JPH09208858A - 塗料及び描画材等組成物 - Google Patents

塗料及び描画材等組成物

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JPH09208858A
JPH09208858A JP8065242A JP6524296A JPH09208858A JP H09208858 A JPH09208858 A JP H09208858A JP 8065242 A JP8065242 A JP 8065242A JP 6524296 A JP6524296 A JP 6524296A JP H09208858 A JPH09208858 A JP H09208858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤って口に含んでも、催吐剤の刺激によって
口から吐き出し、誤飲、誤食を防止することができる。 【解決手段】 顔料と樹脂と溶剤とよりなる塗料、顔料
とワックスとよりなる固形描画材、顔料と樹脂と湿潤剤
とよりなる絵の具に、苦味や酸味や辛味を有する催吐剤
を含有させたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児や児童の誤
飲、誤食を防止する為の塗料及び描画材などの組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗料は、顔料、樹脂、溶剤、その他添加
物よりなり、種々の印刷・塗装などに用いられている。
描画材は、くれよん・パスといった所謂固型描画材と、
水彩絵の具・ポスターカラーといった絵の具が有る。固
型描画材は、顔料、ワックス、その他添加物よりなり、
絵の具は、顔料、樹脂、溶剤、その他添加物よりなり、
絵を描くことなどに用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】日常、幼児や児童の周
りには種々の日用品が有るが、特に、玩具や学用品とい
ったものが多い。この玩具や学用品には小さいものや、
小さい部品が分離するものが多く有り、何でも口に入れ
てしまう傾向のある幼児や、ふざけて口の中に入れて遊
んだりする児童が、誤って食べたり、飲んだりしてしま
うことがある。学用品としては、上記絵の具・クレヨン
などの描画材や、鉛筆、ペン類といったものが有り、絵
の具の場合はチューブの中身を、クレヨンや鉛筆の場合
はそのままを誤飲・誤食してしまったり、ペン類の場合
はキャップなどの小さい部品を誤飲・誤食してしまった
りすることがある。このような問題に対して、例えば、
キャップに空気の流通孔を設け、咽喉に詰まっても窒息
しないようなものが提案されている。しかしながら、誤
飲・誤食自体を防止するような提案はなされていない。
本発明は、誤飲・誤食自体を防止する物を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、催吐剤を含む
ことを特徴とする塗料及び描画材等組成物を要旨とする
ものである。
【0005】塗料は鉛筆やペン類などの表面に印刷・塗
装を行うことで効果を奏する。本発明に係る塗料で印刷
・塗装された鉛筆やキャップなどのペンの部品を口に含
んだ際、印刷又は塗装面より受ける刺激によって催吐作
用を示す為、誤飲・誤食自体が防止できる。塗料は、顔
料、樹脂、溶剤及び必要に応じてその他の添加材よりな
っている。顔料は着色材として使用するものであって、
従来公知の、酸化チタン、酸化亜鉛、カーボンブラッ
ク、鉄黒、アニリンブラック、ハンザイエロー、ベンジ
ジンイエロー、タートラジンレーキ、パーマネントイエ
ロートナー、カドミウムイエロー、ベンジジンオレン
ジ、クロムバーミリオン、カドミウムオレンジ、パーマ
ネントオレンジGTR、ファーストオレンジレーキ、レ
ーキレッドC、弁柄、ワッチングレッド、ブリリアント
カーミン6B、パーマネントレッドF5R、同2B、同
FRLL、カーマインレーキ、キナクリドンレッド、メ
チルバイオレットレーキ、ファーストバイオレットB、
キナクリドンバイオレット、インダスレンバイオレッ
ト、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、
紺青、群青、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニン
グリーン、マラカイトグリーンレーキ、ピグメントグリ
