JPH09208858A - 塗料及び描画材等組成物 - Google Patents
塗料及び描画材等組成物Info
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Abstract
口から吐き出し、誤飲、誤食を防止することができる。 【解決手段】 顔料と樹脂と溶剤とよりなる塗料、顔料
とワックスとよりなる固形描画材、顔料と樹脂と湿潤剤
とよりなる絵の具に、苦味や酸味や辛味を有する催吐剤
を含有させたもの。
Description
飲、誤食を防止する為の塗料及び描画材などの組成物に
関するものである。
物よりなり、種々の印刷・塗装などに用いられている。
描画材は、くれよん・パスといった所謂固型描画材と、
水彩絵の具・ポスターカラーといった絵の具が有る。固
型描画材は、顔料、ワックス、その他添加物よりなり、
絵の具は、顔料、樹脂、溶剤、その他添加物よりなり、
絵を描くことなどに用いられている。
りには種々の日用品が有るが、特に、玩具や学用品とい
ったものが多い。この玩具や学用品には小さいものや、
小さい部品が分離するものが多く有り、何でも口に入れ
てしまう傾向のある幼児や、ふざけて口の中に入れて遊
んだりする児童が、誤って食べたり、飲んだりしてしま
うことがある。学用品としては、上記絵の具・クレヨン
などの描画材や、鉛筆、ペン類といったものが有り、絵
の具の場合はチューブの中身を、クレヨンや鉛筆の場合
はそのままを誤飲・誤食してしまったり、ペン類の場合
はキャップなどの小さい部品を誤飲・誤食してしまった
りすることがある。このような問題に対して、例えば、
キャップに空気の流通孔を設け、咽喉に詰まっても窒息
しないようなものが提案されている。しかしながら、誤
飲・誤食自体を防止するような提案はなされていない。
本発明は、誤飲・誤食自体を防止する物を提供する。
ことを特徴とする塗料及び描画材等組成物を要旨とする
ものである。
装を行うことで効果を奏する。本発明に係る塗料で印刷
・塗装された鉛筆やキャップなどのペンの部品を口に含
んだ際、印刷又は塗装面より受ける刺激によって催吐作
用を示す為、誤飲・誤食自体が防止できる。塗料は、顔
料、樹脂、溶剤及び必要に応じてその他の添加材よりな
っている。顔料は着色材として使用するものであって、
従来公知の、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラッ
ク、鉄黒、アニリンブラック、ハンザイエロー、ベンジ
ジンイエロー、タートラジンレーキ、パーマネントイエ
ロートナー、カドミウムイエロー、ベンジジンオレン
ジ、クロムバーミリオン、カドミウムオレンジ、パーマ
ネントオレンジGTR、ファーストオレンジレーキ、レ
ーキレッドC、弁柄、ワッチングレッド、ブリリアント
カーミン6B、パーマネントレッドF5R、同2B、同
FRLL、カーマインレーキ、キナクリドンレッド、メ
チルバイオレットレーキ、ファーストバイオレットB、
キナクリドンバイオレット、インダスレンバイオレッ
ト、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、
紺青、群青、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニン
グリーン、マラカイトグリーンレーキ、ピグメントグリ
ーンB、ビリジアン、シェンナー、アンバー、アルミニ
ウム粉末、ブロンズ粉末、蛍光顔料など、無機顔料、有
機顔料を問わず使用可能であって、単独又は2種以上混
合して用いても良い。その使用量は顔料の種類によって
も大きく異なるが、発色並びに印刷・塗装性を考慮すれ
ば、塗料全量に対して3〜50重量%が好ましい。
ビアゴム、ロジン、デキストリン、カゼイン、コーパ
ル、ダンマー等の天然樹脂及びタンパク質や、ライムド
ロジン、水素化ロジン、エステルガム類などのロジン誘
導体や、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール、ポリアクリル酸エチル、ポリメタクリ
ル酸エチル、フェノール樹脂、変性フェノール樹脂、変
性マレイン酸樹脂、変性アルキド樹脂、クマロン樹脂、
ポリアミド樹脂、尿素樹脂などの合成樹脂を単独又は2
種以上混合して用いることができる。
ット、スビンドル油などの鎖式炭化水素、キシレン、ニ
トロベンゼン、デカリン、テトラリン、シクロヘキサン
