JPH09208154A - エレベータの案内装置 - Google Patents
エレベータの案内装置Info
- Publication number
- JPH09208154A JPH09208154A JP1637296A JP1637296A JPH09208154A JP H09208154 A JPH09208154 A JP H09208154A JP 1637296 A JP1637296 A JP 1637296A JP 1637296 A JP1637296 A JP 1637296A JP H09208154 A JPH09208154 A JP H09208154A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- guide device
- elevator
- guide
- rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】かご室の振動の制振に優れ、乗客に不快感を与
えることなく乗り心地のよいエレベータを提供する。 【解決手段】乗かご上部の案内装置７ａは、ロープ取付
け金具４の端部にナット１１でかご枠１に固定した取付
台１０との間に弾性体５を保持するようにブラケット９
を取付け、そのブラケット９の両端に支持する構成とし
ている。また、かご室２はかご枠１に防振ゴム６を介し
て取り付けられている。
えることなく乗り心地のよいエレベータを提供する。 【解決手段】乗かご上部の案内装置７ａは、ロープ取付
け金具４の端部にナット１１でかご枠１に固定した取付
台１０との間に弾性体５を保持するようにブラケット９
を取付け、そのブラケット９の両端に支持する構成とし
ている。また、かご室２はかご枠１に防振ゴム６を介し
て取り付けられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータの走行案
内装置に係り、特に、乗りかご振動を低減できるエレベ
ータの案内装置に関する。
内装置に係り、特に、乗りかご振動を低減できるエレベ
ータの案内装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベータの案内装置に関する従来の技
術として、図５に示す方式が知られている、乗かご枠１
は駆動用ロープ３とロープ取付け金具４により弾性体５
を介して連結され、乗かご枠１の上下左右４ケ所に設置
した案内装置７ａ，７ｂ（ガイドシュー又はガイドロー
ラ）によって、乗かごを昇降路内に立設したガイドレー
ル８にそって走行案内する。
術として、図５に示す方式が知られている、乗かご枠１
は駆動用ロープ３とロープ取付け金具４により弾性体５
を介して連結され、乗かご枠１の上下左右４ケ所に設置
した案内装置７ａ，７ｂ（ガイドシュー又はガイドロー
ラ）によって、乗かごを昇降路内に立設したガイドレー
ル８にそって走行案内する。
【０００３】乗かごはかご枠１とかご室２からなり、又
かご枠１とかご室２との間に防振ゴム６を介して設置さ
れるのが一般的である（特開昭60−167876号公報）。
かご枠１とかご室２との間に防振ゴム６を介して設置さ
れるのが一般的である（特開昭60−167876号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、ガイドレ
ールの据付誤差又はガイドレール表面にできた傷上を走
行することによって案内装置が受ける外力でかご室に振
動が生じ乗客に不快感を与えることがある。
ールの据付誤差又はガイドレール表面にできた傷上を走
行することによって案内装置が受ける外力でかご室に振
動が生じ乗客に不快感を与えることがある。
【０００５】かご室振動は防振ゴムで減衰されるが充分
ではなく問題であり、さらに改善が望まれていた。
ではなく問題であり、さらに改善が望まれていた。
【０００６】本発明の目的は、かご室の振動の制振に優
れ、乗客に不快感を与えることなく乗り心地のよいエレ
ベータを提供することにある。
れ、乗客に不快感を与えることなく乗り心地のよいエレ
ベータを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、エレベータ乗かご上部の２ケ所の案内装置
を、乗かごと、乗かごを吊りさげ駆動するロープとの間
に介在するようにロープ取付け金具に備えた弾性体より
もロープ側に取り付けたブラケットの両端に設けた。
するため、エレベータ乗かご上部の２ケ所の案内装置
を、乗かごと、乗かごを吊りさげ駆動するロープとの間
に介在するようにロープ取付け金具に備えた弾性体より
もロープ側に取り付けたブラケットの両端に設けた。
【０００８】ガイドレールの据付誤差又はガイドレール
表面にできた傷上を走行することによって案内装置が受
ける外力によって生じるかご室の振動はロープ取付け金
具に備えた弾性体の減衰特性でかご室に加わる外力を低
減し振動抑制するように作用する。
表面にできた傷上を走行することによって案内装置が受
ける外力によって生じるかご室の振動はロープ取付け金
具に備えた弾性体の減衰特性でかご室に加わる外力を低
減し振動抑制するように作用する。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエレベータの
案内装置の一実施例を図面により詳細に説明する。図１
は本発明を適用したエレベータの案内装置を示す側面
図、図２は本発明を適用したエレベータの案内装置部の