ーンB、ビリジアン、シェンナー、アンバー、アルミニ
ウム粉末、ブロンズ粉末、蛍光顔料など、無機顔料、有
機顔料を問わず使用可能であって、単独又は2種以上混
合して用いても良い。その使用量は顔料の種類によって
も大きく異なるが、発色並びに印刷・塗装性を考慮すれ
ば、塗料全量に対して3〜50重量%が好ましい。
【0006】樹脂は被膜を形成する主体であって、アラ
ビアゴム、ロジン、デキストリン、カゼイン、コーパ
ル、ダンマー等の天然樹脂及びタンパク質や、ライムド
ロジン、水素化ロジン、エステルガム類などのロジン誘
導体や、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルブチラール、ポリアクリル酸エチル、ポリメタクリ
ル酸エチル、フェノール樹脂、変性フェノール樹脂、変
性マレイン酸樹脂、変性アルキド樹脂、クマロン樹脂、
ポリアミド樹脂、尿素樹脂などの合成樹脂を単独又は2
種以上混合して用いることができる。
【0007】溶剤は、ソルベンナフタ、ミネラルスピリ
ット、スビンドル油などの鎖式炭化水素、キシレン、ニ
トロベンゼン、デカリン、テトラリン、シクロヘキサン
等の環式炭化水素、ノルマルプロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキ
サノール等のアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢
酸アミル、安息香酸アミル等のエステル、エチルセロソ
ルブ、メチルセロソルブ、カルビトール等のエーテルア
ルコール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン等のグリコール、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン、メシチルオキシド等を単独又は2種
以上混合して用いることができる。
【0008】その他の添加材として、必要に応じて炭酸
カルシウムなどの増量材、フタル酸ジブチル、リン酸ト
リクレジル、セバシン酸ジメチル等の可塑剤や、モクロ
ウ、カルナウバロウ、蜜ロウ、モンタンワックスペトロ
ラタム等のワックス・グリースや、ホウ酸塩、ナフテン
酸塩などの乾燥剤を適宜用いることができる。
【0009】描画材は、描画材自体で効果を奏する。本
発明に係る描画材を口に含んだ際、描画材自体より受け
る刺激によって催吐作用を示す為、誤飲・誤食自体が防
止できる。描画材中、クレヨン・パスなどの所謂固形描
画材は顔料、ワックス及び必要に応じてその他添加物よ
りなっている。顔料は、上記塗料と同様、無機顔料、有
機顔料を問わず使用可能であって、単独又は2種以上混
合して用いても良い。その使用量は顔料の種類によって
も大きく異なるが、発色並びに描画性を考慮すれば、固
形描画材全量に対して3〜50重量%が好ましい。
【0010】ワックスは固形描画材の塗布性を向上する
ために使用するものである。蜜ろう、鯨ろう、虫白ろう
等の動物系ワックス、キャンデリラワックス、カルナウ
バワックス、木ろう等の植物系ワックス、モンタンワッ
クス、オゾケライト等の鉱物系ワックス、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワッ
クスといった天然ワックスや、フィッシャートロプシュ
ワックス、低分子量ポリエチレン及びこれらの誘導体、
セチルアルコール、ステアリン酸、ポリエチレングリコ
ールステアレート、カスターワックス等の合成ワックス
等が挙げられる。これらのワックスは、単独でも2種以
上適宣混合しても使用でき、その使用量は、固形描画材
全量に対して5〜80重量%が好ましい。
【0011】その他の添加材として、必要に応じて炭酸
カルシウム、タルク、クレー、シリカ、硫酸バリウム等
の体質顔料やポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル等の合成樹脂、更には、ジオクチルフタレート、
流動パラフィン、スピンドル油などの液状油を固形描画
材全量に対して3〜15重量%用いたり、界面活性剤等
の顔料の分散剤といったものを適宜使用することができ
る。
【0012】描画材中、ポスターカラー、水彩絵の具な
どの絵の具は、顔料、樹脂、湿潤剤及び必要に応じてそ
の他添加物からなっている。顔料は、上記塗料と同様、
無機顔料、有機顔料を問わず使用可能であって、単独又
は2種以上混合して用いても良い。その使用量は顔料の
