JPH09207639A - 車両用シート構造 - Google Patents

車両用シート構造

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JPH09207639A
JPH09207639A JP8022509A JP2250996A JPH09207639A JP H09207639 A JPH09207639 A JP H09207639A JP 8022509 A JP8022509 A JP 8022509A JP 2250996 A JP2250996 A JP 2250996A JP H09207639 A JPH09207639 A JP H09207639A
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橋本  学
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雅春 谷野
Sadao Ito
定夫 伊東
Haruo Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される側突荷重が座屈荷重よりも大きい
場合においても乗員の着座空間を確実に確保する。 【解決手段】 コネクティングロッド50の外周部には
パイプ状の補強部材52が配置されている。この補強部
材52の両端部にはプレート54が溶着されており、当
該プレート54を溶接ボルト58及びナット60により
ベースプレート26に固定している。更に、一対の締結
点の中点(荷重作用点)Pは補強部材52の図心Qより
も前方側に位置されている。従って、側突荷重が補強部
材52の座屈荷重よりも大きい場合には、補強部材52
は矢印R方向へ向けて座屈変形する。よって、フロント
シートに着座する乗員の着座空間を狭めることなく、確
実に当該着座空間を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アウタ側のリクラ
イニング装置とインナ側のリクライニング装置とを連結
して両者を連動させる連結部材と、この連結部材に近接
して配置されると共に両端部が各リクライニング装置の
構成部材に固定されるパイプ状の補強部材と、を含んで
構成される車両用シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の側面衝突(以下、適宜
「側突」と略す)に対する対策が種々講じられている。
車両用シートのシート構造の観点からは、シートバック
の骨格を構成するシートバックフレームやシートクッシ
ョンの骨格を構成するシートクッションフレームの板厚
を厚くして高強度にしたり、側突荷重に対する支持強度
を向上させるべく複数のリインフォースメントを追加す
る等の対策が採られていることが多い。しかしながら、
このような手法による場合には、板厚の増加及び部品点
数の増加を伴うため、車両用シートの重量が増加する等
の不利がある。
【0003】そこで、このような重量増加等の不利を極
力避けながら、側突対策を成立させる手法として、パイ
プ状の部材をシート幅方向に沿って配設する構成が既に
案出されている(一例として、特開平6−1174号公
報参照)。以下、この公報に開示された構成について説
明する。
【0004】図11には、運転席用のフロントシート1
00の概略正面図が示されている。この図に示される如
く、フロントシート100は、シートクッション102
と、このシートクッション102の後端部に起立状態で
配置されてリクライニング装置104によって傾倒可能
とされたシートバック106と、シートバック106の
上端部に上下方向に調節可能に配設されたヘッドレスト
108と、によって構成されている。
【0005】シートクッション102の下端部には、シ
ートスライド装置110が配設されている。シートスラ
イド装置110は、フロアパネル112にブラケット1
14を介して固定されたロアレール116と、シートク
ッション102の下端部に配設されロアレール116に
嵌挿されるアッパレール118と、から成る。これによ
り、フロントシート100は、前後方向にスライド可能
とされるものの、車両幅方向には不動に支持されてい
る。
【0006】一方、シートバック106内には、枠状に
組まれてシートバック106の骨格を構成するシートバ
ックフレーム120が配設されている。シートバックフ
レーム120の下端部120Aには、単一かつパイプ状
の補強部材122が一対のブラケット124を介して配
設されている。この補強部材122はシートバック10