ブロック図、図３は案内装置７ａに与えられる外力に対
するかご室２の振動の大きさの関係を示す周波数特性図
の一例を示す。
案内装置の一実施例を図面により詳細に説明する。図１
は本発明を適用したエレベータの案内装置を示す側面
図、図２は本発明を適用したエレベータの案内装置部の
ブロック図、図３は案内装置７ａに与えられる外力に対
するかご室２の振動の大きさの関係を示す周波数特性図
の一例を示す。
【００１０】図１，図２で、１は乗かごのかご枠、２は
乗かごのかご室、３はロープ、４はロープ取付け金具、
５はばね、又はゴムからなる弾性体、６はかご枠とかご
室を連結する防振ゴム、７ａ，７ｂはシュー又はローラ
で構成した乗かごの上下左右に設けた案内装置、８は昇
降路内に立設したガイドレール、９はブラケット、１０
は取付台、１１はロープ取付け金具４とブラケット９を
締め付けるナットである。
乗かごのかご室、３はロープ、４はロープ取付け金具、
５はばね、又はゴムからなる弾性体、６はかご枠とかご
室を連結する防振ゴム、７ａ，７ｂはシュー又はローラ
で構成した乗かごの上下左右に設けた案内装置、８は昇
降路内に立設したガイドレール、９はブラケット、１０
は取付台、１１はロープ取付け金具４とブラケット９を
締め付けるナットである。
【００１１】本発明を適用したエレベータの案内装置を
示す図１において、従来乗かご枠１の上部に取り付けて
いた案内装置７ａは、ロープ取付け金具４の端部にナッ
ト１１でかご枠１に固定した取付台１０との間に弾性体
５を保持するようにブラケット９を取付け、そのブラケ
ット９の両端に支持する構成としている。さらに、ブラ
ケット９，取付台１０にはストッパを付け弾性体５の横
すべりを防止する構成としている。
示す図１において、従来乗かご枠１の上部に取り付けて
いた案内装置７ａは、ロープ取付け金具４の端部にナッ
ト１１でかご枠１に固定した取付台１０との間に弾性体
５を保持するようにブラケット９を取付け、そのブラケ
ット９の両端に支持する構成としている。さらに、ブラ
ケット９，取付台１０にはストッパを付け弾性体５の横
すべりを防止する構成としている。
【００１２】本発明の動作を図２，図３を用いて説明す
る。図２は乗かご上部の案内装置７ａがガイドレール８
の据付誤差又はガイドレール表面にできた傷上を走行す
ることによって案内装置７ａが受ける外力でかご室２に
振動が生じる関係を示すブロック図であり、図２（ａ）
は図５で示す従来構成で外力が直接かご枠１に与えられ
防振ゴム６の減衰定数を通してかご室２に伝達されてい
た。このためかご室２の振動は防振ゴム６の減衰で低減
されるが外力が大きいと充分でなく乗客に不快感を与え
ることもあった。また、図２（ｂ）は図１で示す本発明
の構成において案内装置７ａが受ける外力は弾性体９よ
りもロープ３側のブラケット５部分に与えられるので、
外力は弾性体９の減衰定数と防振ゴム６の減衰定数を通
してかご室２に伝達されるようになる。
る。図２は乗かご上部の案内装置７ａがガイドレール８
の据付誤差又はガイドレール表面にできた傷上を走行す
ることによって案内装置７ａが受ける外力でかご室２に
振動が生じる関係を示すブロック図であり、図２（ａ）
は図５で示す従来構成で外力が直接かご枠１に与えられ
防振ゴム６の減衰定数を通してかご室２に伝達されてい
た。このためかご室２の振動は防振ゴム６の減衰で低減
されるが外力が大きいと充分でなく乗客に不快感を与え
ることもあった。また、図２（ｂ）は図１で示す本発明
の構成において案内装置７ａが受ける外力は弾性体９よ
りもロープ３側のブラケット５部分に与えられるので、
外力は弾性体９の減衰定数と防振ゴム６の減衰定数を通
してかご室２に伝達されるようになる。
【００１３】図３は一般的なエレベータ装置における案
内装置７ａに与えられる外力に対するかご室２の振動の
大きさの関係を示す周波数特性図の一例である。図３に
示すように、本発明の構成とすることで同一の外力に対
して大部分の周波数範囲でかご室２の振動は従来装置に
対して低減出来る。このため、乗客に不快感を与えるこ
となく乗り心地のよいエレベータが提供できる。
内装置７ａに与えられる外力に対するかご室２の振動の
大きさの関係を示す周波数特性図の一例である。図３に
示すように、本発明の構成とすることで同一の外力に対
して大部分の周波数範囲でかご室２の振動は従来装置に
対して低減出来る。このため、乗客に不快感を与えるこ
となく乗り心地のよいエレベータが提供できる。
【００１４】図４は本発明の他の実施例によるエレベー
タの案内装置の説明図であり、ブラケット９をほぼＵ字
型として案内装置７ａがかご枠１よりも上部に配置でき
るように構成したものである。このように構成すると、
案内装置７ａの取付け作業が容易となること、及びほぼ
Ｕ字型ブラケット９がＵ字バネ作用により案内装置７ａ
の外力によるかご室２の振動を抑制できる効果がある。
タの案内装置の説明図であり、ブラケット９をほぼＵ字
型として案内装置７ａがかご枠１よりも上部に配置でき
るように構成したものである。このように構成すると、
案内装置７ａの取付け作業が容易となること、及びほぼ
Ｕ字型ブラケット９がＵ字バネ作用により案内装置７ａ
の外力によるかご室２の振動を抑制できる効果がある。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で乗りかご
の振動を低減することができるので、乗客に不快感を与
えることなく乗り心地のよいエレベータが提供できる。
の振動を低減することができるので、乗客に不快感を与
えることなく乗り心地のよいエレベータが提供できる。
【図１】本発明を適用したエレベータの案内装置を示す
説明図。
説明図。
【図２】本実施例による案内装置の構成を示す説明図。
【図３】本実施例の動作を示す特性図。
【図４】他の実施例を示す説明図。
【図５】従来例を示す説明図。
１…乗りかご枠、２…かご室、３…ロープ、４…ロープ
取付け金具、５…弾性体、６…防振ゴム、７ａ，７ｂ…
案内装置、８…ガイドレール、９…ブラケット、１０…
取付け台、１１…ナット。
取付け金具、５…弾性体、６…防振ゴム、７ａ，７ｂ…
案内装置、８…ガイドレール、９…ブラケット、１０…
取付け台、１１…ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紺谷 雅宏 東京都千代田区神田錦町一丁目６番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 大宮 昭弘 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内
Claims (4)
- 【請求項１】エレベータの乗りかごを昇降路内に立設し
たガイドレールにそって走行案内する案内装置におい
て、乗かご上部の案内装置は、乗かごと、乗かごを吊り
さげ駆動するロープとの間に介在するようにロープ取付
け金具に備えた弾性体よりもロープ側に設けた取付けブ
ラケットの両端に設置したことを特徴とするエレベータ
の案内装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記乗かご上部の前記
案内装置の前記取付けブラケットをほぼＵ字型としたエ
レベータの案内装置。 - 【請求項３】請求項１において、前記乗かごの前記案内
装置がガイドシューであるエレベータの案内装置。 - 【請求項４】請求項１において、前記乗かごの前記案内
装置がガイドローラであるエレベータの案内装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1637296A JPH09208154A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | エレベータの案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1637296A JPH09208154A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | エレベータの案内装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09208154A true JPH09208154A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11914479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1637296A Pending JPH09208154A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | エレベータの案内装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09208154A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6640935B1 (en) * | 1998-09-09 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Elevator having vibration damping to attenuate vibration transfer to an elevator cage |
| CN102887416A (zh) * | 2012-08-07 | 2013-01-23 | 苏州巨立电梯有限公司 | 一种具有减震机构的高速客梯 |
| CN104555644A (zh) * | 2015-01-08 | 2015-04-29 | 江西稀有稀土金属钨业集团有限公司 | 一种防坠落的箕斗尾绳悬挂装置及尾绳防坠方法 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP1637296A patent/JPH09208154A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6640935B1 (en) * | 1998-09-09 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Elevator having vibration damping to attenuate vibration transfer to an elevator cage |
| CN102887416A (zh) * | 2012-08-07 | 2013-01-23 | 苏州巨立电梯有限公司 | 一种具有减震机构的高速客梯 |
| CN104555644A (zh) * | 2015-01-08 | 2015-04-29 | 江西稀有稀土金属钨业集团有限公司 | 一种防坠落的箕斗尾绳悬挂装置及尾绳防坠方法 |
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