種類によっても大きく異なるが、発色並びに描画性を考
慮すれば、絵の具全量に対して10〜50重量%が好ま
しい。
【0013】樹脂は、定着剤及び展色材として使用する
ものであって、膠、アラビアゴム、デキストリン、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース等の天然水溶性高分
子、ポリビニルアルコール等の合成水溶性高分子といっ
た水溶性高分子、ポリ(メタ)アクリル酸エステルエマ
ルジョン等の水系水不溶性高分子を使用することができ
る。その使用量は絵の具全量に対して5〜20重量%が
好ましい。
【0014】湿潤剤は、凍結防止剤、再溶解性向上剤な
どとして使用するものであって、グリセリン、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ソルビトール等を使用することができる。
【0015】その他の添加剤として、必要に応じて炭酸
カルシウム、硫酸バリウム、シリカ等の体質顔料や、界
面活性剤、防腐剤、防徴剤、防錆剤、脱泡剤、消泡剤な
どを適宣用いることもできる。
【0016】本発明の骨子である催吐剤は、本発明に係
る塗料で塗装、印刷した鉛筆やペンのキャップなどや描
画材の誤飲、誤食防止の為に使用するものであって、催
吐剤としては、苦味催吐剤としてデナトニウムサッカラ
イド、デナトニウムベンゾエートなど、酸味催吐剤とし
てクエン酸、酒石酸、乳酸、酢酸、氷酢酸、フマル酸、
フマル酸ナトリウム、リンゴ酸、アジピン酸など、辛味
催吐剤としてピペリン、シャビシン、カプサイシン、α
−サンショオール、β−サンショオール、ジンゲロン、
ショーガオール、イソチオシアン酸エステルなどが挙げ
られる。口に含んだ際の催吐作用の点では、苦味催吐剤
が特に有効であると考えられる。
【0017】上記催吐剤は、塗料や描画材を製造すると
きに、上記各々の成分と混合し、従来知られている方法
によって塗料や描画材に含有させることができる。例え
ば、塗料や絵の具の場合、上記成分を3本ロールミル
や、横型ボールミル等の分散機にて混合分散することに
より得ることができるし、固形描画材の場合、上記各成
分を加熱撹拌混合し、また必要に応じてニーダー、ロー
ルミル等の混練機で混練し、これを溶融状態で型に流し
込み、射出、圧入又は押し出しし、冷却固化して得るこ
とができる。
【0018】
【作用】本発明に係る塗料及び描画材は、催吐剤を含有
しているので、誤って又はふざけて口に含んだとき、そ
の刺激によって無意識的に口から吐き出してしまう作用
がある、その為、誤飲、誤食を防止できる。
【0019】
【実施例】 実施例1(塗料) プリンテックス30(カーボンブラック、独国、デグサ社製) 20重量部 炭酸カルシウム 20重量部 ハリフェノール553(ロジン変性フェノール樹脂、ハリマ化成(株)製) 20重量部 ソルベンナフサ1号 40重量部 ピペリン 0.03重量部 上記成分中ハリフェノール553をソルベンナフサ1号
に1時間撹拌して溶解させた後、他の成分を加え、三本
ロールミルにて5回通しを行い分散した。この分散した
組成物にピペリンを加え、1時間撹拌して黒色の塗料を
得た。
【0020】 実施例2(固形描画材) MT−CI(カーボンブラック、コロンビヤンカーボン(株)製)30重量部 パラフィンワックス130°F 70重量部 BITREX(デナトニウムベンゾエイト、英国、Macfarlan Sm ith社製) 0.05重量部 上記成分をヘンシェルミキサーで加熱混合し、溶融した
後、冷却し、ペレット化したものを、成形機にて成形
し、黒色の固形描画材を得た。
【0021】 実施例3(固形描画材) フタロシアニンブルー 15重量部 T−1ワックス(ジステアリルケトン、花王(株)製) 40重量部 ひまし硬化油(川研ファインケミカル(株)製) 20重量部 タルク 15重量部 フマル酸ナトリウム 0.5重量部 上記成分実施例2と同様になし青色固形描画材を得た。
【0022】 実施例4(固形描画材) カーミン6B 13重量部 T−1ワックス(前述) 40重量部 タルク 20重量部 流動パラフィン 20重量部 クエン酸 1重量部 上記成分実施例2と同様になし赤色固形描画材を得た。
【0023】 実施例5(固形描画材) 弁柄 25重量部 カルナバワックス 45重量部 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル(括弧内の数値は、ポリオキシエ チレンのモル数を示す) 30重量部 BITREX(前述) 0.1重量部 上記成分を加熱二本ロールで混練分散を行ない、型に流
