,酸化チタン,カーボンブラック等の耐熱性向上剤
ないし顔料がある。
て被着体に塗布後30分以上風乾を行ってからシリコー
ンゴム組成物を適用することが好ましい。シリコーンゴ
ムの代表例として、ジオルガノポリシロキサン生ゴムと
無機質充填剤と有機過酸化物を主成分とするラジカル反
応硬化型シリコーンゴム組成物,ビニル基含有ジオルガ
ノポリシロキサンとオルガノハイドロジェンポリシロキ
サンと無機質充填剤と白金系触媒を主成分とする付加反
応硬化型シリコーンゴム組成物がある。
は、鉄,ステンレススチール,アルミニウム,ニッケ
ル,亜鉛,銅などの各種金属、アクリル樹脂,フェノー
ル樹脂,エポキシ樹脂,ポリカーボネート樹脂,ポリブ
チレンテレフタレート樹脂,アルカリ処理されたフッ素
樹脂等の合成樹脂材料、ガラス,セラミック等からなる
基材にシリコーンゴムを強固に接着させることができ
る。特に、シリコーンゴムを接着させることが困難とさ
れていた表面活性の低い基材類、例えば、ステンレスス
チール,ニッケル,ポリカーボネート,ポリブチレンテ
レフタレート,アルカリ処理されたフッ素樹脂等の基材
に適用した場合にはシリコーンゴムとこれらの基材類と
を強固に接着させ一体化させることができる。したがっ
て、本発明のプライマー組成物は、このような特徴を生
かして複写機のロールの芯金とシリコーンゴムの接着,
オイルシールのハウジングとシリコーンゴムの接着,そ
の他金属および合成樹脂類にシリコーンゴムを接着する
ためのプライマー組成物として有効に使用される。
中、部および%とあるのはそれぞれ重量部および重量パ
ーセントを意味する。なお、粘度は25℃における値を
表す。
シシラン10部を加えて混合した後、テトラ(n−ブチ
ル)チタネート2部を加えて均一に混合した。次いで、
この溶液に塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキ
サンとの錯体を表1に示す量を加えて均一に混合して、
均一分散液としてのプライマー組成物を得た。この組成
物を片末端にセロテープをはり付けた鉄板,ステンレス
スチール板,ニッケル板,ポリカーボネート板,ポリブ
チレンテレフタレート板,アルカリ処理したフッ素樹脂
(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体樹脂)板にそれぞれ塗布し、室温に
て60分間放置して風乾させた。一方、分子鎖両末端が
ジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度10,00
0センチストークスのジメチルポリシロキサン100部
に比表面積200m2/gのヒュームドシリカ15部,
シリカの表面処理剤としてヘキサメチルジシラザン4
部,水2部を加えて均一になるまで混合し、更に真空
下、170℃で2時間加熱処理をしてシリコーンゴムベ
ースコンパウンドを得た。このコンパウンドに分子鎖両
末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロ
キサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケ
イ素原子結合水素原子含有量0.7重量%)1.3部、塩
化白金酸を白金金属量として10ppm添加混合して付加
反応硬化型シリコーンゴム組成物を調製した。このシリ
コーンゴム組成物を、上記基材のプライマー塗布面に厚
さ2mmで密着させ、圧力25kg/cm2,温度150℃の
条件下で10分間加圧加熱して接着試験体を得た。この
接着試験体について、セロテープをはってある金属部と
ゴム層をはがし、はがれたゴムを90度の方向に向かっ
て強く引っ張り、試験体に接着しているゴム層を剥離し
た。ゴム層がはがれない場合にはカッターナイフを使用
し、金属板に向かってゴムに切傷をつけながら剥離し
た。剥離された金属板の表面を観察し、凝集破壊(ゴム
部分で破断)した部分の比率を凝集破壊率として、表1
に示した。また、上記において、白金系化合物を添加配
合しなかった以外は上記と同様にしてプライマー組成物
を調製した。このプライマー組成物の特性を上記と同様
に測定し、それらの結果を比較例1として表1に併記し
た。
トキシシラン10部を加えて混合した後、テトラ(n−
ブチル)チタネート2部を加えて均一に混合した。次い
で、この溶液に塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシ
ロキサンとの錯体を表2に示す量を加えて均一に混合し
て、均一分散液としてのプライマー組成物を得た。この
組成物を片末端にセロテープをはり付けた鉄板,ステン
レススチール板,ニッケル板,ポリカーボネート板,ポ
リブチレンテレフタレート板にそれぞれ塗布し、室温に
て60分間放置して風乾させた。一方、分子鎖両末端が
ジメチルビニルシロキシ基で封鎖された粘度10,00
0センチストークスのジメチルポリシロキサン100部
に比表面積200m2/gのヒュームドシリカ15部,
シリカの表面処理剤としてヘキサメチルジシラザン4
部,水2部を加えて均一になるまで混合し、更に真空
下、170℃で2時間加熱処理をしてシリコーンゴムベ
ースコンパウンドを得た。このコンパウンドに分子鎖両
末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロ
キサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケ
イ素原子結合水素原子含有量0.7重量%)1.3部、塩
化白金酸を白金金属量として10ppm添加混合して付加
反応硬化型シリコーンゴム組成物を調製した。このシリ
コーンゴム組成物を、上記基材のプライマー塗布面に厚
さ2mmで密着させ、圧力25kg/cm2,温度150℃の
条件下で10分間加圧加熱して接着試験体を得た。この
接着試験体について、セロテープをはってある金属部と
ゴム層をはがし、はがれたゴムを90度の方向に向かっ
て強く引っ張り、試験体に接着しているゴム層を剥離し
た。ゴム層がはがれない場合にはカッターナイフを使用
し、金属板に向かってゴムに切傷をつけながら剥離し
た。剥離された金属板の表面を観察し、凝集破壊(ゴム
部分で破断)した部分の比率を凝集破壊率として、表2
に示した。また、上記において、白金系化合物を添加配
合しなかった以外は上記と同様にしてプライマー組成物
を調製した。このプライマー組成物の特性を上記と同様
に測定し、それらの結果を比較例2として表2に併記し