等の環式炭化水素、ノルマルプロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキ
サノール等のアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢
酸アミル、安息香酸アミル等のエステル、エチルセロソ
ルブ、メチルセロソルブ、カルビトール等のエーテルア
ルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン等のグリコール、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン、メシチルオキシド等を単独又は2種
以上混合して用いることができる。
カルシウムなどの増量材、フタル酸ジブチル、リン酸ト
リクレジル、セバシン酸ジメチル等の可塑剤や、モクロ
ウ、カルナウバロウ、蜜ロウ、モンタンワックスペトロ
ラタム等のワックス・グリースや、ホウ酸塩、ナフテン
酸塩などの乾燥剤を適宜用いることができる。
発明に係る描画材を口に含んだ際、描画材自体より受け
る刺激によって催吐作用を示す為、誤飲・誤食自体が防
止できる。描画材中、クレヨン・パスなどの所謂固形描
画材は顔料、ワックス及び必要に応じてその他添加物よ
りなっている。顔料は、上記塗料と同様、無機顔料、有
機顔料を問わず使用可能であって、単独又は2種以上混
合して用いても良い。その使用量は顔料の種類によって
も大きく異なるが、発色並びに描画性を考慮すれば、固
形描画材全量に対して3〜50重量%が好ましい。
ために使用するものである。蜜ろう、鯨ろう、虫白ろう
等の動物系ワックス、キャンデリラワックス、カルナウ
バワックス、木ろう等の植物系ワックス、モンタンワッ
クス、オゾケライト等の鉱物系ワックス、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワッ
クスといった天然ワックスや、フィッシャートロプシュ
ワックス、低分子量ポリエチレン及びこれらの誘導体、
セチルアルコール、ステアリン酸、ポリエチレングリコ
ールステアレート、カスターワックス等の合成ワックス
等が挙げられる。これらのワックスは、単独でも2種以
上適宣混合しても使用でき、その使用量は、固形描画材
全量に対して5〜80重量%が好ましい。
カルシウム、タルク、クレー、シリカ、硫酸バリウム等
の体質顔料やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル等の合成樹脂、更には、ジオクチルフタレート、
流動パラフィン、スピンドル油などの液状油を固形描画
材全量に対して3〜15重量%用いたり、界面活性剤等
の顔料の分散剤といったものを適宜使用することができ
る。
どの絵の具は、顔料、樹脂、湿潤剤及び必要に応じてそ
の他添加物からなっている。顔料は、上記塗料と同様、
無機顔料、有機顔料を問わず使用可能であって、単独又
は2種以上混合して用いても良い。その使用量は顔料の
種類によっても大きく異なるが、発色並びに描画性を考
慮すれば、絵の具全量に対して10〜50重量%が好ま
しい。
ものであって、膠、アラビアゴム、デキストリン、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース等の天然水溶性高分
子、ポリビニルアルコール等の合成水溶性高分子といっ
た水溶性高分子、ポリ(メタ)アクリル酸エステルエマ
ルジョン等の水系水不溶性高分子を使用することができ
る。その使用量は絵の具全量に対して5〜20重量%が
好ましい。
どとして使用するものであって、グリセリン、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ソルビトール等を使用することができる。
カルシウム、硫酸バリウム、シリカ等の体質顔料や、界
面活性剤、防腐剤、防徴剤、防錆剤、脱泡剤、消泡剤な
どを適宣用いることもできる。
る塗料で塗装、印刷した鉛筆やペンのキャップなどや描
画材の誤飲、誤食防止の為に使用するものであって、催
吐剤としては、苦味催吐剤としてデナトニウムサッカラ
イド、デナトニウムベンゾエートなど、酸味催吐剤とし
てクエン酸、酒石酸、乳酸、酢酸、氷酢酸、フマル酸、
フマル酸ナトリウム、リンゴ酸、アジピン酸など、辛味
催吐剤としてピペリン、シャビシン、カプサイシン、α
−サンショオール、β−サンショオール、ジンゲロン、
ショーガオール、イソチオシアン酸エステルなどが挙げ