し込んで冷却し赤色の水溶性固形描画材を得た。
【0024】 実施例6(固形描画材) 酸化チタン 2重量部 フタロシアニンブルー 10重量部 カスターワックス 4重量部 130゜Fパラフィンワックス 11重量部 ポリオキシエチレン(50)オレイルエーテル 35重量部 タルク 30重量部 ステアリン酸 8重量部 BITREX(前述) 0.1重量部 上記成分を実施例5と同様になして青色の水溶性固形描
画材を得た。
【0025】 実施例7(絵の具) 群青 40重量部 デキストリン 10重量部 グリセリン 5重量部 水 40重量部 酒石酸 1重量部 上記成分をラボミキサーに入れ15分間撹拌した後、3
本ロールミルにて2回通しを行い青色の水彩絵の具を得
た。
【0026】 実施例8(絵の具) カーミン6B 20重量部 アラビアガム 10重量部 グリセリン 5重量部 水 40重量部 BITREX(前述) 0.5重量部 上記成分を実施例7と同様になして赤色の水彩絵の具を
得た。
【0027】 実施例9(絵の具) ハンザイエローG 10重量部 ポリアクリル酸エチルエマルジョン(固形分50%) 20重量部 グリセリン 5重量部 水 23.5重量部 炭酸カルシウム 40重量部 ヒドロキシメチルセルロース 0.5重量部 α−サンショオール 0.1重量部 上記成分を実施例7と同様になして黄色のアクリル絵の
具を得た。
【0028】 実施例10(絵の具) カーミン6B(C.I.ピグメントレッド57) 5重量部 アクリル酸エチル−メタクリル酸ブチルの共重合体エマルジョン (固形分50%) 30重量部 グリセリン 5重量部 テトラヒドロパラオキサジン 1重量部 水 26.5重量部 炭酸カルシウム 32重量部 カルボキシルメチルセルロース 0.5重量部 BITREX(前述) 0.5重量部 上記成分を実施例7と同様になして赤色のアクリル絵の
具を得た。
【0029】 実施例11(塗料) Tipure R−900(ルチル型酸化チタン、米国、デュポン社製) 20重量部 炭酸カルシウム(C.I.ピグメントホワイト18) 20重量部 ハリフェノール553(前述) 20重量部 ソルベンナフタ1号(有機溶剤) 40重量部 Super Vilex(デナトニウムサッカライド、米国、Burling ton Biomedical&Science社製) 0.03重量部 上記成分中、ソルベンナフサ1号にハリフェノール55
3を加え、1時間拌して溶解させた後、Tipure
R−900及び炭酸カルシウムを加え、三本ロールミル
にて5回通しを行い分散した。この分散した組成物にS
uper Vilexを加え、1時間撹拌して白色の塗
料を得た。
【0030】 実施例12(固形描画材) MT−CI(前述) 30重量部 パラフィンワックス130°F 70重量部 Super Vilex(前述) 0.05重量部 上記成分をヘンシルミキサーで加熱混合し、溶融した
後、冷却し、ペレット化したものを、押出し成形機にて
棒状に成形し、所望の長さに切断して黒色の固形描画材
を得た。
【0031】 実施例13(固形描画材) フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブルー15) 15重量部 T−1ワックス(前述) 40重量部 ひまし硬化油(前述) 20重量部 タルク(C.I.ピグメントホワイト26) 15重量部 Super Vilex(前述) 0.05重量部 上記成分を実施例12と同様になして青色の固形描画材
を得た。
【0032】 実施例14(固形描画材) カーミン6B(C.I.ピグメントレッド57) 13重量部 T−1ワックス(前述) 40重量部 タルク(C.I.ピグメントホワイト26) 20重量部 流動パラフィン 20重量部 Super Vilex(前述) 0.05重量部 上記成分を実施例12と同様になして赤色の固形描画材
を得た。
【0033】 実施例15(固形描画材) 弁柄(C.I.ピグメントレッド102) 25重量部 カルナバワックス 45重量部 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 30重量部 Super Vilex(前述) 0.05重量部 上記成分を加熱二本ロールで混練分散を行ない、型に流
し込んで冷却し赤色の水溶性固形描画材を得た。