た。
シシラン10部を加えて混合した後、テトラ(n−ブチ
ル)チタネート1部を加えて均一に混合した。次いで、
この溶液に塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキ
サンとの錯体を表3に示す量を加えて均一に混合して、
均一分散液としてのプライマー組成物を得た。この組成
物を片末端にセロテープをはり付けた鉄板,ステンレス
スチール板,ニッケル板,ポリカーボネート板,ポリブ
チレンテレフタレート板にそれぞれ塗布し、室温にて6
0分間放置して風乾させた。一方、分子鎖両末端がジメ
チルビニルシロキシ基で封鎖された粘度10,000セ
ンチストークスのジメチルポリシロキサン100部に比
表面積200m2/gのヒュームドシリカ15部,シリ
カの表面処理剤としてヘキサメチルジシラザン4部,水
2部を加えて均一になるまで混合し、更に真空下、17
0℃で2時間加熱処理をしてシリコーンゴムベースコン
パウンドを得た。このコンパウンドに分子鎖両末端がト
リメチルシロキシ基で封鎖されたジメチルシロキサン・
メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子
結合水素原子含有量0.7重量%)1.3部、塩化白金酸
を白金金属量として10ppm添加混合して付加反応硬化
型シリコーンゴム組成物を調製した。このシリコーンゴ
ム組成物を、上記基材のプライマー塗布面に厚さ2mmで
密着させ、圧力25kg/cm2,温度150℃の条件下で
10分間加圧加熱して接着試験体を得た。この接着試験
体について、セロテープをはってある金属部とゴム層を
はがし、はがれたゴムを90度の方向に向かって強く引
っ張り、試験体に接着しているゴム層を剥離した。ゴム
層がはがれない場合にはカッターナイフを使用し、金属
板に向かってゴムに切傷をつけながら剥離した。剥離さ
れた金属板の表面を観察し、凝集破壊(ゴム部分で破
断)した部分の比率を凝集破壊率として、表3に示し
た。
〜(D)成分からなり、特に、(A)成分の特定のアルケニ
ルトリアルコキシシランおよび(B)成分の白金系化合物
を含有しているので、シリコーンゴムを各種基材へ強固
に接着させることができる。特に、従来シリコーンゴム
を強固に接着させることが困難とされていた表面活性の
低い基材類、例えば、ステンレススチール,ニッケル等
の金属基材、ポリカーボネート,ポリブチレンテレフタ
レート,フッ素樹脂等の合成樹脂基材に適用した場合に
はシリコーンゴムとこれらの基材類とを強固に接着させ
一体化させることができるという特徴を有する。
Claims (7)
- 【請求項1】 (A)一般式:RaSi(OR1)3(式中、Rは炭素原子数3 以上のアルケニル基であり、R1はアルキル基またはアルコキシ化アルキル基で ある。)で示されるアルケニルトリアルコキシシランまたはその部分加水分解縮 合物 100重量部、 (B)白金系化合物 0.01〜200重量部、 (C)有機チタン酸エステル類 0.1〜100重量部、 (D)溶剤 任意量 からなることを特徴とするプライマー組成物。
- 【請求項2】 (A)成分がアリルトリメトキシシランで
ある請求項1記載のプライマー組成物。 - 【請求項3】 (B)成分が塩化白金酸とジビニルテトラ
メチルジシロキサンの錯体である請求項1記載のプライ
マー組成物。 - 【請求項4】 請求項1記載のプライマー組成物を基材
上に塗布し、溶剤が蒸発後に熱硬化性シリコーンゴム組
成物を適用し、加熱下硬化させることを特徴とするシリ
コーンゴムの基材への接着方法。 - 【請求項5】 シリコーンゴムが付加反応硬化型シリコ
ーンゴムである請求項4記載の接着方法。 - 【請求項6】 基材が金属である請求項4記載の接着方
法。 - 【請求項7】 基材がアルカリ処理されたフッ素樹脂で
ある請求項4記載の接着方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21613796A JP3935530B2 (ja) | 1995-11-28 | 1996-07-29 | プライマー組成物および接着方法 |
DE69609300T DE69609300T2 (de) | 1995-11-28 | 1996-11-27 | Primerzusammensetzung und Haftungsverfahren |
EP96119007A EP0781823B1 (en) | 1995-11-28 | 1996-11-27 | Primer composition and adhesion method |
US08/868,134 US5973067A (en) | 1995-11-28 | 1997-06-03 | Primer composition and adhesion method |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33405195 | 1995-11-28 | ||
JP7-334051 | 1995-11-28 | ||
JP21613796A JP3935530B2 (ja) | 1995-11-28 | 1996-07-29 | プライマー組成物および接着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09208923A true JPH09208923A (ja) | 1997-08-12 |
JP3935530B2 JP3935530B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=26521253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21613796A Expired - Fee Related JP3935530B2 (ja) | 1995-11-28 | 1996-07-29 | プライマー組成物および接着方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0781823B1 (ja) |
JP (1) | JP3935530B2 (ja) |
DE (1) | DE69609300T2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270075A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Momentive Performance Materials Japan Kk | プライマー組成物、それを用いて得られる物品およびそれを用いる金属基体の保護方法 |