られる。口に含んだ際の催吐作用の点では、苦味催吐剤
が特に有効であると考えられる。
きに、上記各々の成分と混合し、従来知られている方法
によって塗料や描画材に含有させることができる。例え
ば、塗料や絵の具の場合、上記成分を3本ロールミル
や、横型ボールミル等の分散機にて混合分散することに
より得ることができるし、固形描画材の場合、上記各成
分を加熱撹拌混合し、また必要に応じてニーダー、ロー
ルミル等の混練機で混練し、これを溶融状態で型に流し
込み、射出、圧入又は押し出しし、冷却固化して得るこ
とができる。
しているので、誤って又はふざけて口に含んだとき、そ
の刺激によって無意識的に口から吐き出してしまう作用
がある、その為、誤飲、誤食を防止できる。
に1時間撹拌して溶解させた後、他の成分を加え、三本
ロールミルにて5回通しを行い分散した。この分散した
組成物にピペリンを加え、1時間撹拌して黒色の塗料を
得た。
後、冷却し、ペレット化したものを、成形機にて成形
し、黒色の固形描画材を得た。
し込んで冷却し赤色の水溶性固形描画材を得た。
画材を得た。
本ロールミルにて2回通しを行い青色の水彩絵の具を得
た。
得た。
具を得た。
具を得た。
3を加え、1時間拌して溶解させた後、Tipure
R−900及び炭酸カルシウムを加え、三本ロールミル
にて5回通しを行い分散した。この分散した組成物にS
uper Vilexを加え、1時間撹拌して白色の塗
料を得た。
後、冷却し、ペレット化したものを、押出し成形機にて
棒状に成形し、所望の長さに切断して黒色の固形描画材
を得た。
を得た。
を得た。
し込んで冷却し赤色の水溶性固形描画材を得た。
描画材を得た。
本ロールミルにて2回通しを行い青色の水彩絵の具を得
た。
を得た。
の具を得た。
の具を得た。
以外は、実施例11と同様になして白色の塗料を得た。
以外は、実施例13と同様になして青色の固形描画材を
得た。
以外は、実施例17と同様になして青色の水彩絵の具を
得た。
た塗料及び描画材について催吐性試験を行った。 催吐性試験:実施例1、実施例11及び比較例1で得た
塗料については、この塗料を用いて筆記具のキャップに
印刷を行なったものをなめる官能試験を行い、また、実
施例2〜10、実施例12〜20及び比較例2、3で得
た描画材については、描画材自体をなめる官能試験を行
った(10人で試験を行った)。
が即座に吐き出したが、比較例1〜3については誰も吐
き出さなかった。
が少なくとも十分に催吐作用を示す為、塗料及び描画材
の発色の妨げになることもない。これは、催吐剤の一種
であるデナトニウムサッカライドの有無以外は同等であ
る実施例11と比較例1との色差が0.3であり、実施
例13と比較例2との色差が0.5であり、実施例17
と比較例3との色差が0.2であったことからも明らか
である。尚、色差は、カラーコンピュータ(SM−4、
スガ試験機(株)製)を用いて測定したものであり、値
が1.5以下(単位:NBS)の場合、色に差がないと
判断出来る。
わる塗料で塗装、印刷したものや、描画材は、誤って口
に含んでも苦みを感じ、口から吐き出してしまう為、誤
飲、誤食を防止できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 催吐剤を含むことを特徴とする塗料及び
描画材等組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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JP7-334039 | 1995-11-29 | ||
JP7-97795 | 1995-11-29 | ||
JP33403995 | 1995-11-29 | ||
JP06524296A JP3724043B2 (ja) | 1995-03-30 | 1996-02-27 | 描画材組成物 |
Publications (2)
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---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-02-27 JP JP06524296A patent/JP3724043B2/ja not_active Expired - Fee Related
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