【0034】 実施例16(固形描画材) 酸化チタン(C.I.ピグメントホワイト6) 2重量部 フタロシアニンブルー(C.I.ピグメントブルー15) 10重量部 カスターワックス 4重量部 パラフィンワックス130゜F 11重量部 ポリオキシエチレン(50)オレイルエーテル 35重量部 タルク(C.I.ピグメントホワイト26) 30重量部 ステアリン酸 8重量部 Super Vilex(前述) 0.05重量部 上記成分を実施例15と同様になして青色の水溶性固形
描画材を得た。
【0035】 実施例17(絵の具) 群青(C.I.ピグメントブルー29) 40重量部 デキストリン 10重量部 グリセリン 5重量部 水 39.5重量部 Super Vilex(前述) 0.5重量部 上記成分をラボミキサーに入れ15分間撹拌した後、3
本ロールミルにて2回通しを行い青色の水彩絵の具を得
た。
【0036】 実施例18(絵の具) パーマネントレッドFRLL(C.I.ピグメントレッド9) 20重量部 アラビアガム 10重量部 グリセリン 5重量部 水 39.5重量部 Super Vilex(前述) 0.5重量部 上記成分を実施例17と同様になして赤色の水彩絵の具
を得た。
【0037】 実施例19(絵の具) ハンザイエローG(C.I.ピグメントイエロー1) 10重量部 ポリアクリル酸エチルエマルジョン(固形分50%) 20重量部 グリセリン 5重量部 水 23.5重量部 炭酸カルシウム(C.I.ピグメントホワイト18) 39.9重量部 ヒドロキシメチルセルロース 0.5重量部 Super Vilex(前述) 0.1重量部 上記成分を実施例17と同様になして黄色のアクリル絵
の具を得た。
【0038】 実施例20(絵の具) フタロシアニングリーン(C.I.ピグメントグリーン7) 10重量部 アクリル酸エチル−メタクリル酸ブチルの共重合体エマルジョン(固形分50 %) 30重量部 グリセリン 5重量部 テトラヒドロパラオキサジン(アルカリ剤) 1重量部 水 21.4重量部 炭酸カルシウム(C.I.ピグメントホワイト18) 32重量部 カルボキシルメチルセルロース 0.5重量部 Super Vilex(前述) 0.1重量部 上記成分を実施例17と同様になして緑色のアクリル絵
の具を得た。
【0039】比較例1(塗料) 実施例11において、Super Vilexを除いた
以外は、実施例11と同様になして白色の塗料を得た。
【0040】比較例2(固形描画材) 実施例13において、Super Vilexを除いた
以外は、実施例13と同様になして青色の固形描画材を
得た。
【0041】比較例3(絵の具) 実施例17において、Super Vilexを除いた
以外は、実施例17と同様になして青色の水彩絵の具を
得た。
【0042】上記、実施例1〜20、比較例1〜3で得
た塗料及び描画材について催吐性試験を行った。 催吐性試験:実施例1、実施例11及び比較例1で得た
塗料については、この塗料を用いて筆記具のキャップに
印刷を行なったものをなめる官能試験を行い、また、実
施例2〜10、実施例12〜20及び比較例2、3で得
た描画材については、描画材自体をなめる官能試験を行
った(10人で試験を行った)。
【0043】結果、実施例1〜20については全ての人
が即座に吐き出したが、比較例1〜3については誰も吐
き出さなかった。
【0044】また、本発明で使用する催吐剤は、使用量
が少なくとも十分に催吐作用を示す為、塗料及び描画材
の発色の妨げになることもない。これは、催吐剤の一種
であるデナトニウムサッカライドの有無以外は同等であ
る実施例11と比較例1との色差が0.3であり、実施
例13と比較例2との色差が0.5であり、実施例17
と比較例3との色差が0.2であったことからも明らか
である。尚、色差は、カラーコンピュータ(SM−4、
スガ試験機(株)製)を用いて測定したものであり、値
が1.5以下(単位:NBS)の場合、色に差がないと
判断出来る。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わる塗料で塗装、印刷したものや、描画材は、誤って口
に含んでも苦みを感じ、口から吐き出してしまう為、誤
飲、誤食を防止できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 催吐剤を含むことを特徴とする塗料及び
    描画材等組成物。
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