JP2009302168A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Fine Rubber Kenkyusho:Kk | 熱電変換装置 |
JP2010261015A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-11-18 | Seiko Instruments Inc | チタン系表面処理剤 |
WO2012102412A1 (en) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Primer composition and laminate |
WO2012102413A2 (en) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Laminate and method of preventing or reducing electrification of the same |
WO2013172388A1 (ja) | 2012-05-18 | 2013-11-21 | 株式会社スリーボンド | 硬化性樹脂組成物およびプライマー組成物 |
JP2016128897A (ja) * | 2015-01-06 | 2016-07-14 | キヤノン株式会社 | 定着部材、定着部材の製造方法、定着装置および画像形成装置 |
JP2021059668A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 信越化学工業株式会社 | シリコーン粘着剤用プライマー組成物 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004024696A1 (de) * | 2004-05-19 | 2005-12-15 | Henkel Kgaa | Silikonhaftmittel und dessen Verwendung |
DE102005012694A1 (de) | 2005-03-18 | 2006-10-05 | Wacker Chemie Ag | Grundiermittel für hitzehärtbare Siliconelastomere |
BR112013007656B1 (pt) | 2010-09-30 | 2020-08-25 | Abb Schweiz Ag | composição iniciadora de silicone, seus usos e seu método de produção |
WO2013060377A1 (en) * | 2011-10-27 | 2013-05-02 | Hewlett Packard Indigo B.V. | Method of forming a release layer |
WO2024057233A1 (en) * | 2022-09-16 | 2024-03-21 | Consorcio Comex, S.A. De C.V. | Multi-functional coating composition |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56103264A (en) | 1980-01-21 | 1981-08-18 | Toray Silicone Co Ltd | Silicone compositin for adhesive |
JPS5721457A (en) * | 1980-07-11 | 1982-02-04 | Toray Silicone Co Ltd | Primer composition |
JPS57149372A (en) | 1981-03-11 | 1982-09-14 | Toray Silicone Co Ltd | Primer composition |
JPS60115661A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-22 | Shin Etsu Chem Co Ltd | プライマ−組成物 |
JPS60118742A (ja) | 1983-11-30 | 1985-06-26 | Toray Silicone Co Ltd | プライマ−組成物 |
JPS62158746A (ja) * | 1986-01-06 | 1987-07-14 | Toshiba Silicone Co Ltd | プライマ−組成物 |
JPH0625615A (ja) * | 1992-04-07 | 1994-02-01 | Shin Etsu Chem Co Ltd | プライマー組成物 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP21613796A patent/JP3935530B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1996-11-27 EP EP96119007A patent/EP0781823B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-11-27 DE DE69609300T patent/DE69609300T2/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270075A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Momentive Performance Materials Japan Kk | プライマー組成物、それを用いて得られる物品およびそれを用いる金属基体の保護方法 |
JP2009302168A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Fine Rubber Kenkyusho:Kk | 熱電変換装置 |
JP2010261015A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-11-18 | Seiko Instruments Inc | チタン系表面処理剤 |