6の幅方向に沿って配置されており、その両端部には円
板状の荷重入力部126及び荷重出力部128が取り付
けられている。これらの荷重入力部126及び荷重出力
部128は、シートクッション102の後端部両側に配
置されてリクライニング装置104の一部を構成するリ
クライニングロアアーム130に近接して(所定の間隔
を開けて)配置されている。
【0007】上記構成によれば、図12に示される如
く、正規位置(二点鎖線図示位置)における車両のサイ
ドドア132に、別の車両134のフロントバンパ13
6が当接すると、サイドドア132は車室内側(二点鎖
線図示位置から一点鎖線図示位置側)へ変形する。この
ため、サイドドア132のインナパネルがフロントシー
ト100のリクライニング装置104の外端部に当接
し、リクライニングロアアーム130が変位して荷重入
力部126に当接する。これにより、補強部材122が
コンソールボックス138側へ変位して、荷重出力部1
28が他方のリクライニングロアアーム130に当接す
る。このようにして側突荷重は減殺されながら補強部材
122を介してコンソールボックス138側、更には助
手席用のフロントシート側へと伝達され、最終的にはフ
ロアパネル112に伝達されて吸収される。その結果、
フロントシート100のシート幅方向への潰れが防止さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、荷重入力部
126を介して補強部材122に入力される側突荷重が
補強部材122の座屈荷重を越えるような場合には、補
強部材122がその中央部にて大きく屈曲する可能性が
ある。しかしながら、上記構成では、補強部材122の
変形方向が特定されていないため、場合によっては補強
部材122が乗員側へ向けて変形し、乗員の着座空間を
狭めるおそれがある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、入力される側
突荷重が座屈荷重よりも大きい場合においても乗員の着
座空間を確実に確保することができる車両用シート構造
を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、アウタ側のリクライニング装置とインナ側のリクラ
イニング装置とを連結して両者を連動させる連結部材
と、この連結部材に近接して配置されると共に、両端部
が各リクライニング装置の構成部材に固定されるパイプ
状の補強部材と、を含んで構成される車両用シート構造
であって、側面衝突時に入力される側突荷重が補強部材
の座屈荷重よりも大きい場合に、当該補強部材を乗員の
着座空間を狭める方向以外の方向へ変形させる変形方向
制御手段を設けた、ことを特徴としている。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の発明において、前記補強部材を前記連結部材の外周部
に配置した、ことを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記補強部材の両端部
に、当該補強部材の軸方向に対して略直交する方向へ延
出されかつ前記各リクライニング装置の構成部材に固定
される取付部をそれぞれ設けた、ことを特徴としてい
る。
【0013】請求項4記載の本発明は、請求項3に記載
の発明において、前記取付部に作用する側突荷重の荷重
入力点が前記補強部材の中心よりも乗員側に位置するよ
うに当該取付部を固定することで、前記変形方向制御手
段を構成した、ことを特徴としている。
【0014】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の発明において、前記補強部材
の車両前後方向の曲げ剛性よりも車両上下方向の曲げ剛
性の方が小さくなるように当該補強部材の断面形状を設
定することで、前記変形方向制御手段を構成した、こと
を特徴としている。
【0015】請求項1記載の本発明によれば、側面衝突
時になると、連結部材の両端部が各リクライニングの構
成部材に固定されていることから、このときの側突荷重
が補強部材に入力される。この場合、入力される側突荷
重が補強部材の座屈荷重よりも大きい場合には、補強部
材は座屈変形することになる。ここで、本発明では、変
形方向制御手段を設けているため、補強部材は乗員の着
座空間を狭める方向以外の方向へ座屈変形する。
【0016】なお、補強部材に入力される側突荷重が補
強部材の座屈荷重よりも小さい場合には、補強部材は座
屈変形することなく当該側突荷重を支持するので、乗員
の着座空間は何ら狭められることはない。
【0017】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
に記載の発明において、パイプ状の補強部材を連結部材
の外周部に配置したので、補強部材が連結部材の保護部
材としても機能する。
【0018】さらに、本発明によれば、連結部材の外周
部にパイプ状の補強部材を配置する構造を採るため、連
結部材と補強部材とを同軸的に配置しない構成を採った
場合に比し、省スペース化を図ることが可能となる。
【0019】請求項3記載の本発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、補強部材の軸方向
に対して略直交する方向へ延出されかつ各リクライニン
グ装置の構成部材に固定される取付部を補強部材の両端
部にそれぞれ設けたので、取付部を備えず補強部材の両
端部を各リクライニング装置の構成部材に溶接等により
直接的に固定する場合に比し、取付有効面積が増加す
る。このため、車両用シートのシート剛性が高くなる。
【0020】請求項4記載の本発明によれば、請求項3
に記載の発明において、取付部に作用する側突荷重の荷
重入力点が補強部材の中心よりも乗員側に位置するよう
に取付部をリクライニング装置の構成部材に固定するこ
とで、変形方向制御手段を構成したので、側突荷重の荷
重入力点を決定する取付部の固定点の位置を当該取付部
の形状等を変更することで任意に選択することができ
る。このため、側突荷重の荷重入力点の位置設定の自由
度を高めることができる。
【0021】請求項5記載の本発明によれば、請求項1
乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、補強部
材の車両前後方向の曲げ剛性よりも車両上下方向の曲げ
剛性の方が小さくなるように当該補強部材の断面形状を
設定することで、変形方向制御手段を構成したので、補
強部材の曲げ剛性を決定する補強部材の断面形状を任意
に選択することにより、補強部材の車両前後方向及び車
両上下方向の曲げ剛性の設定の自由度を高めることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕以下、図1〜図7を用いて、本発明
の第1の実施形態について説明する。なお、これらの図
において適宜示される矢印FRは車両前方側を示し、矢
印UPは車両上方側を示し、矢印INは車両室内側を示
している。また、この第1の実施形態が、請求項1乃至
請求項4に記載の一実施形態に相当する。
【0023】図5及び図7には、本発明が適用されたフ
ロントシート10の概略側面図が示されている。これら
の図に示されるように、フロントシート10は、乗員が
着座するシートクッション12と、このシートクッショ
ン12の後端部に起立状態で配置され乗員の背もたれと
して使用されるシートバック14と、このシートバック
14の上端部に上下調節可能に設けられたヘッドレスト
16と、によって構成されている。
【0024】図3には上述したフロントシート10の下
部構造が組付状態で示されており、又図4には当該下部
構造の一部分解斜視図が示されており、更に図2には図
5の2−2線に沿う縦断面構造が示されている。これら
の図に示されるように、シートクッション12の下方に
は、断面略コ字形とされた一対のロアレール18が前後
に配置されたブラケット20、22を介してフロアパネ
ルに固定されている。これらのロアレール18には、断
面略ハット形状とされたアッパレール24が前後方向に
スライド可能に挿嵌されている。各アッパレール24の
上端面には、アッパレール24に沿って車両前後方向を
長手方向としかつ断面略L字形に形成されたベースプレ
ート26がボルト及びナットによりそれぞれ固定されて
いる。なお、ベースプレート26の後端部26Aは、車
両上方側(シートバック14側)へ延出されている。
【0025】上述したアウタ側のベースプレート26の
後端部26Aにはアウタ側リクライニング装置28が配
設されており、又インナ側のベースプレート26の後端
部26Aにはインナ側リクライニング装置30が配設さ
れている。なお、アウタ側リクライニング装置28及び
インナ側リクライニング装置30は基本的には同一構成
であるので、以下の説明においては、必要に応じてイン
ナ側リクライニング装置30についても触れるが、基本
的にはアウタ側リクライニング装置28の構成について
説明する。
【0026】アウタ側のベースプレート26の後端部2
6Aの略中央部には円筒状のボス部32が一体に形成さ
れており、このボス部32にはヒンジピン34の主軸部
34Aが軸支されている。ヒンジピン34は、主軸部3
4Aと、この主軸部34Aの内端側に同軸的に形成され
かつ周面にセレーションが形成された嵌合部34Bと、
主軸部34Aの中間部に同軸的に形成されたカム部34
Cと、を含んで構成されている。なお、ヒンジピン34
は駆動装置36から駆動力を受けて軸線回りに回転する
ようになっている。駆動装置36の構成の一例を簡単に
説明すると、駆動装置36は、ハウジング38と、この
ハウジング38内に収容されると共に図示しないリクラ
イニングスイッチを操作することにより駆動回転するリ
クライニングモータと、リクライニングモータの駆動力
を受けて回転するドライブギヤと、このドライブギヤと
噛み合うと共にヒンジピン34の外端部に固定されかつ
ヒンジピン34を減速回転させるコネクティングギヤ
と、を含んで構成されている。
【0027】また、アウタ側のベースプレート26の後
端部26Aの外側には、平板状のロアギヤ40がリベッ
ト等の締結具42(図3、図4参照)により固定されて
いる。ロアギヤ40の中央部には円筒状のボス部40A
が一体に形成されており、このボス部40A内に軸受部
材43を介してヒンジピン34の主軸部34Aが挿入さ
れている。また、ロアギヤ40のボス部40Aを含む周
囲部は有底円筒状に後端部26A側へ打ち出されてお
り、その外周部には外歯44が一体に形成されている。
【0028】また、ベースプレート26の後端部26A
とロアギヤ40との間には、アッパギヤ46が配置され
ている。このアッパギヤ46はシートバック14に固定
されており、その中央部には円筒状のボス部46Aが一
体に形成されている。このボス部46A内には、軸受部
材47を介してヒンジピン34のカム部34Cが挿入さ
れている。また、アッパギヤ46のボス部46Aを含む
周囲部は有底円筒状に後端部26A側へ打ち出されてお
り、その内周部には内歯48が一体に形成されている。
アッパギヤ46の内歯48はロアギヤ40の外歯44と
一部にて噛み合い可能とされていると共に、アッパギヤ
46の内歯48の歯数の方がロアギヤ40の外歯44の
歯数よりも一歯多くなるように歯数が設定されている。
従って、ヒンジピン34が軸線回りに回転するとカム部
34Cが偏心回転し、このカム部34Cによってアッパ
ギヤ46が半径方向外側への押圧力を受け、これにより
ロアギヤ40の内歯48に外歯44が一部にて噛み合い
ながらアッパギヤ46が前後方向へ揺動する。この結
果、リクライニング角度が変更される。
【0029】上述したアウタ側のヒンジピン34の嵌合
部34Bとインナ側のヒンジピン34の嵌合部34Bと
は、これらの嵌合部34Bにパイプ状のコネクティング
ロッド50がセレーション嵌合されることにより連結さ
れている。これにより、アウタ側リクライニング装置2
8とインナ側リクライニング装置30とがコネクティン
グロッド50を介して連結され、アウタ側リクライニン
グ装置28の駆動力がインナ側リクライニング装置30
に伝達されるようになっている。
【0030】ここで、図2〜図4に示されるように、上
述したコネクティングロッド50の外周部には、同軸的
にパイプ状の補強部材52が被嵌されている。補強部材
52の両端部には、プレート54がそれぞれ溶着されて
いる。このプレート54は、略三角形状の平板とされた
取付部54Aと、この取付部54Aの中央部から膨出さ
れた円筒状の支持部54Bと、によって構成されてい
る。支持部54Bの内径寸法は補強部材52の外径寸法
に一致されており、この支持部54B内に補強部材52
の端部が圧入又は挿入されている。さらに、取付部54
Aの両端部には、取付孔56がそれぞれ形成されてい
る。
【0031】上述したプレート54は、図1に示される
如く、ベースプレート26の後端部26Aの所定位置に
溶接ボルト58及びナット60によって固定されてい
る。具体的には、ベースプレート26の後端部26Aに
はその外側から一対の溶接ボルト58が固着されてお
り、これらの溶接ボルト58にプレート54の一対の取
付孔56(図4参照)をそれぞれ貫通させて、ナット6
0を溶接ボルト58に螺合させることによりプレート5
4がベースプレート26に固定されている。
【0032】さらに、図1に示される如く、上述したプ
レート54のベースプレート26への一対の締結点(溶
接ボルト58及びナット60による固定点)を結ぶ中点
Pが補強部材52の図心Qよりも車両前方側(乗員側)
に位置するように、プレート54のベースプレート26
への取付位置が設定されている。
【0033】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。側面衝突されると、まずサイドドアのドア
インナパネルがフロントシート10側へ変形して侵入し
てくる。このため、側突荷重は、ドアインナパネルを介
してフロントシート10のアウタ側の側部に入力され
る。この場合、本実施形態では、コネクティングロッド
50の外周部に同軸的に補強部材52を配置しているの
で、側突荷重が補強部材52の座屈荷重より小さい場合
には、補強部材52が突っ張ることにより側突荷重を支
持する。従って、補強部材52は座屈変形せず、フロン
トシート10の着座空間も何ら狭められることはない。
【0034】一方、側突荷重が補強部材52の座屈荷重
よりも大きい場合には、補強部材52は座屈変形するこ
とになる。この場合の補強部材52の挙動を以下に説明
する。まず、図6に示されるように、側突荷重はプレー
ト54を介してベースプレート26に入力され、その際
の反力(座屈荷重)Wがプレート54の取付部54Aを
介して補強部材52に作用する。この取付部54Aは一
対の溶接ボルト58及びナット60によってベースプレ
ート26に固定されていることから、プレート54の取
付部54Aへの荷重入力点としてはプレート54の一対
の締結点の中点Pで代表することができる。これに対
し、補強部材52の図心Qは荷重入力点(中点)Pに対
してδだけオフセットされているため、補強部材52の
端部には所定の曲げモーメントM(=W×δ)が作用す
る。従って、補強部材52は、曲げモーメントMの作用
方向、即ち車両上方かつ車両斜め後方である矢印R方向
(図1及び図7にも図示)へ向けて座屈変形することに
なる。この結果、本実施形態によれば、入力される側突
荷重が補強部材52の座屈荷重よりも大きい場合におい
ても、フロントシート10に着座する乗員の着座空間を
狭めることなく、確実に当該着座空間を確保することが
できる。
【0035】また、本実施形態によれば、補強部材52
の両端部に固着されるプレート54への荷重入力点(中
点)Pが補強部材52の図心Qよりも車両前方側(乗員
側)に位置するように、プレート54のベースプレート
26への固定位置を設定することで、補強部材52の座
屈変形方向を制御する構成であるため、側突荷重の荷重
入力点Pを決定するプレート54の荷重入力点(固定
点)を、当該プレート54の取付部54Aの形状等を変
更することで任意に選択することができる。このため、
側突荷重の荷重入力点Pの位置設定の自由度を高めるこ
とができる。従って、補強部材52の座屈変形方向(矢
印R方向)のチューニングの容易化を図ることができ
る。
【0036】以上が本実施形態の基本的な作用並びに効
果であるが、本実施形態によれば更に以下の作用並びに
効果が得られる。
【0037】第1に、本実施形態によれば、アウタ側リ
クライニング装置28とインナ側のリクライニング装置
30とを連結して両者を連動させるコネクティングロッ
ド50の外周部にパイプ状の補強部材52を同軸的に設
けているため、コネクティングロッド50が補強部材5
2によって保護される。このため、正突時に作用する正
突荷重及び後突時に作用する後突荷重によってコネクテ
ィングロッド50が車両後方又は車両前方へ変形するの
を防止することができる。
【0038】第2に、本実施形態によれば、前述した如
く、コネクティングロッド50の外周部にパイプ状の補
強部材52を同軸的に設ける構造を採っているので、コ
ネクティングロッド50と補強部材52とを同軸的に配
置しない構成(例えば、オフセット配置等)を採った場
合に比し、省スペース化を図ることができる。このた
め、リヤ席に着座する乗員の足だまりを悪化させずに済
む。別言すれば、リヤ席に着座する乗員のフロントシー
ト10のシートクッション12の下方空間への足入れ性
を阻害せずに済む。
【0039】第3に、本実施形態によれば、補強部材5
2の両端部にプレート54を固着し、このプレート54
の取付部54Aを介して、アウタ側リクライニング装置
28及びインナ側リクライニング装置30の各ベースプ
レート26の後端部26Aに補強部材52を固定する構
造であるため、フロントシート10のシート剛性を向上
させることができる。従って、フロントシート10に着
座する乗員の乗り心地性を向上させることができる。 〔第2の実施形態〕以下、図8〜図10を用いて、本発
明の第2の実施形態について説明する。なお、この第2
の実施形態が、請求項1乃至請求項5に記載の一実施形
態に相当する。また、第1の実施形態と同一構成部分に
ついては、同一番号を付してその説明を省略する。
【0040】図8及び図9に示されるように、この実施
形態では、コネクティングロッド50の外周部に配置さ
れるパイプ状の補強部材62の断面形状が車両前後方向
を長軸方向とする略楕円形状とされている。これに対応
して、補強部材62の両端部に固着されるプレート64
の形状も変更されている。具体的には、プレート64
は、略菱形平板状の取付部64Aと、この取付部64A
の中央部から膨出されると共に補強部材62の端部が圧
入又は挿入される略楕円筒状の支持部64Bと、によっ
て構成されている。なお、プレート64は、取付部64
Aの両端部にて溶接ボルト58及びナット60によりベ
ースプレート26の後端部26Aに固定されている。
【0041】ここで、一般に、長柱の座屈荷重は、オイ
ラーの公式{σ=nπ2 E/(L/k)2 但し、(L
/k)は細長比}から下記の如く導かれる。
【0042】
【式1】座屈荷重W=n×π2 × E×IZ /L2 但し、n;端末条件係数(両端とも回転端の場合はn=
1、両端とも固定端の場合はn=4) E;ヤング率 IZ ;断面二次モーメント E×IZ ;曲げ剛性 L;柱の長さ 上記式1から、座屈荷重Wは、曲げ剛性(E×IZ )に
比例し、当該曲げ剛性が小さい方向へ座屈することが判
る。
【0043】この点を踏まえて本実施形態の構成を観た
場合、図9より補強部材62の断面二次モーメントI
は、y軸についてのIy の方がx軸についてのIx より
も大きいことが判る(即ち、Iy >Ix )。従って、補
強部材62は、車両上方かつ車両斜め後方である矢印R
方向(図10にも図示)又は車両下方かつ車両斜め前方
である矢印R’方向へ向けて座屈変形することになる。
この結果、入力される側突荷重が補強部材62の座屈荷
重よりも大きい場合においても、フロントシート10に
着座する乗員の着座空間を狭めることなく、確実に当該
着座空間を確保することができる。
【0044】また、本実施形態によれば、補強部材62
の車両前後方向の曲げ剛性よりも車両上下方向の曲げ剛
性の方が小さくなるように、補強部材62の断面形状を
設定することで、補強部材62の座屈変形方向を制御す
る構成であるため、補強部材62の曲げ剛性を決定する
補強部材62の断面形状を任意に選択することにより、
補強部材62の車両前後方向及び車両上下方向の曲げ剛
性の設定の自由度を高めることができる。従って、補強
部材62の座屈変形方向(矢印R方向又は矢印R’方
向)のチューニングの容易化を図ることができる。
【0045】さらに、本実施形態においても、コネクテ
ィングロッド50の外周部にパイプ状の補強部材62を
同軸的に設けてプレート64を介して固定する構成であ
るため、前述した第1実施形態における第1〜第3の効
果も同様に得られる。
【0046】なお、本実施形態では、断面形状が略楕円
形状とされた補強部材62を用いたが、車両前後方向の
曲げ剛性よりも車両上下方向の曲げ剛性の方が小さくな
るような断面形状であればよく、例えば矩形状断面等の
補強部材を用いてもよい。
【0047】また、本実施形態では、車両前後方向の曲
げ剛性よりも車両上下方向の曲げ剛性の方が小さくなる
ように断面形状が設定された補強部材62を用いること
で、補強部材62の座屈変形方向を制御する構成を採っ
たが、この構成と前述した第1実施形態の構成とを組み
合わせた構成を採ってもよい。
【0048】さらに、上述した実施形態では、プレート
54、64を補強部材52、62とは別部品で構成して
プレート54、64を補強部材52、62の両端部に溶
接する構成を採ったが、これに限らず、プレート54、
64に相当する取付部を補強部材に一体に形成する構成
を採ってもよい。例えば、補強部材の両端部に90度間
隔で軸方向に延びるスリットを複数本形成しておき、こ
れらのスリットにより形成された四片を径方向外側へ屈
曲させることで取付部を構成してもよい。
【0049】また、上述した実施形態では、プレート5
4の一対の締結点を結ぶ中点Pが補強部材52の図心Q
よりも車両前方側に位置するようにプレート54のベー
スプレート26への取付位置を設定する構成(第1実施
形態)又は車両前後方向の曲げ剛性よりも車両上下方向
の曲げ剛性の方が小さくなるように補強部材62及びプ
レート64の支持部64Bの断面形状を設定する構成
(第2実施形態)を採ったが、請求項1記載の発明との
関係では、これらの構成に替えて、補強部材の長手方向
中間部付近にスリット、薄肉部、孔、リブ、ビード等を
設けることで低剛性部又は高剛性部を意図的に設けるこ
とにより、補強部材の変形方向を制御するようにしても
よい。但し、前述した如く、補強部材には、ある程度の
側突荷重に対しては、アウタ側リクライニング装置28
及びインナ側リクライニング装置30間で突っ張ること
で当該側突荷重を支持することが求められるので、この
点を考慮すると、均一断面を有する前述した第1の実施
形態、第2の実施形態の方が優れているといえる。
【0050】さらに、上述した実施形態では、補強部材
52、62をコネクティングロッド50の外周部に同軸
的に配置したが、必ずしも補強部材52、62をコネク
ティングロッド50の外周部に同軸的に配置する必要は
なく、補強部材52、62をコネクティングロッド50
に近接して配置する構成を採ってもよい。
【0051】また、上述した実施形態では、補強部材5
2、62の両端部にプレート54、64を固着すること
で取付部としたが、この取付部は必ずしも必要ではな
く、補強部材52、62の両端部をアウタ側リクライニ
ング装置28及びインナ側リクライニング装置30の各
構成要素に溶接等により直接取り付けるようにしてもよ
い。なお、このようにした場合、補強部材52について
は円形断面であることから、単純に溶接等により固着す
ると、前述した第1実施形態の作用・効果が得られなく
なる。従って、この場合には、補強部材52の両端部を
バルジ加工等により径方向へ膨らませ、かつ、その際に
補強部材52に対する荷重入力点が図心から乗員側へオ
フセットするような膨らみ形状とした上で、溶接等によ
り固着すればよい。
【0052】さらに、上述した実施形態では、補強部材
52、62の両端部(プレート54、64)をベースプ
レート26の後端部26Aに固定する構成を採ったが、
必ずしも当該両端部をベースプレート26の後端部26
Aに固定する必要はなく、アウタ側リクライニング装置
28及びインナ側リクライニング装置30の各構成要素
(アッパギヤ46、ロアギヤ40等)に固定する構成で
あればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る車両用シート構造は、側面衝突時に入力される
側突荷重が補強部材の座屈荷重よりも大きい場合に、当
該補強部材を乗員の着座空間を狭める方向以外の方向へ
変形させる変形方向制御手段を設けたので、補強部材は
乗員の着座空間を狭める方向以外の方向へ座屈変形し、
これにより入力される側突荷重が座屈荷重よりも大きい
場合においても乗員の着座空間を確実に確保することが
できるという優れた効果を有する。
【0054】請求項2記載の本発明に係る車両用シート
構造は、請求項1に記載の発明において、補強部材を連
結部材の外周部に配置したので、連結部材を補強部材に
よって保護することができ、これにより正突時に作用す
る正突荷重及び後突時に作用する後突荷重によって連結
部材が車両後方又は車両前方へ変形するのを防止するこ
とができるという優れた効果を有する。
【0055】さらに、本発明によれば、連結部材の外周
部にパイプ状の補強部材を配置したので、連結部材と補
強部材とを同軸的に配置しない構成を採った場合に比
し、省スペース化を図ることができ、これによりリヤ席
に着座する乗員の足だまりが悪化しないという優れた効
果を有する。
【0056】請求項3記載の本発明に係る車両用シート
構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
補強部材の両端部に、当該補強部材の軸方向に対して略
直交する方向へ延出されかつ各リクライニング装置の構
成部材に固定される取付部をそれぞれ設けたので、シー
ト剛性を高めることができ、これによりシートに着座す
る乗員の乗り心地性を向上させることができるという優
れた効果を有する。
【0057】請求項4記載の本発明に係る車両用シート
構造は、請求項3に記載の発明において、取付部に作用
する側突荷重の荷重入力点が補強部材の中心よりも乗員
側に位置するように当該取付部を固定することで、変形
方向制御手段を構成したので、側突荷重の荷重入力点の
位置設定の自由度を高めることができ、これにより補強
部材の座屈変形方向のチューニングの容易化を図ること
ができるという優れた効果を有する。
【0058】請求項5記載の本発明に係る車両用シート
構造は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明
において、補強部材の車両前後方向の曲げ剛性よりも車
両上下方向の曲げ剛性の方が小さくなるように当該補強
部材の断面形状を設定することで、変形方向制御手段を
構成したので、補強部材の車両前後方向及び車両上下方
向の曲げ剛性の設定の自由度を高めることができ、これ
により補強部材の座屈変形方向のチューニングの容易化
を図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るフロントシート構
造の要部を示す図2の1−1線に沿う拡大断面図であ
る。
【図2】フロントシートの下部構造を示す図5の2−2
線に沿う拡大断面図である。
【図3】図2に示されるフロントシートの下部構造を組
付状態において示す斜視図である。
【図4】図3に示されるフロントシートの下部構造にお
いてコネクティングロッド及び補強部材を分離して示す
斜視図である。
【図5】図1に示されるフロントシートの概略側面図で
ある。
【図6】第1実施形態の作用を説明するための説明図で
ある。
【図7】補強部材の座屈変形方向を乗員との関係で示す
フロントシートの概略側面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るフロントシート構
造の要部を示す図1に対応する拡大断面図である。
【図9】第2実施形態の作用を説明するための図6に対
応する説明図である。
【図10】補強部材の座屈変形方向を乗員との関係で示
す図7に対応するフロントシートの概略側面図である。
【図11】従来例に係る車両用シート構造を示すフロン
トシートの正面図である。
【図12】図11に示されるフロントシート構造を採用
した場合の作用を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 フロントシート(車両用シート) 28 アウタ側リクライニング装置 30 インナ側リクライニング装置 50 コネクティングロッド(連結部材) 52 補強部材 54 プレート(取付部、変形方向制御手段) 58 溶接ボルト(変形方向制御手段) 60 ナット(変形方向制御手段) 62 補強部材 64 プレート(取付部、変形方向制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷野 雅春 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊東 定夫 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 加藤 治男 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタ側のリクライニング装置とインナ
    側のリクライニング装置とを連結して両者を連動させる
    連結部材と、 この連結部材に近接して配置されると共に、両端部が各
    リクライニング装置の構成部材に固定されるパイプ状の
    補強部材と、 を含んで構成される車両用シート構造であって、 側面衝突時に入力される側突荷重が補強部材の座屈荷重
    よりも大きい場合に、当該補強部材を乗員の着座空間を
    狭める方向以外の方向へ変形させる変形方向制御手段を
    設けた、 ことを特徴とする車両用シート構造。
  2. 【請求項2】 前記補強部材を前記連結部材の外周部に
    配置した、 ことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート構造。
  3. 【請求項3】 前記補強部材の両端部に、当該補強部材
    の軸方向に対して略直交する方向へ延出されかつ前記各
    リクライニング装置の構成部材に固定される取付部をそ
    れぞれ設けた、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用
    シート構造。
  4. 【請求項4】 前記取付部に作用する側突荷重の荷重入
    力点が前記補強部材の中心よりも乗員側に位置するよう
    に当該取付部を固定することで、前記変形方向制御手段
    を構成した、 ことを特徴とする請求項3に記載の車両用シート構造。
  5. 【請求項5】 前記補強部材の車両前後方向の曲げ剛性
    よりも車両上下方向の曲げ剛性の方が小さくなるように
    当該補強部材の断面形状を設定することで、前記変形方
    向制御手段を構成した、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の車両用シート構造。
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