WO2012102412A1 (en) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Primer composition and laminate |
WO2012102413A2 (en) | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Dow Corning Toray Co., Ltd. | Laminate and method of preventing or reducing electrification of the same |
US20150140330A1 (en) * | 2011-01-28 | 2015-05-21 | Hidefumi Tanaka | Laminate And Method Of Preventing Or Reducing Electrification Of The Same |
WO2013172388A1 (ja) | 2012-05-18 | 2013-11-21 | 株式会社スリーボンド | 硬化性樹脂組成物およびプライマー組成物 |
KR20150013174A (ko) * | 2012-05-18 | 2015-02-04 | 쓰리본드 화인 케미칼 가부시키가이샤 | 경화성 수지 조성물 및 프라이머 조성물 |
US9688862B2 (en) | 2012-05-18 | 2017-06-27 | Three Bond Fine Chemical Co., Ltd. | Curable resin composition and primer composition |
JP2016128897A (ja) * | 2015-01-06 | 2016-07-14 | キヤノン株式会社 | 定着部材、定着部材の製造方法、定着装置および画像形成装置 |
JP2021059668A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 信越化学工業株式会社 | シリコーン粘着剤用プライマー組成物 |
WO2021070534A1 (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 信越化学工業株式会社 | シリコーン粘着剤用プライマー組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0781823B1 (en) | 2000-07-12 |
EP0781823A1 (en) | 1997-07-02 |
JP3935530B2 (ja) | 2007-06-27 |
DE69609300D1 (de) | 2000-08-17 |
DE69609300T2 (de) | 2000-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4162390B2 (ja) | シリコーンゴム用接着剤 | |
JP5025917B2 (ja) | 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
US5973067A (en) | Primer composition and adhesion method | |
JPH04222871A (ja) | 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
KR20090106401A (ko) | 실리콘-계 감압성 접착제 조성물 및 접착 테이프 | |
KR20020009424A (ko) | 실리콘 조성물 및 그로부터 제조된 도전성 실리콘 접착제 | |
JPH08269337A (ja) | 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
EP0714936B1 (en) | Organosilicon compounds and low temperature curing organosiloxane compositions containing same | |
JP3935530B2 (ja) | プライマー組成物および接着方法 | |
TW201936868A (zh) | 矽壓感黏合劑組成物及積層體 | |
JP4493023B2 (ja) | シリコーンミスト抑制剤及びそれを含むコーティング組成物 | |
JPS60115661A (ja) | プライマ−組成物 | |
TW202031853A (zh) | 具有熱傳導性黏著層的熱傳導性聚矽氧橡膠片及其製造方法 | |
JP2006022284A (ja) | 付加反応硬化型シリコーンゴム組成物 | |
JP2000160102A (ja) | 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物 | |
US5416144A (en) | Addition-curable silicone adhesive compositions and bis (trialkoxysilyalkylene) urea adhesion promoters | |
JPH11302544A (ja) | 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JPH09268257A (ja) | フルオロシリコーンゴム組成物およびその接着方法 | |
JP2024502504A (ja) | シリコーンエラストマー組成物 | |
JP2001164111A (ja) | シリコーンゴム組成物、およびキーパッド用シリコーンゴム組成物 | |
JPH06329915A (ja) | 室温硬化性シリコーン組成物 | |
JP2010184953A (ja) | シリコーン粘着テープ及びその製造方法 | |
JPS6217623B2 (ja) | ||
JPH07118537A (ja) | 剥離性オルガノポリシロキサン組成物 | |
JPH09125004A (ja) | 剥離性硬化皮膜形成用シリコーン組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040416 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070320 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |